JP4026468B2 - 物品取扱い設備 - Google Patents
物品取扱い設備 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4026468B2 JP4026468B2 JP2002301183A JP2002301183A JP4026468B2 JP 4026468 B2 JP4026468 B2 JP 4026468B2 JP 2002301183 A JP2002301183 A JP 2002301183A JP 2002301183 A JP2002301183 A JP 2002301183A JP 4026468 B2 JP4026468 B2 JP 4026468B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- article
- picking
- containers
- container
- articles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、仕分け先毎に物品の仕分けを可能とした物品取扱い設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の物品取扱い設備として、仕分け先毎に物品のピッキングを可能としたピッキング設備がある。このようなピッキング設備として、物品を収納した箱を格納する複数の区画収納空間(物品保管部)を有する保管棚と、内側部から格納された前記箱を外側部へスライドさせ、外側部から箱および物品を取り出し可能としたスライダを複数設けたピッキング棚と、前記保管棚とピッキング棚間を自走し、保管棚の外側部から物品保管部へ箱の入庫を行い、また物品保管部の内側部から箱を取り出し、ピッキング棚のスライダへ内側部から箱を格納するクレーン(搬送車)を備えた設備がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記ピッキング棚の各スライダへの物品を収納した箱の補充は下記の2つの方式がある。
▲1▼補充点管理方式
各スライダと各物品保管部の物品別在庫数(存在数)を管理し、補充する時点(タイミング)で補充可能な箱数をスライダへ自動補充する。
▲2▼確定補充方式
出荷作業が確定(その出荷により消費される箱数が確定)してから足りなくなる箱のみをスライダへ補充する。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−125207号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記▲1▼補充点管理方式では、出荷作業が確定する前に補充を行ったとき、先に補充された箱に箱単位で出荷の引き当てがかかると自動で引き出し出荷することができないという問題が発生する。
【0006】
また上記▲2▼確定補充方式では、出荷作業の確定後に補充するため、補充完了してから出荷作業を開始しないと欠品等の不都合が生じ、また補充にかかるリードタイムが全体作業開始の遅延を招くという問題が発生する。
【0007】
そこで、本発明は、保管棚から箱単位で出荷が可能で、かつ作業開始の遅延を回避できる物品取扱い設備を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
物品を収納した容器を保管する複数の物品保管部を有する保管棚と、内側部から格納された前記容器を外側部へ順に移動可能で、外側部から前記容器あるいは物品を取り扱い可能とした物品ピッキング部を複数設けたピッキング棚と、前記容器を外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、また前記物品保管部に保管されている前記容器を前記ピッキング棚の物品ピッキング部へ搬送する搬送装置を備え、前記各物品保管部に保管されている前記容器を管理し、前記各物品ピッキング部に格納されている物品の数量を管理している物品取扱い設備であって、
前記搬送装置により前記容器を搬出する搬出ラインを設け、
所定時間毎に、予め設定された保管棚に常に保管しておくべき物品別の前記容器数と、前記管理している各物品保管部に保管されている前記容器数とを比較し、前記予め設定された前記容器数より不足している前記容器を前記搬送装置により外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、
ピッキング作業データの引き当てが確定したときに、前記ピッキング作業データによりピッキングする物品が引き当てられた各物品ピッキング部の物品の数量と、前記管理している物品の数量を比較して、管理している物品の数量が不足しているとき、この数量が不足している物品を収納した容器を、前記搬送装置により前記物品保管部から前記物品ピッキング部へ搬送するとともに、
前記容器単位でピッキング作業データにより引き当てがあると、引き当てられた前記容器を前記搬送装置により前記物品保管部から前記搬出ラインへ搬出し出荷すること
を特徴とするものである。
【0009】
上記構成によれば、所定の時点毎に、予め設定された物品別の容器の存在数と、管理している各物品保管部に保管されている容器とが比較され、存在数より不足している容器が搬送装置により外部から保管棚の物品保管部へ搬入され、補充される。またピッキング作業データの引き当てが確定したときに、ピッキング作業データによりピッキングする物品が引き当てられた各物品ピッキング部の物品の数量と、管理している物品の数量を比較して、管理している物品の数量が不足しているとき、この数量が不足している物品を収納した容器を、搬送装置により物品保管部から物品ピッキング部へ搬送され、補充される。
【0010】
このように、所定時間毎に、補充に時間を要する、外部から保管棚の物品保管部への物品の補充が行われ、またピッキング作業データの引き当てが確定したときに、補充に時間を要しない、保管棚の物品保管部からピッキング棚の物品ピッキング部への物品の補充が行われる。
また、上記構成によれば、容器単位でピッキング作業データの引き当てがあると、この容器は搬送装置により物品保管部から搬出ラインへピッキング棚を経由せずに直接搬送されて出荷される。これにより、保管棚の物品保管部に保管された容器ごと出荷することができる。
【0011】
また請求項2に記載の発明は、物品を収納した容器を保管する複数の物品保管部を有する保管棚と、内側部から格納された前記容器を外側部へ順に移動可能で、外側部から前記容器あるいは物品を取り扱い可能とした物品ピッキング部を複数設けたピッキング棚と、前記容器を外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、また前記物品保管部に保管されている前記容器を前記ピッキング棚の物品ピッキング部へ搬送する搬送装置を備え、前記各物品保管部に保管されている前記容器を管理し、前記各物品ピッキング部に格納されている物品の数量を管理している物品取扱い設備であって、
前記搬送装置により前記容器を搬出する搬出ラインと、
外部から前記保管棚へ前記容器を搬入する搬入ラインと、
を設け、
所定時間毎に、予め設定された保管棚に常に保管しておくべき物品別の前記容器数と、前記管理している各物品保管部に保管されている前記容器数とを比較し、前記予め設定された前記容器数より不足している前記容器を前記搬送装置により外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、
ピッキング作業データの引き当てが確定したときに、前記ピッキング作業データによりピッキングする物品が引き当てられた各物品ピッキング部の物品の数量と、前記管理している物品の数量を比較して、管理している物品の数量が不足しているとき、この数量が不足している物品を収納した容器を、前記搬送装置により前記物品保管部から前記物品ピッキング部へ搬送するとともに、
前記容器単位でピッキング作業データにより引き当てがあると、引き当てられた前記容器を前記搬送装置により前記搬入ラインから前記搬出ラインへ搬送し出荷すること
を特徴とするものである。
【0012】
上記構成によれば、物品を収納した容器は物品保管部へ保管されることなく、搬送装置により搬入ラインから搬出ラインへ搬送されて出荷され、緊急時の出荷に対処される。
【0013】
また請求項3に記載の発明は、物品を収納した容器を保管する複数の物品保管部を有する保管棚と、内側部から格納された前記容器を外側部へ順に移動可能で、外側部から前記容器あるいは物品を取り扱い可能とした物品ピッキング部を複数設けたピッキング棚と、前記容器を外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、また前記物品保管部に保管されている前記容器を前記ピッキング棚の物品ピッキング部へ搬送する搬送装置を備え、前記各物品保管部に保管されている前記容器を管理し、前記各物品ピッキング部に格納されている物品の数量を管理している物品取扱い設備であって、
前記保管棚を経由せずに外部から前記容器を直接出荷する出荷ラインを設け、
所定時間毎に、予め設定された保管棚に常に保管しておくべき物品別の前記容器数と、前記管理している各物品保管部に保管されている前記容器数とを比較し、前記予め設定された前記容器数より不足している前記容器を前記搬送装置により外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、
ピッキング作業データの引き当てが確定したときに、前記ピッキング作業データによりピッキングする物品が引き当てられた各物品ピッキング部の物品の数量と、前記管理している物品の数量を比較して、管理している物品の数量が不足しているとき、この数量が不足している物品を収納した容器を、前記搬送装置により前記物品保管部から前記物品ピッキング部へ搬送するとともに、
前記容器単位でピッキング作業データにより引き当てがあると、引き当てられた前記容器を前記出荷ラインにより外部から直接出荷すること
を特徴とするものである。
【0014】
上記構成によれば、出荷ラインにより保管棚を経由せずに外部から物品を収納した容器が直接出荷され、緊急時の出荷に対処される。
【0015】
また請求項4に記載の発明は、物品を収納した容器を保管する複数の物品保管部を有する保管棚と、内側部から格納された前記容器を外側部へ順に移動可能で、外側部から前記容器あるいは物品を取り扱い可能とした物品ピッキング部を複数設けたピッキング棚と、前記容器を外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、また前記物品保管部に保管されている前記容器を前記ピッキング棚の物品ピッキング部へ搬送する搬送装置を備え、前記各物品保管部に保管されている前記容器を管理し、前記各物品ピッキング部に格納されている物品の数量を管理している物品取扱い設備であって、
前記保管棚を経由せずに外部から前記容器を直接出荷する出荷ラインと、
前記搬送装置により前記容器を搬出する搬出ラインと、
を設け、
所定時間毎に、予め設定された保管棚に常に保管しておくべき物品別の前記容器数と、前記管理している各物品保管部に保管されている前記容器数とを比較し、前記予め設定された前記容器数より不足している前記容器を前記搬送装置により外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、
ピッキング作業データの引き当てが確定したときに、前記ピッキング作業データによりピッキングする物品が引き当てられた各物品ピッキング部の物品の数量と、前記管理している物品の数量を比較して、管理している物品の数量が不足しているとき、この数量が不足している物品を収納した容器を、前記搬送装置により前記物品保管部から前記物品ピッキング部へ搬送するとともに、
前記容器単位でピッキング作業データにより引き当てがあると、
引き当てられた前記容器を前記出荷ラインにより外部から直接出荷するか、
あるいは引き当てられた前記容器を前記搬送装置により前記物品保管部から前記搬出ラインへ搬出し出荷すること
を特徴とするものである。
【0016】
上記構成によれば、容器単位でピッキング作業データにより引き当てがあると、引き当てられた容器は、出荷ラインにより出荷されるか、あるいは搬送装置により物品保管部から搬出ラインへ搬出されて出荷され、2つのルートにより柔軟に運用することが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態における物品取扱い設備の配置図、図2は同物品取扱い設備の要部斜視図、図3は同物品取扱い設備を説明するための模式図である。
【0019】
図1において、FSは自動倉庫であり、自動倉庫FSには、物品1を収納したケース(容器の一例)2を保管する複数の物品保管部Dを有する2基の保管棚Aが物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置され、一方の保管棚Aの下段の複数列の物品保管部Dを利用して、内側部から格納されたケース2を外側部へスライドさせ(順に移動可能としている)、外側部からケース2および物品1を取り出し可能(取り扱い可能)とし、複数のケース2を載置可能としたスライダ(物品ピッキング部の一例)3を複数設けたピッキング棚(流動棚)4が設けられ、また他方の保管棚Aの下段の物品保管部Dを利用して、ケース2を自動倉庫FS内に搬入するストレージコンベヤ装置からなる搬入コンベヤ(搬入ラインの一例)5が設けられ、また一方の保管棚Aの一端部側方に、搬出されたケース2を出荷エリアへ搬送するローラ駆動コンベヤ装置からなる搬出コンベヤ(搬出ラインの一例)6が設けられ、さらに保管棚A間に形成された作業通路Bを自動走行し、外部から搬入コンベヤ5により搬入されてきたケース2を保管棚Aの物品保管部Dへ搬入し、また物品保管部Dに保管されているケース2をピッキング棚4のスライダ3へ搬送(補充)し、また物品保管部Dに保管されているケース2を搬出コンベヤ6へ搬送(搬出)し、さらに搬入コンベヤ5により搬入されてきたケース2を搬出コンベヤ6へ搬送(搬出)するスタッカークレーン(搬送装置の一例)Cが設けられている。なお、前記複数の物品収納部Dと複数のスライダ3は、上下多段かつスタッカークレーンCの走行方向(以下、前後方向と称す)に配列されている。また作業通路Bの一端側に入出庫指令をスタッカークレーンCに入力するコントローラ(以下、自動倉庫コントローラと称す)Eが配置されている。
【0020】
また搬入コンベヤ5の上流側に、搬送されてきたパレット8よりケース2を1個ずつ搬入コンベヤ5の上流に投入する、ロボットからなるデパレタイザ9が設けられ、またデパレタイザ9によりパレット8からケース2が投入され、保管棚Aを経由せずに外部から直接出荷エリアへ搬送するローラ駆動コンベヤ装置からなる出荷コンベヤ(出荷ラインの一例)10が設けられている。なお、デパレタイザ9は、パレット8上のケース2の積みつけパターンを認識してケース2を移載できる機能を有している。
【0021】
また、ピッキング棚4の各スライダ3の外側面には図2に拡大して示すように、ユーザーの番号を示す2桁のディジタル表示器11と、物品1のピックアップする数量を示す4桁のディジタル表示器12付き完了ボタンスイッチ13からなるピッキング表示器14が設けられている。またピッキング棚4に沿って、フリーコンベヤ装置からなる集品コンベヤ16が配置されている。
【0022】
ピッキング作業者は、集品コンベヤ16上を順に上流から移動されてくるユーザー(仕分け先、物品の注文先の一例)毎の集品容器17へ、集品容器17に取り付けられたユーザー番号とディジタル表示器11が表示されたピッキング表示器14のユーザー番号を確認した後、ディジタル表示器12に表示された数量の物品1を取り出して移載し、完了ボタンスイッチ13を押すピッキング作業を行う。また、ケース2の物品1がなくなると、スライダ3よりケース2を取り出し、奥にあるケース2を引出す。図3において、19はピッキング棚4のスライダ3より外部へケース2が取り出されたことを検知するよう各スライダ3に取り付けられたケース検知センサであり、これらセンサ19の検知信号は自動倉庫コントローラEに入力されている。
【0023】
また図1に示すように、集品コンベヤ16の下流端には、集品が終了した集品容器16を出荷エリアへ搬送するローラ駆動コンベヤ装置からなる移送コンベヤ20が配置されている。
【0024】
前記出荷エリアでは、各コンベヤ6,10,20により搬送されてきたケース2と集品容器16に収納された物品1の検品作業が実行され、その後梱包作業が実行され、続いて出荷作業が実行される。
【0025】
また図1に示すように、デパレタイザ9の近傍(デパレタイザ9のアームでケース2を支持することができる範囲)に、デパレタイザ9による移載対象のケース2が載置されたパレット8を、デパレタイザ9のケース移載位置まで供給する、チェーンコンベヤ装置からなる供給コンベヤ21が設けられている。そして、この供給コンベヤ21によりケース移載位置(コンベヤの一端)まで搬送されたパレット8上のケース2のバーコード(ケース2内の物品1を特定する情報に相当する)を読み取る第1バーコードリーダ22が設けられている。また供給コンベヤ21の他端に、ケース2が載置されたパレット8を供給する補充倉庫Qが設けられている。
【0026】
この補充倉庫Qは、ケース2が載置されたパレット8を保管しているパレット自動倉庫であり、補充倉庫Qには、ケース2が載置されたパレット8を保管する複数の物品保管部Rを有する2基の保管棚Sが物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置され、一方の保管棚Sの一端部側方に前記供給コンベヤ21が設けられ、他方の保管棚Sの一端部側方に物品受け台24が設けられ、さらに保管棚S間に形成された作業通路Tを自動走行し、物品受け台24と物品保管部Rの間でパレット8の入出庫を行い、また供給コンベヤ21と物品保管部Rの間でパレット8の入出庫を行うスタッカークレーン(搬送装置の一例)Uが設けられている。なお、前記複数の物品収納部Rは、上下多段かつスタッカークレーンUの走行方向(以下、前後方向と称す)に配列されている。また作業通路Tの一端側に入出庫指令をスタッカークレーンUに入力するコントローラ(以下、補充倉庫コントローラと称す)25が配置されている。また物品受け台24に載置されたパレット8上のケース2のバーコード(ケース2内の物品1を特定する情報に相当する)を読み取る第2バーコードリーダ26が設けられている。また供給コンベヤ21のスタッカークレーンU側端部には、パレット8をスタッカークレーンUとの間で受渡しを行うリフタ(図示せず)が設けられている。
【0027】
また搬入コンベヤ5の下流端にこの搬入コンベヤ5からスタッカークレーンCへ移載されるケース2のバーコード(ケース2内の物品1を特定する情報に相当する)を読み取る第3バーコードリーダ27が設けられている。
【0028】
上記構成の物品取扱い設備の制御構成図を図4に示す。
図4に示すように、設備コントローラ31が設けられ、この設備コントローラ31に、上記自動倉庫コントローラEと、デパレタイザ9のコントローラであるデパレタイザコントローラ33と、ピッキング表示器14のコントローラであるピッキングコントローラ34が接続されている。
【0029】
また自動倉庫コントローラEに、光送受信装置36を介してスタッカークレーンCが接続され、さらに搬出コンベヤ6と各スライダ3毎のケース検知センサ19と第3バーコードリーダ27が接続されている。またデパレタイザコントローラ33に、搬入コンベヤ5とデパレタイザ9と出荷コンベヤ10と補充倉庫コントローラ25と第1バーコードリーダ22が接続され、またピッキングコントローラ34に各スライダ3毎のピッキング表示器14が接続されている。また補充倉庫コントローラ25に、供給コンベヤ21と第2バーコードリーダ26が接続され、さらに光送受信装置37を介してスタッカークレーンUが接続されている。
【0030】
これらコントローラの動作を説明する前に、図4に示すように、設備コントローラ31にて形成され各コントローラE,33,34へ出力されるデータを説明する。これらデータの形成手順は後述する。
【0031】
自動倉庫コントローラEには、後述するピッキング作業データ確定時に、物品収納部Dから搬出コンベヤ6へ出庫する物品1のコード(物品を特定する情報)とケース2の数量からなる出庫データと、物品収納部Dからスライダ3へ移載する物品1のコード(物品を特定する情報)とケース2の数量からなる移載データが出力され、また所定時間毎に、搬入コンベヤ5から物品収納部Dへ入庫する物品1のコード(物品を特定する情報)とケース2の数量からなる入庫データが出力される。
【0032】
またピッキングコントローラ34には、各ユーザー毎に集品容器17へピッキングする物品1とその数量からなるピッキング作業データが出力される。
またデパレタイザコントローラ33には、後述するピッキング作業データ確定時に、ケース2を物品受け台21のパレット8から出荷コンベヤ10へ移載する物品1のコード(物品を特定する情報)とケース2の数量からなる出荷データが出力され、また所定時間毎に、ケース2を物品受け台21のパレット8から搬入コンベヤ5へ移載する物品1のコード(物品を特定する情報)とケース2の数量からなる搬入データが出力される。
【0033】
各コントローラの動作を説明する。
[自動倉庫コントローラE]
自動倉庫コントローラEには、図5(b)に示すように、予めスライダ設定データとして、ピッキング棚4の各スライダ3からピッキングされる物品1のコード(物品を特定する情報)が、各スライダ3のロケーション毎に設定され、また予め搬入コンベヤ5と搬出コンベヤ6に特定のロケーションが設定されている。
【0034】
また自動倉庫コントローラEは、図5(a)に示すように、棚管理データとして、物品保管部Dに保管されている物品1と入庫日が、各物品保管部Dのロケーション毎に管理され、記憶されている。
【0035】
そして、自動倉庫コントローラEは上記入庫データを入力すると、棚管理データを検索して、入庫するケース2の数量分の空きの物品保管部Dのロケーションを求め、第3バーコードリーダ27より搬入位置に搬送されてきたケース2のバーコード(物品1のコードに相当する)を入力すると、入庫データの物品1のコードと一致するかを確認し、一致すると、搬入コンベヤ5のロケーションと検索した空きの物品保管部Dのロケーションからなる指令データを光送受信装置36を介してスタッカークレーンCへ送信する。この指令データに応じてスタッカークレーンCによりケース2が搬入コンベヤ5から指令された物品保管部Dへ入庫され、入庫終了信号が光送受信装置36を介して返答されると、棚管理データを更新する(物品1を入庫した物品保管部Dのロケーションに入庫データの物品1のコードと入庫日を記憶する)とともに、入庫が終了した物品1のコードを設備コントローラ31へ出力する。この動作は入庫データの物品1が全て入庫されるまで実行される。
【0036】
また自動倉庫コントローラEは上記出庫データを入力すると、棚管理データを検索して、出庫する物品1(ケース2)を保管し、入庫日が最も早い物品保管部Dのロケーションを求め、検索した物品保管部Dのロケーションと搬出コンベヤ6のロケーションからなる指令データを光送受信装置36を介してスタッカークレーンCへ送信する。この指令データに応じてスタッカークレーンCによりケース2が指令された物品保管部Dから搬出コンベヤ6へ出庫され、出庫終了信号が光送受信装置36を介して返答されると、棚管理データを更新する(物品1を出庫した物品保管部Dのロケーションを空きとする)とともに、出庫が終了した物品1のコードを設備コントローラ31へ出力する。この動作は出庫データの物品1が全て出庫されるまで実行される。
【0037】
また自動倉庫コントローラEは上記移載データを入力すると、移載データの物品1毎に、棚管理データを検索して移載する物品1(ケース2)を保管し、入庫日が最も早い物品保管部Dのロケーションを求め、さらにスライダ設定データを検索して物品1(ケース2)を補充するスライダ3のロケーションを求め、検索した物品保管部Dのロケーションと検索したスライダ3のロケーションからなるケース移載データを形成する。続いて、検索したスライダ3のロケーションのケース検知センサ19が動作しているかどうかを確認し、動作しているとき、すなわちスライダ3がケース2で満杯であり、現状では移載できないとき、このケース移載データを保留とし、それ以外の保留されていないケース移載データを指令データとして順に光送受信装置36を介してスタッカークレーンCへ送信する。この指令データに応じてスタッカークレーンCによりケース2が指令された物品保管部Dからスライダ3へ移載され、移載終了信号が光送受信装置36を介して返答されると、棚管理データを更新する(物品1を出庫した物品保管部Dのロケーションを空きとする)とともに、移載が終了した物品1のコードを設備コントローラ31へ出力する。この動作はケース移載データの物品1(保留分を除く)が全て移載されるまで実行され、保留分を除いて終了すると移載終了信号を設備コントローラ31へ出力する。
【0038】
また保留されていたケース移載データは、スライダ3のロケーションのケース検知センサ19が不動作(オフ)となると、指令データとして光送受信装置36を介してスタッカークレーンCへ送信され、移載が実行される。
【0039】
また上記移載データと出庫データが同時に入力されると、同一物品1の移載および出庫があるかどうかを確認し、確認すると、図5(a)に示す棚管理データの入庫日を確認して同日に入庫している物品1を収納しているケース2が選択され、上記移載および出庫が行われる。これにより、同日に入庫している物品1が出荷され、製造日、ロットが同一の物品1をユーザーに出荷できるように調整している。
[ピッキングコントローラ34]
ピッキングコントローラ34には、自動倉庫コントローラEと同様に、予めスライダ設定データとして、ピッキング棚4の各スライダ3からピッキングされる物品1のコード(物品を特定する情報)が、各スライダ3のロケーション毎に設定されている{図5(b)参照}。
【0040】
そして、ピッキングコントローラ34は、上記ピッキング作業データを入力すると、ピッキング作業データとスライダ設定データから、図6に示すように、各スライダ3毎に、各ユーザーに集品される物品1の数量を求めてピッキング実行データを形成する。このピッキング実行データのスライダ3のロケーションがピッキング表示器14のロケーションとなり、ユーザーのナンバーと数量が、ピッキング表示器14に表示されるナンバーと数量のデータとなる。
【0041】
そして、設備コントローラ31よりピッキング作業開始信号(後述する)を入力すると、集品容器17が集品コンベヤ16の上流から投入されるユーザーのナンバー順にピッキング表示器14に表示データを送信して表示させる。ナンバー(01)の集品容器17が最初に投入されるとき、太枠で示すデータが各ロケーションのピッキング表示器に出力される。そして、この表示に基づいてピッキング作業者によりピッキングが実行され完了ボタンスイッチ13が押されると、このピッキング表示器14の表示を次のユーザーのナンバーと数量に切替える。これら動作は各ピッキング表示器14毎に実行され、全てのピッキング作業が終了すると、ピッキング終了信号を設備コントローラ31へ出力する。
[補充倉庫コントローラ25]
補充倉庫コントローラ25には、自動倉庫コントローラEと同様に、棚管理データとして、物品保管部Rに保管されているパレット8上のケース2に収納されている物品1のコードとケース2の数量が、各物品保管部Rのロケーション毎に管理され、記憶されている。
【0042】
そして、補充倉庫コントローラ25は、物品1のコードとケース2の数量からなる入庫データを入力すると、棚管理データを検索して、入庫するパレット8の数量分の空きの物品保管部Rのロケーションを求め、第3バーコードリーダ26より物品受け台24に載置されてきたパレット8上のケース2のバーコード(物品1のコードに相当する)を入力すると、入庫データの物品1のコードと一致するかを確認し、一致すると、物品受け台24のロケーションと検索した空きの物品保管部Rのロケーションからなる指令データを光送受信装置37を介してスタッカークレーンUへ送信する。この指令データに応じてスタッカークレーンUによりパレット8が物品受け台24から指令された物品保管部Rへ入庫され、入庫終了信号が光送受信装置37を介して返答されると、棚管理データを更新する(物品1を入庫した物品保管部Rのロケーションに入庫データの物品1のコードとケース2の数量を記憶する)。この動作は入庫データの物品1が全て入庫されるまで実行される。
【0043】
また補充倉庫コントローラ25は後述する物品1のコードとケース数量からなるパレット供給データを入力すると、棚管理データを検索して、供給する物品1(ケース2)を保管し、供給するケース2の個数を満足する物品保管部Rのロケーションを求め、供給コンベヤ21上にパレット8が載置されていないことを確認して、検索した物品保管部Rのロケーションと供給コンベヤ21のロケーションからなる指令データを光送受信装置37を介してスタッカークレーンUへ送信する。この指令データに応じてスタッカークレーンUによりパレット8が指令された物品保管部Rから供給コンベヤ21へ出庫され、出庫終了信号が光送受信装置37を介して返答されると、パレット8を出庫した物品保管部Rのロケーションとパレット供給データを組みにして記憶するとともに、供給コンベヤ21を駆動してパレット8をデパレタイザ9の移載位置まで搬送させる。
【0044】
そして補充倉庫コントローラ25は後述するパレット返却データを入力すると、供給コンベヤ21を駆動してケース2の移載が終了したパレット8をスタッカークレーンUの移載位置まで搬送させ、到着すると前記記憶したパレット8を出庫した物品保管部Rのロケーションと供給コンベヤ21のロケーションからなる指令データを光送受信装置37を介してスタッカークレーンUへ送信する。この指令データに応じてスタッカークレーンUによりパレット8が指令された供給コンベヤ21から物品保管部Rへ搬入され、搬入終了信号が光送受信装置37を介して返答されると、棚管理データを更新する{元のケース2の数量からパレット供給データのケース2の数量(デパレタイザ9により移載されたケースの数量に相当する)を減算して記憶する}。なお、ケース2の数量がゼロとなると、この空きパレット8を物品受け台24へ出庫する。
[デパレタイザコントローラ33]
デパレタイザコントローラ33は、上記出荷データを入力すると、この出荷データの物品1のコードとケース数量からなるパレット供給データを補充コントローラ25へ出力し、このパレット供給データに基づいてこの物品1を収納したケース2を積載したパレット8が移載位置まで供給コンベヤ21により搬送され、第1バーコードリーダ22によりバーコードデータ(表示した物品1のコードのデータに相当する)を入力すると、出荷データと一致するかを確認して、出荷コンベヤ10を駆動し、続いてその上流に物品1を移載可能か確認して、デパレタイザ9へ供給コンベヤ21の移載位置より出荷コンベヤ10へケース2を移載する移載する移載指令データを出力する。この移載指令データに基づいて、デパレタイザ9によりパレット8より出荷コンベヤ10へ、指令数量のケース2が順に移載され、移載終了信号を入力すると、パレット返却データを補充コントローラ25へ出力し、移載が終了したパレット8を補充倉庫Qへ戻させる。
【0045】
またデパレタイザコントローラ33は、上記搬入データを入力すると、この搬入データの物品1のコードとケース数量からなるパレット供給データを補充コントローラ25へ出力し、このパレット供給データに基づいてこの物品1を収納したケース2を積載したパレット8が移載位置まで供給コンベヤ21により搬送され、第1バーコードリーダ22によりバーコードデータ(表示した物品1のコードのデータに相当する)を入力すると、搬入データと一致するかを確認して搬入コンベヤ5を駆動し、続いてその上流に物品1を移載可能か確認して、デパレタイザ9へ供給コンベヤ21の移載位置より搬入コンベヤ5へケース2を移載する移載する移載指令データを出力する。この移載指令データに基づいて、デパレタイザ9によりパレット8より搬入コンベヤ5へ、指令数量のケース2が順に移載され、移載終了信号を入力すると、パレット返却データを補充コントローラ25へ出力し、移載が終了したパレット8を補充倉庫Qへ戻させる。
[設備コントローラ31]
設備コントローラ31は、注文データを入力すると、上記出庫データ、移載データ、ピッキング作業データ、および出荷データを形成して出力し、また所定時間毎に、入庫データと搬入データを形成して出力する。
【0046】
また設備コントローラ31は、図7(a)に示すように、物品在庫管理データとして、保管棚2に保管されているケース2(物品1)を、その物品1のコード(物品を特定する情報)とケース数量で管理し、また図7(b)に示すように、スライダ在庫管理データとして、ピッキング棚4に保管されている物品1の数量を、その物品1のコード(物品を特定する情報)と物品1の数量で管理している。
【0047】
また設備コントローラ31には、予め、保管棚Aに常に保管しておくべきケース2(物品1)の存在管理設定データとして、物品1のコード(物品を特定する情報)とケース数量、さらに1ケース2内の物品1の所定数量が、各物品1のコード毎に設定されている{図7(c)参照}。
【0048】
「注文データを入力したとき」
注文データを入力したときの設備コントローラ31の動作を図8のフローチャートにしたがって説明する。この動作は、バッチ毎、たとえば1エリア(1方面)、1ブロック、1台のトラックに搭載可能な量の単位で実行される。
【0049】
設備コントローラ31は、図9(a)に示す各ユーザーから注文された物品1の数量からなる注文データを入力すると(ステップ−1)、まずこの注文リストと存在管理設定データに記憶されているケース2内の物品1の所定数量をつき合わせて、図9(b)に示すように、各ユーザー毎および各物品1毎に、注文の数量を前記所定数量で除算してケース単位で出荷するケース2の数量と物品1単位で出荷する物品1の数量を求める(ステップ−2)。続いてこの図9(b)のデータの、太枠で示す、各ユーザー毎および各物品1毎の物品単位で出荷する物品1の数量によりピッキング作業データを形成する(ステップ−3)。
【0050】
次に、図9(b)のデータより、各物品1毎に、ケース単位で出荷するケース2の総量{図10(a)参照}と物品単位で出荷する物品1の総量{図10(b)参照}を求める(ステップ−4)。
【0051】
次に、各物品1毎の物品単位で出荷する物品1の総量と、図7(b)に示すスライダ在庫管理データをつき合わせて、物品1毎に、スライダ3においてピッキングして出荷するときに不足する数量を求め(ステップ−5)、続いてこれら不足する数量と存在管理設定データのケース2内の物品1の所定数量をつき合わせて、各物品1毎に補充するケース2の数量を求める。この各物品1毎に補充するケース2の数量が上記移載データとなる(ステップ−6)。
【0052】
次に、各物品1毎に、図7(a)に示す物品在庫管理データのケース数量から移載データのケース数量を減算して、移載後在庫管理データを形成し(ステップ−7)、続いて図10(a)に示す各物品1毎のケース単位で出荷するケース2の総量と、移載後在庫管理データをつき合わせて、各物品毎に、在庫管理のデータの数量が出荷総量以上かどうかを確認し(ステップ−8)、出荷総量以上のとき、出荷総量を出庫データとし(ステップ−9)、在庫管理のデータの数量が出荷総量未満のとき、在庫管理のデータの数量を出庫データとし、在庫管理のデータの数量を超えている数量を出荷データとする(ステップ−10)。これらにより、上記出庫データが出荷データより優先して形成され、物品保管部Dに保管されたケース2が優先して出荷される。
【0053】
このように注文データを入力したとき、バッチ毎にピッキング作業データと移載データと出庫データと出荷データが形成される。
続いて設備コントローラ31は、形成した移載データを自動倉庫コントローラEへ出力する(ステップ−11)。この移載データに基づいて自動倉庫コントローラEにより、上述したようにケース2が物品保管部Dからスライダ3へ移載されて、移載終了信号を入力すると(ステップ−12)、形成したピッキング作業データとピッキング作業開始信号をピッキングコントローラ34へ出力する(ステップ−13)。
【0054】
続いて、形成した出庫データを自動倉庫コントローラEへ出力し、形成した出荷データをデパレタイザコントローラ33へ出力して(ステップ−14)、注文データを入力したときの動作を終了する。
【0055】
「所定時間毎」
設備コントローラ31は、実際にピッキング作業が開始されると、所定時間毎に、各物品毎に、図7(c)に示す存在在庫管理データのケース数量から図7(a)に示す物品在庫管理データのケース数量を減算して、不足しているケース数量を求め、この求めたケース2の数量から、上記入庫データと搬入データを形成し(データは同一)、形成した入庫データを自動倉庫コントローラEへ出力し、形成した搬入データをデパレタイザコントローラ33へ出力する。
【0056】
「物品在庫管理データの更新」
設備コントローラ31は、自動倉庫コントローラEより、上記入庫が終了した物品1のコード、出庫が終了した物品1のコード、移載が終了した物品1のコードを入力する毎に、物品在庫管理データを更新する。すなわち、入庫が終了した物品1のコードを入力すると、この物品コードのケース2の数量に1を加算し、出庫または移載が終了した物品1のコードを入力すると、この物品コードのケース2の数量より1を減算する。
【0057】
「スライダ在庫管理データの更新」
設備コントローラ31は、ピッキングコントローラ34よりピッキング終了信号を入力すると、スライダ在庫管理データを更新する。すなわち、移載データにより、物品1毎に、スライダ3へ移載したケース2の数量に、存在管理設定データのケース2内の物品1の所定数量を乗算して、補充した物品1の総量を求め、この補充した物品1の総量に、ピッキング前の数量(更新前のスライダ在庫管理データの物品の数量)を加算し、ピッキング作業データのピッキングされる数量を減算して、ピッキング終了時の各物品1毎の残り数量を求めて、スライダ在庫管理データとする。
【0058】
以下、上記構成における作用を説明する。
「ピッキング作業者によるピッキング作業開始前」
注文データが設備コントローラ31へ入力されると、上記出庫データ、移載データ、ピッキング作業データ、および出荷データが形成され、まず移載データが自動倉庫コントローラEへ出力され、自動倉庫コントローラEによりスタッカークレーンCが駆動されて、物品保管部Dからスライダ3へケース2が補充される。なお、上述したようにケース2を補充できないときは、ケース検知センサ19がオフとなる毎に、ケース2が補充される。
「ピッキング作業者によるピッキング作業開始後」
スライダ3へのケース2の補充が終了すると、ピッキング作業開始が指令され、ピッキング表示器14に表示されるデータにしたがってピッキング作業が実行される。またピッキング作業開始と同時に、出庫データが自動倉庫コントローラEへ出力され、出荷データがデパレタイザコントローラ33へ出力される。出庫データに応じて自動倉庫コントローラEにより物品保管部Dから搬出コンベヤ6へケース2が搬出されて出荷エリアへ搬送され、また出荷データに応じてデパレタイザコントローラ33によりデパレタイザ9が駆動され、ケース2が供給コンベヤ21の移載位置に搬送されてくるパレット8より出荷コンベヤ10へ移載され、出荷エリアへ搬送される。
【0059】
そして、ピッキング作業が終了すると、上記スライダ在庫管理データの更新が実行される。
「ピッキング作業開始後所定時間毎」
また所定時間毎に、上記入庫データと搬入データが形成され、入庫データが自動倉庫コントローラEへ出力され、搬入データがデパレタイザコントローラ33へ出力される。搬入データに応じてデパレタイザコントローラ33によりデパレタイザ9が駆動され、ケース2が供給コンベヤ21の移載位置に搬送されてくるパレット8より搬入コンベヤ5へ移載され、保管棚Aへ搬送され、自動倉庫コントローラEは入庫データに応じてスタッカークレーンCを駆動して搬入コンベヤ5により搬送されてきたケース2を物品保管部Dへ保管する。
【0060】
また物品在庫管理データの更新は、上述したように、自動倉庫コントローラEから設備コントローラ31へ出力される物品1のコードに基づいて実行される。
以上のように本実施の形態によれば、所定時間毎(所定の時点毎)に、予め設定された物品1別のケース2の存在数、すなわち図7(c)に示す存在在庫管理データのケース数量と、管理している各物品保管部Dに保管されているケース2、すなわち図7(a)に示す物品在庫管理データのケース数量とが比較され、存在数より不足しているケース2がスタッカークレーンCにより搬入コンベヤ5(外部)から保管棚Aの物品保管部Dへ搬入され、補充される。またピッキング作業データの引き当てが確定したときに、すなわち注文データよりピッキング作業データが形成されたときに、ピッキング作業データによりピッキングする物品1が引き当てられた各スライダ3の物品1の数量と、管理している物品1の数量、すなわち図7(b)に示すスライダ在庫管理データの物品1の数量を比較して、管理している物品1の数量が不足しているとき、この数量が不足している物品1を収納したケース2が、スタッカークレーンCにより物品保管部Dからスライダ3へ搬送され、補充される。
【0061】
このように、ピッキング作業データの引き当てが確定したときに、補充に時間を要しない、保管棚Aの物品保管部Dからピッキング棚4のスライダ3への物品1の補充が行われることにより、上記確定からピッキング作業開始(出荷開始)までの作業遅延を改善することができ、また所定の時点毎に、補充に時間を要する、外部から保管棚Aの物品保管部Dへの物品1の補充が行われることにより、優先されるピッキング作業のためにスライダ3へケース2を補充する動作が、物品保管部Dへケース2を補充する動作により妨害されることをなくすことができ、全体の作業効率を改善することができる。
【0062】
また本実施の形態によれば、スタッカークレーンCにより物品保管部Dより搬出されたケース2を出荷エリアへ搬送する搬出コンベヤ6が設けられ、出庫データによりケース単位でピッキング作業データの引き当てがあると、このケース2はスタッカークレーンCにより物品保管部Dから搬出コンベヤ6へピッキング棚4を経由せずに直接搬出されて出荷されることにより、保管棚の物品保管部Dに保管されたケース2ごとケース単位で出荷することができる。また上記移載データと出庫データが同時に入力されると、入庫日が同日の物品1(ケース2)が搬出コンベヤ6へ搬出され、またスライダ3へ移載されてピッキングされることにより、スライダ3においてピッキングされている物品1のロット(あるいは製造日)と搬出コンベヤ6から搬出されるケース2に収納されている物品1のロット(あるいは製造日)を同一とすることが可能となり、異なるロット(あるいは製造日)の物品1が同日に出荷されることを回避することができる。
【0063】
また本実施の形態によれば、保管棚Aを経由せずに外部からケース2を直接出荷する出荷コンベヤ10が設けられ、出荷データによりケース2単位でピッキング作業データの引き当てがあると、出荷コンベヤ10により保管棚Aを経由せずに外部からケース2が直接出荷されることにより、予測を超えた注文、あるいは緊急の注文に迅速に対応して出荷することができる。
【0064】
また本実施の形態によれば、ケース単位でピッキング作業データにより引き当てがあると、引き当てられたケース2は、出荷コンベヤ10により出荷されるか、あるいはスタッカークレーンCにより物品保管部Dから搬出コンベヤ6へ搬出され出荷されることにより、ケース単位での出荷エリアへの搬送ラインを2ルートを確保することができ、柔軟な運用を可能とすることができる。
【0065】
また本実施の形態によれば、バッチ毎にピッキング作業、出庫作業、出荷作業が実行されることにより、各エリア(方面)あるいはブロックあるいは1台のトラックに搭載可能な量の単位でケース2および集品容器17を集めて出荷エリアへ搬送することができ、出荷エリアでの作業の効率およびユーザーへの搬送の効率を改善することができる。
【0066】
なお、本実施の形態では、搬入コンベヤ5により保管棚Aへ搬送されたケース2はスタッカークレーンCにより物品保管部Dへ保管されているが、上記搬入コンベヤ5と搬出コンベヤ6が設けられていることにより、出荷コンベヤ10が不調のとき、ケース2を搬入コンベヤ5から直接搬出コンベヤ6へスタッカークレーンCにより移載することもできる。このとき、出荷データは、パレット8から搬入コンベヤ5へのデータとされてデパレタイザコントローラ33へ出力され、さらに搬入コンベヤ5から直接搬出コンベヤ6へ移載するデータとして自動倉庫コントローラEへ出力される。またケース2を搬入コンベヤ5から直接搬出コンベヤ6へスタッカークレーンCにより移載することにより、緊急の出荷作業に対処することができる。
【0067】
また本実施の形態では、搬入コンベヤ5により保管棚Aへ搬送されたケース2は物品保管部Dへ一旦保管された後、ピッキング棚4のスライダ3へ搬送(補充)されているが、スタッカークレーンCにより搬入コンベヤ5によって搬送されてきたケース2を、直接(物品保管部Dへ保管することなく)ピッキング棚4のスライダ3へ搬送(補充)することも可能である。このとき、ケース2を一旦保管する作業が不要となることから、作業効率が改善される。ケース2の出荷頻度(物品1のピッキングの頻度)が低いときに有効である。
【0068】
また本実施の形態では、ピッキング作業を、集品容器17に取り付けられたユーザー番号とディジタル表示器11が表示されたピッキング表示器14のユーザー番号を確認して行っているが、ユーザー番号を確認することなく、ユーザー番号無しでピッキング作業を実行できるようにすることもできる。このとき、ピッキング棚4を集品コンベヤ16に沿って各ピッキング作業者が担当するゾーンに分離し、集品コンベヤ16を同期駆動式コンベヤとし、この同期駆動式コンベヤをピッキングコントローラ34により駆動可能とし、そして同期駆動式コンベヤに各ゾーンに1ユーザーの集品容器17を載置し、ピッキングコントローラ34は各ゾーンにおけるピッキング作業が全て終了したことを確認したとき同期駆動式コンベヤを駆動して、集品容器17を下流の次のゾーンへ移動させ、各ゾーンのピッキング表示器14に、移動してきた集品容器17のユーザーのデータを表示させる。
【0069】
また本実施の形態では、物品ピッキング部としてスライダ3を使用しているが、必ずしもケース2を滑らせて前方へ移動させる必要はなく、単にケース2が載置され、物品1がなくなったときに、前方へ引き出すことができる構成となっていればよい。
【0070】
また本実施の形態では、ピッキング棚4を一方の保管棚Aの下段の複数列の物品保管部Dを利用して設けているが、このような保管棚Aの下段に限ることはなく、スタッカークレーンCの走行方向の延長線に沿って一方の保管棚Aの側方に独立して設けてもよい。
【0071】
また本実施の形態では、集品容器17を集品コンベヤ16により移動させているが、コンベヤに限ることはなく、台車などで移動させながらピッキング作業が行ってもよい。
【0072】
また本実施の形態では、ケース検知センサ19を使用してスライダ3がケース2で満杯であるかの確認を行っているが、ケース検知センサ19を無くし、ピッキング作業の実行に伴って各スライダ3に収納されているケース2の数量(物品1の数量)を確認することにより、スライダ3がケース2で満杯であるかを確認するようにすることもできる。このとき、スタッカークレーンCに、ケース2を搬送(補充)するスライダ3がケース2で満杯かどうかを確認する2重搬入防止用センサを設け、2重搬入防止用センサによりケース2が確認されると、搬送(補充)を中止し、搬送するケース2がスライダ2内のケースと接触して落下するなどの事態の発生を防止する。
【0073】
また本実施の形態では、バーコードリーダ22,27を設けて、ケース2の移動を確認しているが、搬送するケース2のデータを管理することによりバーコードリーダ22,27を無くすことが可能である。
【0074】
また本実施の形態では、補充倉庫Qを設けて供給コンベヤ21を介してデパレタイザ9へパレット8を供給しているが、このような補充倉庫Qと供給コンベヤ21から供給することに限ることはなく、デパレタイザ9のケース移載位置に物品受け台を設け、この物品受け台にパレット8が搬送されてくるようにしてもよい。このとき、物品受け台の近くに物品受け台へ搬送する物品1を指令するディジタル表示器からなる指令表示器を設け、デパレタイザコントローラ33は上記搬入データまたは出荷データに基づいて指令表示器に物品受け台へ搬送する物品1のコードを表示させる。作業者はこの表示にしたがって、表示された物品1を収納したケース2が載置されたパレット8を物品受け台に搬送する。
【0075】
また本実施の形態では、自動倉庫FSにおいて搬送装置としてスタッカークレーンCを使用しているが、スタッカークレーンCに代えて、保管棚Aの上下高さのほぼ全域にわたって垂直方向に昇降される昇降体と、この昇降体3上に移動自在に設けられる走行体と、この走行体上に設けられ、物品1の受け渡しを行うフォーク装置を備え、保管棚Aの物品保管部Dまたはピッキング棚4のスライダ3または搬入コンベヤ5または搬出コンベヤ6に対して物品1の受け渡しを行うことができる搬送装置としてもよい。
【0076】
また本実施の形態では、左右方向に並設された各保管棚Aをそれぞれ、前後方向に物品保管部Dを有する構成としているが、各保管棚Aを前後方向のみでなく左右方向(奥行き方向)に物品保管部Dを並べた構成とすることもできる。このとき、スタッカークレーンCのフォーク装置を、フォーク(出し入れ具)が各保管棚Aの左右方向の各物品保管部Dに対して位置決め出退可能な構成(ダブルディープタイプ)とする。
【0077】
また本実施の形態では、搬入コンベヤ5と搬出コンベヤ6をそれぞれ1台設置しているが、1台に限ることはなく、複数台設けて、スタッカークレーンCと物品1の受け渡しを行うようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、所定の時点毎に、補充に時間を要する、外部から保管棚の物品保管部への物品の補充が行われ、またピッキング作業データの引き当てが確定したときに、補充に時間を要しない、保管棚の物品保管部からピッキング棚の物品ピッキング部への物品の補充が行われることにより、全体の作業効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における物品取扱い設備の配置図である。
【図2】同物品取扱い設備の要部斜視図である。
【図3】同物品取扱い設備を説明するための模式図である。
【図4】同物品取扱い設備の制御構成図である。
【図5】同物品取扱い設備の自動倉庫コントローラに記憶管理されているデータの図である。
【図6】同物品取扱い設備のピッキングコントローラに記憶管理されているデータの図である。
【図7】同物品取扱い設備の設備コントローラに記憶管理されているデータの図である。
【図8】同物品取扱い設備の設備コントローラの注文データを入力したときの動作を説明するフローチャートである。
【図9】同物品取扱い設備の設備コントローラに記憶管理されているデータの図である。
【図10】同物品取扱い設備の設備コントローラにおいて形成されるデータの形成手順を示す説明図である。
【符号の説明】
FS 自動倉庫
A,S 保管棚
C,U スタッカークレーン
D,R 物品保管部
E 自動倉庫コントローラ
Q 補充倉庫
1 物品
2 ケース
3 スライダ
4 ピッキング棚
5 搬入コンベヤ
6 搬出コンベヤ
9 デパレタイザ
10 出荷コンベヤ
14 ピッキング表示器
16 集品コンベヤ
17 集品容器
19 ケース検知センサ
21 供給コンベヤ
22,26,27 バーコードリーダ
25 補充倉庫コントローラ
31 設備コントローラ
33 デパレタイザコントローラ
34 ピッキングコントローラ
Claims (4)
- 物品を収納した容器を保管する複数の物品保管部を有する保管棚と、
内側部から格納された前記容器を外側部へ順に移動可能で、外側部から前記容器あるいは物品を取り扱い可能とした物品ピッキング部を複数設けたピッキング棚と、
前記容器を外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、また前記物品保管部に保管されている前記容器を前記ピッキング棚の物品ピッキング部へ搬送する搬送装置を備え、
前記各物品保管部に保管されている前記容器を管理し、前記各物品ピッキング部に格納されている物品の数量を管理している物品取扱い設備であって、
前記搬送装置により前記容器を搬出する搬出ラインを設け、
所定時間毎に、予め設定された保管棚に常に保管しておくべき物品別の前記容器数と、前記管理している各物品保管部に保管されている前記容器数とを比較し、前記予め設定された前記容器数より不足している前記容器を前記搬送装置により外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、
ピッキング作業データの引き当てが確定したときに、前記ピッキング作業データによりピッキングする物品が引き当てられた各物品ピッキング部の物品の数量と、前記管理している物品の数量を比較して、管理している物品の数量が不足しているとき、この数量が不足している物品を収納した容器を、前記搬送装置により前記物品保管部から前記物品ピッキング部へ搬送するとともに、
前記容器単位でピッキング作業データにより引き当てがあると、引き当てられた前記容器を前記搬送装置により前記物品保管部から前記搬出ラインへ搬出し出荷すること
を特徴とする物品取扱い設備。 - 物品を収納した容器を保管する複数の物品保管部を有する保管棚と、
内側部から格納された前記容器を外側部へ順に移動可能で、外側部から前記容器あるいは物品を取り扱い可能とした物品ピッキング部を複数設けたピッキング棚と、
前記容器を外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、また前記物品保管部に保管されている前記容器を前記ピッキング棚の物品ピッキング部へ搬送する搬送装置を備え、
前記各物品保管部に保管されている前記容器を管理し、前記各物品ピッキング部に格納されている物品の数量を管理している物品取扱い設備であって、
前記搬送装置により前記容器を搬出する搬出ラインと、
外部から前記保管棚へ前記容器を搬入する搬入ラインと、
を設け、
所定時間毎に、予め設定された保管棚に常に保管しておくべき物品別の前記容器数と、前記管理している各物品保管部に保管されている前記容器数とを比較し、前記予め設定された前記容器数より不足している前記容器を前記搬送装置により外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、
ピッキング作業データの引き当てが確定したときに、前記ピッキング作業データによりピッキングする物品が引き当てられた各物品ピッキング部の物品の数量と、前記管理している物品の数量を比較して、管理している物品の数量が不足しているとき、この数量が不足している物品を収納した容器を、前記搬送装置により前記物品保管部から前記物品ピッキング部へ搬送するとともに、
前記容器単位でピッキング作業データにより引き当てがあると、引き当てられた前記容器を前記搬送装置により前記搬入ラインから前記搬出ラインへ搬送し出荷すること
を特徴とする物品取扱い設備。 - 物品を収納した容器を保管する複数の物品保管部を有する保管棚と、
内側部から格納された前記容器を外側部へ順に移動可能で、外側部から前記容器あるいは物品を取り扱い可能とした物品ピッキング部を複数設けたピッキング棚と、
前記容器を外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、また前記物品保管部に保管され ている前記容器を前記ピッキング棚の物品ピッキング部へ搬送する搬送装置を備え、
前記各物品保管部に保管されている前記容器を管理し、前記各物品ピッキング部に格納されている物品の数量を管理している物品取扱い設備であって、
前記保管棚を経由せずに外部から前記容器を直接出荷する出荷ラインを設け、
所定時間毎に、予め設定された保管棚に常に保管しておくべき物品別の前記容器数と、前記管理している各物品保管部に保管されている前記容器数とを比較し、前記予め設定された前記容器数より不足している前記容器を前記搬送装置により外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、
ピッキング作業データの引き当てが確定したときに、前記ピッキング作業データによりピッキングする物品が引き当てられた各物品ピッキング部の物品の数量と、前記管理している物品の数量を比較して、管理している物品の数量が不足しているとき、この数量が不足している物品を収納した容器を、前記搬送装置により前記物品保管部から前記物品ピッキング部へ搬送するとともに、
前記容器単位でピッキング作業データにより引き当てがあると、引き当てられた前記容器を外部から直接前記出荷ラインにより出荷すること
を特徴とする物品取扱い設備。 - 物品を収納した容器を保管する複数の物品保管部を有する保管棚と、
内側部から格納された前記容器を外側部へ順に移動可能で、外側部から前記容器あるいは物品を取り扱い可能とした物品ピッキング部を複数設けたピッキング棚と、
前記容器を外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、また前記物品保管部に保管されている前記容器を前記ピッキング棚の物品ピッキング部へ搬送する搬送装置を備え、
前記各物品保管部に保管されている前記容器を管理し、前記各物品ピッキング部に格納されている物品の数量を管理している物品取扱い設備であって、
前記保管棚を経由せずに外部から前記容器を直接出荷する出荷ラインと、
前記搬送装置により前記容器を搬出する搬出ラインと、
を設け、
所定時間毎に、予め設定された保管棚に常に保管しておくべき物品別の前記容器数と、前記管理している各物品保管部に保管されている前記容器数とを比較し、前記予め設定された前記容器数より不足している前記容器を前記搬送装置により外部から前記保管棚の物品保管部へ搬入し、
ピッキング作業データの引き当てが確定したときに、前記ピッキング作業データによりピッキングする物品が引き当てられた各物品ピッキング部の物品の数量と、前記管理している物品の数量を比較して、管理している物品の数量が不足しているとき、この数量が不足している物品を収納した容器を、前記搬送装置により前記物品保管部から前記物品ピッキング部へ搬送するとともに、
前記容器単位でピッキング作業データにより引き当てがあると、
引き当てられた前記容器を前記出荷ラインにより出荷するか、
あるいは引き当てられた前記容器を前記搬送装置により前記物品保管部から前記搬出ラインへ搬出し出荷すること
を特徴とする物品取扱い設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002301183A JP4026468B2 (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | 物品取扱い設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002301183A JP4026468B2 (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | 物品取扱い設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004137002A JP2004137002A (ja) | 2004-05-13 |
JP4026468B2 true JP4026468B2 (ja) | 2007-12-26 |
Family
ID=32449587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002301183A Expired - Lifetime JP4026468B2 (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | 物品取扱い設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4026468B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007210773A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Itoki Corp | 荷の保管処理設備 |
JP2009280294A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-12-03 | Yamato Logistics Co Ltd | 物品搬送システム |
KR101628999B1 (ko) * | 2010-05-26 | 2016-06-13 | 아마존 테크놀로지스, 인크. | 물류 처리 시설에서 프로세스 관리를 위한 시스템 및 방법 |
JP2012001293A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Toyota Motor Corp | ピッキング装置 |
JP6011491B2 (ja) * | 2013-08-26 | 2016-10-19 | 株式会社ダイフク | 物品保管設備 |
JP6652403B2 (ja) * | 2016-02-25 | 2020-02-19 | 矢崎総業株式会社 | 仕分けシステム |
JP6940432B2 (ja) * | 2018-03-13 | 2021-09-29 | 株式会社日立インダストリアルプロダクツ | 搬送システム |
JP7318860B2 (ja) | 2020-12-22 | 2023-08-01 | トーヨーカネツ株式会社 | 物流システム |
-
2002
- 2002-10-16 JP JP2002301183A patent/JP4026468B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004137002A (ja) | 2004-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5825348B2 (ja) | ピッキング及び仕分けシステム | |
TWI665616B (zh) | 倉儲管理系統及其方法 | |
JP6589649B2 (ja) | 物品保管設備 | |
JP6600727B1 (ja) | ピッキング荷合わせシステム | |
JP2023527471A (ja) | 多機能在庫品取り扱いステーションアセンブリ | |
JP5748107B2 (ja) | 物品仕分設備の物品入出庫方法 | |
JP5338692B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP4026468B2 (ja) | 物品取扱い設備 | |
JP5303914B2 (ja) | 自動倉庫の仕分けシステム | |
JP2004010289A (ja) | 物流設備 | |
JP5082059B2 (ja) | ピッキング自動倉庫 | |
JP6421875B2 (ja) | 集品システム及び集品方法 | |
JP4680547B2 (ja) | 個別配分装置及びその動作方法 | |
CN112292336A (zh) | 订单履行的系统和方法 | |
JP4370377B2 (ja) | ピッキング自動倉庫 | |
JP4367310B2 (ja) | 仕分けシステム | |
JP2016210547A (ja) | ピッキングシステム | |
JP4086672B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP4023181B2 (ja) | 物流設備 | |
JP2023047031A (ja) | 無人移送車によるピッキングシステム | |
JP6107501B2 (ja) | 仕分け設備 | |
JP4296254B2 (ja) | ピッキング装置及び方法 | |
JP3013905B2 (ja) | 自動倉庫の入出庫方法 | |
JP2974220B2 (ja) | 物品の入庫方法 | |
JP7192184B1 (ja) | 無人移送車による多層ピッキングシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070619 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070817 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070918 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071001 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4026468 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |