JP7201996B2 - 注文飲食物搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、注文飲食物搬送装置に関する。
近年、飲食店においては、搬送装置を使った飲食物の提供が行なわれている(例えば、特許文献1-2を参照)。
特開2005-185326号公報 特開2017-140297号公報
注文された飲食物を搬送する場合、例えば、厨房から客席へ至るベルトコンベアに飲食物を載せて搬送することが考えられる。この場合、客席に座っている客は、ベルトコンベアの搬送経路沿いに設けられたテーブルで飲食を行う。しかし、飲食店では、店内で飲食を行う客に飲食物を提供するサービスの他に、飲食物の持ち帰りを希望する客に持ち帰り用の飲食物を提供するサービスが行われることがある。この場合、飲食店では、厨房で用意された持ち帰り用の飲食物が客へ渡されることになる。
ところで、飲食店の厨房は、通常、飲食客が出入りする出入口付近から離れた位置に設置される。特に、搬送装置を使った飲食物の提供が行われるような飲食店は、店舗の床面積が比較的大きいことが多いため、飲食客が出入りする出入口付近から遠く離れた位置に厨房が設置される可能性が高い。よって、飲食物の持ち帰りを希望する客に持ち帰り用の飲食物を店の出入口付近で渡す場合、厨房で用意された持ち帰り用の飲食物を店の出入口付近へ運搬するための工数が少なからず必要であり、店舗の大型化に比例して飲食物の運搬に要する工数が増加することになる。
そこで、本願は、店舗内における飲食物の運搬に要する工数を可及的に抑制可能な注文飲食物搬送装置を開示する。
上記課題を解決するため、本発明は、ベルトコンベアの客席フロア側の端部から延設されるローラ群を設け、ベルトコンベアに載置された飲食物の搬送先として、複数の客席のうちの何れも指定されていない場合には、少なくともローラ群に飲食物が載り移るまでベルトコンベアを作動させることにした。
詳細には、本発明は、注文飲食物搬送装置であって、飲食店の厨房側から客席フロア側へ至る搬送路を形成し、搬送路沿いに複数の客席が配置されるベルトコンベアと、ベルトコンベアの客席フロア側の端部から延設されており、搬送路を延伸するローラ群と、ベルトコンベアに載置された飲食物を、指定された搬送先へベルトコンベアで搬送する制御手段と、を備え、制御手段は、ベルトコンベアに載置された飲食物の搬送先として、複数の客席のうちの何れかが指定されている場合には、搬送先として指定された客席に飲食物が到着したタイミングでベルトコンベアを停止し、ベルトコンベアに載置された飲食物の搬送先として、複数の客席のうちの何れも指定されていない場合には、少なくともローラ群に飲食物が載り移るまでベルトコンベアを作動させる。
上記の注文飲食物搬送装置であれば、ベルトコンベアの客席フロア側の端部から延設されるローラ群が設けられているため、ベルトコンベアに載置された飲食物の搬送先として、ベルトコンベアの搬送路沿いにある複数の客席のうちの何れも指定されていない場合、すなわち、例えば、搬送先としてベルトコンベアの客席フロア側の端部から延設されるローラ群が指定された場合、或いは、客席に搬送された飲食物がベルトコンベアから取り除かれない場合に、飲食物を当該ローラ群へ搬送することが可能である。
よって、上記の注文飲食物搬送装置であれば、ベルトコンベア沿いに設けられた客席のみならず、ベルトコンベアの終端から延設されたローラ群を飲食物の搬送先として指定することができる。よって、例えば、ローラ群が飲食店の出入り口付近にあれば、飲食物の持ち帰りを希望する客に持ち帰り用の飲食物を提供する場合に、持ち帰り用の飲食物を注文飲食物搬送装置で飲食店の出入り口付近に搬送することができる。よって、持ち帰り用の飲食物を用意する厨房が飲食店の出入口から離れているような場合であっても、上記の注文飲食物搬送装置であれば、厨房用意した持ち帰り用の飲食物を店の出入口付近へ運搬するための工数を抑制できる。また、客席へ搬送された飲食物がベルトコンベアから取り除かれない場合であっても、当該飲食物をローラ群へ移送しながら、他の飲食物を次の搬送先へ搬送することも可能となる。
なお、制御手段は、ベルトコンベアに載置された飲食物の搬送先として搬送路の終端が指定されている場合には、少なくともローラ群に飲食物が載り移るまでベルトコンベアを作動させてもよい。これによれば、ベルトコンベアに載置された飲食物をローラ群へ載せ替えることが可能となる。
また、上記の注文飲食物搬送装置は、客席フロア内に設置されており、ローラ群に飲食物が到着したことを報知する報知手段を更に備えるものであってもよい。このような報知手段が、客が出入する出入口付近等の客席フロア内に設置されていれば、ローラ群に飲食物が到着したことを容易に把握可能となる。
また、制御手段は、複数の客席のうち少なくとも何れかの客席に搬送した第1の飲食物がベルトコンベアに載っている状態で、第1の飲食物とは異なる第2の飲食物を搬送させる搬送開始操作が行われると、第1の飲食物がベルトコンベアに載っている状態でベルトコンベアを作動させ、第2の飲食物の搬送を開始するものであってもよい。これによれば、客席へ搬送された飲食物がベルトコンベアから取り除かれない場合であっても、他の飲食物の搬送が開始されるため、当該他の飲食物を次の搬送先へ搬送しながら、ベルトコンベアから取り除かれなかった飲食物のローラ群への移送を行うことができる。
上記注文飲食物搬送装置であれば、店舗内における飲食物の運搬に要する工数を可及的に抑制可能である。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置の全体構成図である。 図2は、操作パネルの画面の一例を示した図である。 図3は、搬送開始操作が行われた場合に実行される制御フロー図を示している。 図4は、搬送時の皿や進路変更部材の動きを示した第1の図である。 図5は、搬送時の皿や進路変更部材の動きを示した第2の図である。 図6は、変形例に係る注文飲食物搬送装置の全体構成図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。以下に示す各実施形態や変形例は、例えば、寿司や飲料物、そばやうどんといった丼物、から揚げや天ぷらといった各種の飲食物を、店内で飲食する客の他、飲食物を持ち帰る客へも提供する飲食店に好適である。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置10の全体構成図である。注文飲食物搬送装置10は、客の注文を受けて用意された飲食物を飲食店の厨房2から客席3L1~3L3,3R1~3R3(以下、不特定の客席を指す場合は「客席3」という)等へ搬送する装置であり、図1に示すように、客が飲食する各客席3の脇を通る搬送路を形成する。注文飲食物搬送装置10は、飲食店の厨房2側から客席エリアへ至る搬送路を形成する主ベルトコンベア20と、主ベルトコンベア20の厨房2側に延設され、搬送路を延伸する副ベルトコンベア30とを備えている。なお、図1では、飲食物を皿1に載せて搬送する様子が図示されているが、注文飲食物搬送装置10は、飲食物を皿1以外の各種食器に載せて搬送したり、或いは、皿1を使わずにベルトコンベアに直置きされたフィルム包装等の飲食物を搬送したりしてもよい。また、本実施形態では、主ベルトコンベア20が直線状に形成されているが、主ベルトコンベア20を複数組み合わせることにより、主ベルトコンベア20がコーナー部分等を有する搬送路を形成するようにしてもよい。
主ベルトコンベア20が形成する搬送路の脇には、搬送路から分岐して下り勾配の経路を形成する分岐レーン40が設けられている。注文飲食物搬送装置10は、客席3に設置される注文端末、飲食客が出入する出入口付近に設けられた精算機付近の注文端末または当該精算機、或いは客から直接または電話で受けて記入された手書き伝票等を介して注文が受け付けられ、厨房2で用意された飲食物を搬送する。
分岐レーン40は、進路変更部材41によって主ベルトコンベア20の搬送路で進路変更された飲食物の皿1が載り移るレーンであり、主ベルトコンベア20によって形成される搬送路沿いに配置されている。分岐レーン40は、回転自在な搬送用のローラ群によって形成されている。分岐レーン40は、主ベルトコンベア20の搬送路から側方へ分岐し、更に主ベルトコンベア20の搬送路に沿った下り勾配の経路を形成しているため、飲食物の皿1が載るとローラが転がり、飲食物の皿1が分岐レーン40の終端側に寄る。
進路変更部材41は、主ベルトコンベア20が形成する搬送路から分岐レーン40へ別れる分岐部分に設けられている。進路変更部材41は、電動モータ或いはロータリーソレノイドによって動かされ、主ベルトコンベア20が形成する搬送路上に側方からせり出される部材である。
副ベルトコンベア30は、皿1を副ベルトコンベア30の搬送路の長手方向沿いに4枚並べて置くことが可能な長さを有している。副ベルトコンベア30が形成する搬送路の長手方向沿いの各位置には皿1の有無を検知する光学式のセンサが4つ設けられており、皿1を載せるべき位置を示す4つの位置マークが副ベルトコンベア30の脇に付されている。また、副ベルトコンベア30の付近には、各種の操作を受け付けるための操作パネルが設けられている。
また、注文飲食物搬送装置10には、主ベルトコンベア20の客席フロア側の端部に延設され、主ベルトコンベア20の搬送路を延伸するように配置される終端ローラ群50が設けられている。終端ローラ群50は、副ベルトコンベア30と同等の長さの搬送路を形成する。終端ローラ群50は、回転自在な搬送用の複数のローラを有しており、これら複数のローラが主ベルトコンベア20の搬送路の終端から徐々に下る下り勾配の搬送路を形
成する。
なお、図1では、終端ローラ群50が、主ベルトコンベア20の搬送路の長手方向と同じ方向に搬送路を形成する状態で図示されているが、終端ローラ群50は、例えば、主ベルトコンベア20の搬送路の長手方向に対し斜め横方向、或いは、主ベルトコンベア20の搬送路の長手方向に対し直角な方向に搬送路を形成するものであってもよい。
また、注文飲食物搬送装置10の下側には、飲食物が循環搬送される飲食物循環搬送装置が設けられていてもよい。また、注文飲食物搬送装置10の上側には、湯呑みや調味料、お品書き等を載せる棚板が支柱等によって支持されていてもよい。また、図1において、分岐レーン40は、長方形の天面を有するボックス席用のテーブルに設けられているが、例えば、カウンター席用のテーブルに設けられていてもよい。
主ベルトコンベア20、副ベルトコンベア30および進路変更部材41は、制御装置によって制御される。制御装置は、副ベルトコンベア30付近に設置されている操作パネルに入力された操作内容や各センサからの信号に基づいて制御信号を出力する。以下、制御装置によって実現される注文飲食物搬送装置10の動作を説明する。
注文飲食物搬送装置10の制御装置は、副ベルトコンベア30付近に設けられた操作パネルにおいて搬送開始操作が行われると、副ベルトコンベア30や主ベルトコンベア20、進路変更部材41を作動させ、飲食物を厨房2からテーブル3或いは終端ローラ群50へ搬送する。図2は、操作パネルの画面の一例を示した図である。
注文飲食物搬送装置10の制御装置は、操作パネルの画面D101において、搬送先を示すボタンBL1~BL3,BR1~BR3,BEが押されると、制御信号を出力して副ベルトコンベア30と主ベルトコンベア20を作動させ、副ベルトコンベア30に載っている飲食物の皿1を、ボタンBL1~BL3,BR1~BR3,BEに対応する位置、すなわち、客席3或いは終端ローラ群50へ搬送する。ボタンBL1がテーブル3L1に対応し、ボタンBL2がテーブル3L2に対応し、ボタンBL3がテーブル3L3に対応し、ボタンBR1がテーブル3R1に対応し、ボタンBR2がテーブル3R2に対応し、ボタンBR3がテーブル3R3に対応し、ボタンBEが終端ローラ群50に対応する。
図3は、搬送開始操作が行われた場合に実行される制御フロー図を示している。注文飲食物搬送装置10の制御装置は、操作パネルにおいてボタンBL1~BL3,BR1~BR3,BEが押されたか否かを判定する(S101)。そして、制御装置は、ステップS101の処理においてテーブルの選択操作が行われたことを検知すると、主ベルトコンベア20に飲食物が載っているか否かを光学式センサ等により判定する(S102)。そして、制御装置は、ステップS102の処理で主ベルトコンベア20に飲食物が載っていないと判定すると、ボタンBL1~BL3,BR1~BR3が押された場合には対応する位置にある進路変更部材41を主ベルトコンベア20上に出し、ボタンBEが押された場合には何れの進路変更部材41も主ベルトコンベア20上に出さない状態で、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30を起動させる(S103)。
制御装置は、ステップS103の処理を実行した後、副ベルトコンベア30に載っていた飲食物が全て主ベルトコンベア20に載ったか否かを判定する(S104)。制御装置は、副ベルトコンベア30に載っていた飲食物が全て主ベルトコンベア20に載ったか否かの判定を、例えば、副ベルトコンベア30と主ベルトコンベア20との境界付近に設置したセンサの検知結果に基づいて判定してもよいし、副ベルトコンベア30を起動してからの経過時間に基づいて判定してもよい。制御装置は、ステップS104の処理において肯定判定を下した場合、副ベルトコンベア30を停止する(S105)。
制御装置は、ステップS105の処理を実行した後、選択された搬送先にある分岐レーン40或いは終端ローラ群50に飲食物が到着したか否かを判定する(S106)。制御装置は、搬送先に飲食物が到着したか否かの判定を、例えば、搬送先付近に設置したセンサの検知結果に基づいて判定してもよいし、搬送先毎に予め設定された搬送開始からの経過時間に基づいて判定してもよい。主ベルトコンベア20に飲食物が載っているか否かを主ベルトコンベア20の長手方向両端部の光学式センサで判定する場合には、これらの光学式センサが飲食物の進路の妨げとならないよう、当該光学式センサが駆動機構等により昇降したりゲート状に出し入れ等されることが好ましい。制御装置は、ステップS106の処理で肯定判定を下した場合、主ベルトコンベア20を停止すると共に、主ベルトコンベア20上に進路変更装置41を出していた場合は主ベルトコンベア20の上から進路変更装置41を退避させる(S107)。
図4は、搬送時の皿1や進路変更部材41の動きを示した第1の図である。図4では、画面D101でボタンBR3が押された場合、すなわち、搬送先として客席3R3が指定された場合を例示している。ボタンBR3が押されると、図4に示されるように、搬送先として指定された客席3R3付近の進路変更部材41が主ベルトコンベア20上にせり出し、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30が作動する。すると、副ベルトコンベア30に載っていた皿1が主ベルトコンベア20上へ送り出される。主ベルトコンベア20へ送り出された皿1は、図4に示されるように、やがて進路変更部材41に接触して客席3R3の分岐レーン40側へ案内される。客席3R3の分岐レーン40に入った皿1は、分岐レーン40上を移動し、分岐レーン40の終端に順次到着する。また、進路変更部材41は主ベルトコンベア20の上から退く。なお、副ベルトコンベア30に載っていた全ての皿1が主ベルトコンベア20に載れば、副ベルトコンベア30は停止状態になる。よって、図4に示されるように、副ベルトコンベア30には次の搬送先へ搬送したい皿1を載せることができる。
図5は、搬送時の皿1や進路変更部材41の動きを示した第2の図である。図5では、画面D101でボタンBEが押された場合、すなわち、搬送先として終端ローラ群50が指定された場合を例示している。ボタンBEが押されると、図5に示されるように、全ての進路変更部材41が主ベルトコンベア20上から退避したままの状態で、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30が作動する。すると、副ベルトコンベア30に載っていた皿1が主ベルトコンベア20上へ送り出される。主ベルトコンベア20へ送り出された皿1は、主ベルトコンベア20の終端に着くと主ベルトコンベア20から終端ローラ群50へ繰り出され、図5に示されるように、終端ローラ群50へ載り移る。主ベルトコンベア20から終端ローラ群50へ載り移った皿1は、終端ローラ群50上を移動し、終端ローラ群50が形成する搬送路の終端に順次到着する。
注文飲食物搬送装置10の制御装置によって実現される主要な動作内容は、以上に説明した通りである。上記注文飲食物搬送装置10であれば、主ベルトコンベア20沿いに設けられた客席3のみならず、主ベルトコンベア20の終端から延設された終端ローラ群50を飲食物の搬送先として指定することができる。よって、例えば、終端ローラ群50が飲食店の出入り口付近にあれば、飲食物の持ち帰りを希望する客に持ち帰り用の飲食物を提供する場合に、持ち帰り用の飲食物を注文飲食物搬送装置10で飲食店の出入り口付近に搬送することができる。よって、持ち帰り用の飲食物を用意する厨房2が飲食店の出入口から離れているような場合であっても、上記実施形態の注文飲食物搬送装置10であれば、厨房2で用意した持ち帰り用の飲食物を店の出入口付近へ運搬するための工数を抑制できる。このような効果は、店舗の大型化に比例して著しくなる。
なお、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、飲食物の皿1が搬送先に到着すると、搬
送先付近にある端末に飲食物の到着を周囲へ報知させてもよい。この場合、搬送先が客席3であれば当該客席3の注文端末が飲食物の到着を報知し、搬送先が終端ローラ群50であれば飲食客が出入する出入口付近に設けられた精算機付近の注文端末または当該精算機が飲食物の到着を報知することになる。
また、注文飲食物搬送装置10は、分岐レーン40と進路変更部材41が省略されていてもよい。この場合、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、搬送先として客席3が指定されると、当該客席3付近に飲食物が到着した場合に主ベルトコンベア20を停止させることになる。この場合、注文飲食物搬送装置10は、客席3へ搬送した飲食物の皿1が主ベルトコンベア20から取り除かれないと、次の飲食物の皿1を搬送することができない。そこで、例えば、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、客席3へ搬送した飲食物の皿1が主ベルトコンベア20から取り除かれないまま他の飲食物の搬送先を指定する操作が画面D101で行われた場合、主ベルトコンベア20を再び起動して当該他の飲食物の搬送を開始することにより、客席3で取り除かれなかった飲食物の皿1を終端ローラ群50へ搬送してもよい。これによれば、客席3に居る客が飲食物の皿1を主ベルトコンベア20から取り忘れても、注文飲食物搬送装置10は、次に搬送する飲食物の皿1を搬送することが可能となる。
また、注文飲食物搬送装置10は、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30の2つのベルトコンベアを有しておらず、厨房2から客席3まで1つのベルトコンベアで搬送路を形成するものであってもよい。
また、注文飲食物搬送装置10は、終端ローラ群50に他のローラ群を併設しており、終端ローラ群50に設けられたモータ駆動式の移送機構等により、終端ローラ群50に載っている飲食物の皿1を、終端ローラ群50に併設されている他のローラ群へ移送可能なものであってもよい。終端ローラ群50に載っている飲食物の皿1が終端ローラ群50から他のローラ群へ移送可能であれば、終端ローラ群50を搬送先として連続して指定することや、主ベルトコンベア20上にある飲食物の有無を検知する光学式センサのセンサ光が終端ローラ群50上の飲食物に干渉するのを防ぐことが可能となる。
図6は、変形例に係る注文飲食物搬送装置10の全体構成図である。上記実施形態の注文飲食物搬送装置10は、例えば、図6に示すように、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30を平行に2つずつ設けたものであってもよい。本変形例であれば、飲食物を皿1に載せて何れかの主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30で各客席3や終端ローラ群50へ搬送可能となるのみならず、例えば、各主ベルトコンベア20同士および各副ベルトコンベア30同士の動きを同期させることにより、1つのベルトコンベアでは搬送不能な大きさのトレイ4に飲食物を載せて搬送することが可能となる。よって、本変形例であれば、例えば、皿1に載せることができない大きさの弁当箱等、皿1には載り切らないような比較的大型のお持ち帰り用の飲食物を厨房2から終端ローラ群50へ搬送することが可能となる。
1・・皿
2・・厨房
3・・客席
4・・トレイ
10・・注文飲食物搬送装置
20・・主ベルトコンベア
30・・副ベルトコンベア
40・・分岐レーン
41・・進路変更部材
50・・終端ローラ群

Claims (4)

  1. 飲食店の厨房側から客席フロア側へ至る搬送路を形成し、前記搬送路沿いに複数の客席が配置されるベルトコンベアと、
    前記ベルトコンベアの客席フロア側の端部から延設されており、前記搬送路を延伸するローラ群と、
    前記ベルトコンベアに載置された飲食物を、指定された搬送先へ前記ベルトコンベアで搬送する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記ベルトコンベアに載置された飲食物の搬送先として、前記複数の客席のうちの何れかが指定されている場合には、搬送先として指定された客席に飲食物が到着したタイミングで前記ベルトコンベアを停止し、
    前記ベルトコンベアに載置された飲食物の搬送先として、前記複数の客席のうちの何れも指定されていない場合には、少なくとも前記ローラ群に飲食物が載り移るまで前記ベルトコンベアを作動させる、
    注文飲食物搬送装置。
  2. 前記制御手段は、前記ベルトコンベアに載置された飲食物の搬送先として前記搬送路の終端が指定されている場合には、少なくとも前記ローラ群に飲食物が載り移るまで前記ベルトコンベアを作動させる、
    請求項1に記載の注文飲食物搬送装置。
  3. 前記客席フロア内に設置されており、前記ローラ群に飲食物が到着したことを報知する報知手段を更に備える、
    請求項1又は2に記載の注文飲食物搬送装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数の客席のうち少なくとも何れかの客席に搬送した第1の飲食物が前記ベルトコンベアに載っている状態で、前記第1の飲食物とは異なる第2の飲食物を搬送させる搬送開始操作が行われると、前記第1の飲食物が前記ベルトコンベアに載っている状態で前記ベルトコンベアを作動させ、前記第2の飲食物の搬送を開始する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の注文飲食物搬送装置。
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