JPH0517004A - 商品仕分けシステム - Google Patents

商品仕分けシステム

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JPH0517004A
JPH0517004A JP3198924A JP19892491A JPH0517004A JP H0517004 A JPH0517004 A JP H0517004A JP 3198924 A JP3198924 A JP 3198924A JP 19892491 A JP19892491 A JP 19892491A JP H0517004 A JPH0517004 A JP H0517004A
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JP
Japan
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product
container
picking
products
sorting
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Application number
JP3198924A
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English (en)
Inventor
Yoichi Matsuo
洋一 松尾
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Ishida Scales Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Ishida Scales Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishida Scales Manufacturing Co Ltd filed Critical Ishida Scales Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3198924A priority Critical patent/JPH0517004A/ja
Publication of JPH0517004A publication Critical patent/JPH0517004A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各仕向け先別に商品棚のポケットから商品を
取り出して集品するピッキングシステム、および商品を
品目毎に仕向け先のポケットに投入して集品するソーテ
ィングシステムにおいて、集品商品の欠品が生じたとき
に、集品完了と同時に欠品票を自動発行して、欠品に迅
速に対処できるようにする。 【構成】 コンベア1の両側のピッキングゾーン2に、
コンテナaに集品すべき商品の欠品が生じたときに、個
数表示器の完了キーを押さずにONさせる強制完了キー
を設け、このON信号によって欠品データを中継器で読
み取り、コンテナの集品完了と共に、ラベルプリンタ6
によって配送ラベルと欠品票とを打ち出すように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品の流通過程で用い
られる商品仕分けシステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットやチェンストア向け
商品の配送センター等においては、各店舗からの要求に
応じて各種の商品を要求個数だけ取り揃える集品作業が
行われるが、この集品方法としては、各仕向け先別のコ
ンテナを搬送しながら、その搬送経路に沿って設けられ
た商品棚から要求のあった商品を取り出して上記のコン
テナに集品するピッキングシステムと、各商品を品目毎
に搬送しながら、その搬送経路に沿って配置された各仕
向け先別のコンテナに商品を投入して集品するソーティ
ングシステムとが知られている。
【0003】その場合、前者のピッキングシステムで
は、各仕向け先別のコンテナを搬送する手段と、該搬送
手段によるコンテナ搬送経路に沿って設けられたピッキ
ングゾーンに配設されて、商品が品目ごとに収納されて
いる多数のポケットを有する商品棚と、各ポケットのそ
れぞれに設けられて商品のピッキング個数を表示する個
数表示手段とが備えられ、各品目の商品について、商品
棚の各ポケットから上記個数表示手段によって表示され
ている個数だけ商品を取り出してコンテナに投入するピ
ッキング作業をピッキングゾーンごとに繰り返すことに
よって、各仕向け先のコンテナにそれぞれの全要求品目
商品の集品がなされるように構成される。また、後者の
ソーティングシステムでは、商品を品目毎に搬送する商
品搬送手段と、該搬送手段による搬送経路に沿って設け
られたソーティングゾーンに配設されて、各仕向け先別
の商品を集品するコンテナと、上記搬送手段によって現
在搬送されている商品の各コンテナへのソーティング個
数を表示する個数表示手段とが備えられ、各品目の商品
について、これらの商品を搬送している搬送手段から各
コンテナに、上記個数表示手段に表示された個数ずつ順
次商品を投入することにより、全品目についての作業が
完了すれば、上記各コンテナに、仕向け先毎に要求のあ
った商品が要求個数ずつ集品されているように構成され
る。したがって、このようなピッキングシステムやソー
ティングシステムを用いれば、商品の集品作業が熟練を
要することなく、能率的に、かつ正確に行えることにな
る。
【0004】また、上記のピッキングシステムおよびソ
ーティングシステムはコンピュータ管理されており、上
述の個数表示手段として、ピッキングシステムでは図8
に示すようなピッキング指示ランプB、個数表示部C、
および完了キーDを備えた表示器Aをそれぞれのポケッ
トについて設け、ピッキング指示ランプBを点灯させる
ことによって当該ポケットの商品がピッキング対象であ
ることを作業者に指示すると共に、個数表示部Cにピッ
キング個数を表示させる。そして、作業者にポケットか
ら表示個数だけ商品を取り出したのち完了キーDを押さ
せることによって、その品目の商品についてのピッキン
グ作業が完了したことがコンピュータ側で把握できるよ
うにしている。ソーティングシステムにおいても同様な
表示器を用い、ソーティング指示ランプによってソーテ
ィング対象のコンテナを指示させると共に、ソーティン
グ個数を表示させ、コンテナへの商品投入完了に伴い完
了キーを作業者に押させるようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のピッ
キングシステムにおいては、仕分け先から受注している
品目の商品について集品していく過程において、前記表
示器Aによって指示されているピッキング対象のポケッ
トに商品がないか、あるいはピッキングすべき個数に対
して商品数に不足をきたすことがある。このような欠品
に対しては、従来は作業者が欠品商品についての品目名
と欠品個数とを欠品票に書いて、当該商品を発注してい
る仕分け先のコンテナに入れ、強制的にコンテナを次の
集品位置に搬送させて集品作業を続行させるようにして
いた。
【0006】しかし、コンテナに欠品票を入れる方式で
は、作業者が欠品商品の品目や欠品個数を書く込む段階
でミスが発生しやすいと共に、欠品を生じているコンテ
ナの把握が、該コンテナの集品が完了したのち、作業者
が出荷のためにコンテナ内の集品商品をチェックする段
階まで分からず、欠品商品の補充や配送ラベルの欠品処
理等の欠品対処措置までに時間がかかり、特に商品が欠
品しているポケットの把握が遅くなって、該ポケットに
対する商品の補充も遅れるから、あとの集品に支承をき
たす不具合がある。ソーティングシステムの場合も同様
であって、或る品目の商品を各コンテナに集品させてい
く段階で個数不足が生じて、欠品があるコンテナが出る
と、上記した従来方式では欠品に対処するまでの時間が
長くなる。
【0007】そこで本発明は、ピッキングシステムおよ
びソーティングシステムのいずれにおいても、商品の欠
品が生じたときに、集品作業現場においてリアルタイム
に、欠品が生じている仕分け先のコンテナを指示するこ
とができる商品仕分けシステムの提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1にかかる発明(以下、第1発明と称す)は、各仕向
け先別のコンテナを搬送する手段と、該搬送手段による
コンテナ搬送経路に沿って設けられたピッキングゾーン
に配設されて、商品が品目ごとに収納されている多数の
ポケットと、各ポケットから取り出すべき商品のピッキ
ング個数を仕向け先別に表示する個数表示手段と、上記
商品のポケットからの取り出し後に操作されるピッキン
グ完了指示手段とを有する商品仕分けシステムであっ
て、上記個数表示手段に表示されたピッキング個数に対
してポケット内の商品数に不足が生じた際に、上記ピッ
キング完了指示手段に代えて操作される欠品時強制完了
指示手段と、該欠品時強制完了指示手段の操作に応答し
て当該コンテナにおける欠品明細を印字した欠品票を発
行するプリンタとを備えたことを特徴とする。
【0009】さらに、請求項2にかかる発明(以下、第
2発明と称す)は、商品を品目毎に搬送する商品搬送手
段と、該搬送手段による商品の搬送経路に沿って設けら
れたソーティングゾーンに配設されて各仕向け先別に集
品する多数のコンテナと、上記搬送手段によって現在搬
送されている商品の各コンテナへのソーティング個数を
表示する個数表示手段と、上記商品のコンテナへの投入
後に操作されるソーティング完了指示手段とを有する商
品仕分けシステムであって、上記個数表示手段に表示さ
れたソーティング個数に対して現在搬送されている商品
数に不足が生じた際に、上記ソーティング完了指示手段
に代えて操作される欠品時強制完了指示手段と、該欠品
時強制指示手段の操作に応答して仕分け先別に欠品明細
を印字した欠品票を発行するプリンタとを備えたことを
特徴とする。
【0010】
【作用】上記の第1発明のピッキングシステムによれ
ば、集品作業中に或る仕向け先についてコンテナに集品
すべき商品や個数に不足が生じた場合、欠品時強制完了
指示手段を用いて、そのコンテナに対応する仕向け先の
欠品データの取り込みを行わせることにより、該コンテ
ナがコンテナ搬送経路の終端に至って集品作業が完了す
るに伴い、該コンテナ搬送経路近傍に設けられているプ
リンタから欠品票が発行されるので、作業者は該欠品票
の発行に伴い、いま集品作業が完了したばかりのコンテ
ナについて、どの商品に欠品が生じているかを直ちに認
識することができる。
【0011】さらに第2発明のソーティングシステムに
よれば、集品作業中に或る仕向け先のコンナテナについ
て集品すべき商品に欠品が生じた場合、欠品時強制完了
指示手段を用いて欠品データの取り込みを行わせること
により、それより下流側の未仕分けの各店舗に対する欠
品情報がプリンタから欠品票として発行されるので、該
欠品票に基づき、どの仕向け先に、どの商品の欠品を生
じたかという欠品状況を直ちに把握することができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0013】図1はピッキングシステムの全体構成を示
し、コンテナaが載置供給される始端部1aからこれを
排出する終端部1bへ複数のコンテナをタクト搬送する
コンベア1を有し、その両側に多数のピッキングゾーン
2〜2が設けられる。そして、これらのピッキングゾー
ンにはそれぞれ中央の作業スペース3を挟んでコンベア
1に直交する方向に商品棚4,4が配置される。また、
上記コンベア1の始端部1aの近傍におけるコンテナ供
給作業位置Xに作業制御装置5が設置されると共に、該
コンベア1の終端部1bの近傍におけるコンテナ排出作
業位置Yにラベルプリンタ6が配置され、図示のように
各ピッキングゾーン2〜2と、コンテナ供給作業位置X
および排出作業位置Yとにそれぞれ作業者M〜Mが配置
される。
【0014】上記の各ピッキングゾーン2〜2における
商品棚4,4には多数のポケット7〜7が複数段にわた
って設けられ、それぞれのポケット7〜7に商品を品目
別に貯留保管するコンテナ8〜8が載置されると共に、
各ポケット7〜7に対応して個数表示器9〜9が備えら
れる。この個数表示器8はピッキング個数をデジタル表
示する表示部9aと、ピッキング指示ランプ9bと、完
了キー9cとを有し、たとえば或るポケット9内の商品
がピッキング対象となったとき、そのポケット7におけ
る個数表示器9のピッキング指示ランプ9bが点灯され
ると共に、表示部9aにピッキングすべき個数が表示さ
れ、かつピッキング動作の完了後に作業者Mが完了キー
9cを押すことによって後述する中継器に、当該ポケッ
ト7におけるピッキング作業が完了した旨の信号が送ら
れるようになされている。また、商品をケース単位と単
品単位とでピッキングする必要があるときは、表示部9
aにケース数と単品数とが表示されるようになされてい
る。
【0015】なお、この実施例ではポケット毎に個数表
示器9を設けているが、複数のポケット7〜7に対して
1個の個数表示器を設け、かつ各ポケット7〜7にはピ
ッキング指示ランプのみを設けて、これらで指示ポケッ
トのピッキング個数を表示するようにしてもよい。
【0016】また、各ピッキングゾーン2〜2には上述
のコンベア1の側部等の適当な箇所に強制完了キー10
がそれぞれ備えられる。この強制完了キー10は、ピッ
キング指示ランプ9bによって指示されているポケット
7内に、商品がないか、表示されているピッキング個数
に対して商品が不足するとき、そのピッキングゾーンに
おける他の商品のピッキング作業が完了した段階でON
させるものであって、該ON信号が中継器に送られるこ
とにより、後述する欠品データの取り込み等の処理が行
われると共に、コンベア1が駆動可能とされる。
【0017】また、このピッキングシステムには図3に
示すような制御システムが設けられている。この制御シ
ステムは、ホストコンピュータ11に接続された中継器
12と、該中継器12からのびるデータパス13と、各
ピッキングゾーン2〜2における商品棚4,4に備えら
れた多数の個数表示器9〜9と、各ピッキングゾーン2
〜2に備えられている強制完了キー10〜10とが接続
されている。
【0018】上記のホストコンピュータ11は各種の商
品情報(たとえば各商品についての保管位置、商品コー
ド、商品名、ケース単位か単品単位かの処理単位等)、
および仕向け先である各店舗についての店舗情報と、各
店舗からの受注データ(商品品目とその個数等)などが
記憶されており、これらの情報の制御信号を作業制御装
置5からの指示に応じて中継器12を介して各個数表示
器9〜9やラベルプリンタ6に送るように構成されてい
る。その場合、ラベルプリンタ6は集品を完了したコン
テナaに貼りつける配送ラベルを発行すると共に、欠品
のある仕向け先のコンテナaに対しては配送ラベルの他
に、欠品票14(図5参照)を発行する。なお、この欠
品票14はラベルプリンタ6ではなく、ジヤーナル発行
機のような専用のプリンタであってもよい。
【0019】次に、この実施例にかかるピッキングシス
テムの具体的な動作を図4のフローチャートを用いて説
明する。
【0020】まず、図1のコンテナ供給作業位置Xにお
いて作業制御装置5にコンベア1によって搬送されるコ
ンテナa〜a(すなわち店舗)の搬送順を打ち込むと、
これらの店舗の受注データ等が中継器12に転送され、
コンベア1による間欠搬送によって各コンテナa〜aが
ピッキングゾーン2〜2に搬入されたときに、それぞれ
のピッキングゾーン2〜2では、搬入されたコンテナa
〜aに対応する店舗から受注している商品が収納されて
いるポケット7〜7において、個数表示器9〜9のピッ
キング指示ランプ9bが点灯されると共に、表示部9a
にピッキングすべき個数が表示される。たとえば、A店
舗用のコンテナaがコンベア始端部1aにもっとも近い
第1ピッキングゾーン2に搬入された場合、該第1ピッ
キングゾーン2においては中継器12によりA店舗を対
象としてピッキング対象商品の指示動作がなされ、次に
コンベア1による間欠搬送によって第1ピッキングゾー
ン2にB店舗用のコンテナaが搬入されると、該ゾーン
ではB店舗を対象とするピッキング対象商品の指示動作
がなされる(ステップS1,S2,S3)。
【0021】このような指示に基づいて、各ピッキング
ゾーン2〜2では作業者Mによるピッキング動作がなさ
れ、ピッキング商品がコンテナaに投入されることによ
って集品作業が行われる。そして、上記の表示部9aに
表示されているピッキング個数分、不足なくピッキング
できた場合は、作業者が完了キー9cをONすることに
よって中継器12にそのポケット7におけるピッキング
作業が完了したことが伝送されて、個数表示器9の表示
が消されると共に、そのピッキングゾーン2におけるす
べてのピッキング作業が完了し、かつ他のピッキングゾ
ーン2〜2の集品が完了した時点でコンベア1が間欠駆
動される(ステップS4,S5,S6)。
【0022】そして、このような集品作業が、全受注商
品の集品が完了するまで繰り返される。
【0023】一方、ステップS5において、ピッキング
対象となっている商品がポケット7内にないか、または
ピッキングすべき個数に不足をきたすものであるとき
は、当該ピッキングゾーン2における他の商品のピッキ
ングが完了した段階で、商品が欠品しているポケット7
における完了キー9cを押さず、強制完了キー10をO
Nさせる(ステップS7)。
【0024】この強制完了キー10のON信号は中継器
12に送られ、完了キー9cが押されていないポケット
7における欠品商品についての欠品データの取り込みが
なされると共に、欠品フラグが立てられる(ステップS
8,S9)。
【0025】次に、各ピッキングゾーン2〜2を通るこ
とによって全受注商品の集品完了がなされると、コンベ
ヤ1の終端部1bに至ったコンテナaからコンテナ排出
作業位置Yに位置する作業者Mによって取り上げられ
る。その場合、中継器12では、たとえばA店舗の集品
が完了するに伴い該A店舗について欠品フラグの検査を
行い、欠品フラグが立てられていない状態、つまり商品
に欠品が生じていないときはラベルプリンタ6によって
A店舗向けに配送ラベルを発行して処理を終了する(ス
テップS10,S11,S12)。
【0026】しかし、欠品フラグが立っているときは、
ラベルプリンタ6においては上記の配送ラベルと共に、
中継器12によってデータ処理された欠品明細が印字さ
れた欠品票14を発行して処理を終了する(ステップS
13)。
【0027】その場合、この欠品票14には図5に示す
ように、たとえば欠品商品の品名、受注個数、該商品の
品目コードナンバー、欠品している商品の収納先である
商品棚4のロケーションナンバー等が印字されて発行さ
れる。
【0028】このように各店舗のコンテナaの集品がす
べて完了した時点で、欠品を生じている店舗のコンテナ
aに対しては、配送ラベルと同時に欠品票14も発行さ
れるから、集品完了と同時に欠品の有無、欠品がある場
合には欠品商品の品目、受注個数がリアルタイムで分か
ることになって、商品が欠品しているポケット7に対し
て商品の補充が直ちにでき、後続するコンテナaの欠品
による集品作業の差し障りを少なくできる。また、欠品
しているコンテナaにおいても直ちに検品を行い、欠品
商品の補充や配送ラベルに対する欠品処理ができて作業
効率が向上することになる。なお、上記の欠品は受注商
品がまったくない場合と個数不足とが考えられるが、い
ずれにおいても欠品票14に受注個数を印字させ、コン
テナaの検品時にチェックするものとする。
【0029】ところで、上記の実施例はピッキングシス
テムについて述べたが、ソーティングシステムにも本発
明は適用できる。すなわち、ソーティングシステムは商
品を品目毎に搬送しながら、その搬送経路に沿って設け
られた各仕向け先の多数のポケットを有する集品棚にそ
の仕向け先毎に商品を投入していくもので、図1に当て
はめて説明すると、コンベア1が品目毎の商品が納めら
れているコンテナaを搬送するものであり、ピッキング
ゾーン2がソーティングゾーンであり、また商品棚4が
集品棚となると共に、該商品棚4に設けられたポケット
7〜7がそれぞれ、たとえばA店舗用、B店舗用という
仕向け先ポケットになる。また、個数表示器9において
は、ピッキング指示ランプ9bがソーティング指示ラン
プとなり、表示部9aがそのポケット7に対する商品の
ソーティング個数を表示するものとなり、完了キー9c
がソーティング作業の完了キーとなる。さらに、作業制
御装置5に代えてコンベアによって搬送する商品の品目
を読み取るバーコードリーダ15(図6参照)が設けら
れる共に、ラベルプリンタ6に代えて欠品票プリンタ1
6(同じく図6参照)が設けられる。
【0030】図6は上記のソーティングシステムの場合
の制御システムであって、ピッキングシステムと同様に
ホストコンピュータ111、中継器112、データパス
113、上述のバーコードリーダ15、欠品票プリンタ
16、各ソーティングゾーン102〜102のポケット
のそれぞれに備えられた個数表示器109〜109、お
よび強制完了キー110〜110を備える。また、ホス
トコンピュータ111はピッキングシステムの場合と同
様に各種の商品情報、店舗情報、受注データ、その他の
情報を記憶している。
【0031】次に、上記制御システムを用いたソーティ
ングシステムの具体的な動作を図7に示すフローチャー
トを用いて説明する。
【0032】まず、中継器112に受注データ等がホス
トコンピュータ111から転送される(ステップS2
1)。
【0033】次に、各ソーティングゾーン102〜10
2にコンテナによって送り込む商品をバーコードリーダ
15で読み取ることによって、仕分けすべき商品の品目
が検索され、上記コンテナがソーティングゾーン102
〜102に搬入されるたびに、これらゾーンの仕向け先
のうち、上記品目の商品を発注している店舗のポケット
の個数表示器109において、ソーティング指示ランプ
が点灯されると共に、表示部に投入すべき商品個数が表
示される(ステップS22,S23)。
【0034】そして、上記の表示にしたがって作業者M
が指示されているポケットに商品を表示されているソー
ティング個数分、不足なく投入し終えた場合に完了キー
が押され、中継器112に当該ポケットの集品作業が完
了したことが伝送される(ステップS24,S25,S
26)。
【0035】そして、このような集品作業が、ソーティ
ングゾーン102〜102に品目別に商品がコンテナに
よって搬入されるたびに繰り返される。
【0036】これに対し、コンベアによって搬送されて
いるコンテナ内の商品に不足をきたして、個数表示器1
09によりソーティングすべきポケットが指示されてい
るにもかかわらず、該ポケットに商品欠品を生じたとき
は、そのポケットにおける完了キーを押さずに、強制完
了キー110をONさせる(ステップS27)。
【0037】そのため、中継器112においては集品で
きなかった店舗名と欠品商品品目、ならびに受注個数等
の欠品データの取り込みがなされると共に、欠品フラグ
が立てられる(ステップS28,S29)。
【0038】次に、全品目商品の集品が完了するに伴い
欠品フラグの検査がなされ、欠品フラグが立てられてい
ない状態、つまり商品欠品が生じていないときは、その
まま処理を終了する。しかし、欠品フラグが立っている
ときは、中継器112によってデータ処理された欠品明
細がジャーナルのような欠品票に印字されて欠品票プリ
ンタ16から打ち出され、これをもって処理を終了する
(ステップS30,S31,S32)。
【0039】このようなソーティングシステムによれ
ば、前述のピッキングシステムと同様、欠品明細が集品
完了と同時に発行されるから、欠品の有無、欠品が生じ
ている店舗名、欠品商品の品目と受注個数とがリアルタ
イムで分かることになって、欠品している店舗への商品
の補充等が行えると共に、該欠品票に基づいて各仕分け
先別の配送伝票を書き換え、あるいは修正できることに
なって、処理が効率化することになる。
【0040】なお、上記のソーティングシステムの説明
は、図1に示すピッキングシステムの構成を利用して説
明したが、集品棚を使用せずに集品コンテナを床に直置
きする構成であってもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
の第1発明におけるピッキングシステムによれば、集品
作業中に或る仕向け先についてコンテナに集品すべき商
品が欠品し、または個数不足が生じた場合、欠品時強制
完了指示手段を用いて、そのコンテナに対応する仕向け
先の欠品データの取り込みを行わせることにより、該コ
ンテナがコンテナ搬送経路の終端に至って集品作業が完
了するに伴い、該コンテナ搬送経路近傍に設けられてい
るプリンタから欠品票が発行されるので、作業者は該欠
品票の発行で、いま集品作業が完了したばかりのコンテ
ナに商品欠品が生じていると把握できる。したがって、
商品が欠品しているポケットに対して商品の補充が直ち
にでき、後続するコンテナにおける集品作業の差し障り
を少なくできる。また、欠品しているコンテナにおいて
も直ちに検品を行い、欠品商品の補充や配送ラベルに対
する欠品処理ができて作業効率が向上することになる。
【0042】さらに第2発明のソーティングシステムに
よれば、集品作業中に或る仕向け先のコンナテナについ
て集品すべき商品に欠品が生じた場合、欠品時強制完了
指示手段を用いて、その仕向け先の欠品データの取り込
みを行わせることにより、それより下流側の未仕分けの
各店舗に対する欠品情報がプリンタから欠品票として発
行されるので、該欠品票に基づき欠品状況を直ち把握す
ることができる。したがって、第1発明と同様な効果が
得られると共に、発行された欠品票に基づいて伝票修正
等が簡単かつ迅速に行える
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかるピッキングシステ
ムの概略レイアウト図。
【図2】 上記システムにおける商品棚の正面図。
【図3】 上記システムの制御系統図。
【図4】 上記システムのフローチャート図。
【図5】 欠品票の一例を示すレイアウト図。
【図6】 ソーティングシステムの制御系統図。
【図7】 上記システムのフローチャート図。
【図8】 個数表示器の一例を示す正面図。
【符号の説明】
1 コンベア 2 ピッキングゾーン 6 ラベルプリンタ 7 ポケット 9,109 個数表示器 10,110 強制完了キー 11,111 ホストコンピュータ 12 中継器 14 欠品票 16 欠品票プリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各仕向け先別のコンテナを搬送する手段
    と、該搬送手段によるコンテナ搬送経路に沿って設けら
    れたピッキングゾーンに配設されて、商品が品目ごとに
    収納されている多数のポケットと、各ポケットから取り
    出すべき商品のピッキング個数を仕向け先別に表示する
    個数表示手段と、上記商品のポケットからの取り出し後
    に操作されるピッキング完了指示手段とを有する商品仕
    分けシステムであって、上記個数表示手段に表示された
    ピッキング個数に対してポケット内の商品数に不足が生
    じた際に、上記ピッキング完了指示手段に代えて操作さ
    れる欠品時強制完了指示手段と、該欠品時強制完了指示
    手段の操作に応答して当該コンテナにおける欠品明細を
    印字した欠品票を発行するプリンタとを備えたことを特
    徴とする商品仕分けシステム。
  2. 【請求項2】 商品を品目毎に搬送する商品搬送手段
    と、該搬送手段による商品の搬送経路に沿って設けられ
    たソーティングゾーンに配設されて各仕向け先別に集品
    する多数のコンテナと、上記搬送手段によって現在搬送
    されている商品の各コンテナへのソーティング個数を表
    示する個数表示手段と、上記商品のコンテナへの投入後
    に操作されるソーティング完了指示手段とを有する商品
    仕分けシステムであって、上記個数表示手段に表示され
    たソーティング個数に対して現在搬送されている商品数
    に不足が生じた際に、上記ソーティング完了指示手段に
    代えて操作される欠品時強制完了指示手段と、該欠品時
    強制完了指示手段の操作に応答して仕分け先別に欠品明
    細を印字した欠品票を発行するプリンタとを備えたこと
    を特徴とする商品仕分けシステム。
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