JP2016152904A - 注文飲食物搬送装置 - Google Patents

注文飲食物搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016152904A
JP2016152904A JP2015165841A JP2015165841A JP2016152904A JP 2016152904 A JP2016152904 A JP 2016152904A JP 2015165841 A JP2015165841 A JP 2015165841A JP 2015165841 A JP2015165841 A JP 2015165841A JP 2016152904 A JP2016152904 A JP 2016152904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt conveyor
main belt
drink
food
dish
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015165841A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6791545B2 (ja
Inventor
晴紀 石野
Harunori Ishino
晴紀 石野
邦彦 本岡
Kunihiko Motooka
邦彦 本岡
茂 久保
Shigeru Kubo
茂 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishino Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ishino Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishino Seisakusho Co Ltd filed Critical Ishino Seisakusho Co Ltd
Priority to PCT/JP2015/079275 priority Critical patent/WO2016129147A1/ja
Priority to CA2972857A priority patent/CA2972857C/en
Priority to CN201580001206.9A priority patent/CN106061334B/zh
Priority to CA3026930A priority patent/CA3026930C/en
Priority to AU2015288888A priority patent/AU2015288888B2/en
Priority to CN201710538699.0A priority patent/CN107212712B/zh
Priority to US14/902,015 priority patent/US9675192B2/en
Priority to TW105100562A priority patent/TWI621416B/zh
Priority to TW106135699A priority patent/TWI676447B/zh
Publication of JP2016152904A publication Critical patent/JP2016152904A/ja
Priority to AU2017200816A priority patent/AU2017200816B2/en
Priority to US15/444,423 priority patent/US10045646B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6791545B2 publication Critical patent/JP6791545B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Table Equipment (AREA)

Abstract

【課題】本願は、注文された飲食物を厨房から客席へ効率よく搬送可能な注文飲食物搬送装置を開示する。【解決手段】飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベアと、前記主ベルトコンベアの前記厨房側に延設され、前記搬送路を延伸する副ベルトコンベアと、搬送開始操作が行われると前記副ベルトコンベアと前記主ベルトコンベアを作動させ、前記副ベルトコンベアに乗った飲食物の皿を前記客席へ搬送する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記搬送開始操作が行われることにより皿が前記副ベルトコンベアから前記主ベルトコンベアへ乗り移ると、前記主ベルトコンベアの停止前に、前記副ベルトコンベアを次に搬送する皿を乗せることが可能な停止状態にする注文飲食物搬送装置である。【選択図】図8

Description

本発明は、注文飲食物搬送装置に関する。
近年、飲食店においては、搬送装置を使った飲食物の提供が行なわれている(例えば、特許文献1−3を参照)。
特開2011−289号公報 特開2008−99885号公報 特開2005−185326号公報
注文された飲食物を搬送する場合、例えば、厨房から客席へ至るベルトコンベアに飲食物の皿を載せて搬送することが考えられる。しかし、厨房から客席までの搬送路が1つのベルトコンベアで形成されている場合、ベルトコンベアが皿を客席へ運んでいる間は厨房で次の皿をベルトコンベアに乗せることができない。よって、注文飲食物を効率よく提供することが難しい。特に、客席へ至るベルトコンベアの経路が長いとベルトコンベアの作動時間が長いため、注文飲食物の提供効率が著しく下がる。
そこで、本願は、注文された飲食物を厨房から客席へ効率よく搬送可能な注文飲食物搬送装置を開示する。
上記課題を解決するため、本発明は、飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベアの他に、主ベルトコンベアの厨房側に延設され、搬送路を延伸する副ベルトコンベアを備え、皿が副ベルトコンベアから主ベルトコンベアへ乗り移ると、主ベルトコンベアの停止前に副ベルトコンベアを停止状態にすることにした。
詳細には、本発明は、飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベアと、前記主ベルトコンベアの前記厨房側に延設され、前記搬送路を延伸する副ベルトコンベアと、搬送開始操作が行われると前記副ベルトコンベアと前記主ベルトコンベアを作動させ、前記副ベルトコンベアに乗った飲食物の皿を前記客席へ搬送する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記搬送開始操作が行われることにより皿が前記副ベルトコンベアから前記主ベルトコンベアへ乗り移ると、前記主ベルトコンベアの停止前に、前記副ベルトコンベアを次に搬送する皿を乗せることが可能な停止状態にする注文飲食物搬送装置である。
上記の注文飲食物搬送装置であれば、飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベアの他に副ベルトコンベアを備えており、皿が副ベルトコンベアから主ベルトコンベアへ乗り移ると、主ベルトコンベアの停止前に副ベルトコンベアが停止状態になるため、皿が主ベルトコンベアで搬送されている途中であっても、次に搬送する皿を副ベルトコンベアに乗せることができる。従って、厨房から客席までの搬送路が1つのベルトコンベアで形成されている場合のように、ベルトコンベアが皿を客席へ運んでいる間の時間を無駄にすることなく、厨房で次の皿をベルトコンベアに乗せることができるため、
注文された飲食物を厨房から客席へ効率よく搬送することができる。
なお、前記副ベルトコンベアは、皿を搬送路の長手方向沿いに複数枚並べて置くことが可能な長さを有しており、前記制御手段は、前記搬送開始操作が行われることにより、前記複数枚の皿全てが前記副ベルトコンベアから前記主ベルトコンベアへ乗り移ると、前記主ベルトコンベアの停止前に、前記副ベルトコンベアを次に搬送する皿を乗せることが可能な停止状態にしてもよい。上記注文飲食物搬送装置がこのように構成されていれば、複数枚の皿をまとめて搬送することできるため、注文された飲食物を厨房から客席へ更に効率よく搬送することができる。
また、前記副ベルトコンベアには、皿の有無を検知するセンサが搬送路の長手方向沿いに複数設けられており、前記制御手段は、前記複数のセンサのうち前記客席から最も遠い位置にあるセンサが皿を検知し且つ前記複数のセンサのうち前記客席に最も近い位置にあるセンサが皿を検知しない場合に前記副ベルトコンベアを作動させ、前記副ベルトコンベアに乗っている皿を前記主ベルトコンベア側へ移動するものであってもよい。上記注文飲食物搬送装置がこのように構成されていれば、厨房のスタッフが複数の皿を副ベルトコンベア上に並べやすい。
また、前記主ベルトコンベアには、前記主ベルトコンベアの搬送路から分岐する分岐レーンと、前記主ベルトコンベアに搬送される皿を前記分岐レーンに案内する進路変更手段とが設けられており、前記制御手段は、前記搬送開始操作により搬送された皿が前記分岐レーンに入ると、前記主ベルトコンベアを停止するものであってもよい。上記注文飲食物搬送装置がこのように構成されていれば、客席に到着した皿が主ベルトコンベアから分岐レーンへ流れるので、客がコンベア上の皿を取る場合よりも効率よく飲食物を搬送することができる。
また、前記制御手段は、前記主ベルトコンベアに搬送される皿が前記進路変更手段に近づくと、前記主ベルトコンベアの搬送速度を下げるものであってもよい。上記注文飲食物搬送装置がこのように構成されていれば、皿の進行変更に伴って飲食物の姿勢が傾く虞が低い。
また、前記制御手段は、前記搬送開始操作が行われると、前記副ベルトコンベアよりも速い搬送速度で前記主ベルトコンベアを作動させるものであってもよい。主ベルトコンベアの搬送速度が速ければ、注文された飲食物を効率よく客席へ搬送することができる。
また、上記の注文飲食物搬送装置は、前記主ベルトコンベアの前記厨房側に配置されており、前記搬送路を遮断する開閉式の遮断部材と、前記主ベルトコンベアに乗った飲食物の皿の有無を検知する光学式センサであって、前記光学式センサの受光部および発光部のうち何れか一方が前記遮断部材に固定され、何れか他方が前記主ベルトコンベアの前記客席側に固定される光学式センサと、を更に備え、前記制御手段は、飲食物の皿が前記副ベルトコンベアから前記主ベルトコンベアへ乗り移る間は前記遮断部材を開いた状態にし、前記主ベルトコンベアに乗った飲食物の皿が前記客席へ到着している間は前記遮断部材を閉じた状態にするものであってもよい。
このような注文飲食物搬送装置であれば、主ベルトコンベアに乗る皿の有無を1つの光学式センサで検知可能であり、また、光学式センサの受光部あるいは発光部が皿の進路を妨害することも無い。
また、前記制御手段は、前記搬送開始操作が行われ且つ前記主ベルトコンベアに飲食物の皿が無いことを前記光学式センサで検知すると、前記遮断部材を開いた状態にして前記
副ベルトコンベアと前記主ベルトコンベアを作動させ、前記副ベルトコンベアに乗った飲食物の皿を前記客席へ搬送するものであってもよい。
このような注文飲食物搬送装置であれば、主ベルトコンベアに乗る飲食物の皿が無くなった場合に、副ベルトコンベアに乗る飲食物の皿の搬送が速やかに開始され、搬送効率が高まる。
上記注文飲食物搬送装置であれば、注文された飲食物を厨房から客席へ効率よく搬送することができる。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置の全体構成図である。 図2は、注文飲食物搬送装置の客席付近を拡大した図である。 図3は、分岐レーンを拡大した図である。 図4は、副ベルトコンベア付近を拡大した図である。 図5は、副ベルトコンベアに関する制御フロー図を示している。 図6は、非搬送時の副ベルトコンベアの動作例を示した図である。 図7は、搬送開始操作が行われた場合に実行される制御フロー図を示している。 図8は、搬送時の皿や進路変更部材の動きを示した図である。 図9は、分岐レーンに進入した皿の動きを示した第1の図である。 図10は、上述の注文飲食物搬送装置を用いた搬送システムのバリエーションを示した第1の図であり、主ベルトコンベアの搬送路が形成する搬送方向に対し直交する断面図でバリエーションを示した図である。 図11は、上述の注文飲食物搬送装置を用いた搬送システムのバリエーションを示した第2の図であり、主ベルトコンベアの搬送路が形成する搬送方向に対し直交する断面図でバリエーションを示した図である。 図12は、変形例に係る注文飲食物搬送装置の全体構成図である。 図13は、光学式センサの受光部付近を拡大した図である。 図14は、遮断部材の開閉状態を示した図である。 図15は、本変形例において搬送開始操作が行われた場合に実行される制御フロー図を示している。 図16は、搬送時の皿や遮断部材の動きを示した図である。 図17は、変形例に係る注文飲食物搬送装置を用いた搬送システムのバリエーションを示した図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。下記に示す各実施形態や変形例は、例えば、寿司や飲料物、そばやうどんといった丼物、から揚げや天ぷらといった各種の飲食物を提供する飲食店に好適である。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置10の全体構成図である。注文飲食物搬送装置10は、客の注文を受けて用意された飲食物の皿1を飲食店の厨房2から客席3へ搬送する装置であり、図1に示すように、客が飲食する各客席3の脇を通る搬送路を形成する。注文飲食物搬送装置10は、飲食店の厨房2側から客席3へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベア20と、主ベルトコンベア20の厨房2側に延設され、搬送路を延伸する副ベルトコンベア30とを備えている。なお、本実施形態では、主ベルトコンベア20が直線状に形成されているが、主ベルトコンベア20を複数組み合わせることにより、主ベ
ルトコンベア20がコーナー部分を有する搬送路を形成するようにしてもよい。
図2は、注文飲食物搬送装置10の客席3付近を拡大した図である。主ベルトコンベア20が形成する搬送路の脇には、搬送路から分岐して下り勾配の経路を形成する分岐レーン40が設けられている。注文飲食物搬送装置10は、テーブルに設置される注文端末等を介して注文が受け付けられ、厨房2で用意された飲食物を搬送する。
分岐レーン40は、進路変更装置50によって主ベルトコンベア20の搬送路から分岐された飲食物の皿1が乗り移るレーンであり、主ベルトコンベア20によって形成される搬送路沿いに配置されている。分岐レーン40は、回転自在な搬送用のローラ群41によって形成されている。分岐レーン40は、主ベルトコンベア20の搬送路から側方へ分岐し、更に主ベルトコンベア20の搬送路に沿った下り勾配の経路を形成しているため、皿1が乗るとローラが転がり、皿1が分岐レーン40の終端側に寄る。
なお、注文飲食物搬送装置10の上側には、湯呑みや調味料、お品書き等を乗せる棚板が支柱によって支持されているが、このような支柱や棚板は省略されていてもよいし、支柱や棚板に代わるものが設置されていてもよい。また、図2において、分岐レーン40は、長方形の天面を有するボックス席用のテーブルに設けられているが、このようなボックス席用のテーブルに設けられる形態に限定されるものではない。分岐レーン40は、例えば、カウンター席用のテーブルに設けられていてもよい。
図3は、分岐レーン40を拡大した図である。分岐レーン40を構成するローラ群41は、主ベルトコンベア20が形成する搬送路上にせり出した状態の進路変更部材51のガイド部52が案内する皿1の進路に沿うように、主ベルトコンベア20が形成する搬送路から斜め側方へ分岐する分岐レーンを形成する。そして、分岐レーン40を構成するローラ群41のうち少なくとも経路がカーブしている部分に配置されている各ローラ42は、分岐レーン40が形成する経路の中心線を挟んで左右に分割され且つ左右のローラが互いに独立して回転自在に構成されている。
また、主ベルトコンベア20が形成する搬送路から分岐レーン40へ別れる分岐部分には、進路変更装置50が設けられている。進路変更装置50は、進路変更部材51を有している。進路変更部材51は、主ベルトコンベア20が形成する搬送路上に側方からせり出される部材であり、主ベルトコンベア20によって搬送される飲食物の皿1を徐々に分岐レーン40側へ案内する斜めのガイド部52が形成されている。進路変更装置50は、進路変更部材51を主ベルトコンベア20の搬送路上に出し入れ可能な装置である。進路変更装置50は、内蔵される図示しないロータリーソレノイドで進路変更部材51を動かす。なお、進路変更装置50は、ロータリーソレノイドを駆動源とするものに限定されるものでなく、例えば、電動のモータやその他各種の駆動源を適用可能である。
図4は、副ベルトコンベア30付近を拡大した図である。主ベルトコンベア20の厨房2側に延設され、主ベルトコンベア20の搬送路を延伸するように配置される副ベルトコンベア30は、皿1を副ベルトコンベア30の搬送路の長手方向沿いに4枚並べて置くことが可能な長さを有している。副ベルトコンベア30が形成する搬送路の長手方向沿いの各位置には皿1の有無を検知する光学式のセンサ31a,31b,31c,31dが設けられている。また、各センサ31a,31b,31c,31dの位置に対応するように、皿1を乗せるべき位置を示す位置マーク32a,32b,32c,32dが副ベルトコンベア30の脇に付されている。また、副ベルトコンベア30の付近には、各種の操作を受け付けるための操作パネル33が設けられている。
主ベルトコンベア20および副ベルトコンベア30を駆動する駆動モータや、進路変更
装置50のロータリーソレノイドは、図示しない制御装置によって制御され、操作パネル33に入力された操作内容や各センサからの信号に基づいて制御される。以下、制御装置によって実現される注文飲食物搬送装置10の動作を説明する。
<非搬送時の動作>
注文飲食物搬送装置10の制御装置は、複数のセンサ31a,31b,31c,31dのうち客席3から最も遠い位置にあるセンサ31a(本願でいう「所定センサ」に相当する)が皿1を検知すると副ベルトコンベア30を作動させ、センサ31aが検知した皿1をセンサ31aの隣のセンサ31bの位置へ移動する。
図5は、副ベルトコンベア30に関する制御フロー図を示している。注文飲食物搬送装置10の制御装置は、センサ31aが皿1を検知しているか否かを判定する(S101)。そして、制御装置は、ステップS101の処理においてセンサ31aが皿1を検知していると判定した場合、センサ31dが皿1を検知しているか否かを判定する(S102)。そして、制御装置は、ステップS102の処理においてセンサ31dが皿1を検知していないと判定した場合、副ベルトコンベア30を作動させ、皿1を一皿分だけ移動する(S103)。また、制御装置は、ステップS101の処理においてセンサ31aが皿1を検知していないと判定した場合、または、ステップS102の処理においてセンサ31dが皿1を検知していると判定した場合、ステップS103の処理を省略し、再びステップS101以降の処理を繰り返す。
図6は、非搬送時の副ベルトコンベア30の動作例を示した図である。例えば、図6(A)に示すように、副ベルトコンベア30に皿1が一枚も乗っていない状態において、厨房2のスタッフが皿1を副ベルトコンベア30の位置マーク32a付近に置くと、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、副ベルトコンベア30を作動させ、位置マーク32a付近に置かれた皿1を位置マーク32b付近に移動する。この状態で位置マーク32a付近に別の皿1が置かれると、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、図6(B)に示すように、位置マーク32a付近に置かれた皿1を位置マーク32b付近に移動するので、副ベルトコンベア30には、2枚の皿1,1が位置マーク32bと位置マーク32c付近にそれぞれ置かれた状態になる。なお、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、図6(C)に示すように、3枚の皿1,1,1が位置マーク32bと位置マーク32cと位置マーク32d付近にそれぞれ置かれた状態において、位置マーク32a付近に別の皿1が置かれても、副ベルトコンベア30を作動させない。
副ベルトコンベア30がこのように動作することにより、厨房2のスタッフの手元に近く、皿1を置きやすい位置マーク32a付近に皿1を置くだけで、複数の皿1を副ベルトコンベア30上に並べることができる。
<搬送時の動作>
注文飲食物搬送装置10の制御装置は、操作パネル33において搬送開始操作が行われると、副ベルトコンベア30と主ベルトコンベア20を作動させ、副ベルトコンベア30に乗った飲食物の皿1を客席3へ搬送する。
図7は、搬送開始操作が行われた場合に実行される制御フロー図を示している。注文飲食物搬送装置10の制御装置は、操作パネル33においてテーブルの選択操作が行われたか否かを判定する(S201)。そして、制御装置は、ステップS201の処理においてテーブルの選択操作が行われたことを検知すると、次に搬送開始の操作が行われたか否かを判定する(S202)。そして、制御装置は、ステップS202の処理において搬送開始の操作が行われたことを検知すると、選択されたテーブルに設置された分岐レーン40への分岐点に設けられている進路変更装置50を作動させ、進路変更部材51を主ベルト
コンベア20上に出す(S203)。そして、制御装置は、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30を作動させる(S204)。なお、制御装置は、主ベルトコンベア20を副ベルトコンベア30よりも速い搬送速度で作動させる。
制御装置は、ステップS204の処理を実行した後、副ベルトコンベア30に乗っていた全ての皿1が主ベルトコンベア20に乗ったか否かを判定する(S205)。制御装置は、副ベルトコンベア30に乗っていた全ての皿1が主ベルトコンベア20に乗ったか否かの判定を、例えば、副ベルトコンベア30と主ベルトコンベア20との境界付近に設置したセンサの検知結果に基づいて判定してもよいし、副ベルトコンベア30を起動してからの経過時間に基づいて判定してもよい。制御装置は、ステップS205の処理において肯定判定を下した場合、副ベルトコンベア30を停止する(S206)。
制御装置は、ステップS206の処理を実行した後、選択されたテーブルにある分岐レーン40への分岐点に皿1が接近しているか否かを判定する(S207)。制御装置は、分岐点に皿1が接近しているか否かの判定を、例えば、分岐点の付近に設置したセンサの検知結果に基づいて判定してもよいし、分岐点の位置毎に予め設定された搬送開始からの経過時間に基づいて判定してもよい。制御装置は、ステップS207の処理において肯定判定を下した場合、主ベルトコンベア20を減速させる(S208)。
制御装置は、ステップS208の処理を実行した後、主ベルトコンベア20に乗っている全ての皿1が分岐レーン40に移動したか否かを判定する(S209)。制御装置は、主ベルトコンベア20に乗っている全ての皿1が分岐レーン40に移動したか否かの判定を、例えば、分岐点の付近に設置したセンサの検知結果に基づいて判定してもよいし、分岐点の位置毎に予め設定された搬送開始からの経過時間に基づいて判定してもよい。制御装置は、ステップS207の処理において肯定判定を下した場合、主ベルトコンベア20を停止し、進路変更装置50の進路変更部材51を主ベルトコンベア20の上から退避させる(S210)。
なお、制御装置は、ステップS201とステップS202の何れかにおいて否定判定を行った場合、ステップS203以降の処理を省略し、ステップS201以降の処理を再び実行する。
図8は、搬送時の皿1や進路変更部材51の動きを示した図である。搬送開始要求がなされると、図8(A)に示されるように、選択されたテーブル付近の進路変更部材51が主ベルトコンベア20上にせり出し、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30が作動する。すると、図8(B)に示されるように、副ベルトコンベア30に乗っていた皿1が順次主ベルトコンベア20上へ送り出される。主ベルトコンベア20へ送り出された皿1は、図8(C)に示されるように、やがて進路変更部材51に接触して分岐レーン40側へ案内される。副ベルトコンベア30に乗っていた全ての皿1が主ベルトコンベア20に乗れば、副ベルトコンベア30は停止状態になる。分岐レーン40に入った皿1は、分岐レーン40上を移動し、図8(D)に示されるように、分岐レーン40の終端に順次到着する。また、進路変更部材51は主ベルトコンベア20の上から退く。
注文飲食物搬送装置10の制御装置によって実現される主要な動作内容は、以上に説明した通りである。上記注文飲食物搬送装置10であれば、副ベルトコンベア30に乗っていた全ての皿1が主ベルトコンベア20に乗れば、主ベルトコンベア20が作動中でも副ベルトコンベア30が停止するため、厨房2のスタッフは、副ベルトコンベア30に次の皿1を直ちに載せることができる。従って、飲食物の注文が多い場合であっても、注文された飲食物を効率的に客席へ搬送することができる。上記注文飲食物搬送装置10によるこのような効果は、主ベルトコンベア20によって形成される搬送路の長い飲食店で特に
著しい。また、上記実施形態に係る注文飲食物搬送装置10であれば、主ベルトコンベア20が形成する搬送路の進行方向に対し斜めに分岐する分岐レーン40へ皿1が搬送されるため、主ベルトコンベア20の搬送速度を比較的速くすることができ、飲食物が載った皿1を効率よく搬送することができる。また、上記実施形態に係る注文飲食物搬送装置10であれば、皿1が分岐レーン40に近づくと主ベルトコンベア20の搬送速度が低下するため、皿1が進路変更部材51に接触した際の衝撃で皿1の飲食物の姿勢が傾く虞が低い。
ところで、分岐レーン40を構成するローラ群41のうち少なくとも経路がカーブしている部分に配置されている各ローラ42は、既述したように、分岐レーン40が形成する経路の中心線を挟んで左右に分割され且つ左右のローラが互いに独立して回転自在に構成されている。よって、注文飲食物搬送装置10の制御装置が上記のような動作を実現し、主ベルトコンベア20に乗っている皿1が進路変更部材51に接触して分岐レーン40へ案内されると、分岐レーン40では皿1が以下のように動く。
図9は、分岐レーン40に進入した皿1の動きを示した第1の図である。主ベルトコンベア20に乗っている皿1は、皿1の糸切り部分が進路変更部材51のガイド部52に接触すると、図9(A)に示すように、分岐レーン40を構成するローラ群41の各ローラに乗る。ローラ群41の各ローラは互いに独立して自在に回転可能である。よって、下り勾配の分岐レーン40に乗った皿1は、ローラ群41の各ローラを自重で転がしながら分岐レーン40を下り始める。そして、図9(B)に示すように、分岐レーン40のうち経路がカーブしている部分に進入する。そして、以下のような理由により、図9(C)に示すように皿1が分岐レーン40の搬送路の中心線上に位置するように軌道修正されながら徐々に傾斜を下る。
分岐レーン40のうち経路がカーブしている部分の各ローラ42は、分岐レーン40が形成する経路の中心線を挟んで左右に分割され且つ左右のローラが互いに独立して回転自在に構成されている。そして、各ローラ42の回転軸は、分岐レーン40が形成する経路の中心線に対し直角である。よって、皿1の視点で見ると、皿1が各ローラ42の上を順に進んでいくに従い、皿1に接しているローラ42の回転方向の角度が徐々にコーナーの内側へ向かう方向に変化することになる。皿1は、基本的に皿1に接しているローラ42の回転方向に沿うように進むため、皿1に接しているローラ42の回転方向の角度が変化すれば、皿1の進路もこれに従うことになる。この結果、皿1は、コーナーの外側へ向かうことなく、分岐レーン40の経路の中心線に寄るよう、コーナーの内側寄りに軌道修正される。なお、図9やその他の図において、分岐レーン40のローラ群41は、分岐レーン40の直線部分についても経路の中心線を挟んで左右に分割されたローラが図示されていたが、直線部分のローラについては左右が互いに独立して回転自在に構成される必要は無い。分岐レーン40のうち経路がカーブしている部分のローラ42についてのみ、左右のローラが互いに独立して回転自在に構成されていればよく、直線部分のローラについては左右に分割されていないローラであってもよい。
また、皿1が分岐レーン40の経路の中心線よりもコーナーの内側に寄っていた場合、皿1は、分岐レーン40の経路の中心線に寄るよう、コーナーの外側寄りに軌道修正される。その理由としては、各ローラ42が、外周面がテーパ状になっておらず、外径が一定な円柱状のローラであることが挙げられる。すなわち、各ローラ42が、外周面がテーパ状になっておらず、外径が一定な円柱状のローラであるため、ローラ42そのものを回転させるのに必要な力はコーナーの内側のローラも外側のローラも同じである。そして、コーナー部分の軌道は、外側寄りの軌道より内側寄りの軌道の方が急カーブを描く。よって、皿1の視点から見ると、外側寄りの軌道より内側寄りの軌道の方が、皿1に接するローラ42の角度の変化が急である。従って、皿1が進もうとする方向に対するローラ42の
回転方向の角度が外側のローラ42よりも大きい内側のローラ42が、皿1との接触部分で皿1に摩擦力を発生させ、皿1のスムーズな進行を妨げる。この結果、皿1は、進みやすい外側のローラ42の方へ寄り、結果的に分岐レーン40の経路の中心線に寄るよう、コーナーの外側寄りに軌道修正される。
分岐レーン40は、少なくともコーナー部分を含む各ローラが分岐レーン40の進路の中心線を挟んで左右に分割され且つ左右のローラが互いに独立して回転自在に構成されているため、分岐レーン40の軌道の中心線に寄るように皿1の軌道が自律的に修正される。この結果、分岐レーン40の経路の両側を囲む部材等に皿1が接触して不快な音を発生させることもなく、分岐レーン40の傾斜を皿1がスムーズに下ってゆく。
なお、分岐レーン40は、各ローラの間に隙間があるため、分岐レーン40の下に飲食物の小片等が落下して溜まりやすい。飲食店においては、衛生面に配慮する必要があるため、分岐レーン40の下側を清掃しやすいよう、各ローラが容易に着脱できることが好ましい。例えば、分岐レーン40を構成する各ローラを、分岐レーン40の筐体に着脱可能な一又は複数の枠体に取り付けておけば、枠体を筐体から取り外すだけで分岐レーン40の下側を容易に清掃することができる。
図10は、上述の注文飲食物搬送装置10を用いた搬送システムのバリエーションを示した第1の図であり、主ベルトコンベア20の搬送路が形成する搬送方向に対し直交する断面図でバリエーションを示した図である。上述の注文飲食物搬送装置10を用いた搬送システムを飲食店に設置する場合、例えば、図10(A)に示すように、搬送システムを注文飲食物搬送装置10単体で構成してもよい。また、上述の注文飲食物搬送装置10は、例えば、図10(B)に示すように、主ベルトコンベア20によって形成される搬送路の部分がダクト21で覆われるようにしてもよい。また、上述の注文飲食物搬送装置10は、例えば、図10(C)に示すように、主ベルトコンベア20および分岐レーン40が、クレセントチェーンを連結してなる飲食物循環搬送装置60の上側を覆う架台に設置してもよい。また、上述の注文飲食物搬送装置10は、例えば、図10(D)に示すように、上下2段に各々配置されていてもよい。また、上述の注文飲食物搬送装置10は、例えば、図10(E)に示すように、主ベルトコンベア20の搬送路の進行方向に対し片側にあるテーブルへの飲食物の搬送を1台の注文飲食物搬送装置10が担い、反対側にあるテーブルへの飲食物の搬送については他の注文飲食物搬送装置10が担うようにしてもよい。
図11は、上述の注文飲食物搬送装置10を用いた搬送システムのバリエーションを示した第2の図であり、主ベルトコンベア20の搬送路が形成する搬送方向に対し直交する断面図でバリエーションを示した図である。上述の注文飲食物搬送装置10を用いた搬送システムを飲食店に設置する場合、例えば、図11(A)に示すように、注文飲食物搬送装置10を並列に2台並べてもよい。また、上述の注文飲食物搬送装置10は、例えば、図11(B)に示すように、並列に2台並べた注文飲食物搬送装置10を上段と下段に各々設けた上下2段状にしてもよい。また、上述の注文飲食物搬送装置10は、例えば、図11(C)に示すように、クレセントチェーンを連結してなる飲食物循環搬送装置60の上側を覆う架台に2台並列に設置してもよい。
なお、上記実施形態の注文飲食物搬送装置10には、分岐レーン40が備わっていたが、分岐レーン40は省略することもできる。分岐レーン40が省略される場合、注文飲食物搬送装置10の制御装置は、主ベルトコンベア20上にある皿1が所定のテーブルに到着したら主ベルトコンベア20を停止する。そして、主ベルトコンベア20上にある皿1が取り除かれたことを検知すると、副ベルトコンベア30にある次の皿1の搬送を開始する。分岐レーン40が省略された注文飲食物搬送装置10であっても、副ベルトコンベア
30上の全ての皿1が主ベルトコンベア20に乗れば副ベルトコンベア30が停止状態になるので、主ベルトコンベア20が作動中であっても副ベルトコンベア30に次の皿1を載せることができる。
また、上記実施形態の注文飲食物搬送装置10に備わっていた分岐レーン40は、ベルトコンベアによって形成される搬送路から分岐する箇所への適用に限定されるものではない。分岐レーン40は、例えば、クレセントチェーンによって形成される飲食物循環搬送装置の循環経路から分岐する箇所へ適用してもよい。
上記実施形態の注文飲食物搬送装置10では、副ベルトコンベア30が主ベルトコンベア20に対して1つ設けられていたが、副ベルトコンベア30は、主ベルトコンベア20に対し複数設けられていてもよい。この場合、複数の副ベルトコンベア30が直列に配列され、主ベルトコンベア20と共に直線状の搬送路を形成するようにしてもよいし、副ベルトコンベア30が主ベルトコンベア20の厨房側の端部から放射状に分岐するように延設されてもよい。
以下、注文飲食物搬送装置10から分岐レーン40を省略した変形例に係る注文飲食物搬送装置について説明する。なお、以下の説明において、上記実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図12は、変形例に係る注文飲食物搬送装置の全体構成図である。変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aは、分岐レーン40が省略される代わりに遮断部材22と光学式センサ24が備わっている。遮断部材22は、主ベルトコンベア20の厨房2側に配置されており、搬送路を遮断する開閉式の部材である。光学式センサ24は、主ベルトコンベア20に乗った飲食物の皿1の有無を検知する光学式センサであり、受光部24Jと発光部24Hとを有する。受光部24Jは、遮断部材22に固定されている。また、発光部24Hは、主ベルトコンベア20の客席3側の端部に固定されている。
光学式センサ24は、発光部24Hが主ベルトコンベア20の客席3側から厨房2側へ放った光を厨房2側の受光部24Jが受光するか否かに基づき、主ベルトコンベア20に乗った飲食物の皿1の有無を検知する。主ベルトコンベア20に飲食物の皿1が乗っていれば、発光部24Hから受光部24Jへ向けて放たれた光が受光部24Jへ到達する前に皿1によって遮られる。
図13は、光学式センサ24の受光部24J付近を拡大した図である。光学式センサ24の受光部24Jは、遮断部材22に固定されている。遮断部材22は、開閉装置23に備わっている駆動軸に取り付けられている。開閉装置23は、内蔵するロータリーソレノイドで駆動軸を90度の回転角の範囲内で動かし、遮断部材22を上げ下ろしする。遮断部材22は、開閉装置23に下されると搬送路を遮断し、皿1の進路を閉じる。また、遮断部材22は、開閉装置23に上げられると搬送路から退避し、皿1の進路を開く。
図14は、遮断部材22の開閉状態を示した図である。遮断部材22が上がった状態になると、皿1の進路が開かれた状態になる。よって、皿1は、遮断部材22に接触することなく、遮断部材22の横を通過することができる。しかし、遮断部材22が上がった状態になると、発光部24Hから離れる光を受光できない位置に受光部24Jが配置された状態になり、皿1の有無を検知不能な状態になる。一方、遮断部材22が下りた状態になると、皿1の進路が閉じられた状態になる。よって、皿1は、遮断部材22が設置されている部分を通過できない状態になる。しかし、遮断部材22が下りた状態になると、発光部24Hから放たれる光を受光できる位置に受光部24Jが配置された状態になり、皿1の有無を検知可能な状態になる。
本変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aの制御装置は、操作パネル33において搬送開始操作が行われると、副ベルトコンベア30と主ベルトコンベア20と開閉装置23とを作動させ、副ベルトコンベア30に乗った飲食物の皿1を客席3へ搬送する。
図15は、本変形例において搬送開始操作が行われた場合に実行される制御フロー図を示している。本変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aの制御装置は、操作パネル33においてテーブルの選択操作が行われたか否かを判定する(S301)。そして、制御装置は、ステップS301の処理においてテーブルの選択操作が行われたことを検知すると、次に搬送開始の操作が行われたか否かを判定する(S302)。そして、制御装置は、ステップS302の処理において搬送開始の操作が行われたことを検知すると、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30を作動させる(S303)。この時、遮断部材22は上がった状態になっている。
制御装置は、ステップS303の処理を実行した後、副ベルトコンベア30に乗っていた全ての皿1が主ベルトコンベア20に乗ったか否かを判定する(S304)。制御装置は、副ベルトコンベア30に乗っていた全ての皿1が主ベルトコンベア20に乗ったか否かの判定を、例えば、副ベルトコンベア30と主ベルトコンベア20との境界付近に設置したセンサの検知結果に基づいて判定してもよいし、副ベルトコンベア30を起動してからの経過時間に基づいて判定してもよい。制御装置は、ステップS304の処理において肯定判定を下した場合、副ベルトコンベア30を停止する(S305)。
制御装置は、ステップS305の処理を実行した後、選択されたテーブルに皿1が到着したか否かを判定する(S306)。制御装置は、テーブルに皿1が到着しているか否かの判定を、例えば、テーブルの付近に設置したセンサの検知結果に基づいて判定してもよいし、テーブルの位置毎に予め設定された搬送開始からの経過時間に基づいて判定してもよい。制御装置は、ステップS306の処理において肯定判定を下した場合、主ベルトコンベア20を停止させると共に遮断部材22を下す(S307)。
制御装置は、ステップS307の処理を実行した後、主ベルトコンベア20に乗っている全ての皿1が下されたか否かを、光学式センサ24の情報を基に判定する(S308)。制御装置は、ステップS308の処理において肯定判定を下した場合、遮断部材22を上げて搬送路から退避させる(S309)。
なお、制御装置は、ステップS301とステップS302の何れかにおいて否定判定を行った場合、ステップS303以降の処理を省略し、ステップS301以降の処理を再び実行する。
図16は、搬送時の皿1や遮断部材22の動きを示した図である。搬送開始要求がなされると、図16(A)に示されるように、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30が作動し、副ベルトコンベア30に乗っていた皿1が順次主ベルトコンベア20上へ送り出される。主ベルトコンベア20へ送り出された皿1は、図16(B)に示されるように、やがてテーブルに到着して停止する。また、皿1の停止と共に遮断部材22が下りる。そして、テーブルの客が皿1を取り、主ベルトコンベア20から全ての皿1が無くなると、図16(C)に示されるように、遮断部材22が上がる。
本変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aの制御装置によって実現される主要な動作内容は、以上に説明した通りである。本変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aは、上述した実施形態の注文飲食物搬送装置10と同様、主ベルトコンベア20が作動中でも副ベルトコンベア30に次の皿1を乗せて搬送開始要求を受け付けることができる。従って、飲
食物の注文が多い場合であっても、注文された飲食物を効率的に客席へ搬送することができる。そして、主ベルトコンベア20に乗っていた皿1が取られたことを光学式センサ24で検知し次第、副ベルトコンベア30に乗っている次の皿1の搬送を直ちに開始することができる。したがって、飲食物が乗った皿1を効率よく搬送することができる。
なお、本変形例では、受光部24Jが遮断部材22に固定されており、発光部24Hが主ベルトコンベア20の客席3側の端部に固定されているが、発光部24Hが遮断部材22に固定されており、受光部24Jが主ベルトコンベア20の客席3側の端部に固定されていてもよい。
図17は、変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aを用いた搬送システムのバリエーションを示した図であり、主ベルトコンベア20の搬送路が形成する搬送方向に対し直交する断面図でバリエーションを示した図である。変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aを用いた搬送システムを飲食店に設置する場合、例えば、図17(A)に示すように、クレセントチェーンを用いた飲食物循環搬送装置60を下段に配置し、変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aを上段に配置してもよい。また、変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aは、例えば、図17(B)に示すように、上下2段にそれぞれ1つずつ配置してもよい。また、変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aは、例えば、図17(C)に示すように、左右平行に2つ配置してもよい。また、変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aは、例えば、図17(D)に示すように、左右平行に2つ配置したものを上下2段にそれぞれ設けてもよい。また、変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aは、例えば、図17(E)に示すように、クレセントチェーンを用いた飲食物循環搬送装置60よりも上側の段に左右平行に2つ配置してもよい。また、変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aは、例えば、図17(F)に示すように、注文飲食物を台車に乗せて搬送する注文飲食物搬送装置70よりも上側の段に左右平行に2つ配置してもよい。また、変形例に係る注文飲食物搬送装置10Aは、例えば、図17(G)に示すように、大小様々な大きさの皿に盛られた注文飲食物を台車に乗せて搬送する注文飲食物搬送装置80よりも上側の段に左右平行に2つ配置してもよい。
1・・皿
2・・厨房
3・・客席
10,10A,70,80・・注文飲食物搬送装置
20・・主ベルトコンベア
21・・ダクト
22・・遮断部材
23・・開閉装置
24・・光学式センサ
24H・・発光部
24J・・受光部
30・・副ベルトコンベア
31a,31b,31c,31d・・センサ
32a,32b,32c,32d・・位置マーク
33・・操作パネル
40・・分岐レーン
41・・ローラ群
42・・ローラ
50・・進路変更装置
51・・進路変更部材
52・・ガイド部
60・・飲食物循環搬送装置

Claims (8)

  1. 飲食店の厨房側から客席へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベアと、
    前記主ベルトコンベアの前記厨房側に延設され、前記搬送路を延伸する副ベルトコンベアと、
    搬送開始操作が行われると前記副ベルトコンベアと前記主ベルトコンベアを作動させ、前記副ベルトコンベアに乗った飲食物の皿を前記客席へ搬送する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記搬送開始操作が行われることにより皿が前記副ベルトコンベアから前記主ベルトコンベアへ乗り移ると、前記主ベルトコンベアの停止前に、前記副ベルトコンベアを次に搬送する皿を乗せることが可能な停止状態にする、
    注文飲食物搬送装置。
  2. 前記副ベルトコンベアは、皿を搬送路の長手方向沿いに複数枚並べて置くことが可能な長さを有しており、
    前記制御手段は、前記搬送開始操作が行われることにより、前記複数枚の皿全てが前記副ベルトコンベアから前記主ベルトコンベアへ乗り移ると、前記主ベルトコンベアの停止前に、前記副ベルトコンベアを次に搬送する皿を乗せることが可能な停止状態にする、
    請求項1に記載の注文飲食物搬送装置。
  3. 前記副ベルトコンベアには、皿の有無を検知するセンサが搬送路の長手方向沿いに複数設けられており、
    前記制御手段は、前記複数のセンサのうち前記客席から最も遠い位置にあるセンサが皿を検知し且つ前記複数のセンサのうち前記客席に最も近い位置にあるセンサが皿を検知しない場合に前記副ベルトコンベアを作動させ、前記副ベルトコンベアに乗っている皿を前記主ベルトコンベア側へ移動する、
    請求項2に記載の注文飲食物搬送装置。
  4. 前記制御手段は、前記搬送開始操作が行われると、前記副ベルトコンベアよりも速い搬送速度で前記主ベルトコンベアを作動させる、
    請求項1から3の何れか一項に記載の注文飲食物搬送装置。
  5. 前記主ベルトコンベアには、前記主ベルトコンベアの搬送路から分岐する分岐レーンと、前記主ベルトコンベアに搬送される皿を前記分岐レーンに案内する進路変更手段とが設けられており、
    前記制御手段は、前記搬送開始操作により搬送された皿が前記分岐レーンに入ると、前記主ベルトコンベアを停止する、
    請求項1から4の何れか一項に記載の注文飲食物搬送装置。
  6. 前記制御手段は、前記主ベルトコンベアに搬送される皿が前記進路変更手段に近づくと、前記主ベルトコンベアの搬送速度を下げる、
    請求項5に記載の注文飲食物搬送装置。
  7. 前記主ベルトコンベアの前記厨房側に配置されており、前記搬送路を遮断する開閉式の遮断部材と、
    前記主ベルトコンベアに乗った飲食物の皿の有無を検知する光学式センサであって、前記光学式センサの受光部および発光部のうち何れか一方が前記遮断部材に固定され、何れか他方が前記主ベルトコンベアの前記客席側に固定される光学式センサと、を更に備え、
    前記制御手段は、飲食物の皿が前記副ベルトコンベアから前記主ベルトコンベアへ乗り移る間は前記遮断部材を開いた状態にし、前記主ベルトコンベアに乗った飲食物の皿が前記客席へ到着している間は前記遮断部材を閉じた状態にする、
    請求項1から3の何れか一項に記載の注文飲食物搬送装置。
  8. 前記制御手段は、前記搬送開始操作が行われ且つ前記主ベルトコンベアに飲食物の皿が無いことを前記光学式センサで検知すると、前記遮断部材を開いた状態にして前記副ベルトコンベアと前記主ベルトコンベアを作動させ、前記副ベルトコンベアに乗った飲食物の皿を前記客席へ搬送する、
    請求項7に記載の注文飲食物搬送装置。
JP2015165841A 2015-02-13 2015-08-25 注文飲食物搬送装置 Active JP6791545B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/902,015 US9675192B2 (en) 2015-02-13 2015-10-16 Ordered food and drink conveying apparatus and food and drink conveying apparatus
CN201580001206.9A CN106061334B (zh) 2015-02-13 2015-10-16 定制饮食输送装置
CA3026930A CA3026930C (en) 2015-02-13 2015-10-16 Ordered food and drink conveying apparatus and food and drink conveying apparatus
AU2015288888A AU2015288888B2 (en) 2015-02-13 2015-10-16 Ordered food and drink conveying apparatus and food and drink conveying apparatus
CN201710538699.0A CN107212712B (zh) 2015-02-13 2015-10-16 饮食输送装置
CA2972857A CA2972857C (en) 2015-02-13 2015-10-16 Ordered food and drink conveying apparatus and food and drink conveying apparatus
PCT/JP2015/079275 WO2016129147A1 (ja) 2015-02-13 2015-10-16 注文飲食物搬送装置および飲食物搬送装置
TW105100562A TWI621416B (zh) 2015-02-13 2016-01-08 定製飲食輸送裝置
TW106135699A TWI676447B (zh) 2015-02-13 2016-01-08 飲食輸送裝置
AU2017200816A AU2017200816B2 (en) 2015-02-13 2017-02-06 Ordered Food and Drink Conveying Apparatus and Food and Drink Conveying Apparatus
US15/444,423 US10045646B2 (en) 2015-02-13 2017-02-28 Ordered food and drink conveying apparatus and food and drink conveying apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015026659 2015-02-13
JP2015026659 2015-02-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016152904A true JP2016152904A (ja) 2016-08-25
JP6791545B2 JP6791545B2 (ja) 2020-11-25

Family

ID=56760756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015165841A Active JP6791545B2 (ja) 2015-02-13 2015-08-25 注文飲食物搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6791545B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018121919A (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP2018140074A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 鈴茂器工株式会社 シャリ玉処理装置
JP2019042277A (ja) * 2017-09-05 2019-03-22 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP2019107301A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 株式会社スシローグローバルホールディングス 飲食物の提供装置
JP2020110482A (ja) * 2019-01-16 2020-07-27 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP2020121033A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
WO2020161933A1 (ja) * 2019-02-06 2020-08-13 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP2020124469A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 株式会社石野製作所 飲食物搬送装置
JP2020168199A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP7395179B2 (ja) 2020-02-03 2023-12-11 株式会社石野製作所 飲食物搬送装置
JP7500045B2 (ja) 2020-03-27 2024-06-17 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185326A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Ishino Seisakusho:Kk 注文飲食物を搬送する注文搬送装置
JP2007236504A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Ishino Seisakusho Co Ltd 注文飲食物搬送装置
JP2012061090A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Kutsuma Suisan Kk 配膳システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185326A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Ishino Seisakusho:Kk 注文飲食物を搬送する注文搬送装置
JP2007236504A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Ishino Seisakusho Co Ltd 注文飲食物搬送装置
JP2012061090A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Kutsuma Suisan Kk 配膳システム

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018121919A (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP2018140074A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 鈴茂器工株式会社 シャリ玉処理装置
JP2019042277A (ja) * 2017-09-05 2019-03-22 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP2019107301A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 株式会社スシローグローバルホールディングス 飲食物の提供装置
JP7091064B2 (ja) 2017-12-19 2022-06-27 株式会社Food & Life Companies 飲食物の提供装置
JP2020110482A (ja) * 2019-01-16 2020-07-27 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP2020121033A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP7201996B2 (ja) 2019-01-31 2023-01-11 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
CN111801032A (zh) * 2019-02-06 2020-10-20 株式会社石野制作所 定制饮食输送装置
JP2020124440A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
US11134803B2 (en) 2019-02-06 2021-10-05 Ishino Seisakusho Co., Ltd. Ordered food and drink conveying apparatus
CN111801032B (zh) * 2019-02-06 2022-04-15 株式会社石野制作所 定制饮食输送装置
JP2020124469A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 株式会社石野製作所 飲食物搬送装置
WO2020161933A1 (ja) * 2019-02-06 2020-08-13 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP7253232B2 (ja) 2019-02-06 2023-04-06 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP7357917B2 (ja) 2019-02-06 2023-10-10 株式会社石野製作所 飲食物搬送装置
JP2020168199A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP7312426B2 (ja) 2019-04-03 2023-07-21 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置
JP7395179B2 (ja) 2020-02-03 2023-12-11 株式会社石野製作所 飲食物搬送装置
JP7500045B2 (ja) 2020-03-27 2024-06-17 株式会社石野製作所 注文飲食物搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6791545B2 (ja) 2020-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016152904A (ja) 注文飲食物搬送装置
TWI676447B (zh) 飲食輸送裝置
WO2016129147A1 (ja) 注文飲食物搬送装置および飲食物搬送装置
JP2016147019A (ja) 飲食物搬送装置
JP2008044688A (ja) 搬送装置
JP6669353B2 (ja) 注文飲食物搬送装置
JP2020006042A (ja) 食器回収システムおよび昇降装置
JP7395179B2 (ja) 飲食物搬送装置
JP7185909B2 (ja) 皿整理装置及び皿洗浄システム
JP6792228B2 (ja) 注文飲食物搬送装置
JP6752487B2 (ja) 注文飲食物搬送装置
TWI777338B (zh) 訂製飲食輸送裝置
JP2020121033A (ja) 注文飲食物搬送装置
JP5364597B2 (ja) 飲食物搬送装置
JP6792227B2 (ja) 注文飲食物搬送装置
JP5771477B2 (ja) 注文飲食物搬送装置
TWM516029U (zh) 食品輸送裝置
JP5431978B2 (ja) 飲食物搬送装置
JP5364598B2 (ja) 飲食物搬送装置
JP2020110482A (ja) 注文飲食物搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150828

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6791545

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250