JP5198958B2 - 飲食店システム - Google Patents

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Description

この発明は、食材の廃棄量を減少させることのできる環境に優しい飲食店システムに関するものである。
生鮮食材は生物なので、その質や味は個体ごとに異なる筈である。ところが、飲食店では、直接食材を見ないでメニューを見て注文するのが一般的である。そのため、注文に当たり外れが生じたり、想像していたものと違ったりしたものが運ばれてくる場合が多々ある。
このような問題を解決する一つの方法として、(特許文献1)には、カウンタに沿って搬送用のベルトコンベアを設け、そのコンベアに肉類などの食材を食器に盛り付け循環させるようにしたものが記載されている。こうすることで、カウンタの客(注文者)は、その時々に応じて食べたい食材の皿を確認して手元に取り、カウンタに組み込んだIH調理器で調理して食することができる。そのため、注文に当たり外れが生じたり、想像していたものと違ったりしたものが運ばれてくるといったことがないというものである。しかも、このものでは、食器に冷却シートを敷いて食材を低温に保ち、透明なアクリル製のカバーで蓋をして埃などの付着を防ぐようにしている。
特開2001−340202号公報
しかし、上記のもので、お客に選ばれなかったものは、ずっとコンベアを循環し続ける。このように循環するのは、この食材を選択する客が店に居なかっただけで、出すタイミングが違っただけである。しかしながら、一旦、コンベアを循環させたものは、皿に冷却シートを敷いたり、アクリルカバーを被せたりしてあっても、劣化するので破棄しなければならず、「もったいない」という問題がある。
そこで、この発明の課題は、お客が食材を見て好みのものを選べるようにすると共に、循環による劣化で無駄を生じないようにすることである。
上記の課題を解決するため、この発明では、搬入室と客席で構成され、前記搬入室は、一部又は全部が透明な隔壁を介して客席と仕切られ、その隔壁で仕切られた搬入室に冷蔵用の冷却手段を備えると共に、前記搬入室内には、収納棚を備えた恒温高湿度冷蔵庫、撮影用のテーブル及びカメラを設け、その恒温高湿度冷蔵庫とテーブルの間に上下左右に旋回可能なマニピュレーター手段を設けて、前記マニピュレーター手段の旋回可能範囲に搬入室から客席に向けて隔壁を貫通する搬送路を設け、一方、客席には、加熱調理手段を備えた複数の座席を設け、その座席に沿って前記搬送路を延長し、その延長した前記搬送路から各座席へ皿を搬出する搬出手段を設けると共に、各座席に表示手段と入力手段を備え、前記搬入室に、外部の厨房で皿に食材を盛り付けて搬入し、恒温高湿度冷蔵庫の収納棚にセットすると、セットした前記皿をマニピュレーター手段が把持し設定個数に応じて適宜撮影用のテーブルへ移動し、そのテーブルへ移動した皿の食材を順にカメラで撮影して客席の各座席の表示手段に表示し、他方、客席では、座席の表示手段に次々と表示される画像からいずれかを入力手段で指定すると、指定した画像の皿をマニピュレーター手段が把持して搬送路へ移し、移した皿が搬送路上を移動して前記画像を指定した座席に達すると、前記皿を搬出手段が搬送路から座席へ送り出すことにより、届いた食材を座席の加熱調理手段で調理するようにした構成を採用したのである。
このような構成を採用することにより、座席の表示手段を見て選択すると、搬入室で撮影されたものの中から、選択したものが搬送路を通って座席へ運ばれる。このとき、隔壁の一部又は全部を透明にして搬入室の内部を客席から見えるようにしているため、搬入室で撮影したものであることの正当性を担保できる。このため、お客は自分で選択した好みのものを入手できる。一方、このとき、お客に選択されなかったものは、搬入室又は搬入室の恒温高湿度冷蔵庫で冷蔵保管しているため、劣化を極力少なくすることができる。その結果、破棄されるものを極めて少なくできるので、無駄を省ける。
また、このとき、上記カメラを動画撮影用のカメラとし、上記皿にICタグを取り付けて皿を峻別するための情報を登録すると共に、前記ICタグの情報を検出するICタグリーダを搬送路に備え、一方、上記客席の表示手段と入力手段をタッチパネル式の液晶ディスプレイとし、かつ、座席の加熱調理手段を加熱調理器として、恒温高湿度冷蔵庫からマニピュレーター手段によってテーブル上に置かれた皿を撮影し、撮影した皿に盛り付けられた食材を座席の液晶ディスプレイに次々と表示して、画面に表示される動画像にタッチして指定すると、指定した動画像に対応する搬入室の皿をマニピュレーター手段が把持して搬送路へ移し、移した皿が搬送路上を移動して前記画像を指定した座席に達したことがICタグリーダによって検出されると、前記皿を搬出手段が搬送路から座席へ送り出すことにより、届いた食材を座席の加熱調理器で調理するようにした構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、カメラで撮影した動画を見ることで、食材の新鮮さなどが、テレビの生中継のように、リアルに見て取ることができる。また、ディスプレイを見て、タッチするだけで好みのものの注文が直感的に行えるため、注文を間違いなく行える。また、ICタグの情報に基づいて皿の配送ができるので、要求された皿を間違いなく目的の座席に届けることができる。さらに、調理の際には加熱調理器としてIH調理器を使用することで、調理の際の炎や赤熱部からの蒸気や輻射熱によるロスで周辺環境を悪化させることなく安全、清潔に行える。そのため、例えば、客席の温度が上がらず空調の効率も向上させることができる。
また、このとき、皿のタグに、外部の厨房で肉を盛り付けた際に牛の個体識別番号を登録して搬入し、搬入した皿をマニピュレーター手段が把持して適宜撮影用のテーブルへ移動して、皿の肉を次々とカメラで撮影して客席の各座席の表示手段に表示する際に、前記個体識別番号に基づくトレーサビリティ情報を表示手段に表示するようにした構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、ICタグに登録した個体識別番号に基づいて、トレーサビリティ情報を表示することで、安全性を担保できる。
この発明は、上記のように構成したことにより、お客が好みのものを選ぶことができる。同時に、無駄を生じないようにできる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に本願の飲食店システムを焼き肉店に適用したものを示す。この焼き肉店は、搬入室10と客席11で構成され、例えば、流し台や食器の収納棚などを備えた従来の厨房を廃した構成となっている。そのため、流し台や食器棚に要するスペースの分だけ客席11を大きくできるメリットがある(尚、使用済みの食器などは、後述する外部の厨房に返送するようにすれば、厨房は必要としない。例えば、キッチンセンターなど。)
搬入室10は、客席11との間を、図2のように、全面がガラス製(透明であれぱアクリル製でも可)で透明な隔壁12で2方向を仕切ることで密閉構造としてある(出入り口は図示せず)。このように、搬入室10を密閉構造とすることで、搬入室10の温度の上昇を防止し、かつ、搬入室10への雑菌の侵入を防ぐと共に、搬入室10の内部を客席から見えるようにして搬入室での処理の正当性を担保させたものである。尚、この形態では、隔壁12の全面をガラス製としたが、これに限定されるものではない。例えば、隔壁12の上半分をガラス製として透明にしたものであっても正当性が担保できるのであれば構わない。
この搬入室10には、冷却手段13を備えると共に、その冷却手段13を備えた搬入室10に、恒温高湿度冷蔵庫14、テーブル15、カメラ16、マニピュレーター手段17及び搬送路18を設けた構成となっている。
冷却手段13は、搬入室10の室温を冷蔵状態に保つためのもので、このように搬入室10の室温を冷蔵庫と同じ低温に保つことで、後述のように、搬入室10内での肉の劣化を防ぐようにしたものである。
恒温高湿度冷蔵庫14は、庫内を無風状態に保ち、均一に冷却することで、庫内の空気温度の変動幅を小さくし、温度ムラを少なくしたものである。また、その際、庫内の湿度を高く(例えば、90%以上に)保ち、庫内の生鮮食品の劣化を長期間防ぐことができるというものである。この恒温高湿度冷蔵庫14は、収納棚19を備えていて、後述のように搬入された肉の皿24を多数保管できるようにしてある。
テーブル15は、撮影用に用いるためのもので、この形態では、図2のように、天板に複数のターンテーブル20を設けた構造となっている。前記ターンテーブル20は、後述の肉を盛り付けた皿24を回動するためのもので、図3のように、モータMと接続され、ゆっくり回転するように制御されている。
カメラ16は、この形態ではターンテーブル20ごとに設けられ、例えば、図4に示すようにクライアントコンピュータなどのコントローラ22を介してサーバ23と接続してある。また、各カメラ16は、例えば、ターンテーブル20の斜め上方に設け、ターンテーブル20を回転させることで、皿24(ターンテーブル上の)に盛り付けられた肉の裏側(向こう側)を撮影するようになっている。そのため、ここでは、カメラ16に動画用のものを使用している。この撮影に使用するカメラ16は、設置が楽な小型軽量の動画用のビデオカメラであればどのようなものでも使用できる。例えば、解像度などの要求に応じて、携帯型のハイビジョン用のカメラからWeb(ネット用)カメラまで使用できる。尚、静止画でよい場合はデジタルスチールカメラを使用することもできる。
マニピュレーター手段17は、図2に示すように、アームエンド(腕の先端)にグリッパ21を装着して皿24を把持できるようにしたロボットアームで、上下及び左右に旋回可能なベースに取り付けて、恒温高湿度冷蔵庫14とテーブル15の間に配置し、例えば、図4のように、クライアントコンピュータなどのコントローラ22を介してサーバ23と接続してある。このように配置することにより、恒温高湿度冷蔵庫14とテーブル15の間で皿(肉を盛り付けた)24の移動ができるようにしてある。また、グリッパ21には、ICタグリーダ25が取り付けてあって、後述のように皿24に設けたICタグ34からデータを読み取って、特定の皿24を取り出せるようにしてある。尚、マニピュレーター手段17には、工業製品と異なり食品を扱うので、客席から見た際に違和感を生じないように人型(ロボット型)とすることもできる。
尚、この形態では、恒温高湿度冷蔵庫14とテーブル15を対向させて配置したが、この配置に限定されるものではない。例えば、恒温高湿度冷蔵庫14とテーブル15とをV字型、L型・・・などに配置してもその間にマニピュレーター手段17を配置すればよい。すなわち、恒温高湿度冷蔵庫14とテーブル15を対向させなくてもその間にマニピュレーター手段17を配置して皿24を移動できればよい。
搬送路18は、コンベア形式のもので、コンベアの一端部26がマニピュレーター手段17の回転可能範囲Aの内側に位置するように配置してある(図1参照)。このように配置することで、皿24をテーブル15から搬送路18へ移動できるようにしてある。また、この搬送路18は、隔壁12を貫通して客席11側へ設けてある。
他方、客席11は、延長した前記搬送路18に沿って、その両側に、図1のように、複数の座席30を設けた構成となっている。この客席11側の搬送路18は、例えば、図2に示すような細長いカウンタ台28を長手方向に沿って中空とし、その中空内に搬送用のコンベアを設けたトンネル構造を有するものである。一方、座席30は、それぞれ、前記カウンタ台28に対して横方向に設けた横座席(ベンチシート)となっており、焼き肉テーブル31を挟んで対面式に設けられている。そして、搬送路18を移動してきた前記皿24が座席30の横のカウンタ台28から迫り出すようにしてある。
すなわち、搬送路18には、座席30ごとに、例えば図5のような、ソータ29と昇降装置33からなる搬出手段が設けてある。ソータ29は、皿24の移動方向を搬送路18に対して左右に変えるためのもので、搬送中の皿24を搬送路18の横に設けた搬出路32へ移動するようになっている。一方、昇降装置33は、搬出路32に設けてあって、搬出路32へ移動した皿24をカウンタ台28上に迫り出すようになっている(カウンタ台28には開閉扉が設けてある)。こうすることで、トンネル内を移送して肉を清浄なままで座席30へ送り出すことができるようにしてある。尚、この形態では、搬送路18がトンネル構造であるため、搬出手段としてソータ29と昇降装置33を採用したが、搬送路18がトンネル構造と異なる場合は、搬送路18の構造に応じて適宜考えられるものである。
そのため、図4のように、各座席30の搬送路18の近傍に、ICタグリーダ25を設けてサーバ23と接続してある(例えば、クライアントコンピュータなどのコントローラ22を介することは当然である)。また、肉を盛り付ける皿24にはICタグ34を装着して、峻別可能なコードを登録してある。こうすることで、サーバ23が搬送路18上の皿24の位置を把握してソータ29を制御し、決められた皿24を決められた座席30に搬送できるようになっている。この他、ICタグ34には、処理した肉牛の個体識別番号、処理した部位、グラム数、調理日時、調理場所などの他の情報も登録する。例えば、個体識別番号を登録すれば、登録した個体識別番号に基づいてトレーサビリティ情報をデータベースなどから入手できるので、それらを座席30に表示手段として設けた液晶ディスプレイ35に表示させることができる。
前記液晶ディスプレイ35は、表示手段と入力手段を兼ねるタッチパネル式のもので、座席30ごとに設けられており、図4のように、コントローラ22を介してサーバ23と接続し、サーバ23から送信される表示画面に触れることで、直感的に入力を行えるようにしてある。
また、座席30の焼き肉テーブル31は、加熱調理器としてIHヒーター(IH調理器)による焼き肉プレート36を使用しており、炎や赤熱部からの熱気や輻射熱によるロスで、周辺環境を悪化させることなく調理を安全、清潔にできるようにしてある。
この形態は、上記のように構成されており、このシステムでは、例えば、厳重に温度管理された外部の厨房(例えば、キッチンセンターなど)で、予め肉をスライスし、皿24に盛り付けて、そのまま、お客に提供できるようにする。その際、一皿ごとに固有の識別コードを付与し、その付与したコードを処理した日時などとともに皿24のICタグ34に登録する。同時に処理した牛の個体識別番号も登録し、野菜などの付け合わせと一緒に焼き肉店に配送する。
配送された店では、直ちに肉の盛り付けられた皿24を搬入室10の恒温高湿度冷蔵庫14に収納する。このときの収納は、例えば、肉の部位別、個体識別番号別、日付順などマニピュレーター手段17が取り出し易い順にすればよい。その際、例えば、搬入室10は1度以下に保ち、恒温高湿度冷蔵庫14を2度以下に保つことで、恒温高湿度冷蔵庫14の扉を開放した状態で庫内の温度が上昇しないようする。こうすることで、肉の劣化を防止し、恒温高湿度冷蔵庫14からの出し入れが自由にできるようにしてある。このように、搬入室10を実質上二重の冷蔵庫とすることで、恒温高湿度冷蔵庫14の効果を高めている。そして、乾燥などの変化しにくい恒温高湿度冷蔵庫14で細やかな管理ができるようにしてある。
このような仕込みが終わると、搬入室10に出入りする必要はなく、室温を一定に保てるようになっている。
いま、仕込みが終わって準備が整うと、マニピュレーター手段17が旋回して恒温高湿度冷蔵庫14から皿(肉の盛り付けられた)24を掴んで取り出し、反転して図3のように、テーブル15上のターンテーブル20に載せる。このとき、皿24のICタグ34から登録データを読み込んでサーバ23へ送信することで一連の動作を実行する。前記皿24をターンテーブル20に載せ終わると、ターンテーブル20をゆっくり回転させてカメラ16で撮影する。撮影した動画はサーバ23へ送られ、登録データと一対一に対応させて、客席11側の液晶ディスプレイ35に表示する。この動作を、例えば、ターンテーブル20が一杯になるまで繰り返す。図1ではターンテーブルは5台あるので、全てのターンテーブル20に載せる。
このとき、客席11側の液晶ディスプレイ35に表示される映像は実写映像なので、肉の新鮮さなどがリアル(静止画に比べて)に読み取れる。また、その撮影状態は客席からガラス(隔壁12)越しに見て、正当性も確認できる。表示は、例えば、図8(a)、(b)のように、皿24の回転する画像40が横方向に動画のように移動(スクロール)して繰り返し表示される。こうすることで、所定時間経過後に入れ替わったお客が選択できるチャンスを提供して無駄にならないようにできる。このとき、肉は一定温度に保たれた搬入室10の恒温高湿度冷蔵庫14とテーブル15の間を行き来するだけなので、温度変化による劣化は起こさない。また、搬入室10は閉じた空間なので無用な雑菌の侵入はなく、雑菌の繁殖も開店中人が中に入らず、低温に保たれているので起きない。そして、例えば、予め設定しておいた展示時間が経過すると、展示時間の経過した皿24を順次マニピュレーター手段17がターンテーブル20から掴んで取り上げ、反転して恒温高湿度冷蔵庫14の棚19に戻す。戻した皿24は、所定時間経過後に再度ターンテーブル20に載せてカメラ16で撮影して展示する。
ちなみに、このとき、在庫の多いものをより高い頻度で展示するようにすれば、選択される機会が増すので、無駄を少なくできる。
一方、客席11側では、座席30の液晶ディスプレイ35に表示された画像を見て、好みのものが見つかると、前記ディスプレイ35上の動画にタッチする。このとき、先述したように、ICタグ34のデータから、図9のように、詳細画面41を表示させることができるので、表示した肉の情報(トレーサビリティ)を確認して安全性を担保できる。また、その選択信号は、サーバ23へ送信されるので、選択信号を受信したサーバ23は、マニピュレーター手段17を作動して、該当する前記皿24を、例えば、図3のようにターンテーブル20から掴み上げ、旋回して搬送路18のコンベアの一端部26に載せる。このように、搬送路18の端部26に前記皿24が載ると、コンベアが作動して前記皿24は搬入室10から客席11側へ送られる。このとき、搬送中の皿24は座席30に近づくと、ICタグ34の情報がICタグリーダ25によって読み取られる。そのため、サーバ23は、読み取ったコード番号とそれを読み取ったICタグリーダ25の場所から前記皿24の現在位置を把握することができる。この結果、前記皿24が選択された座席30に達すると、ソータ29を作動して前記皿14を搬出路32へ移動することができるので、搬出路32へ移動した前記皿24は昇降装置33がカウンタ台28上へ送り出す。このように、ICタグ34を用いることで、前記皿24を間違いなく選択した座席30に届けることができる。座席30では届いた注文品を採って焼き肉テーブル31で焼けばよい。尚、注文はサーバ23が管理するので、精算も一括して行える。
また、この調理には、IHヒーターに焼き肉プレート36を備えた焼き肉テーブル31を使用するため、炎や赤熱部からの熱気や輻射熱によるロスで、周辺環境を悪化させることがない。そのため、調理を安全、清潔に行うことができる。したがって、客席を中心とする店内を清潔に保つことができる。また、客席の温度も上がらないので、空調の効率も向上させることができる。
このように、選択した肉だけを搬入室10から搬出するようにして、それ以外の肉は一定の温度で保存できるようにした。このため、選択した以外の肉の劣化を防ぐことができるので、劣化による破棄を極力少なくして無駄をなくせる。
閉店の際には、マニピュレーター手段17がターンテーブル20の皿24を掴んで恒温高湿度冷蔵庫14へ収納して扉を閉めれば、鮮度を保った状態で肉を保存できる。また、このように、恒温高湿度冷蔵庫14に保存することで、搬入室10の清掃もできるので、搬入室10を清潔に保つことができる。
このように、食材を皿24に盛り付けて、お客に出す状態で納入するシステムを構築したことにより、店舗内での調理の手間を省き、調理場所を必要としなくしたので、客席を広くすることもできる。
尚、この形態では、座席の加熱調理手段に加熱調理器として、IHヒーターを使用したものについて述べたが、これに限定されるものではない。これ以外に、例えば、ニクロム線ヒーターやシーズヒーターを使ったもの、又はガスロースターなど、どのような加熱手段を使用してもよい。
また、この形態では、食材を焼き肉として加熱調理するものについて述べたが、これに限定されるものではない。これ以外に、例えば、肉、野菜、魚を鉄板、網、鍋などを使って加熱調理をするものであれば適用できる。
また、この形態では、搬送路にコンベア式のものを使用したが、これに限定されるものではない。これ以外に、例えば、天井にレールを取り付けて吊り下げるリフト式のものでもよい。
実施形態の平面図 実施形態の斜視図 実施形態のブロック図 実施形態の作用説明図 実施形態の作用説明図 実施形態の作用説明図 実施形態の作用説明図 (a)、(b)実施形態の作用説明図 実施形態の作用説明図
符号の説明
10 搬入室
11 客席
12 隔壁
13 冷却手段
14 恒温高湿度冷蔵庫
15 テーブル
16 カメラ
17 マニピュレーター手段
18 搬送路
20 ターンテーブル
21 グリッパ
24 皿
25 ICタグリーダ
26 一端部
29 ソータ
30 座席
31 焼き肉テーブル
32 搬出路
33 昇降機構
34 ICタグ
35 液晶ディスプレイ
36 焼き肉プレート

Claims (3)

  1. 搬入室と客席で構成され、
    前記搬入室は、一部又は全部が透明な隔壁を介して客席と仕切られ、その隔壁で仕切られた搬入室に冷蔵用の冷却手段を備えると共に、前記搬入室内には、収納棚を備えた恒温高湿度冷蔵庫、撮影用のテーブル及びカメラを設け、その恒温高湿度冷蔵庫とテーブルの間に上下左右に旋回可能なマニピュレーター手段を設けて、前記マニピュレーター手段の旋回可能範囲に搬入室から客席に向けて隔壁を貫通する搬送路を設け、
    一方、客席には、加熱調理手段を備えた複数の座席を設け、その座席に沿って前記搬送路を延長し、その延長した前記搬送路から各座席へ皿を搬出する搬出手段を設けると共に、各座席に表示手段と入力手段を備え、
    前記搬入室に、外部の厨房で皿に食材を盛り付けて搬入し、恒温高湿度冷蔵庫の収納棚にセットすると、セットした前記皿をマニピュレーター手段が把持し設定個数に応じて適宜撮影用のテーブルへ移動し、そのテーブルへ移動した皿の食材を順にカメラで撮影して客席の各座席の表示手段に表示し、
    他方、客席では、座席の表示手段に次々と表示される画像からいずれかを入力手段で指定すると、指定した画像の皿をマニピュレーター手段が把持して搬送路へ移し、移した皿が搬送路上を移動して前記画像を指定した座席に達すると、前記皿を搬出手段が搬送路から座席へ送り出すことにより、届いた食材を座席の加熱調理手段で調理するようにした飲食店システム。
  2. 上記カメラを動画撮影用のカメラとし、上記皿にICタグを取り付けて皿を峻別するための情報を登録すると共に、前記ICタグの情報を検出するICタグリーダを搬送路に備え、一方、上記客席の表示手段と入力手段をタッチパネル式の液晶ディスプレイとし、かつ、座席の加熱調理手段を加熱調理器として、
    恒温高湿度冷蔵庫からマニピュレーター手段によってテーブル上に置かれた皿を撮影し、撮影した皿に盛り付けられた食材を座席の液晶ディスプレイに次々と表示して、画面に表示される動画像にタッチして指定すると、指定した動画像に対応する搬入室の皿をマニピュレーター手段が把持して搬送路へ移し、移した皿が搬送路上を移動して前記画像を指定した座席に達したことがICタグリーダによって検出されると、前記皿を搬出手段が搬送路から座席へ送り出すことにより、届いた食材を座席の加熱調理器で加熱調理するようにした請求項1に記載の飲食店システム。
  3. 上記皿のタグに、外部の厨房で肉を盛り付けた際に牛の個体識別番号を登録して搬入し、搬入した皿をマニピュレーター手段が把持して適宜撮影用のテーブルへ移動し、皿の肉を次々とカメラで撮影して客席の各座席の液晶ディスプレイに表示する際に、前記個体識別番号に基づくトレーサビリティ情報を表示するようにした請求項2に記載の飲食店システム。
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