JP2502815Y2 - ソ―テイングシステム - Google Patents

ソ―テイングシステム

Info

Publication number
JP2502815Y2
JP2502815Y2 JP7502290U JP7502290U JP2502815Y2 JP 2502815 Y2 JP2502815 Y2 JP 2502815Y2 JP 7502290 U JP7502290 U JP 7502290U JP 7502290 U JP7502290 U JP 7502290U JP 2502815 Y2 JP2502815 Y2 JP 2502815Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
store
total number
items
ordered
item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7502290U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0491905U (ja
Inventor
道夫 榎戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP7502290U priority Critical patent/JP2502815Y2/ja
Publication of JPH0491905U publication Critical patent/JPH0491905U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2502815Y2 publication Critical patent/JP2502815Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、商品の流通過程で用いられるソーティン
グシステムに関し、特に各店舗に対する集品作業の適正
化を図るものである。
(従来の技術) スーパーマーケットやチェーンストア向け商品の配送
センターなどにおいては、各店舗からの要求に応じて各
種の商品を要求個数だけ取り揃える集品作業が行われる
が、そのための集品方法は、各仕向先別のコンテナを搬
送しながら、その搬送経路に沿って設けられた商品貯留
エリアから要求された商品を要求個数だけ取り出して上
記コンテナ内に集品するピッキング方式と、複数の商品
を品目ごとに搬送しながら、その搬送経路に沿って設け
られた各仕向先別の集品エリアに要求個数の商品を投入
していくソーティング方式とに大別される。両方式のう
ち、後者を採用するソーティングシステムは、具体的に
は次のように構成される。
すなわち、このソーティングシステムは、商品を品目
ごとに搬送する商品搬送手段と、該搬送手段による商品
の搬送経路に沿って設けられた仕向先ごとの受注商品を
集品する複数の集品エリアと、これらの集品エリアへの
商品の投入個数をを品目ごとに表示する個数表示器とを
有し、作業者が上記搬送手段によって搬送される商品を
品目ごとに取り出すと共に、取り出した商品を上記各集
品エリアに対して、各エリアの個数表示器に表示された
個数ずつ順次投入するように構成される。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この種のソーティングシステムによる集品
作業においては、例えば供給元からの商品の供給不足な
どによって、搬送手段に流す商品の総数(以下、仕分総
個数という)が各店舗からの要求個数の総計を下回る場
合がある。このように商品の絶対数が不足した状態で集
品作業を行うと、必然的に作業の途中で搬送手段上の商
品が品切れとなって集品作業の続行が不可能となる。こ
の場合、作業を中断して次の商品の入荷を待ち、当該商
品の入荷後に作業を再開するようにしてもよいが、そう
すると集品ないし配送の迅速化が妨げられ、その種のソ
ーティングシステムを採用することによるメリットが失
われることになる。
これに対しては、商品が品切れとなった時点で当該品
目についての集品作業を打切り、次の品目の商品を搬送
手段に流して各集品エリアへの集品作業を続行すると共
に、全品目の集品後の出荷段階で要求商品が全く揃わな
かった店舗に対して、不足品目について欠品状態のまま
出荷しようという考え方がある。このようにすると、集
品ないし配送が迅速化することにはなる。しかし、一般
にこの種のソーティングシステムにおける集品作業は、
各作業者によって多少のバラツキはあるが、ほぼ一定の
移動パターンに従って行われるようになっており、順番
の後の方のポケットには欠品が発生し易く、特定店舗に
対する欠品率が高まるという不都合がある。
そこで、別の解決方法として仕分総個数が各店舗から
の総受注個数と一致しない場合には、その過不足分を各
店舗に対して配分しようという考え方が注目され、実施
化へ向けての検討が進んでいる。この作業は、一般に次
のように行われることになる。すなわち、集品作業用の
オペレータは、受注伝票を見て各店舗からの総受注個数
の当該品目の仕分総個数に対する過不足数を算出し、こ
の過不足数を所定の配分方式に従って配分計算すること
により、各店舗に対する配分値を決定する。次いで、各
店舗の仕分データをデータメモリから呼び出し、呼び出
した値を上記配分値に従って補正すると共に、その値を
テンキーを用いて入力することにより各店舗ごとの仕分
データを修正する。そして、このような修正処理が終了
した時点で、該当商品が搬送手段に流され、集品作業が
開始されることになる。
このような方式を採用すれば、各店舗ごとの集品エリ
アにおける個数表示器には修正された仕分データに基づ
いた個数表示が行われるので、当該品目の集品完了時に
は各店舗向けエリアの全てに対して商品が投入されてい
ることになり、したがって品切れによる集品作業の中断
が防止されると共に、特定店舗に欠品が集中するという
事態も回避されることにもなる。
しかし、従来のシステム構成においては、上記の修正
変更作業が全てオペレータによる手作業で行われること
を前提としてシステムが構築されているため、修正作業
に時間がかかり、集品ないし配送の迅速化を図る上で解
決すべき課題として残ることになる。
この考案は、ソーティングシステムにおける上記の問
題に対処するもので、特に商品の総数、つまり仕分総個
数が各店舗からの総受注個数を下回る場合においても、
集品ないし配送の迅速化を損なうことなく、各店舗に対
して平等に集品しうるソーティングシステムを構築する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案に係るソーティングシステムは、店
舗別に設けられた複数の集品エリアに、各店舗ごとの受
注商品が品目ごとに受注個数ずつ集品されるように構成
されたシステムにおいて、上記各エリアに設けられて、
そのエリアへの商品投入個数を品目ごとに表示する表示
手段と、各品目ごとの各店舗からの総受注個数に対する
当該品目の仕分総個数の過不足を判定する過不足判定手
段と、この判定手段によって仕分総個数と総受注個数と
の間に過不足があると判定された場合に、上記仕分総個
数を受注のある各店舗に対して所定の配分比率に従って
再配分する配分演算手段と、この演算手段により配分さ
れたれ各店舗ごとの仕分個数を上記エリアの表示手段に
それぞれ表示させると共に、上記判定手段によって仕分
総個数と総受注個数との間に過不足がないと判定された
場合には、各店舗からの受注個数を上記各エリアの表示
手段にそれぞれ表示させる制御手段とわ有することを特
徴とする。
(作用) 上記の構成によれば、上記過不足判定手段によってあ
る品目についての仕分総個数が各店舗からの総受注個数
に対して過不足がないと判定された場合には、上記制御
手段によって各店舗からの受注個数が各集品エリアの表
示手段にそれぞれ表示されることになるので、これらの
表示手段に表示された個数の商品を各エリアに対してそ
れぞれ投入すれば、それぞれの集品エリアには各店舗の
要求商品が過不足なく集品されていることになる。
そして、過不足判定手段によって仕分総個数と総受注
個数との間に過不足があると判定された品目の商品につ
いては、上記配分演算手段が所定の配分比率に従って仕
分総個数を各店舗に再配分すると共に、制御手段が配分
された各店舗ごとの仕分個数を上記集品エリアの表示手
段にそれぞれ表示させる。これにより、特に仕分総個数
が総受注個数より少ない場合においても、ソーティング
順序が後の方の集品エリアにも商品が確実に投入される
ことになり、特定店舗に対して欠品状態が集中するとい
う事態が回避される。特に、再配分の作業がオペレータ
の手作業によることなく自動的に行われるので、集品な
いし配送の作業が大幅に短縮されることになる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の1実施例について説明
する。
まず、第1〜第3図により本実施例に係るソーティン
グシステムの全体構成について説明すると、第1図に示
すように、このソーティングシステムは、搬送用のコン
ベア1を有し、その両側には該コンベア1の搬送経路に
沿うように集品棚2,2がそれぞれ設置されている。
各集品棚2には、第2図に示すように、多数のポケッ
ト3…3が複数段にわたって設けられて、各仕向先店舗
ごとの商品を集品する配送コンテナ4…4が納められる
ようになっている。また、各ポケット3の上方には、当
該ポケット3への投入個数を表示する個数表示器5と、
同じく集品ロケーションを点灯指示するロケーションラ
ンプ6と、商品の投入完了時にON操作される投入完了キ
ー7とを有する表示ユニット8が設けられている。な
お、それぞれの表示ユニット8…8には、それぞれのポ
ケット3…3に対応する互いに独立したロケーションコ
ードが予め設定されている。そして、任意の集品棚2の
上面には、上記表示ユニット8…8を統括制御するコン
トローラ9が設置されている。
一方、上記コンベア1の始端部1aの近傍における上流
エリア10には、作業管理を行う操作卓11が配備されてい
ると共に、該コンベア1の終端部1bの近傍における下流
エリア12には、上記配送コンテナ4に貼り付ける配送ラ
ベルを印字発行するラベル発行機13が配備されている。
次に、第3図によりこのソーティングシステムの制御
システムについて説明すると、この制御システムは、当
該配送センターなどにおける受注・配送処理を一元的に
管理するホストコンピュータ14を有し、このホストコン
ピュータ14と、ラベル発行機13と、操作卓11と、上記表
示ユニット8…8を管理するコントローラ9とが互いに
接続されていると共に、このコントローラ9にそれぞれ
の表示ユニット8…8が接続されている。また、上記ホ
ストコンピュータ14には、各店舗向けの納品伝票などを
発行する伝票発行機15が接続されている。なお、この実
施例においては、商品などに添付されたバーコードを読
み取るバーコードスキャナ16が上記操作卓11に装備され
ている。
次に、このソーティングシステムを用いた集品作業を
第4図のフローチャートを参照して説明する。
すなわち、コンベア1の上流エリア10において、作業
者は第1番目の商品を入れた商品コンテナ17から商品を
取り出して、当該商品に添付されたバーコードを操作卓
11のバーコードスキャナ16で読み取ることによって、該
バーコードに含まれる商品コードを入力する。なお、バ
ーコードのついてない商品については、当該商品の商品
コードを示す文字列が操作卓11から入力されることにな
る。
一方、ホストコンピュータ14は第4図のフローチャー
トのステップS1で商品コードの入力を待ち、商品コー
ドが入力されるとステップS2を実行して、該当品目の
仕分データを予め設定した総受注データから分離して、
該データをコントローラ9と操作卓11とにそれぞれ転送
する。
ここで上記仕分データには、当該品目についての各店
舗ごとの受注個数と、各店舗からの総受注個数とが含ま
れている。つまり、例えば現在処理中の仕向先がA店、
B店、C店、D店、E店の5店舗であったとすると、当
該品目についてA店からN1個、B店からN2個、C店か
らN3個、D店からN4個、E店からN5個の配送要求が
ある場合には、ホストコンピュータ14は、各店舗ごとの
受注個数N1〜N5と、これらの受注個数N1〜N5を合計
した総受注個数NO(=N1+N2+……+N5)とを仕分
データとして保持するようになっている。そして、操作
卓11に転送された仕分データに含まれる当該品目の総受
注個数NOが、該操作卓11のディスプレイ11aに表示され
るようになっている。
次いで、作業者は上記商品コンテナ17に添付された伝
票などを見て、当該品目の仕分総個数NTを操作卓11に
入力する(ステップS3)。この入力された仕分総個数
Tはホストコンピュータ14に転送されて所定の記憶エ
リアに格納される(ステップS4)。その後、作業者は
上記商品コンテナ17をコンベア1の始端部1aに載置した
上で、操作卓11から開始命令を入力する(ステップS5
参照)。これにより、コンベア1の搬送動作が開始され
ることになる。
一方、ホストコンピュータ14は操作卓11からの開始命
令を受け取ると、当該品目の総受注個数NOと仕分総個
数NTとの比較演算を行った後、総受注個数NOと仕分総
個数NTとが一致しているか否かを判定する(ステップ
6,S7)。なお、ホストコンピュータ14は、仕分総個数
Tを受け取る前に開始命令を受け取った場合には、予
め保持した総受注個数NOを仕分総個数NTとしてセット
し、その値を用いて上記比較演算処理を実行するように
なっている。したがって、この場合には、総受注個数N
Oと仕分総個数NTとが常に一致していることになる。
そして、ホストコンピュータ14は、上記ステップS7
において総受注個数NOと仕分総個数NTとが一致してい
ると判定した場合には、上記コントローラ9に対して個
数表示許可信号を出力する。この個数表示許可信号を受
け取ったコントローラ9は、上記ステップS2において
ホストコンピュータ14から転送された仕分データに含ま
れる各店舗ごとの受注個数N1〜N5を、該当するポケッ
ト3…3における表示ユニット8…8の個数表示器5…
5にそれぞれ表示させる(ステップS8)。つまり、例
えばA店用のポケット3における表示ユニット8の個数
表示器5には、A店からの受注個数N1がディジタル表
示されることになる。なお、同時にロケーションランプ
6…6もそれぞれ点灯される。
次いで、作業者はコンベア1によって搬送された商品
コンテナ17から商品を取り出し、例えばロケーションラ
ンプ6が点灯しているA店用のポケット3における表示
ユニット8の個数表示器5に表示された個数表示に従っ
て、N1個の商品を当該ポケット3の配送コンテナ4内
に投入すると共に、当該ユニット8の投入完了キー7を
ON操作する(ステップS9参照)。このON信号はコント
ローラ9に伝達され、この信号を受け取ったコントロー
ラ9は当該ユニット8のロケーションランプ6を消灯さ
せると共に、上記信号に基づいて当該店舗の受注個数N
1を仕分データから消し込む。そして、仕分データから
全ての受注個数が消し込まれた時点でソーティング終了
信号を生成してホストコンピュータ14に出力する。この
信号を受け取ったホストコンピュータ14は、上記総受注
データに基づいて全品目の仕分作業が終了しているか否
かを判定する(ステップS10)。そして、全品目の仕分
作業が終了していないと判定すると、ステップS2へ戻
り次の商品コードの入力を待ち、商品コードの入力後に
該当品目の仕分データをコントローラ9および操作卓11
に出力する。これにより、次品目の商品に対する処理操
作が、上記と同様なプロセスで続行されることになる。
ここで、ある品目の商品に対してA店から100個、B
店から90個、C店から80個、D店から60個、E店から35
個の配送要求があるのに対して、当該品目の商品が360
個しか用意されていないとすると、365個の総受注個数
Oに対して仕分総個数NTが5個不足することになる。
したがって、ホストコンピュータ14は、上記フローチャ
ートのステップS7において、総受注個数NOが仕分総個
数NTと一致していないと判定してステップS11に進
み、所定の比例配分処理を実行する。
この比例配分処理は、例えば第5図のフローチャート
に従って次のように行われる。
つまり、ホストコンピュータ14は、まず総受注個数N
Oに対する仕分総個数NTの偏差ΔN(=NT−NO)を算
出した後、その値が0より小さいか否かを判定する(ス
テップS111,S112)。つまり、仕分総個数NTが総受注
個数NOより多いか否かを判定するのである。そして、
上記偏差ΔNが負の値を示すとき、つまり仕分総個数N
Tが総受注個数NOより少ないと判定したときには、ステ
ップS113に進んで符号フラグFTに“1"をセットした
後、ステップS114で上記偏差ΔNの絶対値を総変更数
Cとしてセットする。一方、上記偏差ΔNが正の値を示
すときには上記ステップS113をスキップしてステップ
114に移り、該偏差ΔNの値を総変更数Cとしてセッ
トする。なお、上記符号フラグFTは正の値を示す“0"
に設定されるようになっている。
ここで、当該品目商品について、上記したように365
個の総受注個数NOに対して仕分総個数NTが360個と少
ないことから、ホストコンピュータ14は上記フローチャ
ートにおけるステップS112においてΔN<0と判定
し、ステップS113で符号フラグFTを“1"にセットした
上で、ステップS114で総変更数Cとして5をセットす
ることになる。
次いで、ホストコンピュータ14は、当該品目について
の仕分データから店舗ごとの受注個数N1〜N5をレジス
タエリアに呼び込んで、それぞれの受注個数N1〜Nn
対応する数値コードをレジスタ値R1〜Rnとしてセット
し、またそれぞれの受注個数N1〜Nnに対応する除数B
i(B1〜B5)をそれぞれ1にセットして初期化処理を
終了する(ステップS115,S116)。
したがって、初期化処理が終了した時点では、例えば
第6図の第2列目に示すように、レジスタ値R1として1
00/1が、レジスタ値R2として90/1が、レジスタ値R3
して80/1が、レジスタ値R4として60/1が、レジスタ値
5として35/1がそれぞれセットされていることにな
る。また、最下段の総変更数Cの値としては上記したよ
うに5がセットされている。
初期化処理が終了すると、ホストコンピュータ14は第
5図のフローチャートにおけるステップS117〜S123
メイン処理に移って比例配分演算を実行する。
つまり、ホストコンピュータ14は、ステップS117
上記レジスタ値R1〜R5の大小判定を行い、その最大値
を被除数Aiとしてセットすると共に、ステップS118
対応する除数Biをインクリメントする。次いで、ステ
ップS119で上記被除数AiをステップS118でインクリ
メントした除数Biで除算し、ステップS120で除算後の
被除数Aiを対応するレジスタ値Riに置き換えると共
に、ステップS121で上記総変更数Cをディクリメント
した後、ステップS122でディクリメント後の総変更数
Cが0に一致しているか否かを判定する。そして、一致
していなければステップS117にリターンしてステップ
117〜S122のループ処理を実行すると共に、総変更数
Cが0に一致した時点で上記ループ処理から抜け出して
ステップS123以下の最終処理に移る。
このメイン処理を更に具体的に説明すると、次のよう
になものとなる。すなわち、1回目のループ処理が終了
した時点では、第6図に示すように、イニシャル時にお
いて最大値(100/1)がセットされている第2行目のレ
ジスタ値R1が、同図の第3列目に示すように、100/1+
1に書き換えられていることになる。また、2回目のル
ープ処理が終了した時点では、1回目のループ処理が終
了した時点で最大値(=90/1)がセットされている第3
行目のレジスタ値R2が、第3列目に示すように90/1+
1に書き換えられ、そして3回目のループ処理の終了時
には、2回目のの最大値(=80/1)である4行目のレジ
スタ値R3が、第4列目に示すように80/1+1に書き換
えられていることになる。このように、ループ処理が1
回実行される度に、前回の最大値がインクリメントされ
た除数Biで除算されることによって減少することにな
る。そして、上記総変更数Cが0になってループ処理か
ら抜け出した時点では、第6図の第7列目に示すよう
に、レジスタ値R1には100/2+1が、レジスタ値R2
は90/2が、レジスタ値R3には80/2が、レジスタ値R4
は60/2が、レジスタ値R5には35/1がそれぞれセットさ
れていると共に、受注個数N1に対応する除数B1の値が
3に、受注個数N2に対応する除数B2の値が2に、受注
個数N3に対応する除数B3の値が2に、受注個数N4
対応する除数B4の値が2に、受注個数N5に対応する除
数B5の値が1にそれぞれ更新されていることになる。
次いで、ホストコンピュータ14はステップS123で符
号フラグFTの値が“1"にセットされているか否かを判
定して、FT=1と判定したときにはステップS124に進
んで不足する仕分総個数NTを各店舗に再配分する。つ
まり、各店舗ごとの受注個数N1〜N5に対応する最新の
除数B1〜B5から1を差し引いた値をそれぞれ各店舗ご
との変更数(Bi−1)とする。そして、各仕分個数Ni
から上記各変更数(Bi−1)を差し引いた値を新たな
受注個数Niとして仕分データを補正するのである。こ
れにより、例えばA店の受注個数N1は100から98(=10
0−2)に、B店の受注個数N2は90から89(=90−2)
に、C店の受注個数N3は80から79(=80−1)に、D
店の受注個数N4は60から59(=60−1)にそれぞれ再
設定されると共に、変更数(B5−1)の値が0となる
E店に対する受注個数N5は変更されず、35のまま更新
されることになる。
次いで、ホストコンピュータ14は、ステップS125
上記ステップS124において補正した仕分データをコン
トローラ9に出力する。これにより、コントローラ9に
よって個数表示器5に表示される個数表示の総計は、当
該品目の仕分総個数NT(例えば、360個)と一致してい
ることになる。
したがって、個数表示器5…5の表示個数に従ってそ
れぞれのポケット3…3に商品を順次投入していったと
しても、最後のポケット3に到達する前に商品コンテナ
17が空になることがなく、当該品目に対する集品作業が
途中で中断することなく最後まで行われる。
なお、ホストコンピュータ14は、上記ステップS123
においてFT=1ではないと判定したときには、ステッ
プS126に移り過剰な仕分総個数NTを上記ステップS
124と同様な処理操作により再配分を行って仕分データ
を補正した後、ステップS125で補正後の仕分データを
コントローラ9に出力するようになっている。
一方、ホストコンピュータ14は上記第4図のフローチ
ャートにおけるステップS10で全品目の仕分作業が終了
したと判定したときには、ステップS12に進んで各店舗
ごとの納品伝票を伝票発行機15から印字出力させるので
あるが、その場合に各品目ごとに修正された仕分データ
を用いて納品個数を印字させることになる。したがっ
て、各店舗向けの配送コンテナ4…4の内容物と一致す
るように修正された納品伝票が発行されることになる。
なお、この実施例においては、商品の過剰な場合につ
いても各店舗に対して配分演算を行うことより商品を余
らせないようにしているが、鮮度が極度に要求されない
商品については、過剰分はラインから外してストックし
ておき、次回の集品作業に繰り越すようにしてもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、過不足判定手段によっ
てある品目についての仕分総個数が各店舗からの総受注
個数に対して過不足がないと判定された場合には、制御
手段によって各店舗からの受注個数が各集品エリアの表
示手段にそれぞれ表示されることになるので、それぞれ
の表示手段に表示された個数の商品を各エリアに対して
それぞれ投入すれば、それぞれの集品エリアには各店舗
の要求商品が過不足なく集品されていることになる。
そして、上記過不足判定手段によって仕分総個数と総
受注個数との間に過不足があると判定された品目の商品
については、配分演算手段が所定の配分比率に従って仕
分総個数を各店舗に再配分すると共に、制御手段が配分
された各店舗ごとの仕分個数を上記集品エリアの表示手
段にそれぞれ表示させることになる。これにより、特に
仕分総個数が総受注個数より少ない場合においても、ソ
ーティング順序が後の方の集品エリアにも商品が確実に
投入されることになり、特定店舗に対して欠品状態が集
中するという事態が回避される。特に、再配分の作業が
オペレータの手作業によることなく自動的に行われるの
で、集品ないし配送の作業が大幅に短縮されるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はソーティ
ングシステムの概略レイアウト図、第2図は該システム
における集品棚の構成を示す1部正面図、第3図は該シ
ステムの制御システム図、第4図は実施例における全体
の処理行程を示すフローチャート図、第5図は本実施例
に係る比例配分処理のフローチャート図、第6図は本実
施例における配分例の説明図である。 3……ポケット(集品エリア)、5……個数表示器(表
示手段)、9……コンテナ(制御手段)、14……ホスト
コンピュータ(過不足判定手段、配分演算手段)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】店舗別に設けられた複数の集品エリアに、
    各店舗ごとの受注商品が品目ごとに受注個数ずつ集品さ
    れるソーティングシステムであって、上記各エリアに設
    けられて、そのエリアへの商品投入個数を品目ごとに表
    示する表示手段と、各品目ごとの各店舗からの総受注個
    数に対する当該品目の仕分総個数の過不足を判定する過
    不足判定手段と、この判定手段によって仕分総個数と総
    受注個数との間に過不足があると判定された場合に、上
    記仕分総個数を受注のある各店舗に対して再配分する配
    分演算手段と、この演算手段により配分された各店舗ご
    との仕分個数を上記エリアの表示手段にそれぞれ表示さ
    せると共に、上記判定手段によって仕分総個数と総受注
    個数との間に過不足がないと判定された場合には、各店
    舗からの受注個数を上記各エリアの表示手段にそれぞれ
    表示させる制御手段とを有することを特徴とするソーテ
    ィングシステム。
JP7502290U 1990-07-13 1990-07-13 ソ―テイングシステム Expired - Fee Related JP2502815Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7502290U JP2502815Y2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 ソ―テイングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7502290U JP2502815Y2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 ソ―テイングシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0491905U JPH0491905U (ja) 1992-08-11
JP2502815Y2 true JP2502815Y2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=31807043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7502290U Expired - Fee Related JP2502815Y2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 ソ―テイングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2502815Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003118831A (ja) * 2001-10-12 2003-04-23 Leading Information Technology Institute 仕分けシステム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137145A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 株式会社イシダ 仕分けシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003118831A (ja) * 2001-10-12 2003-04-23 Leading Information Technology Institute 仕分けシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0491905U (ja) 1992-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170278055A1 (en) Method and system for progressive picking
JP3421604B2 (ja) 商品仕分けシステム
JP2020125191A (ja) 荷合わせ作業支援システムおよび荷合わせ作業方法
JP2502815Y2 (ja) ソ―テイングシステム
CN113780917A (zh) 货物调度方法和系统
JP4924028B2 (ja) ピッキング設備
JP2509548B2 (ja) 商品仕分け方法
JP2552645Y2 (ja) ソーティングシステム
JP2527148B2 (ja) ピッキングシステム
JP2002002929A (ja) ピッキングシステム
JPH01256409A (ja) ピッキングシステム
JP2002179224A (ja) ピッキング設備及び方法
JP2641178B2 (ja) 商品仕分けシステム
JP3177369B2 (ja) ソーティングシステム
JP2008195482A (ja) ピッキング設備
JP2003171001A (ja) 商品仕分け指示装置、商品仕分け指示方法および商品仕分け指示プログラム
JP2736010B2 (ja) 仕分け装置
JP2542310Y2 (ja) ソーティングシステム
JP2004067282A (ja) 物品の仕分け方法及び装置
JPH10175709A (ja) ピッキングシステム
US20230169456A1 (en) Method for inbound inventory putaway
JP2001341817A (ja) ピッキングシステム
JPH02233404A (ja) 商品の配送システム
JP2692017B2 (ja) 配送システム
JP2532043B2 (ja) 集品システムにおける検品値付け装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees