JP2001171811A - 物流システム - Google Patents
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- JP2001171811A JP2001171811A JP36528599A JP36528599A JP2001171811A JP 2001171811 A JP2001171811 A JP 2001171811A JP 36528599 A JP36528599 A JP 36528599A JP 36528599 A JP36528599 A JP 36528599A JP 2001171811 A JP2001171811 A JP 2001171811A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 服飾衣料、靴、鞄、財布等の品種、および各
品種ごとのデザイン、色、サイズ等に区分された少量多
品種商品を小売店舗に配送する際に、これらの商品を同
一梱包内に複数収納して配送する物流システムを提供す
ること。 【解決手段】 出荷サイト20で梱包箱２に収納された商
品６を、物流経路４を経て荷受けサイト30に搬送する物
流システムにおいて、収納された品種、色、サイズ等が
異なる複数種類商品６に対応するデータを格納した電子
タグ１を梱包箱２に添付して搬送し、荷受けサイト30で
は、タグ読み取り装置32により電子タグ１に格納された
データを読取り、データベース・システム34に格納する
とともに、プリンタ35で印字する。
品種ごとのデザイン、色、サイズ等に区分された少量多
品種商品を小売店舗に配送する際に、これらの商品を同
一梱包内に複数収納して配送する物流システムを提供す
ること。 【解決手段】 出荷サイト20で梱包箱２に収納された商
品６を、物流経路４を経て荷受けサイト30に搬送する物
流システムにおいて、収納された品種、色、サイズ等が
異なる複数種類商品６に対応するデータを格納した電子
タグ１を梱包箱２に添付して搬送し、荷受けサイト30で
は、タグ読み取り装置32により電子タグ１に格納された
データを読取り、データベース・システム34に格納する
とともに、プリンタ35で印字する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、服飾衣料、靴、鞄、
財布等の品種、および各品種ごとのデザイン、色、サイ
ズ等に区分された少量多品種商品を小売店舗に配送する
物流システムに関し、特に、これらの商品を同一梱包内
に複数収納して配送する物流システムに関する。
財布等の品種、および各品種ごとのデザイン、色、サイ
ズ等に区分された少量多品種商品を小売店舗に配送する
物流システムに関し、特に、これらの商品を同一梱包内
に複数収納して配送する物流システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】服飾衣料等のファッション系衣料、靴、
鞄、財布等の雑貨の販売においては販売店舗に多種商品
を陳列している。しかし、各商品ごとにデザイン、色、
サイズ等細分化されているため、これらを在庫商品とし
て店舗倉庫内に保有して、顧客の要求に応じ即座に所要
商品を提供することが必要となるため、在庫商品の検
索、探索が必須業務となる。
鞄、財布等の雑貨の販売においては販売店舗に多種商品
を陳列している。しかし、各商品ごとにデザイン、色、
サイズ等細分化されているため、これらを在庫商品とし
て店舗倉庫内に保有して、顧客の要求に応じ即座に所要
商品を提供することが必要となるため、在庫商品の検
索、探索が必須業務となる。
【０００３】しかし、販売店舗においては、店舗の敷地
を顧客向けの陳列領域に活用することを優先せざるを得
ず、倉庫として確保できる領域は制限を受けることにな
り、在庫商品を品種別、デザイン別、色別、サイズ別等
に整理保管することは著しく困難である。
を顧客向けの陳列領域に活用することを優先せざるを得
ず、倉庫として確保できる領域は制限を受けることにな
り、在庫商品を品種別、デザイン別、色別、サイズ別等
に整理保管することは著しく困難である。
【０００４】さらに、ファッション系衣料、雑貨におい
ては、売れ筋商品の交代が激しく、店舗在庫といえど
も、生産工場、長期保管倉庫と間で商品の入れ替えが頻
繁に行なわれ、その在庫管理を煩雑にしている。
ては、売れ筋商品の交代が激しく、店舗在庫といえど
も、生産工場、長期保管倉庫と間で商品の入れ替えが頻
繁に行なわれ、その在庫管理を煩雑にしている。
【０００５】また、これらの商品の配送に際して、商品
を品種別、デザイン別、色別、サイズ別に区分して梱包
すると、梱包個数が増加し、配送効率の低下を招く。
を品種別、デザイン別、色別、サイズ別に区分して梱包
すると、梱包個数が増加し、配送効率の低下を招く。
【０００６】そこで、図６に示すように、従来より多品
種商品の販売店舗向け配送、店舗倉庫内保管に際して、
１梱包内に品種、デザイン、色、サイズ等の異なる複数
商品を収納する混合梱包方法を採用し、かつ、各梱包ご
とに収納した商品の詳細を示す梱包内容明細書を提供す
る物流システムが実施されている。
種商品の販売店舗向け配送、店舗倉庫内保管に際して、
１梱包内に品種、デザイン、色、サイズ等の異なる複数
商品を収納する混合梱包方法を採用し、かつ、各梱包ご
とに収納した商品の詳細を示す梱包内容明細書を提供す
る物流システムが実施されている。
【０００７】従来の物流システムは、出荷サイト20およ
び荷受けサイト30よりなり、出荷サイト20には、注文に
従って梱包すべき商品を指示する作業指示書24を印字す
るプリンタおよび表示器23を備えたコンピュータ21が設
けられており、荷受けサイト30には、梱包内容明細を電
子的に保管するデータベース・システム34と、表示器33
および梱包内容明細書36を印字するプリンタ35を備えた
コンピュータ31が設けられている。そして、出荷サイト
20のコンピュータ21と荷受けサイト30のコンピュータ31
は、データ伝送路５で接続されている。出荷サイト20に
おいては、作業指示書24に従って梱包箱２に荷受けサイ
ト30へ配送すべき商品を収納し、収納が完了すると梱包
箱２は物流経路４を経由して荷受けサイト30へ配送され
る。
び荷受けサイト30よりなり、出荷サイト20には、注文に
従って梱包すべき商品を指示する作業指示書24を印字す
るプリンタおよび表示器23を備えたコンピュータ21が設
けられており、荷受けサイト30には、梱包内容明細を電
子的に保管するデータベース・システム34と、表示器33
および梱包内容明細書36を印字するプリンタ35を備えた
コンピュータ31が設けられている。そして、出荷サイト
20のコンピュータ21と荷受けサイト30のコンピュータ31
は、データ伝送路５で接続されている。出荷サイト20に
おいては、作業指示書24に従って梱包箱２に荷受けサイ
ト30へ配送すべき商品を収納し、収納が完了すると梱包
箱２は物流経路４を経由して荷受けサイト30へ配送され
る。
【０００８】この物流システムにおいて、梱包箱２の梱
包内容データは、出荷サイト20コンピュータ21で作成さ
れ、データ伝送路５を経て荷受けサイト30のコンピュー
タ31に伝送され、表示器23で表示するとともに、プリン
タ35により梱包内容明細書36として印字され、データベ
ース・システム34に在庫データとして電子的に保管され
る。
包内容データは、出荷サイト20コンピュータ21で作成さ
れ、データ伝送路５を経て荷受けサイト30のコンピュー
タ31に伝送され、表示器23で表示するとともに、プリン
タ35により梱包内容明細書36として印字され、データベ
ース・システム34に在庫データとして電子的に保管され
る。
【０００９】すなわち、図６に示す物流システムにおい
ては、梱包箱２を物流経路４で輸送するとともに、デー
タ伝送路５を経て梱包箱２の梱包内容データを送信する
ことにより、種類、デザイン、色、サイズ等が異なる複
数商品の混合梱包に対応する梱包内容明細の提供を実現
している。
ては、梱包箱２を物流経路４で輸送するとともに、デー
タ伝送路５を経て梱包箱２の梱包内容データを送信する
ことにより、種類、デザイン、色、サイズ等が異なる複
数商品の混合梱包に対応する梱包内容明細の提供を実現
している。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図６に示す従
来の物流システムにおいては、出荷サイト20における梱
包箱２の梱包内容データの作成が煩雑になるか、もしく
は梱包作業効率を低下させるという問題、さらには梱包
箱２の荷受けサイト30への到着時間と梱包内容データの
荷受けサイト30への到着時間とが同期しないため、一時
的にも在庫データと在庫商品の不一致が生じるという問
題がある。
来の物流システムにおいては、出荷サイト20における梱
包箱２の梱包内容データの作成が煩雑になるか、もしく
は梱包作業効率を低下させるという問題、さらには梱包
箱２の荷受けサイト30への到着時間と梱包内容データの
荷受けサイト30への到着時間とが同期しないため、一時
的にも在庫データと在庫商品の不一致が生じるという問
題がある。
【００１１】また、種類、デザイン、色、サイズ等の異
なる複数の商品を混合して梱包箱に収納する際に、各商
品の容積、形状が異なるために収納作業の開始前に特定
の容積の１つの梱包箱に収納可能な商品の総量を把握す
ることは極めて難しい。
なる複数の商品を混合して梱包箱に収納する際に、各商
品の容積、形状が異なるために収納作業の開始前に特定
の容積の１つの梱包箱に収納可能な商品の総量を把握す
ることは極めて難しい。
【００１２】従って、梱包すべき商品の量が多く、１つ
の荷受けサイト30に対する配送梱包数が複数となる場
合、出荷サイト20における作業指示書24には、複数の各
梱包箱ごとに対する作業指示を記載することは極めて困
難である。
の荷受けサイト30に対する配送梱包数が複数となる場
合、出荷サイト20における作業指示書24には、複数の各
梱包箱ごとに対する作業指示を記載することは極めて困
難である。
【００１３】そこで、作業指示書24には、複数の梱包箱
に分割収納されるであろう商品に対する全作業指示を記
載し、梱包作業時に各梱包箱ごとに収納した商品の区切
りを示す印（鎖線25）を付け、この鎖線25を付された作
業指示書24に基づいて、各梱包箱ごとの梱包内容明細を
コンピュータ21に入力し、データ伝送路５を経て荷受け
サイト30に伝えるという手順が必要となる。
に分割収納されるであろう商品に対する全作業指示を記
載し、梱包作業時に各梱包箱ごとに収納した商品の区切
りを示す印（鎖線25）を付け、この鎖線25を付された作
業指示書24に基づいて、各梱包箱ごとの梱包内容明細を
コンピュータ21に入力し、データ伝送路５を経て荷受け
サイト30に伝えるという手順が必要となる。
【００１４】商品の容積を計算することにより作業指示
書24の内容を各梱包箱に収納可能な範図に分割指示する
ことも可能ではあるが、この場合、計算値と梱包実績と
の相違を作業の冗長性として確保することが必要であ
り、収納商品数を少な目に指示し、収納効率を下げざる
を得ないほか、万一指示収納数を収納し得なくなった場
合には、やはり上述の内容明細の作成作業が生じてしま
う。
書24の内容を各梱包箱に収納可能な範図に分割指示する
ことも可能ではあるが、この場合、計算値と梱包実績と
の相違を作業の冗長性として確保することが必要であ
り、収納商品数を少な目に指示し、収納効率を下げざる
を得ないほか、万一指示収納数を収納し得なくなった場
合には、やはり上述の内容明細の作成作業が生じてしま
う。
【００１５】すなわち、従来の物流システムにおいては
は、梱包箱ごとに梱包内容明細を改めて作成しなければ
ならないという欠点を有していた。
は、梱包箱ごとに梱包内容明細を改めて作成しなければ
ならないという欠点を有していた。
【００１６】さらに、梱包箱２の梱包内容明細データが
荷受けサイト30に到着し、コンピュータ31の表示器33に
その梱包内容明細を表示し、プリンタ35により梱包内容
明細書36を印字し、データベース・システム34にそのデ
ータを格納しても、梱包箱２が実際に荷受けサイト30に
到着していなければ、これらのデータは無効データであ
り、実際に存在する商品在庫を示す有効データとの識別
作業が必要となり、かつ、梱包箱２が到着した際に、こ
のデータを有効データに変更する作業が必要となる。
荷受けサイト30に到着し、コンピュータ31の表示器33に
その梱包内容明細を表示し、プリンタ35により梱包内容
明細書36を印字し、データベース・システム34にそのデ
ータを格納しても、梱包箱２が実際に荷受けサイト30に
到着していなければ、これらのデータは無効データであ
り、実際に存在する商品在庫を示す有効データとの識別
作業が必要となり、かつ、梱包箱２が到着した際に、こ
のデータを有効データに変更する作業が必要となる。
【００１７】以上で説明したように、従来の物流システ
ムにおいては、品種、デザイン、色、サイズ等の異なる
複数商品の混合梱包を実施した場合、出荷サイト20にお
いては、梱包作業実積に基づき各梱包箱２に対する内容
明細データを作成する作業が生じるほか、荷受けサイト
30においては、受け取った梱包内容明細データの有効・
無効の識別管理が必要となる等の付帯作業が発生すると
いう問題があった。
ムにおいては、品種、デザイン、色、サイズ等の異なる
複数商品の混合梱包を実施した場合、出荷サイト20にお
いては、梱包作業実積に基づき各梱包箱２に対する内容
明細データを作成する作業が生じるほか、荷受けサイト
30においては、受け取った梱包内容明細データの有効・
無効の識別管理が必要となる等の付帯作業が発生すると
いう問題があった。
【００１８】
【課題を解決するための手段】この発明による物流シス
テムは、出荷サイト20で梱包箱２に収納された商品を、
物流経路４を経て荷受けサイト30に搬送する物流システ
ムにおいて、収納された商品に対応するデータを格納し
た電子タグ１を梱包箱に添付して搬送するものである。
テムは、出荷サイト20で梱包箱２に収納された商品を、
物流経路４を経て荷受けサイト30に搬送する物流システ
ムにおいて、収納された商品に対応するデータを格納し
た電子タグ１を梱包箱に添付して搬送するものである。
【００１９】梱包箱２に収納される商品は品種が異なる
複数種類のものであり、電子タグ１に格納されるデータ
は収納された商品の品種、色、サイズ等を特定するデー
タと数量を含むものである。
複数種類のものであり、電子タグ１に格納されるデータ
は収納された商品の品種、色、サイズ等を特定するデー
タと数量を含むものである。
【００２０】この発明による物流システムにおいて、出
荷サイト20は、商品を梱包箱２に収納する梱包作業内容
を表示する表示器23と、収納した商品に対応するデータ
を電子タグ１に書き込むタグ書き込み装置22を具備し、
荷受けサイト30は、電子タグ１に格納されたデータを読
取るタグ読み取り装置32と、電子タグ１に格納されてい
たデータの一部または全てを格納するデータベース・シ
ステム34と、電子タグ１に格納されているデータを印字
するプリンタ35とを具備している。
荷サイト20は、商品を梱包箱２に収納する梱包作業内容
を表示する表示器23と、収納した商品に対応するデータ
を電子タグ１に書き込むタグ書き込み装置22を具備し、
荷受けサイト30は、電子タグ１に格納されたデータを読
取るタグ読み取り装置32と、電子タグ１に格納されてい
たデータの一部または全てを格納するデータベース・シ
ステム34と、電子タグ１に格納されているデータを印字
するプリンタ35とを具備している。
【００２１】さらに、この発明による物流システムにお
いて、出荷サイト20は、集荷した品種の異なる商品を混
合して、荷受けサイト単位に梱包する集配機能を有し、
梱包箱に添付する伝票類の作成部門である。
いて、出荷サイト20は、集荷した品種の異なる商品を混
合して、荷受けサイト単位に梱包する集配機能を有し、
梱包箱に添付する伝票類の作成部門である。
【００２２】
【発明の実施の形態】この発明に係る物流システムは、
図１に示すように、出荷サイト20および荷受けサイト30
よりなり、出荷サイト20には、注文に従って梱包すべき
商品を指示する作業指示書24を印字するプリンタおよび
表示器23と、梱包箱２に添付された電子タグ１にデータ
を書込み・読取りするタグ読み書き装置22とを備えたコ
ンピュータ21が設けられており、荷受けサイト30には、
梱包内容明細を電子的に保管するデータベース・システ
ム34と、表示器33および梱包内容明細書36を印字するプ
リンタ35と、梱包箱２に添付された電子タグ１にデータ
を書込み・読取るタグ読み書き装置32とを備えたコンピ
ュータ31が設けられている。
図１に示すように、出荷サイト20および荷受けサイト30
よりなり、出荷サイト20には、注文に従って梱包すべき
商品を指示する作業指示書24を印字するプリンタおよび
表示器23と、梱包箱２に添付された電子タグ１にデータ
を書込み・読取りするタグ読み書き装置22とを備えたコ
ンピュータ21が設けられており、荷受けサイト30には、
梱包内容明細を電子的に保管するデータベース・システ
ム34と、表示器33および梱包内容明細書36を印字するプ
リンタ35と、梱包箱２に添付された電子タグ１にデータ
を書込み・読取るタグ読み書き装置32とを備えたコンピ
ュータ31が設けられている。
【００２３】タグ読み書き装置22、23は、図３に示すよ
うに、制御部11によって制御されるメモリ12および変復
調回路13と、この変復調回路13に接続されたアンテナ14
と、電源15とにより構成されており、電子タグ１は、図
３に示すように、ＭＰＵ16によって制御されるメモリ17
および変復調回路18と、この変復調回路18に接続された
アンテナ19と、電池15とにより構成されたカード状の非
接触型無線タグである。なお、電子タグ１は、非接触型
無線タグに限ることなく、接触型書き換えのタグでも差
し支えない。
うに、制御部11によって制御されるメモリ12および変復
調回路13と、この変復調回路13に接続されたアンテナ14
と、電源15とにより構成されており、電子タグ１は、図
３に示すように、ＭＰＵ16によって制御されるメモリ17
および変復調回路18と、この変復調回路18に接続された
アンテナ19と、電池15とにより構成されたカード状の非
接触型無線タグである。なお、電子タグ１は、非接触型
無線タグに限ることなく、接触型書き換えのタグでも差
し支えない。
【００２４】電子タグ１は、記憶容量の大きいメモリ17
を有し、その記憶内容を電子的に容易に書き換えること
が可能であり、かつ軽量で小型であるから、図２に示す
ように一般物流に用いられる梱包箱２の外側に添付され
ても何ら支障が無い。この電子タグ１に非接触型無線タ
グを用いると、梱包箱２の内側に添付できるので、輸送
中に擦れて剥がれ落ちる事故を防止することが可能であ
る。
を有し、その記憶内容を電子的に容易に書き換えること
が可能であり、かつ軽量で小型であるから、図２に示す
ように一般物流に用いられる梱包箱２の外側に添付され
ても何ら支障が無い。この電子タグ１に非接触型無線タ
グを用いると、梱包箱２の内側に添付できるので、輸送
中に擦れて剥がれ落ちる事故を防止することが可能であ
る。
【００２５】そして、出荷サイト20においては、図４に
示すように、コンピュータ21の表示器23に表示された作
業指示に従って梱包箱２に荷受けサイト30へ配送すべき
複数の商品６を混合収納し、収納の都度、各商品６に対
応する所要データを電子タグ１に書き込み、電子タグ１
は常に梱包箱２に収納された商品に対応する商品番号ま
たは商品名とその収納数量等のデータを保有することに
なる。特に、服飾衣料、靴、鞄、財布等については色、
サイズ等のデータも書き込まれる。
示すように、コンピュータ21の表示器23に表示された作
業指示に従って梱包箱２に荷受けサイト30へ配送すべき
複数の商品６を混合収納し、収納の都度、各商品６に対
応する所要データを電子タグ１に書き込み、電子タグ１
は常に梱包箱２に収納された商品に対応する商品番号ま
たは商品名とその収納数量等のデータを保有することに
なる。特に、服飾衣料、靴、鞄、財布等については色、
サイズ等のデータも書き込まれる。
【００２６】梱包箱２が満載状態となって収納および梱
包が完了すると、電子タグ１を添付した梱包箱２は物流
経路４を経由して荷受けサイト30へ配送される。このと
き、電子タグ１を添付した梱包箱２は、コンピュータ21
およびタグ読み書き装置22から離されるため、さらに電
子タグ１にデータが書き込まれることはなく、コンピュ
ータ21は、新たな梱包箱２の電子タグ１に作業内容、す
なわち収納される商品に対応するデータを書き込むこと
になる。
包が完了すると、電子タグ１を添付した梱包箱２は物流
経路４を経由して荷受けサイト30へ配送される。このと
き、電子タグ１を添付した梱包箱２は、コンピュータ21
およびタグ読み書き装置22から離されるため、さらに電
子タグ１にデータが書き込まれることはなく、コンピュ
ータ21は、新たな梱包箱２の電子タグ１に作業内容、す
なわち収納される商品に対応するデータを書き込むこと
になる。
【００２７】すなわち、この発明による物流システムに
おいては、梱包箱２と電子タグ１とが同時に移動し、か
つ、電子タグ１に格納されたデータは、電子タグ１が添
付された固有の梱包箱２に商品６を収納作業中に格納さ
せるので、収納された商品６に対応するものに自動的に
制約され、複数の梱包箱２に対して継続して収納作業を
行なっても、各収納箱２に添付された電子タグ１に格納
されるデータは、当該収納箱５に収納された商品６に対
応するデータに限定されることになる。
おいては、梱包箱２と電子タグ１とが同時に移動し、か
つ、電子タグ１に格納されたデータは、電子タグ１が添
付された固有の梱包箱２に商品６を収納作業中に格納さ
せるので、収納された商品６に対応するものに自動的に
制約され、複数の梱包箱２に対して継続して収納作業を
行なっても、各収納箱２に添付された電子タグ１に格納
されるデータは、当該収納箱５に収納された商品６に対
応するデータに限定されることになる。
【００２８】一方、荷受けサイト30においては、図５に
示すように、物流経路４を経由して入荷した各梱包箱２
の電子タグ１より、タグ読み書き装置32を介してコンピ
ュータ31によって、各梱包箱２に収納された商品６に対
応するデータが読み取られ、データベース・システム34
のデータ37を更新し、その読み込んだデータを表示器33
に表示し、プリンタ35により梱包内容明細書36として印
字される。
示すように、物流経路４を経由して入荷した各梱包箱２
の電子タグ１より、タグ読み書き装置32を介してコンピ
ュータ31によって、各梱包箱２に収納された商品６に対
応するデータが読み取られ、データベース・システム34
のデータ37を更新し、その読み込んだデータを表示器33
に表示し、プリンタ35により梱包内容明細書36として印
字される。
【００２９】すなわち、この発明による物流システムに
おいては、梱包箱２が荷受けサイト30に到着すると同時
に、梱包箱２に収納されている商品６に対応するデータ
が荷受けサイト30に遅滞なく提供されることになる。
おいては、梱包箱２が荷受けサイト30に到着すると同時
に、梱包箱２に収納されている商品６に対応するデータ
が荷受けサイト30に遅滞なく提供されることになる。
【００３０】
【発明の効果】以上の実施の形態に基づく説明から明ら
かなように、この発明の物流システムによると、１つの
梱包箱内に品種が異なる複数種類の商品を収納し、かつ
梱包箱と同時に収納商品に対応したデータを送ることが
できるので、下記の効果を奏することができる。
かなように、この発明の物流システムによると、１つの
梱包箱内に品種が異なる複数種類の商品を収納し、かつ
梱包箱と同時に収納商品に対応したデータを送ることが
できるので、下記の効果を奏することができる。
【００３１】(1) 収納商品に関するデータを送るための
伝送路を必要としない。
伝送路を必要としない。
【００３２】(2) 各梱包箱２に対する商品収納作業の区
切りと、電子タグに書き込まれる収納された商品に対応
するデータとの区切りが自動的に一致するので、梱包作
業実績と梱包作業指示との相違に基づく梱包内容明細デ
ータの作成作業が不要となる。また、この際、梱包作業
実績により満載量の決定が可能となるので、収納容積に
冗長性を持たせる等の収納効率を低下させる要素を排除
できる。
切りと、電子タグに書き込まれる収納された商品に対応
するデータとの区切りが自動的に一致するので、梱包作
業実績と梱包作業指示との相違に基づく梱包内容明細デ
ータの作成作業が不要となる。また、この際、梱包作業
実績により満載量の決定が可能となるので、収納容積に
冗長性を持たせる等の収納効率を低下させる要素を排除
できる。
【００３３】(3) 梱包箱の荷受けサイト到着とその梱包
内容明細データの到着とが同期するので、在庫情報の有
効・無効の確認を行なう管理から開放される。さらに、
何らかの事故により梱包箱の一部が荷受けサイトに到着
しなかった場合にでも、荷受けサイトにおける在庫情報
を混乱させることはない。
内容明細データの到着とが同期するので、在庫情報の有
効・無効の確認を行なう管理から開放される。さらに、
何らかの事故により梱包箱の一部が荷受けサイトに到着
しなかった場合にでも、荷受けサイトにおける在庫情報
を混乱させることはない。
【００３４】さらに、通常、梱包箱の収納内容明細を記
載した伝票類の作成は、配送業務の一部として出荷サイ
トで行なわれるが、この発明の物流システムにおいて
は、伝票類の作成を出荷サイトの仕分けを担当する部門
に割り当てて、伝票類を梱包箱に添付させればよいので
ある。
載した伝票類の作成は、配送業務の一部として出荷サイ
トで行なわれるが、この発明の物流システムにおいて
は、伝票類の作成を出荷サイトの仕分けを担当する部門
に割り当てて、伝票類を梱包箱に添付させればよいので
ある。
【図１】この発明の物流システムの実施の形態を示す概
要図、
要図、
【図２】この発明の物流システムで用いる電子タグを添
付した梱包箱を示す外観図、
付した梱包箱を示す外観図、
【図３】この発明の物流システムで用いる電子タグおよ
びタグ読み書き装置を示すブロック図、
びタグ読み書き装置を示すブロック図、
【図４】この発明の物流システムにおける出荷サイトの
出荷作業手順を説明する図、
出荷作業手順を説明する図、
【図５】この発明の物流システムにおける荷受サイトの
荷受作業手順を説明する図、
荷受作業手順を説明する図、
【図６】従来の物流システムの一例を示す概要図であ
る。
る。
１ 電子タグ ２ 梱包箱 ４ 物流経路 ５ データ伝送路 ６ 商品 20 出荷サイト 24 作業指示書 21、31 コンピュータ 22、23 タグ読み書き装置 30 荷受けサイト 34 データベース・システム 35 プリンタ 36 収納内容明細書
Claims (12)
- 【請求項１】 出荷サイトで梱包箱に収納された商品
を、物流経路を経て荷受けサイトに搬送する物流システ
ムにおいて、収納された商品に対応するデータを格納し
た電子タグを上記梱包箱に添付して搬送することを特徴
とする物流システム。 - 【請求項２】 電子タグは非接触型無線タグを用いたこ
とを特徴とする請求項１に記載の物流システム。 - 【請求項３】 梱包箱に収納される商品は品種が異なる
複数種類のものであることを特徴とする請求項１に記載
の物流システム。 - 【請求項４】 電子タグに格納されるデータは、梱包箱
に収納される商品を特定するためのデータと数量を含む
ことを特徴とする請求項３に記載の物流システム。 - 【請求項５】 梱包箱に収納される商品は少なくとも服
飾衣料、靴、鞄、財布のいずれかを含むことを特徴とす
る請求項３に記載の物流システム。 - 【請求項６】 電子タグに格納されるデータに少なくと
も収納される商品の色、サイズに関するデータの一方ま
たは双方を含むことを特徴とする請求項３に記載の物流
システム。 - 【請求項７】 出荷サイトは、商品を梱包箱に収納する
梱包作業内容を表示する表示装置と、収納した商品に対
応するデータを電子タグに書き込むタグ書き込み装置を
具備することを特徴とする請求項１に記載の物流システ
ム。 - 【請求項８】 荷受けサイトは、電子タグに格納された
データを読取るタグ読み取り装置と、該電子タグに格納
されていたデータの一部または全てを格納するデータベ
ースシステムを具備することを特徴とする請求項１に記
載の物流システム。 - 【請求項９】 荷受けサイトは、電子タグに格納されて
いるデータを印字するプリンタとを具備することを特徴
とする請求項８に記載の物流システム。 - 【請求項１０】 出荷サイトは、集荷した品種の異なる
商品を混合して、荷受けサイト単位に梱包する集配機能
を有することを特徴とする請求項１に記載の物流システ
ム。 - 【請求項１１】 荷受けサイトは、商品の販売店舗であ
ることを特徴とする請求項１に記載の物流システム。 - 【請求項１２】 出荷サイトは、物流業務の内仕分けを
担当する部門であり、荷受けサイトは梱包箱に添付する
伝票類の作成部門であることを特徴とする請求項１に記
載の物流システム。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36528599A JP2001171811A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 物流システム |
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| US10/356,682 US6778880B2 (en) | 1999-11-22 | 2003-01-31 | Distribution system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36528599A JP2001171811A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 物流システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001171811A true JP2001171811A (ja) | 2001-06-26 |
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ID=18483891
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US7035829B2 (en) | 2001-04-26 | 2006-04-25 | Nobuyoshi Morimoto | System and method for providing temporary access to content during shipping |
| JP2007094636A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Hitachi Ltd | タグ情報の読取り方法、タグ情報読取装置、これを備えているタグシステム |
| WO2020166340A1 (ja) * | 2019-02-12 | 2020-08-20 | 和則 藤沢 | 商品仕分け及び梱包管理方法 |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36528599A patent/JP2001171811A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| US7035856B1 (en) | 2000-09-28 | 2006-04-25 | Nobuyoshi Morimoto | System and method for tracking and routing shipped items |
| US9710740B2 (en) | 2000-09-28 | 2017-07-18 | Nobuyoshi Morimoto | System and method for arranging shipment and insurance for an item |
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