JP3852005B2 - 物品の仕分け方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は異品種混載荷姿の入荷物品のための仕分け方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホームセンター(HC)の取扱品種数は20万品種にのぼり、荷姿サイズが大小様々で範囲が広い。そこで、複数の納入業者と複数の小売店との間に通過型納品検品センター(TC)を設ける。TCでは、納入業者毎に納入された物品を最終届先としての店別・カテゴリー(店頭陳列場を考慮した商品分類)別に仕分け梱包化するとともに、取引きの過不足検品、決済データの編集を行なう。更に、TCでは店別、カテゴリー別に各品種毎の過不足編集情報の確定も行なう。
【0003】
納入業者からTCに持ち込まれる条件はHCを構成する全店に対する物品を同一品種毎にまとめた単品総数納品とされているが、HCの店規模、店数、本部経営方針によって単品総数納品の規模に大きな相違がある。そこで現状の納品形態としては下記▲1▼、▲2▼を採用することが一般である。
【0004】
▲1▼単品ケース単位に切り上げて発注し、TCではケース単位の入荷検品後に、各店別にバラ仕分けする。
【0005】
▲2▼化粧品、文房具、ねじ工具類等の小物少量品については、ケース単位に切り上げることが店頭在庫過剰や陳列スペース不足を招くため、TC通過とせずに店別直納として店部門の検品受入れ決済を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述▲2▼の小物少量品をTCに持ち込んだ場合、納品荷姿は大き目の箱に複数の各異品種物品についての単品総数品を互いに混載、混合状態にした異品種混載荷姿で路線便等で運び込まれる。TCでは、これを目視により単品種化してプラスティックコンテナ(プラコン)へ分別し、コンピュータにより作成した仕分けバッチ計画(利用計画)に従うように、これらのプラコンを仕分け搬送ラインへ搬入し、店別仕分けを行なうことになる。これには、(a)ピースソーター式、(b)店別仕分けオーダーリストを見て手仕分けする以外の方法はなかった。しかしながら、以下の問題点がある。
【0007】
▲1▼複数の各異品種物品についての単品種総数品が互いに混載、混合状態にあるため、類似品が多く、単品種化のミスが出易い。
【0008】
▲2▼スポンジのように台所品とカー用品、ペット用品等、異なるカテゴリー品が同梱されてくる場合もあり、単品種化作業に手間と時間が奪われる。
【0009】
▲3▼小物少量品は単品種のプラコン搬送後にバラ仕分けを行なう場合、1プラコンに1〜5本等、品種別の数量が少なく、仕分け搬送ラインの搬送能率が著しく悪化し、TC全体の運営効率が低くなる。
【0010】
▲4▼仕分けバッチ計画をコンピュータで作成するに際し、分岐先シュート割当て、分岐先容量計算、集荷箱数計算、対象品種の指定、対象品と非対象品の区別等、複雑な利用計画を用意する必要がある。
【0011】
▲5▼仕分けバッチ計画の実行は、物品が「存在する」(仮定)、基本的に計画通り正しく納品されることを前提とする。そのため、入荷時点で入荷検品入力が必要になり、対象品種が揃っているという確証がないと、ソーター等は荷物を待ったり、探したりしてロスタイムを生ずる。ソーター対象品の選別も必要になる。
【0012】
▲6▼仕分け搬送ラインにより物品を決められた仕分け先へ順に運ぶだけで、正しく仕分け先に分岐されたことの入力は得られない。また、搬送した物品の品種総量は把握できても、各仕分け先毎の実績データや欠品データは得られない。
【0013】
本発明の課題は、異品種混載荷姿の入荷現物品を、利用計画にこだわらず、片っ端から届先に対しミスなく迅速に仕分け、搬送効率も向上し、結果データ出力し、検品記録も容易に残せるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、異品種物品を混載した異品種混載荷姿で入荷した物品を複数の届先別に仕分ける物品の仕分け方法において、第1仕分け設備と第2仕分け設備を用い、第1仕分け設備にて、異品種混載荷姿から取出した入荷現物品を、第2仕分け設備の複数の仕分けゾーン別にまとめて混合箱に収納する1次仕分け工程と、混合箱を第1仕分け設備から第2仕分け設備の各仕分けゾーンへ搬送する工程と、第2仕分け設備の各仕分けゾーンにて、混合箱から取出した物品を各届先毎の最終仕分け間口に投入する最終仕分け工程とを有し、前記第1仕分け設備が第1仕分けユニットを用い、第1仕分けユニットは、品種入力端末と、第2仕分け設備の複数の仕分けゾーン毎の1次仕分け間口を備え、第2仕分け設備が複数の仕分けゾーンのそれぞれに設けた第2仕分けユニットを用い、第2仕分けユニットは、品種入力端末と、各届先毎の最終仕分け間口を備え、各届先への注文情報に従い、第1仕分けユニットと第2仕分けユニットを制御する制御コンピュータを用い、制御コンピュータは、第1仕分けユニットの品種入力端末に入力された現物品の品種情報に基づき、第1仕分けユニットにて当該現物品に対応する1次仕分け間口を割当てるとともに、第2仕分けユニットの品種入力端末に入力された物品の品種情報に基づき、第2仕分けユニットにて当該物品に対応する最終仕分け間口を割当てるようにしたものである。
【0015】
請求項2の発明は、異品種物品を混載した異品種混載荷姿で入荷した物品を複数の届先別に仕分ける物品の仕分け方法において、第1仕分け設備と第2仕分け設備を用い、第1仕分け設備にて、異品種混載荷姿から取出した入荷現物品を、第2仕分け設備の複数の仕分けゾーン別にまとめて混合箱に収納する1次仕分け工程と、混合箱を第1仕分け設備から第2仕分け設備の各仕分けゾーンへ搬送する工程と、第2仕分け設備の各仕分けゾーンにて、混合箱から取出した物品を各届先毎の最終仕分け間口に投入する最終仕分け工程とを有し、前記第1仕分け設備と第2仕分け設備とは別に仕分け搬送ラインを用い、仕分け搬送ラインは、品種入力端末と、各届先毎の仕分け間口を備えた仕分けゾーンを用いるとともに、各届先への注文情報に従い、仕分け搬送ラインと仕分けゾーンを制御する制御コンピュータを用い、仕分け搬送ラインに搬入された入荷物品の品種情報を品種入力端末に入力する工程と、制御コンピュータが、品種入力端末に入力された入荷物品の品種情報を注文情報に対比し、当該物品の届先に対応する仕分けゾーンの仕分け間口を指示する工程と、制御コンピュータにより指示された仕分けゾーンに入荷物品を単品種荷姿で搬入し、当該仕分けゾーン内で制御コンピュータにより指示された仕分け間口に当該物品を投入する工程とを有してなり、制御コンピュータが仕分けユニットと仕分けゾーンの各仕分け間口への仕分け終了信号に基づき、各品種物品についての合計仕分け実績の記録を行なうようにしたものである。
【0016】
また、請求項1又は2の発明において更に、前記第1仕分けユニットが除外品投入間口を備え、入荷現物品のうちで仕分け間口に投入すべきでない現物品を除外品として上記除外品投入間口に投入するとともに、品種入力端末に上記除外品の発生を入力するようにしてもよい
【0017】
また、請求項1又は2の発明において更に、前記第1仕分けユニットの品種入力端末に入荷現物品の品種情報が入力されたとき、制御コンピュータが入荷現物品を仕分け間口に投入すべきでない除外品とみなすべき除外条件に基づき、当該入荷現物品の除外の有無を表示するようにしてもよい
【0018】
また、請求項1又は2の発明において更に、前記制御コンピュータが第2仕分けユニットの各仕分け間口にセットしてある物品投入用収納箱の満杯入力により、収納箱に貼付されるべきラベルを発行するようにしてもよい
【0019】
また、請求項1又は2の発明において更に、前記制御コンピュータが第2仕分けユニットの各仕分け間口にセットしてある物品投入用収納箱の満杯入力により、収納箱毎の物品の品種と入り数の内容確定データの記録、出荷した収納箱の個数の編集・記録、各収納箱の内容確定データの届先コンピュータに対するデータ送信を行なうようにしてもよい
【0020】
また、請求項1又は2の発明において更に、前記制御コンピュータが第2仕分けユニットの各仕分け間口への仕分け終了信号に基づき、各品種物品についての仕分け実績の記録を行なうようにしてもよい
【0022】
また、請求項1又は2の発明において更に、前記第2仕分け設備の各仕分けゾーンをカテゴリー別とし、第1仕分けユニットの各1次仕分け間口に各カテゴリーを割当て、第2仕分けユニットの各最終仕分け間口に各店を割当てるようにしてもよい
【0023】
また、請求項1又は2の発明において更に、前記第2仕分け設備の各仕分けゾーンを店別とし、第1仕分けユニットの各1次仕分け間口に各店を割当て、第2仕分けユニットの各最終仕分け間口に各カテゴリーを割当てるようにしてもよい
【0024】
また、請求項1又は2の発明において更に、前記第2仕分け設備の各仕分けゾーンを店群別とし、第1仕分けユニットの各1次仕分け間口に各店群を割当て、第2仕分けユニットの各最終仕分け間口に各店を割当てるようにしてもよい
【0025】
請求項の発明は、請求項の仕分け方法の実施に用いる物品の仕分け装置であって、第1仕分け設備に第1仕分けユニットを設け、第1仕分けユニットが品種入力端末と、第2仕分け設備の複数の仕分けゾーン毎の1次仕分け間口を備え、第2仕分け設備の複数の仕分けゾーンのそれぞれに第2仕分けユニットを設け、第2仕分けユニットが、品種入力端末と、各届先毎の最終仕分け間口を備え、各届先への注文情報に従い、第1仕分けユニットと第2仕分けユニットを制御する制御コンピュータを有してなるようにしたものである。
請求項4の発明は、更に、前記第1仕分け設備と第2仕分け設備とは別に仕分け搬送ラインを用い、仕分け搬送ラインは、品種入力端末と、各届先毎の仕分け間口を備えた仕分けゾーンと、各届先への注文情報に従い、仕分け搬送ラインと仕分けゾーンを制御する制御コンピュータを有してなるようにした請求項2に記載の仕分け方法の実施に用いる物品の仕分け装置である。
【0026】
【作用】
請求項の発明によれば下記(1)〜(9)の作用がある。
(1)第1仕分け設備と第2仕分け設備のそれぞれにおいて、異品種混載荷姿から取出した物品の品種情報を品種入力端末に現物入力すると、当該現物品の届先に対応する第1仕分けユニットと第2仕分けユニットの仕分け間口が直ちに割当てられ、ミスなく手早く仕分け作業できる。仕分け間口の割当ては、例えば(a)入荷品種を注文内容に含む届先から片っ端に間口割当てする、(b)入荷品種だけで注文を満たせる届先から優先的に間口割当てする、がある。
【0027】
(2)第1仕分け設備と第2仕分け設備のそれぞれにおいて、目先一部の現物入力分について仕分け作業ミスの有無を作業者自身で自己チェックし、保証できる。制御コンピュータは仕分け作業の作業量、作業時間を記録出力でき安心である。特に、第1仕分け設備で、第2仕分け設備の各仕分けゾーンの第2仕分けユニット毎の一次仕分け(現物入力、順次投入表示による)を行なうことにより、納入業者別、商品品種別の数量が確定し、入荷確定し、入荷受入れ検品データが得られる。
【0028】
(3)第1仕分け設備の段階で納入現物品は各仕分けゾーン向けの混合箱にまとめられて収納効率の良い荷姿となり、第2仕分け設備の各仕分けゾーンに対する限定物品のみになり、第2仕分け設備へ高密度荷姿状態で搬送することにより、搬送能力の向上とセンター全体の生産性向上効果を得ることができる。即ち、第1仕分け設備において、入荷現物品を異品種混載荷姿から取出して現物品を持ったその手で直ちに仕分けできるから、仕分け搬送ラインの入口又はその途上で単品種化する必要がない。仕分け搬送ラインをなくし、搬送する時間を短縮できる。小物品は傷み易く紛失し易いが、長い搬送ラインに載せないからそれらの損傷、紛失を生ずる虞がない。
【0029】
(4)仕分けバッチ計画を作成する必要がなく、分岐先シュート割当て、分岐先容量計算、出荷箱数計算、対象品種の指定、対象品と非対象品の区別等の利用計画が不要になる。
【0030】
(5)仕分け予定品が全て揃って入荷されたことを仕分け開始の条件とするものでなく、入荷した現物品から直ちに仕分け開始できる。
【0031】
(6)第1仕分け設備と第2仕分け設備のそれぞれにおいて、入荷現物品の品種情報の入力時に、入荷数量も入力し、入荷数量分を届先となる、第1仕分けユニット又は第2仕分けユニットの各仕分け間口に分配し、この分配数量を対応する仕分け間口のそれぞれに表示するから、異品種混載荷姿から取出した複数の現物品をそれらの仕分け間口に投入する。注文品種の各物品について、それらの注文総数が全てまとまって納品されてくるとは限らず、例えば午前中に1箱(20個)納入され、午後から残り6個納入されるというような場合、或いは6個はその日に来ない場合もあり、仕分けバッチ計画先行システムでは、先に注文品種の間口割当てをしてしまうので、6個を待つためにタイムロスしたり、取消し処理のためにタイムロスすることがあるが、本発明では、入荷した現物の数量を入力し、その数量分の現物だけを間口割当てして仕分け処理してしまうから、上述のロスタイムを生じない。仕分け間口の割当ては、例えば(a)一定のルールを予め定め、コンピュータで自動的に選択させる、(b)現物分だけでは全ての届先の注文数量に満たない場合、人に選択させる、がある。また、取出した複数の現物品を全ての表示間口に投入した完了時点で、作業者の手元に残余の物品がないことの確認(ゼロチェック)により、仕分け作業ミスの有無を作業者自身で直ちに自己チェックできる。入荷現物品の総数検品や入荷検品作業が不要になる。
【0032】
(7)第1仕分け設備で、優先店順序や欠品(ゼロ納品)防止仕分け設定等を行なうことも可能になる。
【0033】
(8)第1仕分け設備で現物の品種、数量が順次入力され、第2仕分け設備の各仕分けゾーン別の混合箱荷姿単位に区切られ、第2仕分け設備の各仕分けゾーンでは混合箱の固定バーコードと収納物品のバーコードをバーコードリーダで読むことにより、各最終仕分け間口の投入数表示器に数量表示を呼び出すことができる。各物品数量の再入力を省き、作業性が良くなる。また、ゼロチェック(現物数量と表示数の不一致の修正処理)機能を加えることにより、現物基準のデータ正常化が保証される。勿論、運転教育段階では、各物品の現物数量の入力をあえて行なうことにより、二重の検品機能としても良い(ダブルチェック効果)。
【0034】
(9)第1仕分け設備の第1仕分けユニットと第2仕分け設備の第2仕分けユニットの組合わせにより段階を踏んで並行処理作業を行なうことが可能となる。従って、店舗数やカテゴリーの増加があっても、運営を休業することなくそれらの変化に対応し、拡張可能になる。
【0035】
また、第1仕分けユニットが除外品投入間口を備え、入荷現物品のうちで仕分け間口に投入すべきでない現物品を除外品として上記除外品投入間口に投入するとともに、品種入力端末に上記除外品の発生を入力するようにした場合には、下記(10)の作用がある。
(10)第1仕分け設備における仕分け中に発見された余剰品、注文外品、破損品、その他、賞味期限外品等、契約に基づき「除外品」として除外データ記録やラベル貼り表示が可能になり、以後の取扱いが簡便化される(不適合品、不実用品の除外効果)。即ち、設定したカテゴリー以外のものを除外案内する。カテゴリー名、カテゴリーコード番号、終了等のデータを付したラベルを発行する等、別の仕分けユニットや別の仕分けラインを指定案内する。別の仕分けラインにおいても仕分け実績データ出力が得られる。
【0036】
また、第1仕分けユニットの品種入力端末に入荷現物品の品種情報が入力されたとき、制御コンピュータが入荷現物品を仕分け間口に投入すべきでない除外品とみなすべき除外条件に基づき、当該入荷現物品の除外の有無を表示するようにした場合には、下記(11)の作用がある。
(11)入荷現物品のうち、カテゴリーコードのないもの、破損不良品、有効期限(賞味期限)を経過したもの等を除外品として扱うことができる。
【0037】
また、制御コンピュータが第2仕分けユニットの各仕分け間口にセットしてある物品投入用収納箱の満杯入力により、収納箱に貼付されるべきラベルを発行するようにした場合には、下記(12)の作用がある。
(12)第2仕分けユニットの各仕分け間口にセットしてある物品投入用収納箱の満杯入力により、収納箱に貼付されるべきラベルを発行し、各間口から出荷される収納箱に当該ラベルを出荷ラベルとして貼付できる。
【0038】
また、制御コンピュータが第2仕分けユニットの各仕分け間口にセットしてある物品投入用収納箱の満杯入力により、収納箱毎の物品の品種と入り数の内容確定データの記録、出荷した収納箱の個数の編集・記録、各収納箱の内容確定データの届先コンピュータに対するデータ送信を行なうようにした場合には、下記(13)の作用がある。
(13)第2仕分けユニットの各仕分け間口にセットしてある物品投入用収納箱の満杯入力により、収納箱毎の物品の品種と入り数の内容確定データの記録、出荷した収納箱の個数の編集・記録、各収納箱の内容確定データの届先コンピュータ(各店毎又は各店の統合本部のコンピュータ)に対するデータ送信を行なうことができる。
【0039】
また、制御コンピュータが第2仕分けユニットの各仕分け間口への仕分け終了信号に基づき、各品種物品についての仕分け実績の記録を行なうようにした場合には、下記(14)の作用がある。
(14)第2仕分けユニットに入荷された荷姿毎の入荷単位、同一納入業者毎の入荷単位、午前又は午後の入荷品の入荷単位、1日の入荷品の入荷単位等の、各入荷単位の現物入力を当該第2仕分けユニットで仕分けて出荷完了した信号(仕分け終了信号)に基づき、各品種物品についての仕分け実績の記録を行なう。即ち、第2仕分けユニットによる累計仕分け総数の取りまとめと発注データを突き合わせる検品機能は制御コンピュータの内部の編集プログラムが行ない、検品結果レポートの出力を行なう。レポートは商取引に基づく正常な現物受渡し数量の確定の他に、欠品数、余剰数、発注外品、汚損・破損除外品、期限外除外品等の異常品についても編集報告する。制御コンピュータが編集作成し物品受渡し決済の元データとして信用、利用できる。
【0040】
請求項の発明によれば下記(15)の作用がある。
(15)ケース単位納品分を別の仕分け搬送ラインによる仕分け処理に回し、バラ半端・端数品は分離仕分けユニットで分担する等、並行分業を可能とし、TCの仕分け処理能力を向上し、仕分け搬送ラインの搬送効率も向上できる。データ突き合わせは共通の制御コンピュータで編集する。仕分け搬送ライン側は、特定の仕分け基準(店別基準、カテゴリー別基準、配送コース別基準)のうちのどの設定で運転していても、分離仕分けユニットの並行分業を可能とする。
【0041】
また、第2仕分け設備の各仕分けゾーンをカテゴリー別とし、第1仕分けユニットの各1次仕分け間口に各カテゴリーを割当て、第2仕分けユニットの各最終仕分け間口に各店を割当てるようにした場合には、下記(16)の作用がある。
(16)ホームセンター向けの物流センターに同一業者が、複数のカテゴリーを混合納品してくる場合に有効である。例えば、「スポンジ・たわし・合成シート状たわし」が総量一括梱包納品された場合、これを第1段階で「台所用・浴用・車用・ペット用」の4つのカテゴリー間口へと投入仕分けし、第2段階で各カテゴリーゾーンを並行して各店別仕分け作業を効率的に行なえる。
【0042】
また、第2仕分け設備の各仕分けゾーンを店別とし、第1仕分けユニットの各1次仕分け間口に各店を割当て、第2仕分けユニットの各最終仕分け間口に各カテゴリーを割当てるようにした場合には、下記(17)の作用がある。
(17)従来の納品規定により、総量納品ではなく「店別納品」により同一梱包の中に、複数品種・複数カテゴリーが混合されている場合、例えば「ボルト・ナット、釘、金物、工具」が同梱の場合、「ボルト釘コーナー、金物コーナー、工具コーナー」等のカテゴリーに分けなければならない。この場合、第1段階で店間口投入表示し店ゾーンラベル貼りをし、第2段階で品名スキャナー入力と数量入力によりカテゴリー間口投入仕分け検品を行なう単純な形とすることができる。
【0043】
また、第2仕分け設備の各仕分けゾーンを店群別とし、第1仕分けユニットの各1次仕分け間口に各店群を割当て、第2仕分けユニットの各最終仕分け間口に各店を割当てるようにした場合には、下記(18)の作用がある。
18)コンビニエンスストア(CVS)のように店数が多く、初めから、カテゴリー別にセンターを設置している場合や、業者がカテゴリー別に分けられている場合はカテゴリー仕分けを考慮しなくて良い。
【0044】
また、牛乳・ヨーグルト業者等は、共通利用のプラコンが存在しているので、「移し替え作業」は省略したい。
【0045】
ゾーン単位の複数店分の合計数量を第1段階で分けると、例えば「10プラコンと5個」が1つのゾーンの必要数量となり、数量がまとまりそのプラコンのまま仕分け、端数の5個を別のプラコンに移すなど、ミスカウントを防止できる。
【0046】
【発明の実施の形態】
図1は物流センターの仕分け装置を示す模式図、図2は物流センターの制御系統を示す模式図、図3は仕分けゾーンを示す模式図、図4は仕分けゾーンに店別基準を採用した例を示す模式図、図5は仕分けゾーンに店別基準を採用した他の例を示す模式図、図6は仕分けゾーンに商品分類別基準を採用した例を示す模式図、図7は仕分けゾーンに配送コース別基準を採用した例を示す模式図、図8は2段仕分け設備を示す模式図、図9は第1仕分けユニットを示す模式図、図10は第2仕分けユニットを示す模式図、図11は2段仕分け設備の仕分け処理フローを示す流れ図、図12は仕分けユニットの他の例を示す模式図である。
【0047】
(物流センター1)(図1〜図11)
図1の物流センター(通過形センター)1は、複数の納入業者と複数の小売店との間に設けられ、仕分け装置1Aを有する。仕分け装置1Aは、主としてケース単位納品分の入荷物品を届先に対し仕分け処理する仕分け搬送ライン10Aと、ロールボックス等により異品種混載荷姿で入荷されたバラ、半端、端数品の入荷物品を届先に対し2段階で仕分け処理する2段仕分け設備10Bとを有する。尚、本実施形態において、届先とは各店の店頭陳列場(カテゴリー)をいう。
【0048】
(仕分け搬送ライン10A)(図1〜図7)
仕分け搬送ライン10Aは、上流入荷ライン20と一次仕分け搬送ライン30と二次仕分け搬送ライン40を有する。また、仕分け搬送ライン10Aは、図2に示す如く、物流コンピュータ11と制御コンピュータ12に支配されて管理される。物流コンピュータ11は、納入業者コード、店コード、商品コード、カテゴリー(店頭陳列場を考慮した商品分類)コード、店発注データ等の商品マスターを有する。制御コンピュータ12は、物流コンピュータ11の保有データと、上流入荷ライン20の入荷端末13(品種入力端末)から得られる入荷データに従い、一次仕分けライン30と二次仕分け搬送ライン40のコンベヤ30A、40Aを制御する搬送制御部14と、二次仕分けライン40の仕分け先間口表示制御部15を支配する。
【0049】
尚、仕分け搬送ライン10A(第1仕分けユニット100においても同じ)の以下の説明では、上流入荷ライン20の入荷端末13、一次仕分けライン30のバーコードリーダ31、二次仕分けライン40のバーコードリーダ41が各ケースに付帯されている納入業者名、商品の品種名、カテゴリー名等を示すコードデータを制御コンピュータ12に転送するものとして説明した。但し、各ケースに必ず印字されて付帯されているのは商品の品種名コード(JANコード)だけである。納入業者名コードは、各ケースに貼付等されて付帯されている納品伝票、送り状又は荷札に記載の納入業者名を入荷端末13から制御コンピュータ12に入力することにより制御コンピュータ12において知ることができる。カテゴリー名コードは物流コンピュータ11の商品マスターに記憶されており、(a)1商品1納入業者の場合には、入荷端末13による制御コンピュータ12への商品の品種名の入力だけで、その納入業者への全ての発注データがカテゴリー名コードも含めて物流コンピュータ11から制御コンピュータ12に引出され、制御コンピュータ12はこの発注データの内容から当該商品の品種名のカテゴリー名コードを知ることができるし、(b)1商品複数納入業者の場合には、入荷端末13による制御コンピュータ12への納入業者名の入力により、その納入業者への全ての発注データがカテゴリー名コードも含めて物流コンピュータ11から制御コンピュータ12に引出され、制御コンピュータ12はこの発注データの内容から当該商品の品種名のカテゴリー名コードを知ることができる。
【0050】
(上流入荷ライン20)
納入業者からの入荷物品はロールボックスパレット21等に収納したケース荷姿の形態で搬入され、それらのケースが上流入荷ライン20のコンベヤ20Aに供給される。このとき、上流入荷ライン20に設置されているバーコードリーダ等の入荷端末13により、各ケースに付帯されている納入業者名、商品の品種名、カテゴリー名等を示すコードデータや、各ケースの物品入り数等の入荷データが制御コンピュータ12に転送され、この入荷データが更に物流コンピュータ11に転送される。単一ケースに複数品種の物品を収容している混在ケース品は開梱された上で、内容物品についての入荷データが採取され、これらの入荷データを入荷端末13から制御コンピュータ12、物流コンピュータ11に転送される。
【0051】
(一次仕分けライン30)
一次仕分けライン30は上流入荷ライン20のコンベヤ20Aにつながるコンベヤ30Aからなり、上流入荷ライン20から搬入される各ケースを複数の二次仕分けライン40のいずれかへと搬送する。このとき、一次仕分けライン30に設置されているバーコードリーダ(スキャナ)31(品種入力端末)により、各ケースに付帯されている納入業者名、商品の品種名、カテゴリー名等を示すコードデータを制御コンピュータ12に転送する。制御コンピュータ12は、物流コンピュータ11が保有する店発注データ等を参照し、各ケースの一次仕分けライン30からの分岐先となる二次仕分けライン40と、当該二次仕分けライン40における当該ケースの届先となる仕分けゾーン50と間口52、53の指定を行なう。
【0052】
(二次仕分けライン40)
二次仕分けライン40は一次仕分けライン30に対し互いに並列に接続される複数の分岐ラインからなり、店別等に割当てられた複数の仕分けゾーン50を有し、一次仕分けライン30のコンベヤ30Aから搬入される各ケースを各仕分けゾーン50の面前において搬送/停止を行なうコンベヤ40Aからなる。このコンベヤ40Aの代りに手押し台車を用いても良い。
【0053】
各仕分けゾーン50の入口にはバーコードリーダ(スキャナ)41(品種入力端末)が設置され、バーコードリーダ41は各ケースに付帯されている納入業者名、商品の品種名、カテゴリー名等を示すコードデータを制御コンピュータ12に転送し、制御コンピュータ12は当該ケースの届先とすべき当該仕分けゾーン50内の間口52、53を仕分け先間口表示制御部15に出力し、或いは該当品でないケースについては次の仕分けゾーン50への先送り搬送信号を出力する。尚、一次仕分けライン30に設置のバーコードリーダ31で一度読取り済の各ケースのコードデータを制御コンピュータ12に記憶した上で当該ケースをメモリ輸送している場合には、各仕分けゾーン50の入口に設置のバーコードリーダ41を光電スイッチに代えることができる。
【0054】
各仕分けゾーン50は、図3、図4〜図7に示す如く、流動棚51(又は物品棚、ロールボックスパレットでも可)からなり、単品種収容ケースの中から1個単位で取出した商品が投入されるバラ投入間口52と、単品種収容ケースをケース単位で投入するケース投入間口53の如くの多数の間口を有する。バラ投入間口52は物品を1個単位で受入れ可能とする折畳みコンテナ等の混合箱2Aがセットされる。尚、各仕分けゾーン50の背面には、図3に示す如く、小売店への配送車単位で、ロールボックス(又はパレット)2が配置される。これらのロールボックス2は荷揃え場3の各配送車別プラットホームに集荷される。
【0055】
各仕分けゾーン50には、仕分け先間口表示制御部15に支配される投入数表示器55が設置され、当該仕分けゾーン50に仕分けるべきケースの当該仕分けゾーン50への到着時に、当該仕分けゾーン50に対する当該ケース品種物品の投入必要数をこの投入数表示器55に点灯表示する。
【0056】
各仕分けゾーン50の各間口52、53には、投入間口表示ランプ、投入完了ボタンスイッチ、満杯ラベル発行ボタンスイッチを備えた、仕分け先間口表示制御部15に支配される仕分け確認ユニット56が設置されている。仕分け確認ユニット56は、当該仕分けゾーン50内で当該ケース品種物品を投入すべき間口52、53を投入間口表示ランプの点灯により表示案内し、作業者が当該物品の当該間口への投入を完了した時点で仕分け完了ボタンスイッチをオンしたときにその投入の完了を仕分け先間口表示制御部15、制御コンピュータ12に出力する。満杯ラベル発行ボタンスイッチは、間口52、53が投入物品で満杯になったことを視認した作業者がオンしたときに、その満杯の確認を仕分け先間口表示制御部15、制御コンピュータ12に出力する。
【0057】
各仕分けゾーン50には仕分け先間口表示制御部15に支配されるラベラー57が設置されている。ラベラー57は、仕分け確認ユニット56の上述した満杯ラベル発行ボタンスイッチのオンにより、当該満杯間口52、53に割当てられている店名等を印字出力したラベル(又はリスト)を発行する。このラベルは、作業者により、当該満杯間口52、53の物品又はその混合箱2Aに貼付される。
【0058】
尚、二次仕分けライン40は、余剰品分別分岐ライン61、余剰品戻しライン62、取出表示器63、余剰品ラベラー64を備える。上流入荷ライン20から一次仕分けライン30に入荷されたケースのうち、各二次仕分けライン40に対しそれらの一部の物品だけを仕分けるケースについては、一次仕分けライン30から余剰品分別分岐ライン61に搬入される。制御コンピュータ12は、取出表示器63に当該ケースからの必要取出数量と不必要な余剰品の取り除き表示を行なう。作業者は必要取出数量の物品を取出してこれを二次仕分けライン40のコンベヤ40Aに供給する。余剰品については、余剰品ラベラー64が発行するラベルを付して余剰品戻しライン62から一次仕分けライン30へ戻す。
【0059】
また、仕分け搬送ライン10Aは、一次仕分けライン30の搬送端に払い出しライン71を接続してある。注文していない物品や注文数以上納入された物品は払い出しライン71から払い出される。
【0060】
しかるに、仕分け搬送ライン10Aにあっては、(1)仕分け基準による仕分けゾーンの割当て動作、(2)入荷物品の受入期限管理動作のそれぞれを以下の如くに具備する。
【0061】
(1)仕分け基準による仕分けゾーンの割当て動作(図4〜図7)
仕分け搬送ライン10Aは、各仕分けゾーン50に物品を仕分けるための複数種の仕分け基準を予め定めておき、上流入荷ライン20に入荷される各物品のケースに付帯の納入業者名、商品の品種名、カテゴリー名等を示すコードデータ(商品情報)を前述の如くに入荷端末13により読取る。
【0062】
制御コンピュータ12は、各仕分けゾーン50に物品を仕分けるための複数種の仕分け基準を予め定めてある。そして、制御コンピュータ12は、入荷端末13の読取り結果に基づいて複数種の仕分け基準の中から特定の仕分け基準を採用し、採用した仕分け基準に則って当該ケース物品の届先とすべき仕分けゾーン50と間口52、53を割当て、当該ケースが二次仕分けライン40に分岐されたときにこの割当て先を前述の如くに仕分け先間口表示制御部15に出力し、対応する仕分けゾーン50の投入数表示器55、仕分け確認ユニット56を作動して各物品の仕分けを行なう。
【0063】
制御コンピュータ12は、前記複数種の仕分け基準として、例えば店別基準、カテゴリー別基準、配送コース別基準の中から選んだ2以上を定めることができる。
【0064】
(店別基準の例1)(図4)
店別基準の採用にあっては、1つの仕分けゾーン50に1つの配送先店(例えばA店、B店又はC店)を割当て、当該仕分けゾーン50の各間口52、53のそれぞれに各カテゴリーのそれぞれを割当てる。
【0065】
図4の例では、3個の仕分けゾーン50のそれぞれをA店ゾーン、B店ゾーン、C店ゾーンのそれぞれに割当てた。A店ゾーンとB店ゾーンでは、それらの上3段の間口a〜iをカテゴリーa〜i別のバラ投入間口52とし、下1段の間口jはその上3段の間口a、d、gに割当てたカテゴリーa、d、gをまとめたケース投入間口53とし、間口kはその上3段の間口b、e、hに割当てたカテゴリーb、e、hをまとめたケース投入間口53とし、間口lはその上3段の間口c、f、iに割当てたカテゴリーc、f、iをまとめたケース投入間口53とした。C店ゾーンでは、カテゴリーc、f、iを取扱わないので、それらのカテゴリーc、f、iの割当て間口がない。
【0066】
図4のケース投入間口53(例えばj)は、複数のバラ投入間口52(例えばa、d、g)の取扱いカテゴリー(例えばa、d、g)をまとめるように合併登録した。バラ仕分け品が多く、ケース仕分け品が少ない場合には、このように1個のケース投入間口53当たり複数カテゴリーのケースを受入れ可能に登録利用することが効率的である。
【0067】
逆に、ケース仕分け品を主体として取扱う場合には、例えば上3段の間口のそれぞれを3個のカテゴリーのそれぞれに割当てたケース投入間口53とし、下1段の間口を上3段のケース投入間口53の全3個の取扱いカテゴリーをまとめて受入れ可能とするバラ投入間口52として合併登録するものでも良い。
【0068】
制御コンピュータ12が行なう間口割当てプログラムにおいて、バラ取扱い品が多い入荷状況に際してはバラ優先割当てとし、ケース取扱い品が多い入荷状況に際してはケース優先割当てを選択することにより、上記いずれかの合併登録を選択できる。
【0069】
図4の例えばA店ゾーンでは、間口b、kの各仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプが点灯しており、A店を届先とすべきカテゴリーbの物品が当該A店ゾーンたる仕分けゾーン50に到着したことを示している。
【0070】
尚、図4の例えばA店ゾーンでは、バラ投入間口52(b)とケース投入間口53(k)がそれらの仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプの同時点灯により同時指定されており、作業員はこのA店ゾーンに到着したカテゴリーBの物品サイズを視認した上で、この物品のサイズにふさわしい投入先としてそれらのバラ投入間口52(b)とケース投入間口53(k)の一方を選択判断する。作業員が選択した一方のバラ投入間口52(b)又はケース投入間口53(k)に当該物品を投入した後、仕分け確認ユニット56の投入完了ボタンスイッチをオンすれば両間口52、53の投入間口表示ランプが消灯する。
【0071】
(店別基準の例2)(図5)
図5の例では、2個の仕分けゾーン50のそれぞれをA店ゾーン、B店ゾーンのそれぞれに割当てた。各A店、B店ゾーンでは、当該仕分けゾーン50の1つの間口をケース投入及びノーカテゴリー間口54とし、他の全ての間口を各カテゴリーのそれぞれに対応するバラ投入間口52とした。各バラ投入間口52にはそれぞれに対応するカテゴリーの物品がケースから取出された1個単位で収容できる。ケース投入及びノーカテゴリー間口54は、各カテゴリーの単品種収容ケースをケース単位で収容できる他、各カテゴリーの物品をケースから取出された1個単位で収容できる。
【0072】
尚、ノーカテゴリー間口54は、物流コンピュータ11の発注データ内にカテゴリーの登録のない物品に対し割当て利用される。又は、店別ゾーン内の各間口にカテゴリーが割当てられて残余の間口が少なくなったとき、1間口をノーカテゴリー間口54として変更使用することもでき、このノーカテゴリー間口54には既に登録されたカテゴリー品以外の複数のカテゴリー品を投入できる。このノーカテゴリー間口54への物品の投入の際には、前述のラベラー57によりノーカテゴリーラベルを発行し、その投入物品にこのノーカテゴリーラベルを貼付することにより、店先での陳列作業に役立てる。
【0073】
図5の例えばA店ゾーンでは、バラ投入間口52とケース投入及びノーカテゴリー間口54の各仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプが点灯しており、A店を届先とすべきあるカテゴリーの物品が当該A店ゾーンたる仕分けゾーン50に到着したことを示している。
【0074】
尚、図5の例えばA店ゾーンでは、バラ投入間口52とケース投入及びノーカテゴリー間口54がそれらの仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプの同時点灯により同時指定されており、作業員はこのA店ゾーンに到着した物品サイズを視認した上で、この物品のサイズにふさわしい投入先としてそれらのバラ投入間口52とケース投入及びノーカテゴリー間口54の一方を選択判断する。作業員が選択した一方のバラ投入間口52又はケース投入及びノーカテゴリー間口54に当該物品を投入した後、仕分け確認ユニット56の投入完了ボタンスイッチをオンすれば両間口52、54の投入間口表示ランプが消灯する。
【0075】
(カテゴリー別基準の例)(図6)
カテゴリー別基準の採用にあっては、1つの仕分けゾーン50に1つのカテゴリー(例えばA類又はB類)を割当て、当該仕分けゾーン50のバラ投入間口52、ケース投入間口53のそれぞれに配送先店(例えばa店、b店、c店等)のそれぞれを割当てる。
【0076】
図6の例では、2個の仕分けゾーン50のそれぞれをA類、B類のそれぞれに割当てた。A類ゾーンとB類ゾーンでは、上下2段のバラ投入間口52、ケース投入間口53を1店分とした。
【0077】
図6の例えばA類ゾーンでは、b店のバラ投入間口52、ケース投入間口53の各仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプが点灯しており、b店を届先とすべきカテゴリーAの物品が当該A類ゾーンたる仕分けゾーン50に到着したことを示している。
【0078】
尚、図6の例えばA類ゾーンでは、カテゴリーAの物品を同一b店に割当てたバラ投入間口52とケース投入間口53がそれらの仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプの同時点灯により同時指定されており、作業員はこのA類ゾーンに到着した物品サイズを視認した上で、この物品のサイズにふさわしい投入先としてb店のバラ投入間口52とケース投入間口53の一方を選択判断する。作業員がb店において選択した一方のバラ投入間口52又はケース投入間口53に当該物品を投入した後、仕分け確認ユニット56の投入完了ボタンスイッチをオンすれば両間口52、53の投入間口表示ランプが消灯し、必要により、当該A類ゾーンに到着している当該カテゴリーAの物品の次の届先として次に割当てられる例えばc店のバラ投入間口52、ケース投入間口53の各仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプが点灯せしめられる。
【0079】
(配送コース別基準の例)(図7)
配送コース別基準の採用にあっては、1つの仕分けゾーン50に1つの配送コース(例えばAコース)を割当て、当該仕分けゾーン50の棚の隣合うバラ投入間口52のそれぞれに配送先店(例えばa〜h店)のそれぞれをそれらの配送順(例えば最上段の横並び順、続いてその下の段の横並び順…を配送順(又は配送逆順)とする)に割当てる。
【0080】
図7の例では、仕分けゾーン50をAコースゾーン(コース番号表示部58)に割当てた。
【0081】
尚、図7の例では、ケース投入間口53に先積みケース投入間口iと後積みケース投入間口kを割当て、ケース投入間口53の各間口にも配送先店のそれぞれをそれらの配送順に割当てた。ケース投入間口53には、重厚長大品を収容可能とするロールボックスパレットを配置してある。
【0082】
図7の例えばAコースゾーンでは、a店のバラ投入間口52と、先積みケース投入間口iのケース投入間口53の各仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプが点灯しており、a店を届先とすべきカテゴリーの物品が当該Aコースゾーンたる仕分けゾーン50に到着したことを示している。
【0083】
尚、図7の例えばAコースゾーンでは、Aコースのa店に割当てたバラ投入間口52とケース投入間口53がそれらの仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプの同時点灯により同時指定されており、作業員はこのAコースゾーンに到着した物品サイズを視認した上で、この物品のサイズにふさわしい投入先としてそれらのバラ投入間口52とケース投入間口53の一方を選択判断する。作業者がa店について選択した一方のバラ投入間口52又はケース投入間口53に当該物品を投入した後、仕分け確認ユニット56の投入完了ボタンスイッチをオンすれば両間口52、53の投入間口表示ランプが消灯し、必要により、当該Aコースゾーンに到着している物品の次の届先として当該Aコース内で次に割当てられる例えばf店のバラ投入間口52と、先積みケース投入間口i(又は後積みケース投入間口k)の各仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプが点灯せしめられる。
【0084】
(各仕分け基準の切換設定)
制御コンピュータ12は、各仕分けゾーン50に適用される上述の各仕分け基準を上流入荷ライン20への入荷物品の入荷状況(バラ品主体かケース品主体か等)に応じて切換設定する。即ち、制御コンピュータ12は、上流入荷ライン20に入荷された物品に対し1つの仕分け基準(例えば店別基準)を採用し、この仕分け基準を適用した仕分けゾーン50においてこの仕分け基準に則った仕分けを完了した後、当該上流入荷ライン20に後続して入荷される物品に対し他の仕分け基準(例えばカテゴリー別基準)を採用し、この仕分け基準を適用した仕分けゾーン50においてこの仕分け基準に則った仕分けを行なう。
【0085】
従って、仕分け搬送ライン10Aにあっては、上述の仕分け基準による仕分けゾーンの割当て動作を採用したことにより、以下の作用がある。
【0086】
▲1▼上流入荷ライン20に入荷される物品の商品情報を読取ることにより、物品の入荷状況を把握する。そして、この入荷状況に適合し得る仕分け基準で、当該物品の届先とすべき仕分けゾーン50と間口52、53を割当てることにより、複数の仕分けゾーン50の利用形態を適宜に設定替えでき、仕分け搬送ライン10Aの生産性を向上できる。入荷状況に応じた仕分け基準の選択と仕分けゾーン50の利用形態の設定替えは、制御コンピュータ12によるものに限らず、人の判断によるものでも良い。
【0087】
▲2▼仕分け基準として、店別基準、カテゴリー別基準、配送コース別基準の中から適宜に選ばれる2以上を定めることができる。
【0088】
a.店別基準を採用した場合は、多くの納入業者から多くのカテゴリーに渡る物品が集中して納品されたときに、物品をカテゴリー別に細分化できて都合が良い。
【0089】
b.カテゴリー別基準を採用した場合は、納入業者のカテゴリー数が少なく、作業員を少なくしたいときに有効である。納品が1つのカテゴリーだけならば、1人の作業員が担当する1つの仕分けゾーン50で20店分の仕分けを進めることもできる。1つの仕分けゾーンに5店を割当てれば、使用仕分けゾーンは4ゾーンとなり、使用仕分けゾーンを作業負担や作業時間に合せて調整でき、各仕分けゾーン50の作業員を平準化できるし、仕分け速度を速くできる。1つのカテゴリーだけで仕分ける場合は、実質的に無カテゴリー(ノーカテゴリー)であり、カテゴリーの仕分けを必要としない物流センターでは、多くの店を割当てることができる。
【0090】
c.配送コース別基準を採用した場合は、各店に割当てた間口が配送の順(又は配送の逆順)に並ぶように設定し、各間口から取出された仕分け済物品又はその混合箱2Aを間口の並び順に積み重ねることにより配送作業性が良くなる。
【0091】
▲3▼上流入荷ライン20に入荷された物品に対し1つの仕分け基準に則った仕分けを完了した後、当該上流入荷ライン20に後続して入荷される他の物品に対し他の仕分け基準を採用してそれらを仕分けることにより、物流センター1の納品時間帯の推移に伴なう入荷状況の変化に応じて各仕分けゾーン50の利用形態を適宜に設定替えできる。
【0092】
(2)入荷物品の受入期限管理動作
仕分け搬送ライン10Aは、入荷物品に対し、受入期限管理を行なうため、物流コンピュータ11の商品マスターに各物品の受入期限ルールを定め、これを制御コンピュータ12に転送可能としている。受入期限ルールは、各物品の賞味期限、有効期限、又は製造年月日からの有効期間等の有効期限情報に基づいて、当該物品の仕分け搬送ライン10Aへの許容できる受入期限(賞味期限よりn日前の年月日、又は製造年月日から最大有効期間の例えば1/8を経過する年月日等)を定めたものである。
【0093】
上流入荷ライン20の入荷端末13は、各物品に付帯の有効期限情報を読取る。入荷端末13は、ケース荷姿で入荷された単一品種の物品については各ケース毎に、単一ケースに複数品種の物品を収容している混在ケース品については開梱された内容物品の個々毎に、バーコードリーダ等によって前述の如くに商品の品種名等の入荷データを読取るとともに、各ケース又は内容物品に付帯の印字された賞味期限等の有効期限情報を作業者にて目視等した上でハンディターミナル(携帯端末)に入力して読取る。入荷端末13のこれらの読取り結果は、制御コンピュータ12、物流コンピュータ11に転送される。
【0094】
制御コンピュータ12は、入荷端末13の読取り結果である有効期限情報から受入期限ルールに基づいて当該物品の受入期限を算定し、受入期限内に受入れた物品は当該物品の店発注データ等により予め定めた届先(配送先店)に対応する仕分けゾーン50と間口52、53に仕分ける他、受入期限外に受入れた物品は返品するように、一次仕分けライン30、二次仕分けライン40を以下の如くに制御する。
【0095】
▲1▼一次仕分けライン30のバーコードリーダ31により採取された各ケースの商品の品種名等のコードデータが制御コンピュータ12に転送されたとき、制御コンピュータ12は当該ケース物品についての上述の受入期限算定結果に基づき、下記(a)又は(b)を行なう。
【0096】
(a)上流入荷ライン20への受入年月日が受入期限内にある物品については、制御コンピュータ12は、前述の仕分け動作に従い物流コンピュータ11が保有する店発注データ等を参照し、当該ケースの一次仕分けライン30からの分岐先となる二次仕分けライン40と、当該二次仕分けライン42における当該ケースの届先となる仕分けゾーン50と間口52、53の指定を行ない、それらの間口52、53への仕分けを行なう。
【0097】
(b)上流入荷ライン20への受入年月日が受入期限外となる物品については、制御コンピュータ12は、当該ケースの一次仕分けライン30からの分岐先となる二次仕分けライン40と、当該二次仕分けライン40における当該ケースの届先となる仕分けゾーン50と返品間口80の指定を行ない、それらの返品間口80への仕分けを行なう。
【0098】
このとき、制御コンピュータ12は、複数の仕分けゾーン50の各間口のうち、前述の仕分け基準により、上述(a)の受入期限内物品のための届先として割当て済の間口52、53を除いたものを返品間口80として割当てる。そして、制御コンピュータ12は、1つの仕分けゾーン50を返品専用ゾーンとして全ての間口を返品間口80として用いても良く、1つの仕分けゾーン50の一部又は唯1個の間口を返品間口80として用いても良い。制御コンピュータ12は、複数の間口を返品間口80として用いるとき、各間口80を納入業者別に特定しても良い。
【0099】
▲2▼受入期限外物品が一次仕分けライン30から二次仕分けライン40を経て当該物品のために指定された仕分けゾーン50の入口に到着したことは、当該仕分けゾーン50のバーコードリーダ41が当該物品ケースに付帯の商品の品種名等のコードデータを制御コンピュータ12に転送することにより判別される。これにより、制御コンピュータ12は当該受入期限外物品の届先となる当該仕分けゾーン50内の返品間口80を仕分け先間口表示制御部15に出力する。
【0100】
▲3▼仕分け先間口表示制御部15は、受入期限外物品の届先となる仕分けゾーン50に当該物品ケースが到着したことを、当該仕分けゾーン50の投入数表示器55に点灯表示する。そして、当該受入期限外物品の投入先として制御コンピュータ12が予め特定してある返品間口80の仕分け確認ユニット56を作動させ、当該返品間口80を仕分け確認ユニット56の投入間口表示ランプの点灯によりこれを表示案内し、作業者が当該物品の当該間口80への投入を完了した時点で仕分け完了ボタンスイッチをオンしたときに、その投入の完了を仕分け先間口表示制御部15、制御コンピュータ12に出力する。
【0101】
仕分け確認ユニット56は返品ラベル発行ボタンスイッチも備えており、このスイッチを作業者がオンしたときに、仕分け先間口表示制御部15がラベラー57を作動させ、当該受入期限外物品の返品情報ラベルを発行する。この返品情報ラベルは、返品間口80に投入された物品又はその混合箱2Aに貼付される。返品情報ラベルには、「納入業者名、納入業者コード、受入期限と受入年月日、返品理由等」が印字される。
【0102】
尚、上述の返品情報ラベルの発行は、仕分け確認ユニット56の投入完了ボタンスイッチ(仕分け完了ボタンスイッチ)のオンによりラベラー57を連動させて行なうものでも良く、又は、仕分け確認ユニット56の満杯ラベル発行ボタンスイッチを返品ラベル発行ボタンスイッチに兼用して行なうものでも良い。
【0103】
また、仕分けゾーン50の返品間口80の背面には、納入業者単位等で、ロールボックス(又はパレット)2が配置され、返品間口80に投入された受入期限外物品を集荷して返品処理可能とする。
【0104】
▲4▼物流コンピュータ11は、制御コンピュータ12による上述▲1▼〜▲3▼の返品実績に基づき、その返品実績データを納入業者別に整理等して記録するとともに、その記録データを印字した返品リストを発行可能とする。また、物流コンピュータ11は、返品実績データを小売業本部に送信し、或いは納入業者に送信可能とする。
【0105】
尚、仕分け搬送ライン10Aにおいては、受入期限外物品の返品先として仕分けゾーン50の返品間口80を用意しないとき、その返品先として払い出しライン71(返品ライン)を用いても良い。このとき、制御コンピュータ12は、一次仕分けライン30のバーコードリーダ31により商品の品種名等のコードデータを採取されたケース物品が受入期限外物品であるとき、当該物品を一次仕分けライン30から直接払い出しライン71で払い出す。払い出しライン71にはバーコードリーダ72、払い出し表示器73、ラベラー74が設置されており、バーコードリーダ72は払い出しライン71に到着した物品の商品の品種名等のコードデータを制御コンピュータ12に出力し、払い出し表示器73は払い出しライン71への物品の到着を点灯表示し、ラベラー74は払い出しライン71に到着した受入期限外物品に貼付するための返品情報ラベルを発行する。作業者は返品情報ラベルを対応する物品に貼付し、これを返品処理する。
【0106】
本実施形態によれば、以下の作用がある。
▲1▼入荷された物品の仕分け過程で各物品に付帯の有効期限情報を読取り、その読取り結果に基づいて各物品に対する受入期限管理を行なう。従って、入荷された全ての物品に対する受入期限管理を、軽作業で短時間に、物流センターの運営を損なうことなく簡易に行なうことができる。
【0107】
▲2▼全ての入荷物品に対して受入期限管理を行なうことで、完全な受入期限管理を行なうことができ、小売業に対する消費者の信頼を向上できる。
【0108】
▲3▼受入期限外の物品を仕分けゾーン50内に特定した返品間口80にまとめ、納入業者への返品作業性を向上できる。
【0109】
▲4▼上述▲3▼の返品間口80を納入業者別に特定することにより、納入業者への返品作業性をより向上できる。
【0110】
▲5▼受入期限外の物品を払い出しライン71(返品ライン)に払い出すことにより、返品対象物品を簡素な設備構成により一箇所にまとめ、納入業者への返品作業性を向上できる。
【0111】
▲6▼受入期限外の物品に返品情報ラベルを付すことにより、納入業者への返品作業性を向上できる。
【0112】
▲7▼返品した物品のリストを発行することにより、返品実績を正確に記録できる。また、小売業本部への返品リストの送信、納入業者への返品リストの送信により、小売業から納入業者への支払い情報の修正等を合理的に行ない、品質管理の高精度を図ることができる。
【0113】
(2段仕分け設備10B)(図1、図2、図8〜図10)
2段仕分け設備10Bは、仕分け装置1Aにおいて、仕分け搬送ライン10Aに並設され、図9に示す如く、第1段階の仕分け作業を行なう第1仕分け設備100Aと、第2段階(最終段階)の仕分け作業を行なう第2仕分け設備200Aからなる。
【0114】
第1仕分け設備100Aは、仕分け搬送ライン10Aの上流入荷ライン20に並置され、納入業者から前述のロールボックスパレット21等に異品種物品を混載して入荷された異品種混載荷姿の入荷現物品を扱い、当該入荷現物品を第2仕分け設備200Aの複数の仕分けゾーンA、B…別にまとめて混合箱2Aに収納する。
【0115】
第2仕分け設備200Aは、2段仕分け設備10Bの予め選択された仕分けパターンに応じて設定された複数の仕分けゾーンA、B…を有し、第1仕分け設備100Aから払い出された混合箱2Aを各仕分けゾーンA、B…のいずれかに搬入され、当該仕分けゾーンA、B…において混合箱2Aから取出される物品を当該物品の届先(各店の店頭陳列場)に対して最終仕分けする。
【0116】
第1仕分け設備100Aと第2仕分け設備200Aの間には、第1仕分け設備100Aから第2仕分け設備200Aの各仕分けゾーンA、B…に混合箱2Aを搬送する仕分けライン300を有する。
【0117】
ここで、2段仕分け設備10Bの仕分けパターンとしては、例えば以下のa〜cがある。
【0118】
(パターンa)(カテゴリー別仕分け)
第2仕分け設備200Aの各仕分けゾーンA、B…をカテゴリー別ゾーンとし、第1仕分け設備100Aが備える第1仕分けユニット100の各1次仕分け間口102に各カテゴリーを割当て、第2仕分け設備200Aが各仕分けゾーンA、B…に備える第2仕分けユニット200の各最終仕分け間口202に各店を割当てる。
【0119】
(パターンb)(店別仕分け)
第2仕分け設備200Aの各仕分けゾーンA、B…を店別ゾーンとし、第1仕分け設備100Aが備える第1仕分けユニット100の各1次仕分け間口102に各店を割当て、第2仕分け設備200Aが各仕分けゾーンA、B…に備える第2仕分けユニット200の各最終仕分け間口202に各カテゴリーを割当てる。
【0120】
(パターンc)(店群別仕分け)
第2仕分け設備200Aの各仕分けゾーンA、B…を店群別ゾーン(例えば同一の配送区分、配送方面に属する店の集合を店群とする)とし、第1仕分け設備100Aが備える第1仕分けユニット100の各1次仕分け間口102に各店群を割当て、第2仕分け設備200Aが各仕分けゾーンA、B…に備える第2仕分けユニット200の各最終仕分け間口202に各店を割当てる。
【0121】
以下、第1仕分け設備100Aと第2仕分け設備200Aのそれぞれについて詳述する。
【0122】
(第1仕分け設備100A)(図9)
第1仕分け設備100Aは第1仕分けユニット100を有する。
第1仕分けユニット100は、前述の仕分け搬送ライン10Aと同様に、図2に示す如く、物流コンピュータ11と制御コンピュータ12に支配される。各第1仕分けユニット100には端末機120のバーコードリーダ(スキャナ)121(品種入力端末)が設置され、バーコードリーダ121は各物品に付帯されている納入業者名、商品の品種名、カテゴリー名等を示すコードデータを制御コンピュータ12に転送し、制御コンピュータ12は当該現物品の届先に対応する当該第1仕分けユニット100内の1次仕分け間口102を端末機120に出力し、或いは該当品でない物品については除外品信号を出力する。
【0123】
各第1仕分けユニット100は、図9に示す如く、流動棚101(又は物品棚、ロールボックスパレットでも可)からなり、ロールボックスパレット21の異品種混載荷姿の中から取出した現物品が投入される、第2仕分け設備200Aの複数の仕分けゾーンA、B…毎の多数の1次仕分け間口102を有する。1次仕分け間口102は物品を1個単位で受入れ可能とする折畳みコンテナ等の混合箱2Aがセットされる。
【0124】
各第1仕分けユニット100の各1次仕分け間口102には、端末機120に支配される投入数表示器122が設置され、1次仕分け間口102に仕分けるべき物品の投入必要数をこの投入数表示器122に点灯表示する。
【0125】
各第1仕分けユニット100の各1次仕分け間口102には、投入間口表示ランプ、投入完了ボタンスイッチ、満杯ラベル発行ボタンスイッチを備えた、端末機120に支配される仕分け確認ユニット123が設置されている。仕分け確認ユニット123は、当該第1仕分けユニット100内で当該現物品を投入すべき1次仕分け間口102を投入間口表示ランプの点灯により表示案内し、作業者が当該現物品の当該間口への投入を完了した時点で仕分け完了ボタンスイッチをオンしたときにその投入の完了を端末機120、制御コンピュータ12に出力する。満杯ラベル発行ボタンスイッチは、1次仕分け間口102にセットしてある混合箱2Aが投入物品で満杯になったことを視認した作業者がオン入力したときに、その満杯の確認を端末機120、制御コンピュータ12に出力する。
【0126】
各第1仕分けユニット100には端末機120に支配されるラベラー124が設置されている。ラベラー124は、仕分け確認ユニット123の上述した満杯ラベル発行ボタンスイッチのオンにより、当該満杯1次仕分け間口102に対応する第2仕分け設備200Aの仕分けゾーン名等を印字出力した仕分けラベル(又はリスト)を発行する。この仕分けラベルは、作業者により、当該満杯1次仕分け間口102の混合箱2Aに貼付される。
【0127】
尚、第1仕分けユニット100は、バーコードリーダ121に入力した現物品が当該第1仕分けユニット100の各1次仕分け間口102に投入すべきでない除外品であるとき、この除外品を投入するためのロールボックス(又はパレット)等からなる除外品投入間口130を付帯して備える。除外品としてみなすべき除外条件としては、入荷物品が他カテゴリー品、カテゴリーコードのないもの、破損不良品、有効期限(賞味期限)を経過したもの等を含む。除外品投入間口130として、第1仕分けユニット100の流動棚101のうち、第2仕分け設備200Aの各仕分けゾーンA、B…に対応する1次仕分け間口102として割当てられていない残余の間口を用いることもできる。
【0128】
また、第1仕分けユニット100は、第1仕分け設備100Aに搬入されたロールボックスパレット21の中に混載されていた入荷現物品のうち、ケース荷姿からなる入荷現物品を収容するためのロールボックス(又はパレット)等からなるケース品投入間口103を付帯して備えることができる。図9の125はケース品投入間口103に対応する投入間口表示器である。ケース品投入間口103に投入されるケース物品には、ラベラー124が発行する店名等を印字したラベルが作業者により貼付される。この場合には、ロールボックスパレット21の中のバラ物品だけを流動棚101の1次仕分け間口102に投入する。但し、本実施形態の仕分け装置1Aは仕分け搬送ライン10Aを有しているから、このようなケース物品は仕分け搬送ライン10Aに流しても良い。
【0129】
(第2仕分け設備200A)(図10)
第2仕分け設備200Aは、前述の如く、2段仕分け設備10Bの仕分けパターンa〜cのうちから設定された仕分けパターンに応じて、カテゴリー別、店別又は店群別をなす複数の仕分けゾーンA、B…を有し、各仕分けゾーンA、B…のそれぞれに第2仕分けユニット200を有する。
【0130】
第2仕分けユニット200は基本的構成を第1仕分けユニット100と同じにしている。
【0131】
第2仕分けユニット200は、第1仕分けユニット100と同様に、図2に示す如く、物流コンピュータ11と制御コンピュータ12に支配される。各第2仕分けユニット200には端末機220のバーコードリーダ(スキャナ)221(品種入力端末)が設置され、バーコードリーダ221は各物品に付帯されている納入業者名、商品の品種名、カテゴリー名等を示すコードデータを制御コンピュータ12に転送し、制御コンピュータ12は当該物品の届先とすべき当該第2仕分けユニット200内の最終仕分け間口202を端末機220に出力する。
【0132】
各第2仕分けユニット200は、図10に示す如く、流動棚201(又は物品棚、ロールボックスパレットでも可)からなり、第1仕分け設備100Aの第1仕分けユニット100から仕分けライン300を経て搬入された混合箱2Aの異品種混載荷姿の中から取出した物品が投入される多数の最終仕分け間口202を有する。最終仕分け間口202は物品を1個単位で受入れ可能とする折畳みコンテナ等の収納箱がセットされる。尚、各第2仕分けユニット200の背面には、小売店への配送車単位で、ロールボックス(又はパレット)2Bが配置される。これらのロールボックス2Bは荷揃え場3の各配送車別プラットホームに集荷される。
【0133】
各第2仕分けユニット200の各最終仕分け間口202には、端末機220に支配される投入数表示器222が設置され、最終仕分け間口202に仕分けるべき物品の投入必要数をこの投入数表示器222に点灯表示する。
【0134】
各第2仕分けユニット200の各最終仕分け間口202には、投入間口表示ランプ、投入完了ボタンスイッチ、満杯ラベル発行ボタンスイッチを備えた、端末機220に支配される仕分け確認ユニット223が設置されている。仕分け確認ユニット223は、当該第2仕分けユニット200内で当該物品を投入すべき最終仕分け間口202を投入間口表示ランプの点灯により表示案内し、作業者が当該物品の当該間口への投入を完了した時点で仕分け完了ボタンスイッチをオンしたときにその投入の完了を端末機220、制御コンピュータ12に出力する。満杯ラベル発行ボタンスイッチは、最終仕分け間口202にセットしてある収納箱が投入物品で満杯になったことを視認した作業者がオン入力したときに、その満杯の確認を端末機220、制御コンピュータ12に出力する。
【0135】
各第2仕分けユニット200には端末機220に支配されるラベラー224が設置されている。ラベラー224は、仕分け確認ユニット223の上述した満杯ラベル発行ボタンスイッチのオンにより、当該満杯最終仕分け間口202に割当てられている配送ルート、店名、カテゴリー名等を印字出力した出荷ラベル(又はリスト)を発行する。この出荷ラベルは、作業者により、当該満杯最終仕分け間口202の物品又はその収納箱に貼付される。
【0136】
(仕分けライン300)
仕分けライン300は、第1仕分け設備100Aの第1仕分けユニット100から第2仕分け設備200Aの各第2仕分けユニット202に渡るように延在され、各第2仕分けユニット200への分岐部にバーコードリーダ301を設置している。バーコードリーダ301は、第1仕分けユニット100から搬出されてきた混合箱2Aの固有コード、又は混合箱2Aに貼付された仕分けラベルを読取り、当該混合箱2Aを対応する仕分けゾーンの第2仕分けユニット200に振り分ける。
【0137】
2段仕分け設備10B(第1仕分け設備100Aと第2仕分け設備200A)による仕分け動作は以下の如くなされる(図11)。尚、作業者は制御コンピュータ12により、2段仕分け設備10Bの今回利用しようとする仕分けパターンとして、例えば前述のカテゴリー別仕分けパターンa、店別仕分けパターンb、店群別仕分けパターンcのいずれかを設定する。
【0138】
(A)第1仕分け設備100Aの仕分け動作
(1)異品種の入荷現物品を混載したロールボックスパレット21が、第1仕分けユニット100に搬入される。
【0139】
(2)ロールボックスパレット21の異品種混載荷姿の中から、作業者により同一品種現物品を複数個まとめて取出し、当該現物品に付帯の納入業者名、商品品種名、カテゴリー名等を示すコードデータ(商品情報)と、当該現物品の取出し数量をバーコードリーダ121に入力する。
【0140】
(3)制御コンピュータ12は、バーコードリーダ121に入力された入荷現物品の商品情報を注文情報に対比し、当該現物品の届先に対応する仕分け1次仕分け間口102を指示し、この1次仕分け間口102の仕分け確認ユニット123の投入間口表示ランプを点灯する。
【0141】
前述した仕分けパターンの設定に応じて、カテゴリー別仕分けパターンaの設定中であればカテゴリー別の仕分け間口102を指示し、店別仕分けパターンbの設定中であれば店別の1次仕分け間口102を指示し、店群別仕分けパターンcの設定中であれば店群別の仕分け間口102を指示する。
【0142】
(4)上述(3)において、制御コンピュータ12は、バーコードリーダ121に入力された入荷現物品の入荷数量を、当該現物品に対応する複数の1次仕分け間口102のそれぞれに分配し、各分配数量を対応する1次仕分け間口102の投入数表示器122に表示する。制御コンピュータ12によるそれら現物品の分配基準は、予め定めてある、優先店への優先分配、又は全届先店への平均分配等によりなされる。
【0143】
(5)作業者は、第1仕分けユニット100の各1次仕分け間口102の投入数表示器122の表示、仕分け確認ユニット123の投入間口表示ランプの表示に従い、前述の取出し物品を投入すべき1次仕分け間口102にセットしてある混合箱2Aへ投入し、当該1次仕分け間口102への投入を完了した時点で仕分け確認ユニット123の仕分け完了ボタンスイッチをオンする。
【0144】
(6)作業者は、第1仕分けユニット100の各1次仕分け間口102のうちのある1次仕分け間口102の混合箱2Aが投入物品で満杯になったことを視認したとき、仕分け確認ユニット123の満杯ラベル発行ボタンスイッチをオン(満杯入力)する。これにより、ラベラー124が当該満杯1次仕分け間口102に対応する第2仕分け設備200Aの仕分けゾーン名等を印字した仕分けラベル(又はリスト)を発行すると、作業者はこの仕分けラベルを当該満杯1次仕分け間口102の混合箱2Aに貼付する。又は、作業者は、仕分け確認ユニット123の満杯ラベル発行ボタンスイッチをオンした後、バーコードリーダ121により、混合箱2Aに固有のバーコードとを入力し、内容物と混合箱2Aに固有のバーコードをひもつけデータとして第2仕分け設備200Aの特定仕分けゾーン(当該間口102に割当てられた仕分けゾーン)にデータ転送する。
【0145】
(7)上述(6)の混合箱2Aを仕分けライン300に払い出す。
尚、前述(2)において、入荷現物品を不良品として認識した作業者が端末機120から制御コンピュータ12に入荷現物品の不良信号を入力し、又はバーコードリーダ121の品種入力に基づいて入荷物品が当該1次仕分け間口102に投入すべきでないとして予め定めてある除外品にあたることを制御コンピュータ12が判定したとき、制御コンピュータ12が端末機120に当該入荷現物品の除外を表示する。作業者は、除外品を除外品投入間口130に投入し、端末機120又はバーコードリーダ121を用いて除外品の発生、除外処理の完了を制御コンピュータ12に送信する。
【0146】
(B)仕分けライン300の搬送動作
第1仕分け設備100Aの第1仕分けユニット100から払い出された混合箱2Aを仕分けライン300により第2仕分け設備200Aの対応する仕分けゾーンへ搬送する。各第2仕分けユニット200への分岐部に設置されているバーコードリーダ301は、混合箱2Aに貼付された仕分けラベル、又は混合箱2Aの固有コードを読取り、当該混合箱2Aを対応する仕分けゾーンに振り分ける。
【0147】
前述した仕分けパターンがカテゴリー別仕分けパターンaであれば、混合箱2Aは各カテゴリー別ゾーンのいずれかに、店別仕分けパターンbであれば、混合箱2Aは各店別ゾーンのいずれかに、店群別仕分けパターンcであれば、混合箱2Aは各店群別ゾーンのいずれかに振り分けられる。
【0148】
尚、仕分けライン300は、台車又はロールボックスパレットに替えることもできる。
【0149】
(C)第2仕分け設備200Aの仕分け動作
(1)第2仕分け設備200Aの各仕分けゾーンに振り分けられた混合箱2Aは、当該仕分けゾーンに設置されている第2仕分けユニット200に搬入される。バーコードリーダ221により、混合箱2Aに固有のバーコードが読取られて入力される。これにより、第2仕分けユニット200に搬入された混合箱2Aの内容品種、内容数量が把握される。
【0150】
(2)混合箱2Aの異品種混載荷姿の中から、作業者により同一品種物品を複数個まとめて取出し、当該物品に付帯の納入業者名、商品品種名、カテゴリー名等を示すコードデータ(商品情報)と当該物品の取出し数量をバーコードリーダ221に入力する。尚、第1仕分けユニット100において当該物品の各混合箱2Aへの投入数量が入力されているときには、上述した混合箱2Aからの物品取出し数量の入力を省略できる。
【0151】
(3)制御コンピュータ12は、バーコードリーダ221に入力された物品の商品情報を注文情報に対比し、当該物品の届先に対応する最終仕分け間口202を指示し、この最終仕分け間口202の仕分け確認ユニット223の投入間口表示ランプを点灯する。
【0152】
前述した仕分けパターンの設定に応じて、カテゴリー別仕分けパターンaの設定中であれば店別の最終仕分け間口202を指示し、店別仕分けパターンbの設定中であればカテゴリー別の最終仕分け間口202を指示し、店群別仕分けパターンcの設定中であれば店別の最終仕分け間口202を指示する。
【0153】
(4)上述(3)において、制御コンピュータ12は、前述した(2)でバーコードリーダ221に入力された入荷物品の入荷数量を、当該物品に対応する複数の最終仕分け間口202のそれぞれに分配し、各最終仕分け間口202の投入数表示器222に表示する。制御コンピュータ12によるそれら物品の分配基準は、予め定めてある、優先店への優先分配、又は全届先店への平均分配等によりなされる。
【0154】
尚、前述(2)で各品種物品の取出し数量の入力を省略したときには、第1仕分けユニット100で把握済の当該同一品種についての混合箱2Aの全内容数量を、当該物品に対応する最終仕分け間口202のそれぞれに先行表示する。
【0155】
(5)作業者は、第2仕分けユニット200の各最終仕分け間口202の投入数表示器222の表示、仕分け確認ユニット223の投入間口表示ランプの表示に従い、前述の取出し物品を投入すべき最終仕分け間口202にセットしてある収納箱へ投入し、当該最終仕分け間口202への投入を完了した時点で仕分け確認ユニット223の仕分け完了ボタンスイッチをオンする。
【0156】
(6)作業者は、第2仕分けユニット200の各最終仕分け間口202のうちのある間口202の収納箱が投入物品で満杯になったことを視認したとき、仕分け確認ユニット223の満杯ラベル発行ボタンスイッチをオン(満杯入力)する。これにより、ラベラー224が当該満杯最終仕分け間口202に割当てられている配送ルート名、店名、カテゴリー名等を印字した出荷ラベル(又はリスト)を発行すると、作業者はこの出荷ラベルを当該満杯最終仕分け間口202の収納箱に貼付する。出荷ラベルが貼付された収納箱は、当該間口202から出荷され、小売店への配送車単位で、ロールボックス(又はパレット)2Bに収容されて荷揃え場3に集荷される。また、制御コンピュータ12には、上記満杯入力により、収納箱毎の物品の品種と入り数の内容確定データの記録、出荷した収納箱の個数の編集・記録、各収納箱の内容確定データの届先コンピュータに対するデータ送信を行なう。
【0157】
(7)混合箱2Aから第2仕分けユニット200の各最終仕分け間口202への仕分け作業が終了したとき、作業者は端末機220に仕分け終了信号を入力する。制御コンピュータ12は、この仕分け終了信号に基づき、混合箱2Aの異品種混載物品についての仕分け実績を記録し、第2仕分けユニット200による検品決済データのリスト(各納入業者の納品についての運営時間記録表、各納入業者の納入品数とこれに対応する各届先店への仕分け実績数(収納箱の個数等)を含む品質保証記録表等)を発行する。
【0158】
制御コンピュータ12は、仕分け装置1Aの全体の仕分け作業が終了したことを、作業者による仕分け搬送ライン10A及び仕分け設備10B(第1仕分けユニット100、第2仕分けユニット200)の仕分け終了信号の入力等により認識したとき、仕分け装置1Aの全体としての仕分け実績も記録し、仕分け搬送ライン10Aと仕分け設備10Bによる検品決済データのリストも発行する。
【0159】
本実施形態によれば、以下の作用がある。
(1)第1仕分け設備100Aと第2仕分け設備200Aのそれぞれにおいて、異品種混載荷姿から取出した現物品の品種情報をバーコードリーダ121、221に現物入力すると、当該物品の届先に対応する第1仕分けユニット100と第2仕分けユニット200の仕分け間口102、202が直ちに割当てられ、ミスなく手早く仕分け作業できる。仕分け間口102の割当ては、例えば(a)入荷品種を注文内容に含む届先から片っ端に間口割当てする、(b)入荷品種だけで注文を満たせる届先から優先的に間口割当てする、がある。
【0160】
(2)第1仕分け設備100Aと第2仕分け設備200Aのそれぞれにおいて、目先一部の現物入力分について仕分け作業ミスの有無を作業者自身で自己チェックし、保証できる。制御コンピュータ12は仕分け作業の作業量、作業時間を記録出力でき安心である。特に、第1仕分け設備100Aで、第2仕分け設備200Aの各仕分けゾーンA、B…の第2仕分けユニット200毎の一次仕分け(現物入力、順次投入表示による)を行なうことにより、納入業者別、商品品種別の数量が確定し、入荷確定し、入荷受入れ検品データが得られる。
【0161】
(3)第1仕分け設備100Aの段階で納入物品は各仕分けゾーンA、B…向けの混合箱2Aにまとめられて収納効率の良い荷姿となり、第2仕分け設備200Aの各仕分けゾーンA、B…に対する限定物品のみになり、第2仕分け設備200Aへ高密度荷姿状態で搬送することにより、搬送能力の向上とセンター全体の生産性向上効果を得ることができる。即ち、第1仕分け設備100Aにおいて、入荷物品を異品種混載荷姿から取出して現物品を持ったその手で直ちに仕分けできるから、仕分け搬送ライン10Aの入口又はその途上で単品種化する必要がない。仕分け搬送ライン10Aをなくし、搬送する時間を短縮できる。小物品は傷み易く紛失し易いが、長い搬送ラインに載せないからそれらの損傷、紛失を生ずる虞がない。
【0162】
(4)仕分けバッチ計画を作成する必要がなく、分岐先シュート割当て、分岐先容量計算、出荷箱数計算、対象品種の指定、対象品と非対象品の区別等の利用計画が不要になる。
【0163】
(5)仕分け予定品が全て揃って入荷されたことを仕分け開始の条件とするものでなく、入荷した現物品から直ちに仕分け開始できる。
【0164】
(6)第1仕分け設備100Aと第2仕分け設備200Aのそれぞれにおいて、入荷現物品の品種情報の入力時に、入荷数量も入力し、入荷数量分を届先となる、第1仕分けユニット100又は第2仕分けユニット200の各仕分け間口102、202に分配し、この分配数量を対応する仕分け間口102、202のそれぞれに表示するから、異品種混載荷姿から取出した複数の現物品をそれらの仕分け間口102、202に投入する。注文品種の各物品について、それらの注文総数が全てまとまって納品されてくるとは限らず、例えば午前中に1箱(20個)納入され、午後から残り6個納入されるというような場合、或いは6個はその日に来ない場合もあり、仕分けバッチ計画先行システムでは、先に注文品種の間口割当てをしてしまうので、6個を待つためにタイムロスしたり、取消し処理のためにタイムロスすることがあるが、本発明では、入荷した現物の数量を入力し、その数量分の現物だけを間口割当てして仕分け処理してしまうから、上述のロスタイムを生じない。仕分け間口102の割当ては、例えば(a)一定のルールを予め定め、コンピュータで自動的に選択させる、(b)現物分だけでは全ての届先の注文数量に満たない場合、人に選択させる、がある。また、取出した複数の物品を全ての表示間口に投入した完了時点で、作業者の手元に残余の物品がないことの確認(ゼロチェック)により、仕分け作業ミスの有無を作業者自身で直ちに自己チェックできる。入荷物品の総数検品や入荷検品作業が不要になる。
【0165】
(7)第1仕分け設備100Aで、優先店順序や欠品(ゼロ納品)防止仕分け設定等を行なうことも可能になる。
【0166】
(8)第1仕分け設備100Aで現物の品種、数量が順次入力され、第2仕分け設備200Aの各仕分けゾーンA、B…別の混合箱2A荷姿単位に区切られ、第2仕分け設備200Aの各仕分けゾーンA、B…では混合箱2Aの固定バーコードと収納物品のバーコードをバーコードリーダ221で読むことにより、各最終仕分け間口202の投入数表示器222に数量表示を呼び出すことができる。各物品数量の再入力を省き、作業性が良くなる。また、ゼロチェック(現物数量と表示数の不一致の修正処理)機能を加えることにより、現物基準のデータ正常化が保証される。勿論、運転教育段階では、各物品の現物数量の入力をあえて行なうことにより、二重の検品機能としても良い(ダブルチェック効果)。
【0167】
(9)第1仕分け設備100Aの第1仕分けユニット100と第2仕分け設備200Aの第2仕分けユニット200の組合わせにより段階を踏んで並行処理作業を行なうことが可能となる。従って、店舗数やカテゴリーの増加があっても、運営を休業することなくそれらの変化に対応し、拡張可能になる。
【0168】
(10)第1仕分け設備100Aにおける仕分け中に発見された余剰品、注文外品、破損品、その他、賞味期限外品等、契約に基づき「除外品」として除外データ記録やラベル貼り表示が可能になり、以後の取扱いが簡便化される(不適合品、不実用品の除外効果)。即ち、設定したカテゴリー以外のものを除外案内する。カテゴリー名、カテゴリーコード番号、終了等のデータを付したラベルを発行する等、別の仕分けユニットや別の仕分けラインを指定案内する。別の仕分けラインにおいても仕分け実績データ出力が得られる。
【0169】
(11)入荷現物品のうち、カテゴリーコードのないもの、破損不良品、有効期限(賞味期限)を経過したもの等を除外品として扱うことができる。
【0170】
(12)第2仕分けユニット200の各仕分け間口202にセットしてある物品投入用収納箱の満杯入力により、収納箱に貼付されるべきラベルを発行し、各間口202から出荷される収納箱に当該ラベルを出荷ラベルとして貼付できる。
【0171】
(13)第2仕分けユニット200の各仕分け間口202にセットしてある物品投入用収納箱の満杯入力により、収納箱毎の物品の品種と入り数の内容確定データの記録、出荷した収納箱の個数の編集・記録、各収納箱の内容確定データの届先コンピュータ(各店毎又は各店の統合本部のコンピュータ)に対するデータ送信を行なうことができる。
【0172】
(14) 第2仕分けユニット200に入荷された荷姿毎の入荷単位、同一納入業者毎の入荷単位、午前又は午後の入荷品の入荷単位、1日の入荷品の入荷単位等の、各入荷単位の現物入力を当該第2仕分けユニット200で仕分けて出荷完了した信号(仕分け終了信号)に基づき、各品種物品についての仕分け実績の記録を行なう。即ち、第2仕分けユニット200による累計仕分け総数の取りまとめと発注データを突き合わせる検品機能は制御コンピュータ12の内部の編集プログラムが行ない、検品結果レポートの出力を行なう。レポートは商取引に基づく正常な現物受渡し数量の確定の他に、欠品数、余剰数、発注外品、汚損・破損除外品、期限外除外品等の異常品についても編集報告する。制御コンピュータ12が編集作成し物品受渡し決済の元データとして信用、利用できる。
【0173】
(15)ケース単位納品分を別の仕分け搬送ライン10Aによる仕分け処理に回し、バラ半端・端数品は分離仕分けユニット100、200で分担する等、並行分業を可能とし、TCの仕分け処理能力を向上し、仕分け搬送ライン10Aの搬送効率も向上できる。データ突き合わせは共通の制御コンピュータ12で編集する。仕分け搬送ライン10A側は、特定の仕分け基準(店別基準、カテゴリー別基準、配送コース別基準)のうちのどの設定で運転していても、分離仕分けユニット100、200の並行分業を可能とする。
【0174】
(16)(カテゴリー別仕分けパターンa)
ホームセンター向けの物流センターに同一業者が、複数のカテゴリーを混合納品してくる場合に有効である。発注情報に部門・分類コードを付していても、その分類コードとホームセンターが設定するカテゴリー(陳列棚区分)とは異なる場合もある。また、分類コードとカテゴリーコードが同一利用している場合でも納入業者が分類コード別に完全に区分して梱包納品してくるとは限らない。多品種少量時代は、その注文に対応するだけでも複雑化している。それに加えて、届先顧客それぞれの都合によって設定された「カテゴリー別納品区分」は人手、梱包、取扱いの負担を増大するものである。またカテゴリー別納品区分が不完全であった場合は、その修正作業等、センター側の時間と手間を失う損失となる。
【0175】
カテゴリーミックス(混合)の例として、「スポンジ・たわし・合成シート状たわし」が総量一括梱包納品された場合、これを第1段階で「台所用・浴用・車用・ペット用」の4つのカテゴリー間口へと投入仕分けし、第2段階で各カテゴリーゾーンを並行して各店別仕分け作業を効率的に行なえる。
【0176】
この場合、第1段階の入力は品種コードをスキャナー入力だけに限り数量入力を省いて、第2段階各ゾーンで数量入力しても良い。その方が大量の荷の場合は迅速にカテゴリー分別作業が進み、各ゾーンで並行して店別仕分けが行なえる。但し、第2段階側で品種入力、現物数量入力、各店投入表示・完了ボタンスイッチの作業が必要となり、隣りの店間口へ誤って投入すること等ないようにしなければならない。
【0177】
(17)(店別仕分けパターンb)
従来の納品規定により、総量納品ではなく「店別納品」により同一梱包の中に、複数品種・複数カテゴリーが混合されている場合、例えば八幡ネジの如く「ボルト・ナット、釘、金物、工具」が同梱の場合、「ボルト釘コーナー、金物コーナー、工具コーナー」等のカテゴリーに分けなければならない。
【0178】
この場合、パターンbとすることにより、第1段階で店間口投入表示し、店ゾーンラベル貼りをし、第2段階で品名スキャナー入力と数量入力によりカテゴリー間口投入仕分け検品を行なう単純な形とすることができる。
【0179】
また、第1段階で開梱し、品名スキャナー入力により混合箱に適当量移し替え、混合箱の固定バーコードと移し替え物品の「組付け」をして第2段階へ送る形とすることもできる。
【0180】
更に、第1段階で品名スキャナ入力に数量入力を加えた場合は、第2段階では品名スキャナ入力だけにすることも可能となる。勿論、検品の確実化のため、第2段階で数量入力を加えれば、ダブルチェックとなり、より信用性が向上する。
【0181】
(18)(店群別仕分けパターンc)
コンビニエンスストア(CVS)のように店数が多く、初めから、カテゴリー別にセンターを設置している場合や、業者がカテゴリー別に分けられている場合はカテゴリー仕分けを考慮しなくて良い。
【0182】
また、牛乳・ヨーグルト業者等は、共通利用のプラコンが存在しているので、「移し替え作業」は省略したい。
【0183】
ゾーン単位の複数店分の合計数量を第1段階で分けると、例えば「10プラコンと5個」が1つのゾーンの必要数量となり、数量がまとまりそのプラコンのまま仕分け、端数の5個を別のプラコンに移すなど、ミスカウントを防止できる。
【0184】
第2段階の各ゾーンでは、店別に5個、7個、10個等の小分け細分投入表示と、満杯入れ替え、ラベル発行等、確実に仕分け検品ができることとなる。
【0185】
尚、第1仕分けユニット100(第2仕分けユニット200も同じ)は、バーコードリーダ121に入荷現物品の品種情報を入力し、当該入荷現物品の入荷数量の入力を省き、制御コンピュータ12が、入荷現物品の届先に対する当該物品の注文数量を対応する仕分け1次仕分け間口102のそれぞれに表示するようにしても良い。
【0186】
これによれば、入荷現物品の品種情報を入力し、当該入荷現物品の入荷数量の入力は省き、入荷現物品の届先に対する当該物品の注文数量を対応する仕分け1次仕分け間口102のそれぞれに表示することにより、現物の数量入力を省き、品種入力と注文数表示により仕分け作業を進め、欠品発見入力、余剰品入力処理することができる。納入業者の納品精度が高く、作業者名入力等により記録を残し、事後追跡する等において入荷検品の総数検品や入荷検品作業が不要になる。
【0187】
(仕分けユニット400)(図12)
図12の台車式の仕分けユニット400は、図9の第1仕分けユニット100、図10の第2仕分けユニット200の変形例であり、第1仕分けユニット100又は第2仕分けユニット200として採用できる。
【0188】
仕分けユニット400は、図12(A)に示す如く、仕分けユニット100、200と同様に、台車401上に配置される多数のコンテナ等からなる間口402を届先店毎に有し、制御コンピュータ12と無線接続される無線送受信式の端末機420のバーコードリーダ(スキャナ)421、各間口402の投入数表示器422、各間口402の仕分け確認ユニット423(投入間口表示ランプ、投入完了ボタンスイッチ、満杯ラベル発行ボタンスイッチ)、ラベラー424を備える。
【0189】
仕分けユニット400は、図12(B)に示す如く、第1仕分けユニット100と同様に、除外品投入間口430A、430B…を備えた物品棚430を付帯して備える。仕分けユニット400は、除外品を投入した除外品投入間口430A、430B…の棚番号を入力するためのバーコードリーダ(スキャナ)425も備える。
【0190】
以上、本発明の実施の形態を図面により記述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0191】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、異品種混載荷姿の入荷現物品を、利用計画にこだわらず、片っ端から届先に対しミスなく迅速に仕分け、搬送効率も向上し、結果データ出力し、検品記録も容易に残せるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は物流センターの仕分け装置を示す模式図である。
【図2】図2は物流センターの制御系統を示す模式図である。
【図3】図3は仕分けゾーンを示す模式図である。
【図4】図4は仕分けゾーンに店別基準を採用した例を示す模式図である。
【図5】図5は仕分けゾーンに店別基準を採用した他の例を示す模式図である。
【図6】図6は仕分けゾーンに商品分類別基準を採用した例を示す模式図である。
【図7】図7は仕分けゾーンに配送コース別基準を採用した例を示す模式図である。
【図8】図8は2段仕分け設備を示す模式図である。
【図9】図9は第1仕分けユニットを示す模式図である。
【図10】図10は第2仕分けユニットを示す模式図である。
【図11】図11は2段仕分け設備の仕分け処理フローを示す流れ図である。
【図12】図12は仕分けユニットの他の例を示す模式図である。
【符号の説明】
1A 仕分け装置
10A 仕分け搬送ライン
10B 2段仕分け設備
12 制御コンピュータ
41 バーコードリーダ(品種入力端末)
50 仕分けゾーン
52 間口
100 第1仕分けユニット
100A 第1仕分け設備
102 1次仕分け間口
121 バーコードリーダ(品種入力端末)
130 除外品投入間口
200 第2仕分けユニット
200A 第2仕分け設備
202 最終仕分け間口
221 バーコードリーダ(品種入力端末)

Claims (4)

  1. 異品種物品を混載した異品種混載荷姿で入荷した物品を複数の届先別に仕分ける物品の仕分け方法において、
    第1仕分け設備と第2仕分け設備を用い、
    第1仕分け設備にて、異品種混載荷姿から取出した入荷現物品を、第2仕分け設備の複数の仕分けゾーン別にまとめて混合箱に収納する1次仕分け工程と、
    混合箱を第1仕分け設備から第2仕分け設備の各仕分けゾーンへ搬送する工程と、
    第2仕分け設備の各仕分けゾーンにて、混合箱から取出した物品を各届先毎の最終仕分け間口に投入する最終仕分け工程とを有し
    前記第1仕分け設備が第1仕分けユニットを用い、第1仕分けユニットは、品種入力端末と、第2仕分け設備の複数の仕分けゾーン毎の1次仕分け間口を備え、
    第2仕分け設備が複数の仕分けゾーンのそれぞれに設けた第2仕分けユニットを用い、第2仕分けユニットは、品種入力端末と、各届先毎の最終仕分け間口を備え、
    各届先への注文情報に従い、第1仕分けユニットと第2仕分けユニットを制御する制御コンピュータを用い、
    制御コンピュータは、第1仕分けユニットの品種入力端末に入力された現物品の品種情報に基づき、第1仕分けユニットにて当該現物品に対応する1次仕分け間口を割当てるとともに、第2仕分けユニットの品種入力端末に入力された物品の品種情報に基づき、第2仕分けユニットにて当該物品に対応する最終仕分け間口を割当てることを特徴とする物品の仕分け方法。
  2. 異品種物品を混載した異品種混載荷姿で入荷した物品を複数の届先別に仕分ける物品の仕分け方法において、
    第1仕分け設備と第2仕分け設備を用い、
    第1仕分け設備にて、異品種混載荷姿から取出した入荷現物品を、第2仕分け設備の複数の仕分けゾーン別にまとめて混合箱に収納する1次仕分け工程と、
    混合箱を第1仕分け設備から第2仕分け設備の各仕分けゾーンへ搬送する工程と、
    第2仕分け設備の各仕分けゾーンにて、混合箱から取出した物品を各届先毎の最終仕分け間口に投入する最終仕分け工程とを有し
    前記第1仕分け設備と第2仕分け設備とは別に仕分け搬送ラインを用い、
    仕分け搬送ラインは、
    品種入力端末と、各届先毎の仕分け間口を備えた仕分けゾーンを用いるとともに、
    各届先への注文情報に従い、仕分け搬送ラインと仕分けゾーンを制御する制御コンピュータを用い、
    仕分け搬送ラインに搬入された入荷物品の品種情報を品種入力端末に入力する工程と、
    制御コンピュータが、品種入力端末に入力された入荷物品の品種情報を注文情報に対比し、当該物品の届先に対応する仕分けゾーンの仕分け間口を指示する工程と、
    制御コンピュータにより指示された仕分けゾーンに入荷物品を単品種荷姿で搬入し、当該仕分けゾーン内で制御コンピュータにより指示された仕分け間口に当該物品を投入する工程とを有してなり、
    制御コンピュータが仕分けユニットと仕分けゾーンの各仕分け間口への仕分け終了信号に基づき、各品種物品についての合計仕分け実績の記録を行なうことを特徴とする物品の仕分け方法。
  3. 請求項に記載の仕分け方法の実施に用いる物品の仕分け装置であって、
    第1仕分け設備に第1仕分けユニットを設け、第1仕分けユニットが品種入力端末と、第2仕分け設備の複数の仕分けゾーン毎の1次仕分け間口を備え、
    第2仕分け設備の複数の仕分けゾーンのそれぞれに第2仕分けユニットを設け、第2仕分けユニットが、品種入力端末と、各届先毎の最終仕分け間口を備え、
    各届先への注文情報に従い、第1仕分けユニットと第2仕分けユニットを制御する制御コンピュータを有してなる物品の仕分け装置。
  4. 請求項に記載の仕分け方法の実施に用いる物品の仕分け装置であって、
    第1仕分け設備に第1仕分けユニットを設け、第1仕分けユニットが品種入力端末と、第2仕分け設備の複数の仕分けゾーン毎の1次仕分け間口を備え、
    第2仕分け設備の複数の仕分けゾーンのそれぞれに第2仕分けユニットを設け、第2仕分けユニットが、品種入力端末と、各届先毎の最終仕分け間口を備え、
    各届先への注文情報に従い、第1仕分けユニットと第2仕分けユニットを制御する制御コンピュータを有し
    前記第1仕分け設備と第2仕分け設備とは別に仕分け搬送ラインを用い、
    仕分け搬送ラインは、
    品種入力端末と、各届先毎の仕分け間口を備えた仕分けゾーンと、
    各届先への注文情報に従い、仕分け搬送ラインと仕分けゾーンを制御する制御コンピュータを有してなる物品の仕分け装置。
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