JP2011149644A - 収納庫、航海データ記録ユニット及び航海データ記録装置 - Google Patents

収納庫、航海データ記録ユニット及び航海データ記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バラツキなく一定の温度で冷却を開始することができるデータ記録ユニットを提供する。
【解決手段】データ記録ユニット12は、インナーカプセル45と、内部冷却パック44と、断熱材41と、を備える。内部冷却パック44は、インナーカプセル45の外側に配置されており、水の気化による圧力上昇によって冷却を開始し、水が気化する際の吸熱作用によって冷却を行う。断熱材41は、内部冷却パック44の外側に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、主として、内容物を熱から保護するための収納庫に関する。
従来から、紙類、フィルム類、及び電子機器等の耐熱温度の低い物を、火災等による熱から保護するための収納庫が知られている。特許文献1は、この種の収納庫を開示する。
特許文献1は、不燃液を含浸させた壁材からなる一次庫と、断熱材からなる二次庫と、で構成された耐火収納庫を開示する。また、一次庫と二次庫との間には、耐湿性等を有する部材が配置されている。この構成により、この耐火収納庫は、耐火性、断熱性、及び耐湿性を有しており、内容物を熱等から効果的に保護できる。
また、断熱性が要求される収納庫としては、上記の他にも航海データ記録装置が知られている。航海データ記録装置は、通常の運航時には船舶の運航に関するデータ等を記録し、海難事故が発生した場合には火災等の熱から記録したデータを保護する。また、データを記録する半導体は熱に弱いため、断熱機能に加えて、冷却機能を備えた構成の航海データ記録装置が提案されている。特許文献2は、この種の航海データ記録装置を開示する。
この特許文献2の航海データ記録装置は、航海データを記憶するソリッドステートメモリが配置された保護区画と、ヒートシンクとしての機能を有する熱質量を収容する収容区画と、この2区画を接続可能な通路と、を備えた構成となっている。この通路は、通常は上記2区画を接続しておらず、熱質量は収容区画に流れることができない。
そして、海難事故による火災等が生じることで所定の温度になると、前記通路を塞いでいた可溶性バルブが備える熱ベントプラグが溶けることで通路が開放され、上記2区画が接続される。その後、熱質量が保護区画に移動することで保護区画を冷却することができる。
特開平8−214932号公報 特許第3878025号公報
しかし、特許文献1の構成は、冷却機能を備えていないので、高温から内容物を十分に保護するためには、一次庫及び二次庫の厚みを大きくする必要がある。この場合、外形の寸法に対して内部容積が小さくなってしまう。
また、上記特許文献2の構成は、電気半田等を含んで構成された熱ベントプラグが変相することで上記2区画を接続させる。また、ソリッドステートメモリのような半導体を冷却する場合は、比較的低温(例えば100℃)で冷却を開始することが望ましい。そのため、特許文献2の構成では、電気半田として低温半田を用いることが想定されるが、この低温半田は変相に時間が掛かることが多く、冷却を開始するタイミングの調整が困難であった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、バラツキなく一定の温度で冷却を開始することができる収納庫を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の収納庫が提供される。即ち、この収納庫は、収納部と、冷却部と、断熱部と、を備える。前記冷却部は、前記収納部の外側に配置され、相転移が起こるときの吸熱作用により冷却を行う。前記断熱部は、前記冷却部の外側に配置される。
これにより、火災等によって断熱部の内部の温度が上昇すると、冷却部に相転移が起こる。そして、相転移が起こるときの温度は、物質及び圧力等に応じて一意に定まるので、バラツキなく一定の温度で冷却を開始することができる。そのため、所望のタイミングで収納部の冷却を開始することができ、収納部に収納された物を効果的に熱から保護することができる。
前記の収納庫においては、前記冷却部の外側に配置され、前記冷却部を前記収納部の近傍に保持する保持部を備えることが好ましい。
これにより、冷却部を収納部の近傍に保持することができるので、収納部に収納された物を効率良く冷却できる。
前記の収納庫においては、前記断熱部の内側に加え、前記断熱部の外側にも前記冷却部が配置されることが好ましい。
これにより、冷却部を二重に備える構成であるため、収納部に収納された物をより効果的に熱から保護することができる。
前記の収納庫においては、前記冷却部は、内部に冷却材が封入された袋状の容器であり、当該容器の口を閉じた接合部を有することが好ましい。
これにより、冷却材が容器から飛び出したり流出したりすることを防止できるため、冷却に適した位置に冷却材を保持できる。また、冷却材が流動性を有する場合は、冷却材が封入された容器を容易に変形させることができるので、収納部の形状等に柔軟に対応して冷却部の配置を行うことができる。
前記の収納庫においては、前記冷却部の近傍の温度が所定以上になると、前記接合部による接合が外れることが好ましい。
これにより、冷却部の近傍の温度が所定以下のときは冷却が行われず、冷却部の近傍の温度が所定以上になると、袋状の冷却部が開口して冷却材が外部に出るため、一気に冷却を開始できる。
前記の収納庫においては、前記冷却部のうち少なくとも一部は、金属で構成されることが好ましい。
これにより、冷却部を丈夫にできるため、冷却材を強固に保護できる。また、冷却材の揮発性が高い場合は、冷却材が外部に漏れることを防止できる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成の航海データ記録ユニットが提供される。即ち、この航海データ記録ユニットは、航海データを記憶する記憶装置を備える。前記記憶装置は、前記収納部に収納される。
即ち、航海データ記録ユニットは、熱に弱い記憶装置を備えているため、火災等の事故が発生したことを的確に検出して迅速に冷却を開始する必要がある。従って、本発明を航海データ記録ユニットに適用すれば、バラツキなく一定の温度で冷却を開始するという前記の効果を一層有効に発揮させることができる。
前記の航海データ記録ユニットにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記収納部は、本体部と、蓋部と、を備える。前記本体部は、収納空間を有する。前記蓋部は、前記本体部の口を塞ぐ。外部から入力された航海データを前記記憶装置へ送信するリード線は、前記蓋部に厚み方向に形成された貫通孔を通して前記記憶装置と接続されており、前記貫通孔において前記リード線はガラスで密封されている。
これにより、記憶装置を耐水圧構造にすることができる。また、一度の密封作業で信頼性の高い耐水圧構造が実現できるため、作業効率を向上させることができる。
前記の航海データ記録ユニットにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記リード線は複数配置されている。前記蓋部の近傍に前記記憶装置が配置され、前記記憶装置には、それぞれの前記リード線の端部が接続される。
これにより、リード線の長さを揃えることが容易なので、インピーダンスマッチングがとれ、伝送されるデータの品質低下を防止することができる。
前記の航海データ記録ユニットにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この航海データ記録ユニットは、外部から入力された航海データに対して変換処理を行うためのデータ変換装置を備える。前記データ変換装置は、前記断熱部の外側に配置される。
これにより、データ変換装置の動作によって発生した熱が断熱部の内部に伝わることを防止できる。そのため、データ変換装置の動作熱が記憶装置へ影響を及ぼすことを防止できる。
本発明の第3の観点によれば、航海データ記録装置は、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この航海データ記録装置は、前記航海データ記録ユニットと、航海データ収集ユニットと、を備える。前記航海データ収集装置は、舶用機器からの航海データを受信して前記航海データ記録ユニットに送信する。
これにより、航海データを堅牢に保護することが可能な航海データ記録装置を提供することができる。
本実施形態の航海データ記録装置の構成を示すブロック図。 データ記録ユニットの外観斜視図。 データ記録ユニットの内部の構成を概略的に示す正面断面図。 保持カプセルの形状を示す外観斜視図。 内部冷却パックとインナーカプセルの様子を示す外観斜視図。 接合部が剥離する前後の内部冷却パックを示す斜視図。 インナーカプセルの蓋部の表側の構成を示す斜視図。 インナーカプセルの蓋部の裏側の構成を示す斜視図。 リード線が貫通孔にガラスで封着されている様子を示す断面図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本実施形態の航海データ記録装置10の構成を示すブロック図である。
航海データ記録装置10は、船舶の運航に関するデータ及び船内において発生した様々な事項を記録することができる。そして、海難事故が発生した場合には、記録されたデータが解析され、事故の原因究明及び再発防止に用いられる。
航海データ記録装置10は、図1に示すように、データ収集ユニット(航海データ収集ユニット)11と、データ記録ユニット(収納庫、航海データ記録ユニット)12と、を備えている。
データ収集ユニット11は舶用機器13と電気的に接続されており、この舶用機器13からは、各種の航海に関するデータがデータ収集ユニット11に入力される。データ収集ユニット11にデータ(航海データ)を送信する舶用機器13の具体例としては、船舶の位置や日時を計測するGPS装置、船速を計測する船速計、船首方位を計測する各種コンパス、船舶が航行している海上の風向及び風速を検出する風向風速計、水深測定する測深器、ブリッジ内の音声を受信するマイクロフォン、周囲の状況を示すレーダ画像を取得するレーダ装置等を挙げることができる。
このデータ収集ユニット11は、上記の航海データを取り込む入出力部21と、取り込んだ航海データの処理を行う信号処理部22と、を主要な構成として備えている。そして、この収集された航海データは、入出力部21からデータ記録ユニット12のデータ変換装置40へ送信されている。
データ変換装置40は、受信した航海データを書込及び伝送に適した形式のデータに変換しており、変換したデータをメモリボード(記憶装置)65へ出力している。このメモリボード65は、記憶素子としてのメモリ61と、このメモリ61が設置される基板64と、を備えている。
メモリ61は、所定時間(例えば13時間)分の航海データを記憶可能であり、その所定時間以前のデータは、最新のデータで随時上書きされる。そして、海難事故等が起きたと判断した場合は、上書きは停止され、海難事故直前の航海データを保持し続ける。なお、このメモリ61は、海難事故による火災及び水没等にも耐え得るように保護されており、事故後においても回収して航海データの解析を行うことが可能に構成されている。
次に、図2及び図3を参照してデータ記録ユニット12の構成について詳細に説明する。図2は、データ記録ユニット12の外観斜視図である。図3はデータ記録ユニット12の内部の構成を概略的に示す正面断面図である。
データ記録ユニット12は、図2に示すように、土台34と、ビーコン32と、アウターカプセル30と、から構成されている。
土台34は、アウターカプセル30を船舶に固定するためのものであり、アウターカプセル30の下部に接続されている。土台34は矩形状に構成されており、その4箇所の角部には、適宜の取付具を用いて船舶に固定するための取付穴35が形成されている。
ビーコン32は、音波を放出可能に構成されており、アウターカプセル30の側面部に取り付けられている。海難事故後にデータ記録ユニット12が見つからないときは、この音波を頼りにして探し出すことができる。
アウターカプセル30は、データ記録ユニット12の主要部品を内部に備えた構成であり、特に、メモリ61を保護するためのものである。このアウターカプセル30は、略円柱形状であり、側面部にはデータ収集ユニット11から航海データを受信可能な丸状ケーブル31が取り付けられている。データ記録ユニット12は、アウターカプセル30に接続された前記丸状ケーブル31を介して、データ収集ユニット11が送信した航海データを受信するようになっている。
図3に示すように、この丸状ケーブル31は前記データ変換装置40に接続されている。データ変換装置40は、アウターカプセル30の内部であってその上部に配置されている。このデータ変換装置40は、航海データを適宜の形式に変換している。また、データ変換装置40の近傍には、動作熱及び太陽熱等による温度上昇を防ぐための外部冷却パック(冷却部)37が壁面に沿うように複数配置されている。
この外部冷却パック37は、直方体状に構成されており、冷却効果を有する冷却材(冷媒、冷却剤)が封入されている。この冷却材は、通常の温度では固体であり、周囲の温度が上昇することによって融解又は気化(昇華)するように構成されている。この相転移(相変化)が生じたときに周囲から潜熱を奪うことによって、周囲の温度上昇を抑制するようになっている。なお、この外部冷却パック37の形状は直方体状に限定されず、例えば袋状とすることができる。
また、データ変換装置40が変換したデータは、適宜のケーブルを通じてアウターカプセル30の中央部へ出力されている。
アウターカプセル30の中央部は、外側から順に、断熱材41と、保持カプセル(保持部)42と、固定ゴム49と、内部冷却パック(冷却部)44と、インナーカプセル(収納部)45と、により構成されている。
断熱材(断熱部)41は、保持カプセル42の外側を囲むように円筒形状に構成されている。この断熱材41は、微細な多孔構造の物質で構成されており、火災時の熱及び太陽光による熱等から断熱材41の内部を保護している。
なお、この断熱材41としては、上記に代えて、ウレタン等の発泡系断熱材や、微細なヒュームドシリカと赤外線を透過させない物質とで構成され、空気分子の運動を規制する構造の断熱材を用いることもできる。更には、表側を鏡面にして放射熱による伝熱を防止し、壁面を外層と内層との二重構造にしてその間に真空を形成することで断熱を実現することもできる。
この断熱材41の内部には、保持カプセル42が配置されている。保持カプセル42は金属製であり、図4に示すように、中空の円柱形状に構成されている。図4は、保持カプセル42の形状を示す外観斜視図である。また、保持カプセル42の上面に形成された直方体状の孔を通じて、フラットケーブル43が保持カプセル42の内側と外側とを繋いでいる。このフラットケーブル43の外側の端部は、前記のデータ変換装置40と接続されており、航海データが伝送されている。
保持カプセル42の内部には、固定ゴム49と内部冷却パック44とが配置されている。固定ゴム49は、インナーカプセル45を保持カプセル42に接しないように、浮かせて固定している。固定ゴム49は断熱性を有しており、これにより、保持カプセル42の熱をインナーカプセル45に伝えにくくしている。
次に、内部冷却パック44について図5及び図6を参照して説明する。図5は、内部冷却パック44とインナーカプセル45の様子を示す外観斜視図である。図6は、接合部44aが剥離する前後の内部冷却パックを示す斜視図であり、(a)には接合部44aが剥離する前の内部冷却パック44を示し、(b)には接合部44aが剥離した後の内部冷却パック44を示している。
本実施形態において、内部冷却パック44は、図5のようにインナーカプセル45の側面を囲むように3つ配置されるほか、図5には図示しないが上面及び底面に1つずつ配置されている。ただし、内部冷却パック44の個数及び配置は任意であり、また、内部冷却パック44の容量も適宜設定することができる。この内部冷却パック44の個数、配置、及び容量は、航海データ記録装置に要求される仕様等(何℃の温度で何時間耐え得るか等の仕様)に基づいて、所定の熱計算を行うことで決定されている。
内部冷却パック44には、冷却材(冷媒、冷却剤)としての水が封入されている。この内部冷却パック44は、シート状の物質(以下では、シート材と称する)が、所定の2箇所(接合部44a)で接合されることで袋状に構成されている。
このシート材は、薄膜状の金属(例えばアルミニウム)を2枚のシート状の樹脂(例えば塩化ビニル)で挟み込むようにして構成されている。シート材に金属が含まれることで、内部冷却パック44の内部の水が蒸発して流出することを防止している。また、金属の表面が樹脂によって覆われた構成とすることで、金属の腐食を防止し、これによりシート材の耐久性が高められている。
接合部44aは、内部冷却パック44の近傍の温度が所定値を超えると、内部冷却パック44内の水が気化して圧力が上昇するため、当該接合部44aが剥離する(図6(b)参照)。なお、接合部44aが剥離を始める温度は、内部冷却パック44内の水の容量、及び接合部44aの構成(接合部44aの接合面積を大きくする等)によって調整することができる。
そして、船舶で火災等が発生すると、その影響による熱がデータ記録ユニット12内に伝達し、内部冷却パック44の近傍の温度が上昇する。そして、温度が前述の所定値を超えると、接合部44aが剥離して水がインナーカプセル45の周囲に流出する。このとき、水の温度は100℃又はそれに近い温度になっており、インナーカプセル45の周囲の温度はそれよりも高くなっている。そのため、水は次々と気化していく。水が気化するためには、気化熱(潜熱)が必要であり、水はこの気化熱を吸収するため、インナーカプセル45は冷却される。
次に、インナーカプセル45について図5、図7及び図8を参照して説明する。図7はインナーカプセル45の蓋部46の表側の構成を示す斜視図であり、図8はインナーカプセル45の蓋部46の裏側の構成を示す斜視図である。
図5に示すように、インナーカプセル45は外観が円柱となる形状に構成されている。このインナーカプセル45は、厚手の金属系材料で構成されており、図の上部に位置する蓋部46と、図の下部に位置する本体部47と、で構成されている。この蓋部46と本体部47とは、蓋部46に形成されたネジ穴57にネジ56をネジ止めすることで固定されている。
図5及び図7に示すように、蓋部46はコネクタ装置51を備えている。コネクタ装置51は、蓋部46の表側に、樹脂製の表側用スペーサ52を介して表側用ネジ50によって接続されている。また、コネクタ装置51の周囲は、図5に示すように、防水及び防湿のためにエポキシ樹脂48で固められている。このコネクタ装置51は、フラットケーブル43を接続可能なデータ伝達端子53を備えており、航海データを受信している。
また、コネクタ装置51は、リード線54を複数備えている。このリード線54は、図8に示すように蓋部46に形成された貫通孔55を通して蓋部46の裏側の基板64に接続されている。このように貫通孔55を通して直接的にリード線54を配置することで、容易にリード線54の長さを揃えることができる。
この貫通孔55は、コネクタ装置51と基板64(メモリボード65)とを電気的に接続するためのリード線54を内部に保持するようにして、図9に示すようにガラス59で封着されている。図9はリード線54が貫通孔55にガラス59で封着されている様子を示す断面図である。
この封着方法としては、例えば、以下の方法を用いることができる。即ち、初めに粉末ガラスをプレス成形によって固めて中空円筒状の粉末ガラスを成形する。次に成形した粉末ガラスを貫通孔55に挿入する。そして、1000℃程度まで加熱することで粉末ガラスが溶解し貫通孔55が封着される。このようにリード線を取り付けることで、メモリ61に水が侵入することを防止した構成になっている。
コネクタ装置51と基板64は、リード線54の端部に半田付けすることで接続されている。これにより、メモリ61側に航海データを伝送することができる。また、基板64は、コネクタ装置51と同様に、樹脂製の裏側用スペーサ62を介して裏側用ネジ60を用いて蓋部46の裏側に取り付けられている。
また、基板64はデータ取出端子63を備えており、この端子に所定の規格のケーブル等を接続することで、基板64に設置されているメモリ61が記憶した航海データを読み出して取得することができる。なお、蓋部46の裏側にはOリング58が配置されており、蓋部46と本体部47の隙間から水が侵入しにくくなっている。
このように、アウターカプセル30においては、断熱材41による耐熱構造、冷却パックによる冷却構造及びインナーカプセル45による耐水圧構造が実現されている。そのため、メモリ61を海難事故の影響から保護することができる。
以上に説明したように、本実施形態のデータ記録ユニット12は、インナーカプセル45と、内部冷却パック44と、断熱材41と、を備える。内部冷却パック44は、インナーカプセル45の外側に配置され、水が気化する際の吸熱作用により冷却を行う。断熱材41は、内部冷却パック44の外側に配置される。
これにより、海難事故から生じた火災等によって断熱材41の内部の温度が上昇すると、内部冷却パック44内の水に相転移が起こる。そして、相転移が起こるときの温度は、一意に定まるので、バラツキなく一定の温度で冷却を開始することができる。そのため、所望のタイミングでインナーカプセル45の冷却を開始することができ、メモリボード65(半導体であるメモリ61)の温度が上昇することを防止できる。
また、本実施形態のデータ記録ユニット12は、内部冷却パック44の外側に配置され、内部冷却パック44をインナーカプセル45の近傍に保持する保持カプセル42を備える。
これにより、内部冷却パック44をインナーカプセル45の近傍に保持することができるので、インナーカプセル45に収納された物を効率良く冷却できる。
また、本実施形態のデータ記録ユニット12は、断熱材41の内側に配置された内部冷却パック44と、断熱材41の外側に配置された外部冷却パック37と、が配置される。
これにより、内部冷却パック44を備えているため、インナーカプセル45内のメモリボード65を火災による熱から保護できる。また、外部冷却パック37を備えているため、太陽熱等によってデータ記録ユニット12内の温度が上昇することを抑制できる。更に、外部冷却パック37はデータ変換装置40の近傍に配置されているため、データ変換装置40の動作熱による温度上昇も抑制できる。
また、本実施形態のデータ記録ユニット12において、内部冷却パック44は、内部に水が封入された袋状の容器であり、当該容器の口を閉じた接合部44aを有する。
これにより、水が封入された内部冷却パック44を容易に変形させることができるので、インナーカプセル45の形状等に柔軟に対応して内部冷却パック44の配置を行うことができる。
また、本実施形態のデータ記録ユニット12は、内部冷却パック44の近傍の温度が所定以上になると、接合部44aによる接合が剥離する。
これにより、内部冷却パック44の近傍の温度が所定以下のときは冷却が行われず、内部冷却パック44の近傍の温度が所定以上になると、水が外部に出るため、一気に冷却を開始できる。
また、本実施形態のデータ記録ユニット12において、内部冷却パック44のうち少なくとも一部は金属で構成される。
これにより、内部冷却パック44を丈夫にできるため、内部冷却パック44が破損して水が漏れることを防止できる。また、内部冷却パック44の気体透過性を抑えることができるため、内部冷却パック44内の水蒸気が外部に漏れることを防止できる。
また、本実施形態のデータ記録ユニット12は、航海データを記憶するメモリボード65を備える。メモリボード65は、インナーカプセル45に収納される。
即ち、データ記録ユニット12は、熱に弱いメモリボード65を備えているため、火災等の事故が発生したことを的確に検出して迅速に冷却を開始する必要がある。そのため、本実施形態の冷却方法を適用することが特に好適である。
また、本実施形態のデータ記録ユニット12において、インナーカプセル45は、本体部47と、蓋部46と、を備える。本体部47は、収納空間を有する。蓋部46は、本体部47の口を塞ぐ。そして、外部から入力された航海データをメモリボード65へ送信するリード線54は、蓋部46に厚み方向に形成された貫通孔55を通してメモリボード65と接続されており、貫通孔55においてリード線54はガラス59で密封されている。
これにより、メモリ61を耐水圧構造にすることができる。また、一度の密封作業で信頼性の高い耐水圧構造が実現できるため、作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態のデータ記録ユニット12において、リード線は複数配置されている。蓋部46の近傍にメモリボード65が配置され、メモリボード65には、それぞれのリード線の端部が接続される。
これにより、リード線の長さを揃えることが容易なので、インピーダンスマッチングがとれ、伝送されるデータの品質低下を防止することができる。
また、本実施形態のデータ記録ユニット12は、外部から入力された航海データに対して変換処理を行うためのデータ変換装置40を備える。データ変換装置40は、断熱材41の外側に配置される。
これにより、データ変換装置40の動作によって発生した熱が断熱材41の内部に伝わることを防止できる。そのため、データ変換装置40の動作熱がメモリボード65へ影響を及ぼすことを防止できる。
また、本実施形態の航海データ記録装置10は、データ記録ユニット12と、データ収集ユニット11と、を備える。データ収集ユニット11は、舶用機器13からの航海データを受信してデータ記録ユニット12に送信する。
これにより、航海データを堅牢に保護することが可能な航海データ記録装置10を提供することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
保持カプセル42の形状及び材質は任意であり、中空の円柱形状に限られない。例えば、直方体や球体にすることができる。
外部冷却パック37及び内部冷却パック44に封入される冷却材は、固体、液体、及び、ゲル状のうち何れの状態にしても良く、その内容物も様々な物質を用いて良い。また、内容物を変更することで、内容物の物性の違いにより、冷却を開始する温度を調整することができる。
内部冷却パック44には、接合部44aが2箇所に形成されているが、接合部44aが形成される数及び位置はこれに限定されず、少なくとも1箇所に形成されていれば良い。例えば、内部冷却パック44の端部の全て(周囲)が接合部44aとして形成されていても良い。
上記実施形態では、水の沸点を超えたときに内部冷却パック44が開口して水が流出する構成であるが、内部冷却パック44を二重構造にして水の流出を防止した構成にすることもできる。
インナーカプセル45の形状及び材質は任意であり、その外観は円柱形状に限られない。例えば、直方体や球体にすることができる。また、要求される仕様に耐え得る構造であれば、材質等も限定されない。
本実施形態では、収納庫をデータ記録ユニットに適用する例を示したが、この他にも、耐熱金庫等にも本発明を適用することができる。
10 航海データ記録装置
11 データ収集ユニット(航海データ収集ユニット)
12 データ記録ユニット(収納庫、航海データ記録ユニット)
37 外部冷却パック(冷却部)
40 データ変換装置
41 断熱材(断熱部)
42 保持カプセル(保持部)
44 内部冷却パック(冷却部)
45 インナーカプセル(収納部)
46 蓋部
47 本体部
61 メモリ
64 基板
65 メモリボード(記憶装置)

Claims (11)

  1. 収納部と、
    前記収納部の外側に配置され、相転移が起こるときの吸熱作用により冷却を行う冷却部と、
    前記冷却部の外側に配置される断熱部と、
    を備えることを特徴とする収納庫。
  2. 請求項1に記載の収納庫であって、
    前記冷却部の外側に配置され、前記冷却部を前記収納部の近傍に保持する保持部を備えることを特徴とする収納庫。
  3. 請求項1又は2に記載の収納庫であって、
    前記断熱部の内側に加え、前記断熱部の外側にも前記冷却部が配置されることを特徴とする収納庫。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の収納庫であって、
    前記冷却部は、内部に冷却材が封入された袋状の容器であり、当該容器の口を閉じた接合部を有することを特徴とする収納庫。
  5. 請求項4に記載の収納庫であって、
    前記冷却部の近傍の温度が所定以上になると、前記接合部による接合が外れることを特徴とする収納庫。
  6. 請求項4又は5に記載の収納庫であって、
    前記冷却部のうち少なくとも一部は、金属で構成されることを特徴とする収納庫。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の収納庫と、
    航海データを記憶する記憶装置を備え、
    前記記憶装置は、前記収納部に収納されることを特徴とする航海データ記録ユニット。
  8. 請求項7に記載の航海データ記録ユニットであって、
    前記収納部は、
    収納空間を有する本体部と、
    前記本体部の口を塞ぐ蓋部と、
    を備え、
    外部から入力された航海データを前記記憶装置へ送信するリード線は、前記蓋部に厚み方向に形成された貫通孔を通して前記記憶装置と接続されており、前記貫通孔において前記リード線はガラスで密封されていることを特徴とする航海データ記録ユニット。
  9. 請求項8に記載の航海データ記録ユニットであって、
    前記リード線は複数配置されており、
    前記蓋部の近傍に前記記憶装置が配置され、前記記憶装置には、それぞれの前記リード線の端部が接続されることを特徴とする航海データ記録ユニット。
  10. 請求項7から9までの何れか一項に記載の航海データ記録ユニットであって、
    外部から入力された航海データに対して変換処理を行うためのデータ変換装置を備え、
    前記データ変換装置は、前記断熱部の外側に配置されることを特徴とする航海データ記録ユニット。
  11. 請求項7から10までの何れか一項に記載の航海データ記録ユニットと、
    舶用機器からの航海データを受信して前記航海データ記録ユニットに送信する航海データ収集ユニットと、
    を備えることを特徴とする航海データ記録装置。
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