JP5082059B2 - ピッキング自動倉庫 - Google Patents

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Description

本発明はピッキング自動倉庫に関する。
従来、JIS Z 0105輸送包装系列寸法に示されるように、複数の物品を収容したケースを積載するパレットは、長さ1100mm〜1200mm、幅1100mm〜1000mmとする広幅パレットを用いることが主流になっている。このため、従来の自動倉庫では、保管棚の棚サイズ、パレットの入出庫ラインのコンベヤサイズの全てを、広幅パレットを受入れ可能とする広幅サイズにしている。
物品の多品種化や直送化(問屋等の中間在庫拠点を省き直接小売業の配送センターへ届ける)によるオーダーの小粒化に対し、従来の広幅パレットを基準にする自動倉庫での保管やハンドリングには以下の問題点がある。
広幅パレットのパレット荷が同一品種物品の荷姿を大型大重量にし、一定のスペースに多品種のパレットを保管することを困難にし、自動倉庫の設置に広いスペースを必要とする。
自動倉庫が広幅の保管棚やコンベヤラインで埋まり、クレーン台数の設置台数を多くできない。このため、時間当たり出庫パレット数(出庫能力)を多くできず、出荷スピードを上げることができず、配送先への納品の時間指定に対応することに困難がある。
広幅パレットから直接ケース単位/バラ単位のピッキングを行なおうとすると、取り出し側からみてパレットの奥行方向に手が届かず、ピッキング作業性が悪い。これを解消するためには、自動倉庫内の出荷ラインにデパレタイズ装置を設け、パレット上のケースをデパレタイズしてピッキングゾーンに供給する必要があり、自動倉庫の構成が複雑になる。
本発明の課題は、自動倉庫のスペースを有効に利用でき、出庫能力を上げ、ピッキング作業性を向上することにある。
請求項1の発明は、高荷棚と、低荷棚と、左右一対をなす小刻みのピッチで多段状に固定するパレット受けを備え、入庫口に配置される荷高さ検出器によるパレット荷の高さの検出結果に基づいてスタッカークレーンによりいずれの段の一対のパレット受けに差し込むかを制御することにより物品を収容したケースを搭載したパレット荷の高さに応じて棚高さが調整可能な棚と、を有する保管庫と、物品を収容したケースを搭載したパレットを保管庫に入庫する入庫コンベヤと、前記保管庫から出庫した物品を収容したケースを搭載したパレットの前記物品をピッキングするためのピッキング表示器と、を備え、入庫時に保管状態になっていない高荷棚がある場合に前記パレットへの積付段数を高荷棚高さに収まる高段数分とする積付け指示を行うよう制御されているピッキング自動倉庫に関するものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、ピッキング後に再入庫されるパレットの荷の高さに対する荷高さ検出器による検出結果に基づき、低荷棚に格納可能な高さのパレット荷は低荷棚に再入庫するよう制御されるものである。
請求項1の発明によれば下記作用がある。幅パレットのパレット荷は同一品種物品の荷姿を小型軽量化し、一定のスペースに多品種のパレットを保管でき、自動倉庫を狭いスペースに設置できる。
管庫が高荷棚と低荷棚を備えることにより、多品種小口出荷の繰り返しにより積み付け段数が低くなった再入庫狭幅パレットを低荷棚に入れ、この低荷棚の狭幅パレットが高荷棚に入ることによる保管効率の低下を回避する。このとき、入庫時には、高荷棚への入庫を優先して狭幅パレットの積載(段数)効率の向上を図る。また、再入庫時には、低荷棚への入庫を優先して自動倉庫の保管効率の向上を図る。
図1は第1実施形態のピッキング自動倉庫を示す模式図である。 図2は狭幅パレットと広幅パレットを示す模式図である。 図3は第2実施形態のピッキング自動倉庫を示す模式図である。 図4は第2実施形態の保管庫を示す断面図である。 図5は第2実施形態の保管庫を示す正面図である。
図1は第1実施形態のピッキング自動倉庫を示す模式図、図2は狭幅パレットと広幅パレットを示す模式図、図3は第2実施形態のピッキング自動倉庫を示す模式図、図4は第2実施形態の保管庫を示す断面図、図5は第2実施形態の保管庫を示す正面図である。
(第1実施形態)(図1、図2)
図1のピッキング自動倉庫10は、複数の同一品種物品を収容したケース1を狭幅サイズの狭幅パレット11に積載し、入庫ライン31から搬入される狭幅パレット11を、多段多列(本実施形態では6列)をなす複数の保管棚21を備えた狭幅パレット保管庫20のいずれかの保管棚21に入庫保管する。
狭幅パレット11は、図2(A)に示す如く、長さ×幅を例えば1320mm×550mm、1100mm×660mmの如くの狭幅サイズ(長さ1100mm〜1320mmの範囲内、幅650mm〜550mmの範囲内)とし、同一品種物品について、物品をケース単位で収容するケース1の他、物品をバラ単位(1個単位)で収容するトレー、コンテナ、開封したケース等のバラ搬送容器2を混載可能としている。尚、狭幅パレット11に対する広巾パレット12は、図2(B)に示す如く、長さ×幅を例えば1100mm×1100mmの如くの広幅サイズとするものである。狭幅パレット11のパレット面積は、広幅パレット12の60%程度になる。
保管庫20は相対する2列の保管棚21の間に、各列の保管棚21の棚間口に沿ってスタッカクレーン22を配置している。
ピッキング自動倉庫10は、保管庫20の保管棚21から出庫される狭幅パレット11を搬出する出庫ライン32、出庫ライン32につながる荷仕分搬送ライン33、荷仕分搬送ライン33につながる再入庫ライン34を有し、それらの各ラインに渡って狭幅パレット11を搬送する搬送コンベヤ35(搬送手段)を備える。
出庫ライン32から荷仕分搬送ライン33への入口にはバーコードリーダ36が設置されており、バーコードリーダ36は保管庫20の各保管棚21から出庫されて荷仕分搬送ライン33に入る狭幅パレット11の品種を読み取り、これを制御コンピュータに入力する。狭幅パレット11の品種は、狭幅パレット11やその上のケース1に付されているバーコードから読み取る。但し、バーコード以外の二次元コード、IDタグ等の識別手段を用いても良い。
荷仕分搬送ライン33の搬送コンベヤ35は、出荷場(プラットホーム40)を移動し、荷仕分搬送ライン33の前面には配送先(店)毎に割り当てたロールボックス42が着脱する出荷ゾーン41が設けられる。荷仕分搬送ライン33の搬送コンベヤ35は、出荷ゾーン41に割り当てられた複数、例えば2個のロールボックス42に対し各1個をなす、複数のピッキングゾーン37を形成する。
このとき、制御コンピュータは前述のバーコードリーダ36の読み取り結果に基づき、荷仕分搬送ライン33に入った狭幅パレット11の品種物品を取出すべきロールボックス42が対応配置されている各ピッキングゾーン37に順次、当該品種の狭幅パレット11を自動的に一次停止させる。そして、制御コンピュータは、各ピッキングゾーン37において、出荷ゾーン41の各ロールボックス42に対応して設けてあるピッキング表示器43(ケースピッキング表示器とバラピッキング表示器)に、各ピッキングゾーン37に停止している狭幅パレット11の品種物品の取出し数を点灯表示する。作業者がピッキング表示器43に表示された物品数を、狭幅パレット11のケース1のケース単位で、又はケース1もしくはバラ搬送容器2からバラ単位で対応するロールボックス42にピッキングし、完了ボタンを押すとピッキング表示器43は消灯する。ピッキングゾーン37でのピッキングが完了すると、狭幅パレット11は次のピッキングゾーン37へと搬送される。
荷仕分搬送ライン33の搬送コンベヤ35は、狭幅パレット11の搬送姿勢を、ピッキングゾーン37での作業者による物品取出し側からみて奥行方向に、狭幅パレット11の狭幅サイズが位置するようにしている。
荷仕分搬送ライン33において、ピッキングゾーン37の最終ゾーンの出側(最終端)には、狭幅パレット11上の残物品数を表示する端末機44(ケース残数表示器とバラ残数表示器)を備え、人手によりチェックした狭幅パレット11上の実残数との比較により出荷検品を行なうことができる。比較結果が一致していればOK入力する。不一致であれば、ピッキングゾーン37で点灯中のピッキング表示器43が全て消灯したピッキング作業の完了タイミングで、当該不一致品種のピッキング数量を各ピッキング表示器43に再表示し、対応するロールボックス42の実ピッキング数をチェックし、ピッキングミス又は在庫データミスを修正する。
荷仕分搬送ライン33から再入庫ライン34に入った狭幅パレット11は、残数のある狭幅パレット11であれば空の保管棚21へ割り当てられ、空の狭幅パレット11であれば空パレット集積装置38が割り当てられる。
以下、ピッキング自動倉庫10の出荷手順について説明する。ピッキング自動倉庫10が例えば食品工場において、10℃〜2℃の低温保管や、品種別の賞味期限管理(古いものから出す、同一届先に2つの賞味期限の品を出さない)を行ない、届先の指定納品時間に合わせて車単位の出荷を行なうに対し、ドライバーがプラットホーム(出荷場40)の車単位出荷品の中から届先別にピッキング、検品、車内運搬、車積み(5〜10件)を行ない、一定の限られた冷蔵スペースを有効かつ出荷スピードを上げるため、以下の手順により、一定スペースの自動倉庫10を有効活用して保管量の増加と車単位届先別のピッキングを迅速・正確に行なって出荷のスピードを上げる。
(1)車単位届先別のオーダーを制御コンピュータは受信すると、制御コンピュータは届先別に出荷ゾーン41のロールボックス42を割り当て、品種別出荷総数を計算し、バッチ出荷、ピッキングデータを作成しバッチピッキングを開始する。
(2)保管棚20の在庫データの中から該当品種と賞味期限(入庫日でも良い)データの古いものを出荷対象パレットとして選び出し、該当スタッカクレーン22に対して保管棚21の中から取り出すべき出庫棚ロケーションへの出庫指示を行なう。
(3)保管庫20の保管棚21から、スタッカクレーン22を用いて、必要取出品種物品の狭幅パレット11を出庫ライン32に出庫する。出庫ライン32から荷仕分搬送ライン33へ搬入される狭幅パレット11の物品品種がバーコードリーダ36により識別され、この識別情報が制御コンピュータに送信される。
(4)識別情報により制御コンピュータは荷仕分搬送ライン33の制御装置に対して届先別の出荷ゾーン41のピッキングデータ(残数データも含む)を送信し、狭幅パレット11をピッキングゾーン37へと送り出す。
(5)荷仕分搬送ライン33の各ピッキングゾーン37に、当該ピッキングゾーン37に対応するロールボックス42に対してピッキングされるべき物品品種の狭幅パレット11が入ると、当該狭幅パレット11を当該ピッキングゾーン37に一時停止し、当該ロールボックス42のピッキング表示器43(ケースピッキング表示器とバラピッキング表示器)にピッキング数量を点灯表示する。
(6)作業者はピッキング表示器43をみて、狭幅パレット11から必要数の物品をケース単位又はバラ単位で取出し、これをロールボックス42に収納し、完了ボタンを押すとピッキング表示器43が消灯する。作業者をピッキングロボットに置き換えた場合には、ピッキング表示器43は不要になる。
(7)当該ピッキングゾーン37のピッキングが完了すると、狭幅パレット11は次のピッキングゾーン37へと発進し、次のピッキングゾーン37におけるピッキング表示器43の表示に基づいてピッキングを繰り返す。
(8)ピッキングゾーン37の最終ゾーンの出側に狭幅パレット11が到着すると、端末機44に当該狭幅パレット11上にあるべき残物品数が表示され、人手によりチェックした実残数との比較により出荷検品を行なう。比較結果が一致していればOK入力する。不一致であれば、ピッキングゾーン37で点灯中のピッキング表示器43が全て消灯したピッキング作業の完了タイミングで、当該不一致品種のピッキング数量を各ピッキング表示器43に再表示して、対応するロールボックス42の実ピッキング数をチェックし、ピッキングミスを修正する。同時に、制御コンピュータの在庫データミスがあればこれを修正することができ、棚卸し作業なしでも正確な在庫情報を得ることができる。
また、ピッキングゾーン37で残数がゼロになるはずの狭幅パレット11にケースが残っていた場合は、最終ゾーンのゼロチェック光電スイッチ45(空パレットのやや上に位置する)が自動的に検出して不一致を知らせる。その反対に残数があるはずなのに光電スイッチ45が何も無い(ゼロ)を検出した場合も自動的に不一致を知らせる。
(9)出荷検品後の狭幅パレット11は再入庫ライン34に入り、残数のある狭幅パレット11はスタッカクレーン22を用いて空の保管棚21へ再入庫される。空になった狭幅パレット11は空パレット集積装置38へ入る。
本実施形態によれば、以下の作用がある。狭幅パレット11のパレット荷は同一品種物品の荷姿を小型軽量化し、一定のスペースに多品種のパレットを保管でき、自動倉庫10を狭いスペースに設置できる。
自動倉庫10の保管棚21の棚サイズやコンベヤライン32、33、34のサイズを、狭幅パレット11に対応して狭幅化でき、同一スペースに多数のクレーン22を設置でき、時間当たり出庫パレット数(出庫能力)を多くでき、出荷スピードを上げることができ、配送先への納品の時間指定に容易に対応できる。
多品種小口出荷を繰り返す場合、保管庫20からパレット単位で出庫し、必要取出数の物品を取り出した後に、残り物品のある狭幅パレット11を再び保管庫20へ再入庫するものとなり、保管庫20への出し入れ頻度が多くなるが、上述(2)により多数のクレーン22を備えることができるから、スペース生産性を上げることができる。
狭幅パレット11のパレット荷の小型軽量化は、上述(2)のクレーン22の積載容量を小型軽量化できる。
狭幅パレット11の搬送姿勢をピッキングゾーン37での物品取り出し側からみて奥行方向に狭幅サイズを位置させたから、取り出し側からパレットの奥行側に容易に手が届くようになり、ピッキング作業性を向上する。狭幅パレット11から直接、ケース単位/バラ単位両方のピッキングを行なうことができる。
ピッキングゾーン37の最終端に残数表示端末機44を備えたから、この表示残数と、人手によりチェックした狭幅パレット11上の実残数の比較により、出荷検品でき、出荷の信頼性を向上できる。この検品結果により、保管庫20の在庫データを必要により修正でき、棚卸し作業によらず、保管庫20の正確な在庫情報を得ることができる。
尚、ピッキング自動倉庫10にあっては、保管庫20の保管棚21が、積み付け高さの高いパレット荷を収容可能とする高荷棚と、積み付け高さの低いパレット荷を収容可能とする低荷棚の両方を備えることができ、このような保管庫20への入庫と再入庫を以下の如く行なうことができる。
(1)入庫品
入庫ライン31に投入する狭幅パレット11のパレット荷を積み付ける荷積み付け場30で、制御コンピュータに接続されている指示手段により、狭幅パレット11への積み付け段数をまず高荷棚高さに効率的に収まる段数分だけ積み付け指示する。指示手段は、全ての高荷棚に狭幅パレット11が収容され、高荷棚が全て保管状態になった後に、低荷棚高さに収容する段数分の積み付け指示に変更する。制御コンピュータは、高荷棚高さに収まるように積み付けられた狭幅パレット11を高荷棚に入庫し、低荷棚高さに収まるように積み付けられた狭幅パレット11を低荷棚に入庫するようにスタッカクレーン22を制御する。
(2)再入庫品
再入庫ライン34から保管庫20への再入庫品については、狭幅パレット11のパレット荷の高さを測定する測定手段を再入庫ライン34に設け、制御コンピュータは測定手段の測定結果に基づき、低荷棚に格納可能な高さのパレット荷は低荷棚へと優先入庫するようにスタッカクレーン22を制御する。
従って、高荷棚と低荷棚を備えた保管庫20を用いるときには、以下の作用がある。
保管庫20が高荷棚と低荷棚を備えることにより、多品種小口出荷の繰り返しにより積み付け段数が低くなった再入庫狭幅パレット11を低荷棚に入れ、この低荷棚の狭幅パレット11が高荷棚に入ることによる保管効率の低下を回避する。このとき、入庫時には、高荷棚への入庫を優先して狭幅パレット11の積載(段数)効率の向上を図る。また、再入庫時には、低荷棚への入庫を優先して自動倉庫10の保管効率の向上を図る。
(第2実施形態)(図3〜図5)
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、保管庫20の各8列の保管棚21のうち、6列の保管棚21を第1の保管区分101として用いる他に、2列の保管棚21を第2の保管区分102として用いることにある。第2の保管区分102は、ケース内の物品をピッキングする
バラ出荷品の保管に用いることができる。
第1の保管区分101の保管棚21に対する狭幅パレット11の入出庫は、第1の保管区分におけると同様に、スタッカクレーン22により出庫ライン32、再入庫ライン34との間で行なう。
第2の保管区分102では、複数の保管棚21のいずれかを入庫間口51と出庫間口52とし、入庫間口51と出庫間口52に沿ってコンベヤ53を配置し、狭幅パレット11のパレット荷を、コンベヤ53から入庫間口51、スタッカクレーン22を介していずれかの保管棚21に入庫可能とし、いずれかの保管棚21からスタッカクレーン22、出庫間口52を介してコンベヤ53に出庫可能とする。
第2の保管区分102は、図4、図5に示す如く、入庫間口51と出庫間口52の前面に、コンベヤ53の搬送レベルに対する下方待機位置と上方作業位置の間を昇降装置54により上下する入出庫トランスファ55(モータ55A)を備える。入出庫トランスファ55は、下方待機位置に設定されて狭幅パレット11をコンベヤ53により搬送可能とし、上方作業位置に設定されて狭幅パレット11を入庫間口51、出庫間口52に対して入出庫可能とする。
第2の保管区分102は、出庫間口52の上部にケースピッキング表示器56、バラピッキング表示器57を備え、出庫間口52に出庫せしめられた狭幅パレット11から後述する第2出荷ゾーン70に出荷すべき総物品数をそれらの表示器56、57に表示する。この総物品数が狭幅パレット11のケース1からケース単位で、ケース1又はバラ搬送容器2からバラ単位でコンベヤ53上に取り出される。尚、出庫間口52の上部には完了ボタン58が設けられている。
第2の保管区分102は、入庫間口51に入庫される狭幅パレット11のパレット荷の高さを検出する荷高さ検出器60を有し、荷高さ検出器60が検出したパレット荷の高さに応じて当該荷の保管先となる保管棚21の高さHを調整可能とする。本実施形態では、入庫間口51の両側に設置した投受光器により荷高さ検出器60を構成する。また、保管棚21の両側にて左右一対をなす多数対のパレット受61を上下に小刻みのピッチで多段状に固定してあり、スタッカクレーン22により今回の狭幅パレット11をいずれの段のパレット受61に差し込むかの制御により棚高さを調整する。
また、第2の保管区分102では、前述の出荷ゾーン41を第1出荷ゾーンとする他、コンベヤ53の前面に第2出荷ゾーン70を設け、第2出荷ゾーン70に配送先(店)毎に割当てたロールボックス71を着脱する。制御コンピュータは、第2出荷ゾーン70の各ロールボックス71に対応して設けてある小分けピッキング表示器72(ケースピッキング表示器とバラピッキング表示器)に、前述の出庫間口52に出庫せしめられた狭幅パレット11からコンベヤ53に取り出された総物品数の中から各ロールボックス71に小分けすべき品種物品の取出数を点灯表示する。
尚、第2の保管区分102では、コンベヤ53を出庫ライン32と再入庫ライン34のそれぞれに接続している。これにより、出庫間口52からコンベヤ53に出庫した狭幅パレット11をそのまま出庫ライン32から荷仕分搬送ライン33に搬出し、荷仕分搬送ライン33の各ピッキングゾーン37でのピッキングに供した後、再入庫ライン34からコンベヤ53に入って入庫間口51から再入庫し、又は空パレット集積装置38に割当てられる。
以下、第1の保管区分101と第2の保管区分102を備えるピッキング自動倉庫10の入庫手順と出庫手順について説明する。
(入庫)
集荷量の少ない品種を予め特定し、制御コンピュータに「優先入庫品指定」登録しておく。
制御コンピュータは、「優先入庫品指定」登録されている出荷量の少ない品種を第2の保管区分102の保管棚21に優先入庫しておく。第2の保管区分102に1パレット以内の数量(P)が保管されているとき、新たに自動倉庫10に入庫する同一品種パレット品は、第1の保管区分101の保管棚21に入庫保管する。
「優先入庫品指定」等されている出荷量の少ない品種物品は、第2の保管区分102の出庫間口52からコンベヤ53を経て第2出荷ゾーン70で少量ピッキングし、この第2出荷ゾーン70でのピッキングを他の品種物品についての第1出荷ゾーン41でのピッキングと並行して行なうことを可能とする。
(出庫)
(1)P>0のときのピッキング
第2の保管区分102による狭幅パレット11上の在庫数量Pが出荷総数Oより多い場合、Oの物品を直接当該狭幅パレット11上から取り出す。
即ち、第2の保管区分102の出庫間口52からコンベヤ53に狭幅パレット11を出庫し、ケースピッキング表示器56、バラピッキング表示器57の表示に基づきOを取り出す。次に、第2出荷ゾーン70の各ロールボックス71の小分けピッキング表示器72の表示に基づき、上述のOを各ロールボックス71に子分けする。Oの納品にJANコードなど付されている場合は、第2出荷ゾーン70に付属のスキャナーによりバーコードを読みとり、小分けピッキング表示器72を表示させて小分けすることもできる。
また、出荷間口52の近辺にプリンタを置き、取出品種物品数を印字した小分けリストによって小分けすることもできる。この場合は小分けピッキング表示器72をなくすことができる。
(2)P≦0のときのピッキング
第2の保管区分102にある狭幅パレット11上の在庫数量Pより出荷総数Oの方が多い場合は、当該狭幅パレット11のまま出庫間口52からコンベヤ53に出庫し、出庫ライン32から荷仕分搬送ライン33の各ピッキングゾーン37へ搬送して狭幅パレット11上の在庫物品を全数ピッキングする。同時に、不足分(O−P)については、パレット単位数に切り上げ算出し、算出したパレット数の狭幅パレット11を第1の保管区分101から出庫し、出庫ライン32から荷仕分搬送ライン33の各ピッキングゾーン37へ搬送して狭幅パレット11上から不足数(O−P)の物品をピッキングする。
第2の保管区分102から出庫した狭幅パレット11は空パレットにし、最終ゼロ確認した後、空パレット集積装置38に割当てられる。
第1の保管区分101から出庫した狭幅パレット11に余剰物品が残るようにし、余剰パレットの戻し先は第2の保管区分102に指定する。戻しパレットの残物品数が少なくなり、荷姿が低くなる場合に、前述の荷高さ検出器60の検出結果に基づいて第2の保管区分102の保管棚21の高さを調整し、保管効率を高めることができる。
第1の保管区分101と第2の保管区分102の両方から狭幅パレット11を荷仕分搬送ライン33に搬出したとき、搬送コンベヤ35の第1出荷ゾーン41と反対側に補助的ピッキング表示器80を設け、当該狭幅パレット11の品種物品の第2出荷ゾーン70の各ロールボックス71に対する総物品取出数を表示器80の表示に従って取り出すこともできる。補助的ピッキング表示器80により取り出された総物品数は、各ロールボックス71の小分けピッキング表示器72の表示に従って各ロールボックス71に小分けされる。このとき、搬送コンベヤ35(ピッキングゾーン37)の両側からピッキングできるものとなる。
本実施形態によれば、以下の作用がある。第2の保管区分102において、保管庫20の入出庫間口51、52から搬出した狭幅パレット11上の物品をピッキング可能にすることにより、第1の保管区分101にも接続されているピッキングゾーン37からの戻しパレットの物品残数が少ない低残数の狭幅パレット11については、第2の保管区分102の保管棚21の高さを低位に選択して保管効率を高めることができる。
バラ出荷品等の出荷数が少ない品種については、第2の保管区分102に優先入庫しておき、第2の保管区分102の出庫間口52からの少量ピッキングを、第1の保管区分101からのピッキングと並行して行なうことにより、自動倉庫10の稼動率を向上できる。
第2の保管区分102にある狭幅パレット11上の在庫数量Pより出荷総数Oの方が多い場合、当該狭幅パレット11のまま出庫し、出荷場を循環する搬送コンベヤ35によりピッキングゾーン37へと搬送するとともに、不足分(O−P)についてはパレット単位に切り上げられたパレット数の狭幅パレット11を第1の保管区分101から出庫することにより、必要取出数等の全ての物品を第1の保管区分101と第2の保管区分102の2系統から同一のピッキングゾーン37にまとめて集荷でき、集荷効率を向上できる。集荷のためのロールボックス42等を唯1個等に集約してその分散を防ぐことができる。
ピッキングゾーン37で、搬送コンベヤ35の両側からピッキングできるとき、1本の搬送コンベヤ35で多数の配送先へピッキングでき、ピッキング効率を向上できる。
尚、第2の保管区分102への「優先入庫品指定」品種としては、少量出荷品、バラ出荷の多い物品、特別に包装加工を加える物品、その他特別扱い物品等である。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
以上のように本発明によれば、自動倉庫のスペースを有効に利用でき、出庫能力を上げ、ピッキング作業性を向上することができる。
10 ピンキング自動倉庫
11 狭幅パレット
20 保管庫
21 保管棚
32 出庫ライン
33 荷仕分搬送ライン
34 再入庫ライン
35 搬送コンベヤ(搬送手段)
37 ピッキングゾーン
41 出荷ゾーン
42 ロールボックス
43 ピッキング表示器
44 端末機
51 入庫間口
52 出庫間口
53 コンベヤ
56、57 ピッキング表示器
60 荷高さ検出器
70 第2出荷ゾーン
71 ロールボックス
72 小分けピッキング表示器

Claims (2)

  1. 高荷棚と、低荷棚と、左右一対をなす小刻みのピッチで多段状に固定するパレット受けを備え、入庫口に配置される荷高さ検出器によるパレット荷の高さの検出結果に基づいてスタッカークレーンによりいずれの段の一対のパレット受けに差し込むかを制御することにより物品を収容したケースを搭載したパレット荷の高さに応じて棚高さが調整可能な棚と、を有する保管庫と、
    前記物品を収容したケースを搭載したパレットを前記保管庫に入庫する入庫コンベヤと、
    前記保管庫から出庫した前記物品を収容したケースを搭載したパレットの前記物品をピッキングするためのピッキング表示器と、を備え、
    入庫時に保管状態になっていない前記高荷棚がある場合に前記パレットへの積付段数を前記高荷棚高さに収まる高段数分とする積付け指示を行うよう制御されている
    ことを特徴とするピッキング自動倉庫。
  2. ピッキング後に再入庫される前記パレットの荷の高さに対する荷高さ検出器による検出結果に基づき、前記低荷棚に格納可能な高さのパレット荷は前記低荷棚に再入庫するようさらに制御されていることを特徴とする請求項1に記載のピッキング自動倉庫。
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