JP2020124469A - 飲食物搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトコンベアに飲食物が複数置かれる場合であっても、比較的簡易なセンサでベルトコンベアの飲食物の有無を検知可能な飲食物搬送装置を提供する。【解決手段】飲食物が置かれる載置エリアと待機エリアの両エリアにおける飲食物の有無を、ベルトコンベアが形成する搬送路20L、20Rの長手方向に向かって放つ第1センサ光と、載置エリアにおいて搬送路を横切る方向に向かって放つ第2センサ光で検知すると共に、載置エリアから待機エリアへ移動した飲食物数をカウンタでカウントする。【選択図】図1

Description

本発明は、飲食物搬送装置に関する。
近年、飲食店においては、搬送装置を使った飲食物の提供が行なわれている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2016−152904号公報
例えば、注文された飲食物を搬送する場合、厨房から客席へ至るベルトコンベアに飲食物を載せて搬送することが考えられる。この場合、厨房のスタッフは、飲食物をベルトコンベアへ載せることになる。また、1つの客席から複数の飲食物が注文された場合、厨房のスタッフは、飲食物をベルトコンベアへ複数載せることになる。ところが、ベルトコンベアに載せられた複数の飲食物の有無をセンサで検知するには、エリアセンサ等の比較的高級なセンサを用いる必要がある。また、厨房には様々な機器が設置されている。よって、厨房では、飲食物を厨房から客席へ運ぶベルトコンベアの周囲も様々な機器に囲まれている場合がある。このような場合、厨房のスタッフは、最も手元に近いところへ飲食物を載せることになる。したがって、飲食物の皿をベルトコンベアへ複数枚載せたいような場合には、例えば、飲食物の皿が1枚載る度にベルトコンベアが皿1枚分だけ動くと便利である。これを実現するには、通常、ベルトコンベアに載っている飲食物の皿の枚数等を検知するセンサが必要となる。
そこで、本願は、ベルトコンベアに飲食物が複数置かれる場合であっても、比較的簡易なセンサでベルトコンベアの飲食物の有無を検知可能な飲食物搬送装置を開示する。
上記課題を解決するため、本発明は、飲食物が置かれる載置エリアと待機エリアの両エリアにおける飲食物の有無を、ベルトコンベアが形成する搬送路の長手方向に向かって放つ第1センサ光と、載置エリアにおいて搬送路を横切る方向に向かって放つ第2センサ光で検知すると共に、載置エリアから待機エリアへ移動した飲食物数をカウンタでカウントすることにした。
詳細には、本発明は、飲食物搬送装置であって、飲食店の厨房から客席へ搬送する飲食物が載置されるベルトコンベアと、ベルトコンベアの始端部分に設定される飲食物の載置エリアと、該ベルトコンベアにおいて該載置エリア以外の領域に設定される飲食物の待機エリアの両エリアにおける飲食物の有無を、ベルトコンベアが形成する搬送路の長手方向に向かって放つ第1センサ光によって検知する第1センサと、載置エリアにおいて搬送路を横切る方向に向かって放つ第2センサ光によって該載置エリアにおける飲食物の有無を検知する第2センサと、ベルトコンベアを制御する制御手段と、を備え、制御手段は、第1センサが飲食物を検知していない状態で第2センサが飲食物を検知すると、ベルトコンベアを所定量だけ作動させるピッチ送りを実行して飲食物を載置エリアから待機エリアへ移動させると共に、待機エリアへ移動した飲食物数をカウントするカウンタを加算し、第1センサが飲食物を検知している状態で第2センサが飲食物を検知すると、待機エリアへ
飲食物を追加可能であるか否かの判定をカウンタのカウント値に基づいて行い、追加可能な場合はピッチ送りを実行して飲食物を載置エリアから待機エリアへ移動させると共にカウンタを加算し、搬送開始操作が行われると、ベルトコンベアを作動させて飲食物を客席へ搬送すると共にカウンタをリセットする。
このような飲食物搬送装置であれば、ベルトコンベアに載置されている飲食物の数を、第1センサ光と第2センサ光、及びカウンタで把握できるため、例えば、載置エリアに置かれた飲食物を待機エリアへ移動するピッチ送りを比較的簡単なセンサ構成で実現可能となる。
なお、飲食物搬送装置は、注文された飲食物を指定の搬送先へ搬送する注文飲食物搬送装置であり、ベルトコンベアは、飲食店の厨房側から客席フロア側へ至る搬送路を形成する他のベルトコンベアの厨房側に延設されるコンベアであってもよい。このような飲食物搬送装置であれば、飲食物を客席へ搬送しながら他の飲食物を載置エリアに載せることができるため、飲食物を効率的に搬送することができる。
また、待機エリアは、所定数の飲食物を置くことが可能な大きさを有しており、制御手段は、第1センサが飲食物を検知している状態で第2センサが飲食物を検知すると、待機エリアへ飲食物を追加可能であるか否かの判定をカウンタのカウント値が所定数に達しているか否かに基づいて行い、追加可能な場合はピッチ送りを実行して飲食物を載置エリアから待機エリアへ移動させると共にカウンタを加算するものであってもよい。このような飲食物搬送装置であれば、複数の飲食物を待機エリアに置くことができるため、飲食物を効率的に搬送することができる。
また、制御手段は、第2センサが飲食物を検知していない状態で第1センサが飲食物を検知すると、第1センサと第2センサの何れも飲食物を検知しない状態になるまで、ピッチ送りを実行しないピッチ送り禁止モードへ移行するものであってもよい。このような飲食物搬送装置であれば、飲食物が誤って待機エリアへ直接置かれることにより、待機エリアにある飲食物の状態を制御手段が把握できない場合にピッチ送りが行われなくなるので、飲食物が予期せぬ部位へ接触等するのを防ぐことができる。
また、上記の飲食物搬送装置は、待機エリアのうちベルトコンベアの終端側において搬送路を横切る方向に向かって放つ第3センサ光によって、該待機エリアのうち該ベルトコンベアの終端側における飲食物の有無を検知する第3センサを更に備え、制御手段は、第3センサが飲食物を検知している場合、ピッチ送りを実行しないものであってもよい。このような飲食物搬送装置であれば、待機エリアがピッチ送り不能な状態でピッチ送りが誤って実行されるのを防ぐことができる。
また、本発明は、飲食店の厨房から客席へ搬送する飲食物が載置されるベルトコンベアと、ベルトコンベアの始端部分に設定される飲食物の載置エリアと、該ベルトコンベアにおいて該載置エリア以外の領域に設定される飲食物の待機エリアの両エリアにおける飲食物の有無を、ベルトコンベアが形成する搬送路の長手方向に向かって放つ第1センサ光によって検知する第1センサと、載置エリアにおいて搬送路を横切る方向に向かって放つ第2センサ光によって該載置エリアにおける飲食物の有無を検知する第2センサと、待機エリアのうちベルトコンベアの終端側において搬送路を横切る方向に向かって放つ第3センサ光によって、該待機エリアのうち該ベルトコンベアの終端側における飲食物の有無を検知する第3センサと、ベルトコンベアを制御する制御手段と、を備え、制御手段は、第3センサが飲食物を検知していない状態で第2センサが飲食物を検知すると、ベルトコンベアを所定量だけ作動させるピッチ送りを実行して飲食物を載置エリアから待機エリアへ移動させ、第1センサが飲食物を検知している状態で搬送開始操作が行われると、ベルトコ
ンベアを作動させて飲食物を客席へ搬送するものであってもよい。
このような飲食物搬送装置であれば、載置エリアに置かれた飲食物を待機エリアへ移動するピッチ送りを比較的簡単なセンサ構成で実現可能にしつつ、待機エリアがピッチ送り不能な状態でピッチ送りが誤って実行されるのを防ぐことができる。
また、上記の飲食物搬送装置は、ベルトコンベアを撮像する撮像手段を、待機エリアを撮影可能な位置に更に備えるものであってもよい。このような飲食物搬送装置であれば、ベルトコンベアに載置された飲食物の状態を画像で確認可能となる。
また、上記の飲食物搬送装置は、待機エリアのうちベルトコンベアの始端側において搬送路を横切る方向に向かって放つ第4センサ光によって、該待機エリアのうち該ベルトコンベアの始端側における飲食物の有無を検知する第4センサを更に備え、撮像手段は、第4センサが飲食物を検知すると撮像を行うものであってもよい。このような飲食物搬送装置であれば、載置エリアから待機エリアへ移送される飲食物の状態を画像で確認可能となる。
上記飲食物搬送装置であれば、ベルトコンベアに飲食物が複数置かれる場合であっても、比較的簡易なセンサでベルトコンベアの飲食物の有無を検知可能である。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置の全体構成図である。 図2は、昇降装置の一例を示した図である。 図3は、注文飲食物搬送装置に設けられている光センサの取付箇所の一例を示した図である。 図4は、注文飲食物搬送装置の制御装置が実現するピッチ送り動作の処理フローの一例を示した図である。 図5は、ピッチ送りの様子を示した図である。 図6は、操作パネルの画面の一例を示した図である。 図7は、搬送開始操作が行われた場合に実行される制御フロー図を示している。 図8は、搬送時の状態を示した第1の図である。 図9は、搬送時の状態を示した第2の図である。 図10は、搬送時の状態を示した第3の図である。 図11は、搬送時の状態を示した第4の図である。 図12は、搬送時の状態を示した第5の図である。 図13は、昇降装置の昇降動作を示した図である。 図14は、光センサの取付箇所の第1変形例を示した図である。 図15は、光センサの取付箇所の第2変形例を示した図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。以下に示す各実施形態や変形例は、例えば、寿司や飲料物、そばやうどんといった丼物、から揚げや天ぷらといった各種の飲食物を、店内で飲食する客の他、飲食物を持ち帰る客へも提供する飲食店に好適である。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置10の全体構成図である。注文飲食物搬送装置10は、客の注文を受けて用意された飲食物を飲食店の厨房2から客席3L1〜3L
3,3R1〜3R3(以下、不特定の客席を指す場合は「客席3」という)等へ搬送する装置であり、図1に示すように、客が飲食する各客席3の脇を通る搬送路を形成する。注文飲食物搬送装置10は、飲食店の厨房2側から客席エリアへ至る搬送路を形成する主ベルトコンベア20L,20R(以下、不特定の主ベルトコンベアを指す場合は「主ベルトコンベア20」という)と、主ベルトコンベア20L,20Rの厨房2側に延設され、搬送路を延伸する副ベルトコンベア30L,30R(以下、不特定の副ベルトコンベアを指す場合は「副ベルトコンベア30」という)とを備えている。注文飲食物搬送装置10は、飲食物を皿等の各種食器に載せて搬送したり、食器を使わずにベルトコンベアに直置きされたフィルム包装等の飲食物を搬送したり、或いは、トレイに載せられた状態の飲食物を搬送したりする。
副ベルトコンベア30は、飲食物の皿を長手方向沿いに4枚並べて置くことが可能な長さを有している。そして、副ベルトコンベア30の脇には、皿を載せるべき位置(載置エリア)を示すマークが付されている。副ベルトコンベア30の搬送面のうち、副ベルトコンベア30の手前側(厨房2側)の端部付近が飲食物をスタッフが置くための載置エリアとなり、載置エリアよりも奥側(客席3側)が飲食物を待機させる待機エリアとなる。また、副ベルトコンベア30の付近には、各種の操作を受け付けるための操作パネルが設けられている。
また、注文飲食物搬送装置10には、主ベルトコンベア20の客席フロア側の端部に設けられており、主ベルトコンベア20によって搬送された飲食物を上げて主ベルトコンベア20から離す昇降装置40が設けられている。図2は、昇降装置40の一例を示した図である。昇降装置40は、飲食物のトレイの下側から部材を突き上げて該トレイを昇降する装置であり、主ベルトコンベア20Lと主ベルトコンベア20Rとの間で昇降されて該トレイを突き上げる突き上げ部材41を有する。突き上げ部材41の上面には、トレイの接触を検知する接触センサ42が設けられている。また、突き上げ部材41に突き上げられるトレイの姿勢を安定させるため、主ベルトコンベア20L,20Rの両側で昇降されて該トレイを支持する支持部材43,44が設けられている。突き上げ部材41と支持部材43,44は、昇降プレート48に固定されており、一体的に昇降する。昇降プレート48は、昇降用のモータやクランク機構を内蔵する昇降駆動部45から上側に突き出る昇降棒46の上端に固定されており、昇降棒46の上下動に従って動く。また、昇降プレート48の姿勢を安定させるため、昇降棒46の両側には2つの支持棒47が設けられている。昇降棒46と支持棒47は、何れもリニアガイドにより上下方向に直動する。
図3は、注文飲食物搬送装置10に設けられている光センサの取付箇所の一例を示した図である。注文飲食物搬送装置10には、図3に示されるように、光学式のセンサが各部に設けられている。例えば、センサS1Lは、センサS1ALが、副ベルトコンベア30Lが形成する搬送路の長手方向に向かってセンサ光を放ち、センサS1BLがセンサ光を受光することにより、副ベルトコンベア30L(載置エリア及び待機エリア)における飲食物の有無を検知する。また、センサS2Lは、センサS2ALとセンサS2BLの何れか一方が、載置エリアにおいて副ベルトコンベア30Lの搬送路を横切る方向に向かってセンサ光を放ち、何れか他方がセンサ光を受光することにより、副ベルトコンベア30Lの載置エリアにおける飲食物の有無を検知する。また、センサS3Lは、センサS3BLが、主ベルトコンベア20Lが形成する搬送路の長手方向に向かってセンサ光を放ち、センサS3ALがセンサ光を受光することにより、主ベルトコンベア20L上の飲食物の有無を検知する。また、センサS4Lは、センサS4ALとセンサS4BLの何れか一方が、主ベルトコンベア20Lの搬送路を横切る方向に向かってセンサ光を放ち、何れか他方がセンサ光を受光することにより、センサS4ALとセンサS4BLの間を通過する飲食物の有無を検知する。センサS5LとセンサS6LもセンサS4Lと同様である。また、主ベルトコンベア20R及び副ベルトコンベア30Rにも、主ベルトコンベア20L及び
副ベルトコンベア30Lに設けられているのと同様のセンサが設けられている。
なお、センサS2ALについては、トレイ等の接触物が触れると下に下がる可動式の部材P1Lに設けられている。また、センサS2BRについては、トレイ等の接触物が触れると下に下がる可動式の部材P1Rに設けられている。同様に、センサS4BLは可動式の部材P2L、センサS4BRは可動式の部材P2R、センサS5BLは可動式の部材P3L、センサS5BRは可動式の部材P3R、センサS6BLは可動式の部材P4L、センサS6BRは可動式の部材P4Rに設けられている。
また、センサS1BLとセンサS3ALは、モータによって自動開閉するゲートG1Lに設けられている。また、センサS1BRとセンサS3ARは、モータによって自動開閉するゲートG1Rに設けられている。
したがって、注文飲食物搬送装置10に設けられている各センサが、注文飲食物搬送装置10に搬送される飲食物の皿やトレイの進路の妨げとなることはない。なお、主ベルトコンベア20Lにはモータによって自動開閉するゲートG2Lが昇降装置40付近に設けられ、主ベルトコンベア20Rにはモータによって自動開閉するゲートG2Rが昇降装置40付近に設けられているが、センサS3Lのセンサ光はゲートG2Lの下側を通過し、センサS3Rのセンサ光はゲートG2Rの下側を通過するため、ゲートG2L,G2Rがセンサ光に干渉することも無い。
なお、注文飲食物搬送装置10の下側には、飲食物が循環搬送される飲食物循環搬送装置やその他の注文飲食物搬送装置が設けられていてもよい。また、注文飲食物搬送装置10の上側には、湯呑みや調味料、お品書き等を載せる棚板が支柱等によって支持されていてもよい。
主ベルトコンベア20、副ベルトコンベア30および昇降装置40は、制御装置によって制御される。制御装置は、副ベルトコンベア30付近に設置されている操作パネルに入力された操作内容や各センサからの信号に基づいて制御信号を出力する。以下、制御装置によって実現される注文飲食物搬送装置10の動作を説明する。
<ピッチ送り動作>
注文飲食物搬送装置10では、飲食物が副ベルトコンベア30の載置エリアに置かれると、副ベルトコンベア30がピッチ送り動作を行い、載置エリアに置かれた飲食物を待機エリアへ移動する。図4は、注文飲食物搬送装置10の制御装置が実現するピッチ送り動作の処理フローの一例を示した図である。
注文飲食物搬送装置10の制御装置は、センサS2Lが飲食物を検知したか否かの判定を行う(S101)。副ベルトコンベア30Lの載置エリアに飲食物が載置されると、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、ステップS101で肯定判定を行う。注文飲食物搬送装置10の制御装置は、ステップS101で肯定判定を行うと、次に、制御装置内のメモリを参照し、ピッチ送りを禁止するピッチ送り禁止モードであるか否かの判定を行う(S102)。注文飲食物搬送装置10の制御装置は、ステップS102で否定判定を行うと、次に、制御装置内のメモリを参照し、待機エリアにある飲食物の数をカウントするカウンタが上限値であるか否かの判定を行う(S103)。本実施形態では、待機エリアに置くことができる飲食物の皿は3枚であるため、カウンタの上限値は「3」に設定されている。注文飲食物搬送装置10の制御装置は、ステップS103で否定判定を行った場合、副ベルトコンベア30Lを所定量(飲食物の皿1つ分)だけ作動させる(S104)。そして、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、制御装置内のメモリにアクセスし、カウンタ値を1つ加算する(S105)。
また、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、ステップS101で否定判定を行った場合、センサS1Lが飲食物を検知したか否かの判定を行う(S106)。そして、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、ステップS106で肯定判定を行うと、制御装置内のメモリにアクセスしてピッチ送り禁止モードのフラグをメモリ内に設定する。例えば、飲食物が副ベルトコンベア30Lの載置エリアではなく待機エリアへ誤って直接載置されると、ステップS101で否定判定が行われ、ステップS106で肯定判定が行われるため、副ベルトコンベア30Lについてはピッチ送り禁止モードになる。これにより、ステップS102で否定判定が行われないようになるため、誤って待機エリアに載置され、待機エリアでどのような状態で置かれたか不明な飲食物を載せたまま副ベルトコンベア30Lがピッチ送り動作することが無くなる。
なお、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、ステップS106で否定判定を行うと、制御装置内のメモリにアクセスしてピッチ送り禁止モードのフラグやカウンタ値をリセットする(S108)。よって、例えば、飲食物が副ベルトコンベア30Lの載置エリアではなく待機エリアへ誤って直接載置された場合であっても、その後に副ベルトコンベア30L上から飲食物が全て取り除かれれば、ピッチ送り禁止モードのフラグやカウンタ値がリセットされ、ステップ注文飲食物搬送装置104のピッチ送り動作等が再び実行され得る状態になる。また、ピッチ送り禁止モードのフラグやカウンタ値は、後述する搬送開始操作が行われて副ベルトコンベア30L上の飲食物が客席3へ搬送されてもリセットされる。
なお、上述したステップS101からステップS108までの一連の処理は、副ベルトコンベア30Lの場合について例示したが、副ベルトコンベア30Rの場合についても同様である。
図5は、ピッチ送りの様子を示した図である。例えば、副ベルトコンベア30に飲食物の皿が1枚も載っていない状態で、載置エリアに飲食物の皿4を載せると、注文飲食物搬送装置10の制御装置はステップS101で肯定判定を行い、ステップS102及びステップS103で否定判定を行うことにより、ステップS104を実行する。すると、載置エリアに載せられた皿4は、図5(A)に示すように、待機エリアへ移動する。そして、載置エリアに2枚目の皿4が載せられると、ステップS101からステップS104までの一連の処理が実行されることにより、載置エリアに載せられた2枚目の皿4は、図5(B)に示すように、待機エリアへ移動する。
このような処理の繰り返しにより、待機エリアの皿4が3枚となると、注文飲食物搬送装置10の制御装置のメモリのカウンタは上限値となる。よって、この状態で載置エリアに4枚目の皿4が載せられると、ステップS103の処理で肯定判定が行われ、ステップS104の処理は実行されない。したがって、載置エリアに載せられた4枚目の皿4は、図5(C)に示すように、載置エリアに載った状態を維持する。
副ベルトコンベア30において実現されるピッチ送り動作の説明については以上である。本実施形態の注文飲食物搬送装置10であれば、副ベルトコンベア30Lに載置されている皿4の状態をセンサS1LとセンサS2Lの2本のセンサ光で把握し、上述のピッチ送り動作を実現できるため、エリアセンサ等の高級なセンサを副ベルトコンベア30Lに載置されている皿4の状態の把握のために用いる必要が無い。よって、副ベルトコンベア30Lにおけるピッチ送りを、センサS1LとセンサS2Lという比較的簡単なセンサ構成で実現することができる。副ベルトコンベア30R側についても副ベルトコンベア30Lと同様である。
次に、搬送開始操作が行われた場合の処理について説明する。
<搬送動作>
注文飲食物搬送装置10の制御装置は、副ベルトコンベア30付近に設けられた操作パネルにおいて搬送開始操作が行われると、副ベルトコンベア30や主ベルトコンベア20を作動させ、飲食物を厨房2からテーブル3或いは昇降装置40へ搬送する。図6は、操作パネルの画面の一例を示した図である。
注文飲食物搬送装置10の制御装置は、操作パネルの画面D101において、搬送先を示すボタンBL1〜BL3,BR1〜BR3,BEが押されると、制御信号を出力して副ベルトコンベア30と主ベルトコンベア20を作動させ、副ベルトコンベア30に載っている飲食物の皿1を、ボタンBL1〜BL3,BR1〜BR3,BEに対応する位置、すなわち、客席3或いは昇降装置40へ搬送する。ボタンBL1がテーブル3L1に対応し、ボタンBL2がテーブル3L2に対応し、ボタンBL3がテーブル3L3に対応し、ボタンBR1がテーブル3R1に対応し、ボタンBR2がテーブル3R2に対応し、ボタンBR3がテーブル3R3に対応し、ボタンBEが昇降装置40に対応する。
図7は、搬送開始操作が行われた場合に実行される制御フロー図を示している。注文飲食物搬送装置10の制御装置は、操作パネルにおいてボタンBL1〜BL3,BR1〜BR3,BEが押されたか否かを判定する(S201)。そして、制御装置は、ステップS201の処理においてテーブルの選択操作が行われたことを検知すると、主ベルトコンベア20に飲食物が載っているか否かを判定する(S202)。ボタンBL1〜BL3が押された場合、制御装置は、ステップS202において、主ベルトコンベア20Lに飲食物が載っているか否かをセンサS3Lで判定する。また、ボタンBR1〜BR3が押された場合、制御装置は、ステップS202において、主ベルトコンベア20Rに飲食物が載っているか否かをセンサS3Rで判定する。また、ボタンBEが押された場合、制御装置は、ステップS202において、主ベルトコンベア20Lと主ベルトコンベア20Rの両方について、飲食物が載っているか否かをセンサS3LとセンサS3Rで判定する。
そして、制御装置は、ステップS202の処理で否定判定を行うと、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30を起動する(S203)。例えば、ボタンBL1〜BL3が押されている場合には副ベルトコンベア30Lと主ベルトコンベア20Lが起動し、ボタンBR1〜BR3が押されている場合には副ベルトコンベア30Rと主ベルトコンベア20Rが起動し、ボタンBEが押されている場合には副ベルトコンベア30L,30Rと主ベルトコンベア20L,20Rが起動する。
制御装置は、ステップS203の処理を実行した後、副ベルトコンベア30に載っていた飲食物が全て主ベルトコンベア20に載ったか否かを判定する(S204)。例えば、主ベルトコンベア20Lと副ベルトコンベア30Lが作動している状態であれば、副ベルトコンベア30Lに載っていた飲食物が全て主ベルトコンベア20Lに載ったか否かをセンサS4Lで判定する。また、例えば、主ベルトコンベア20Rと副ベルトコンベア30Rが作動している状態であれば、副ベルトコンベア30Rに載っていた飲食物が全て主ベルトコンベア20Rに載ったか否かをセンサS4Rで判定する。なお、制御装置は、副ベルトコンベア30に載っていた飲食物が全て主ベルトコンベア20に載ったか否かの判定を、センサの代わりに副ベルトコンベア30を起動してからの動作量に基づいて判定してもよい。制御装置は、ステップS204の処理において肯定判定を下した場合、副ベルトコンベア30を停止する(S205)。
制御装置は、ステップS205の処理を実行した後、選択された搬送先に飲食物が到着したか否かを判定する(S206)。制御装置は、搬送先に飲食物が到着したか否かの判
定を、例えば、搬送先付近に設置したセンサの検知結果に基づいて判定してもよいし、搬送先毎に予め設定された搬送開始からの経過時間、ベルトコンベアのモータのステップ数等に基づいて判定してもよい。制御装置は、ステップS206の処理で肯定判定を下した場合、主ベルトコンベア20を停止する(S207)。例えば、主ベルトコンベア20Lが作動している状態であれば、主ベルトコンベア20Lを停止する。また、例えば、主ベルトコンベア20Rが作動している状態であれば、主ベルトコンベア20Rを停止する。また、例えば、主ベルトコンベア20L,20Rが作動している状態であれば、主ベルトコンベア20L,20Rを停止する。
図8は、搬送時の状態を示した第1の図である。また、図9は、搬送時の状態を示した第2の図である。例えば、図8に示すように、副ベルトコンベア30Rに皿4が2枚置かれた状態でボタンBR1〜BR3の何れかが押されると、図9に示すように、ゲートG1Rが開いて副ベルトコンベア30Rと主ベルトコンベア20Rが起動し、指定された搬送先へ向かって皿4が移動する。副ベルトコンベア30Rに載っていた全ての皿4が主ベルトコンベア20Rに載れば、副ベルトコンベア30Rは停止状態になるため、厨房2のスタッフは、次に搬送したい飲食物を副ベルトコンベア30Rへ載せることができる。また、皿4が指定の搬送先へ到着すると、主ベルトコンベア20Rが停止する。
図10は、搬送時の状態を示した第3の図である。また、図11は、搬送時の状態を示した第4の図である。また、図12は、搬送時の状態を示した第5の図である。例えば、図10に示すように、持ち帰り用の飲食物を載せたトレイ5が副ベルトコンベア30Lと副ベルトコンベア30Rの両方に跨って置かれた状態でボタンBEが押されると、図11に示すように、ゲートG1L,G1Rが開いて副ベルトコンベア30L,30Rと主ベルトコンベア20L,20Rが起動し、指定された搬送先である昇降装置40へ向かってトレイ5が移動する。そして、トレイ5が部材P3L,P3Rに接触すると、ゲートG2L,G2Rが開く。副ベルトコンベア30L,30Rに載っていたトレイ5が主ベルトコンベア20L,20Rに載れば、副ベルトコンベア30L,30Rは停止状態になるため、厨房2のスタッフは、次に搬送したい飲食物を副ベルトコンベア30L,30Rへ載せることができる。また、図12に示すように、トレイ5が昇降装置40へ到着すると、主ベルトコンベア20L,20Rが停止する。
図13は、昇降装置40の昇降動作を示した図である。図13(A)に示すように、持ち帰り用の飲食物を載せたトレイ5が副ベルトコンベア30Lと副ベルトコンベア30Rの両方に跨って置かれた状態でボタンBEが押されると、副ベルトコンベア30L,30Rと主ベルトコンベア20L,20Rが起動し、図13(B)に示すように、トレイ5が昇降装置40へ向かって移動する。そして、図13(C)に示すように、トレイ5が昇降装置40へ到着すると、昇降装置40が上昇動作を開始する。そして、図13(D)に示すように、トレイ5が昇降装置40の上限位置に達すると、昇降装置40は停止する。そして、図13(E)に示すように、トレイ5が昇降装置40から取り除かれたことが接触センサ42によって検知されると、昇降装置40は下降動作を開始し、下限位置で停止する。
注文飲食物搬送装置10の制御装置によって実現される主要な動作内容は、以上に説明した通りである。上記注文飲食物搬送装置10であれば、主ベルトコンベア20沿いに設けられた客席3のみならず、主ベルトコンベア20の終端(本願でいう「所定箇所」の一例である)にある昇降装置40を飲食物の搬送先として指定することができる。よって、例えば、昇降装置40が飲食店の出入り口付近にあれば、飲食物の持ち帰りを希望する客に持ち帰り用の飲食物を提供する場合に、持ち帰り用の飲食物を注文飲食物搬送装置10で飲食店の出入り口付近に搬送することができる。よって、持ち帰り用の飲食物を用意する厨房2が飲食店の出入口から離れているような場合であっても、上記実施形態の注文飲
食物搬送装置10であれば、厨房2で用意した持ち帰り用の飲食物を店の出入口付近へ運搬するための工数を抑制できる。このような効果は、店舗の大型化に比例して著しくなる。
また、上記実施形態の注文飲食物搬送装置10では、トレイ5が昇降装置40へ搬送されると、昇降装置40が上昇動作を行う。昇降装置40が上昇動作を行うと、突き上げ部材41や接触センサ42,43がトレイ5の下面に接触してトレイ5が突き上げられ、トレイ5が主ベルトコンベア20L,20Rから離れる。よって、トレイ5が昇降装置40にある状態であっても、主ベルトコンベア20L,20Rは、他の飲食物を搬送するために再び作動することができる。また、トレイ5が主ベルトコンベア20L,20Rから離されるため、センサS3L,S3Rのセンサ光は、昇降装置40にあるトレイ5に遮られない。よって、トレイ5が昇降装置40にある状態であっても、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、主ベルトコンベア20L,20R上にある飲食物の有無をセンサS3L,S3Rで検知可能である。したがって、注文飲食物搬送装置10では、トレイ5が昇降装置40にある状態であっても、飲食物を何れかの客席3へ搬送可能である。
なお、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、飲食物の皿1が搬送先に到着すると、搬送先付近にある端末に飲食物の到着を周囲へ報知させてもよい。この場合、搬送先が客席3であれば当該客席3の注文端末が飲食物の到着を報知し、搬送先が昇降装置40であれば飲食客が出入する出入口付近に設けられた精算機付近の注文端末または当該精算機が飲食物の到着を報知することになる。
また、注文飲食物搬送装置10は、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30の2種類のベルトコンベアを有しておらず、厨房2から客席3へ至る1本のベルトコンベアが平行に2つ設けられるものであってもよい。
また、注文飲食物搬送装置10は、厨房2から客席3へ搬送路が2つ平行に設けられることで、皿4とトレイ5の両方を搬送可能にする形態に限定されるものでなく、例えば、トレイ5を載せることが可能な程度の横幅を有する幅広のベルトで1つの搬送路を形成するものであってもよい。また、昇降装置40へ搬送する飲食物が皿4と同程度の大きさである場合には、注文飲食物搬送装置10は、例えば、皿4を載せることが可能な程度の横幅を有するベルトで1つの搬送路を形成するものであってもよい。
また、注文飲食物搬送装置10は、昇降装置40を主ベルトコンベア20の終端ではなく途中に備えるものであってもよい。例えば、飲食店の出入口が主ベルトコンベア20の搬送路の中間地点付近にあるような場合には、昇降装置40が当該中間地点にあると、持ち帰り用の飲食物のトレイ5の搬送に便利である。
また、上記実施形態では、注文を受けて指定の搬送先へ飲食物を搬送する注文飲食物搬送装置について例示したが、副ベルトコンベア30において実現される上記のピッチ送り動作は、例えば、飲食物が無端状のクレセントチェーンによって循環搬送される循環搬送装置へ飲食物を自動供給する供給装置に適用することもできる。
また、上記実施形態では、副ベルトコンベア30L(R)における飲食物の有無をセンサS1L(R),S2L(R)で検知していたが、その他のセンサを更に設けてもよい。図14は、光センサの取付箇所の第1変形例を示した図である。
図14に示されるように、注文飲食物搬送装置10には、待機エリアのうち副ベルトコンベア30Lの終端側において搬送路を横切る方向に向かって放つセンサ光(本願でいう「第3センサ光」の一例である)によって、待機エリアのうち副ベルトコンベア30Lの
終端側における飲食物の有無を検知するセンサS7L(本願でいう「第3センサ」の一例である)が更に備わっていてもよい。このようなセンサS7Lが注文飲食物搬送装置10に備わっていれば、副ベルトコンベア30Lの終端側に載置されている飲食物の有無をセンサS7Lで検知することが可能となる。よって、例えば、皿4が載置エリアではなく待機エリアへ直接載置されるなどにより、待機エリアにある飲食物の数が正常にカウントされていない状態となっていても、待機エリアに実際に載っている飲食物の数とカウンタの数との不一致に起因するピッチ送りの不良を防ぐことができる。すなわち、副ベルトコンベア30の終端側に飲食物が載っているにも関わらず、カウンタの値が「2」以下となっており、注文飲食物搬送装置10の制御装置が誤ってピッチ送り動作を実行してしまうのを防ぐことができる。このようなピッチ送りの不良防止は、例えば、センサS7Lが飲食物を検知している場合にピッチ送り禁止モードのフラグが設定されるようにすることで実現可能である。
副ベルトコンベア30の終端側に飲食物が載っているにも関わらず、ピッチ送り動作が誤って実行されると、当該飲食物がゲートG1Lに衝突する。この点、上述したセンサS7Lが注文飲食物搬送装置10に備わっていれば、ゲートG1Lへの飲食物の衝突を確実に防止することが可能となる。
なお、センサS7Lと同様のセンサは、副ベルトコンベア30R側に設けられていてもよい。
また、注文飲食物搬送装置10がセンサS7Lを備える場合、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、ピッチ送り動作を行った際に加算するカウンタの使用を省略してもよい。すなわち、注文飲食物搬送装置10がセンサS7Lを備える場合、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、ステップS103及びステップS105の処理を省略してもよい。センサS7Lが飲食物を検知している場合にピッチ送り禁止モードのフラグが設定されるように構成されていれば、カウンタを使用しなくても、副ベルトコンベア30の終端側に飲食物が載っている状態で誤ってピッチ送り動作を実行してしまうのを防ぐことができる。
図15は、光センサの取付箇所の第2変形例を示した図である。注文飲食物搬送装置10は、コンベアを制御するための上記センサの他に、例えば、飲食物の状態を監視するためのセンサを備えていてもよい。注文飲食物搬送装置10には、例えば、図15に示されるように、待機エリアのうち副ベルトコンベア30Lの始端側において搬送路を横切る方向に向かって放つセンサ光(本願でいう「第4センサ光」の一例である)によって、待機エリアのうち副ベルトコンベア30Lの始端側における飲食物の有無を検知するセンサS8L(本願でいう「第4センサ」の一例である)と、センサS8Lが飲食物を検知すると撮像を行うカメラS9が更に備わっていてもよい。カメラS9は、例えば、副ベルトコンベア30Lを撮像可能な位置に配置される。このようなセンサS8LとカメラS9が注文飲食物搬送装置10に備わっていれば、センサS8Lが飲食物を検知する度にカメラS9が副ベルトコンベア30Lの撮像を行うので、例えば、ピッチ送り動作によって載置エリアから待機エリアへ飲食物を移送する時の副ベルトコンベア30L上における異常の有無を、カメラS9で取得した画像の自動解析等により検知することが可能となる。
なお、カメラS9は、センサS8Lと連動しなくてもよい。カメラS9は、例えば、副ベルトコンベア30Lに載っている飲食物を常時撮像するものであってもよいし、ピッチ送り動作と同時に制御装置から出力される撮像信号に基づいて撮像するものであってもよい。カメラS9で取得した画像は、皿4に載っている寿司の転倒や、シャリに載っているネタの位置ずれ、その他各種の異常の有無の確認に用いることが可能である。画像は、厨房のスタッフが目視の監視で参照されるものであってもよいし、或いは、画像を分析して異常の有無を判定する画像解析装置に参照されるものであってもよい。
また、カメラS9で取得した画像は、例えば、ベルトコンベアの状態監視に利用することも可能である。カメラS9で取得した画像は、例えば、ベルトコンベアのベルト表面の汚れ、ベルトのほつれといったベルト自体の損傷、ベルトコンベアの隙間部分への異物混入等の各種異常感知に利用可能である。
2・・厨房
3・・客席
4・・皿
5・・トレイ
10・・注文飲食物搬送装置
20・・主ベルトコンベア
30・・副ベルトコンベア
40・・昇降装置

Claims (8)

  1. 飲食店の厨房から客席へ搬送する飲食物が載置されるベルトコンベアと、
    前記ベルトコンベアの始端部分に設定される飲食物の載置エリアと、該ベルトコンベアにおいて該載置エリア以外の領域に設定される飲食物の待機エリアの両エリアにおける飲食物の有無を、前記ベルトコンベアが形成する搬送路の長手方向に向かって放つ第1センサ光によって検知する第1センサと、
    前記載置エリアにおいて前記搬送路を横切る方向に向かって放つ第2センサ光によって該載置エリアにおける飲食物の有無を検知する第2センサと、
    前記ベルトコンベアを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1センサが飲食物を検知していない状態で前記第2センサが飲食物を検知すると、前記ベルトコンベアを所定量だけ作動させるピッチ送りを実行して飲食物を前記載置エリアから前記待機エリアへ移動させると共に、前記待機エリアへ移動した飲食物数をカウントするカウンタを加算し、
    前記第1センサが飲食物を検知している状態で前記第2センサが飲食物を検知すると、前記待機エリアへ飲食物を追加可能であるか否かの判定を前記カウンタのカウント値に基づいて行い、追加可能な場合は前記ピッチ送りを実行して飲食物を前記載置エリアから前記待機エリアへ移動させると共に前記カウンタを加算し、
    搬送開始操作が行われると、前記ベルトコンベアを作動させて飲食物を客席へ搬送すると共に前記カウンタをリセットする、
    飲食物搬送装置。
  2. 前記飲食物搬送装置は、注文された飲食物を指定の搬送先へ搬送する注文飲食物搬送装置であり、
    前記ベルトコンベアは、飲食店の厨房側から客席フロア側へ至る搬送路を形成する他のベルトコンベアの前記厨房側に延設されるコンベアである、
    請求項1に記載の飲食物搬送装置。
  3. 前記待機エリアは、所定数の飲食物を置くことが可能な大きさを有しており、
    前記制御手段は、前記第1センサが飲食物を検知している状態で前記第2センサが飲食物を検知すると、前記待機エリアへ飲食物を追加可能であるか否かの判定を前記カウンタのカウント値が前記所定数に達しているか否かに基づいて行い、追加可能な場合は前記ピッチ送りを実行して飲食物を前記載置エリアから前記待機エリアへ移動させると共に前記カウンタを加算する、
    請求項1又は2に記載の飲食物搬送装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2センサが飲食物を検知していない状態で前記第1センサが飲食物を検知すると、前記第1センサと前記第2センサの何れも飲食物を検知しない状態になるまで、前記ピッチ送りを実行しないピッチ送り禁止モードへ移行する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の飲食物搬送装置。
  5. 前記待機エリアのうち前記ベルトコンベアの終端側において前記搬送路を横切る方向に向かって放つ第3センサ光によって、該待機エリアのうち該ベルトコンベアの終端側における飲食物の有無を検知する第3センサを更に備え、
    前記制御手段は、前記第3センサが飲食物を検知している場合、前記ピッチ送りを実行しない、
    請求項1から4の何れか一項に記載の飲食物搬送装置。
  6. 飲食店の厨房から客席へ搬送する飲食物が載置されるベルトコンベアと、
    前記ベルトコンベアの始端部分に設定される飲食物の載置エリアと、該ベルトコンベアにおいて該載置エリア以外の領域に設定される飲食物の待機エリアの両エリアにおける飲食物の有無を、前記ベルトコンベアが形成する搬送路の長手方向に向かって放つ第1センサ光によって検知する第1センサと、
    前記載置エリアにおいて前記搬送路を横切る方向に向かって放つ第2センサ光によって該載置エリアにおける飲食物の有無を検知する第2センサと、
    前記待機エリアのうち前記ベルトコンベアの終端側において前記搬送路を横切る方向に向かって放つ第3センサ光によって、該待機エリアのうち該ベルトコンベアの終端側における飲食物の有無を検知する第3センサと、
    前記ベルトコンベアを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記第3センサが飲食物を検知していない状態で前記第2センサが飲食物を検知すると、前記ベルトコンベアを所定量だけ作動させるピッチ送りを実行して飲食物を前記載置エリアから前記待機エリアへ移動させ、
    前記第1センサが飲食物を検知している状態で搬送開始操作が行われると、前記ベルトコンベアを作動させて飲食物を客席へ搬送する、
    飲食物搬送装置。
  7. 前記ベルトコンベアを撮像する撮像手段を、前記待機エリアを撮影可能な位置に更に備える、
    請求項1から6の何れか一項に記載の飲食物搬送装置。
  8. 前記待機エリアのうち前記ベルトコンベアの始端側において前記搬送路を横切る方向に向かって放つ第4センサ光によって、該待機エリアのうち該ベルトコンベアの始端側における飲食物の有無を検知する第4センサを更に備え、
    前記撮像手段は、前記第4センサが飲食物を検知すると撮像を行う、
    請求項7に記載の飲食物搬送装置。
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