JPH08258923A - 物流システムのピッキング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品を保管するピッキングエリアに複数の仕
分け区画を組み合わせ、コンベア装置に沿わせて搬送す
るコンテナ等に物品を収容させる装置を構成するととも
に、コンテナの移動に追従させてピッキングの情報を順
次出力させ、ピッキングの効率を向上させるとともに、
間違いをなくすようにする。 【構成】 ピッキングエリア４０には多数の仕分け区画
４１〜４５を配置し、各仕分け区画に対応させてコンベ
ア装置５０を配置し、コンテナ等を搬送しながらピッキ
ング作業を行わせるようにする。前記ピッキングエリア
に対して、各仕分け区画にはピッキング指令装置３５〜
３９を配置し、コンテナの移動の情報に合わせて、主制
御装置３からピッキング処理用端末装置５を介してピッ
キングのための情報を順次出力させ、コンテナの情報と
ピッキングのための情報とを一致させる状態で、制御装
置により管理できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、物流倉庫や配送センタ
ー等における物品のピッキングシステムに関し、特に、
物品のピッキングに際して、用紙にプリントしたデータ
を使用せずに、端末に表示するデータに基づいて行うこ
とができるとともに、コンベア装置に沿わせて仕分け区
画を分割して配置し、コンベア装置により運ばれるコン
テナ等に物品を収容させるように構成した物流システム
のピッキング装置に関する。

【０００２】

【従来の技術および解決を要する課題】一般の問屋等に
おいては、お客から発注される物品の数量のデータ等を
まとめて、製造メーカーに注文を出し、メーカーから納
品された品物をまとめてお客に発送するような事務処理
が行われている。また、非常に多数の小売店を担当する
配送センター等においては、取り扱う物品の種類と数が
非常に多いものであり、各小売店毎に仕分けて発送する
業務が非常に繁雑であるという問題を持っている。さら
に、比較的小さな物品を取り扱う場合には、物品を保管
する倉庫等でピッキング作業を行うために、多くの作業
員を配置し、各作業員に対してピッキング作業のための
伝票を持たせて、それぞれの伝票に対応するピッキング
の作業を行わせるようにする。

【０００３】ところが、非常に多数のお客を担当する配
送センターでは、倉庫の中でピッキングの作業を行うた
めには、ピッキング作業員がそれぞれの伝票等を手に持
って、その伝票に記載された物品を指定された数ずつ取
り出して、台車等に積載しながら歩きまわる必要があ
る。したがって、前述したようなピッキングの作業を行
うことは、ピッキングの作業が非常に効率の良くないも
のとなることの他に、間違いが発生することが多くあ
り、ピッキングの後での検品のための負担が増大する等
の問題にもつながる。しかしながら、従来の伝病を基準
にしたピッキングシステムでは、物品の種類等が多くな
るにしたがって、ピッキング作業員の負担が増大し、作
業能率を向上させることが困難である等の問題が残って
いる。

【０００４】

【発明の目的】本発明は、従来のピッキングの問題を解
消するもので、伝票を用いないピッキングシステムを構
築するとともに、主制御装置から出力されたピッキング
情報にもとづいて、作業エリアとピッキング指令装置に
表示された指令にしたがって、ピッキング作業員がピッ
キング作業を行うことができ、ピッキングの作業後のデ
ータ処理をも容易に行い得るような物流システムを提供
すること、および、コンベア装置に沿わせてピッキング
エリアを分割して配置し、コンベア装置により運ばれる
コンテナ等に物品を収容させるように構成するととも
に、ピッキングのデータを制御装置により一括して管理
する物流システムのピッキング装置を提供することを目
的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、入荷した物品
を検品する入荷検品工程と、検品が終了した物品を仕分
けて保管し、ピッキングの作業に対応させる工程、ピッ
キングの終了した物品を検品する出荷検品工程、およ
び、検品の終了した物品を箱詰めして発送する工程を、
物品の流れにしたがって構成してなる物流システムに関
する。本発明においては、前記物品の流れを処理する各
工程に対応させて配置する複数の端末装置と、前記各端
末装置を統括する主制御装置と、前記主制御装置の指令
に対応させて各端末装置の表示装置と入力装置を動作さ
せる制御手段と、ピッキング作業区域内でピッキングエ
リアを複数に分割して仕分け区画を設定し、各仕分け区
画に対して物品を収容する手段を構成し、前記仕分け区
画に保管する物品に対応させて、ピッキング作業の対象
とする物品の指令を行うピッキング指令装置をそれぞれ
配置し、前記ピッキング指令装置に表示された情報にし
たがってピッキング作業を行うとともに、ピッキングを
行った物品をコンテナ等に収容し、仕分け区画に沿わせ
て配置するコンベア装置により搬送する装置を構成して
いる。また、本発明においては、前記仕分け区画に沿わ
せて配置するコンベア装置に対して、コンテナの情報
と、仕分け区画に対する物品の取り出しの情報を表示す
る手段を設け、前記コンベア装置により搬送されるコン
テナの情報に対応させて、仕分け区画からの物品に対す
るピッキングの情報を順次出力する制御装置を構成する
ことができる。

【０００６】

【作用】前述したように構成してなる本発明の物流シス
テムのピッキング装置においては、ピッキングエリアに
任意の小区画に分割した仕分け区画を設定し、各仕分け
区画にピッキング作業内容を指令する表示装置と、作業
結果を入力するための入力装置をそれぞれ配置する。ま
た、前記主制御装置に接続するピッキング端末装置に
は、各仕分け区画に対応させるピッキング指令装置を配
置し、伝票等を用いないで、ピッキング作業の指令と結
果の入力等の動作を行うことができ、伝票に起因する間
違い等が生じないシステムを構築することができる。

【０００７】そして、本発明においては、ピッキングエ
リアに配置する仕分け区画に対して物品の個数等を表示
するピッキング指令装置を配置して、コンベア装置によ
り搬送されるコンテナに対応させて、ピッキング作業の
指令を出力させるので、作業情報の管理を容易に行うこ
とができる。また、前記ピッキング指令装置を任意の情
報出力手段として構成することができ、ピッキング作業
結果に間違いを起させない装置を構成することができ
る。さらに、本発明においては、コンベア装置を間欠駆
動方式の装置として構成すること、および、コンベア装
置を常時駆動する方式の装置として構成することがで
き、いずれの形式のコンベア装置を用いる場合でも、コ
ンベア装置により搬送されるコンテナ等の情報を制御装
置が追従して監視し、物品の取り出しの情報を正確に出
力させることが可能であり、ピッキングの作業の指令の
出力と、ピッキングの結果の情報の管理を容易に行うこ
とができる。

【０００８】

【実施例】図示される例にしたがって、本発明の物流シ
ステムの説明を行う。本発明においては、図１に示すよ
うな装置を構成しているもので、前記図１に示される物
流システムのピッキング装置１においては、入荷した物
品の受入れを行うための入荷検品装置１０と、物品に値
付を行うための値付ラベルプリンタ１５とを配置する。
前記入荷検品装置１０は、物品に添付したバーコード等
の符号を読み取るための装置と、その読み取り結果を表
示する装置とから構成している。また、前記入荷検品装
置１０により確認した物品の種類等に応じて、値付ラベ
ルプリンタ１５から値付を行ったラベル等を発行し、物
品に添付させるようにする。また、一時保管装置１８は
入荷検品装置１０で検品が終了した物品を一次保管する
棚装置、または、倉庫で構成するものであるが、値付が
行われた物品も必要に応じて保管する。

【０００９】前記構成に加えて、ピッキング用仕分け保
管装置としてのピッキング作業区域２０は非常に多数の
棚部材や、倉庫を仕切った多数の区分で構成されるもの
で、物品の大きさや保管を要する数等に対応させて、任
意の広さや空間スペースまたは棚部材の数等に区画して
それぞれ保管し、ピッキング作業を容易に行い得るよう
に構成する。なお、前記作業区域２０でのピッキング作
業を行うためには、コンベア装置や運搬用台車装置、そ
の他の任意の搬送装置を使用することができるが、出荷
用に使用する段ボールやプラスチック製等の任意の箱部
材等を使用して、物品のピッキング作業を行うことがで
きるようにする。

【００１０】前述したようにして、前記保管装置２０で
ピッキング作業を行った物品を検品するために、検品装
置２５を配置するが、前記検品装置２５は、入荷検品装
置に使用する装置と同様に、物品に添付したバーコード
等の符号を読み取るための装置と、その読み取り結果を
表示する装置とから構成することができる。前記保管装
置に接続して配置する値付ラベルプリンタ２６は、保管
装置において読み取った物品のデータに応じて、値付を
行ったラベル等を発行するもので、前記ラベルを物品に
貼り付ける等して添付する作業を行うようにする。ま
た、前記値付ラベルプリンタ２６においては、検品装置
２５で読み取った物品の数に対応させて、同数のラベル
を発行するような装置を構成する。前記値付ラベルプリ
ンタ２６に続いて配置する宛名ラベル発行部２７では、
ピッキングを指令した箱や台車等の信号に基づいて、発
送先を指定するラベルを発行する装置を用いている。

【００１１】前記物流システム１においては、ピッキン
グ作業区域２０からピッキングを行った物品は、検品装
置２５における作業工程において、ピッキング作業用の
箱や台車等の搬送部材から１個ずつ取り出し、検品装置
２５により走査して品名と数量の確認を行うことができ
る。そして、前記検品装置２５により走査した物品の品
名に応じて、各物品に添付するラベルを発行するが、そ
のラベルを添付した後で、発送用の箱等に詰め込む作業
を行うようにする。その後の工程に配置する宛名ラベル
発行部２７では、前記検品装置２５で確認した箱に対し
て、発送先を表示するための宛名表示ラベルを発行し、
そのラベルを箱に添付することにより、発送の準備が行
われることになる。

【００１２】また、前記図１の物流システム１に配置す
る各作業機に対する制御を行うために、制御装置２を配
置しており、前記制御装置２は、ホストコンピュータで
構成する主制御装置３と、各作業工程に対応させた端末
装置４〜６をそれぞれ配置して構成している。前記端末
装置としては、入荷検品装置１０に対応する入荷処理用
端末装置４、ピッキング作業区域２０におけるピッキン
グの作業を制御するためのピッキング処理用端末装置
５、および、検品装置２５に対応させる検品用端末装置
６をそれぞれ配置して、各作業に対応させた制御の動作
を行うようにする。また、前記主制御装置３に対して
は、お客からの発注データを入力し、その発注データに
基づいて、ピッキング作業区域２０におけるピッキング
の指令を出力するとともに、検品装置２５における検品
作業での物品の種類と数量等の管理を行う。前記宛名ラ
ベル発行部２７でのラベルの発行の作業に対しても、主
制御装置から出力されるデータを利用し、ピッキングの
指令を出力した宛先のデータにより管理する。

【００１３】前述したように構成した装置において、入
荷した物品の種類や数量等のデータは、入荷検品装置１
０から入荷処理用端末装置４を介して主制御装置３に入
力し、前記主制御装置に入力した情報を在庫の管理情報
として用いる。また、受注情報を主制御装置３に入力
し、その受注情報に基づいて、ピッキング処理用端末装
置５にピッキングの情報を出力し、そのピッキングの情
報にしたがって、ピッキング作業区域２０内での、作業
員に対するピッキングの作業を行わせるようにする。そ
して、ピッキング処理用端末装置５の指令に基づいたピ
ッキングが行われた後で、検品装置２５により検品作業
を行う際に、検品用端末装置６から得られる検品情報を
ピッキング処理用端末装置５の情報と比較し、ピッキン
グ作業が正常に行われたことを確認すると、値付ラベル
プリンタ２６から値付ラベルを発行する。その後に、物
品を詰め込んだ箱やコンテナ等が宛名ラベル発行部２７
の位置に搬送されてくると、検品用端末装置６の指令に
より宛名ラベル発行部２７が作動して宛名を表示したラ
ベルを発行する。前述したようなピッキングと検品の動
作を制御するためのデータは、主制御装置３に入力した
受注情報に応じて、ピッキング処理用端末装置５と検品
用端末装置６を順次作動させ、前記各端末装置に設定し
たプログラムにしたがって実行させるようにする。

【００１４】

【入荷検品システム】本発明の物流システムにおいて、
前記入荷検品装置を図２に示すような装置を組み合わせ
て構成しており、主制御装置３に接続される入荷処理用
端末装置４を用いて情報の処理を行うようにしている。
前記図２に示される検品のための装置は、物品に添付さ
れているラベルや、伝票の表示を読み取るための読取装
置１１と、その読み取った情報を品名に変換して表示す
る表示装置１２を組み合わせて構成している。前記読取
装置としては、バーコード読み取り手段等を用いて構成
することができるが、その他に、キーボードを用いて品
名を手動で入力する手段を配置することも可能である。
また、前記読取装置に接続する表示装置は、一般のディ
スプレー装置を使用するが、一般のキーボードを設けた
パソコンを用いてもよく、前記読取装置により得られる
物品の入庫のデータは、入荷処理用端末装置４から主制
御装置に伝達し、その後の物品の処理のための基礎デー
タとして用いる。

【００１５】前記入荷検品装置１０により得られるデー
タに基づいて、値付ラベルプリンタ１５により値付ラベ
ルを発行し、物品にラベルを添付することにより、その
後の物品の取り扱いの作業を容易に行い得るようにす
る。また、物品を保管する必要がある場合には、棚番指
定プリンタ１６に対しても入荷検品装置１０の情報を伝
達して、入荷した物品を一時保管装置１８に一時保管す
る際の区画の指定や棚等の番号等を指定し、入庫作業員
に対して保管の作業を容易に行い得るようにする。そし
て、前述したようにして、検品が終了した各物品に対し
て、それぞれの一時保管装置における保管場所や、棚等
の区画を指定して保管させることにより、ピッキングの
作業に伴う品別毎の物品の補充作業に対応させることが
できる。

【００１６】

【ピッキングの実施例 １】前記入荷検品工程を経て、
一時保管装置１８に保管された物品は、次のピッキング
工程に対応させてピッキング作業区域２０の仕分け保管
部に収容させる。前記ピッキング作業区域２０において
は、図３に示すように、多数の区分仕分け用の仕分け区
画４１〜４５および仕分け区画４１ａ〜４５ａにより構
成するピッキングエリア４０を配置し、前記ピッキング
エリア４０の中央部にはコンベア装置５０を配置してい
る。前記ピッキングエリア４０においては、物品を１種
類ずつ区分して収容する仕分け区画を多数配置し、各々
の仕分け区画には、物品の取り出し個数等を表示するピ
ッキング指令装置３５〜３９……をそれぞれ配置してい
る。そして、前記ピッキング指令装置の指示にもとづい
て、ピッキング作業員が物品を取り出し、コンベア装置
５０により搬送されるコンテナ等に収容するとともに、
前記ピッキング指令装置に設けたボタン等の信号出力部
材を操作することにより、物品の取り出しの終了の信号
を制御装置に向けて出力させるようにしている。

【００１７】前記図３に示す例において、物品の仕分け
区画としての仕分け区画に対して、物品の取り出し個数
等の情報を表示するために、各々の仕分け区画に対して
ピッキング指令装置を配置し、前記ピッキング指令装置
に表示した物品の情報にしたがって行うような装置を構
成している。前記仕分け区画に配置するピッキング情報
表示手段としてのピッキング指令装置は、主制御装置３
から出力されるピッキングのための情報をピッキング処
理用端末装置５に伝達し、前記ピッキング処理用端末装
置５から分岐装置３０を介して、各ピッキング指令装置
に対する情報伝達系統を構成している。

【００１８】前記ピッキングエリア４０に配置する２列
の仕分け区画４１……、４１ａ……の間に配置するコン
ベア装置５０は、例えば、駆動ローラ等により構成され
るもので、各仕分け区画に対応させて駆動区間を設定
し、１つの区間でのピッキングが終了したことの情報に
より、コンベア装置を駆動してコンテナ等を次のピッキ
ング区間に向けて搬送する方式を用いている。なお、前
記コンベア装置５０としては、任意のコンベア装置を用
いることができるが、各仕分け区画に対応させる位置で
コンテナを一時停止させ、物品を収容したことの情報に
より、次の仕分け区画に対応させる位置までコンテナを
順送りする装置として構成する。また、前記コンベア装
置５０の終端部には、コンテナカウンタ５２とラベルプ
リンタ（宛名ラベル発行部）２７を配置し、さらに、そ
の下流部には配順表示器５５と終了ボタン５３を配置し
ている。そして、前記コンテナカウンタ５２、配順表示
器５５を分岐装置３０を介して情報を伝達する系統に接
続し、主制御装置３からピッキング処理用端末装置５を
介して出力されるピッキング情報にしたがって、各端末
装置を作動させるとともに、ピッキングの情報を相互に
伝達することができるようにしている。

【００１９】前述したように構成したピッキング処理用
端末装置５には、コントローラ５ａを介して分岐装置３
０に情報を伝達し、ピッキングエリア４０の仕分け区画
に対応させて配置したピッキング指令装置に対して、物
品の取り出しの信号を各々出力させるようにする。ま
た、前記ピッキング処理用端末装置５にはプリンタ３１
を接続し、物品の取り出し情報をプリンタを用いて印字
して出力させる作業も行うことができるようにする。さ
らに、前記分岐装置３０には、コンベアコントローラ５
１を接続して設け、コンベア装置４０に載置するコンテ
ナの情報を主制御装置からピッキング処理用端末装置を
介して伝達し、コンベア装置５０によりコンテナが搬送
される情報にしたがって、仕分け区画に配置するピッキ
ング指令装置に対して、物品の取り出しの情報を表示し
て、ピッキング作業員に対する作業の指令を行うように
する。

【００２０】前記構成に加えて、前記分岐装置３０には
補充表示器３２と進度表示器３３とをそれぞれ接続し、
物品が仕分け区画で不足する状態が発生すると、補充表
示器３２にその情報を出力して、ピッキング作業中に物
品を仕分け区画に補充させることができるようにする。
また、前記分岐装置３０に接続される進度表示器３３
は、ピッキング作業状況の表示を行うために用いること
ができるもので、例えば、当日のピッキング作業予定に
対して実績を表示し、作業員に伝達することができるよ
うにする。

【００２１】前述したように構成するピッキングエリア
４０において、主制御装置３からピッキングの指令が出
力されると、ピッキング処理用端末装置５から分岐装置
３０を介してコンベアコントローラ５１とピッキング指
令装置に対する信号が伝達される。そして、プリンタ３
１からコンテナに添付するラベルを出力し、前記宛名や
その他の情報を表示したラベルを添付したコンテナをコ
ンベア装置５０により搬送する。前記コンテナが第１番
目の仕分け区画４１、４１ａに対応するピッキング区域
に到達すると、そのコンテナの情報にしたがって、ピッ
キング指令装置３５、３５ａには物品の取り出し個数等
の情報が表示されるので、ピッキング指令装置に表示さ
れた指令にしたがって、仕分け区画から物品を取り出し
てコンテナに収容させる作業を行う。

【００２２】前述したようにして、第１番目の仕分け区
画から物品を取り出す作業が終了すると、作業員は、コ
ンベア装置に付属する終了ボタンを押して、作業終了の
情報を制御装置に伝達する。また、前記作業終了の情報
は、ピッキング指令装置に設けたボタンを押して制御装
置に向けて出力させることも可能である。前記第１番目
の仕分け区画におけるピッキング作業が終了した信号を
受けて、コンベアコントローラ５１を介してコンベア装
置５０の駆動が開始され、コンテナを次の仕分け区画４
２、４２ａに対応する位置まで搬送する。そして、第２
番目の作業区域としての仕分け区画には、ピッキング指
令装置３６、３６ａに対して物品の取り出し個数が表示
され、作業員はその表示にしたがってピッキング作業を
行い、その作業が終了した信号を制御装置に向けて出力
することにより、コンベア装置を駆動して第３番目の仕
分け区画に対応する位置までコンテナを移動させるよう
にする。

【００２３】前述したような動作を繰り返して行い、最
後の仕分け区画におけるピッキング作業が終了すると、
コンベア装置によりコンテナを最終処理部分に向けて送
り出すようにする。そして、物品を収容したコンテナ
が、コンベア装置５０の終端部から送り出されると、そ
のコンテナをコンテナカウンタ５２により確認し、物品
に対してラベルプリンタ２７からラベルを打ち出して添
付する。さらに、差し込みエリア５４においては、ピッ
キングが不足した物品の確認を行うと、ピッキングエリ
アから該当する物品を補充し、終了ボタン５３を押して
そのコンテナに対応する作業の終了の情報を出力する。
前記ピッキング作業終了の信号にもとづいて、ピッキン
グ処理用端末装置からコンテナの配送先等の指令が出力
され、配順表示器５５に配送する車両の便の番号や、発
送時間等の情報を表示して、発送用の保管場所に堆積さ
せる等の後処理を行うようする。

【００２４】前記図３のピッキング装置では、各仕分け
区画に対応するピッキング位置でコンテナを停止させ、
物品をコンテナに収容させてから、次のピッキング作業
位置に向けてコンテナを送り出すようにしている。そし
て、コンテナの到着と同時に、ピッキング指令装置には
ピッキングのための情報が表示され、作業員はそのコン
テナに対して物品を収容させる作業を行うことができ
る。また、物品を収容する仕分け区画は、例えば、フロ
ーラック等で構成して、物品を常に取り出し口の部分に
位置させることができるような装置を構成することも可
能である。さらに、物品の補充は作業員が補充指令を出
力することにより行うこともできるが、主制御装置が各
仕分け区画に収容されている物品の数等の情報を常時把
握しておき、ピッキング指令により取り出した物品の数
と、仕分け区画にあった在庫の数とを比較演算して、物
品の適正保管数に応じて、任意のタイミングで補充指令
を出力することも可能である。

【００２５】また、前記図３のピッキング方式を用いる
場合には、ピッキングチャンスがない仕分け区画が発生
する場合がある。そこで、各ピッキング区画に対して適
正な作業量を指定するために、仕分け区画の区画を適宜
変更して、全てのピッキング区画で、ほぼ同じ労力を負
担させるような手段を設けることができる。つまり、全
ての仕分け区画での作業量を均一化させるためには、１
つの区画に対して複数種類の物品を配置し、それぞれの
仕分け区画におけるピッキング作業を、ピッキング指令
装置に設けたランプ等を用いて表示させる手段を構成
し、特定の仕分け区画にのみ多くの負担を強いることが
ないようにすることも可能である。

【００２６】

【ピッキング用の作業機器】前述したように構成される
図３の装置において、ピッキングエリアの仕分け区画に
配置するピッキング指令装置は、図４に符号３５として
示すように構成している。前記ピッキング指令装置３５
は、表示部３５Ａと数量表示部３５Ｃ、その他の表示ラ
ンプ３５Ｂを配置しているもので、前記表示部３５Ａに
は、物品に対応させて色分けしたランプ３５Ｄ〜３５Ｈ
を設けている。前記図４に示すピッキング指令装置３５
では、最大５種類の物品を同一の仕分け区画に収容させ
る場合でも、各物品に対応させた取り出しの指令を出力
できるようにしている。そして、各物品に対して色別の
ボタンを区分して設定し、各物品に対応させて表示部３
５Ａに表示された数量を、数量表示部３５Ｃの表示した
数だけ物品を取り出すようにする。また、前記表示部３
５Ａに配置する複数のランプ３５Ｄ〜３５Ｈは、ランプ
とボタンとを組み合わせた部材として構成されている。

【００２７】また、前記図４に示されるピッキング指令
装置３５は、各仕分け区画に対して１つの色のボタンを
指定しておき、各仕分け区画ではそのピッキング指令装
置に指定された色のランプが表示された場合に、ピッキ
ングを行うように構成することもできる。そして、前述
したようなピッキング指令装置による物品の指定を行う
場合には、数量表示部３５Ｂに最初から数量を表示させ
るような装置として構成することが可能であり、ピッキ
ング作業員はコンテナの到着と同時に、ピッキング指令
装置に表示された物品の個数の情報にしたがって仕分け
区画から物品を取り出し、コンテナに収容させる作業を
行うようにする。また、物品の取り出し作業を終了する
と、前記ピッキング指令装置に設けたボタンを再び押す
ことにより、ランプが消灯するとともに、作業が終了し
たことをピッキング処理用端末装置に伝達する。

【００２８】前述したように、ピッキング指令装置３５
に表示されるピッキング情報にしたがって物品の取り出
し作業を行っている際に、物品の不足等の異常な事態が
発生すると、追加の表示ランプ３５Ｂに付属させて設け
るスイッチを押すことにより、その特定の色を担当する
作業員のピッキングに支障が生じたことが表示される。
これに対して、ピッキング指令装置３５に対して別のス
イッチ、例えば、物品の不足を表示するスイッチを設け
る場合には、その不足を表示するスイッチを押すことに
より、前記補充表示器３２には、物品の補充を指令する
表示を行うことができる。そして、前述したような物品
の不足の表示が行われると、その仕分け区画を配置する
作業エリア内でのピッキングの作業を一時停止させ、ピ
ッキング作業区域の作業を停止させることができる。

【００２９】前記ピッキングエリアに配置する多数の仕
分け区画には、各々の仕分け区画の番号を表示するラベ
ルを配置している。図５に示すラベル４６は、磁石を裏
面に設けたシート状の部材として構成し、鉄製の棚部材
等に貼り付けて使用することができ、そのラベルの表面
側には、バーコードや番号等を表示する表示部４６ａを
設けて、バーコードリーダーにより走査することによ
り、仕分け区画の番号等の情報を入力できるようにす
る。また、図６に示すように、前記ラベルのバーコード
を読み取るためのバーコードリーダー４７は、無線モデ
ム４８を接続して、バーコードリーダー４７によりラベ
ルを読み取った情報を、無線でピッキング処理用端末装
置に付属させた受信装置に向けて送信できるようにす
る。そして、仕分け区画に対して新たな物品を補充する
際には、作業員は無線モデム４８に付属したバーコード
リーダー４７を携帯して、指定された仕分け棚に対して
所定の数の物品を補充してから、棚番号を読み取り、無
線モデム４８を用いてピッキング処理用端末装置の無線
モデムに向けて送信することにより、物品の補充作業が
終了したことを確認できるようにする。

【００３０】さらに、本発明のピッキング作業区域に
は、図７に示すように、補充表示器３２を配置して、物
品の不足の情報に対応させて、物品の補充指令と補充を
行う仕分け区画を指定することができるようにしてい
る。前記補充表示器３２では、補充指令を表示するラン
プ３２ｂと、仕分け区画の番号や数量等を示す表示部３
２ａを配置して、補充作業員に対して指示できるように
構成している。そして、前記補充表示器３２に表示され
た情報にしたがって、物品の補充を行ったときには、前
記図５のバーコードの表示を、図６のバーコードリーダ
ーにより読み取って、補充作業の終了を主制御装置に向
けて送信する。したがって、前記補充表示器３２におけ
る補充指令の表示を消し、主制御装置におけるデータの
書き換えを行わせ、終了ボタンに物品が一定数あること
を基準にしたピッキングの情報を出力できるようにす
る。

【００３１】前述したような動作を行うことの他に、本
発明のピッキング装置では、ピッキング作業員が入力し
た物品の不足の信号により、ピッキング処理用端末装置
５を介して主制御装置３に入力された情報に基づいて、
主制御装置では仕分け区画に通常保管しておく物品の数
量と、ピッキングにより取り出された物品の数との対比
を行い、物品の補充数を計算する。そして、補充作業員
は、前記数量表示部に表示された物品の種類と数量の指
令に基づいて、指定された棚装置の仕分け棚に対して補
充の作業を行うようにすることもできる。

【００３２】また、本発明においては、各作業エリアま
たはピッキング作業区域に対して、図８に示すような進
度表示器３３を配置して、ピッキング作業員に対してそ
の日の作業状態の進捗度を示すように構成している。前
記進度表示器３３は、当日のピッキングを行う予定数と
実績、残りの数等を表示部３３ａに表示するもので、そ
れ等の表示データは、主制御装置に入力した当日の作業
予定数量のデータに対して、ピッキング終了のデータを
比較することにより得ることができる。また、前記表示
器３３に対しては、前記各項目の他に、予定時間に対す
るピッキング作業の進捗状況等の表示部を設けること
や、その他の任意の項目の表示箇所を設けることも可能
である。

【００３３】

【ピッキングの実施例 ２】前述したようなピッキング
装置を構成することの他に、本発明においては、図９に
示すような装置を構成することもできる。前記図９に示
す例においては、ピッキングエリア４０ａに多数の仕分
け区画４１、４２……を配置しており、前記仕分け区画
に沿わせる状態で、コンベア装置６０を配置し、コンテ
ナ等をコンベア装置により搬送する手段を構成してい
る。また、前記ピッキングエリア４０ａに配置する仕分
け区画４１、４２……のそれぞれに対して、ピッキング
指令装置３５、３６……を配置し、ピッキングを行う物
品と、その数量等を表示する手段を設けている。前記コ
ンベア装置６０は、連続駆動するローラコンベア等の搬
送装置により構成し、各仕分け区画に対応するピッキン
グ作業位置では、コンテナを停止保持させる手段と終了
ボタン６１、６１ａ……を設けている。さらに、前記ピ
ッキング作業位置に対応させて、店番表示器６２、６２
ａ……をそれぞれ配置し、コンベア装置６０により搬送
されるコンテナと同期させて、コンテナの表示等を行う
手段を設けている。

【００３４】また、前述したように構成したピッキング
エリア４０ａに対して、前記図３の制御装置と同様に、
主制御装置３からピッキングの指令を受信し、ピッキン
グの結果を送信するピッキング処理用端末装置５を接続
しており、コントローラ５ａを介して分岐装置３０を設
け、各ピッキングエリアに対応させたピッキング指令装
置に接続している。前記分岐装置３０には、各ピッキン
グエリアの仕分け区画に対応させて配置するピッキング
指令装置と、コンベア装置に対して配置する終了ボタン
６１、店番表示器６２等に対して、信号の授受を個別に
行う手段を設けている。さらに、前記ピッキング処理用
端末装置５に対応させて、コンテナに宛先の表示等を行
うラベルプリンタ３１ａを配置し、コンベアにコンテナ
を載置する際に、最初に宛先等を表示したラベルを添付
させるようにする。

【００３５】そして、そのコンテナが仕分け区画に沿っ
て作業位置を移動する情報にもとづいて、各ピッキング
エリアにおけるピッキングの作業を主制御装置から出力
させて指示し、ピッキング作業に対するコントロールを
行うようにする。なお、前記ピッキング処理用端末装置
５に対しては、進度表示器３３の他に、図３の場合のよ
うに、補充表示器を配置することや、物品の補充の作業
の情報を伝達するために、無線モデムを装備したバーコ
ードリーダーを用いることも可能である。

【００３６】前述したように構成したピッキング作業区
域２０ａにおいては、主制御装置３からピッキング処理
用端末装置５を介して伝達されるピッキング情報に応じ
て、最初にコンテナにラベルを添付してコンベア６０に
載置し、そのコンテナの情報にもとづいてピッキングの
情報を設定する。前記コンベアにより搬送されてくるコ
ンテナが、最初の箱詰め位置に到達すると、店番表示器
６２によりコンテナの情報が表示されるとともに、仕分
け区画に対する物品の取り出しの情報がピッキング指令
装置に表示される。前記表示にしたがって、ピッキング
作業員は物品の個数の表示にもとづいた、ピッキングの
作業を行い、その物品に対する箱詰めが終了すると、終
了ボタン６１を押して作業終了を知らせる。

【００３７】そして、前記第１番目の仕分け区画に対す
る作業終了信号が終了ボタン６１により入力されると、
コンテナを停止させていたストッパ等が開放され、コン
テナが次の作業区域に向けて移動する。次いで、次の作
業区域では、対象とする物品に対するピッキングの指令
の表示と、コンテナの表示等が行われて、物品のピッキ
ングの表示にもとづいてコンテナに物品を詰める作業を
行うようにする。前述したようにして、各仕分け区画に
対応するピッキング区域で、ピッキングの作業と終了ボ
タンを押して作業終了の伝達を繰り返して行い、コンベ
ア装置６０の終端部では、前記図３の場合と同様なコン
テナと物品の処理の作業を行い、コンテナのまま、また
は、別の箱に詰めた物品を一括して発送させるようにす
る。前記図９には、前述したような構成の各機器を配置
することの他に、前記図３に示すような作業表示器等を
配置することが可能であり、コンベア装置の終端部に
は、図１に示すような最終処理装置を設けることができ
る。

【００３８】なお、前記コンベアを用いたピッキング装
置では、例えば、検品工程や、ラベルを個々の物品に添
付する工程を省略したりすることも可能であり、物品に
ラベルを添付する工程等も省略して、ピッキングの後で
直ちに発送することもできる。また、前記図９に示すよ
うなピッキング作業区域を用いる場合には、仕分け区画
を任意に区画して、その区画の情報をピッキング処理用
端末装置を介して主制御装置に伝達し、各ピッキングエ
リアと仕分け区画における物品の状態を正確に把握して
おくことにより、主制御装置によるピッキングの作業の
制御情報にもとづいたピッキングの作業を行わせること
ができる。さらに、物品の配置位置を変更する場合で
も、バーコードリーダーを用いて仕分け区画に対応する
ラベルの情報と、物品の情報とを主制御装置に向けて伝
達することにより、物品の配置位置の変更の作業を容易
に行うことができる。

【００３９】

【発明の効果】本発明のピッキング装置は、前述したよ
うに構成しているものであるから、ピッキングエリアに
任意の小区画に分割した仕分け区画を設定し、各仕分け
区画にピッキング作業内容を指令する表示装置と、作業
結果を入力するための入力装置をそれぞれ配置する。ま
た、前記主制御装置に接続するピッキング端末装置に
は、各仕分け区画に対応させるピッキング指令装置を配
置し、伝票等を用いないで、ピッキング作業の指令と結
果の入力等の動作を行うことができ、伝票に起因する間
違い等が生じないシステムを構築することができる。

【００４０】そして、本発明においては、ピッキングエ
リアに配置する仕分け区画に対して物品の個数等を表示
するピッキング指令装置を配置して、コンベア装置によ
り搬送されるコンテナに対応させて、ピッキング作業の
指令を出力指せるので、作業情報の管理を容易に行うこ
とができる。また、前記ピッキング指令装置を任意の情
報出力手段として構成することができ、ピッキング作業
結果に間違いを起させない装置を構成することができ
る。さらに、本発明においては、コンベア装置を間欠駆
動方式の装置として構成すること、および、コンベア装
置を常時駆動する方式の装置として構成することがで
き、いずれの形式のコンベア装置を用いる場合でも、コ
ンベア装置により搬送されるコンテナ等の情報を制御装
置が追従して監視し、物品の取り出しの情報を正確に出
力させることが可能であり、ピッキングの作業の指令の
出力と、ピッキングの結果の情報の管理を容易に行うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の物流システムを構成する各作業工程
と、相互の作業工程の接続関係および、制御装置の構成
を示すブロック図である。

【図２】 本発明の入荷検品工程の説明図である。

【図３】 本発明の第１の実施例のピッキング作業区域
の説明図である。

【図４】 図３の装置に配置するピッキング指令装置の
構成を示す説明図である。

【図５】 仕分け区画に配置するラベルの説明図であ
る。

【図６】 作業員が持つバーコードリーダーの説明図で
ある。

【図７】 補充表示器の構成を示す説明図である。

【図８】 進度表示器の説明図である。

【図９】 本発明の第２番目の実施例の説明図である。

【符号の説明】

１ 物流システム、 ２ 制御装置、 ３ 主制
御装置、４ 入荷処理用端末装置、 ５ ピッキン
グ処理用端末装置、６ 検品用端末装置、 １０
入荷検品装置、１５ 値付ラベルプリンタ、 １８
一時保管装置、２０ ピッキング作業区域、 ３０
分岐装置、３２ 補充表示器、 ３３ 進度表
示器、３５〜３９ ピッキング指令装置、 ４０
ピッキングエリア、４１〜４５ 仕分け区画、 ５０
・６０ コンベア装置、５１ コンベアコントロー
ラ、 ５３・６１ 終了ボタン、６２ 店番表示
器。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 入荷した物品を検品する入荷検品工程
   と、検品が終了した物品を仕分けて保管し、ピッキング
   の作業に対応させる工程、ピッキングの終了した物品を
   検品する出荷検品工程、および、検品の終了した物品を
   箱詰めして発送する工程を、物品の流れにしたがって構
   成してなる物流システムにおいて、 前記物品の流れを処理する各工程に対応させて配置する
   複数の端末装置と、前記各端末装置を統括する主制御装
   置と、前記主制御装置の指令に対応させて各端末装置の
   表示装置と入力装置を動作させる制御手段と、 ピッキング作業区域内でピッキングエリアを複数に分割
   して仕分け区画を設定し、各仕分け区画に対して物品を
   収容する手段を構成し、 前記仕分け区画に保管する物品に対応させて、ピッキン
   グ作業の対象とする物品の指令を行うピッキング指令装
   置をそれぞれ配置し、前記ピッキング指令装置に表示さ
   れた情報にしたがってピッキング作業を行うとともに、
   ピッキングを行った物品をコンテナ等に収容し、仕分け
   区画に沿わせて配置するコンベア装置により搬送するこ
   とを特徴とする物流システムのピッキング装置。
2. 【請求項２】 前記仕分け区画に沿わせて配置するコン
   ベア装置に対して、コンテナの情報と、仕分け区画に対
   する物品の取り出しの情報を表示する手段を設け、 前記コンベア装置により搬送されるコンテナの情報に対
   応させて、仕分け区画からの物品に対するピッキングの
   情報を順次出力する制御装置を構成することを特徴とす
   る請求項１に記載の物流システムのピッキング装置。