JP5664438B2 - 仕分け設備 - Google Patents
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Description
このように、搬送部と商品ラックとがピッカーに対して同じ側に配置されていることにより、ピッカーは、商品ラックからの物品取り出し動作と、出荷箱への物品投入動作とを体の向きを変えることなく連続して行うことができ、ピッカーを挟んで搬送部と商品ラックが反対の側に配置されている場合と比較して振り向き作業が不要となることにより、作業の動きを素早くでき、作業効率が格段に改善できる。
ピッカーは、搬送部により出荷箱が送られてくると、担当する商品ラックにおけるディジタル表示器の表示部にて表示されているピッキング個数を確認してその個数分だけ商品ピッキングを行い、出荷箱に投入する(仕分け作業を実行する)。ピッキングを終了すると、ピッカーはディジタル表示器のピッキング完了押釦を押す。
上記のピッキング作業を経てオーダーされたすべての商品が投入された出荷箱は梱包ステーションに送られて出荷される。
そこで、棚の位置を下げることが考えられるが、ディジタル表示器は、商品載置部の先端に取り付けられるので、棚の位置が下がると、出荷箱に邪魔されて表示部が見にくくなり、出荷箱越しに手を伸ばしても、ピッキング完了押釦を押すことが出来なくなるという問題が発生する。
また、仕分け棚の最下段の棚に位置する棚表示器は見づらい。したがって、このような最下段の棚に取り付けられる棚表示器は、特に、その高さ位置を、上方向、または斜め上方向に調整可能すると、さらにその向きを変更すると、見やすくなる。
面側)に配設されていることにより、作業者は体の向きを変えることなく、仕分け作業を
実行でき、作業効率がよい。しかし、同じ側とすると、作業者にとって、移動手段が仕分
け棚の手前に位置することにより、移動手段によって作業者の手が届かない位置、すなわ
ち仕分け棚の下方位置には間口を配置できないため、間口の数が少なくなる。
これに対して、第2ゾーンでは、仕分け棚と移動手段が作業者に対して対向して配設さ
れていることにより、作業者は振り向いて体の向きを変えなくては、仕分け作業を実行す
ることができず、第1ゾーンと比較して作業効率が悪い。しかし、対向すると、移動手段
により仕分け棚が邪魔されることはないため、この仕分け棚では下方まで間口を配置でき
、第1ゾーンと比較して間口の数を多くできる。
これら第1ゾーンと第2ゾーンの長所を組み合わせ、第1ゾーンは、仕分け作業が頻繁
な間口を配置し、第2ゾーンは、第1ゾーンと比較して仕分け作業が頻繁ではない間口を
配置する。これにより、第2ゾーンにおいて、必要な間口を確保でき、また第1ゾーンに
おいて、仕分け効率よく仕分け作業が実行される。
ピッキング設備は、基本的に、集品される物品11が収納される収納箱11Aが保管されるストレージラインAと、ユーザーからの注文(以下、オーダーという)毎に、ピッキングされた物品11を収納する集品容器(仕分け先が割り付けられた容器の一例)10を搬送する集品ラインBとから構成されている。また前記収納箱11Aは、上面が開放され、物品11を上方から取り出すことができる箱(ボックス)にて構成されている。
この間口表示器15は、図3に示すように、表面に取り出す物品11の数量を表示する数量表示器15Aと、ランプ部を有する完了押釦スイッチ(操作スイッチの一例)15Bを設けた表示器本体15Cを備え、図4に示すように、最下段の棚13に配置された間口表示器15は、さらに表示器本体15Cを昇降可能に支持し、棚13に取り付ける昇降治具16(支持手段)を備え、この昇降治具16により、その高さが上下方向、または斜め上下方向に調整可能に構成されている。
この構成により、第1取付け孔19Aと第2取付け孔20Aにねじ19Bを通して固定することで、取付部19と調整部20は連結され、2個の第1調整孔17Aと2個の第2調整孔20Bにねじ17Cを通して固定することで、昇降調整板17Bと調整部20は連結される。そして、最下段の棚13に取り付けられる間口表示器15において、連結する昇降調整板17Bの第1調整孔17Aの位置を変えることにより、第1支持部17に支持された表示器本体15Cの高さ位置が上下方向に変更され、取付部19に連結される調整部20の傾きを変えることにより、調整部20、第1支持部17(昇降調整板17B)を介して表示器本体15Cの前後方向の向きが変更される。また、表示器本体15Cの前後方向の向きを変え、表示器本体15Cの高さ位置が上下方向に変更されることにより、表示器本体15Cは斜め上下方向に変更可能とされている。
作業者Hは、各間口表示器15の表示に従って、間口14(収納箱11A)から物品11を取り出して集品容器10に投入する。
集品ラインBは、フローラック12に沿って配置されたアキュムレーションコンベヤ(集品容器1個毎に蓄積・移動可能で、集品容器が互いにぶつからないで集積するように設計されたコンベヤ)からなる直進搬送ライン(移動手段の一例)21から構成され、1個の集品容器10毎に、集品容器10を蓄積・順送り可能なアキュムレーション部22を備えており、各アキュムレーション部22はそれぞれ、公知のように、前に空き(集品容器10が存在しない)のアキュムレーション部22があるとき、集品容器10を前送りする機能を有し、ゾーンZ毎に複数個(実施の形態では最大6個)の集品容器10が、蓄積・順送り可能とされている。
また側面部28には、その上端で、且つ作業者H側(外方側)に、断面がL字状の治具40によって、搭載される集品容器10が、ゾーンZにおいて取り出した物品11を投入する投入対象の集品容器10であることを表示する投入表示器(無線表示器)30が取り付けられている。このとき、図4および図6に示すように、投入表示器30の表面が、集品容器10の上端より下方に位置し、テープスイッチ23と同じ高さとされている。
なお、図4に示すように、各集品容器10は、直進搬送ライン21により、コンテナ25の長軸方向が搬送方向正面となり、上述したように、ゾーンZ毎に複数個(実施の形態では最大6個)の集品容器10が、蓄積・順送り可能とされている。
ピッキング設備の制御手段として、上記ゾーンZ毎のゾーンコントローラ24と、統括コントローラ51と、通信コントローラ52が備えられている。
そして、統括コントローラ51には、予め次のデータが設定されている。
・登録されたユーザー。
・注文対象の物品11がそれぞれ格納されているゾーンZの間口14の配列データ(各物品11に対応するゾーンZの間口14のデータ)。
(イ).ゾーンZ毎のゾーンコントローラ24と、通信コントローラ52へ作業の開始指令と終了指令を出力する。
(ロ).直進搬送ライン21を起動し、停止する。
(ハ).予め登録された各個別のユーザーからオーダー{注文:各仕分け先からの物品要求情報の一例;物品を特定する情報(例えば、物品の品種、物品名、物品コード等)と数量(個数)からなる単数または複数のデータ}を受け付けると、図10に示すように、オーダーを受けた予め登録されたユーザーの順に、ユーザーのオーダーに(あるいはユーザー、すなわち仕分け先、または仕分け先の物品要求情報に)、連続したオーダー・ナンバー(独自の符号の一例)を割り付け、各ゾーンZの各間口14にオーダーの数量(ピッキング数量)を書き込み、ストレージラインAのピッキングデータを形成する。またこのとき、ピッキングが終了するゾーン・ナンバーを求めて記憶する。
(ニ).各ユーザーに割り付けたオーダー・ナンバーと、形成したストレージラインAのピッキングデータ(ピッキングが終了するゾーン・ナンバーを含む)を、各ゾーンZのゾーンコントローラ24へ出力する。
(ホ).RFIDライタ42Bにより、RFID34が検出されると、予め登録されたユーザーの順に、ユーザーのオーダーに割り当てられたオーダー・ナンバーをRFIDライタ42Bへ出力してRFID34にオーダー・ナンバーを書き込ませる。これにより、投入表示器30に対応する集品容器10に、オーダー・ナンバーが割り付けられる。
ゾーンコントローラ24は、上記配列データ、各ユーザーに割り当てられたオーダー・ナンバー、ピッキングデータ(ピッキングが終了するゾーン・ナンバーを含む)、およびピッキングデータによるピッキング作業が終了しているか否かが記憶されるピッキングメモリ71と、上流ゾーンZに上流から下流に向けて位置する(移動してきている)最大6個の各集品容器10に取り付けられた投入表示器30のRFID34に書き込まれたオーダー・ナンバーが記憶される上流ゾーンメモリ72と、自ゾーンZに上流から下流に向けて位置する最大6個の各集品容器10の同様のオーダー・ナンバーが記憶される自ゾーンメモリ73と、前記ピッキングメモリ71へ、統括コントローラ51から入力された上記各ユーザーに割り当てられたオーダー・ナンバー、およびピッキングデータを記憶するデータ処理部74と、上流ゾーン容器検出部75と、自ゾーン容器検出部76と、上流ゾーン先行表示制御部77と、自ゾーン先行表示制御部78と、ピッキング制御部79と、前送り許可制御部80から構成されている。
オーダー・ナンバーにピッキングデータが有れば(ピッキング作業が有れば)、そのオーダー・ナンバーを記憶し、さらに最も下流のオーダー・ナンバー(集品容器10)をピッキング作業対象のオーダー・ナンバー(集品容器)として決定し、そのオーダー・ナンバーに、自ゾーンZのナンバーを加えてピッキング制御部79へ出力する。またこのピッキング作業対象の集品容器10のオーダー・ナンバーを除いた他のオーダー・ナンバーに、自ゾーンZのナンバー、および点灯信号であることを加えた自ゾーン点灯データを通信コントローラ63へ出力する。この自ゾーン点灯データに基づいて、第2ランプ部33のランプ38が点灯される(後述する)。
また検索してオーダー・ナンバーにピッキングデータが無ければ(ピッキング作業が無ければ)、オーダー・ナンバーに、自ゾーンZのナンバー、および消灯信号であることを加えた自ゾーン消灯データを通信コントローラ63へ出力する。またピッキングデータが全く無いとき、ピッキングデータ無し信号を上流ゾーン先行表示制御部77へ出力する。前記自ゾーン消灯データに基づいて、第2ランプ部33のランプ38が消灯される(後述する)。
オーダー・ナンバーにピッキングデータが有れば(ピッキング作業が有れば)、オーダー・ナンバーを記憶し、続いて自ゾーン先行表示制御部78より前記ピッキングデータ無し信号を入力しているかどうかを確認する。ピッキングデータ無し信号を確認すると、最も下流のオーダー・ナンバー(集品容器10)をピッキング作業対象のオーダー・ナンバー(集品容器)として決定し、そのオーダー・ナンバーに、上流ゾーンZのナンバー(自ゾーンZのナンバーより1を減算)を加えてピッキング制御部79へ出力する。
またこのピッキング作業対象の集品容器10のオーダー・ナンバーを除いた他のオーダー・ナンバーに、上流ゾーンZのナンバー、および点灯信号であることを加えた上流ゾーン点灯データを通信コントローラ63へ出力する。また検索してオーダー・ナンバーにピッキングデータが無ければ(ピッキング作業が無ければ)、オーダー・ナンバーに、上流ゾーンZのナンバー、および消灯信号であることを加えた上流ゾーン消灯データを通信コントローラ63へ出力する。前記上流ゾーン点灯データに基づいて、第1ランプ部31のランプ38が点灯され、また前記上流ゾーン消灯データに基づいて、第1ランプ部31のランプ38が消灯される(後述する)。
続いて検索したピッキング作業対象の集品容器10のピッキングデータにしたがって、間口表示器15により、物品11を取り出す間口14と取り出す物品11の数量を表示する。そして、間口表示器15の完了押釦スイッチ15Bの操作により、間口14からの物品11の取り出しを確認し、テープスイッチ23(自ゾーンZ)の操作により、集品容器10へのピッキング作業終了を確認する。確認すると、実行したピッキングメモリ71のピッキングデータをピッキング作業終了とし、ピッキング作業が終了したオーダー・ナンバーを、前送り許可制御部80へ出力し、続いてピッキングデータにおいて、自ゾーンZがピッキング終了ゾーンに設定されているかどうかを確認する。
また自ゾーンZがピッキング終了ゾーンに設定されている場合、オーダー・ナンバーに、「オーダー・ナンバーの反転指令」(“物品の投入終了”の表示の一例)、および消灯信号であることを加えたゾーン終了消灯データを通信コントローラ63へ出力する。
・自ゾーン点灯データ…第2ランプ部33のランプ38を点灯。
・自ゾーン消灯データまたはゾーン終了消灯データ…第2ランプ部33のランプ38を消灯。
・自ゾーン点滅データ…第2ランプ部33のランプ38を点滅。
・上流ゾーン点灯データ…第1ランプ部31のランプ38を点灯。
・上流ゾーン消灯データ…第1ランプ部31のランプ38を消灯。
・上流ゾーン点滅データ…第1ランプ部31のランプ38を点滅。
なお、投入表示器30の第2ランプ部33のランプ38の状態(点灯/点滅/消灯の状態)は、自ゾーン先行表示制御部78により制御され、また第1ランプ部31のランプ38の前記状態は、上流ゾーン先行表示制御部77により制御されていることにより、集品容器10が上流のゾーンZから下流のゾーンZへ移動されたとき、この投入表示器30の第1ランプ部31および第2ランプ部33のランプ38の前記状態は、同時に見直され、第1ランプ部31および第2ランプ部33のランプ38の両方の前記状態が同時に更新されることになる。
上記直進搬送ライン21の構成と、ゾーンコントローラ24の構成によるゾーンZ毎の集品容器10の移動動作は、次のようになる。
a.ゾーンZ内では、空きのアキュムレーション部22があると、前詰めされる。
b.ゾーンZに渡る移動は、ピッキング作業対象ではない集品容器10のとき、無条件で、自ゾーンZに対向する対応する自ゾーンZのゾーンコントローラ24より前送り許可信号が出力され、下流ゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生すると移動する。
c.ゾーンZに渡る移動は、ピッキング作業対象の集品容器10のとき、ゾーンZのゾーンコントローラ24より前送り許可信号が出力されるまで、すなわちピッキング作業が終了するまで、下流のゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生したとしても移動することはなく停止し、ピッキング作業が終了していない最下流の集品容器10が下流のゾーンZへ移動してしまうことが阻止され、前送り許可信号の出力により、はじめて下流のゾーンZへ移動する(下流のゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生していることが条件)。
このように、ゾーンZを渡ることが可能な(許可されている)集品容器10は、ゾーンZに渡って移動するとき、下流のゾーンZが詰まっている場合(空きのアキュムレーション部22が無い場合)には待機し、下流のゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生した状態になれば移動する。
図3に示すように、自ゾーンZに位置する集品容器10が載置されたトレイ26に取り付けられた投入表示器30の第2ランプ部33のランプ38は、点灯または点滅または消灯し、点灯によりピッキング作業あり、点滅によりピッキング作業実行、消灯によりピッキング作業無しが表示され、このとき、各間口表示器15が表示される。
自ゾーンZに配置された作業者Hは、各間口表示器15の表示に基づいて、集品容器10へ投入する物品11を収納箱11Aより取り出して、取り出す毎に、間口表示器15の完了押釦スイッチ15Bを押し、間口表示器15の表示の消灯を確認して、物品11を取り出し、自ゾーンZに搬送されてきており、且つ第2ランプ部33のランプ38が点滅している投入表示器30が取り付けられたトレイ26、すなわち集品容器10へ投入する(ピッキング作業を実行する)。そして、全ての物品11の投入が終了すると、自ゾーンZのテープスイッチ23を押し、対象の集品容器10に対するピッキング作業を終了する。このように、第2ランプ部33のランプ38は、投入表示器30が取り付けられた集品容器10が自ゾーンZに位置するとき、自ゾーンZからのみ見ることが可能で、ピッキング作業を可能とする自ゾーンランプを形成している。
第1ランプ部31のランプ38の点滅しているとき、自ゾーンZに配置された作業者Hは、自ゾーンZの各間口表示器15の表示に基づいて、隣接する上流ゾーンZに位置し、第1ランプ部31のランプ38が点滅している投入表示器30が取り付けられたトレイ26、すなわち集品容器10に対して、自ゾーンZの間口14から取り出した物品11を投入する(上流ゾーンにおける先行ピッキング作業を実行する)。そして、全ての物品11の投入が終了すると、テープスイッチ23を押し、対象の集品容器10に対するピッキング作業を終了する。このように、第1ランプ部31のランプ38は、投入表示器30が取り付けられた集品容器10が上流ゾーンZに位置するとき、自ゾーンZからのみ見ることが可能で、先行ピッキング作業を可能とする先行ゾーンランプを形成している。
またピッキング作業の実行終了により、この集品容器10へのピッキング作業が終了した場合、ディジタル表示器32に、白黒が反転されてオーダー・ナンバーが表示される。
また投入表示器30のディジタル器(表示画面)32は、第2ランプ部33のランプ(自ゾーンランプ)38と第1のランプ部31のランプ(先行ゾーンランプ)38の中央に取り付けられることにより、投入表示器30が取り付けられた集品容器10に物品11を投入する作業者より最も、見やすくされている。
また昇降治具16は、表示器本体15Cの高さ位置の調節を、調整部20の第2調節孔20Bに対向する昇降調整板17Bの第1調節孔17Aの位置を変えることにより行っているが、このような構成に限ることはなく、例えば、調整部20に対して昇降調整板17Bを上下にスライドさせるような構成としてもよい。
また昇降治具16は、表示器本体15C毎に設けられているが、複数の表示器本体15C毎に1台の昇降治具16を設けるようにしてもよい。このとき、複数の表示器本体15Cを同時に上下方向、さらに前後方向へその位置を調整できる。
上記構成によれば、前記容器は、これら2つの第1ゾーンと第2ゾーンに渡って搬送され、各ゾーンにおいて、仕分け作業が実行されることによって、ユーザーから注文される割合が高い物品(高頻度の物品)の仕分け作業を、作業効率が高い第1ゾーンに集中して実行し、ユーザーから注文される割合が低い物品(低頻度の物品)の仕分け作業を、第2ゾーンで実行することにより、仕分け設備全体として、仕分け作業の効率の改善を期待でき、必要な間口14の数を確保できる。
また第1ゾーンでは、フローラック12は、直進搬送ライン21があるために、直進搬送ライン21の裏側(作業者Hとは反対側)に棚13を設けるとしても、図4に示すように、限界があり、棚13の段数に制限があるが、第2ゾーンでは、このような制限がなく、棚13を床面に近いところから設置でき、段数を増加できる。したがって、第2ゾーンでは、間口14の数を増加でき、ユーザーの数が多い、または物品11の種類(アイテム数)が多い仕分け設備において、第2ゾーンを設けることは極めて有効となる。
また集品容器10をトレイ26に載置して搬送しているが、集品容器10を直接、搬送するようにしてもよい。このとき、投入表示器30は、直接、治具を用いて、投入表示器30の表面が、集品容器10の上端より下方に位置し、テープスイッチ23と同じ高さとなるように、集品容器10の上端で作業者H側に取り付けられる。
また実施の形態では、フローラック12の各棚13に載置されている収納箱11Aは、上面が開放され、物品11を上方から取り出すことができる箱(ボックス)にて構成しているが、前面(作業者Hに面する面)が開放され、物品11を前方から取り出すことができるようにした箱(箱を寝かして前面を開放した形状、前面の立ち上がり部分を切り取った形状の箱を含む)、またはパレット(物品11を積み上げることが可能な平板;底が薄い形状の箱・トレイを含む)、または籠(前面のみにスロットがあり物品11を前面から確認できる構成とした箱を含む)等にて構成してもよい。
また本実施の形態では、仕分け棚としてフローラック12を使用しているが、物品11または収納箱が移動しない一般棚を使用することもできる。
また本実施の形態では、フローラック12の各棚13は固定されているが、任意に前後(直進搬送ライン21の方向)に移動・調整できる構成とすることもできる。
また本実施の形態では、ピッキング作業完了を入力する手段として、テープスイッチ23を使用しているが、単にピッキング作業を完了入力するスイッチであればよく、単なる押釦スイッチでもよい。
また本実施の形態では、各ゾーンZは、1人の作業者Hを配置する構成としているが、各ゾーンZに複数(例えば、2人)の作業者Hを配置する構成とすることもできる。これにより、ゾーンZ内にピッキング対象の集品容器10が間を置くことなく搬入される状況にあっても、ゾーンZ内の作業速度が向上するため、各集品ラインBを緊急停止する状況が発生する可能性を低減でき、ピッキング作業の効率を向上できる。
また本実施の形態では、仕分け先をユーザー別としているが、ユーザーに限ることはなく、店舗別、商品などのカテゴリー別あるいは区分別、地域別、搬送トラック別などとすることもできる。
B 集品ライン
Z ゾーン
10 集品容器
11 物品
12 フローラック
13 棚
14 間口
15 間口表示器
16 昇降治具
21 直進搬送ライン
23 テープスイッチ
24 ゾーンコントローラ
25 コンテナ
26 トレイ
30 投入表示器
42A RFIDリーダ
42B RFIDライタ
43 アンテナ
51 統括コントローラ
52 通信コントローラ
Claims (4)
- 仕分け先が割り付けられた、あるいは仕分ける物品が収納された複数の間口を有する棚
を上下に複数段設けた仕分け棚を備え、前記仕分け棚に沿って、物品が収納された区画ま
たは容器、あるいは各仕分け先が割り付けられた区画または容器を移動する移動手段を備
え、前記仕分け棚の間口と、前記移動手段により移動される前記区画または前記容器との
間で、前記物品の仕分け作業が実行される仕分け設備であって、
前記仕分け棚および前記移動手段を、前記物品の仕分け作業を行う作業者に対して同じ
側に配設し、
前記物品の仕分け作業が実行される前記仕分け棚の棚であることを表示する棚表示器を
前記仕分け棚の最下段の棚に取り付け、
前記棚表示器は、その高さ位置が、取り付けられた前記最下段の棚の位置から上下方向
、または斜め上下方向に調整可能であるとともに、前記移動手段により移動される前記区
画または容器の上端と同等、或いは、より高い位置に調整されること
を特徴とする仕分け設備。 - 前記棚表示器の向きを、前記棚の前後方向に調整可能としたこと
を特徴とする請求項1に記載の仕分け設備。 - 前記各間口にそれぞれ、前記棚表示器を備え、
前記仕分け棚に、前記仕分け作業を実行する複数のゾーンを形成し、
前記ゾーン毎に、または前記間口毎に、前記棚表示器の高さ位置を変えたこと
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の仕分け設備。 - 前記ゾーンは、
前記仕分け棚と前記移動手段が、前記仕分け作業を行う作業者に対して、同じ側に配設
されている第1ゾーンと、
前記仕分け棚と前記移動手段が、前記作業者に対して、対向して配設された第2ゾーン
から構成され、
前記移動手段により移動されている区画または容器と、各第1ゾーンおよび第2ゾーン
の仕分け棚の間口との間で、前記物品の仕分け作業を行うこと
を特徴とする請求項3に記載の仕分け設備。
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