JP3591903B2 - 出版物のピッキング計量検品システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は雑誌・書籍等出版物のごとき商品流通過程において末端販売店用に多種にわたる注文商品を用意・発送するためのピッキング検品システムに関し、特に計量器を用いて効率的に所定数量のピッキング作業を行うようにしたピッキング計量検品システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、商品流通過程においては各メーカーや問屋等から各種の商品が集められた後、実際に販売に供される各末端販売店毎に注文された商品を宛先毎に用意し(ピッキング)注文先に発送している。例えば、雑誌・書籍等であれば出版会社から、販売会社(いわゆる取次店)に入り、そこで書店別、販売店別に注文表別にピッキングし配送している。
【0003】
この間の作業は永い間、床面または棚においた多種の雑誌・書籍群から注文伝票を手にした作業員により必要なものを集める作業、いわゆる種まき作業により配送先別に仕分けされていた。このような作業は多数の人員を必要とし、改善が望まれていた。また、誤配送する事故も生じ易く販売会社の信用問題となる場合もありこの面でも改善が望まれている。
【0004】
このような状況の改善に、コンピュータを用いた集中管理システムが提案され既に使用されている。
この種のピッキング検品システムには、例えば特開平4−159901号公報に開示されたピッキング指示装置がある。この提案では、多段設けられた傾斜した棚板の前面位置を物品ケースの収容位置とし空になった物品ケースを取り除くと後方の新しいケースが傾斜により前に出てくる流動棚を用い、外部からの物品取り出し要求に基づいて、各物品収容位置に対応して設けられた複数の表示器に所定数量を表示することで、取り出すべき物品の収容位置と取り出し数量とを作業者に自動的に表示させるようになっており、作業効率が上がると評価されている構成を採用している。該提案は、特に表示数量を暫時保持させることにより効率をさらに上げることを提案するものである。この提案に限らず、コンピュータを用いた集中管理システムに関しては既に各部について多くの提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、こうしたコンピュータを用い集中管理された雑誌・書籍等出版物のピッキング検品システムに関するもので、従来のものに比して更に多種の物品を扱うことが可能で作業効率も一段と良いピッキング計量検品システムを提供することを目的としている。また、ピッキングミスを減少させることができるピッキング計量検品システムを提供することも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1は、宛名情報とピッキングすべき品種毎の数量及び総重量を含むピッキング情報を記憶するID記録体(4) を備えたパレット(3)と、このパレット(3)を循環搬送するコンベヤ(1)と、コンベヤ(1)の最上流に配置され、かつ予めホストコンピュータに入力しておいたピッキング情報を読み取るワークステーション(12)と、ワークステーション(12)に配置されてパレット(3)のID記録体(4)にピッキング情報を非接触で書込むID情報記録装置(13)と、コンベヤ1に沿って途中に配置された複数のピッキングベイ(21)とからなるピッキングラインであって、各ピッキングベイ(21)またはピッキングベイ直前のコンベヤ路には、ID記録体 (4) に書込まれたピッキング情報を非接触で読取るID情報読取装置(23)と、当該ベイに達したパレット (3) から読み取られ照査された前記ピッキング情報に基づき当該ベイが指定されている場合のみ当該パレット (3) を停止させるパレット停止手段 (28) とを設け、さらに、各ピッキングベイ(21)には、読取ったピッキング情報に基づき複数の物品の取り出し位置に対応して設けられてそれぞれが物品毎のピッキングすべき数量を表示する複数の数量表示器(24)と、ピッキングした各物品の総重量を計測する重量計測装置(25)と、前記ピッキング情報に基づき得られる当該ベイにてピッキングすべき物品の総重量値と前記重量計測装置 (25) の出力とを比較し両者の差が一定範囲内であるか否かを判定する判定表示器(27)とを具えている、ことを特徴とする出版物のピッキング計量検品システムである。
請求項2は、請求項1の発明において、前記ピッキングベイ (21) は、重量計測装置 (25) に隣接する位置に、先にピッキングして重量計測中の物品に続いてピッキングした物品を仮に載置する取置台 (26) を有していることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
各発明とも、コンベヤで構成される循環路を、ID記録体を備えたパレットがアキュームレート機能のあるコンベヤにより搬送される。予めホストコンピュータに入力しておいたピキング情報を、コンベヤ最上流部のID情報記録装置で各パレットのID記録体にパレット番号とともに非接触で書き込み(上書き)が行われる。各パレットはコンベヤに搬送されて必要なピッキングベイにて停止しID情報読取装置によりピッキング情報が読取られ、この情報に基づきピッキングすべき各物品の数量が数量表示器に表示される。作業者は、この数量表示に基づきピッキング作業を行う。
【0011】
ピッキングされた物品(出版物)は、計測機付き置台である重量計測装置に載置する。ピッキングされた品種毎の物品、或いは全ピッキング物品群の重量が重量計測装置の計測値とピッキング情報にて知られる予定総重量値とが比較される。両者の差が一定範囲内であればその旨が判定表示器で表示されるので、作業者はピッキングが完了したことを知る。数量の過不足が有る旨が表示された場合、すなわちNGが表示されたときは、ピッキング内容を点検し過不足を修正したのちに再度重量を判定し終了ボタンを押してピッキング物品をコンベヤにより梱包工程に搬送する。
【0012】
【実施例】
以下、図面に基づき本発明の構成を具体的に説明する。
図1は本発明に係るピッキング計量検品システム(装置群)の概要を示す平面図、図2は本実施例システムにおける作業の一例を示すフローチャート、図3はパレットの一例を示す平面図である。
【0013】
図1のピッキング計量検品システムは屋内に設けられており、図中で左右方向に延び右端(始端部:10) から左端(終端部:40) まで左方向にパレット3を移送する送りコンベヤ1と、この送りコンベヤ1の下位の僅かにずれた位置にパレット3を返送するための戻しコンベヤ2が設置されている。両コンベヤに沿って途中には複数のピッキングベイ21及び背面ピッキングベイ31が配置されており、ピッキングベイ21の下流にはピッキングした物(出版物)を整理し押出すための終端部40が配置されている。
【0014】
前記コンベヤはアキュームレート機能のあるパレット搬送用のローラコンベヤで、各ピッキングベイ21の長手方向に沿って配置され、かつ各ベイ21の直前にパレット停止手段28を有している。送りコンベヤ1はピキング時の作業台としての機能を具えたもので、コンベヤフレームをベイの前端から作業者側に迫り出させてコンベヤフレームの下部に空間を作ることによりピッキング時の作業性を良くしている(図7、8)。
【0015】
図3は、本システムで用いられるパレット3を示す平面図である。このパレット3は、合成樹脂製の板状体で上面にピッキングされた物品をのせてコンベヤ上を移動する。パレット3には、後述するピッキング情報を非接触で記録或いは更新することができるID記録体4が具備されている。すなわち、パレットの底面側から例えば能動トランスポンダ(応答器)等のID記録体4が取付けられている。また、宛名紙17を着脱容易に保持する宛名紙ホルダ3aが上面に備えられている。
【0016】
各ピッキングベイ21前方の作業台にあたるコンベヤ路には、前述のように、パレット3を停止させるパレット停止手段28を有しており、当該ベイに達したパレットの前記ピッキング情報に基づき当該ベイが指定されている場合にのみ当該パレットを前記パレット停止手段28により停止させる。また、ピッキングベイ21は、ピッキングされた物品(出版物)を一時載置する計測機付き置台である重量計測装置25と、重量計測装置25に隣接する位置に、先にピッキングして重量計測中の物品に続いてピッキングした物品を仮に載置する取置台26を有している。
【0017】
図4は送りコンベヤ1最上流の始端部分10を示す平面図である。この始端部分10には、下段の戻りコンベヤ2で搬送されて始端まで戻ってきた空のパレット3を持ち上げるパレットリフタ11、送りコンベヤ1上のパレットのID記録体4に下方からピッキング情報を書き込むめのID情報記録装置13が設けられとともに、ID情報記録装置13の制御をはじめ各ピッキングベイとの情報の入出力(通信)等、ピッキング作業全体を管理するための制御装置であるワークステーション12が設けられている。
【0018】
このワークステーション12は、全体の管理を行う中央装置(ホストコンピュータ)30に通信回線で接続されていてピッキングを指示するための基礎データや指令を受け取り、これに従ってピッキング計量検品システムの各装置を制御する。なお、ホストコンピュータ30は、同様のピッキング計量検品システムを複数一括して管理することができる。図示例は1ラインのみを示したが多数並置することができる。
【0019】
ワークステーション12をもつコンベヤの始端部分10にはその他、パレット3の搬送を開始させるためのフットスイッチ14、作業進捗ボード15及びパレットの満杯を表示する表示器16が設けられている。また、ピッキング物品の梱包物に付すための宛名紙17が備えてある(図4)。
【0020】
送りコンベヤ1に沿って途中には、図5ないし図8に示す如き複数のピッキングベイ21と図11(平面図)に示すピッキングベイ31が連続して順に配置されていて、それぞれのピッキングベイにつき1名の作業者がピッキング作業にあたる。
各ピッキングベイ21は、ピッキングすべき複数種の物品(出版物)を保管する多段多列(図示例では上段6列、下段4列)のフローラック22を主体に構成され、送りコンベヤ1の下方にID記録体4の保持するピッキング情報を読取るためのID情報読取装置23がある。また、フローラック22の棚間口に、ピッキング情報に基づき物品毎のピッキングすべき数量を表示する数量表示器24とを備えている。
【0021】
図9は、数量表示器24の一例を示す正面図である。この数量表示器24は、ピッキングが必要な数量を、束単位(同じ出版物の多数、例えば10冊ないし20冊をひとまとめに結束したもの)で必要数を表示する表示部24a と1冊単位(バラ)で必要数を表示する表示部24b とを有している。各表示器、表示部はコックピットの各種計器類のように作業者が見やすいように、それぞれ傾けた状態に取り付けられている。
【0022】
更にピッキングベイ21にはピッキングした各物品の総重量を計測する重量計測装置25と、前記ピッキング情報に基づき得られる当該ベイにてピッキングすべき物品の算出総重量と前記重量計測装置25の出力値(計測重量)を比較し両者の差が一定範囲内であるか否かを判定する判定表示器27、物品の補充を促す表示ランプ33が具備されており、上述各部を制御するためのホストコンピュータ30(図1)を備えている。
【0023】
このほか、ピッキングベイ21の前面には、図6及び図10(a) の正面図に示すような作業者により操作される作業ガイド用の操作パネル29が備え付けられており、作業の終了伝達やパレットの移動操作指示等を受け付ける。なお、この操作パネル29は、操作部表示機能も備えており図10(b) にて示すように操作釦部29a に必要な情報を表示する。操作パネル29からの信号はホストコンピュータに入力される。
【0024】
最後尾のピッキングベイ31は、1パレットにつき極めて稀に少量しかピッキングしない品種に対応すべく設けられており、図11に示すように作業者の後方に他の各ピッキングベイより多くの棚が設けられおり1名の作業者が多くの品種についてピッキングを担当する。その他の構成は、前述したピッキングベイ21と同等で、やはりID情報読取装置23や重量計測装置25その他を備えている。
【0025】
コンベヤ1の終端部分40を図12の平面図に示す。この終端部分40は荷の調整と押出し(荷のみ押し出しパレットは戻る)作業用になっており、作業者が指定のピッキングが完了した荷PKを整えて封止し前述した宛名紙17を貼付し梱包装置へと続くコンベヤ42へと載せ替える。そして、各荷物PKは図1に示した梱包装置50により梱包された後、一定量がたまるとカゴ台車53?により所定の配送トラックへ積み込まれることになる。なお、図1中、51は梱包機、52はベルトコンベヤ、54はカウントダウン表示器であり、図12中、43は切り替わり表示及び送品票搭載指示表示用の表示器、44は調整・荷造り・押出し作業完了用押しボタンである。
【0026】
終端部分40で空になったパレット3は、空パレット返却用のパレットリフタ41により、自動的に送りコンベヤ1の下方で反対方向に移動する戻りコンベヤ2へと移される。こうして、空パレットは全て始端部分10へと回送されて循環使用される。
【0027】
以上説明した実施例のピッキング計量検品システムでは、各パレット3がID記録体4を具備している。また、個々のピッキングベイ21、31に重量計測装置25判定表示器27を備えていて作業者がピッキングを終了した物品の数量が指示通りであるか否かをID記録体4の保持するピッキング情報を基に検定し規定数量であった旨を表示するようになっており、これにより始めて当該ベイのピッキング作業の完了とする。これら両構成によりピッキング作業の高効率化と信頼性向上が達成できる。
【0028】
以下では、上述ピッキング計量検品システムの作用・各部所での具体的作業について簡略に説明する。
実施例のピッキング計量検品システムを用いたピッキング過程は、まず前処理としてホストコンピュータにより1サイクル分(例えば半日分など時間単位や、地域単位で集計された配送注文)のデータを処理することで始まる。
【0029】
例えば、雑誌や書籍のピッキングであれば、その日の配本情報がホストコンピュータに入力される。この情報をもとにピッキングライン(1ベルトコンベヤ)毎に、書店別、販売店別に各ピッキングラインが扱う雑誌・書籍の品目毎の数量が決定される。また、品目別に予め計測されて得られている1冊(1個)あたりの重量と数量を乗算してピッキングすべき総重量を算出し、更に各品目の総重量を加算することにより書店別、販売店別の総重量(判定重量値)が算出される。
【0030】
図13は、参考として示す前処理作業を説明するフローチャートである。図中DPS処理(デジタル・ピッキング・システム用処理)は、前述したシステムで行われるべき各種処理を意味する。全体の処理自体は、これまでに示されたシステム構成に従って自ずと決まる一般的なもので、理解も容易でありここでの説明は省略する。
【0031】
図14は参考として示す実施例システムでのピッキング作業(DPS)データ作成処理を具体的に説明するフローチャートである。図14中、処理概要を示すと下記のとおりである。
1.初期画面処理
受信データチェック済みのデータ一覧を表示して下記入力を行う。(アイテム数表示)
(1)処理対象データ選択(一覧表示NO.の入力)。
(2)DPSコンベヤ切り分け及びDPS作業順パターンNO.
(3)DPS使用ライン数
(4)DPS使用ブロック数/棚ブロック使用可不可
(5)付録割付区分
2.ライン、作業順決定
業者(輸送3桁)単位での作業時間算出及び、上記(2)のパターンNO.により業者(輸送3桁)単位でのDPSライン及びコンベヤ切り分けとDPS各ライン毎の作業順を決定し、梱包集計一時ファイルへ出力する。
3.ライン、作業順確認
上記結果を業者(輸送3桁)単位1行として一覧表示し、その確認及び変更(コンベヤ、DPSライン及び作業順)入力を行う。
4.ブロック棚NO.決定
梱包集計一時ファイルよりDPS梱包集計データを更新(コンベヤ、DPSラインNO.DPS作業順NO.作業時間帯)し、DPS対象業者(輸送3桁)のみでのアイテム毎の書店数及びピッキング回数を求めそれによりDPSブロック、棚NO.を決定する。
5.ブロック、棚NO.確認
上記結果を一覧表示し、その確認及び変更(DPSブロック、棚NO.)入力を行う。
6.DPS作業データ作成
DPS対象業者(輸送3桁)のDPS送品データより、DPS作業データ及びDPS看板データを作成する。
注;品止め店については、看板データ作成処理対象外とし、作業データ作成処理対象とする。欠品アイテムについては、看板及び作業データ作成処理対象外とする。
7.割付(大分)表
上記で作成されたDPS作業データによりDPS割付(大分)表を出力する。
8.個数集計リスト
DPS梱包集計データによりDPS及びコンベヤ発送分の個数集計リストを出力する。
このようにして決定された、ピッキング情報(品種毎の数量及び総重量)はホストコンピュータ30から各ワークステーション12に通信により伝送される。
【0032】
各ピッキングラインでは、この情報を基にコンベヤに沿って配置されたピッキングベイ毎に表示されるピッキング指定に従いフローラック22からピッキングが行われ、ピッキングした雑誌・書籍の総重量を計測して正しい数量がピッキングされたかを照査することでピッキングベイ単位の正確なピッキングを行うことになる。
【0033】
伝送されたピッキング情報(品種毎の数量及び総重量)をワークステーション12に記憶しておく。ピッキング情報として品種毎の数量及び品種毎の単位重量を得た場合には、品種毎の総重量を算出して数量と対にして記憶しておく。また、直接、伝票等に基づきワークステーション12から入力してピッキング情報を入力する運用もできる。
【0034】
図15は、参考に示す始端部分(10)でのピッキング開始処理作業(初工程)を説明するフローチャート、図16は同じくピッキング開始処理作業(DPS初工程)の具体的操作を示すフローチャートである。図16中、各処理概要を示すと下記のとおりである。
1.次宛名上方表示確認
次処理分宛名情報を書店単位で表示(次処理分宛名が前回宛名の書店と異なる時のみ)し、次処理分宛名行へカーソルを位置付け、PF確認入力を行う。
表示宛名情報
[タイトル行]
・送品年月日、種別
・全梱包数、残梱包数、残梱包予定時間
・輸送コード、輸送名称
[明細行(1行単位)]
・書店コード、書店名称
・個口順NO.・個口数
・送品票在中指示(有り行のみ)→ブザー音
・品止め店指示 (有り行のみ)
・カゴ台車残梱包数(1で終了)
2.作業中断再開処理
作業中の中断再開キー押下時、現DPS作業を一時的に中断する。
中断中の中断再開キー押下時、現DPS中断作業を再開する。
3.検品誤差設定
ブロック毎の検品誤差変更入力を行う。ここで入力された誤差は、当処理以後に初工程を通過したデータについて有効とする。
4.データ重量設定
アイテム毎のデータ重量変更入力を行う。ここで入力された重量は、当処理以後に初工程を通過したデータについて有効とする。
5.IDタグ書き込み
到着パレットのIDタグへ確認されたカーソル行宛名情報(宛名識別コード)を書き込む。
6.DPS宛名データ設定
現カーソル行の処理宛名を初工程通過データとしてその情報をDPS制御送受信処理へ設定する。
7.作業終了処理
DPS作業終了及び作業ログ出力処理を行う。
【0035】
ピッキング作業が開始されると、ワークステーション12の制御下に、先ずコンベヤ始点にて空パレット供給リフタ11から空パレット3が供給され、記憶ピッキング情報に基づき、1つの書店(販売店)に対する宛名紙17がプリントアウトされる。作業員が、この宛名紙をパレット3にバインドし、フットスイッチ(パレットスタートペダル:14)を踏むことにより、パレット3が送りコンベヤ1上で移動を開始する。これと前後して、この情報はワークステ−ション12にてパレット下面のID記録体4に、パレットNo.が非接触で書き込まれる。
【0036】
パレット3が移動し、最初のピッキングベイ21に到達するとID情報読取装置23によってパレット下面のID記録体4よりパレットNo.が読み取られ、その情報はワークステ−ション12に送られ、当該ピッキングベイ21にピッキングすべき品種が有るか否かが即座に照査され、ピッキングが必要ならパレット停止手段28が作動して、該パレットはこのピッキングベイに停止する。ワークステ−ション12から冊数情報・重量情報等が送出され対応してピッキングベイ21の表示器(電光掲示板)が点灯表示される。もし到着ベイでのピッキングが不要と判定されればパレット3はそのまま通過し次のピッキングベイへと移動してゆく。
【0037】
必要なピッキングベイにパレット3が停止すれば、作業員が必要な物品(数量を含め)のピッキング作業を行う。この場合、ピッキング用フローラック22の前面の数量表示器24に数量(冊数)や書店コード表示がなされるから、作業員はこれらの電光掲示が点灯した間口の雑誌等を表示器に表示されている数量だけピッキングしていく。指定されたピッキングが全て終了すると、作業員はピッキングしたものを重量計測装置25に載せて判定表示器27に併設された計量開始ボタン(図10a参照)を押す。
【0038】
これに対応して計量が行われ、得られた計測重量が指定されたピッキングに対応し先に得られワークステ−ションに登録されている総重量値と照合・比較される。比較値が一定範囲の差で許容範囲内であれば、第3の表示器である判定表示器27に適正ピッキングである旨が表示される。もし誤っていればNGが出て、作業員に冊数の確認を促し数量の過不足を訂正したのち作業員は再度重量計測を行うことになる。
【0039】
なお、フローラック全間口で順次ピッキングした総重量でチェックする制御について説明したが、ピッキング検品のための計量は1間口(1品種)のピッキング毎に行うようにしても良く、この場合にはピッキング順序を指定するために、数量表示器24の電光掲示を順番に1つずつ行うようにし、作業員は順に電光掲示が点灯した間口の雑誌等を表示されている数量だけピッキングし、計量操作を行うようにする。
【0040】
上記のように、指定されたピッキングベイ毎に順に繰り返し行うことで1パレットに割り当てられた特定の宛先へのピッキングが完了する。各ピッキングベイに対するピッキング情報をパレットが当該ベイに到着する前に電光表示板に掲示するようにし、作業員は先行して雑誌・書籍をピッキング(先行ピッキング)しておくこともできる。
【0041】
また、ピッキングの仕方には上述のような個数流し(1段ボール/1パレット)と、書店流しがある。後者は複数物のパレットを同時に流し(例えば、同一店1段ボール/5パレット)、先頭のパレットに宛名紙を必要部数貼付するやり方である。
【0042】
以上説明したように本発明によれば、ワークステ−ションの作業指示に従い、ピッキングを正確に間違いなく行うので効率的なピッキングができ又数量間違いのないピッキングと、誤配送のない信頼性の高い配送できる。
【0043】
【発明の効果】
上記のように本発明のピッキング計量検品システムは、ピッキング情報を記憶するID記録体を備えたパレットと、このパレットを循環搬送するコンベヤと、コンベヤの最上流に配置され、かつ予めホストコンピュータに入力しておいたピッキング情報を読み取るワークステーションと、ワークステーションに配置されてパレットのID記録体にピッキング情報を非接触で書込むID情報記録装置と、コンベヤに沿って途中に配置された複数のピッキングベイと、各ピッキングベイの直前のコンベヤ路に設けたID情報読取装置と、各ピッキングベイに設けたピッキング数量の数量表示器、ピッキング総重量の計測装置及び計測装置の出力と予め算定される予定総重量値とを比較する判定表示器とを具えているから、従来のものに比して更に多種の物品を扱うことが可能で、かつ作業者は数量表示に基づき容易に且つミスピッキングを少なく作業を行うことができる。
【0044】
また、ピッキングベイが、ピッキングした各物品の総重量を計測する重量計測装置と、前記ピッキング情報に基づき得られる当該ピッキングベイにてピッキングすべき物品の総重量値と前記重量計測装置の出力を比較し両者の差が一定範囲内であるか否かを判定する判定表示器とを具備しているので、ピッキング後のチェックが適切に行われるので、数量の過不足を見過ごすことがなく、信頼性の高いピッキング作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピッキング計量検品システムの一実施例を示す平面図である。
【図2】実施例システムにおける作業の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明におけるパレットの一実施例を示す平面図である。
【図4】コンベヤの始端部を示す平面図である。
【図5】ピッキングベイの一つを示す平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図5の側面図である。
【図8】ピッキングベイの斜視図である。
【図9】数量表示器の正面図である。
【図10】判定表示器を説明する正面図(a)と表示・操作部分を示す側面図(b)である。
【図11】別種のピッキングベイを示す平面図である。
【図12】コンベヤの終端部を示す平面図である。
【図13】前処理作業を説明するフローチャートである。
【図14】ピッキング作業データ作成処理を説明するフローチャートである。
【図15】ピッキング開始処理作業を説明するフローチャートである。
【図16】ワークステーションの操作(開始処理)を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 送りコンベヤ 2 戻しコンベヤ
3 パレット 4 ID記録体
11 空パレット供給用リフタ 12 ワークステーション
10 コンベヤの始端部分 13 ID情報記録装置
14 フートスイッチ 15 作業進捗ボード
16 表示器 17 宛名紙
21、31 ピッキングベイ 22 フローラック
23 ID情報読取装置 24 数量表示器
25 重量計測装置 26 取置台
27 判定表示器 28 パレット停止手段
29 作業ガイド操作パネル 30 ホストコンピュータ
33 表示ランプ 40 コンベヤの終端部分
41 パレット返却用リフタ 42 ベルトコンベヤ
43 切り替わり表示及び送品票搭載指示表示用の表示器
44 調整・荷造り・押出し作業完了用の押しボタン
50 梱包装置 51 梱包機
52 ベルトコンベヤ 53 カゴ台車
54 カウントダウン表示器

Claims (2)

  1. 宛名情報とピッキングすべき品種毎の数量及び総重量を含むピッキング情報を記憶するID記録体(4) を備えたパレット(3)と、このパレット(3)を循環搬送するコンベヤ(1)と、コンベヤ(1)の最上流に配置され、かつ予めホストコンピュータに入力しておいたピッキング情報を読み取るワークステーション(12)と、ワークステーション(12)に配置されてパレット(3)のID記録体(4)にピッキング情報を非接触で書込むID情報記録装置(13)と、コンベヤ1に沿って途中に配置された複数のピッキングベイ(21)とからなるピッキングラインであって;各ピッキングベイ(21) またはピッキングベイ直前のコンベヤ路には、ID記録体 (4) に書込まれたピッキング情報を非接触で読取るID情報読取装置(23) と、当該ベイに達したパレット (3) から読み取られ照査された前記ピッキング情報に基づき当該ベイが指定されている場合のみ当該パレット (3) を停止させるパレット停止手段 (28) とを設け、さらに、各ピッキングベイ(21)には、読取ったピッキング情報に基づき複数の物品の取り出し位置に対応して設けられてそれぞれが物品毎のピッキングすべき数量を表示する複数の数量表示器(24)と、ピッキングした各物品の総重量を計測する重量計測装置(25)と、前記ピッキング情報に基づき得られる当該ベイにてピッキングすべき物品の予め算定された総重量値と前記重量計測装置(25)の出力とを比較し両者の差が一定範囲内であるか否かを判定する判定表示器(27)とを具えている、ことを特徴とする出版物のピッキング計量検品システム。
  2. 前記ピッキングベイ(21)は、重量計測装置(25)に隣接する位置に、先にピッキングして重量計測中の物品に続いてピッキングした物品を仮に載置する取置台(26)を有している請求項1に記載のピッキング計量検品システム。
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