JP3862100B2 - 商品の箱詰めシステム - Google Patents

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  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は商品の流通分野で用いられる箱詰めシステム、具体的には納品元での箱詰め作業や、納品先での検品作業等の効率化を図るものに関する。
【0002】
【従来の技術】
スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの商品の配送センター等においては、各店舗からの注文に応じて各種の商品を注文個数ずつ取り揃えて配送用コンテナに収納する箱詰め作業が行われ、また、上記スーパーマーケット等の商品の納品先においては、配送されてきたコンテナを開いて注文商品が注文個数づつ納品されたか否かの検品作業が行われる。
【0003】
その場合に、注文商品の個数が多いと、これらの商品は複数個のコンテナに分散されて配送されることになるが、このように商品が複数個のコンテナに分散されて配送されてくると、納品先での検品作業に際して納品伝票や注文伝票等と納入商品とを一つづつ突きあわせてゆくときに、検品対象の商品がどのコンテナに収納されているかが不明であるから、全てのコンテナを開いて、その中から対象とする商品を探し出さなければならず、検品作業が非常に煩雑なものとなるのである。
【0004】
このような実情に対しては、納品元において例えば次のような対策が考えられている。
【0005】
すなわち、配送用コンテナが複数個にわたる場合に、納品先からの注文データを処理して、予め各コンテナに収納する商品の品目や個数を確定しておき、実際の箱詰め作業に際しては、その確定した箱詰め情報通りに商品を各コンテナに収納するのである。そして、上記の確定した箱詰め情報に基づいてコンテナごとの納品伝票を発行するようにすれば、納品先での検品作業をコンテナごとに行うことが可能となり、前述の問題が解消されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の方法では、箱詰め情報の作成に当たって、コンテナごとに面倒な容積計算を行う必要があると共に、商品の体積を過大に見積もって計算してしまった場合には、コンテナの空きスペースが大きくなり、例えば10個のコンテナで済むべきところが、12個のコンテナが必要となって、配送効率が悪化する可能性がある。また、コンテナに商品が計算通りに納まらなかった場合には、その処理や修正などに著しく手間がかかることになる。
【0007】
この発明は、商品の箱詰めに関する上記のような問題に対処するもので、箱詰め作業に先立つ容積計算等を不要とすると共に、この容積計算が適切でなかった場合における配送効率の悪化や再処理、修正等に要する手間をなくし、しかも、納品先での検品作業を効率よく行い得る箱詰めシステムを構築することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0009】
まず、本願の請求項1に係る発明(以下、第1発明という)は、予め集品された各納品先からの注文商品を納品先別の配送用コンテナに箱詰めする商品の箱詰めシステムに関するものであって、商品がコンテナに投入されるときに、その商品の品目コードを入力する品目コード入力手段と、その商品の品目コードとコンテナへの投入個数とを含む品目別投入個数データを仮に記憶する投入データ仮記憶手段と、コンテナに投入しなければならない品目別の商品の数量を表示する表示手段と、コンテナが投入された商品で満杯状態となったときに、その満杯状態を指示する満杯指示手段と、上記表示手段に数量が表示された品目の商品の全てがコンテナに投入されていない状態において該満杯指示手段によって満杯状態が指示されたときに、上記投入データ仮記憶手段に記憶されている品目別投入個数データに基づいてコンテナ別の納品データを生成する納品データ生成手段と、生成されたコンテナ別納品データを出力する納品データ出力手段とを有し、上記満杯指示手段により満杯状態が指示された場合において、満杯状態となったときの品目について次のコンテナに投入しなければならない商品が残存していると、上記表示手段は、該商品の残数を表示することを特徴とする。
【0010】
ここで、上記納品データ出力手段としては、コンテナ別納品データをプリントしたラベルや伝票等を発行するプリンタや、該データを直接納品先に送信するデータ送信機等が含まれる。
【0011】
また、請求項2に係る発明(以下、第2発明という)は、各納品先からの注文商品を集品しながら納品先別の配送用コンテナに箱詰めする商品の箱詰めシステムに関するものであって、品目別に商品を保管した商品保管部に沿ってコンテナを移送させるコンテナ移送手段と、上記商品保管部から取り出した商品をコンテナ移送手段上のコンテナに投入するときに、その商品の品目コードを入力する品目コード入力手段と、その商品の品目コードとコンテナへの投入個数とを含む品目別投入個数データを仮に記憶する投入データ仮記憶手段と、コンテナに投入しなければならない品目別の商品の数量を表示する表示手段と、コンテナが投入された商品で満杯状態となったときに、その満杯状態を指示する満杯指示手段と、上記表示手段に数量が表示された品目の商品の全てがコンテナに投入されていない状態において該満杯指示手段によって満杯状態が指示されたときに、上記投入データ仮記憶手段に記憶されている品目別投入個数データに基づいてコンテナ別の納品データを生成する納品データ生成手段と、生成されたコンテナ別納品データを出力する納品データ出力手段とを有し、上記満杯指示手段により満杯状態が指示された場合において、満杯状態となったときの品目について次のコンテナに投入しなければならない商品が残存していると、上記表示手段は、該商品の残数を表示することを特徴とする。
【0012】
そして、請求項3に係る発明(以下、第3発明という)は、上記第1発明または第2発明において、各商品の値段を品目ごとに記憶している値段記憶手段と、品目コード入力手段によりコンテナに投入する商品の品目コードが入力されたときに、上記値段記憶手段に記憶されている当該商品の値段を読み出して、その商品に貼り付けられる値札を発行する値札発行手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
上記の構成によれば、各発明についてそれぞれ次のような作用が得られる。
【0014】
まず、第1発明によれば、例えば商品を品目別に保管している商品保管部から個数表示器に表示された個数づつ商品を取り出して集品するピッキングシステムや、商品を品目ごとに搬送しながら各納品先別コンテナに個数表示器に表示された個数づつ投入して集品するソーティングシステム等により、或いは注文伝票を見ながら商品を保管部から取り出して集品することにより、予め各納品先からの注文商品が注文個数づつ集品されている場合において、これを配送用コンテナに箱詰めする際に、品目コード入力手段によって各商品の品目コードを読み取れば、現在商品を詰め込んでいるコンテナに投入された商品の個数がその品目ごとに仮記憶されることになる。
【0015】
そして、そのコンテナが満杯になったときに、満杯指示手段を操作すれば、上記の仮記憶された品目別投入個数データに基づいて、そのコンテナに収納された商品についての納品データが生成されると共に、例えばプリンタやデータ送信機等のデータ出力手段によって、そのコンテナ別納品データがラベルに印字され、或いは納品先に送信されることになる。したがって、配送用コンテナが複数個にわたる場合に、事前の容積計算を要することなく、納品先での検品作業に用いられるコンテナ別納品データが得られることになる。さらに、満杯指示手段により満杯状態が指示された場合において、満杯状態となったときの品目について次のコンテナに投入しなければならない商品が残存していると、表示手段は該商品の残数を表示するので、残数の値を確認することができる。
【0016】
また、第2発明によれば、コンテナ移送手段により品目別に商品を保管した商品保管部に沿ってコンテナを移送しながら、ピッキングシステムを用いた集品作業、或いは注文伝票による通常の集品作業を行うに際して、商品保管部から取り出した商品をコンテナに箱詰めするときに、品目コード入力手段によって各商品の品目コードを読み取れば、上記第1発明と同様に、現在商品を詰め込んでいるコンテナに投入された商品の個数がその品目ごとに仮記憶されると共に、コンテナが満杯になれば、そのコンテナに収納された商品についての納品データが生成され、そのコンテナ別納品データが、例えばラベル等に印字され或いは納品先に送信されることになる。さらに、満杯指示手段により満杯状態が指示された場合において、満杯状態となったときの品目について次のコンテナに投入しなければならない商品が残存していると、表示手段は該商品の残数を表示するので、残数の値を確認することができる。
【0017】
そして、第3発明によれば、上記第1、第2発明と同様にして、商品をコンテナに箱詰めするに際して品目コード入力手段によって各商品の品目コードを読み取れば、品目別投入個数データに基づいてコンテナ別納品データが生成、出力されると共に、さらに、その商品に貼り付けられる値札が発行されることになり、これをその商品に貼り付けることにより、改めて値付けする必要がなくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
まず、第1実施形態について説明すると、図1に示すように、この実施形態においては、システムコントローラ10が備えられ、このコントローラ10に、各納品先からの注文商品の品目コードや注文個数等の注文データ、及びコンテナに投入した商品の品目別投入個数データ等を記憶するためのメモリ11が設けられている。
【0020】
また、このシステムコントローラ10には、複数の箱詰め用ユニット12…12が接続されている。これらのユニット12…12は、いずれも、バーコードスキャナ13を備えた作業操作卓14と、商品と共にコンテナに投入される現品票を発行する現品票プリンタ15と、コンテナに貼り付けられるコンテナラベルを発行するラベルプリンタ16とで構成されている。
【0021】
ここで、図2に示すように、上記作業操作卓14の操作面には表示部14aとキー操作部14bとが設けられていると共に、キー操作部14bには、納品先コードを入力する際に使用する納品先キー14c及びテンキー14d、コンテナが満杯になったときにON操作する満杯キー14e及び1つの納品先についての箱詰め作業が終了したときにON操作する終了キー14f等が備えられている。
【0022】
また、図3に示すように、上記現品票プリンタ15によって発行される現品票Aには、例えば日付、納品先名等と、当該コンテナに収納された各商品の品目ごとの単価及び個数等でなるコンテナ別納品データがプリントされる。
【0023】
さらに、図4に示すように、上記ラベルプリンタ16によって発行されるコンテナラベルBには、例えば日付、納品先名等と、当該コンテナに収納された各商品の品目ごとの個数でなるコンテナ別納品データ及び当該コンテナの番号等を示す2次元バーコードがプリントされる。
【0024】
なお、上記コンテナ別納品データは、ONライン式または無線式のデータ送信機及びデータ受信機を納品元及び納品先にそれぞれ備えて、直接納品先に送信するようにしてもよく、この場合、図5に示すように、コンテナに貼り付けられるコンテナラベルCには、例えば日付、納品先名等と、コンテナ番号等を示すバーコードとがプリントされ、コンテナ別納品データのプリントは省かれる。
【0025】
次に、この実施形態に係る箱詰めシステムを用いた作業の手順を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0026】
まず、作業開始時に、ステップS1で、今回箱詰め作業を行う納品先のコードを作業操作卓14の操作部14bを用いて入力し、また、ステップS2で、システムコントローラ10に付設されたメモリ11の品目別投入個数データの仮記憶領域をクリアする。そして、ステップS3で、作業者が当該納品先への配送用の空のコンテナを箱詰め作業場にセットする。
【0027】
次に、ステップS4で、既に集品されている当該納品先からの注文商品のそれぞれについて、貼り付けられているラベルのバーコードをスキャナ13によって読み取り、その商品の品目コードをシステムコントローラ10に入力する。そして、バーコードを読み取った商品を上記コンテナに投入する。
【0028】
このとき、上記システムコントローラ10は、ステップS5で、メモリ11のクリアされた仮記憶領域に当該品目コードの商品の投入個数として1を記憶し、或いは既に記憶されているその品目コードの商品についての投入個数に1を加算する。また、ステップS6で、この投入個数と、予め入力されている当該納品先からのその品目コードの商品の注文個数とを比較し、まだコンテナに投入しなければならない残数を算出して作業操作卓14の表示部14aに表示する。
【0029】
次いで、ステップS7で、当該納品先からの全注文商品のコンテナへの投入が終了したか否かを判定し、いまだ終了していないときは、さらにステップS8を実行して当該コンテナが満杯になったか否かを判定する。そして、全商品の投入が終了しておらず、かつ、コンテナが満杯になっていない場合には、上記ステップS4〜ステップS6を繰り返し実行し、バーコードを読み取りながら商品を順次投入すると共に、各商品の投入個数を品目ごとに加算して仮記憶し、また、各品目ごとの残数を算出、表示する。
【0030】
ここで、各品目ごとの投入個数の記憶は、上記のように各商品の1つ1つについてバーコードを読み取り、その読み取り回数によって品目ごとの投入個数をカウントする方法の他、同一品目の複数の商品がまとまっている場合には、そのうちの1つについてバーコードを読み取ると共に、その個数をテンキーを用いて入力する方法によることも可能である。
【0031】
そして、上記のようにして、商品をコンテナに投入してゆくことにより、例えば全商品の投入が終了する前にコンテナが満杯となったものとすると、ステップS9で、作業者が作業操作卓14の満杯キー14eをON操作することになり、これにより、ステップS10以下の処理が実行される。
【0032】
つまり、ステップS10で、今回満杯となったコンテナの番号と、上記メモリ11に仮記憶されていたそのコンテナに投入された商品の品目別投入個数データとを連結してコンテナ別納品データを生成し、次いでステップS11で、そのコンテナ別納品データを現品票プリンタ15に送信して、該プリンタ15により図3に示すような現品票Aを発行すると共に、その現品票Aを当該コンテナに投入する。
【0033】
また、ステップS12で、上記コンテナ別納品データをラベルプリンタ16に送信して、該プリンタ16により図4に示すようなコンテナラベルBを発行すると共に、そのコンテナラベルBを当該コンテナに貼り付ける。
【0034】
そして、次にステップS13を実行し、当該納品先についての全商品の投入が終了したか否かを判定するが、現時点では全商品の投入が終了していないから、上記ステップS2からステップS12を再度実行し、次のコンテナへの商品の投入、品目別投入個数データの仮記憶、並びにそのコンテナの満杯時におけるコンテナ別納品データの作成、及び現品票A及びコンテナラベルBの発行等の作業を同様に行う。
【0035】
一方、上記のようにして商品が順次コンテナへ投入されることにより、当該納品先からの全注文商品のコンテナへの投入を終了すると、上記ステップS7からステップS14を実行し、作業者が作業操作卓14の終了キー14fをON操作することになる。
【0036】
この場合も、上記満杯キー14eをON操作した場合と同様に、ステップS10〜ステップS12を実行し、最後のコンテナについてのコンテナ別納品データを作成すると共に、そのコンテナに投入される現品票A及びそのコンテナに貼り付けられるコンテナラベルBを発行する。
【0037】
そして、次にステップS13を実行するが、今回は全商品が投入されたからステップS15を実行し、投入した全商品のデータと注文データとを比較する。具体的には、ステップS6で各品目ごとに算出した残数の値を確認し、これが全品目とも0であれば、全品目の商品が過不足なくコンテナに投入されたことになる。また、仮にいずれかの品目について残数がプラスの値であれば、その数だけ当該品目の商品の投入個数が足らず、マイナスの値であれば、その数だけ当該品目の商品が余分に投入されたことになる。そして、これらの場合には、その結果を表示し、作業者がその過不足を修正する作業を行うことになる。
【0038】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明では、第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いる。
【0039】
図7に示すように、この第2実施形態も、第1実施形態と同様に、メモリ11を備えたシステムコントローラ10に複数の箱詰めユニット12′…12′を接続した構成であるが、この実施形態においては、各箱詰めユニット12′…12′が、バーコードスキャナ13を備えた作業操作卓14に、現品票プリンタ15と、ラベルプリンタ16とに加えて、値札プリンタ17を接続した構成とされている。
【0040】
この値札プリンタ17は、例えば図8に示すように、品名や値段等がプリントされて各商品に貼り付けられる値札ラベルDを発行する。
【0041】
そして、この第2実施形態に係る箱詰めシステムを用いた作業は、図9のフローチャートに示す手順で行われる。
【0042】
つまり、この第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様の手順で箱詰め作業が行われるが、ステップS4で、スキャナ13によりバーコードを読み取った上で商品をコンテナに投入する際に、ステップS5で、その投入データをメモリ11に仮記憶する一方、ステップS6′で、該メモリ11に記憶されているその商品の値段を読み出して、値札プリンタ17により図8に示すような値札ラベルDを発行する。そして、作業者がこの値札ラベルDを当該商品に貼り付けた上でコンテナに投入するのである。
【0043】
その後、前記第1実施形態の場合と同様に、コンテナが満杯になったとき、及び当該納品先からの全注文商品の投入が完了したときに、品目別投入個数データに基づいてコンテナ別納品データを作成すると共に、現品票A及びコンテナラベルBをそれぞれのプリンタ15,16によって発行し、前者は当該コンテナに投入し、後者はコンテナに貼り付ける。
【0044】
また、全商品の投入が終了すれば、ステップS15で、前記第1実施形態と同様に、全商品の投入データと注文データとの比較が行われるが、この実施形態では、上記ステップS6′で値札ラベルDを発行したときに、各品目ごとにその発行枚数をカウントし、その数と注文データとを比較することにより、各品目ごとの商品のコンテナへの投入個数の過不足を確認するようになっている。
【0045】
次に、図10、図11に示す第3実施形態について説明する。
【0046】
この実施形態は、商品を品目ごとに保管した商品保管部に沿って移動して注文商品を注文個数づつ集品すると同時に、その商品をコンテナに箱詰めする場合のもので、商品保管部に品目ごとの注文個数をそれぞれ表示する個数表示器を備えたピッキングシステムを用いた集品作業の場合と、伝票等を見ながら各商品を注文個数づつ保管部から取り出してゆく通常の集品作業の場合のいずれにも適用されるものである。
【0047】
この実施形態においては、図10に示すように商品保管部に沿ってコンテナを移送する台車20が用いられ、この台車20に、バーコードスキャナ13を備えた作業操作卓14と、これに接続された現品票プリンタ15及びラベルプリンタ16とでなる前記第1実施形態と同様の箱詰めユニット12を搭載すると共に、無線式の送受信機21を備えて上記作業操作卓14に接続し、システムコントロール10に接続された同じく無線式の送受信機22との間で信号を授受しあうようになっている。
【0048】
この第3実施形態においては、図11のフローチャートに示すように、ステップS3′で、空コンテナを台車20にセットすると共に、ステップS3″で、この台車20を商品保管部に沿って移動させながら、各品目の商品を個数表示器に表示され或いは伝票に記載された個数づつ保管部から取り出すことになる。
【0049】
そして、ステップS4で、取り出した商品のバーコードの読み取り及びコンテナへの投入を行うと共に、以下、前記第1実施形態と同様にして、満杯時及び全商品の投入終了時に、品目別投入個数データに基づいてコンテナ別納品データを作成し、また、コンテナに投入される現品票A及びコンテナに貼り付けられるコンテナラベルBの発行、並びに全投入商品の過不足の確認等を行う。
【0050】
その場合に、スキャナ13で読み取った品目コード等の信号、作業操作卓14の満杯キー14e及び終了キー14fのON操作によって出力される信号、また、システムコントローラ10に記憶されている注文データ等の信号は、送受信機21,22を介してシステムコントローラ10と台車20上の作業操作卓14との間で授受されることになる。
【0051】
さらに、図12、図13に示す第4実施形態について説明すると、この実施形態は、前記第3実施形態と同様に、商品保管部に沿って台車20を移動させて、商品を保管部から取り出しながらコンテナに箱詰めする場合のもので、その台車20に、前記第2実施形態と同様の箱詰めユニット12′を搭載したものである。
【0052】
つまり、この実施形態においては、台車20に搭載された箱詰めユニット12′は、バーコードスキャナ13を備えた作業操作卓14と、これに接続された現品票プリンタ15、ラベルプリンタ16及び値札プリンタ17とで構成されている。そして、該台車20に搭載されて上記作業操作卓14に接続された送受信機21と、システムコントローラ10に接続された送受信機22との間で、信号を授受しあうようになっている。
【0053】
この実施形態の作業手順は、図13にフローチャートを示す通りであり、前記第3実施形態と同様に、ステップS3′で、空コンテナを台車20にセットすると共に、ステップS3″で、この台車20を商品保管部に沿って移動させながら、各品目の商品を個数表示器に表示され或いは伝票に記載された個数づつ保管部から取り出すことになる。
【0054】
そして、ステップS4で、スキャナ13によりバーコードを読み取った上で商品をコンテナに投入する際には、前記第2実施形態と同様にして、ステップS6′で、値札プリンタ17により図8に示すような値札ラベルDを発行する。そして、作業者がこの値札ラベルDを当該商品に貼り付けた上でコンテナに投入することになる。また、ステップS15で、この値札Dの発行枚数と注文データとを比較することにより、各品目ごとの商品のコンテナへの投入個数の過不足を確認する点も第2実施形態と同様である。
【0055】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、予め集品され或いは商品保管部に沿って移動しながら集品される各納品先からの注文商品を納品先別の配送用コンテナに箱詰めする際に、各コンテナに投入された商品の品目コードや個数等の品目別投入個数データがコンテナごとに仮記憶されると共に、そのコンテナが満杯となったときには、当該コンテナについての品目別投入個数データに基づいてコンテナ別納品データが生成されることになる。そして、生成されたコンテナ別納品データが、各コンテナに投入される現品票や各コンテナに貼り付けられるコンテナラベル等にプリントされ、或いは直接納品先に送信されることになる。したがって、コンテナの内容物とラベルもしくは納品伝票などとが1対1に対応することになり、納品先での検品作業の効率化が図られることになる。
【0056】
そして、特に上記コンテナ別納品データは、コンテナへの商品の投入作業中において該コンテナが満杯となった時点、或いは当該納品先から注文された最後の商品をコンテナに投入した時点で生成されるので、事前に面倒な容積計算を行う必要がなく、また、箱詰め作業中にコンテナに商品が納まりきらなくなって容積計算をし直したり、コンテナ内に不必要に大きな空きスペースが生じてコンテナの数が徒に多くなる等の不具合が回避され、当該箱詰め作業ないし出荷作業の効率が向上することになる。さらに、満杯指示手段により満杯状態が指示された場合において、満杯状態となったときの品目について次のコンテナに投入しなければならない商品が残存していると、表示手段は該商品の残数を表示するので、残数の値を確認することができる。
【0057】
また、第3発明よれば、商品をコンテナに投入するときに、上記の品目別投入個数データが作成されると同時に、その商品に貼り付ける値札が発行されるので、各商品についての値付け作業を別途行う必要がなくなって、この種の作業の一層の効率化が図られることになる。
【0058】
さらに、本発明の箱詰めシステムは、ピッキングシステムやソーティングシステム等の集品システムとは独立して使用されるものであるから、既存の集品システムに追加して配備し、或いはこれの集品システムを用いない集品作業場に配備する等、自由に採用することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る箱詰めシステムのシステム図である。
【図2】 同システムで用いられる作業操作卓の操作面の構成説明図である。
【図3】 同システムで発行される現品票の説明図である。
【図4】 同システムで発行されるコンテナラベルの説明図である。
【図5】 コンテナ別納品データを直接納品先に送信する場合のコンテナラベルの説明図である。
【図6】 同システムの作業手順を示すフローチャート図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る箱詰めシステムのシステム図である。
【図8】 同システムで発行される値札ラベルの説明図である。
【図9】 同システムの作業手順を示すフローチャート図である。
【図10】 本発明の第3実施形態に係る箱詰めシステムのシステム図である。
【図11】 同システムの作業手順を示すフローチャート図である。
【図12】 本発明の第4実施形態に係る箱詰めシステムのシステム図である。
【図13】 同システムの作業手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
10 納品データ生成手段(システムコントローラ)
11 投入データ仮記憶手段(メモリ)
13 品目コード入力手段(バーコードスキャナ)
14e 満杯指示手段(満杯キー)
15,16 納品データ出力手段(プリンタ)
17 値札発行手段(値札プリンタ)
20 コンテナ移送手段(台車)

Claims (3)

  1. 予め集品された各納品先からの注文商品を納品先別の配送用コンテナに箱詰めする商品の箱詰めシステムであって、商品がコンテナに投入されるときに、その商品の品目コードを入力する品目コード入力手段と、その商品の品目コードとコンテナへの投入個数とを含む品目別投入個数データを仮に記憶する投入データ仮記憶手段と、コンテナに投入しなければならない品目別の商品の数量を表示する表示手段と、コンテナが投入された商品で満杯状態となったときに、その満杯状態を指示する満杯指示手段と、上記表示手段に数量が表示された品目の商品の全てがコンテナに投入されていない状態において該満杯指示手段によって満杯状態が指示されたときに、上記投入データ仮記憶手段に記憶されている品目別投入個数データに基づいてコンテナ別の納品データを生成する納品データ生成手段と、生成されたコンテナ別納品データを出力する納品データ出力手段とを有し、上記満杯指示手段により満杯状態が指示された場合において、満杯状態となったときの品目について次のコンテナに投入しなければならない商品が残存していると、上記表示手段は、該商品の残数を表示することを特徴とする商品の箱詰めシステム。
  2. 各納品先からの注文商品を集品しながら納品先別の配送用コンテナに箱詰めする商品の箱詰めシステムであって、品目別に商品を保管した商品保管部に沿ってコンテナを移送させるコンテナ移送手段と、上記商品保管部から取り出した商品をコンテナ移送手段上のコンテナに投入するときに、その商品の品目コードを入力する品目コード入力手段と、その商品の品目コードとコンテナへの投入個数とを含む品目別投入個数データを仮に記憶する投入データ仮記憶手段と、コンテナに投入しなければならない品目別の商品の数量を表示する表示手段と、コンテナが投入された商品で満杯状態となったときに、その満杯状態を指示する満杯指示手段と、上記表示手段に数量が表示された品目の商品の全てがコンテナに投入されていない状態において該満杯指示手段によって満杯状態が指示されたときに、上記投入データ仮記憶手段に記憶されている品目別投入個数データに基づいてコンテナ別の納品データを生成する納品データ生成手段と、生成されたコンテナ別納品データを出力する納品データ出力手段とを有し、上記満杯指示手段により満杯状態が指示された場合において、満杯状態となったときの品目について次のコンテナに投入しなければならない商品が残存していると、上記表示手段は、該商品の残数を表示することを特徴とする商品の箱詰めシステム。
  3. 各商品の値段を品目ごとに記憶している値段記憶手段と、品目コード入力手段によりコンテナに投入する商品の品目コードが入力されたときに、上記値段記憶手段に記憶されている当該商品の値段を読み出して、その商品に貼り付けられる値札を発行する値札発行手段とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の商品の箱詰めシステム。
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