JP2000233810A - 商品仕分けシステム - Google Patents

商品仕分けシステム

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JP2000233810A
JP2000233810A JP3720399A JP3720399A JP2000233810A JP 2000233810 A JP2000233810 A JP 2000233810A JP 3720399 A JP3720399 A JP 3720399A JP 3720399 A JP3720399 A JP 3720399A JP 2000233810 A JP2000233810 A JP 2000233810A
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conveyor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕向け先のニーズに対応して多品種の商品を
少量ずつ仕分けする際の作業効率をより向上させること
ができる商品仕分けシステムを提供する。 【解決手段】 仕分けの対象となる商品を収容したトレ
イ6を搬送する第1のコンベア1と、第1のコンベア1
から分岐した第2のコンベア2及び仕分け区分に応じて
商品が投入されるコンテナ22が配置された複数の配分
間口21を備え、第2のコンベア2に対応して設けられ
た仕分け棚4からなる複数の仕分けラインL1〜L6と
を備えている。ホストコンピュータ40は、スキャナ5
により読み取ったトレイの識別情報と、商品情報テーブ
ル及び配分間口の配置パターン情報とを参照して、当該
トレイを仕分けラインL1〜L6のいずれに導入するか
を決定し、ソータ3を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品を仕向け先に
対応して仕分けするための商品仕分けシステムに関し、
特に多品種の商品を少量ずつ多数の仕向け先に対応して
仕分けする場合に適した商品仕分けシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンビニエンスストアやスーパーマーケ
ットに納める商品は、各店舗からの注文に応じて多くの
種類の商品を少量ずつまとめて納品する必要がある。そ
のため、商品のベンダ(販売者)に商品を一旦配送セン
タに納入させ、その配送センタで仕向け先別に仕分けす
る作業を行って出荷することが行われている。そのよう
な配送センタでは、陳列ロケーション単位で仕分けする
とともに、店舗規模に応じてロケーションの単位の括り
を自在に組み合わせ可能とし、しかも仕分けする商品の
カテゴリが複数であっても受入れ、同時に仕分け作業を
行うことができるようにすることが必要である。このよ
うな仕分け作業の方法として、各商品を品目ごとに搬送
しながら、その搬送経路に沿って設けられた仕向け先別
のコンテナに商品を必要な数量だけ投入する方式が従来
より知られている。
【0003】従来のシステムは、例えば特開平9−22
1207号公報に示されており、図18に示すように仕
向け先別の集品用コンテナ101が配置された集品エリ
ア内の巡回経路103を、作業者が商品を乗せた台車1
02を移動させながら、商品をコンテナを投入するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムでは、作業者が台車102を移動させなが
ら商品をコンテナに投入していくため、台車の移動に要
する延時間は長時間を要し、またその解決の為に集品作
業者を増やす必要がある等、所定の時間内に仕分け作業
を行うことができず、作業効率が低いという問題があっ
た。
【0005】また従来のシステムでは、各巡回経路10
3における作業量にアンバランスが生じ、1人の作業員
が多忙であるのに、他の作業員は仕分けすべき商品がな
くなるような事態が発生することがあり、改善の余地が
残されていた。
【0006】さらに従来のシステムでは、仕分け作業の
実際の進捗状況に応じて迅速な対応をとることが容易で
なく、この面でも改善の余地が残されていた。本発明
は、上述した点に鑑みなされたものであり、仕向け先の
ニーズに対応して多品種の商品を少量ずつ仕分けする際
の作業効率をより向上させることができる商品仕分けシ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、仕分けの対象となる商品を収
容したトレイを搬送する第1のコンベアと、該第1のコ
ンベアから分岐した第2のコンベア、及び仕分け区分に
応じて商品が投入されるコンテナが配置された複数の配
分間口を備え、前記第2のコンベアに対応して設けられ
た仕分け棚からなる複数の仕分けラインと、前記第1の
コンベアにより搬送される前記トレイを前記複数の仕分
けラインの1つに導入するソータと、前記第1のコンベ
ア上を通過するトレイの識別情報を読み取る読取手段
と、前記トレイの識別情報と当該トレイに収容されてい
る商品の情報とを対応づけた商品情報テーブル、及び前
記複数の仕分けライン毎に仕分け棚の配分間口の配置パ
ターンの情報を格納する記憶手段と、前記読取手段によ
り読み取った前記トレイの識別情報と、前記記憶手段に
格納された前記商品情報テーブル及び配分間口の配置パ
ターン情報とを参照して、当該トレイを前記複数の仕分
けラインのいずれに導入するかを決定し、前記ソータを
制御する制御手段とを備えることを特徴とする商品仕分
けシステムを提供する。
【0008】ここで、「トレイ」及び「コンテナ」は、
いずれも商品仕分けシステム内において商品を搬送する
ための容器であり、例えば箱状若しくは皿状の容器であ
って商品の出し入れが容易なものであればその形状は問
わない。また「配分間口の配置パターン」とは、仕分け
棚の複数の配分間口の位置と、その間口に配置されたコ
ンテナに投入される商品の仕向け先(仕分け区分)との
対応関係を意味する。
【0009】この構成によれば、仕分け作業の対象とな
る商品が複数の仕分けラインに自動的に搬送され、並列
的に仕分け作業を行うことができるので、従来のシステ
ムのように商品を載せた台車を移動させながら仕分けす
る場合に比べて、仕分け作業の効率を大幅に向上させる
ことができる。また、以下に説明するように仕分け作業
の進捗状況を監視しながら、その状況に応じて仕分け作
業を行う仕分けラインを変更するなどの対応をとること
が可能となるので、作業者の熟練度の違いなどに起因す
る部分的な作業遅れ等を防止し、全体としての作業効率
を一層向上させることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の商品仕分けシステムにおいて、前記仕分け棚の配分間
口の配置パターンは、当該システムに入荷が予定されて
いる商品の種別と数量とを示す事前出荷情報に基づい
て、各仕分けラインにおける仕分け作業量が平準化する
ように設定されていることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、事前出荷情報に基づい
て例えば半日あるいは1日単位で、各仕分けラインの仕
分け作業量が平準化するように配分間口の配置パターン
が設定されるので、一部の仕分けラインに作業が集中し
たり、逆に極端に少なくなったりする事態が避けられ、
全体としての作業効率を向上させることができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の商品仕分けシステムにおいて、前記仕分け棚
は、複数の作業者がそれぞれ仕分け作業を行う複数のブ
ロックからなり、該複数のブロックの配分間口の配置パ
ターンは、当該システムに入荷が予定されている商品の
種別と数量とを示す事前出荷情報に基づいて、前記各ブ
ロックにおける仕分け作業量が平準化するように設定さ
れていることを特徴とする。
【0013】この構成によれば、各仕分けラインを構成
する複数ブロックの作業量が平準化されるので、作業者
毎の作業量が平準化され、1つの仕分けラインで作業す
る複数の作業者の一部に作業が集中したりする事態が避
けられ、さらに作業効率を向上させることができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の商品仕分けシステムにおいて、前記複数の仕分けライ
ンの一部の仕分けラインは、該一部以外の仕分けライン
における仕分け作業待ちのトレイの数が所定数以上とな
ったときに、仕分け作業を行うためのバックアップライ
ンとしたことを特徴とする。
【0015】この構成によれば、ある仕分けラインにお
ける作業が遅れたような場合には、その仕分けラインに
導入する予定のトレイを、バックアップラインに導入す
ることにより、仕分け作業待ちのトレイの数を減らし、
全体としての作業効率を向上させることができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の商品仕分けシステムにおいて、前記バックアップライ
ンの仕分け棚の配分間口の配置パターンは、該バックア
ップラインがバックアップする仕分けラインの仕分け棚
の配分間口の配置パターンを含むことを特徴とする。
【0017】この構成によれば、バックアップラインの
仕分け棚の配分間口配置パターンは、そのバックアップ
ラインがバックアップする仕分けライン(被バックアッ
プライン)の仕分け棚の配分間口配置パターンを含むの
で、本来被バックアップラインに導入されるはずのトレ
イをバックアップラインに導入しても、複雑な対応処理
無しに、バックアップラインにおける仕分け作業を行う
ことが可能となる。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の商品仕分けシステムにおいて、前記制御手段
は、前記複数の仕分けラインのそれぞれに導入した前記
トレイの数と、仕分け作業の終了情報とに基づいて前記
仕分け作業待ちのトレイの数を監視し、該仕分け作業待
ちのトレイの数が前記所定数以上となったときは、その
仕分けラインに導入すべきトレイを、その仕分けライン
に対応するバックアップラインに導入するように前記ソ
ータを制御することを特徴とする。
【0019】「仕分け作業の終了情報」は、仕分け作業
が終了した、すなわち商品の投入が完了したコンテナ、
及びそのコンテナに収容されている商品の種別と数量に
関する情報である。各配分間口に配置されたコンテナへ
の商品の投入が完了すると、明細ラベルが貼付されて次
工程に送り出されるので、その時点でそのコンテナに収
容されている商品の種別及び数量が、仕分け作業が終了
した商品の種別及び数量として記憶手段に格納される。
【0020】この構成によれば、仕分けラインにある仕
分け作業待ちのトレイの数が常時監視され、その数が多
い場合には、その仕分けラインのバックアップラインに
トレイが導入されるので、一部の仕分けラインにトレイ
が滞留することが防止され、作業効率を向上させること
ができる。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の商品仕分けシステムにおいて、前記第1のコンベア上
を通過するトレイの重量を計測する重量計測手段と、前
記配分間口毎に前記コンテナへ商品が投入されたことを
検出する投入検出手段とを備え、前記制御手段は、前記
重量計測手段により計測された重量から、前記トレイに
収容されている商品1単位の重量を算出し、さらにその
1単位の重量と、前記投入検出手段の検出結果とに基づ
いて各仕分け棚の配分間口毎の仕分け済み商品重量を算
出し、該仕分け済み商品重量が所定重量に達したときに
当該配分間口のコンテナへの投入が完了したと判定する
ことを特徴とする。
【0022】この構成によれば、トレイに載せられてい
る商品1単位当たりの重量が算出され、さらに配分間口
毎の仕分け済み商品重量が算出され、該仕分け済み商品
重量が所定重量に達したときに当該配分間口のコンテナ
への投入が完了したと判定されるので、各コンテナへの
投入完了を作業員が例えばボタンを押すことによって知
らせる必要がなくなり、作業員の負担を軽減することが
でき、ひいては投入誤り率を低減することが可能とな
る。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の商品仕分けシステムにおいて、前記記憶手段には、仕
分けの対象となる商品に関する情報を記述した商品マス
タテーブルが格納されており、前記制御手段は、前記算
出した商品1単位の重量を前記商品マスタテーブルの当
該商品に関する情報に書き込むことを特徴とする。
【0024】この構成によれば、重量計測の結果から算
出された商品1単位の重量が商品マスタテーブルに書き
込まれるので、作業者がキーボードになどにより入力す
る労力を省くことができる。さらに、同一の商品につい
ては、以後この商品マスタテーブルを参照することによ
り、重量の計測及び1単位当たりの重量算出の処理を省
くことができ、作業効率をより向上させることができ
る。
【0025】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
の商品仕分けシステムにおいて、前記第1のコンベア
に、仕分けの対象となる商品が収容されたトレイを投入
する箇所に表示手段が設けられ、前記制御手段は、仕分
け作業の終了情報に基づいて仕分け作業が終了した商品
の種別と数量を監視し、該仕分け作業が終了した商品の
種別と数量を前記表示手段に表示させることを特徴とす
る。
【0026】この構成によれば、仕分け作業が終了した
商品の種別と数量がトレイを投入する箇所の表示手段に
表示されるので、必要な商品を収容したトレイの投入促
進、あるいは滞留している商品を収容したトレイの投入
抑制などの対応を迅速にとることが可能となり、仕分け
作業に繁閑が発生することを未然に防止することができ
る。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項1に記
載の商品仕分けシステムにおいて、前記第1及び第2の
コンベアまたはこれらとは別に設けられた第3のコンベ
アにより前記仕分け棚に空のコンテナが供給可能に構成
されており、前記第1または第3のコンベアに空のコン
テナを投入する箇所に表示手段が設けられ、前記制御手
段は、各仕分け棚毎に投入が完了したコンテナの数を監
視し、補充すべき仕分け棚のアドレスと、空のコンテナ
の数とを前記表示手段に表示させることを特徴とする。
ここで「仕分け棚のアドレス」は、例えば仕分けライン
のライン番号を用いる。
【0028】この構成によれば、どの仕分けラインに、
空のコンテナを何個補充すればよいかが、空のコンテナ
を投入するところで直ちに認識され、コンベアにより空
のコンテナが各仕分けラインに補充できるので、仕分け
棚に配置するコンテナが不足することがなく、また仕分
け棚の近傍にたくさんの空のコンテナを置いておく必要
がなくなる。その結果、作業効率及び仕分けラインのス
ペース効率を向上させることができる。
【0029】請求項11に記載の発明は、請求項1に記
載の商品仕分けシステムにおいて、前記第1のコンベア
と、仕分けの対象となる商品が収容されたトレイを投入
する箇所との間にバッファラインを設け、該バッファラ
インに前記トレイを一時的の保持するとともに、各仕分
けラインにおいて仕分け作業の中断が発生しないよう
に、前記バッファラインから前記第1のコンベアへの前
記トレイの投入を制御することを特徴とする。
【0030】この構成によれば、バッファラインに一時
的にトレイが保持され、各仕分けラインにおいて仕分け
作業の中断が発生しないように、バッファラインから第
1のコンベアへのトレイの投入が制御されるので、仕分
けラインにおける仕分け作業量がアンバランスとなって
一部の作業者の作業が中断するような事態が回避され、
作業効率を向上させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態にか
かる商品仕分けシステムの全体構成を示す図である。こ
のシステムは、仕分けの対象となる商品を収容したトレ
イ6を搬送する第1のコンベア1と、第1のコンベア1
から分岐した複数の(図示例では6つの)第2のコンベ
ア2と、第1のコンベア1により搬送されるトレイ6を
複数の第2のコンベア2の1つに導入するソータ3と、
第1のコンベア1上を通過するトレイ6に付されたバー
コード、すなわちトレイ識別情報を読み取る読取手段と
してのスキャナ5と、第2のコンベア2のそれぞれに対
応して設けられた複数の(6つの)仕分け棚4と、仕分
け棚4において商品が投入されたコンテナを次工程、す
なわち出荷部門へ搬送するための出荷用コンベア14,
15と、トレイ6に商品を載せ、第1のコンベア1に投
入するための複数の(図示例では3つの)投入ライン1
1と、投入ライン11のそれぞれに配置されたコンピュ
ータ端末(以下「PC端末」という)12とを備えてい
る。
【0032】また各仕分け棚4には、PC端末24が配
置されており、PC端末24は図2に示すように、PC
端末12とともにホストコンピュータ40に接続されて
いる。ホストコンピュータ40と、PC端末12,24
とは、ローカルエリアネットワーク(LAN)を構成
し、相互に情報の伝送を行うことができる。PC端末1
2には、バーコードを読み取るスキャナ13が接続され
ており、またPC端末24にはバーコードを読み取るス
キャナ23と、出荷先情報を文字とバーコードで表示す
るSCMラベル、及びコンテナに投入済みの商品梱包明
細ラベルを印刷するラベル発行機25と、商品を投入す
る配分間口を作業者に知らせるための方向指示器26及
び投入表示器27と、商品が投入されたことを検出する
投入検出手段としての透過型赤外線センサ28とが接続
されている。ホストコンピュータ40及びPC端末1
2,24は、いずれも表示装置、記憶装置(例えばハー
ドディスク装置)、CPU(中央処理装置)及び通信イ
ンタフェース等を備えている。ホストコンピュータ40
には、スキャナ5及びソータ3が接続されており、ホス
トコンピュータ40は、図1のシステムの全体的な制御
を行う。
【0033】なお、以下の説明では1つの第2のコンベ
ア2と、それに対応する仕分け棚4とからなる1つのユ
ニットを「仕分けライン」といい、6つの仕分けライン
をそれぞれラインL1,L2,…,L6と呼ぶ。各仕分
けラインL1〜L6には、2人の作業員P1,P2が配
置され、各投入ライン11には、1人の作業員P3が配
置されている。
【0034】作業員P3が、PC端末12に接続された
スキャナ13により、商品に付されたバーコード(商品
識別情報)を読み取らせると、PC端末12の表示装置
上にそのトレイ6に載せる商品の数量が示される。作業
者P3は、その表示された数量の商品をトレイ6に載
せ、そのトレイ6に付された個々のトレイを識別するた
めのトレイ識別情報をスキャナ13に読み取らせて、第
1のコンベア1に投入する。このとき、商品が投入され
たトレイのトレイ識別情報と、その商品の情報、すなわ
ち商品の種別(品目)と数量とがPC端末12からホス
トコンピュータ40に送られ、ホストコンピュータ40
の記憶装置に商品情報テーブルとして格納される。
【0035】スキャナ5は、第1のコンベア1上を搬送
されてくるトレイ6のトレイ識別情報を読み取り、ホス
トコンピュータ40に入力する。ホストコンピュータ4
0は、記憶装置に格納されている商品情報テーブルと、
各仕分け棚4の配分間口の配置パターンの情報とを参照
して、トレイ6を第2のコンベア2のいずれに導入する
か、すなわち仕分けラインL1〜L6のいずれに導入す
るかを決定し、ソータ3を駆動する制御信号を出力す
る。これにより、商品を載せたトレイ6は、その商品を
仕分けする配分間口のある仕分けラインに自動的に供給
される。
【0036】1つの仕分け棚4は、2つのブロック(A
ブロック及びBブロック)に分割されており、作業員P
1,P2は、それぞれAブロック及びBブロックの仕分
け作業を担当する。各配分間口に配置された1つのコン
テナへの商品の投入が終了したとき、作業員P1,P2
は、明細ラベル発行ボタンを押してSCMラベルと商品
梱包明細ラベルを発行させ、当該コンテナに貼付して、
出荷用コンベア14に押し出す。押し出されたコンテナ
は、コンベア14,15により、出荷部門へ搬送され
る。
【0037】図3は図1に示す仕分け棚4の正面図であ
り、本実施形態の仕分け棚4は、上段に11個、下段に
12個の樹脂製の折り畳み式コンテナ22が配置され、
合計23の配分間口21を有する。また、図2に示した
PC端末24及びラベル発行機25が中央部近傍に配置
され、また下段にはトレイ6のトレイ識別情報を読み取
るスキャナ23が取り付けられている。さらに、各配分
間口21の上部または下部には、それぞれ図5に示すよ
うな投入表示器27が設けられ、この投入表示器27
は、表示ランプ31及び個数表示器33と、チェックボ
タン32及びラベル発行ボタン34を備えている。投入
表示器27は、PC端末24に接続されており、ボタン
32,34の操作信号がPC端末24に供給されるとと
もに、表示ランプ31及び個数表示器33の作動がPC
端末24からの制御信号により制御される。
【0038】仕分け棚4の23個の配分間口のうち、中
央より左側の12個の配分間口21が、作業者P1が受
け持つAブロックを構成し、中央下段を含む右側の11
個の配分間口21が、作業者P2が受け持つBブロック
を構成する。このような構成により、1つのトレイ6の
載せられた商品について先ず作業者P1が仕分け作業を
行い、残りの商品について作業者P2が仕分け作業を行
うようにしている。
【0039】Aブロック及びBブロックには、それぞれ
方向指示器26が取り付けられており、この方向指示器
26は、PC端末24から指示された配分間口21の方
向を矢印で表示する。この方向指示器26の作動は、投
入表示器27の表示と連動して制御される。
【0040】仕分け棚4の各配分間口21の両側には、
1対の透過型赤外線センサ(以下「投入センサ」とい
う)28が設けられており、投入センサ28は、コンテ
ナ22に商品が投入される際に商品または作業者の手が
通過するのを検出して、その検出信号をPC端末24に
供給する。
【0041】なお本実施形態では、仕分けラインL5及
びL6は、他の仕分けラインL1〜L4のいずれか2つ
のラインのバックアップラインとする。バックアップラ
インは、後述するようにバックアップの対象となる仕分
けライン、すなわち被バックアップライン(ここでは例
として仕分けラインL5及びL6は、それぞれ仕分けラ
インL2及びL3をバックアップする)の仕分け作業待
ちのトレイ6の数が所定数以上となったとき、もともと
仕分けラインL2またはL3に導入する予定のトレイ6
を導入し、仕分け作業を行うために設けられたものであ
る。このようなバックアップラインを設けることによ
り、作業の停滞をなくして効率を向上させることができ
る。
【0042】次に図6を参照して本実施形態における配
分間口21の配置パターンの設定手法を説明する。ここ
では、例えば半日単位で仕分け作業(1バッチ作業)の
作業計画を立てるものとし、またホストコンピュータ4
の記憶装置には、商品の各ベンダから通知される事前出
荷情報が格納されているものとする。事前出荷情報に
は、商品の種別、商品の数量、ベンダ名、入荷予定日時
が含まれている。
【0043】先ずホストコンピュータ40の記憶装置に
格納されている事前出荷情報を読み出し(ステップS
1)、次いで作業計画の対象となる期間内の全作業量W
TOTALを算出するとともに、その全作業量WTOT
ALを可動ライン数(本実施形態の例では4ライン)で
除算することにより、1仕分けライン当たりの平均作業
量WAVEを算出する(ステップS2)。
【0044】ここで作業量Wは、商品の数量ではなく、
作業員の1回の動作でコンテナに投入可能な商品の量を
1作業単位として計量する。すなわち、商品が小さく、
1回に10個をまとめて投入できるような場合には、そ
の商品10個が1作業単位となり、また1回に1個しか
投入できないような商品の場合には、その商品1個が1
作業単位となる。
【0045】ステップS3では、平均作業量WAVE
と、仕向け先毎の必要作業量とに応じて配分間口21の
配置パターンを設定する。ここでは、4つの店舗ST
1,ST2,ST3及びST4に各店舗の陳列ロケーシ
ョン別に商品を仕分けする場合を例にとり、各店舗毎の
作業量が以下のようなっている場合を想定して説明す
る。 店舗ST1向けの商品仕分け作業量WST1=200単
位 店舗ST2向けの商品仕分け作業量WST2=180単
位 店舗ST3向けの商品仕分け作業量WST3=80単位 店舗ST1向けの商品仕分け作業量WST4=100単
位 とすると、 全作業量WTOTAL=WST1+WST2+WST3
+WST4=560単位 平均作業量WAVE=WTOTAL/4=140単位 となる。
【0046】本実施形態では、仕分けライン毎の作業量
を平準化するだけでなく、作業者毎の作業量も平準化す
るようにしており、1ライン当たりの作業量を140単
位とし、さらに1ブロック当たりの作業量が70単位と
なるように、配分間口の配置パターンを設定する。
【0047】ここで、1つの陳列ロケーション当たりの
作業量を10単位として、仕分けラインL1〜L4の配
分間口の配置パターンを設定すると例えば図7に示すよ
うになる。同図(a)は、図3に示した配分間口を模式
的に示したものであり、AブロックにはA1からA12
までの配分間口があり、BブロックにはB1からB11
までの配分間口があることを示している。同図(b)は
仕分けラインL1の配分間口の配置パターンを示してい
る。店舗ST1向けの商品が多いので、ラインL1は、
すべて店舗ST1向けの商品が投入されるように設定さ
れている。ここで、LC1〜LC14は、店舗ST1の
陳列ロケーションアドレスである。仕分けラインL2に
は、同図(c)に示すように、店舗ST1のロケーショ
ンLC15からLC20までと、店舗ST2のロケーシ
ョンLC1からLC8までの配分間口が設定される。
【0048】また仕分けラインL3には、同図(d)に
示すように、店舗ST2のロケーションLC9からLC
18までと、店舗ST3のロケーションLC1からLC
4までの配分間口が設定され、仕分けラインL4には、
同図(d)に示すように、店舗ST3のロケーションL
C5からLC8までと、店舗ST4のロケーションLC
1からLC10までの配分間口が設定される。このよう
に仕分けライン毎の作業量を平準化し、さらに作業者毎
の作業量を平準化することにより、一部の仕分けライン
あるいは一部の作業者が作業待ちの状態となることが防
止され、仕分け作業の効率を向上させることができる。
【0049】図8は、バックアップラインとしての仕分
けラインL5,L6の配分間口の配置パターンを示して
いる。この例では、仕分けラインL5の配置パターン
は、被バックアップラインL2の配置パターン(図7
(c))の配置パターンを含み、さらに店舗ST3向け
の配分間口(ST3/LC5〜ST3/LC8)と、店
舗ST4向けの配分間口(ST4/LC4〜ST4/L
C6)が追加されている。仕分けラインL6の配置パタ
ーンは、被バックアップラインL3の配置パターン(図
7(d))と全く同一である。このように、バックアッ
プラインの仕分け棚の配分間口の配置パターンを、被バ
ックアップラインの配置パターンと同一とするか、また
は被バックアップラインの配置パターンを含むようにす
ることにより、本来ラインL2またはL3に導入すべき
トレイ6を、バックアップラインに導入しても、仕分け
棚4内の位置が同一の配分間口に商品の投入指示を出す
ことができ、バックアップのための複雑な処理を不要と
することができる。また、バックアップラインL5,L
6を設けることにより、ラインL2,L3で仕分け作業
が予定より遅れているような場合に、仕分け作業を促進
することができ、全体としての作業効率を向上させるこ
とができる。
【0050】なお、バックアップラインの数やバックア
ップの対象となるラインは、作業者の熟練度や計画の対
象となる期間内の全作業量WTOTALなどに応じて決
定する。例えば全作業量WTOTALが多い場合は、バ
ックアップラインを1つにするか、あるいは設けないこ
ととする。
【0051】図9は、ホストコンピュータ40における
ソータ3の制御処理を説明するためのフローチャートで
ある。先ずスキャナ5によって第1のコンベア1上を搬
送されてくるトレイ6の識別情報を読み込み(ステップ
S11)、読み込んだトレイ識別情報に応じて記憶装置
に格納されている商品情報テーブルを検索する(ステッ
プS12)。次いで、図7に示すように設定されている
配分間口の配置パターン情報を参照して、当該トレイ6
を導入すべき仕分けラインを決定する(ステップS1
3)。
【0052】続くステップS14では、ステップS13
で決定したラインをバックアップするバックアップライ
ンがあるか否かを判別し、ないときは直ちにステップS
17に進んで、ソータ3の制御信号を出力する。バック
アップラインがあるときは、その仕分けライン(第2の
コンベア2)上で仕分け作業待ちとなっているトレイ6
の数NTRYWが、所定数NTH以上であるか否かを判
別し(ステップS15)、NTRYW<NTHであると
きは、前記ステップS17に進み、NTRYW≧NTH
であるときは、当該トレイ6を導入すべき仕分けライン
をバックアップラインに変更して(ステップS16)、
ソータ制御信号を出力する。
【0053】ホストコンピュータ40は、各仕分けライ
ンに導入したトレイ6の数と、各ラインのPC端末24
から入力される仕分け作業の終了情報、すなわち投入が
終了したコンテナ及びそのコンテナに投入された商品の
種別と数量に関する情報とに基づいて、仕分け作業待ち
のトレイの数NTRYWをライン毎に常時算出し、監視
するようにしている。なお、ソータ制御信号が出力され
ても、実際のソータ3が作動するのは、センサ(図示せ
ず)により当該トレイ6が、導入される仕分けラインに
対応したソータ3の位置に達したことが検出されたタイ
ミングであることは言うまでもない。
【0054】図10は、各仕分けラインに設けられたP
C端末24における制御説明するためのフローチャート
である。先ずスキャナ23により第2のコンベア2によ
り搬送されてきたトレイ6の識別情報を読み込み(ステ
ップS21)、読み込んだトレイ識別情報に応じて記憶
装置に格納されている商品情報テーブルを検索する(ス
テップS22)。次いで、図7に示すように設定されて
いる配分間口の配置パターンの情報を参照して、当該ト
レイ6に載せられている商品を投入すべき配分間口21
を決定する(ステップS23)。そして、その配分間口
21の方向を示す制御信号を方向指示器26に出力し
(ステップS24)、同時にその配分間口の表示ランプ
31を赤色に点灯または点滅させるとともに個数表示器
33に投入すべき商品の数量を表示させる(ステップS
25)。
【0055】次いで投入センサ28により商品の投入が
検出されるのを待ち(ステップS26)、投入が検出さ
れると投入された配分間口が指示通りの正しい配分間口
であるか否かを判別する(ステップS27)。その結果
正しいときは、投入された配分間口の表示ランプ31を
緑色に点灯させ(ステップS28)、ラベルボタン34
が押されたか否かを判別する(ステップS29)。ラベ
ルボタン34は、1つの配分間口に設置されたコンテナ
22に投入が予定された商品がすべて投入したときに明
細ラベルを発行するために作業者が押すものであり、投
入が完了していないときは、前記ステップS24に戻っ
て仕分け作業が継続される。その後ラベルボタン34が
押されると、ラベル発行機25に明細ラベルの発行を指
示する制御信号を出力する(ステップS30)。そし
て、さらに配分すべき商品のデータあるか否かを判別し
(ステップS31)、あれば前記ステップS24に戻
り、なければ、そのトレイ6についての仕分け作業を終
了する。
【0056】ステップS27で実際に投入された配分間
口が間違っているとき、その誤投入した配分間口の表示
ランプ31を黄色に点滅させるとともにブザー(図示せ
ず)を鳴らすように制御信号を出力する(ステップS3
2)。次いで作業者が間違いを認識したとき押されるチ
ェックボタン32が押されるのを待ち(ステップS3
3)、押されたら表示ランプ31の表示を元に戻すとと
もにブザーを止めて(ステップS34)、ステップS2
6に戻る。作業者が、再度投入を行ったことが投入セン
サ28により検出されると、ステップS27に進んで同
様の処理を繰り返す。
【0057】以上のように本実施形態では、商品を投入
すべき配分間口21の表示ランプ31を点灯させるとと
もに、その方向を方向指示器26により示すようにした
ので、作業者が容易に投入すべき配分間口を認識するこ
とができ、作業の効率を向上させるとともに投入ミスが
起きにくくすることができる。さらに投入センサ28に
より指示した配分間口と異なる配分間口に商品が投入さ
れたときは、そのことを作業者に知らせてやり直しをさ
せるようにしたので、商品の誤投入率を大幅に低減する
ことができる。
【0058】図11は、ホストコンピュータ40におけ
る作業状況監視制御を説明するためのフローチャートで
ある。ステップS51では、各仕分けラインL1〜L6
のPC端末24から入力され、記憶装置に格納されてい
る仕分け作業終了情報を読み込む。仕分け作業終了情報
は、投入が終了したコンテナ22及びそのコンテナ22
に投入された商品の種別及び数量に関する情報であり、
続くステップS52では、この仕分け作業が終了した商
品の種別及び数量を投入ライン11のPC端末12の表
示装置に表示させる。次いで、第1のコンベア1に投入
され、仕分け作業が完了していない仕分け作業待ち商品
の種別及び数量を、投入ライン11のPC端末12の表
示装置に表示させる(ステップS53)。さらに、前記
仕分け作業終了情報から、投入が終了し、コンベア14
に押し出されたコンテナ22の数がわかるので、これに
基づいて空のコンテナを補充すべき仕分けラインの番号
L1〜L6と、その数量を投入ライン11のPC端末1
2の表示装置に表示させる(ステップS54)。
【0059】これにより投入ライン11の作業員P3
は、表示される作業進捗状況を確認して、商品を載せた
トレイ6の投入を促進したり、あるいは抑制したりする
ことができ、仕分けライン内に多数の商品が滞貨した
り、仕分け作業の空きができることを防止することがで
きる。さらに、本実施形態では、第1のコンベア1及び
第2のコンベア2によって空のコンテナ22を仕分け棚
4に供給する構成を採用し、投入ライン11から空のコ
ンテナ22も投入するようにしているので、仕分け棚4
のコンテナ22が常に過不足のない状態として、作業効
率を向上させることができる。あるいは仕分け棚4付近
に空のコンテナ22を大量に置いておく必要がなく、ス
ペース効率を向上させることができる。本実施形態で
は、ホストコンピュータ40及びPC端末24が、制御
手段に相当し、ホストコンピュータ40またはPC端末
24の記憶装置が記憶手段に相当し、PC端末12の表
示装置が表示手段に相当する。
【0060】(第2の実施形態)図12は、本発明の第
2の実施形態にかかる商品仕分けシステムの構成を示す
図であり、第1のコンベア1上を搬送されるトレイ6の
重量を計測する重量計7を設けられている。重量計7
は、図13に示すようにホストコンピュータ40に接続
されており、その計測データがホストコンピュータ40
に入力される。ハードウエアの構成は、以上の点以外は
第1の実施形態と同一である。
【0061】本実施形態は、重量計7の計測データから
商品1単位当たりの重量を算出し、その商品1単位当た
りの重量と、投入センサ28からの投入確認情報とに基
づいて、コンテナ22に投入された仕分け済み商品の重
量を算出し、仕分け済み商品重量が所定重量に達したと
き、そのコンテナへの投入が完了したと判定するように
したものである。本実施形態では、1つのトレイ6に収
容される商品は、同一品目(同一種別)の複数の商品で
あることを前提としている。
【0062】図14は、ホストコンピュータ40におけ
る投入完了判定処理を説明するためのフローチャートで
ある。ステップS71では、重量計7の計測データを読
み込み、次いでそのトレイ6に載せられている商品の数
量から、商品1単位(商品1個あるいは、商品数個がま
とめられているときは、そのまとめられた単位をいう)
当たりの重量WUNITを算出する(ステップS7
2)。より具体的には、トレイ6の載せられている商品
の単位数(数量)Nは、スキャナ5で読み取ったトレイ
識別情報に応じて商品情報テーブルを検索することによ
り得られる。そして、重量計7による計測重量WMから
トレイ6の重量WTRYを減算し、単位数Nで除算する
ことにより、1単位当たりの重量WUNIT(=(WM
−WTRY)/N)を算出する。
【0063】ステップS73では、配分間口の配置パタ
ーンを参照して、そのトレイ6に載せられている商品が
投入される配分間口21を特定し、次いでその配分間口
21の投入センサ28により商品の投入が検出されるの
を待つ(ステップS74)。商品の投入が確認される
と、仕分け済み商品重量WCTに今回投入された商品の
重量WACTを加算して、仕分け済み商品重量WCTの
積算を行う。重量WACTは、数量(単位数)に1単位
当たりの重量WUNITを乗算することにより算出され
る。
【0064】そして仕分け済み重量WCTが所定重量W
TH以上か否かを判別し、WCT<WTHであるとき
は、終了フラグFENDを「0」とし(ステップS7
8)、WCT≧WTHとなると、終了フラグFENDを
「1」に設定する(ステップS79)。仕分け済み重量
WCT及び終了フラグFENDは、ともに仕分け作業中
のコンテナ22のそれぞれに対応して記憶装置に格納さ
れている。ホストコンピュータ40は、終了フラグFE
NDが「0」から「1」になったとき、対応するコンテ
ナ22が配置されている仕分けラインのPC端末24に
その旨通知する。
【0065】図15は、PC端末24における処理を説
明するためのフローチャートである。このフローチャー
トは、第1の実施形態の図10のフローチャートのステ
ップS29を、ステップS29aに置き換えたものであ
り、これ以外の点は図10と同一である。すなわち、本
実施形態では、作業者がラベルボタン34を押したとき
に、明細ラベルを発行するのではなく、ホストコンピュ
ータ40が、図14の処理により投入終了と判定し、終
了フラグFENDが「1」に設定されたときに、明細ラ
ベルを発行するようにしたものである。
【0066】本実施形態によれば、それぞれのコンテナ
22への投入作業の終了が自動的に判定されるので、作
業者の負担を軽減でき、ひいては投入ミスを低減して作
業効率を向上させることができる。なお、ホストコンピ
ュータ40の記憶装置(記憶手段)には、仕分けの対象
となる商品に関する情報、例えば商品名、ベンダ名、数
量などを記述した商品マスタテーブルを格納し、ホスト
コンピュータ40は、算出した商品1単位の重量WUN
ITをこの商品マスタテーブルの当該商品に関する情報
に追加する(書き込む)ことが望ましい。
【0067】これより、重量計測の結果から算出された
商品1単位の重量WUNITが自動的に商品マスタテー
ブルに書き込まれるので、作業者がキーボードになどに
より入力する労力を省くことができる。さらに、同一の
商品については、以後のこの商品マスタテーブルを参照
することにより、重量の計測及び1単位当たりの重量算
出の処理を省くことができ、作業効率をより向上させる
ことができる。本実施形態は、請求項7及び8に記載し
た発明に対応するものであり、ホストコンピュータ40
が、制御手段に相当する。
【0068】(第3の実施形態)1つのバッチ作業にお
いて複数種類の商品を仕分けの対象とする場合、上述し
た実施形態のように各仕分けラインL1〜L6及び各ラ
インのブロックにおける仕分け作業量が平準化するよう
に配分間口を設定したとしても、仕分けラインへの商品
の投入量が、想定した仕分け作業量に対応しておらず、
アンバランスになっていると、仕分けラインにおける実
際の作業量が平準化されない事態を招き、一部の作業者
の仕分け作業が中断して生産性を低下させることとな
る。
【0069】そこで本実施形態では、図16に示すよう
に投入ライン11と、第1のコンベア1との間に10本
のバッファラインBL1〜BL10を設け、バッファラ
インに一時的にトレイ6を保持するとともに、仕分けラ
インL1〜L6における仕分け作業が中断することがな
いように、第1のコンベア1への商品(トレイ)の投入
を制御するようにしたものである。
【0070】図16においてバッファラインBL1〜B
L10は、第1のコンベア1と、投入ライン11に接続
された追加コンベア1aとの間に設けられ、追加コンベ
ア1aには、ホストコンピュータ40に接続されたスキ
ャナ5a及びソータ3aが設けられている。また、各バ
ッファラインBL1〜BL10には、それぞれスキャナ
5bと、ストッパ8とが設けられており、スキャナ5b
及びストッパ8はホストコンピュータ40に接続されて
いる。ストッパ8を下げることにより、バッファライン
の保持されているトレイが、第1のコンベア1に投入さ
れるように構成されている。
【0071】ホストコンピュータ40は、スキャナ5a
により読み取ったトレイ識別情報に基づいて、当該トレ
イ6を導入すべきバッファラインを決定し、該決定した
バッファラインにそのトレイ6を導入すべくソータ3a
を制御する。さらにホストコンピュータ40は、スキャ
ナ5bにより読み取ったトレイ識別情報に基づいてスト
ッパ8を作動させることにより、トレイ6の第1のコン
ベア1への投入制御を行う。
【0072】ここで、1つのバッチ作業において商品G
1,G2,G3,G4を仕分けする場合を例にとり、仕
分け作業量に換算した商品量の比率が、商品G1が30
%、商品G2が20%、商品G3が10%、商品G4が
40%とすると、前述したように各仕分け棚の配分間口
は、仕分け作業量が平準化するように設定されるので、
配分間口数の比率は、ほぼこれらの商品の比率、すなわ
ち30:20:10:40に等しくなる。そこで、10
本のバッファラインのうち3本を商品G1の保持に使用
し、2本を商品G2の保持に使用し、1本を商品G3の
保持に使用し、4本を商品G4の保持に使用することと
し、各バッファラインからほぼ同一の時間的割合(例え
ば3分間に1トレイの割合)でトレイ6を第1のコンベ
ア1に投入するように制御する。
【0073】このようにすることにより、各バッファラ
インBL1〜BL10に保持される商品量(トレイ6の
数)が平準化されるとともに、第1のコンベア1への投
入量比率は、仕分け作業量に換算した商品投入量比率に
一致したものとなるので、仕分けラインにおける仕分け
作業がアンバランスとなって、一部の作業者の作業が中
断するといった事態を回避することができ、生産性を向
上させることができる。
【0074】なお、バッファラインの使用方法は、上述
したものに限るものではなく、バッファラインから第1
のコンベア1への各商品の投入量の比率が、1つのバッ
チ作業における各商品毎の仕分け作業量の比率に対応し
たものとなるように制御すればよい。例えば、商品の全
投入量が少ないときは、10本のうちの4本のみを使用
し、商品G1,G2,G3,G4をそれぞれ1本のバッ
ファラインに保持して、ストッパ8による第1のコンベ
ア1へ投入制御により、各商品の第1のコンベア1への
投入量比率が、各商品の仕分け作業量比率に対応したも
のとすればよい。
【0075】また仕分けラインL1〜L6における実際
の作業に進捗状況に応じて、バッファラインBL1〜B
L10から第1のコンベア1への投入量を適宜修正する
ことが望ましい。本実施形態は、請求項11に記載した
発明に対応するものである。
【0076】(その他の実施形態)なお本発明は上述し
た実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能であ
る。例えば、商品仕分けシステム内において商品を搬送
するための容器として、比較的浅い箱状の若しくは皿状
のトレイ6及び箱状のコンテナ22とを使用している
が、トレイ6はコンテナ22と同形状としてもよい。同
一にすることで、空のコンテナ22の補充を不要とする
ことができる。
【0077】また仕分けラインの数、換言すれば仕分け
棚4の数は、6個に限るものではなく、2個以上であれ
ばよい。また、仕分け棚4の配分間口22の数も23個
に限るものではない。
【0078】またこのシステムの制御系は、図2または
図13に示す構成としたが、これに限るものではない。
例えば、図17に示すように、ソータ3を制御するソー
ティングサーバ52,投入ライン11のPC端末24に
接続されるPOR(Point OfReceiving)サーバ53及
び仕分け棚4に関連する制御を行うアソーティングサー
バ54を設け、これらのサーバ52,53,54をハブ
51を介してホストコンピュータ40に接続するように
構成してもよい。方向表示器26、投入表示器27等
は、表示コントロールボックス55を介してアソートメ
ントサーバ54に接続される。また、システム全体を1
つの大型コンピュータで制御する構成とし、各ラインに
は単に表示装置と通信インタフェースのみを配置するよ
うな構成でもよい。なお図17には、ソータ3、PC端
末24、ラベル発行機25、方向指示器26等はそれぞ
れ1個のみ示したが、これは実際には図2に示すように
複数あるものの図示を省略したものである。
【0079】また上述した実施形態では1つの仕分け棚
4を2つのブロックに分けて、それぞれに作業者を配置
したが、ブロックの数はこれに限るものではなく1つで
も(ブロックに分けなくても)、3つ以上でもよい。ま
た空のコンテナは、トレイ6を搬送する第1及び第2の
コンベアにより補充することとしたが、空コンテナ搬送
用の別のコンベア(第3のコンベア)を設けるようにし
てもよい。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、仕分け作業の対象となる複数カテゴリの商
品が同一バッチ作業時間帯に同時に複数の仕分けライン
に自動的に搬送され、並列的に仕分け作業を行うことが
できるので、従来のシステムのように商品を載せた台車
を移動させながら仕分けする場合に比べて、仕分け作業
の効率を大幅に向上させることができる。また、以下に
説明するように仕分け作業の進捗状況を監視しながら、
その状況に応じて仕分け作業を行う仕分けラインを変更
するなどの対応をとることが可能となるので、作業者の
熟練度の違いなどに起因する部分的な作業遅れを防止
し、全体としての作業効率を一層向上させることができ
る。
【0081】請求項2に記載の発明によれば、事前出荷
情報に基づいて例えば半日あるいは1日単位で、各仕分
けラインの仕分け作業量が平準化するように配分間口の
配置パターンが設定されるので、一部の仕分けラインに
作業が集中したり、逆に極端に少なくなったりする事態
が避けられ、全体としての作業効率を向上させることが
できる。
【0082】請求項3に記載の発明によれば、各仕分け
ラインを構成する複数ブロックの作業量が平準化される
ので、作業者毎の作業量が平準化され、1つの仕分けラ
インで作業する複数の作業者の一部に作業が集中したり
する事態が避けられ、さらに作業効率を向上させること
ができる。
【0083】請求項4に記載の発明によれば、ある仕分
けラインにおける作業が遅れたような場合には、その仕
分けラインに導入する予定のトレイを、バックアップラ
インに導入することにより、仕分け作業待ちのトレイの
数を減らし、全体としての作業効率を向上させることが
できる。
【0084】請求項5に記載の発明によれば、バックア
ップラインの仕分け棚の配分間口配置パターンは、その
バックアップラインがバックアップする仕分けライン
(被バックアップライン)の仕分け棚の配分間口配置パ
ターンを含むので、本来被バックアップラインに導入さ
れるはずのトレイをバックアップラインに導入しても、
複雑な対応処理無しに、バックアップラインにおける仕
分け作業を行うことが可能となる。
【0085】請求項6に記載の発明によれば、仕分けラ
インにある仕分け作業待ちのトレイの数が常時監視さ
れ、その数が多い場合には、その仕分けラインのバック
アップラインにトレイが導入されるので、一部の仕分け
ラインにトレイが滞留することが防止され、作業効率を
向上させることができる。
【0086】請求項7に記載の発明によれば、トレイに
載せられている商品1単位当たりの重量が算出され、さ
らに配分間口毎の仕分け済み商品重量が算出され、該仕
分け済み商品重量が所定重量に達したときに当該配分間
口のコンテナへの投入が完了したと判定されるので、各
コンテナへの投入完了を作業員が例えばボタンを押すこ
とによって知らせる必要がなくなり、作業員の負担を軽
減することができ、ひいては投入誤り率を低減すること
が可能となる。
【0087】請求項8に記載の発明によれば、重量計測
の結果から算出された商品1単位の重量が商品マスタテ
ーブルに書き込まれるので、作業者がキーボードになど
により入力する労力を省くことができる。さらに、同一
の商品については、以後この商品マスタテーブルを参照
することにより、重量の計測及び1単位当たりの重量算
出の処理を省くことができ、作業効率をより向上させる
ことができる。
【0088】請求項9に記載の発明によれば、仕分け作
業が終了した商品の種別と数量がトレイを投入する箇所
の表示手段に表示されるので、必要な商品を収容したト
レイの投入促進、あるいは滞留している商品を収容した
トレイの投入抑制などの対応を迅速にとることが可能と
なり、仕分け作業に繁閑が発生することを未然に防止す
ることができる。
【0089】請求項10に記載の発明によれば、どの仕
分けラインに、空のコンテナを何個補充すればよいか
が、空のコンテナを投入するところで直ちに認識され、
コンベアにより空のコンテナが各仕分けラインに補充で
きるので、仕分け棚に配置するコンテナが不足すること
がなく、また仕分け棚の近傍にたくさんの空のコンテナ
を置いておく必要がなくなる。その結果、作業効率及び
仕分けラインのスペース効率を向上させることができ
る。
【0090】請求項11に記載の発明によれば、バッフ
ァラインに一時的にトレイが保持され、各仕分けライン
において仕分け作業の中断が発生しないように、バッフ
ァラインから第1のコンベアへのトレイの投入が制御さ
れるので、仕分けラインにおける仕分け作業量がアンバ
ランスとなって一部の作業者の作業が中断するような事
態が回避され、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる商品仕分けシ
ステムの全体構成を示す図である。
【図2】図1のシステムの制御系の構成を示すブロック
図である。
【図3】仕分け棚の構成を示す正面図である。
【図4】仕分け棚の方向指示器を示す図である。
【図5】仕分け棚の投入表示器を示す図である。
【図6】配分間口の配置パターンの設定を行う処理を説
明するためのフローチャートであ。
【図7】配分間口の配置パターンの具体例を説明するた
めの図である。
【図8】配分間口の配置パターンの具体例を説明するた
めの図である。
【図9】ホストコンピュータにおける制御を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】各仕分けラインに配置されたコンピュータ端
末における制御を説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】作業の進捗状況等を表示するための制御を説
明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施形態にかかる商品仕分け
システムの全体構成を示す図である 。
【図13】図12に示すシステムの制御系の構成を示す
図である。
【図14】重量計の計測データに基づく制御を説明する
ためのフローチャートである。
【図15】各仕分けラインに配置されたコンピュータ端
末における制御を説明するためのフローチャートであ
る。
【図16】本発明の第3の実施形態にかかる商品仕分け
システムの全体構成を示す図である。
【図17】システム制御系の他の構成例を示す図であ
る。
【図18】従来の商品仕分けシステムの構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 第1のコンベア 2 第2のコンベア 3 ソータ 4 仕分け棚 5 スキャナ(読取手段) 6 トレイ 7 重量計(重量計測手段) 11 投入ライン 12 コンピュータ端末 21 配分間口 22 コンテナ 23 スキャナ 24 コンピュータ端末(制御手段) 25 ラベル発行機 26 方向指示器 27 投入表示器 28 透過型赤外線センサ(投入検出手段) 40 ホストコンピュータ(制御手段) BL1〜BL10 バッファライン L1〜L6 仕分けライン L5,L6 バックアップライン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕分けの対象となる商品を収容したトレ
    イを搬送する第1のコンベアと、 該第1のコンベアから分岐した第2のコンベア、及び仕
    分け区分に応じて商品が投入されるコンテナが配置され
    た複数の配分間口を備え、前記第2のコンベアに対応し
    て設けられた仕分け棚からなる複数の仕分けラインと、 前記第1のコンベアにより搬送される前記トレイを前記
    複数の仕分けラインの1つに導入するソータと、 前記第1のコンベア上を通過するトレイの識別情報を読
    み取る読取手段と、 前記トレイの識別情報と当該トレイに収容されている商
    品の情報とを対応づけた商品情報テーブル、及び前記複
    数の仕分けライン毎に仕分け棚の配分間口の配置パター
    ンの情報を格納する記憶手段と、 前記読取手段により読み取った前記トレイの識別情報
    と、前記記憶手段に格納された前記商品情報テーブル及
    び配分間口の配置パターン情報とを参照して、当該トレ
    イを前記複数の仕分けラインのいずれに導入するかを決
    定し、前記ソータを制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする商品仕分けシステム。
  2. 【請求項2】 前記仕分け棚の配分間口の配置パターン
    は、当該システムに入荷が予定されている商品の種別と
    数量とを示す事前出荷情報に基づいて、各仕分けライン
    における仕分け作業量が平準化するように設定されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の商品仕分けシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記仕分け棚は、複数の作業者がそれぞ
    れ仕分け作業を行う複数のブロックからなり、該複数の
    ブロックの配分間口の配置パターンは、当該システムに
    入荷が予定されている商品の種別と数量とを示す事前出
    荷情報に基づいて、前記各ブロックにおける仕分け作業
    量が平準化するように設定されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の商品仕分けシステム。
  4. 【請求項4】 前記複数の仕分けラインの一部の仕分け
    ラインは、該一部以外の仕分けラインにおける仕分け作
    業待ちのトレイの数が所定数以上となったときに、仕分
    け作業を行うためのバックアップラインとしたことを特
    徴とする請求項1に記載の商品仕分けシステム。
  5. 【請求項5】 前記バックアップラインの仕分け棚の配
    分間口の配置パターンは、該バックアップラインがバッ
    クアップする仕分けラインの仕分け棚の配分間口の配置
    パターンを含むことを特徴とする請求項4に記載の商品
    仕分けシステム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記複数の仕分けライ
    ンのそれぞれに導入した前記トレイの数と、仕分け作業
    の終了情報とに基づいて前記仕分け作業待ちのトレイの
    数を監視し、該仕分け作業待ちのトレイの数が前記所定
    数以上となったときは、その仕分けラインに導入すべき
    トレイを、その仕分けラインに対応するバックアップラ
    インに導入するように前記ソータを制御することを特徴
    とする請求項4または5に記載の商品仕分けシステム。
  7. 【請求項7】 前記第1のコンベア上を通過するトレイ
    の重量を計測する重量計測手段と、前記配分間口毎に前
    記コンテナへ商品が投入されたことを検出する投入検出
    手段とを備え、前記制御手段は、前記重量計測手段によ
    り計測された重量から、前記トレイに収容されている商
    品1単位の重量を算出し、さらにその1単位の重量と、
    前記投入検出手段の検出結果とに基づいて各仕分け棚の
    配分間口毎の仕分け済み商品重量を算出し、該仕分け済
    み商品重量が所定重量に達したときに当該配分間口のコ
    ンテナへの投入が完了したと判定することを特徴とする
    請求項1に記載の商品仕分けシステム。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段には、仕分けの対象となる
    商品に関する情報を記述した商品マスタテーブルが格納
    されており、前記制御手段は、前記算出した商品1単位
    の重量を前記商品マスタテーブルの当該商品に関する情
    報に書き込むことを特徴とする請求項7に記載の商品仕
    分けシステム。
  9. 【請求項9】 前記第1のコンベアに、仕分けの対象と
    なる商品が収容されたトレイを投入する箇所に表示手段
    が設けられ、前記制御手段は、仕分け作業の終了情報に
    基づいて仕分け作業が終了した商品の種別と数量を監視
    し、該仕分け作業が終了した商品の種別と数量を前記表
    示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の
    商品仕分けシステム。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2のコンベアまたはこ
    れらとは別に設けられた第3のコンベアにより前記仕分
    け棚に空のコンテナが供給可能に構成されており、前記
    第1または第3のコンベアに空のコンテナを投入する箇
    所に表示手段が設けられ、前記制御手段は、各仕分け棚
    毎に投入が完了したコンテナの数を監視し、補充すべき
    仕分け棚のアドレスと、空のコンテナの数とを前記表示
    手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の商
    品仕分けシステム。
  11. 【請求項11】 前記第1のコンベアと、仕分けの対象
    となる商品が収容されたトレイを投入する箇所との間に
    バッファラインを設け、該バッファラインに前記トレイ
    を一時的の保持するとともに、各仕分けラインにおいて
    仕分け作業の中断が発生しないように、前記バッファラ
    インから前記第1のコンベアへの前記トレイの投入を制
    御することを特徴とする請求項1に記載の商品仕分けシ
    ステム。
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