JP2009207843A - 注文飲食物搬送装置 - Google Patents

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晴紀 石野
Kazuo Murata
一夫 村田
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隆 中野
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Abstract

【課題】飲食店舗内に飲食物を搬送するためのクレセントチェーンコンベヤ等の搬送連続体や該搬送連続体の循環駆動機構等を設ける必要のない注文飲食物搬送装置を提供すること。
【解決手段】各注文受付器3にて受け付けられた注文品情報は、注文された飲食テーブルTnのテーブル番号情報に対応付けて注文受付端末7に記憶されるとともに、該注文に応じて調理した注文品が載置される寿司皿10のRF−IDタグ16に、注文品情報及び該注文品の搬送先を示すテーブル番号情報が記憶される。そしてこの寿司皿10が搬送体1に載置されることで、RF−IDタグ16に記憶されているテーブル番号情報が読み出されるとともに、該読み出された情報に基づいて搬送先の飲食テーブルTnが特定され、搬送体1は注文客の飲食テーブルTnまで注文品を搬送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲食客にて注文された注文飲食物を搬送する注文飲食物搬送装置に関する。
従来、いわゆる回転寿司と称されている寿司店等においては、飲食カウンター等の飲食台に沿って設けられ、無端回走するクレセントチェーンコンベヤ等よりなる循環搬送路上に、飲食物となる寿司等を盛り付けした飲食皿を載置して、飲食客エリアを循環搬送させることにより、客に飲食物を提供するようになっている(特許文献1参照)。
また、これら循環搬送路上を循環搬送されている飲食物に、所望する飲食物がない場合において飲食客から注文された飲食物についても、注文した飲食客を特定できるように、例えば、座席番号を記した表示物を飲食皿の置台に付けて一般の循環搬送路に投入したり、或いは、注文した飲食客の客席番号を表示する表示部を有する載置台に飲食皿を配置して循環搬送路に投入して、該飲食物を注文した飲食客に当該飲食物を循環搬送路上から取り出してもらうものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−46956号公報(第2,3頁、図1) 特開2004−209063号公報(第4頁、第2図)
このように、飲食客からの注文された注文飲食物を、循環搬送路を用いて飲食客に供給することは、出来るだけ多くの種類の飲食物を循環搬送路に投入しておく場合に比較して、注文時に飲食物を調理したり、循環搬送路上に投入することにより、長時間に亘り飲食されない飲食物が乾燥したり、鮮度が低下することを極力回避できるようになるとともに、これら注文飲食物を、該飲食物を注文した飲食客に店員が一々持ち運ばなくてもよく、効率的に注文飲食物を提供できるものの、無端回走するクレセントチェーンコンベヤ並びにこれらクレセントチェーンコンベヤを循環駆動する循環駆動機構等が必要であり、これらクレセントチェーンコンベヤ並びに循環駆動機構等を店舗内に設置しなければならず、その設置工期が長いばかりか、一度設置したものを変更することが難しく、店舗レイアウトを変更することが難しいという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、飲食店舗内に飲食物を搬送するためのクレセントチェーンコンベヤ等の搬送連続体や該搬送連続体の循環駆動機構等を設ける必要のない注文飲食物搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の注文飲食物搬送装置は、
飲食客が飲食を行う客席(飲食テーブルTn)に設けられ、飲食物の種別(例えばネタ種等)に関する注文を受け付ける注文受付手段(注文受付器3)と、
該注文受付手段にて受け付けた注文飲食物の種別と該注文飲食物が注文された客席の位置(T1〜Tn)を特定可能な客席位置特定情報(テーブル番号)とを対応付けて記憶する注文情報記憶手段(注文受付端末7の記憶部21)と、
飲食物を調理するための厨房(厨房エリアC)に設けられ、前記注文情報記憶手段に記憶された注文飲食物の種別を目視可能に出力(表示)する注文飲食物出力手段(注文受付端末7の表示器22)と、
前記注文飲食物出力手段にて出力された注文飲食物に対応付けて前記注文情報記憶手段に記憶されている客席位置特定情報を送信出力する客席位置特定情報送信手段(注文受付端末7の送信部23)と、
前記厨房側から前記客席側に向けて延設される走行路(通路Rの搬送レーンRR、RL、RC、誘導ケーブル2)上を自立走行するための自立走行手段(キャスター13及び駆動部31)と、前記客席位置特定情報送信手段から送信された客席位置特定情報を受信するための客席位置特定情報受信手段(受信部32、リーダライタ36)と、前記自立走行手段による自立走行を制御するための走行制御手段(制御部30)とを備える自走搬送体(搬送体1)と、
を有し、
前記走行制御手段は、前記客席位置特定情報受信手段にて受信した客席位置特定情報から特定される客席位置に対応する前記所定位置まで前記自走搬送体を移動させるとともに、該所定位置から前記厨房に移動させるように前記自立走行手段による自立走行を制御することを特徴としている。
この特徴によれば、注文飲食物出力手段にて出力された注文飲食物を収容する飲食物容器を、該注文飲食物が注文された客席の位置を特定可能な客席位置特定情報を受信した自走搬送体に載置することにより、受信した客席位置特定情報から特定される客席位置に対応する走行路上の所定位置に、該注文飲食物が搬送されるようになるので、こら注文飲食物の注文客への搬送を、クレセントチェーンコンベヤ等の搬送連続体や該搬送連続体の循環駆動機構等を有しない走行路を設けるのみで実施できるので、従来に比べてその設置工期を大幅に短縮できるばかりか、一度設置した走行路を比較的容易に変更することもできる。
本発明の請求項2に記載の注文飲食物搬送装置は、請求項1に記載の注文飲食物搬送装置であって、
前記走行路(通路R)を各客席(飲食テーブルTn)に臨むように設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、各客席の飲食客自身が、席に居ながらにして搬送されてくる注文飲食物を取り出すことができる。
本発明の請求項3に記載の注文飲食物搬送装置は、請求項1または2に記載の注文飲食物搬送装置であって、
前記走行制御手段(制御部30)は、前記客席位置特定情報受信手段(受信部32、リーダライタ36)にて客席位置特定情報(テーブル番号)を受信したことに基づき、前記厨房から該受信した客席位置特定情報から特定される客席位置までの移動距離を特定可能な移動距離情報を特定する移動距離特定手段を備え、
前記移動距離特定手段にて特定した移動距離情報に基づいて前記自走搬送体(搬送体1)を移動させることを特徴としている。
この特徴によれば、受信した客席位置特定情報から特定される客席位置までの移動距離のみを特定し、特定した移動距離分搬送体を移動させるだけで飲食物を客席位置まで搬送することができる。
本発明の請求項4に記載の注文飲食物搬送装置は、請求項1または2に記載の注文飲食物搬送装置であって、
前記走行路(通路R)には、各客席(飲食テーブルTn)に対応する前記所定位置を検知するための検知部材(4)が設けられ、
前記自走搬送体(搬送体1)は、前記検知部材への近接を検知する客席検知手段(位置検知センサ33)を備え、
前記走行制御手段(制御部30)は、前記客席検知手段による検知結果に基づき、前記受信した客席位置特定情報から特定される客席位置に対応する前記所定位置まで前記自走搬送体を移動させることを特徴としている。
この特徴によれば、各客席に対応する所定位置を、検知部材へ近接を検知することにより正確に検知できるので、自走搬送体の停止位置精度を向上できる。
本発明の請求項5に記載の注文飲食物搬送装置は、請求項1〜4のいずれかにに記載の注文飲食物搬送装置であって、
前記飲食物容器(寿司皿10)は、無線による非接触のデータの書き込みおよび読み出しが可能とされたRF−IDタグ(RF−IDタグ16)を内蔵しており、
前記客席位置特定情報送信手段(送信部23)が、前記RF−IDタグと、該RF−IDタグに前記客席位置特定情報を書き込むRF−IDライタ(リーダライタ24)にて形成され、
前記客席位置特定情報受信手段(受信部32)は、前記自走搬送体(搬送体1)に載置された飲食物容器のRF−IDタグに記憶されている客席位置特定情報を読み出すRF−IDリーダ(リーダライタ36)にて形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、自走搬送体に載置された飲食物容器から客席位置特定情報を読み出すので、飲食物容器に収容されている注文飲食物が、注文した飲食客の客席以外の他の客席に搬送されてしまう搬送間違いを、著しく低減できる。
本発明の請求項6に記載の注文飲食物搬送装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の注文飲食物搬送装置であって、
前記自走搬送体(搬送体1)は、載置された前記飲食物容器(寿司皿10)の取り出しを検知する取出検知手段(制御部30、リーダライタ36)を備え、
前記走行制御手段(制御部30)は、前記取出検知手段による前記飲食物容器の取り出しを検知したことに基づいて前記厨房への移動を開始させることを特徴としている。
この特徴によれば、自走搬送体から飲食物容器を取り出すことにより、自動的に厨房への移動が開始されるので、飲食客や店員による取出完了操作等の操作忘れにより、自走搬送体が所定位置に不必要に長く停止してしまうことによる不都合の発生を回避できるとともに、これら操作の手間を省くことができる。
本発明の請求項7に記載の注文飲食物搬送装置は、請求項6に記載の注文飲食物搬送装置であって、
前記走行路(通路R)は、前記飲食物容器(寿司皿10)が載置された自走搬送体(搬送体1)が走行する搬送レーン(RL,RR)と、前記飲食物容器が取り出された自走搬送体が走行する回帰レーン(RC)とを有し、
前記走行制御手段(制御部30)は、前記取出検知手段(制御部30、リーダライタ36)による前記飲食物容器の取出検知に基づいて、前記搬送レーンから回帰レーンに前記自走搬送体を移動させ、該回帰レーン上を前記厨房へ移動させることを特徴としている。
この特徴によれば、搬送レーンと回帰レーンとを個別とされているので、走行路上においてより多くの自走搬送体を同時に走行させることができる。
本発明の請求項8に記載の注文飲食物搬送装置は、請求項6に記載の注文飲食物搬送装置であって、
前記走行路(通路R)は、対向する自走搬送体(搬送体1)がすれ違うための待避領域(退避レーン)を有するとともに、
前記自走搬送体は、対向する自走搬送体を検知するための対向検知手段(対向検知センサ)を備え、
前記走行制御手段(制御部30)は、前記取出検知手段(制御部30、リーダライタ36)による前記飲食物容器(寿司皿10)の取出検知後において前記対向検知手段にて対向する自走搬送体を検知したことを条件に、前記待避領域に前記自走搬送体を待避させることを特徴としている。
この特徴によれば、飲食物容器が載置された自走搬送体と、飲食物容器が載置されていない自走搬送体とを同一の走行レーンを走行させることが可能となり、走行路に必要とされるスペースを低減することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の注文飲食物搬送装置が適用された寿司店内の状況を示す平面図である。図2は、自走搬送体を示す斜視図である。図3は、注文搬送装置の構成を示すブロック図である。図4は、注文品受け付け状況を示す画面図である。
図1に示すように、飲食店内は、主に飲食客が飲食を行う飲食客エリアAと、該飲食客エリアAと隔壁Wで仕切られた厨房エリアCと、から構成されている。飲食客エリアAには、複数の飲食テーブルT1〜Tn及び座席と、飲食テーブルTn間(例えばT1〜T10とT11〜T20との間等)に設けられた走行路としての通路Rと、からなる飲食ブロックが複数設置されている。
通路Rは、飲食客や店員等が通行するだけでなく、各飲食テーブルTnにて注文され、該注文に応じて調理された飲食物である寿司等を飲食客まで搬送する後述の搬送体1が往復走行する通路として構成されており、例えば厨房エリアC側から反対側に向けて所定間隔おきに列設される(図1中上下方向)飲食テーブルT1〜T10と、該飲食テーブルT1〜T10に対して並設される(図1中左右方向)飲食テーブルT11〜T20との間に、各飲食テーブルT1〜T10、T11〜T20に沿うように設けられ、飲食客エリアAから隔壁Wに形成された開口WHを通過して厨房エリアC内まで延設されている。
通路Rは、飲食テーブルT1〜T10に臨むように隣接配置された搬送レーンRRと、飲食テーブルT11〜T20に臨むように隣接配置された搬送レーンRLと、搬送レーンRRと搬送レーンRLとの間に設けられる回帰レーンRCと、から構成されている。これら各レーンRR、RL、RCの搬送路面には、各搬送体1を誘導するための誘導ケーブル2L、2C、2Rが敷設されているとともに、各誘導ケーブル2Lと2Cとの間及び誘導ケーブル2Cと2Rとの間には、厨房エリアCから飲食客エリアAに向けて走行してきた搬送体1の搬送方向を方向変換するための誘導ケーブル2aが、長手方向に向けて所定間隔おきに敷設されており、各搬送体1は、これら誘導ケーブル2(2L、2C、2R、2a)により誘導されて自走するようになっている。
各飲食テーブルTnは、それぞれの位置を特定するためのテーブル番号(T1〜Tn)が付与されているとともに、天板上には、飲食客から飲食物としての寿司等の注文を受け付けるための注文受付器3がそれぞれ配設されている。また、天板における通路R側の端面には、搬送体1が各飲食テーブルTnの配置位置を検知するための金属板等からなる検知部材4がそれぞれ配設されている(図2参照)。
一方、厨房エリアC内には、厨房エリアC内に設けられた通路Rに対応して、注文に応じて注文品(飲食物)を調理するとともに、調理した注文品を搬送体1に供給するための注文品供給部5,5が設けられている。注文品供給部5,5にはカウンター6が設けられている。また、カウンター6上には、各注文受付器3に接続され、各注文受付器3から送信される注文情報を収集するとともに、収集した情報を搬送体1に送信可能な注文受付端末7が配設されている。尚、本実施例では、飲食テーブルT1〜T10の注文受付器3に接続される注文受付端末7と、飲食テーブルT11〜T20の注文受付器3に接続される注文受付端末7と、はそれぞれ別々に設けられているが、各注文受付端末7が全ての注文受付器3に接続されていてもよい。尚、通路Rにおける厨房エリアC内の領域は、複数の搬送体1が待機可能な待機レーンRWとされている。
このように構成された飲食店では、飲食客は、各飲食テーブルTnに設置された注文受付器3にて所定の操作を行うことにより所望の飲食物を注文できるようになっている。注文受付器3にて受け付けられた注文品情報は厨房エリアCの注文受付端末7に送信され、注文受付端末7に送信された注文品情報に基づいて調理者により注文品が調理され、該調理された注文品は、注文品供給部5にて調理者により搬送体1に供給される。供給された注文品は、搬送体1により厨房エリアCから飲食客エリアAに向けて搬送され、搬送している注文品を注文した注文客の飲食テーブルTnまで搬送された後に停止する。そして搬送された全ての注文品が飲食客により搬送体1から取り出されたら、搬送体1は方向変換して厨房エリアCまで移動して戻り、待機レーンRWにて次の注文品の搬送まで待機する。
搬送体1は、図2に示されるように、直方体形状をなす筺体からなるとともに、筺体下部に設けられた方向変換自在キャスター13が駆動させることにより通路R上を自立走行できるようになっている。上部及び中央部には飲食容器としての寿司皿10を載置する載置面11,12が段状に形成されている。下方の載置面12の上部左右側は開放されており、左右いずれの側からでも寿司皿10を取り出せるようになっている。
尚、上方の載置面11は下面が開口する箱状の透明カバー18により開閉可能に覆われているとともに、下方の載置面12の上部左右側開口は透明なスライド扉19により開閉可能に覆われており、搬送中におけるごみ等の進入が防止されている。
下方の載置面12の下部には、後述する制御部や駆動部、バッテリ等が収容された走行ユニット14が配設されている。また、上方の載置面11の前後端には、走行中である旨を報知する報知ランプ15が配設されている。このように自立走行自在に構成された複数の搬送体1は、前述した誘導ケーブル2に沿って通路R上を往復走行するようになっている。
次に、本発明の実施例としての注文飲食物搬送装置の構成を、図3に基づいて説明すると、注文受付端末7は、飲食客エリアAの各飲食テーブルTnに配置された各注文受付器3と、注文受付器3にて受け付けた注文品(注文飲食物)の種別(ネタ種等)と該注文品が注文された客席である飲食テーブルTnの位置を特定可能な客席位置特定情報とを対応付けて記憶する注文情報記憶手段としての記憶部21と、該記憶部21に記憶された注文品の種別を、調理者が目視可能なように表示(出力)する注文飲食物出力手段としての表示器22と、表示器22にて表示された注文品に対応付けて記憶部21に記憶されている客席位置特定情報を、搬送体1に向けて送信出力する客席位置特定情報送信手段としての送信部23と、各寿司皿10に設けられたRF−IDタグ16に記憶されている情報の読み出し及びRF−IDタグ16に情報を書き込み可能なリーダライタ(R/W)24と、調理した全ての注文品の搬送体1への供給が完了したときに押圧する供給完了スイッチ25と、それぞれ接続された制御部20を有している。
搬送体1における走行ユニット14は、通路R上を自立走行するための自立走行手段としてのキャスター13の回転駆動用モータ及び方向変換駆動用モータ等からなる駆動部31と、注文受付端末7の送信部23から送信された客席位置特定情報を受信するための客席位置特定情報受信手段としての受信部32と、通路R上における各飲食テーブルTnに対応する所定位置、つまり検知部材4を検知するための客席検知手段としての位置検知センサ33と、自立走行中に他の搬送体1や人の接近を検知する対向検知手段としての対向検知センサ34と、誘導ケーブル2を検知して走行誘導するための走行センサ35と、載置面11,12に載置された寿司皿10のRF−IDタグ16に記憶されている情報の読み出し及びRF−IDタグ16に情報を書き込み可能なリーダライタ(R/W)36と、走行中である旨を周囲に報知するための報知ランプ15と、走行中である旨の音や所定のアナウンス等の音声を出力するためのスピーカ38と、が接続された制御部30を有している。
また、制御部30には、自立走行用の電力を供給するための充電式のバッテリ37が接続されており、制御部30を介して各電子機器に電力が供給されるようになっている。尚、特に図示はしないが、筺体の所定箇所にはバッテリ37に充電するための充電コネクタが設けられており、例えば待機レーンRWにて待機している間等において、充電コネクタを所定の電源等に接続することで、バッテリ37に充電することができるようになっている。
尚、各寿司皿10に設けられたRF−IDタグ16には、個々に固有とされたIDが記憶されているとともに、該記憶されているIDを含む情報を非接触にて送信可能とされており、リーダライタ24,36等によって、RF−IDタグ16に記憶されているIDを含む情報を読み取ることが可能とされている。
次に、注文品の注文から搬送までの一連の流れを説明すると、まず、飲食客は、各飲食テーブルTnに設置された注文受付器3にて所定の操作をすることで、所望の飲食物を注文する。所定の飲食物が注文されると、注文飲食物の種別(例えばイカやタコ等)や数量等の注文品情報と該注文品が注文された飲食テーブルTnの位置を特定可能な客席位置特定情報とが注文受付端末7に送信され、注文品情報と客席位置特定情報とが対応付けられた注文情報として記憶部21に記憶される。
注文受付端末7で受信して記憶された注文情報は、図4に示されるように、注文の受付順に表示器22に表示されるため、調理者は、これを目視にて確認して注文品を調理し、原則として受け付け順に注文品を搬送体1に供給する。尚、ここでは注文情報が表示器22に表示されるようになっていたが、伝票等の媒体に印刷表示されるようにしてもよい。
調理された注文品は、予め定められた種別及び数量ごとに寿司皿10に載置される。このとき、注文品が載置された寿司皿10のRF−IDタグ16を調理者がリーダライタ24にかざすことで、IDにより識別される各寿司皿10に載置された飲食物の種別や数量等の情報が登録され、注文状況等が管理されるとともに、各寿司皿10には、搬送先の客席位置特定情報が書き込まれて記憶される。
その後、登録した各寿司皿10を待機レーンRWにて待機している先頭の搬送体1の載置面11,12に載置する。各寿司皿10が載置されると、各載置面11,12に設けられたリーダライタ36により、載置された寿司皿10のRF−IDタグ16に記録されたID及び書き込まれた客席位置特定情報(テーブル番号Tn)が読み出され、制御部30は、該読み出された情報に基づいて、搬送先の飲食テーブルTn(ここでは例えばT3とする)を特定する。
このように、搬送体1に載置された寿司皿10から客席位置特定情報(テーブル番号Tn)を読み出すので、寿司皿10に載置されている注文品が、注文客の飲食テーブルT3以外の他の飲食テーブルTnに搬送されてしまう搬送間違いを著しく低減できる。
そして、調理者が飲食テーブルT3に搬送する注文品が載置された全ての寿司皿10を載置面11,12上に載置して供給が完了したら、供給完了スイッチ25を押圧する。供給完了スイッチ25が押圧されたことに基づいて、送信部23から供給完了信号が出力され、該供給完了情報を搬送体1の受信部32が受信した場合、制御部30は、その時点で読み出されているID情報に基づいて載置されている寿司皿10の数量をカウントし、特定した搬送先の飲食テーブルT3に向けて駆動部31を駆動して走行を開始させる。尚、走行の開始とともに報知ランプ15を点灯するとともに、所定の警報音をスピーカ38から出力しながら走行する。
尚、本実施例では、制御部30は、調理者が供給完了スイッチ25を押圧することで出力された供給完了情報を搬送体1の受信部32が受信したことに基づいて、所定の飲食テーブルT3に搬送する全ての注文品が搬送体1に載置されたとして搬送体1の走行を開始するようになっていたが、例えば注文受付端末7の制御部20が、リーダライタ24にて登録された寿司皿10のID情報を送信しておき、搬送体1の制御部30が、受信した全てのIDがリーダライタ36にて読み出されたことに基づいて搬送を開始するようにしてもよい。あるいは、搬送体1側に走行開始スイッチ等を調理者が操作可能に設け、該走行開始スイッチ操作が検出されたことに基づいて走行を開始するようにしてもよい。
搬送体1が走行を開始すると、走行センサ35により誘導ケーブル2を検知しながら厨房エリアCから開口WHを通過して飲食客エリアA内に進入していく。そして、各飲食テーブルTnに設けられた検知部材4に接近し、該検知部材4を位置検知センサ33により検知するごとに、走行開始後の検知回数をカウントする図示しない検知回数カウンタに1加算しながら走行していく。このように、飲食テーブルTnに対応する所定位置を、検知部材4へ近接を検知することにより正確に検知できるので、搬送体1の停止位置精度を向上できる。
そして、制御部30は、特定した飲食テーブルT3の検知部材4を検知したとき、つまり前記検知回数カウンタのカウンタ値が3になったことに基づいて、駆動部31の駆動を停止して走行を停止することで、搬送体1は、走行開始時に特定した飲食テーブルT3の側方近傍位置にて停止する。また、制御部30は、報知ランプ15を消灯するとともに、例えば寿司皿10の取り出しを促すメッセージをスピーカ38から出力する。
このように搬送体1が飲食テーブルT3の側方にて停止することで、飲食客は透明カバー18またはスライド扉19を開放して搬送体1から寿司皿10を取り出し可能となる。そして、制御部30は、リーダライタ36により走行開始時に記憶されていた全ての寿司皿10のIDが読み出しできなくなったことに基づいて、飲食テーブル4の飲食客が注文した注文品が全て取り出されたとして、再び報知ランプ15の点灯及び警告音の出力を再び開始し、搬送体1を厨房エリアCに向けて走行させる制御、つまり走行制御を復路用の制御に切り替える。
ここで、例えば搬送体1に、飲食客や店員が操作可能な取り出し完了スイッチ等を設け、該操作に応じて厨房エリアCに向けて走行させるようにした場合、飲食客や店員による取出完了操作等の操作忘れにより、搬送体1が所定位置に不必要に長く停止してしまうことが考えられるが、本実施例では搬送体1から寿司皿10を取り出すことにより自動的に厨房エリアCに向けて移動が開始されるので、搬送体1が所定位置に不必要に長く停止してしまうことによる不都合の発生を回避できるとともに、これら操作の手間を省くことができる。
そして、停止した位置から一番近い位置にある方向変換用の誘導ケーブル2aに差し掛かったとき、方向変換して搬送レーンRRから回帰レーンRCに移行し、回帰レーンRC上を走行して厨房エリアCに戻る。このように、注文品の搬送、取り出しが完了した後、搬送体1が搬送レーンRRから回帰レーンRCに移行して厨房エリアCに戻るようにすることで、復路において後続の搬送体1との衝突を回避することができる。
また、このように搬送レーンRR,RLと回帰レーンRCとが個別に設けられているので、通路R上においてより多くの搬送体1を同時に走行させることができ、これにより注文品を効率よく、かつスピーディーに注文客に提供することが可能となる。
また、搬送レーンRR、RLや回帰レーンRC、待機レーンRW等において他の搬送体1や飲食客、店員等と接近することがあっても、対向検知センサ34により他の物体が接近したことが検知された場合に走行が自動的に停止されるようになっているので、衝突を回避できるので安全である。
以上説明したように、本発明の実施例としての注文飲食物搬送装置にあっては、注文受付端末7の表示器22に表示された注文品を、該注文品が注文された飲食テーブルTnの位置(テーブル番号)を特定可能な客席位置特定情報を受信した自走式の搬送体1に載置することにより、受信した客席位置特定情報から特定される客席位置に対応する通路R上の所定位置に該注文品が搬送されて停止されるようになるので、これら注文品の注文客への搬送を、クレセントチェーンコンベヤ等の搬送連続体や該搬送連続体の循環駆動機構等を有しない通路Rを設けるのみで実施できるので、従来に比べてその設置工期を大幅に短縮できるばかりか、一度設置した通路Rを比較的容易に変更することもできる。
また、複数の飲食客からの注文品を、自走可能な複数の搬送体1によりそれぞれ個別に搬送することができる、つまり複数の飲食客からの注文品を同時に搬送し、個別に停止して飲食客に提供できるため、前の注文品が注文客まで搬送されているか否かに関わらず、後続の注文品の調理が完了した段階で順次搬送することができるため、コンベア等にて搬送する場合に比べて、注文品を効率よく、かつスピーディーに注文客に供給することができる。
また、本実施例では、寿司皿10にRF−IDタグ16が付与されており、注文受付端末7のリーダライタ24で、調理した注文品が載置された寿司皿10のRF−IDタグ16に搬送先の客席位置特定情報が記憶され、該記憶された客席位置特定情報が搬送体1のリーダライタ36により読み出され、該読み出された情報に基づいて制御部30が搬送先を特定するようになっていたが、調理した注文品が載置された寿司皿10のRF−IDタグ16に搬送先の客席位置特定情報を記憶せずに、該搬送先の客席位置特定情報を直接搬送体1の受信部32に送信するようにしてもよい。
また、本実施例では、寿司皿10にRF−IDタグ16が付与されており、これらRF−IDタグ16に客席位置特定情報等を記憶するようにしていたが、このようなRF−IDタグ16は必ずしも設けなくてもよい。この場合、上記と同様に、例えば搬送体1に注文品を載置して搬送を開始させる際に、注文受付端末7の送信部23から直接客席位置特定情報を受信部32に向けて送信するようにすれば、搬送体1の制御部30は、受信した客席位置特定情報に基づいて所定位置まで寿司皿10を搬送することが可能となる。
また、前記実施例では、搬送体1の制御部30は、位置検知センサ33による検知結果に基づき、受信した客席位置特定情報(テーブル番号)から特定される客席位置まで搬送体1を移動させる制御を行っていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、制御部30は、受信部32及びリーダライタ36にて客席位置特定情報(テーブル番号)を受信したことに基づき、厨房エリアCから該受信した客席位置特定情報から特定される飲食テーブルTnまでの移動距離を特定可能な移動距離情報を特定し、該特定した移動距離情報に基づいて搬送体1を移動させるようにしてもよい。
具体的には、例えば搬送体1の制御部30に、厨房エリアCの注文品供給部5から各飲食テーブルTnまでの移動距離を特定可能な移動距離情報を、各飲食テーブルTnに対応付けて予め登録しておき、受信部32及びリーダライタ36にて客席位置特定情報(テーブル番号)を受信したときに、予め登録された移動距離情報のうちから該受信した客席位置特定情報に対応する移動距離情報を選択して特定し、該特定した移動距離情報に基づいて搬送体1を移動させればよい。
この場合、予め登録された移動距離情報とは、実際に移動した距離を測定可能な移動距離センサにより計測された移動距離情報であってもよいし、あるいは、駆動部31を構成する例えばステッピングモータ(図示略)のステップ数情報や、モータの回転数を計測するロータリエンコーダ等の回転数情報や、モータの駆動時間情報等、受信した客席位置特定情報から特定される飲食テーブルTnまで移動させるために必要な駆動部31を駆動制御内容を示す情報であってもよい。さらに、これら移動距離情報は、客席位置特定情報に対応付けて寿司皿10のRF−IFタグ16に記憶しておいてもよく、このようにすることで、制御部30は、受信した客席位置特定情報から移動距離情報を特定することが可能となる。
このようにすることで、受信した客席位置特定情報から特定される飲食テーブルTnまでの移動距離のみを特定し、特定した移動距離分搬送体1を移動させるだけで注文品を注文客の飲食テーブルTnまで搬送することができる。つまり、移動距離により所定位置が特定されるので、各飲食テーブルTnまでの距離を設定するのみで所定位置を変更することが可能となり、これら所定位置を店舗や変更後のレイアウト等における客席位置に、迅速に対応することができる。
図5には、本発明の変形例としての走行路としての通路R’が示されている。前記実施例では、通路R(誘導ケーブル2)は、飲食テーブルTnに沿って配設される搬送レーンRL,RR(往路)と、回帰レーンRC(復路)とから構成されていたが、例えば搬送レーンR1の長手方向の所定箇所に、側方に退避可能な退避レーンRa1を複数設けることで、寿司皿10が載置された搬送体1(搬送中)と、寿司皿10が載置されていない搬送体1(回帰中)とを同一の搬送レーンR1上を走行させることが可能となり、走行路に必要とされるスペースを低減することができる。
特に図5に示されるように、並設される2本の搬送レーンR1とR2との間に、一方の搬送レーンR1から側方に膨出するように設けられた退避レーンRa1と、他方の搬送レーンR2から側方に膨出するように設けられた退避レーンRa2と、を長手方向に交互に配置することで、スペース効率よく通路Rを形成することが可能となる。
また、このような退避レーンは、例えば各飲食テーブルTnに対応する位置に設けることで、例えば所定の搬送体1が所定の飲食テーブルTnに停止している場合において、後続の搬送体1が飲食テーブルTnよりも先の飲食テーブルTnまで移動したい場合、停止している搬送体1を退避レーンを通過することで追い越していくことができ、複数の搬送体1を1つの搬送レーン上で同時に走行させることが可能となるので、これにより注文品をスピーディーに供給することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、前記実施例では、自走式の搬送体1は、通路R上に敷設された誘導ケーブル2を走行センサ35により検知することで自走制御されるようになっていたが、特定した客席まで自走できるようになっていれば、誘導ケーブル2による誘導制御方式に限定されるものではなく、例えば通路R上に敷設した走行レール等により案内されて走行するもの等であってもよい。
また、前記実施例では、搬送体1は搭載されたバッテリ37から電力が供給されるようになっていたが、例えば通路Rに敷設された架線等から電力供給を受けて走行するようにしてもよい。
また、前記実施例では、1つの搬送体1に、一の飲食テーブルTnに搬送する寿司皿10のみを載置して搬送する例を記載したが、1つの搬送体1に、複数の飲食テーブルTnそれぞれに搬送する寿司皿10を載置して搬送するようにしてもよく、この場合、複数の飲食テーブルTnに対応する位置それぞれで搬送体1が停止することになる。つまり、制御部30は、受信した複数の飲食テーブルTnのテーブル番号それぞれに基づいて走行制御することが可能である。
また、前記実施例では、走行路(通路R)が床面上に設けられ、床面上の通路Rを搬送体1が走行するようになっていたが、走行路は、例えば所定のカウンター等の上部に設けられていてもよく、また、搬送体1を小型化してもよい。
本発明の注文飲食物搬送装置が適用された寿司店内の状況を示す平面図である。 自走搬送体を示す斜視図である。 注文搬送装置の構成を示すブロック図である。 注文品受け付け状況を示す画面図である。 本発明の変形例としての通路を示す斜視図である。
符号の説明
1 搬送体
2 誘導ケーブル
3 注文受付器
4 検知部材
5 注文品供給部
7 注文受付端末
10 寿司皿
13 キャスター
14 走行ユニット
16 RF−IDタグ
20 制御部
21 記憶部
22 表示器
23 送信部
24,36 リーダライタ
30 制御部
31 駆動部
32 受信部
33 位置検知センサ
34 対向検知センサ
35 走行センサ
A 飲食客エリア
C 厨房エリア
R 通路
RL,RR 搬送レーン
RC 回帰レーン
T 飲食テーブル

Claims (8)

  1. 飲食客が飲食を行う客席に設けられ、飲食物の種別に関する注文を受け付ける注文受付手段と、
    該注文受付手段にて受け付けた注文飲食物の種別と該注文飲食物が注文された客席の位置を特定可能な客席位置特定情報とを対応付けて記憶する注文情報記憶手段と、
    飲食物を調理するための厨房に設けられ、前記注文情報記憶手段に記憶された注文飲食物の種別を目視可能に出力する注文飲食物出力手段と、
    前記注文飲食物出力手段にて出力された注文飲食物に対応付けて前記注文情報記憶手段に記憶されている客席位置特定情報を送信出力する客席位置特定情報送信手段と、
    前記厨房側から前記客席側に向けて延設される走行路上を自立走行するための自立走行手段と、前記客席位置特定情報送信手段から送信された客席位置特定情報を受信するための客席位置特定情報受信手段と、前記自立走行手段による自立走行を制御するための走行制御手段とを備える自走搬送体と、
    を有し、
    前記走行制御手段は、前記客席位置特定情報受信手段にて受信した客席位置特定情報から特定される客席位置に対応する前記所定位置まで前記自走搬送体を移動させるとともに、該所定位置から前記厨房に移動させるように前記自立走行手段による自立走行を制御することを特徴とする注文飲食物搬送装置。
  2. 前記走行路を各客席に臨むように設けたことを特徴とする請求項1に記載の注文飲食物搬送装置。
  3. 前記走行制御手段は、前記客席位置特定情報受信手段にて客席位置特定情報を受信したことに基づき、前記厨房から該受信した客席位置特定情報から特定される客席位置までの移動距離を特定可能な移動距離情報を特定する移動距離特定手段を備え、
    前記移動距離特定手段にて特定した移動距離情報に基づいて前記自走搬送体を移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の注文飲食物搬送装置。
  4. 前記走行路には、各客席に対応する前記所定位置を検知するための検知部材が設けられ、
    前記自走搬送体は、前記検知部材への近接を検知する客席検知手段を備え、
    前記走行制御手段は、前記客席検知手段による検知結果に基づき、前記受信した客席位置特定情報から特定される客席位置に対応する前記所定位置まで前記自走搬送体を移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の注文飲食物搬送装置。
  5. 前記飲食物容器は、無線による非接触のデータの書き込みおよび読み出しが可能とされたRF−IDタグを内蔵しており、
    前記客席位置特定情報送信手段が、前記RF−IDタグと、該RF−IDタグに前記客席位置特定情報を書き込むRF−IDライタにて形成され、
    前記客席位置特定情報受信手段は、前記自走搬送体に載置された飲食物容器のRF−IDタグに記憶されている客席位置特定情報を読み出すRF−IDリーダにて形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の注文飲食物搬送装置。
  6. 前記自走搬送体は、載置された前記飲食物容器の取り出しを検知する取出検知手段を備え、
    前記走行制御手段は、前記取出検知手段による前記飲食物容器の取り出しを検知したことに基づいて前記厨房への移動を開始させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の注文飲食物搬送装置。
  7. 前記走行路は、前記飲食物容器が載置された自走搬送体が走行する搬送レーンと、前記飲食物容器が取り出された自走搬送体が走行する回帰レーンとを有し、
    前記走行制御手段は、前記取出検知手段による前記飲食物容器の取出検知に基づいて、前記搬送レーンから回帰レーンに前記自走搬送体を移動させ、該回帰レーン上を前記厨房へ移動させることを特徴とする請求項6に記載の注文飲食物搬送装置。
  8. 前記走行路は、対向する自走搬送体がすれ違うための待避領域を有するとともに、
    前記自走搬送体は、対向する自走搬送体を検知するための対向検知手段を備え、
    前記走行制御手段は、前記取出検知手段による前記飲食物容器の取出検知後において前記対向検知手段にて対向する自走搬送体を検知したことを条件に、前記待避領域に前記自走搬送体を待避させることを特徴とする請求項6に記載の注文飲食物搬送装置。
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