JPH1077107A - 商品並び替え装置 - Google Patents

商品並び替え装置

Info

Publication number
JPH1077107A
JPH1077107A JP25237396A JP25237396A JPH1077107A JP H1077107 A JPH1077107 A JP H1077107A JP 25237396 A JP25237396 A JP 25237396A JP 25237396 A JP25237396 A JP 25237396A JP H1077107 A JPH1077107 A JP H1077107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
goods
order
stored
merchandise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25237396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Matsuo
洋一 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP25237396A priority Critical patent/JPH1077107A/ja
Publication of JPH1077107A publication Critical patent/JPH1077107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集品された商品を、納入先の要望、例えば注
文品リストに記載された商品順に並び替える装置を得
る。 【解決手段】 複数のポケット3と、各ポケットの位置
を表示する位置表示器5とを有する並び替え棚1を用意
し、その1番目のポケット3から記憶装置10に記憶さ
れている注文品リストの商品記載順序で割り当て、作業
者が集品コンテナ54から1つの商品Mを取り出してそ
の商品コードをバーコードリーダ12で読み取る度に、
その商品が割り当てられているポケット3の位置表示器
5を点灯させ、そのポケット3にその商品を入れるとい
う動作を繰り返すことで、集品した商品を注文品リスト
の商品記載順に並べる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の流通過程に
おけるピッキングシステムの改良に関し、特に配送セン
ターにおいて、ピッキングシステムによって集品された
商品の、後続する段階における取り扱いの簡易化、およ
び迅速化を図るために、所望の順序に並び替えるための
装置、および並び替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットや、チェーンストア
向け商品の配送センター等においては、各店舗からの要
求に応じて各種の商品を要求個数だけ取り揃える、いわ
ゆるピッキング作業(集品作業)が行われている。例え
ば、特開昭57−137203号公報には、ピッキング
作業の迅速化を図ったピッキングシステムが示されてお
り、このピッキングシステムは、商品の品目ごとに保管
する多数のポケットを有する商品棚をピッキングコンベ
アの近傍に配置するとともに、商品棚ごとにピッキング
する商品の品目とその個数を表示する表示装置を設ける
ことで、熟練作業者を不要とし、かつ、ピッキング作業
の迅速化を図っている。
【0003】以下、図9を参照して、このピッキングシ
ステムを簡単に説明する。コンベア51は作業者53に
よって載置された集品コンテナ54を、制御装置52に
より、矢印X方向にタクト搬送する。コンベア51の両
側に配置された商品棚55は、品目ごとに割り当てられ
た複数のポケット56を有している。各ポケット56
に、図示しない発光素子からなるポケット表示器が取り
付けられているとともに、識別符号として、視認できる
ポケットナンバが付されている。商品が音楽CDの場
合、商品棚55は、例えば納入元であるメーカーごとに
55A〜55Jに分かれており、1対の商品棚55によ
り、各ピッキングゾーンPが形成されている。
【0004】商品棚55の間に配置された作業者53
は、制御装置52によって点灯表示されたポケット56
の中の商品を、同じく制御装置52によって、各ポケッ
ト毎に配置された数量表示器(図示せず)の表示個数だ
け取り出して集品コンテナ54の中に入れ、その取出作
業が完了すれば、図示していない完了ボタンを押すこと
で、制御装置52がそのポケット表示器を消灯する。こ
の動作を繰り返し、そのピッキングゾーンPでの集品が
終わると、コンベア51を1タクト移動させて、次のピ
ッキングゾーンPでの集品動作を開始する。こうしてピ
ッキングが完了し、集品コンテナ54がコンベア51の
終端に達すると、作業者53が、その集品コンテナ54
内の商品を梱包する。制御装置52に制御されたラベル
発行器58は、その集品コンテナ54内の商品の注文
元、つまり仕向先へ発送するためのSCMラベル、品目
リスト等を発行し、これを作業者53が梱包に貼り付け
て、発送工程へ送り出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のピッキング
システムで集品された商品は、商品棚55のポケット5
6から取り出された順に並べられており、そのまま梱包
して発送されるのが通例である。このため、注文主側で
は、配送された梱包を開いて注文書と納品書を比較しな
がら検品する際、注文書の品目記載順と梱包内の品目の
並べ順が異なるため、検品作業が迅速に行えない。そこ
で、梱包内の品目を注文書の品目記載順に並べて納品す
ることが要求されることがあった。
【0006】また、納入元から入荷した商品を商品棚5
5の各ポケット56に戻し入れる際、または仕向先から
返品された商品を商品棚55の各ポケット56に戻し入
れる際、入荷または返品された商品の並べ順が、商品棚
55の各ポケット56に割り当てられた品目の並べ順と
異なるため、作業が迅速に行えないという問題点があっ
た。
【0007】さらに、商品を納入元に返品する場合にお
いても、返品するために集品された商品が納入元別、品
目別に仕分けられていないため、その仕分け作業が煩雑
であるという問題点があった。
【0008】本発明は前記のような問題点の解消を目的
としてなされたもので、第1の目的は、仕向先からの要
望に応じた順序、例えば、注文書の記載順に商品を並び
替えるための商品の並び替え装置を得ることである。
【0009】また、第2の目的は、納入元から入荷した
商品、または仕向先から返品された商品を、自己の商品
棚に迅速に戻し入れできる順序に並び替えるための商品
の並び替え装置を得ることである。
【0010】さらに、第3の目的は、例えば、仕向先か
ら返品された商品または納入元に返品するために集品さ
れた商品を、納入元(返品先)別に仕分けするための商
品の並び替え装置を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明の第1構成に係る商品の並び替え装置
は、注文に応じて集品された商品を注文品リストに記載
された順序に並び替える装置であって、複数のポケッ
ト、およびこれらポケットの位置を表示する位置表示器
を有する並び替え棚と、各店舗の注文品をその注文品リ
ストに記載された順序で店舗毎に記憶する注文品リスト
記憶手段と、並び替え作業を行う店舗を指定する店舗指
定手段と、前記並び替え棚の各ポケットに、指定された
店舗の各注文品を、記憶された当該店舗の注文品リスト
の記載順序で割り当てる割当て手段と、各注文品に付さ
れた商品コードを読み取る読取り手段と、読み取られた
商品コードに基づいて、当該注文品に割り当てられたポ
ケットの位置表示器を表示させる表示制御手段とを備え
ている。
【0012】この第1構成によれば、仕向先からの注文
に応じて集品された商品を入れる並び替え棚のポケット
を、注文品リストにおける商品の記載順序で割り当て
て、集品された各商品に対応するポケットを表示するの
で、ポケットの順位に従って商品を取り出すことで、注
文品リストに記載された品目順に商品を並び替えること
ができる。
【0013】前記第2の目的を達成するために、本発明
の第2構成に係る商品の並び替え装置は、入荷した商
品、あるいは返品された商品を商品棚に納める前に、当
該商品を上記商品棚の商品配列順序に並び替える装置で
あって、前記商品棚の商品配列順序を記憶した商品棚記
憶手段と、入荷した商品、あるいは返品された商品を記
憶する商品リスト記憶手段と、複数のポケット、および
これらポケットの位置を表示する位置表示器を有する並
び替え棚と、前記並び替え棚の各ポケットに、前記商品
リスト記憶手段に記憶された商品を、前記商品棚記憶手
段に記憶された商品棚の商品配列順序で割り当てる割当
て手段と、商品に付された商品コードを読み取る読取り
手段と、読み取られた商品コードに基づいて、当該商品
に割り当てられたポケットの位置表示器を表示させる表
示制御手段とを備えている。
【0014】この第2構成によれば、納入元から入荷し
た商品、または仕向先から返品された商品を入れる並び
替え棚のポケットを、当該商品を入れる商品棚の商品配
列順序で割り当てて、各商品に対応するポケットを表示
するので、並び替え棚のポケットの順位に従って商品を
取り出すことで、商品を商品棚の商品配列順序に並び替
えることができる。
【0015】前記第3の目的を達成するために、本発明
の第3構成に係る商品の並び替え装置は、返品する商品
を、返品先別に並び替える返品商品の並び替え装置であ
って、複数のポケット、およびこれらポケットの位置を
表示する位置表示器を有する並び替え棚と、商品とその
返品先を記憶する返品リスト記憶手段と、前記記憶手段
に記憶された返品先を前記並び替え棚の各ポケットに割
り当てる割当て手段と、返品商品に付された商品情報を
読み取る読取手段と、読み取られた商品情報から返品先
を特定して、その返品先に割り当てられたポケットの位
置表示器を表示させる表示制御手段とを備えている。
【0016】この第3構成によれば、返品先に返品する
ために集品された商品を入れる並び替え棚のポケット
を、返品先別に割り当て、商品の返品先が割り当てられ
た並び替え棚のポケットを、返品する商品ごとに表示す
るので、商品を返品先ごとに容易に仕分けすることがで
きる。
【0017】また、本発明の好ましい実施形態では、さ
らに、商品の誤りを報知する誤り報知手段と、前記読取
り手段によって読み取られた商品コードまた商品情報に
基づいて、当該商品が前記リスト記憶手段に記憶されて
いるか否かを判別し、記憶されていない場合には前記誤
り報知手段を作動させ、記憶されている場合には前記表
示制御手段を作動させる判別手段とを備えている。これ
により、誤って集品、入荷または返品された商品を判別
して報知するので、ミスの発生を確実に検知できる。
【0018】本発明の他の好ましい実施形態では、さら
に、並び替え棚の各ポケットに収納する商品の数量を表
示する少なくとも1個の数量表示器を備えている。これ
により、商品の数量も容易に確認できる。
【0019】また、本発明の前記第1構成では、さら
に、前記読取り手段によって読み取られた商品コードに
基づいて当該注文品の値付ラベルを発行するラベル発行
器を設けるのが好ましい。これにより、値付けが未了の
まま商品棚に収納されている商品について、商品の並び
替えの際に商品の値付けも行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
商品の並び替え棚1を示す図で、ポケットの順位を示す
01〜15までのポケットナンバ2が付された15個の
ポケット3を有している。各ポケット3には、数量表示
器4と、商品を仕分けするとき点灯してその商品を入れ
るポケット3の位置を表示する位置表示器5と、このポ
ケット3に商品を入れたとき、作業者の手動操作で位置
表示器5を消灯する消灯ボタン6と、各ポケット3に入
れた商品を取り出したときに押して、どの商品までを取
り出したかを中央処理装置に報知する完了ボタン7とが
設けられている。
【0021】図2はこの実施形態の制御システムを示す
図で、コンピュータ本体Aに、中央処理装置(CPU)
8を内蔵している。このCPU8には、入力装置9が接
続されており、この入力装置9により、納入先(客先)
から受け取った注文伝票の品目、数量、記載順などの情
報、商品棚の品目配列順等の情報、動作指令などをコン
ピュータ本体Aに入力する。納入先からの注文は、入力
装置9を介さずにオンラインで直接CPU8に伝送され
る場合もある。
【0022】CPU8には、さらに、入力された情報を
記憶する記憶装置10と、CPU8からの指令に基づい
て並び替え棚1の数量表示器4および位置表示器5の表
示制御を行うとともに、並び替え棚1からの信号をCP
U8に伝達する表示駆動制御器11と、商品に付されて
いるバーコードを読み取るバーコードリーダ12と、商
品の梱包に貼り付けるSCM(Shipping Carton Markin
g)ラベル、品目リスト等を発行するラベル発行器13
と、商品の誤りをコンピュータ本体Aの表示装置の画面
に表示することで報知する誤り報知手段14とが接続さ
れている。
【0023】また、前記CPU8には、注文品リスト作
成手段21、商品リスト作成手段22、返品リスト作成
手段23、判別手段24、割当て手段25、表示制御手
段26および商品棚割当て手段27が内蔵されている。
前記記憶装置10には、注文品リスト記憶手段31、商
品リスト記憶手段32、返品リスト記憶手段33および
商品棚記憶手段34が内蔵されている。
【0024】〔第1実施形態:商品の出荷〕まず、商品
の出荷にあたって、仕向先からの注文品リストに基づい
て作成した注文品リストに応じて集品された商品を、注
文品リストの記載順に並び替える作業を説明する。注文
品リストに記載された商品(注文品)は、前述した従来
と同様なピッキングシステムによってコンテナ54に集
品されており、この集品された注文品は、当該ピッキン
グシステム内の商品の配列に従って順次取り出されてい
るため、注文品リストの記載順とは異なっている。
【0025】次に、この実施形態における商品の並び替
え動作を図3のフローチャートを参照しながら図2にし
たがって説明する。まず、仕向先からの注文に基づい
て、図2の入力装置9から仕向先の店舗コード、商品の
品目を示す商品コードとその数量が入力され、それに基
づいてCPU8の注文品リスト作成手段21により、予
め定まったフォーマットで図4に示す注文品リスト(納
品書兼用)が作成されて、この注文品リストの内容、つ
まり店舗コード、商品コードおよび数量が、その記載順
序とともに、注文品リスト記憶手段31に記憶される
(ステップ1(以下、「S1」のように略記する))。
このような注文品リストは、注文品のピッキングに先立
って、予め仕向け店舗別、配送日時別に記憶されてい
る。
【0026】次に、入力装置9から、配送先の店舗コー
ドをキー入力すると、CPU8の割当て手段25が、記
憶装置10の注文品リスト記憶手段31から店舗コード
をキーにしてデータを読み出し、注文品リストの記載順
に、並び替え棚1の01番目のポケットから順次商品コ
ードを割り当てる(S2)。ついで、作業者が集品コン
テナ54内から1つの商品Mを取り出して、その商品コ
ードをバーコードリーダ12で読み取る(S3)。
【0027】読み取られた商品コードに基づいて、判別
手段24は、当該商品Mが前記注文品リスト記憶手段3
1に記憶されているか否かを判別し、記憶されていない
場合には、前記誤り報知手段14を作動させて、集品さ
れた商品が誤りである旨のメッセージをコンピュータ本
体Aの画面に表示させることにより、誤りを報知する。
記憶されている場合には、前記表示制御手段26を作動
させる。この表示制御手段26は、その商品コードが割
り当てられているポケット3の位置表示器5の点灯指令
と、記憶された数量データを表示駆動制御器11に送出
し、該当する順位の位置表示器5を点灯させるととも
に、数量表示器4に数量を表示させる(S4)。
【0028】また、ラベル発行器13から、その商品M
の値段などを表示した値付けラベルが発行され、これを
作業者が商品Mにた貼り付ける。勿論、商品Mに予め値
付けラベルが貼り付けられている場合には、この工程は
不要になる。
【0029】次に、作業者は、表示された数量分の商品
(注文品)があるか否かを調べ、あれば点灯表示された
ポケット3内に表示数量分の商品Mを入れ、消灯ボタン
6を押すことにより、位置表示器5を消灯させる(S
5)とともに、当該商品Mの収納完了をCPU8に知ら
せる。前記S3〜S5の作業を集品コンテナ内の商品M
がなくなるまで繰り返して分別作業が終了する(S
6)。これにより、商品の分別と同時に数量の検品が行
われる。その間に、もしも、商品Mの実際の数量と表示
された数量とが不一致であれば、それは、その前段のピ
ッキング工程で取りミスが発生したと判る。
【0030】次に、作業者は、ポケットナンバ順、つま
り順位順に、各ポケット3から商品Mを取り出し、取り
出した順に梱包容器16内に並べて入れ、1つの梱包容
器16が満杯になったら、最後に取り出したポケット3
の完了ボタン7を押す(S7)。これにより、当該梱包
容器16に梱包された商品についての納品リストを表示
した納品ラベル発行器13で発行され、これを該容器1
6に貼付する。これで、1つの梱包容器16に対する並
び替えおよび梱包作業が終了する。続いて、新たな梱包
容器16を用意して、前記S7およびS8の作業を、全
てのポケット3から商品Mを取り出すまで繰り返し(S
9)、商品Mの並び替えおよび梱包作業を終了させる。
【0031】この実施形態によれば、梱包容器内に収容
された商品Mを、注文品リストの記載順に並べるととも
に、検品作業も同時に終了しているので、注文元におけ
る検品作業が容易になり、さらに注文品リストを梱包に
貼り付けることで、検品作業を省略できる可能性もあ
る。なお、集品は、ピッキングシステムによるものに限
られず、手押しのワゴンタイプの集品コンテナを利用し
た巡回ピッキングなど、どのような手段でなされてもよ
い。
【0032】〔第2実施形態:納入元からの納品または
仕向先からの返品〕次に、メーカーのような納入元から
納入された商品を自社の商品棚に振り分けるにあたり、
その商品棚の商品配列順序、つまり、複数のポケットに
付されたポケットナンバ(識別符号)の一定の順序、例
えば若いナンバ順に並び替える。その作業を、図5のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0033】まず、図9の商品棚55の複数のポケット
56に付されたポケットナンバ(識別符号)とそのポケ
ット56に入れられる商品の品目を入力装置9から入力
し、この入力された商品配列順序を、予め記憶装置10
の商品棚記憶手段34に記憶しておく(S21)。納入
元から納入された商品Mに添付されている納品伝票に基
づいて、入力装置9から納品元の店舗コード、商品コー
ドとその数量が入力され、それに基づいて、CPU8の
商品リスト作成手段22により、予め定まったフォーマ
ットで、図6に示す商品リストが作成される。
【0034】この商品リストの内容、つまり店舗コー
ド、商品コードおよび数量は、その記載順序とともに、
商品リスト記憶手段32に記憶される(S22)。次
に、この記憶した商品リストの商品を、前記商品棚記憶
手段34に記憶された商品棚の商品配列順序、つまり、
商品棚のポケットナンバの一定の順序、例えば若い順で
もって、並び替え棚1の01番目のポケット3から順次
割り当てる(S23)。
【0035】次に、作業者が、入荷コンテナ内から1つ
の商品を取り出して貼り付けられている商品コードをバ
ーコードリーダ12で読み取る(S24)。読み取られ
た商品コードに基づいて、判別手段24は、当該商品が
前記商品リスト記憶手段32に記憶されているか否かを
判別し、記憶されていない場合には、前記誤り報知手段
14を作動させて、集品された商品が誤りである旨のメ
ッセージをコンピュータ本体Aの画面に表示させること
により、誤りを報知する。記憶されている場合には、前
記表示制御手段26を作動させる。表示制御手段26
は、その商品が割り当てられている並び替え棚1のポケ
ット3の位置表示器5を点灯させる点灯指令と、その数
量データを、表示駆動制御器11に送出し、該当するポ
ケット3の位置表示器5を点灯させるとともに、数量表
示器4に数量を表示させる(S25)。
【0036】他方、CPU8は、読み取った商品に応じ
て必要な場合には、当該商品に貼付するラベルをラベル
発行器13に発行させ、それを作業者がその商品に貼り
付ける(S26)。このラベルには、品目(商品名)の
ほか、必要に応じて値段などが表示される。
【0037】次に、作業者は、表示されたポケット3内
に、表示された数量と現品の数量が一致することを確認
して入れ、一致しているときは消灯ボタン6を押して位
置表示器5を消灯させる(S16)。これにより、入荷
した商品の検品がなされる。一致していないときは予め
定められた別の手順に従って処理する。前記S24〜2
7の作業を入荷コンテナ内の商品がなくなるまで繰り返
して(S28)、入荷商品の並び替え作業が終了する。
【0038】ついで、作業者は、ポケットナンバ順、つ
まり順位順に各ポケット3から商品を取り出し、その取
り出した順序で、図示しない分配コンテナ内に並べて入
れ、1つの分配コンテナが満杯になったら、取り出した
最後のポケットの完了ボタン7を押す(S29)。前述
と同様に、次の分配コンテナを用意して全てのポケット
3から商品を取り出すまでS29の作業を繰り返し(S
30)、並び替え動作が終了する。次に、この分配コン
テナを商品棚55まで運んで、そのポケット56に、商
品のラベルを見て品目を確かめながら、商品を入れる
(S20)。こうして、入荷した商品の商品棚55への
分配が終了する。
【0039】この実施形態によれば、分配コンテナ内に
入れられた商品は、検品作業も同時に終了しており、し
かも、商品棚における商品配列順序、例えば商品棚のポ
ケットナンバの若い順に並んでいるので、商品棚への戻
し入れ作業の動線、つまり作業者が動く経路を短くする
ことができる。
【0040】なお、この実施形態では、納入元から納入
された商品を商品棚55の商品配列順序に並び替える場
合について説明したが、仕向先から返品された商品を、
商品棚の前記順序に並び替える場合にも同様に適用で
き、同様の効果が得られる。
【0041】〔第3実施形態:仕向先への返品〕仕向先
から返品された商品、または当該配送センターで余剰と
なった商品を、メーカーまたは卸し問屋のような納入元
に返送するにあたり、その返品先別に仕分けるための並
び替えを行う。その作業を、図7のフローチャートを参
照して説明する。
【0042】図2において、まず、仕向先からの返品に
添えられた返品伝票、または自己の配送センター内で余
剰となった商品に添えられた返品伝票に基づいて、入力
装置9から返品先の店舗コード、商品コードとその数量
が入力され、それに基づいて、CPU8の返品リスト作
成手段23により、予め定まったフォーマットで図8に
示す返品リストが作成される。この返品リストの内容
は、記憶装置10の返品リスト記憶手段33に記憶され
る(S41)。
【0043】次に、割当て手段25が、返品リスト記憶
手段33から、返品先コードをキーとしてデータを読み
出し、並び替え棚1の01番目のポケットから順次返品
先を割り当てる(S41)。作業者が返品する商品を収
集した図示しない返品コンテナ内の1つの商品を取り出
し、バーコードリーダ12で商品の製造元コード、商品
コードなどを含む商品情報を逐次読み取る(S43)。
【0044】読み取られた商品情報に基づいて、判別手
段24は、当該商品が前記返品リスト記憶手段33に記
憶されているか否かを判別し、記憶されていない場合に
は、前記誤り報知手段14を作動させて、集品された商
品が誤りである旨のメッセージをコンピュータ本体Aの
画面に表示させることにより、誤りを報知する。記憶さ
れている場合には、前記表示制御手段26を作動させ
る。表示制御手段26は、読み取った商品情報から返品
先を特定し、つまり、製造元、または製造元コードに関
連付けて記憶されている卸問屋を返品先と特定し、返品
先が割り当てられたポケット3の位置表示器4の点灯指
令と、記憶された数量データを表示駆動制御器11に送
出し、該当する位置表示器4を点灯させるとともに、数
量表示器4に数量を表示させる(S44)。
【0045】作業者は、点灯表示されたポケット3内に
表示数量分の商品Mを入れ、消灯ボタン6を押すことに
より、位置表示器5を消灯させる(S45)とともに、
当該商品の収納完了をCPU8に知らせる。前記S43
〜45の作業を、返品コンテナ内の商品がなくなるまで
繰り返して、分別作業を終了する(S46)。
【0046】次に、作業者は、ポケット3ごとに商品を
取り出し、その数量と数量表示器4に表示されている数
量が一致しているか否かを確認する検品作業を行いなが
ら、返品先別の返送梱包容器内に入れて梱包し、ラベル
発行器13で発行したSCMラベル、商品リストなどを
貼り付けることで(S47)、返品先別の仕分けと、梱
包作業が終了する。
【0047】この実施形態によれば、返品先別の仕分け
と同時に、返品する商品別の数量の検品作業を行うこと
ができる。
【0048】以上の実施形態では、並び替え棚1の数量
表示器4を各ポケット3毎に設けたが、必ずしも各ポケ
ット3毎に設ける必要はなく、例えば、コンピュータ本
体Aの1つの表示装置でこれを代用することもできる。
また、商品の数量の確認が特に必要でない場合には、数
量表示器4は設けなくてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の第1構成
によれば、仕向先からの注文に応じて集品された商品を
注文品リストに記載された商品順に並び替えることがで
きるので、仕向先での検品を容易化することができる。
【0050】また、本発明の第2構成によれば、納入元
から入荷した商品、または仕向先から返品された商品
を、自己の商品棚の商品配列順序に並び替えることがで
きるので、商品棚への商品の戻し作業が容易になる。
【0051】本発明の第3構成によれば、仕向先から返
品された商品、または自己の余剰商品を、納入元(返品
先)ごとに仕分けして並び替えることができるので、返
品先への返品が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る並び替え棚の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1〜第3実施形態のシステムを示す
図である。
【図3】第1実施形態における出荷時の並び替え動作の
フローチャートである。
【図4】同実施形態の注文品リストの一例を示す図であ
る。
【図5】第2実施形態における納入元からの入荷時の並
び替え動作のフローチャートである。
【図6】同実施形態の商品リストの一例を示す図であ
る。
【図7】第3実施形態における納入元への返品時の並び
替え動作のフローチャートである。
【図8】同実施形態の返品リストの一例を示す図であ
る。
【図9】ピッキングシステムの一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1…並び替え棚、2…ポケットナンバ、3…ポケット、
4…数量表示器、5…位置表示器、6…消灯ボタン、7
…完了ボタン、8…中央処理装置(CPU)、9…入力
装置、10…記憶装置、11…表示駆動制御装置、12
…バーコードリーダ、13…ラベル発行器、14…誤り
報知手段、24…判別手段、26…表示制御手段、55
…商品棚、56…ポケット。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注文に応じて集品された商品を注文品リ
    ストに記載された順序に並び替える装置であって、 複数のポケット、およびこれらポケットの位置を表示す
    る位置表示器を有する並び替え棚と、 各店舗の注文品をその注文品リストに記載された順序で
    店舗毎に記憶する注文品リスト記憶手段と、 並び替え作業を行う店舗を指定する店舗指定手段と、 前記並び替え棚の各ポケットに、指定された店舗の各注
    文品を、記憶された当該店舗の注文品リストの記載順序
    で割り当てる割当て手段と、 各注文品に付された商品コードを読み取る読取り手段
    と、 読み取られた商品コードに基づいて、当該注文品に割り
    当てられたポケットの位置表示器を表示させる表示制御
    手段とを備えた商品並び替え装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の商品並び替え装置において、
    さらに、 商品の誤りを報知する誤り報知手段と、 前記読取り手段によって読み取られた商品コードに基づ
    いて、当該注文品が前記注文品リスト記憶手段に記憶さ
    れているか否かを判別し、記憶されていない場合には前
    記誤り報知手段を作動させ、記憶されている場合には前
    記表示制御手段を作動させる判別手段とを備えた商品並
    び替え装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の商品並び替え装置に
    おいて、さらに、前記読み取り手段によって読み取られ
    た商品コードに基づいて当該注文品の値付ラベルを発行
    するラベル発行器を備えた商品並び替え装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの商品並び
    替え装置において、さらに、前記並び替え棚の各ポケッ
    トに収納する注文品の数量を表示する少なくとも1個の
    数量表示器を備えた商品並び替え装置。
  5. 【請求項5】 入荷した商品、あるいは返品された商品
    を商品棚に納める前に、当該商品を上記商品棚の商品配
    列順序に並び替える装置であって、 前記商品棚の商品配列順序を記憶した商品棚記憶手段
    と、 入荷した商品、あるいは返品された商品を記憶する商品
    リスト記憶手段と、 複数のポケット、およびこれらポケットの位置を表示す
    る位置表示器を有する並び替え棚と、 前記並び替え棚の各ポケットに、前記商品リスト記憶手
    段に記憶された商品を、前記商品棚記憶手段に記憶され
    た商品棚の商品配列順序で割り当てる割当て手段と、 商品に付された商品コードを読み取る読取り手段と、 読み取られた商品コードに基づいて、当該商品に割り当
    てられたポケットの位置表示器を表示させる表示制御手
    段とを備えた商品並び替え装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の商品並び替え装置において、
    さらに、 商品の誤りを報知する誤り報知手段と、 前記読取り手段によって読み取られた商品コードに基づ
    いて、当該商品が前記商品リスト記憶手段に記憶されて
    いるか否かを判別し、記憶されていない場合には前記誤
    り報知手段を作動させ、記憶されている場合には前記表
    示制御手段を作動させる判別手段とを備えた商品並び替
    え装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6の商品並び替え装置に
    おいて、さらに、前記並び替え棚の各ポケットに収納す
    る商品の数量を表示する少なくとも1個の数量表示器を
    備えた商品並び替え装置。
  8. 【請求項8】 返品する商品を、返品先別に並び替える
    返品商品の並び替え装置であって、 複数のポケット、およびこれらポケットの位置を表示す
    る位置表示器を有する並び替え棚と、 商品とその返品先を記憶する返品リスト記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された返品先を前記並び替え棚の各
    ポケットに割り当てる割当て手段と、 返品商品に付された商品情報を読み取る読取手段と、 読み取られた商品情報から返品先を特定して、その返品
    先に割り当てられたポケットの位置表示器を表示させる
    表示制御手段とを備えた商品並び替え装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の商品並び替え装置において、
    さらに、 商品の誤りを報知する誤り報知手段と、 前記読取り手段によって読み取られた商品情報に基づい
    て、当該商品が前記返品リスト記憶手段に記憶されてい
    るか否かを判別し、記憶されていない場合には前記誤り
    報知手段を作動させ、記憶されている場合には前記表示
    制御手段を作動させる判別手段とを備えた商品並び替え
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9の商品並び替え装置
    において、さらに、前記並び替え棚の各ポケットに収納
    する商品の数量を表示する少なくとも1個の数量表示器
    を備えた商品並び替え装置。
JP25237396A 1996-09-02 1996-09-02 商品並び替え装置 Pending JPH1077107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25237396A JPH1077107A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 商品並び替え装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25237396A JPH1077107A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 商品並び替え装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1077107A true JPH1077107A (ja) 1998-03-24

Family

ID=17236411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25237396A Pending JPH1077107A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 商品並び替え装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1077107A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000016534A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Sato:Kk 出荷検品方法および出荷検品装置
JP2000016535A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Sato:Kk 出荷検品方法および出荷検品装置
WO2007023829A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Yuyama Mfg. Co., Ltd. 薬剤払出装置
JP2007238332A (ja) * 2007-04-20 2007-09-20 Chuo Logistics Engineering:Kk 物品の仕分け方法及び装置
US7822505B2 (en) 2005-01-13 2010-10-26 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Article dispensing device and method
US7861492B2 (en) 2005-02-16 2011-01-04 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Tablet filling device
US8468777B2 (en) 2005-02-16 2013-06-25 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Tablet filling device
US8494870B2 (en) 2005-03-30 2013-07-23 Yuyama Mfg. Co., Ltd. System for supporting medicine filling operation
CN110088785A (zh) * 2017-01-12 2019-08-02 株式会社日立物流 作业支援装置及作业支援方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000016534A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Sato:Kk 出荷検品方法および出荷検品装置
JP2000016535A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Sato:Kk 出荷検品方法および出荷検品装置
US7822505B2 (en) 2005-01-13 2010-10-26 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Article dispensing device and method
US7861492B2 (en) 2005-02-16 2011-01-04 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Tablet filling device
US8468777B2 (en) 2005-02-16 2013-06-25 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Tablet filling device
US8494870B2 (en) 2005-03-30 2013-07-23 Yuyama Mfg. Co., Ltd. System for supporting medicine filling operation
WO2007023829A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Yuyama Mfg. Co., Ltd. 薬剤払出装置
US8295977B2 (en) 2005-08-25 2012-10-23 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Medicine dispenser
JP2007238332A (ja) * 2007-04-20 2007-09-20 Chuo Logistics Engineering:Kk 物品の仕分け方法及び装置
JP4696219B2 (ja) * 2007-04-20 2011-06-08 有限会社中央ロジスティクス・エンジニアリング 物品の仕分け方法及び装置
CN110088785A (zh) * 2017-01-12 2019-08-02 株式会社日立物流 作业支援装置及作业支援方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08244919A (ja) 物品払い出し処理装置
JPS63208410A (ja) ピツキング指示装置
JP2000233810A (ja) 商品仕分けシステム
JPH1077107A (ja) 商品並び替え装置
JPH1143211A (ja) ピッキングシステム
JP5217067B2 (ja) 仕分け設備
JPH0566290B2 (ja)
JP2000233809A (ja) 商品の仕分け発送装置
JP4696219B2 (ja) 物品の仕分け方法及び装置
JP3591903B2 (ja) 出版物のピッキング計量検品システム
JP2540627B2 (ja) 商品の配送システム
JP2552645Y2 (ja) ソーティングシステム
JP3796288B2 (ja) 物品の入出荷方法及びシステム
JP2526354B2 (ja) 商品仕分けシステム
JP2003118814A (ja) 棚割指示装置、棚割指示方法および棚割指示プログラム
JP2641178B2 (ja) 商品仕分けシステム
JP2542310Y2 (ja) ソーティングシステム
JPH10297722A (ja) ピッキングシステムおよび記録媒体
JP2509549B2 (ja) ソ―ティングシステム
JP2003012125A (ja) ピッキング設備
JP2000177810A (ja) ピッキングシステムにおける検品方法及び装置
JPH08268514A (ja) 物流システムのピッキング装置
JPH10240841A (ja) 商品梱包種別毎の管理番号による商品管理方法
JPH08258923A (ja) 物流システムのピッキング装置
JP3862100B2 (ja) 商品の箱詰めシステム