JP2020110482A - 注文飲食物搬送装置 - Google Patents

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JP2020110482A JP2019005220A JP2019005220A JP2020110482A JP 2020110482 A JP2020110482 A JP 2020110482A JP 2019005220 A JP2019005220 A JP 2019005220A JP 2019005220 A JP2019005220 A JP 2019005220A JP 2020110482 A JP2020110482 A JP 2020110482A
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Harunori Ishino
晴紀 石野
山田 直志
Naoshi Yamada
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Abstract

【課題】本願は、ベルトコンベアに載っている飲食物の有無を精度良く検知可能な注文飲食物搬送装置を開示する。【解決手段】注文飲食物搬送装置であって、飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成するベルトコンベアと、ベルトコンベアに載っている飲食物の有無を検知する荷重センサと、搬送開始操作が行われるとベルトコンベアを作動させ、ベルトコンベアに載っている飲食物を客席へ搬送する制御手段と、を備え、制御手段は、搬送開始操作が行われると、客席へ搬送した飲食物がベルトコンベアに載っていないことを荷重センサで検知してからベルトコンベアを作動させて次の飲食物を客席へ搬送する。【選択図】図4

Description

本発明は、注文飲食物搬送装置に関する。
近年、飲食店においては、搬送装置を使った飲食物の提供が行なわれている(例えば、特許文献1−2を参照)。また、物品を搬送する一般的な搬送装置の中には、搬送する物品を計量する機能を備えたものも提案されている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2016−152904号公報 特開2018−061641号公報 特開2018−083677号公報
注文された飲食物を搬送する場合、例えば、厨房から客席へ至るベルトコンベアに飲食物を載せて搬送することが考えられる。しかし、厨房から客席までの搬送路が1つのベルトコンベアで形成されている場合、ベルトコンベアが飲食物を客席へ運んでいる間は厨房で次の飲食物をベルトコンベアに乗せることができない。よって、注文飲食物を効率よく提供することが難しい。特に、客席へ至るベルトコンベアの経路が長いとベルトコンベアの作動時間が長いため、注文飲食物の提供効率が著しく下がる。
そこで、例えば、厨房から客席へ至るベルトコンベアの厨房側に他のベルトコンベアを延設することにより、飲食物を厨房から客席へ搬送している途中であっても、次に搬送する飲食物を、延設した他のベルトコンベアに載置可能にすることが考えられる。そして、この場合、客席へ搬送された飲食物がベルトコンベアから取り上げられた否かを判別するためのセンサが必要となる。ベルトコンベアに置かれている物品の有無を検知するセンサとしては、通常、光学式のセンサが用いられる。しかし、飲食物をベルトコンベアで搬送する装置の場合には、搬送路沿いには客席が複数箇所に配置されるため、飲食物が搬送路の途中で停まることになる。よって、搬送路の途中に停まっている飲食物の有無を光学式のセンサで検知するためには、搬送路の長手方向の両端に発光部と受光部とを設けることになる。そして、厨房から客席へ至るベルトコンベアの厨房側に他のベルトコンベアを延設する場合には、発光部と受光部の何れか一方を、2つのベルトコンベアが繋がる部分の付近で搬送路上に出し入れすることになる。
光学式のセンサは、発光部から放たれるセンサ光の光軸が受光部と交差する必要があるため、発光部と受光部が精密に位置合わせされている必要がある。しかし、発光部と受光部の何れか一方を搬送路上に出し入れする可動式の機構を採る場合、位置ずれが生じやすく、調整が難しい。
そこで、本願は、ベルトコンベアに載っている飲食物の有無を精度良く検知可能な注文飲食物搬送装置を開示する。
上記課題を解決するため、本発明は、飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成するベルトコンベアに飲食物の荷重を検知できる荷重センサを設けておき、搬送開始操作が行
われると、客席へ搬送した飲食物がベルトコンベアに載っていないことを荷重センサで検知してからベルトコンベアを作動させることにした。
詳細には、本発明は、注文飲食物搬送装置であって、飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成するベルトコンベアと、ベルトコンベアに載っている飲食物の有無を検知する荷重センサと、搬送開始操作が行われるとベルトコンベアを作動させ、ベルトコンベアに載っている飲食物を客席へ搬送する制御手段と、を備え、制御手段は、搬送開始操作が行われると、客席へ搬送した飲食物がベルトコンベアに載っていないことを荷重センサで検知してからベルトコンベアを作動させて次の飲食物を客席へ搬送する。
上記の注文飲食物搬送装置であれば、飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成するベルトコンベアに、客席へ搬送した飲食物が載っていないことが荷重センサで確認されないと、次の飲食物が搬送されない。よって、客席へ搬送された飲食物が客席で搬送路から取り上げられる前にベルトコンベアが再び動き出すことがない。また、客席へ搬送された飲食物が載っているか否かの判定が荷重センサで行われるため、光学式のセンサを用いる場合のように、搬送路の長手方向の両端に発光部と受光部とを設ける必要がない。よって、発光部と受光部の何れか一方を搬送路上に出し入れしたりする必要がない。このため、発光部と受光部の何れか一方を搬送路上に出し入れする可動式の機構を採る場合に生じ得る光軸のずれ等が生じることがない。
したがって、上記の注文飲食物搬送装置であれば、ベルトコンベアに載っている飲食物の有無を精度良く検知可能である。
なお、ベルトコンベアは、飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベアと、主ベルトコンベアの厨房側に延設され、搬送路を延伸する副ベルトコンベアと、を備え、荷重センサは、主ベルトコンベアに載っている飲食物の有無を検知するセンサであり、制御手段は、搬送開始操作が行われると、客席へ搬送した飲食物が主ベルトコンベアに載っていないことを荷重センサで確認してから、副ベルトコンベアと主ベルトコンベアを作動させ、副ベルトコンベアに載っている飲食物を客席へ搬送するものであってもよい。
上記の注文飲食物搬送装置であれば、飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベアに、客席へ搬送した飲食物が載っていないことが荷重センサで確認されないと、副ベルトコンベアに載っている飲食物の搬送が開始されない。よって、客席へ搬送された飲食物が主ベルトコンベアから取り上げられる前に副ベルトコンベアの飲食物の搬送が開始されることがない。また、客席へ搬送された飲食物が載っているか否かの判定が荷重センサで行われるため、主ベルトコンベアと副ベルトコンベアが繋がる部分で光学式のセンサを搬送路上に出し入れする必要もない。よって、発光部と受光部の何れか一方を搬送路上に出し入れする可動式の機構を採る場合に生じ得る光軸のずれ等が生じることもない。
また、制御手段は、搬送開始操作が行われることにより飲食物が副ベルトコンベアから主ベルトコンベアへ乗り移ると、主ベルトコンベアの停止前に、副ベルトコンベアを次に搬送する飲食物を乗せることが可能な停止状態にするものであってもよい。このような注文飲食物搬送装置であれば、飲食物が副ベルトコンベアから主ベルトコンベアへ乗り移ると、主ベルトコンベアの停止前に副ベルトコンベアが停止状態になるため、飲食物が主ベルトコンベアで搬送されている途中であっても、次に搬送する飲食物を副ベルトコンベアに乗せることができる。したがって、厨房から客席までの搬送路が1つのベルトコンベアで形成されている場合のように、ベルトコンベアが飲食物を客席へ運んでいる間の時間を無駄にすることなく、厨房で次の飲食物をベルトコンベアに乗せることができるため、注
文された飲食物を厨房から客席へ効率よく搬送することができる。
また、上記の注文飲食物搬送装置は、副ベルトコンベアに載っている飲食物の荷重を検知する副ベルトコンベア用の荷重センサを更に備え、制御手段は、副ベルトコンベア用の荷重センサの出力に応じて副ベルトコンベアと主ベルトコンベアの作動の可否を決定するものであってもよい。このような注文飲食物搬送装置であれば、搬送先に誤って他の飲食物を搬送する可能性を低減することができる。
上記注文飲食物搬送装置であれば、ベルトコンベアに載っている飲食物の有無を精度良く検知可能である。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置の全体構成図である。 図2は、注文飲食物搬送装置の客席付近を拡大した図である。 図3は、副ベルトコンベア付近を拡大した図である。 図4は、主ベルトコンベアに設けられたロードセルの位置の一例を示した図である。 図5は、副ベルトコンベアに関する制御フロー図を示している。 図6は、非搬送時の副ベルトコンベアの動作例を示した図である。 図7は、搬送開始操作が行われた場合に実行される制御フロー図を示している。 図8は、副ベルトコンベアに設けられたロードセルの位置の一例を示した図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。以下に示す各実施形態や変形例は、例えば、寿司や飲料物、そばやうどんといった丼物、から揚げや天ぷらといった各種の飲食物を提供する飲食店に好適である。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置10の全体構成図である。注文飲食物搬送装置10は、客の注文を受けて用意された飲食物を、皿1に載せた状態で飲食店の厨房2から客席3へ搬送する装置であり、図1に示すように、客が飲食する各客席3の脇を通る搬送路を形成する。注文飲食物搬送装置10は、飲食店の厨房2側から客席3へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベア20と、主ベルトコンベア20の厨房2側に延設され、搬送路を延伸する副ベルトコンベア30とを備えている。なお、本実施形態では、飲食物を薄皿に載せて搬送する形態を前提に説明するが、注文飲食物搬送装置10は、飲食物を皿以外の各種食器に載せて搬送したり、或いは、皿を使わずにベルトコンベアに直置きされたフィルム包装等の飲食物を搬送したりしてもよい。
図2は、注文飲食物搬送装置10の客席3付近を拡大した図である。主ベルトコンベア20が形成する搬送路の脇には、客が飲食を行うための客席3が設けられている。そして、注文飲食物搬送装置10は、客席3のテーブル或いは棚等に設置される注文端末を通じて注文された飲食物の皿1を厨房2から客席3へ搬送する。なお、図2には、注文飲食物搬送装置10の上側に設置されており、湯呑みや調味料、お品書き等を乗せる棚板が支柱によって支持されている様子が図示されているが、このような支柱や棚板は省略されていてもよいし、支柱や棚板に代わるものが設置されていてもよい。
図3は、副ベルトコンベア30付近を拡大した図である。主ベルトコンベア20の厨房
2側に延設され、主ベルトコンベア20の搬送路を延伸するように配置される副ベルトコンベア30は、飲食物の皿1を副ベルトコンベア30の搬送路の長手方向沿いに4枚並べて置くことが可能な長さを有している。副ベルトコンベア30が形成する搬送路の長手方向沿いの各位置には飲食物の皿1の有無を検知する光学式のセンサ31A,31B,31C,31Dが設けられている。また、各センサ31A,31B,31C,31Dの位置に対応するように、飲食物の皿1を乗せるべき位置を示す位置マーク32A,32B,32C,32Dが副ベルトコンベア30の脇に付されている。また、副ベルトコンベア30の付近には、各種の操作を受け付けるための操作パネル33が設けられている。
図4は、主ベルトコンベア20に設けられたロードセル(本願でいう「荷重センサ」の一例である)の位置の一例を示した図である。主ベルトコンベア20には、4つのロードセル21A,21B,21C,21Dが設けられている。4つのロードセル21A,21B,21C,21Dは、何れも主ベルトコンベア20の荷重を電気信号に変換するセンサであり、主ベルトコンベア20の長手方向沿いの複数箇所に設けられている。各ロードセル21A,21B,21C,21Dは、何れも主ベルトコンベア20に載っている飲食物の有無を検知する目的で設置されているため、主ベルトコンベア20の搬送面を形成するベルトを支持しているローラ付近に設けられている。なお、本実施形態では、説明の便宜上、主ベルトコンベア20に4つのロードセル21A,21B,21C,21Dが設けられている場合について例示しているが、主ベルトコンベア20には、ロードセルが主ベルトコンベア20の長さに応じた適宜の位置に適宜の個数で設けることが可能であり、4つに限定されない。
各ロードセル21A,21B,21C,21Dから出力される電気信号は、注文飲食物搬送装置10の制御装置に入力される。注文飲食物搬送装置10の制御装置では、ロードセル21A,21B,21C,21Dから送られる電気信号に基づき、主ベルトコンベア20に載っている飲食物の有無を判定する。主ベルトコンベア20に載っている飲食物の有無は、例えば、ロードセル21A,21B,21C,21Dの測定値と所定の閾値との比較に基づいて行うことができる。この場合、閾値は、例えば、主ベルトコンベア20に飲食物の皿1が載っていない場合のロードセル21A,21B,21C,21Dの測定値と、主ベルトコンベア20に飲食物の皿1が載っている場合のロードセル21A,21B,21C,21Dの測定値との間に設定される固定値となる。また、主ベルトコンベア20に載っている飲食物の有無は、例えば、ロードセル21A,21B,21C,21Dの測定値の変化率に基づいて行うこともできる。この場合、測定値の変化率が負の値であれば飲食物の皿1が取り除かれ、測定値の変化率が正の値であれば飲食物の皿1が置かれたものとして判定される。測定値の変化率に基づく判定は、誤検知を防ぐため、測定値の変化率の大きさが所定の大きさに満たない場合に否定判定が行われるようにしてもよい。
また、主ベルトコンベア20に載っている飲食物の皿1の有無は、4つのロードセル21A,21B,21C,21Dの全てのロードセルから出力される電気信号に基づいて判定するようにしてもよいし、或いは、4つのロードセル21A,21B,21C,21Dのうち何れか1つのロードセルから出力される電気信号に基づいて判定するようにしてもよい。前者の場合、主ベルトコンベア20に載っている飲食物の有無は、例えば、4つのロードセル21A,21B,21C,21Dの全てのロードセルから出力される電気信号が示す測定値の平均値或いは最大値等を用いて判定される。また、後者の場合、主ベルトコンベア20に載っている飲食物の有無は、例えば、操作パネル33に搬送先として入力されたテーブル付近のロードセルが出力する電気信号を用いて判定を行い、その他のロードセルが出力する電気信号については無視することが可能である。
主ベルトコンベア20および副ベルトコンベア30を駆動する駆動モータや、図示しない制御装置によって制御され、操作パネル33に入力された操作内容や各センサからの信
号に基づいて制御される。以下、制御装置によって実現される注文飲食物搬送装置10の動作を説明する。
<非搬送時の動作>
注文飲食物搬送装置10の制御装置は、複数のセンサ31A,31B,31C,31Dのうち客席3から最も遠い位置にあるセンサ31Aが飲食物の皿1を検知すると副ベルトコンベア30を作動させ、センサ31Aが検知した飲食物の皿1をセンサ31Aの隣のセンサ31Bの位置へ移動する。
図5は、副ベルトコンベア30に関する制御フロー図を示している。注文飲食物搬送装置10の制御装置は、センサ31Aが飲食物の皿1を検知しているか否かを判定する(S101)。そして、制御装置は、ステップS101の処理においてセンサ31Aが飲食物の皿1を検知していると判定した場合、センサ31Dが飲食物の皿1を検知しているか否かを判定する(S102)。そして、制御装置は、ステップS102の処理においてセンサ31Dが飲食物の皿1を検知していないと判定した場合、副ベルトコンベア30を作動させ、飲食物の皿1を一皿分だけ移動する(S103)。また、制御装置は、ステップS101の処理においてセンサ31Aが飲食物の皿1を検知していないと判定した場合、または、ステップS102の処理においてセンサ31Dが飲食物の皿1を検知していると判定した場合、ステップS103の処理を省略し、再びステップS101以降の処理を繰り返す。
図6は、非搬送時の副ベルトコンベア30の動作例を示した図である。例えば、図6(A)に示すように、副ベルトコンベア30に飲食物の皿1が一枚も乗っていない状態において、厨房2のスタッフが飲食物の皿1を副ベルトコンベア30の位置マーク32A付近に置くと、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、副ベルトコンベア30を作動させ、位置マーク32A付近に置かれた飲食物の皿1を位置マーク32B付近に移動する。この状態で位置マーク32A付近に別の飲食物の皿1が置かれると、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、図6(B)に示すように、位置マーク32A付近に置かれた飲食物の皿1を位置マーク32B付近に移動するので、副ベルトコンベア30には、2枚の皿1,1が位置マーク32Bと位置マーク32C付近にそれぞれ置かれた状態になる。なお、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、図6(C)に示すように、3枚の皿1,1,1が位置マーク32Bと位置マーク32Cと位置マーク32D付近にそれぞれ置かれた状態において、位置マーク32A付近に別の皿1が置かれても、副ベルトコンベア30を作動させない。
副ベルトコンベア30がこのように動作することにより、厨房2のスタッフの手元に近く、皿1を置きやすい位置マーク32A付近に皿1を置くだけで、複数の皿1を副ベルトコンベア30上に並べることができる。
<搬送時の動作>
注文飲食物搬送装置10の制御装置は、操作パネル33において搬送開始操作が行われると、副ベルトコンベア30と主ベルトコンベア20を作動させ、副ベルトコンベア30に乗った飲食物の皿1を客席3へ搬送する。
図7は、搬送開始操作が行われた場合に実行される制御フロー図を示している。注文飲食物搬送装置10の制御装置は、操作パネル33においてテーブルの選択操作が行われたか否かを判定する(S201)。そして、制御装置は、ステップS201の処理においてテーブルの選択操作が行われたことを検知すると、次に主ベルトコンベア20上に飲食物の皿1が載っているか否かをロードセル21A,21B,21C,21Dの電気信号に基づいて判定する(S202)。そして、制御装置は、ステップS202の処理において主ベルトコンベア20上に飲食物の皿1が載っていないと判定すると、主ベルトコンベア2
0と副ベルトコンベア30を作動させる(S203)。
制御装置は、ステップS203の処理を実行した後、副ベルトコンベア30に乗っていた全ての皿1が主ベルトコンベア20に乗ったか否かを判定する(S204)。制御装置は、副ベルトコンベア30に乗っていた全ての皿1が主ベルトコンベア20に乗ったか否かの判定を、例えば、副ベルトコンベア30と主ベルトコンベア20との境界付近に設置したセンサの検知結果に基づいて判定してもよいし、副ベルトコンベア30を起動してからの経過時間に基づいて判定してもよい。制御装置は、ステップS205の処理において肯定判定を下した場合、副ベルトコンベア30を停止する(S205)。
制御装置は、ステップS205の処理を実行した後、選択されたテーブルに飲食物の皿1が接近したか否かを判定する(S206)。制御装置は、選択されたテーブルに飲食物の皿1が接近したか否かの判定を、例えば、テーブルの付近に設置したセンサの検知結果に基づいて判定してもよいし、テーブルの位置毎に予め設定された搬送開始からの経過時間に基づいて判定してもよい。制御装置は、ステップS206の処理において肯定判定を下した場合、主ベルトコンベア20を徐々に減速させながら停止させる(S207)。
なお、制御装置は、ステップS201において否定判定を行った場合、ステップS202以降の処理を省略し、ステップS201以降の処理を再び実行する。
注文飲食物搬送装置10の制御装置によって実現される主要な動作内容は、以上に説明した通りである。上記注文飲食物搬送装置10であれば、副ベルトコンベア30に乗っていた全ての皿1が主ベルトコンベア20に乗れば、主ベルトコンベア20が作動中でも副ベルトコンベア30が停止するため、厨房2のスタッフは、副ベルトコンベア30に次の飲食物の皿1を直ちに載せることができる。従って、飲食物の注文が多い場合であっても、注文された飲食物を効率的に客席3へ搬送することができる。上記注文飲食物搬送装置10によるこのような効果は、主ベルトコンベア20によって形成される搬送路の長い飲食店で特に著しい。
図8は、副ベルトコンベア30に設けられたロードセルの位置の一例を示した図である。注文飲食物搬送装置10には、主ベルトコンベア20のみならず、副ベルトコンベア30にロードセルが設けられていてもよい。例えば、副ベルトコンベア30には、2つのロードセル34A,34Bが設けられる。2つのロードセル34A,34Bは、何れも副ベルトコンベア30の荷重を電気信号に変換するセンサであり、副ベルトコンベア30の長手方向沿いの複数箇所に設けられている。各ロードセル34A,34Bは、何れも副ベルトコンベア30に載っている飲食物の有無を検知する目的で設置されているため、副ベルトコンベア30の搬送面を形成するベルトを支持しているローラ付近に設けられている。なお、本実施形態では、説明の便宜上、副ベルトコンベア30に2つのロードセル34A,34Bが設けられている場合について例示しているが、副ベルトコンベア30には、ロードセルが副ベルトコンベア30の長さに応じた適宜の位置に適宜の個数で設けることが可能であり、2つに限定されない。
副ベルトコンベア30にロードセル34A,34Bが設けられている場合、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、例えば、以下のような制御を実現することができる。すなわち、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、例えば、副ベルトコンベア30に載置された飲食物の荷重をロードセル34A,34Bで測定し、当該飲食物の荷重が規定値を超える場合に主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30を作動させないようにすることができる。また、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、例えば、副ベルトコンベア30に載置された飲食物の荷重をロードセル34A,34Bで測定し、当該飲食物の荷重に応じて主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30の加速度や最高速度、加減速を開始する位
置等の調整を行うことが可能となる。また、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、例えば、副ベルトコンベア30に載置された飲食物の荷重と、操作パネル33において注文された飲食物について設定されている規定の荷重との差分を基に、副ベルトコンベア30に載置されている飲食物が注文されたものと合っているか否かの自動判定を行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、主ベルトコンベア20が直線状に形成されているが、主ベルトコンベア20を複数組み合わせることにより、主ベルトコンベア20がコーナー部分を有する搬送路を形成するようにしてもよい。また、上記実施形態では、搬送経路が主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30の2つのベルトコンベアで形成されていたが、注文飲食物搬送装置10は、例えば、搬送経路が1つのベルトコンベアで形成されていてもよい。この場合、注文飲食物搬送装置10は、厨房2から客席3へ搬送された飲食物がベルトコンベアから取り上げられたことを検知すると、当該1つのベルトコンベアが次に運ぶ飲食物の搬送を開始するために作動することを許容することになる。
また、上記実施形態では、皿1の横幅と同等の横幅のベルトコンベアで飲食物の皿1を搬送する形態となっていたが、ベルトコンベアは、皿1の他に、例えば、皿1を載せた幅広のトレイ等を載せることが可能な幅広のコンベアであってもよい。また、上記実施形態では、1つの主ベルトコンベア20及び副ベルトコンベア30による1本の搬送経路で飲食物の皿1を搬送する形態となっていたが、注文飲食物搬送装置10は、例えば、並列に設けられたベルトコンベアで複数本の搬送経路を構成する形態であってもよい。また、ロードセルによって検知した情報を、注文飲食物搬送装置10のメンテナンスの要否の判断等に活用してもよい。
1・・皿
2・・厨房
3・・客席
10・・注文飲食物搬送装置
20・・主ベルトコンベア
21A,21B,21C,21D・・ロードセル
30・・副ベルトコンベア
31A,31B,31C,31D・・センサ
32A,32B,32C,32D・・位置マーク
33・・操作パネル
34A,34B・・ロードセル

Claims (4)

  1. 飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成するベルトコンベアと、
    前記ベルトコンベアに載っている飲食物の有無を検知する荷重センサと、
    搬送開始操作が行われると前記ベルトコンベアを作動させ、前記ベルトコンベアに載っている飲食物を前記客席へ搬送する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、搬送開始操作が行われると、前記客席へ搬送した飲食物が前記ベルトコンベアに載っていないことを前記荷重センサで検知してから前記ベルトコンベアを作動させて次の飲食物を前記客席へ搬送する、
    注文飲食物搬送装置。
  2. 前記ベルトコンベアは、
    前記飲食店の厨房側から前記客席へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベアと、
    前記主ベルトコンベアの前記厨房側に延設され、前記搬送路を延伸する副ベルトコンベアと、を備え、
    前記荷重センサは、前記主ベルトコンベアに載っている飲食物の有無を検知するセンサであり、
    前記制御手段は、搬送開始操作が行われると、前記客席へ搬送した飲食物が前記主ベルトコンベアに載っていないことを前記荷重センサで確認してから、前記副ベルトコンベアと前記主ベルトコンベアを作動させ、前記副ベルトコンベアに載っている飲食物を前記客席へ搬送する、
    請求項1に記載の注文飲食物搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記搬送開始操作が行われることにより飲食物が前記副ベルトコンベアから前記主ベルトコンベアへ乗り移ると、前記主ベルトコンベアの停止前に、前記副ベルトコンベアを次に搬送する飲食物を乗せることが可能な停止状態にする、
    請求項2に記載の注文飲食物搬送装置。
  4. 前記副ベルトコンベアに載っている飲食物の荷重を検知する副ベルトコンベア用の荷重センサを更に備え、
    前記制御手段は、前記副ベルトコンベア用の荷重センサの出力に応じて前記副ベルトコンベアと前記主ベルトコンベアの作動の可否を決定する、
    請求項2又は3に記載の注文飲食物搬送装置。
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