JP6752487B2 - 注文飲食物搬送装置 - Google Patents

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本発明は、注文飲食物搬送装置に関する。
近年、飲食店においては、搬送装置を使った飲食物の提供が行なわれている(例えば、特許文献1−2を参照)。
特開2008−099885号公報 特開平11−164764号公報
注文飲食物を厨房から客席へ搬送する装置としては、厨房と客席との間で飲食物を循環させる循環方式の搬送装置や、飲食物を厨房から客席へ一方的に搬送する非循環方式の搬送装置がある。このような搬送装置は、搬送する飲食物が載る皿あるいはトレーの大きさに合わせた横幅の搬送路を有している。よって、大小様々な大きさの皿あるいはトレーを使って飲食物を搬送したい場合、例えば、横幅が比較的大きい搬送路を設けておくことになる。
ところで、飲食物を搬送する装置が設置されている店舗では、搬送路の長手方向に向かって見た場合に搬送路の左右両側に客席が配置されていることがある。この場合、両側に客席が配置される搬送路の横幅を大きくすると、例えば、大きさの小さい注文飲食物が、搬送先の客席とは反対の側に片寄った状態で搬送路へ置かれた場合に、飲食物の取り出しが容易でない。
そこで、本願は、大小様々な大きさの飲食物の搬送が可能でありながら、客席における飲食物の取り出しを容易にする注文飲食物搬送装置を開示する。
上記課題を解決するため、本発明では、トレーを搭載可能な横幅を有するコンベアで搬送路を形成することにし、搬送方向の左側沿いに物品を検知しない場合は左側沿いにある客席への搬送動作を拒否し、搬送方向の右側沿いに物品を検知しない場合は右側沿いにある客席への搬送動作を拒否することにした。
詳細には、本発明は、注文飲食物搬送装置であって、トレーを搭載可能な横幅を有し、厨房から客席へ至る搬送路を形成するコンベアと、コンベアに搭載される物品の有無を検知するセンサであって、搬送方向の左側沿いにある左エリアと、搬送方向の右側沿いにある右エリアの少なくとも2つのエリアを監視するセンサと、搬送先の指定操作を受けてコンベアを搬送動作させる制御装置と、を備え、制御装置は、右エリアに物品を検知しない第1状態においては搬送方向の右側沿いにある客席への搬送動作を拒否し、左エリアに物品を検知しない第2状態においては搬送方向の左側沿いにある客席への搬送動作を拒否する。
上記のような注文飲食物搬送装置であれば、大小様々な大きさの飲食物の搬送が可能でありながら、大きさの比較的小さい飲食物については搬送先のテーブルに近い側へ載せな
いと搬送が開始されない。皿が搬送路上の適当な箇所に置かれた状態で客席へ搬送されないため、客席における飲食物の取り出しが困難になることを防止できる。
なお、制御装置は、第1状態においては搬送方向の右側沿いにある客席への搬送先の指定操作を拒否し、第2状態においては搬送方向の左側沿いにある客席への搬送先の指定操作を拒否するものであってもよい。上記の注文飲食物搬送装置がこのように構成されていれば、搬送路に置かれた飲食物の大きさに応じた搬送先の指定操作が可能となる。
また、制御装置は、搬送方向の右側沿いにある客席が搬送先に指定されている状態で第1状態になるか、または、搬送方向の左側沿いにある客席が搬送先に指定されている状態で第2状態になると、警告処理を実行するものであってもよい。上記の注文飲食物搬送装置がこのように構成されていれば、指定した操作に沿わない飲食物が搬送路に誤って置かれるのを防ぐことができる。
また、制御装置は、第1状態で且つ左エリアに物品を検知する状態においては搬送方向の左側沿いにある客席への搬送先の指定操作を受け付け、第2状態で且つ右エリアに物品を検知する状態においては搬送方向の右側沿いにある客席への搬送先の指定操作を受け付け、左エリアと右エリアの両方に物品を検知する第3状態においては搬送方向の左側沿いにある客席と右側沿いにある客席のうち何れかの客席への搬送先の指定操作を受け付けるものであってもよい。上記の注文飲食物搬送装置がこのように構成されていれば、飲食物が載らない状態でコンベアが搬送動作を開始することを防止できる。
また、コンベアは、厨房から客席へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベアと、主ベルトコンベアの厨房側に延設され、主ベルトコンベアが形成する搬送路を延伸する副ベルトコンベアと、を有し、センサは、副ベルトコンベア上に設定される左エリア及び右エリアの少なくとも2つのエリアを監視し、制御装置は、指定操作を受け付けると主ベルトコンベア及び副ベルトコンベアを起動し、副ベルトコンベアに搭載された飲食物が主ベルトコンベアへ移ると副ベルトコンベアを停止するものであってもよい。上記の注文飲食物搬送装置がこのように構成されていれば、飲食物が副ベルトコンベアから主ベルトコンベアへ乗り移ると、主ベルトコンベアの停止前に副ベルトコンベアが停止状態になるため、皿が主ベルトコンベアで搬送されている途中であっても、次に搬送する皿を副ベルトコンベアに乗せることができる。従って、注文された飲食物を厨房から客席へ効率よく搬送することができる。
上記注文飲食物搬送装置であれば、大小様々な大きさの飲食物の搬送が可能でありながら、客席における飲食物の取り出しが容易である。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置の全体構成図である。 図2は、各光学センサ間で受発光される光の方向を示した図である。 図3は、光学式センサを拡大した図である。 図4は、遮断部材の開閉状態を示した図である。 図5は、操作パネルの画面表示を例示した図である。 図6は、注文飲食物搬送装置の制御装置が実行する制御内容のフロー図である。 図7は、皿の搬送状態を示した図である。 図8は、トレーの搬送状態を示した図である。 図9は、搬送方法を選択する操作を受け付ける画面の一例である。 図10は、遮断部材の変形例を示した図である。 図11は、主ベルトコンベアの断面構造を示した図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。下記に示す各実施形態や変形例は、例えば、寿司や飲料物、うどん等の丼物、から揚げや天ぷら、ラーメン、焼肉といった各種の飲食物を提供する飲食店に好適である。
図1は、実施形態に係る注文飲食物搬送装置10の全体構成図である。注文飲食物搬送装置10は、客の注文を受けて用意された飲食物を飲食店の厨房2からテーブル3L1,3L2,3R1,3R2へ搬送する装置であり、図1に示すように、客が飲食するテーブル3L1,3L2とテーブル3R1,3R2との間を通る搬送路を形成する。注文飲食物搬送装置10は、飲食店の厨房2側からテーブル3L1,3L2,3R1,3R2へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベア20と、主ベルトコンベア20の厨房2側に延設され、搬送路を延伸する副ベルトコンベア30と、を備えている。なお、本実施形態では、主ベルトコンベア20が直線状に形成されているが、主ベルトコンベア20を複数組み合わせることにより、主ベルトコンベア20がコーナー部分を有する搬送路を形成するようにしてもよい。
主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30は、皿が複数載るトレーを搭載可能な横幅を有する。主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30には、互いに独立して回転制御可能な駆動モータが各々設けられている。そして、各駆動モータは、図示しない制御装置に繋がっており、操作パネルに入力された操作内容や各センサからの信号に基づいて制御される。
注文飲食物搬送装置10には、搬送方向の左側沿いに配置される光学センサ21L,24L,31Lと、搬送方向の右側沿いに配置される光学センサ21R,24R,31Rが備わっている。光学センサ21L,21Rは、主ベルトコンベア20が形成する搬送路の終点に設置されている。また、光学センサ31L,31Rは、副ベルトコンベア30が形成する搬送路の起点に設置されている。また、光学センサ24L,24Rは、主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30との境界付近に設置されている。光学センサ24L,24Rは、棒状の遮断部材22L,22Rの先端部付近に内蔵されており、遮断部材22L,22Rを動かすモータ内蔵の開閉装置23L,23Rによって搬送路上に出し入れされる。
図2は、各光学センサ21L,24L,31L,21R,24R,31R間で受発光される光の方向を示した図である。制御装置は、光学センサ21Lと光学センサ24Lとの間で受発光される光の検出状態に基づいて、主ベルトコンベア20の搬送方向に向かって左側沿いにある物品の有無を検知する。また、制御装置は、光学センサ21Rと光学センサ24Rとの間で受発光される光の検出状態に基づいて、主ベルトコンベア20の右側沿いにある物品の有無を検知する。また、制御装置は、光学センサ31Lと光学センサ24Lとの間で受発光される光の検出状態に基づいて、副ベルトコンベア30の左側沿いにある物品の有無を検知する。また、制御装置は、光学センサ31Rと光学センサ24Rとの間で受発光される光の検出状態に基づいて、副ベルトコンベア30の右側沿いにある物品の有無を検知する。よって、光学センサ31Lと光学センサ24Lは、副ベルトコンベア30の左側沿いにある左エリア32Lを監視することになる。また、光学センサ31Rと光学センサ24Rは、副ベルトコンベア30の右側沿いにある右エリア32Rを監視することになる。大小様々な大きさの飲食物を搬送できるようにするためには、左エリア32Lと右エリア32Rとの間が離間していることが好ましい。しかし、左エリア32Lと右エリア32Rとは互いに隣接していてもよい。
図3は、光学式センサ24L,24Rを拡大した図である。光学式センサ24L,24Rは、遮断部材22L,22Rに内蔵されている。遮断部材22L,22Rは、開閉装置23L,23Rに備わっている駆動軸に取り付けられている。開閉装置23L,23Rは、内蔵するモータで駆動軸を約90度の回転角の範囲内で動かし、遮断部材22L,22Rを上げ下ろしする。
図4は、遮断部材22Rの開閉状態を示した図である。遮断部材22Rが上がった状態になると、皿1Sの進路が開かれた状態になる。よって、皿1Sは、遮断部材22Rに接触することなく、遮断部材22Rの横を通過することができる。しかし、遮断部材22Rが上がった状態になると、光センサ24Rが光センサ21R,31Rの光軸から外れた状態になり、皿1Sの有無を検知不能となる。一方、遮断部材22Rが下りた状態になると、皿1Sの進路が閉じられた状態になる。よって、皿1Sは、遮断部材22Rが設置されている部分を通過できない状態になる。しかし、遮断部材22Rが下りた状態になると、光センサ24Rが光センサ21R,31Rの光軸上に位置する状態になり、皿1Sの有無を検知可能となる。光センサ24Lも光センサ24Rと同様である。
以下、制御装置によって実現される注文飲食物搬送装置10の動作を説明する。図5は、操作パネルの画面表示を例示した図である。また、図6は、注文飲食物搬送装置10の制御装置が実行する制御内容のフロー図である。
注文飲食物搬送装置10の制御装置は、搬送する飲食物を副ベルトコンベア30に置くよう促す画面(例えば、図5(A)を参照)を表示する。そして、制御装置は、光学センサ24L,31L,24R,31Rによって得られる光の検出状態を基に、左エリア32Lおよび右エリア32Rを監視する。厨房2のスタッフが副ベルトコンベア30に飲食物を載せると(S101)、制御装置は、副ベルトコンベア30に飲食物が載ったことを光学センサ24L,31L,24R,31Rで検知する。
図7は、皿1Sの搬送状態を示した図である。ステップS101において、皿1Sが左エリア32Lと右エリア32Rの何れか一方に置かれた場合、光学センサ24L,31Lまたは光学センサ24R,31Rが反応する(S111)。例えば、図7(A)に示すように、皿1Sが左エリア32Lに置かれた場合、光学センサ24L,31Lが反応する。
光学センサ24L,31Lまたは光学センサ24R,31Rが反応すると、制御装置は、主ベルトコンベア20の搬送方向の左側にあるテーブル3L1,3L2と右側にあるテーブル3R1,3R2のうち飲食物が置かれた側のテーブルを搬送先として指定する操作を受け付け、飲食物が置かれていない側のテーブルを搬送先として指定する操作を拒否するモードに切り替わる(S112)。そして、制御装置は、搬送先として指定可能なテーブルのボタンのみを押下可能で、搬送先として指定不能なテーブルのボタンについては押下不能な画面を表示する(S113)。例えば、図7(A)に示すように、左エリア32Lに皿1Sが置かれ、右エリア32Rに物品が置かれない状態であれば(本願でいう「第1状態」の一例である)、制御装置は、例えば、図5(B)に示すような、搬送先として指定可能なテーブル3L1,3L2に対応する搬送先指定ボタンPL1,PL2が押下可能で(その他のテーブルに対応するPL3,PL4,PL5も押下可能である)、搬送先として指定不能なテーブル3R1,3R2に対応する搬送先指定ボタンPR1,PR2が押下不能な画面を表示する。また、例えば、右エリア32Rに皿1Sが置かれ、左エリア32Lに物品が置かれない状態であれば(本願でいう「第2状態」の一例である)、制御装置は、例えば、搬送先として指定可能なテーブル3R1,3R2に対応する搬送先指定ボタンPR1,PR2が押下可能で(その他のテーブルに対応するPR3,PR4,PR5も押下可能である)、搬送先として指定不能なテーブル3L1,3L2に対応する搬送
先指定ボタンPL1,PL2(PL3,PL4,PL5)が押下不能な画面を表示する。
搬送先指定ボタンPL1〜PL5のうち何れかのボタンが押され、更に発送ボタンPHが押されると、制御装置は、遮断部材22L,22Rを上げて搬送路上から退避させた後、主ベルトコンベア20および副ベルトコンベア30を起動し、飲食物の搬送を開始する(S114)。例えば、左エリア32Lに皿1Sが置かれた状態で発送ボタンPHが押されると、図7(B)に示すように、皿1Sが移動を開始する。
制御装置は、副ベルトコンベア30に載っていた飲食物が主ベルトコンベア20へ乗り移ったタイミングで副ベルトコンベア30を停止し、次に搬送する飲食物を副ベルトコンベア30に置くよう促す画面(例えば、図5(A)を参照)を操作パネルに表示する。また、制御装置は、指定された搬送先のテーブルに飲食物が到達したタイミングで主ベルトコンベア20を停止し、遮断部材22L,22Rを下げて搬送路上に入れる。例えば、左エリア32Lに置かれていた皿1Sがテーブル3L1へ搬送される場合であれば、図7(C)に示すように、皿1Sがテーブル3L1の横へ到達したタイミングで主ベルトコンベア20が停止する。
テーブルに搬送された飲食物が主ベルトコンベア20から取り出されると、制御装置は、飲食物の取り出しを光学センサ24L,21Lで検知する(S115)。そして、制御装置は、ステップS101以降の処理を再び実行する。
図8は、トレーの搬送状態を示した図である。ステップS101において、例えば、図8(A)に示すように、左エリア32Lと右エリア32Rの両方に跨るトレー1Lが置かれた場合、光学センサ24L,31Lと光学センサ24R,31Rの両方が反応する(S121)。
光学センサ24L,31Lと光学センサ24R,31Rの両方が反応する状態(本願でいう「第3状態」の一例である)になると、制御装置は、主ベルトコンベア20の搬送方向の両側にある全てのテーブル3L1,3L2,3R1,3R2を搬送先として指定する操作を受け付けるモードに切り替わる(S122)。そして、制御装置は、例えば、図5(C)に示されるような、全てのテーブルのボタンが押下可能な画面を表示する(S123)。
次に、搬送先指定ボタンPL1〜PL5,PR1〜PR5のうち何れかのボタンが押され、更に発送ボタンPHが押されると、制御装置は、図8(B)に示すように、遮断部材22L,22Rを上げて搬送路上から退避させた後、主ベルトコンベア20および副ベルトコンベア30を起動し、トレー1Lの搬送を開始する(S124)。
制御装置は、副ベルトコンベア30に載っていたトレー1Lが主ベルトコンベア20へ乗り移ったタイミングで副ベルトコンベア30を停止し、次に搬送する飲食物を副ベルトコンベア30に置くよう促す画面(例えば、図5(A)を参照)を操作パネルに表示する。また、制御装置は、図8(C)に示すように、指定された搬送先のテーブルにトレー1Lが到達したタイミングで主ベルトコンベア20を停止し、遮断部材22L,22Rを下げて搬送路上に入れる。
テーブルに搬送されたトレー1Lが主ベルトコンベア20から取り出されると、制御装置は、トレー1Lの取り出しを光学センサ24L,21L,24R,21Rで検知する(S125)。そして、制御装置は、ステップS101以降の処理を再び実行する。
飲食物を搬送する装置の搬送路の両側に客席が配置されており、搬送路の横幅もトレー
1Lが置ける程度に大きい場合、例えば、皿1Sのように大きさの小さい注文飲食物が搬送路の適当な箇所へ置かれると、客の体格によっては客席から皿1Sへ手が届かない場合がある。この点、上記実施形態に係る注文飲食物搬送装置10であれば、大小様々な大きさの飲食物の搬送が可能でありながら、大きさの比較的小さい飲食物については搬送先のテーブルに近い側へ載せないと搬送が開始されないため、皿が搬送路上の適当な箇所に置かれ、客席における皿の取り出しが困難になる可能性が低い。
ところで、上記実施形態では、副ベルトコンベア30に飲食物が置かれると、置かれた飲食物の種類に応じた搬送先指定画面が自動的に表示されていた。しかし、上記実施形態は、例えば、搬送する飲食物の種類を選択する操作を受け付け、その後に副ベルトコンベア30へ置かれた飲食物の種類が選択操作と異なるものであった場合にエラー表示(本願でいう「警告処理」の一例である)を行うようにしてもよい。また、このようなエラー表示は、上記実施形態で行われるステップS101からS125までの一連の処理に更に組み合わせてもよい。
図9は、搬送方法を選択する操作を受け付ける画面の一例である。注文飲食物搬送装置10の制御装置は、図5(A)に示した画面に代えて、例えば、図9に示されるような搬送方法を指定するボタンを表示してもよい。そして、制御装置は、搬送先として主ベルトコンベア20の左側あるいは右側の何れかのテーブルが選択されれば、搬送する飲食物はトレー1Lではなく皿1Sと判定するようにしてもよい。そして、制御装置は、副ベルトコンベア30に皿1Sが置かれた状態であれば発送処理(S114)の開始操作を受け付け、副ベルトコンベア30にトレー1Lが置かれた状態であれば発送処理(S114)の開始操作を拒否するようにしてもよい。
また、制御装置は、図9に示されるような大皿・トレー搬送のボタンを表示し、搬送する飲食物の種別として大皿・トレーが選択されれば、搬送する飲食物は皿1Sではなくトレー1Lと判定するようにしてもよい。そして、制御装置は、副ベルトコンベア30にトレー1Lが置かれた状態であれば発送処理(S124)の開始操作を受け付け、副ベルトコンベア30に皿1Sが置かれた状態であれば発送処理(S124)の開始操作を拒否するようにしてもよい。
なお、上記実施形態の注文飲食物搬送装置10は、1本の搬送路が主ベルトコンベア20と副ベルトコンベア30の2つのコンベアで構成されていたが、搬送路は1つのコンベアで構成されていてもよいし、或いは3つ以上の直列なコンベアで構成されていてもよい。
また、上記実施形態の注文飲食物搬送装置10は、副ベルトコンベア30に載る飲食物の種類を光学センサで検知していたが、飲食物の種類を検知するセンサとしては、例えば、搬送物の形状や大きさの相違を識別可能な超音波センサ、搬送物への物理的な接触の有無を検知する接触式センサ、搬送物に付与されている識別情報を読み取って識別するRFID(Radio Frequency Identifier)等の各種情報読取手段、撮像装置から得た搬送物の映像を解析して種別を判別する画像解析装置、コンベアに載置された搬送物の重量を測定する重量センサ、その他の各種センサが挙げられる。
図10は、遮断部材22L,22Rの変形例を示した図である。上記実施形態では、遮断部材22L,22Rが上下に動いていたが、遮断部材22L,22Rは、例えば、板状の扉25L,25Rをそれぞれ有しており、搬送方向に向かって開閉する扉のように動いてもよい。遮断部材22L,22Rが扉のように開閉することにより、客席から厨房2が見えにくいように扉25L,25Rで視界を遮ったり、搬送する飲食物を通過させたりすることも可能である。
図11は、主ベルトコンベア20の断面構造を示した図である。主ベルトコンベア20には、汁物や飲料といった液状の各種飲食物が載せられる。よって、主ベルトコンベア20に載せられた液状の飲食物が食器から流れ落ちたり跳ね飛んだりすると、主ベルトコンベア20の縁から装置内へ液状の飲食物が流入する虞がある。そこで、本実施形態の注文飲食物搬送装置10では、例えば、図11に示されるように、主ベルトコンベア20の送り側(上側)部分を支持する支持部材26の縁を上向きに折り曲げ、主ベルトコンベア20の長手方向に沿って延在する堰部27を設けている。主ベルトコンベア20の送り側部分を支持する支持部材26の縁に堰部27が設けられていることにより、仮に主ベルトコンベア20上で液状の飲食物が食器から流れ落ちたり跳ね飛んだりしても、装置内へ液状の飲食物が流入する可能性が極めて低い。なお、堰部27は、副ベルトコンベア30の送り側(上側)部分を支持する支持部材の縁に設けてもよい。
1S・・皿
1L・・トレー
2・・厨房
3L1,3L2,3R1,3R2・・テーブル
10・・注文飲食物搬送装置
20・・主ベルトコンベア
30・・副ベルトコンベア
21L,24L,31L,21R,24R,31R・・光学センサ
22L,22R・・遮断部材
23L,23R・・開閉装置
25L,25R・・扉
26・・支持部材
27・・堰部

Claims (5)

  1. トレーを搭載可能な横幅を有し、厨房から客席へ至る搬送路を形成するコンベアと、
    前記コンベアに搭載される物品の有無を検知するセンサであって、搬送方向の左側沿いにある左エリアと、搬送方向の右側沿いにある右エリアの少なくとも2つのエリアを監視するセンサと、
    搬送先の指定操作を受けて前記コンベアを搬送動作させる制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記右エリアに物品を検知しない第1状態においては搬送方向の右側沿いにある客席への搬送動作を拒否し、前記左エリアに物品を検知しない第2状態においては搬送方向の左側沿いにある客席への搬送動作を拒否する、
    注文飲食物搬送装置。
  2. 前記制御装置は、前記第1状態においては搬送方向の右側沿いにある客席への搬送先の指定操作を拒否し、前記第2状態においては搬送方向の左側沿いにある客席への搬送先の指定操作を拒否する、
    請求項1に記載の注文飲食物搬送装置。
  3. 前記制御装置は、搬送方向の右側沿いにある客席が搬送先に指定されている状態で前記第1状態になるか、または、搬送方向の左側沿いにある客席が搬送先に指定されている状態で前記第2状態になると、警告処理を実行する、
    請求項1または2に記載の注文飲食物搬送装置。
  4. 前記制御装置は、前記第1状態で且つ前記左エリアに物品を検知する状態においては搬送方向の左側沿いにある客席への搬送先の指定操作を受け付け、前記第2状態で且つ前記右エリアに物品を検知する状態においては搬送方向の右側沿いにある客席への搬送先の指定操作を受け付け、前記左エリアと前記右エリアの両方に物品を検知する第3状態においては搬送方向の左側沿いにある客席と右側沿いにある客席のうち何れかの客席への搬送先の指定操作を受け付ける、
    請求項1から3の何れか一項に記載の注文飲食物搬送装置。
  5. 前記コンベアは、前記厨房から前記客席へ至る搬送路を形成する主ベルトコンベアと、前記主ベルトコンベアの厨房側に延設され、前記主ベルトコンベアが形成する搬送路を延伸する副ベルトコンベアと、を有し、
    前記センサは、前記副ベルトコンベア上に設定される前記左エリア及び前記右エリアの少なくとも2つのエリアを監視し、
    前記制御装置は、前記指定操作を受け付けると前記主ベルトコンベア及び前記副ベルトコンベアを起動し、前記副ベルトコンベアに搭載された飲食物が前記主ベルトコンベアへ移ると前記副ベルトコンベアを停止する、
    請求項1から4の何れか一項に記載の注文飲食物搬送装置。
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