JP2023083015A - 飲食物搬送装置 - Google Patents

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晴紀 石野
Harunori Ishino
岳 広瀬
Takeshi Hirose
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Abstract

【課題】本願は、搬送する飲食物の食器が大小様々であっても、コンベア同士の間で飲食物の食器を乗り移らせることが可能な飲食物搬送装置を提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、飲食物搬送装置であって、飲食店の厨房から客席へ至る搬送路を形成する第1のコンベアと、第1のコンベアの厨房側に設置されており、第1のコンベアが形成する搬送路を側方に延伸する第2のコンベアと、第1のコンベアと第2のコンベアとの接続部分に設けられており、第2のコンベアから第1のコンベアへ飲食物の食器を案内する案内機構と、を備え、案内機構は、ベルトの少なくとも一部分が第2のコンベアの直上において第2のコンベアから第1のコンベアの方へ第2のコンベアの搬送方向に対し交差するように掛け渡される案内ベルトを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、飲食物搬送装置に関する。
近年、飲食店においては、搬送装置を使った飲食物の提供が行なわれている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2021-137186号公報
飲食物を搬送する場合、例えば、厨房から客席へ至るベルトコンベアに飲食物の食器を載せて搬送することが考えられる。また、店舗内のレイアウトの都合でベルトコンベアの搬送路にコーナーを設けたい場合、直線状の搬送路を形成するベルトコンベア同士を非直線状に隣接配置してコーナーを形成することが考えられる。直線状の搬送路を形成するベルトコンベア同士を非直線状に隣接配置して形成したコーナーにおいては、一方のベルトコンベアから他方のベルトコンベアへ飲食物の食器をスムーズに乗り移らせることが肝要である。
コンベア同士の間で飲食物の食器をスムーズに乗り移らせる手法としては、例えば、乗り移り部分に飲食物の食器を押す可動式の部材を設けることが挙げられる。このような手法は、飲食物の食器が一定の大きさの場合に有効である。一方、飲食物の食器が大小様々である場合には、可動式の部材の可動範囲に対し、飲食物の食器の大きさが過大或いは過小となり、飲食物の食器をスムーズに乗り移らせることができない場合がある。
そこで、本願は、搬送する飲食物の食器が大小様々であっても、コンベア同士の間で飲食物の食器を乗り移らせることが可能な飲食物搬送装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、2つのコンベアの接続部分に、飲食物の食器をベルトで案内する案内機構を設けることにした。
詳細には、本発明は、飲食物搬送装置であって、飲食店の厨房から客席へ至る搬送路を形成する第1のコンベアと、第1のコンベアの厨房側に設置されており、第1のコンベアが形成する搬送路を側方に延伸する第2のコンベアと、第1のコンベアと第2のコンベアとの接続部分に設けられており、第2のコンベアから第1のコンベアへ飲食物の食器を案内する案内機構と、を備え、案内機構は、ベルトの少なくとも一部分が第2のコンベアの直上において第2のコンベアから第1のコンベアの方へ第2のコンベアの搬送方向に対し交差するように掛け渡される案内ベルトを有する。
上記の飲食物搬送装置には、第2のコンベアから第1のコンベアへの飲食物の食器の乗り移りを案内する案内ベルトが備わっている。この案内ベルトは、ベルトの少なくとも一部分が第2のコンベアの直上において第2のコンベアから第1のコンベアの方へ第2のコンベアの搬送方向に対し交差するように掛け渡されているため、第2のコンベア上を移動する食器は不可避的に当該案内ベルトへ接触することになる。そして、当該食器は、第2
のコンベアの搬送方向に対し交差するように掛け渡されるベルトに沿って移動し、第2のコンベアから第1のコンベアへ乗り移ることになる。
上記の飲食物搬送装置では、第2のコンベアの直上において掛け渡される案内ベルトで食器を案内する形態を採っているため、食器が大小様々であっても当該案内ベルトに食器が接触する。よって、上記の飲食物搬送装置であれば、搬送する飲食物の食器が大小様々であっても、コンベア同士の間で飲食物の食器を乗り移らせることが可能となる。
なお、案内機構は、第2のコンベアに載置された状態の食器の糸底部分に案内ベルトの高さが合う状態で案内ベルトを支持すると共に、案内ベルトを駆動するプーリーを更に有するものであってもよい。このような飲食物搬送装置であれば、案内機構は、糸底の部分で食器を案内することができるため、食器の飲食物が載る食器上面部が大小様々であっても当該食器を概ね第1のコンベアの幅方向の中心に乗り移らせることが可能となる。
また、食器は、所定の外径の糸底部分を有する第1の食器と、第1の食器の糸底部分と同じ外径の糸底を有し、且つ、飲食物が載る食器上面部の大きさが第1の食器とは異なる第2の食器と、を含むものであってもよい。このような食器であれば、飲食物搬送装置の案内機構は、糸底の部分で食器を案内した場合に、食器の飲食物が載る食器上面部が大小様々であっても当該食器を概ね第1のコンベアの幅方向の中心に乗り移らせることが可能となる。
また、第1のコンベア及び第2のコンベアは、ベルトコンベアであってもよい。ベルトコンベアであれば、ベルトの搬送面に飲食物の食器が載る形態となっているため、案内機構の案内ベルトにより食器をベルトコンベア上で案内することができる。
また、第2のコンベア及び案内機構は、第2のコンベアに載置された飲食物の食器が第1のコンベアへ乗り移った後に停止するものであってもよい。これによれば、飲食物の食器が第2のコンベアから第1のコンベアへ乗り移った後に、次に搬送したい飲食物の食器を第2のコンベアへ速やかに載置することが可能となる。
上記の飲食物搬送装置であれば、搬送する飲食物の食器が大小様々であっても、コンベア同士の間で飲食物の食器を乗り移らせることが可能となる。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置の一例を示した図である。 図2は、厨房側搬送路と客席側搬送路との接続部付近を示した図である。 図3は、案内機構を示した図である。 図4は、図3において符号A-Aで示す線の断面図である。 図5は、食器が案内機構によって案内される様子を示した図である。 図6は、食器が店舗内で搬送される様子を例示した図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。以下に示す実施形態や変形例は、例えば、寿司や飲料物、そばやうどんといった丼物、から揚げや天ぷらといった各種の飲食物を提供する飲食店に好適である。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置10の一例を示した図である。注文飲食物搬送装置10は、壁2によって店内が厨房エリア3と客席エリア4とに仕切られた店舗1
に設置される。注文飲食物搬送装置10は、厨房側搬送路1Aや客席側搬送路1B等の搬送経路を有しており、厨房エリア3で用意された飲食物を、飲食客8が居る客席エリア4の各客席テーブル5へ搬送する。より詳細には、注文飲食物搬送装置10は、厨房エリア3のスタッフ7が作業台6で用意した飲食物の食器9を載せることが可能なように、厨房側搬送路1Aを厨房エリア3内に有している。また、注文飲食物搬送装置10は、客席エリア4の各客席テーブル5沿いに配置される客席側搬送路1Bを客席エリア4内に有している。この客席側搬送路1Bは、厨房エリア3の厨房側搬送路1Aの終端から客席エリア4へ向かって延設されるように配置されている。そして、客席エリア4の各客席テーブル5には、客席側搬送路1Bから分岐する分岐レーン1Cが設けられている。また、注文飲食物搬送装置10には、各機構部分を作動させるためのモーター等が備わっている。注文飲食物搬送装置10の各部がモーター等で作動することにより、厨房エリア3のスタッフ7が作業台6で用意した飲食物の食器9が、厨房側搬送路1Aと客席側搬送路1Bを経由して各客席テーブル5の分岐レーン1Cへ自動的に搬送される。
分岐レーン1Cは、客席側搬送路1Bと分岐レーン1Cとの接続部分付近に設けられた進路変更装置によって客席側搬送路1Bから分岐された飲食物の食器9が乗り移るレーンであり、客席側搬送路1B沿いに配置されている。分岐レーン1Cは、回転自在な搬送用のローラ群によって形成されている。また、分岐レーン1Cは、客席側搬送路1Bから側方へ分岐し、更に客席側搬送路1Bに沿った下り勾配の経路を形成しているため、食器9が乗るとローラが遊転し、食器9が分岐レーン1Cの終端側に自重で移動する。
客席側搬送路1Bから分岐レーン1Cへ別れる分岐部分に設けられる進路変更装置は、可動式の部材を客席側搬送路1B上に側方からせり出すことにより、客席側搬送路1Bを移動する食器9を分岐レーン1Cへ案内する。進路変更装置は、注文飲食物搬送装置10を制御する制御装置によって作動するロータリーソレノイド或いはモーターを有しており、これにより可動式の部材を客席側搬送路1B上に出し入れする。
なお、図1において、分岐レーン1Cは、長方形の天面を有するボックス席用の客席テーブル5に設けられているが、このようなボックス席用の客席テーブル5に設けられる形態に限定されるものではない。分岐レーン1Cは、例えば、カウンター席用のテーブルに設けられていてもよい。また、本実施形態の注文飲食物搬送装置10には分岐レーン1Cが設けられているが、分岐レーン1Cは省略されていてもよい。この場合、飲食客8は、客席テーブル5の付近で客席側搬送路1B上に停止した飲食物の食器9を、客席側搬送路1Bから直接取り上げる。
また、図示されていないが、客席側搬送路1Bの上側には、例えば、湯呑みや調味料、お品書き等を乗せる棚板が支柱によって支持されている。このような支柱や棚板は、省略されていてもよいし、支柱や棚板に代わるものが設置されていてもよい。
ところで、図1を見ると判るように、客席側搬送路1Bは、厨房側搬送路1Aの長手方向に対し直角の方向に延在している。このため、厨房側搬送路1Aと客席側搬送路1Bは、厨房側搬送路1Aの終端部分にコーナーを形成していると言える。このようなコーナー部分では、食器9をスムーズに案内するための部材或いは機構が必要である。そこで、注文飲食物搬送装置10は、このようなコーナー部分における食器9のスムーズな移動を実現するために、厨房側搬送路1Aと客席側搬送路1Bとの接続部分に案内機構1Dを有している。
図2は、厨房側搬送路1Aと客席側搬送路1Bとの接続部付近を示した図である。図2を見ると判るように、厨房側搬送路1Aと客席側搬送路1Bとの接続部では、厨房側搬送路1Aの終端部分の側方に客席側搬送路1Bの始点部分が配置されている。よって、厨房
側搬送路1Aと客席側搬送路1Bとの接続部分に案内機構1Dが設けられていない場合、厨房側搬送路1Aの厨房側ベルトコンベア1A1によって厨房側搬送路1Aの終端部分に到着した食器9は、何らかの介助を受けないと客席側搬送路1Bの客席側ベルトコンベア1B1へ乗り移ることができない。そこで、注文飲食物搬送装置10は、厨房側搬送路1Aの終端部分に、厨房側ベルトコンベア1A1に載っている食器9を客席側搬送路1Bの方へベルトで案内する案内機構1Dを有している。
図3は、案内機構1Dを示した図である。案内機構1Dは、ベルトの少なくとも一部分が厨房側ベルトコンベア1A1の直上において厨房側ベルトコンベア1A1から客席側ベルトコンベア1B1の方へ厨房側ベルトコンベア1A1の搬送方向に対し斜めに交差するように掛け渡される丸ベルト1D1と、丸ベルト1D1を支持するプーリー1D2及びプーリー1D3と、プーリー1D2を駆動させるためのモーター1D5と、を有する。よって、案内機構1Dは、丸ベルト1D1がモーター1D5によって図3の矢印の方向に回転している状態において、厨房側ベルトコンベア1A1により食器9が厨房側搬送路1Aの終端部分に到着すると、食器9を丸ベルト1D1に接触させながら客席側搬送路1Bの方へ案内することができる。なお、丸ベルト1D1は、厨房側ベルトコンベア1A1の搬送方向に対し斜めに交差するように掛け渡される形態に限定されるものでなく、例えば、房側ベルトコンベア1A1の搬送方向に対し直角に交差するように掛け渡される形態であってもよい。
なお、案内機構1Dは、丸ベルト1D1に接触した食器9が、プーリー1D2とプーリー1D3によって丸ベルト1D1に加わっている張力に起因する丸ベルト1D1からの反発力を受けないように、支持ガイド1D4を有してる。支持ガイド1D4は、プーリー1D2とプーリー1D3との間において、丸ベルト1D1のうち食器9が接触する部分の背面側に配置されている。よって、支持ガイド1D4は、食器9の接触によって撓む丸ベルト1D1の撓みを抑制する。食器9が接触した際の丸ベルト1D1の撓みが支持ガイド1D4に抑制されることにより、食器9が丸ベルト1D1から受ける反発力が抑制され、食器9のスムーズな案内が実現される。なお、支持ガイド1D4は、丸ベルト1D1が破断やその他不調の際に、丸ベルト1D1の代わりに食器9を案内する機能を果たすこともできる。
ところで、店舗1では、様々な大きさの食器9を取り扱う場合がある。そこで、注文飲食物搬送装置10の案内機構1Dは、様々な大きさの食器9に対応できるよう、以下のように構成されている。
図4は、図3において符号A-Aで示す線の断面図である。図4では、厨房側搬送路1Aの終端部分付近の断面が、食器9と共に図示されている。そして、図4(A)~(C)では、大きさが互いに異なる3種類の食器9が載っている状態を例示している。図4(A)では、図4に示す3種類の食器9のうち高さも横幅も最も小さい皿を例示している。また、図4(B)では、図4に示す3種類の食器9のうち高さが最も高い皿を例示している。また、図4(C)では、図4に示す3種類の食器9のうち横幅が最も大きい皿を例示している。
図4(A)~(C)を見比べると判るように、各図の食器9において飲食物が載る部分である食器上面部9Aは、図4(A)に示す食器上面部9Aの横幅W2が最も小さく、次に図4(B)に示す食器上面部9Aの横幅W3、次に図4(C)に示す食器上面部9Aの横幅W4の順に大きくなっている。しかしながら、図4の各図に示す3種類の食器9の何れについても、皿の底部である糸底9Bの横幅はW1で一定である。また、図4に示す3種類の食器9は、何れも糸底9Bが丸ベルト1D1の高さと略同等になっている。よって、食器9が厨房側ベルトコンベア1A1を図4の矢印の方向(図4において右から左へ)
へ移動すると、食器9は、食器上面部9Aの下側で丸ベルト1D1に糸底9Bが接触する。そして、食器9は、糸底9Bに接触している丸ベルト1D1により、厨房側搬送路1Aから客席側搬送路1Bの方へ案内されることになる。
図5は、食器9が案内機構1Dによって案内される様子を示した図である。図5(A1)(A2)が図4(A)に示した食器9に対応し、図5(B1)(B2)が図4(B)に示した食器9に対応し、図5(C1)(C2)が図4(C)に示した食器9に対応する。食器上面部9Aの横幅がW2,W3,W4と大小様々であっても、糸底9Bの横幅はW1で一定である。よって、厨房側搬送路1Aから客席側搬送路1Bへ乗り移った食器9は、何れの大きさの皿であっても、客席側搬送路1Bの幅方向の左右何れかへ片寄った位置になることなく、客席側搬送路1Bの幅方向の中心(図5において一点鎖線で示す線)に概ね位置する状態で客席側搬送路1Bを移動することができる。よって、食器9は、客席側搬送路1Bを移動中、食器上面部9Aの縁が客席側搬送路1B沿いの構造物等に意図せず接触したりする可能性が低い。また、食器9は、客席側搬送路1Bの幅方向の中心に概ね位置する状態で客席側搬送路1Bを移動するので、客席側搬送路1Bから分岐レーン1Cへの分岐部分に設けられている進路変更装置の可動部材にも適切に接触することができる。これにより、客席側搬送路1Bから分岐レーン1Cへのスムーズな移動が実現できる。
なお、食器9は、少なくとも糸底9Bが下面視で円形に形成されていればよく、例えば、食器上面部9Aが上面視で矩形に形成されていてもよい。糸底9Bが下面視で円形であるため、糸底9Bの横幅W1は、糸底9Bの外径とも言える。少なくとも糸底9Bが下面視で円形に形成されていれば、厨房側搬送路1Aから客席側搬送路1Bへの乗り移りを案内機構1Dがスムーズに案内できるため、注文飲食物搬送装置10は、丸形の食器9のみならず角型の食器9であっても搬送可能である。言うまでも無いが、注文飲食物搬送装置10は、3種類の食器9を取り扱う店舗1への適用に限定されるものではない。注文飲食物搬送装置10は、2種類以下の食器9を取り扱う店舗1へ適用してもよいし、4種類以上の食器9を取り扱う店舗1へ適用してもよい。
食器上面部9Aの大きさが様々でありながら糸底9Bの外径が何れも同じこれらの食器9は、注文飲食物搬送装置10に適した食器であると言える。よって、これらの食器9は、注文飲食物搬送装置10の別体品として捉えてもよいが、注文飲食物搬送装置10の一部を構成するものとして捉えてもよい。注文飲食物搬送装置10は、このような食器9の搬送に好適ではあるが、このような食器9の搬送に限定されるものではない。注文飲食物搬送装置10は、例えば、注文飲食物搬送装置10に専用の食器ではない一般の食器を搬送することも可能である。この場合、案内機構1Dの丸ベルト1D1は、食器の糸底以外の部分に接触する可能性がある。しかし、このような場合であっても、案内機構1Dは、当該食器を丸ベルト1D1で案内すること自体は可能である。
図6は、食器9が店舗1内で搬送される様子を例示した図である。図6に例示されるように、厨房エリア3に居るスタッフ7が特定の客席テーブル5の飲食客8から注文を受けて用意した飲食物の食器9が厨房側搬送路1Aに載置され、当該スタッフ7により搬送開始操作が行われると、注文飲食物搬送装置10が作動する。すると、図6に示すように、厨房側搬送路1Aに載置された食器9が厨房側搬送路1A上を移動し、厨房側搬送路1Aの終端部分で案内機構1Dにより客席側搬送路1Bの方へ案内され、客席側搬送路1B上を移動する。そして、飲食物の注文が行われた客席テーブル5の分岐レーン1Cへ進入する。
ここで、図6を詳細に見ると判るように、注文飲食物搬送装置10では様々な大きさの食器9が搬送されている。注文飲食物搬送装置10は、図6に示すように、比較的小さい食器9を客席テーブル5へ搬送した直後に、比較的大きい食器9を搬送したりすることが
可能である。
また、図6に示すように、厨房側搬送路1Aの始端には光学センサ1A3が設置され、厨房側搬送路1Aの終端には光学センサ1A2が設置されている。光学センサ1A2,1A3の何れか一方が発光素子を有し、何れか他方が受光素子を有する。よって、注文飲食物搬送装置10は、光学センサ1A2と光学センサ1A3との間でセンサ光を遮る物品の有無を検知することにより、厨房側搬送路1Aに載置されている食器9の有無を判定することが可能である。また、注文飲食物搬送装置10は、搬送開始操作が行われて食器9の搬送を開始した後、光学センサ1A2,1A3により厨房側搬送路1Aに載置されていた食器9が客席側搬送路1Bへ全て乗り移ったことを検知すると、客席側搬送路1Bを作動させた状態のままで厨房側搬送路1Aを停止させることが可能である。厨房側搬送路1Aに載っていた食器9が全て客席側搬送路1Bに乗り移り、厨房側搬送路1Aが停止すると、スタッフ7は、次に搬送したい飲食物の食器9を厨房側搬送路1Aへ直ちに載せることが可能である。よって、スタッフ7は、飲食物を載せた食器9を効率的に用意することが可能である。
また、上記実施形態の注文飲食物搬送装置10では、厨房側搬送路1Aが1つのベルトコンベアで構成され、客席側搬送路1Bが1つのベルトコンベアで構成されていたが、厨房側搬送路1Aと客席側搬送路1Bはそれぞれ2以上のベルトコンベアで構成されていてもよい。また、注文飲食物搬送装置10は、例えば、ローラコンベア等の非ベルトコンベアで厨房側搬送路1Aや客席側搬送路1Bを形成するものであってもよい。
また、上記実施形態の注文飲食物搬送装置10では、厨房側搬送路1Aと客席側搬送路1Bとの接続部分で搬送路の搬送方向が直交していたが、搬送路の搬送方向が斜めに交差する形態であってもよい。また、上記実施形態の注文飲食物搬送装置10では、厨房側搬送路1Aと客席側搬送路1Bが単一の搬送路を形成していたが、並列な複数の搬送路を有していてもよいし、或いは、クレセントチェーンを使った循環搬送装置と併設されていてもよい。注文飲食物搬送装置10は、例えば、客席側搬送路1Bの代わりにクレセントチェーンを使った循環搬送路を備えており、厨房側搬送路1Aから案内機構1Dを使って当該循環搬送路へ食器9を移送する形態の装置であってもよい。この場合、注文飲食物搬送装置10は、非注文品を搬送可能な飲食物搬送装置として捉えることもできる。
1・・店舗
2・・壁
3・・厨房エリア
4・・客席エリア
5・・客席テーブル
6・・作業台
7・・スタッフ
8・・飲食客
9・・食器
10・・注文飲食物搬送装置
1A・・厨房側搬送路
1B・・客席側搬送路
1C・・分岐レーン
1D・・案内機構
9A・・食器上面部
9B・・糸底
1A1・・厨房側ベルトコンベア
1A2・・光学センサ
1A3・・光学センサ
1B1・・客席側ベルトコンベア
1D1・・丸ベルト
1D2・・プーリー
1D3・・プーリー
1D4・・支持ガイド
1D5・・モーター

Claims (5)

  1. 飲食店の厨房から客席へ至る搬送路を形成する第1のコンベアと、
    前記第1のコンベアの前記厨房側に設置されており、前記第1のコンベアが形成する搬送路を側方に延伸する第2のコンベアと、
    前記第1のコンベアと前記第2のコンベアとの接続部分に設けられており、前記第2のコンベアから前記第1のコンベアへ飲食物の食器を案内する案内機構と、を備え、
    前記案内機構は、
    ベルトの少なくとも一部分が前記第2のコンベアの直上において前記第2のコンベアから前記第1のコンベアの方へ前記第2のコンベアの搬送方向に対し交差するように掛け渡される案内ベルトを有する、
    飲食物搬送装置。
  2. 前記案内機構は、
    前記第2のコンベアに載置された状態の前記食器の糸底部分に前記案内ベルトの高さが合う状態で前記案内ベルトを支持すると共に、前記案内ベルトを駆動するプーリーを更に有する、
    請求項1に記載の飲食物搬送装置。
  3. 前記食器は、
    所定の外径の糸底部分を有する第1の食器と、
    前記第1の食器の糸底部分と同じ外径の糸底を有し、且つ、飲食物が載る食器上面部の大きさが前記第1の食器とは異なる第2の食器と、を含む、
    請求項1又は2に記載の飲食物搬送装置。
  4. 前記第1のコンベア及び前記第2のコンベアは、ベルトコンベアである、
    請求項1から3の何れか一項に記載の飲食物搬送装置。
  5. 前記第2のコンベア及び前記案内機構は、前記第2のコンベアに載置された飲食物の食器が前記第1のコンベアへ乗り移った後に停止する、
    請求項1から4の何れか一項に記載の飲食物搬送装置。
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