JP7053007B2 - 飲食物加熱配膳システム - Google Patents

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Description

本発明は、ステーションを用いてシャトルに収容された飲食物を加熱した後にシャトルを用いてトレイを配膳する飲食物加熱配膳システムに関するものである。
病院や学校などの施設においては、複数の人に温められた飲食物を提供するために、複数人分の飲食物を同時に加熱した後に、各人に飲食物を配膳している。
そのために、飲食物を配置した複数のトレイを収容するための1台のシャトルと、シャトルに収容された飲食物を加熱するための1台のステーションとで構成した飲食物加熱装置が用いられている(たとえば、特許文献1参照。)。
そして、従来においては、複数人分のトレイに載置した飲食物をシャトルに収容し、その後、シャトルに収容された複数人分の飲食物をシャトルでまとめて加熱し、その後、飲食物が配置されたトレイをシャトルで運搬して各喫食者にトレイごと配る(配膳する)ようにしている。
特開2015-9028号公報
ところが、1台のステーションと1台のシャトルとからなる飲食物加熱装置では、飲食物が配膳される人数が増大した場合に、1台のステーションを用いた1台のシャトルに収容された飲食物の加熱と1台のシャトルを用いた配膳とを、複数回にわたって繰り返し行う必要が生じ、全員分の飲食物の加熱や配膳に要する時間が長くなってしまうおそれがある。
そのため、より多くの人に対して飲食物を短時間で加熱し配膳することができるようになることが望まれている。
特に、近年提案されているニュークックチルシステムにおいては、食の安全性を確保するために、加熱調理した食材を一旦チルド状態にまで冷却して保存し、チルド状態のまま食器に盛り付けた後に、配膳直前に飲食物加熱装置で加熱することで、加熱調理後2時間以内に喫食できるようにする必要がある。
そして、飲食物加熱装置においては、トレイに複数種類の飲食物が食器に収容されて載置されており、各飲食物ごとに喫食に最適な温度が異なることから、飲食物ごとに異なる温度に加熱することが望まれている。
また、病院や学校などの施設においては、喫食者の体調や年齢などによってその喫食者に最適な飲食物の温度が異なることから、喫食者ごとに異なる温度に飲食物を加熱することが望まれている。
そこで、請求項1に係る本発明では、飲食物を配置した複数のトレイを収容するためのシャトルと、シャトルに収容された飲食物を加熱するためのステーションとで構成し、トレイごとに複数の飲食物が配置され、ステーションを用いてシャトルに収容された飲食物を加熱した後にシャトルを用いてトレイを配膳する飲食物加熱配膳システムにおいて、1台のステーションに複数台のシャトルを対応させて、1台のステーションで順次各シャトルに収容した飲食物を加熱した後に配膳することにし、ステーションは、各シャトルを識別するためのシャトル識別手段と、各シャトルに収容されたトレイごとに各飲食物を加熱するための加熱手段と、各シャトルに収容されたトレイごとに各飲食物を加熱する温度を設定するための加熱温度設定手段と、各シャトルに収容されたトレイごとに各飲食物を加熱する温度を記憶するための加熱温度記憶手段とを有し、シャトル識別手段でシャトルを識別した後に、加熱温度記憶手段で記憶しているシャトルに対応する各飲食物の加熱温度を加熱温度設定手段に設定して、前記各シャトルに収容されたトレイごとに設定された加熱温度で各飲食物を加熱手段を用いて加熱することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、飲食物を配置した複数のトレイを収容するためのシャトルと、シャトルに収容された飲食物を加熱するためのステーションとで構成し、ステーションを用いてシャトルに収容された飲食物を加熱した後にシャトルを用いてトレイを配膳する飲食物加熱配膳システムにおいて、1台のステーションに複数台のシャトルを対応させて、1台のステーションで順次各シャトルに収容した飲食物を加熱した後に配膳することにしているために、より多くの喫食者に対して飲食物を短時間で加熱し配膳することができるようになる。
特に、前記ステーションを複数台設け、いずれのステーションでも全てのシャトルと対応することができるようにした場合には、空いているステーションを用いてシャトルに収容した飲食物を加熱するなどの柔軟な対応ができて無駄な待ち時間を無くすことができ、より一層短時間で多くの喫食者に対して飲食物を加熱し配膳することができるようになる。
また、前記ステーションが、前記各シャトルを識別するためのシャトル識別手段と、前記各シャトルに収容された各トレイごとに飲食物を加熱する温度を設定するための加熱温度設定手段と、前記各シャトルに収容された各トレイごとに予め設定された飲食物を加熱する温度を記憶するための加熱温度記憶手段とを有し、シャトル識別手段でシャトルを識別した後に、加熱温度記憶手段で記憶しているシャトルに対応する飲食物の加熱温度を加熱温度設定手段に設定して、前記各シャトルに収容された各トレイごとに設定された加熱温度で飲食物を加熱することにした場合には、各シャトルの各トレイごとに異なる加熱温度で飲食物を加熱することができ、各喫食者ごとに喫食に最適な温度で飲食物を提供することができ、しかも、各喫食者ごとの加熱温度を集中して管理することができるようになる。
飲食物加熱配膳システムを示す説明図。 飲食物加熱装置(シャトル及びステーション)を示す正面図(a)、同右側面図(b)。 同平面断面図(a)、同右側面断面図(b)。 ステーションを示す正面断面図(a)、同右側面断面図(b)。 同平面断面図。 加熱手段・制御手段・加熱温度設定手段を示すブロック図。 加熱温度の設定データを示す説明図。
以下に、本発明に係る飲食物加熱装置を用いた飲食物加熱配膳システムの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、飲食物加熱配膳システムSは、1台又は複数台(ここでは、2台)のステーション(ST1,ST2)と複数台(ここでは、4台)のシャトル(SH-1~SH-4)とからなる飲食物加熱装置1で構成している。
この飲食物加熱配膳システムSでは、1台のステーション(ST1)に複数台(ここでは、2台)のシャトル(SH-1,SH-2)を対応させるとともに、1台のステーション(ST2)に複数台(ここでは、2台)のシャトル(SH-3,SH-4)を対応させて、1台のステーション(ST1又はST2)で順次各シャトル(SH-1とSH-2又はSH-3とSH-4)に収容した飲食物を加熱した後に配膳することにしている。なお、複数台(ここでは、2台)のステーション(ST1及びST2)で全てのシャトル(SH-1~SH-4)を対応するようにしてもよい。
飲食物加熱配膳システムSで用いる飲食物加熱装置1は、図2~図6に示すように、飲食物を収容可能なシャトル2(SH-1~SH-4)と、各シャトル2を収容可能なステーション3(ST1,ST2)とに分離可能に構成している。
シャトル2は、図3に示すように、横長矩形板状の底板4の下部に4個のキャスター5を取付けて移動(運搬)可能とするとともに、底板4の左右上部に縦長矩形板状の左右側壁6,7を取付け、底板4の中央上部に縦長矩形板状の仕切壁8を取付けている。また、シャトル2は、左右側壁6,7の上端部間に横長矩形板状の天板9を取付けるとともに、左右側壁6,7の前端部間に上下に開閉可能な縦長矩形板状のシャッター10を取付け、左右側壁6,7の後端部間に縦長矩形板状の後壁11を取付けている。さらに、シャトル2は、飲食物を収容した複数の食器を載置するためのトレイ12の左右端縁下部を支持する左右一対の支持ステー13,13を左右側壁6,7及び仕切壁8に上下に所定の間隔をあけて取付けている。これにより、シャトル2は、底板4と左右側壁6,7と天板9とシャッター10と後壁11とで囲まれる内部空間が支持ステー13,13で支持されるトレイ12で上下に分割されることによって、内部に複数(ここでは、12段)の加熱棚14を上下に並べて形成している。各加熱棚14には、トレイ12が左右に並べて収容される。各加熱棚14の上部には、左右に横長矩形板状の仕切15が設けられている。仕切15は、左側壁6及び仕切壁8に3本の支持体16で支持されている。
ステーション3は、図4に示すように、縦長矩形板状の左右側壁17,18の上端部に中空箱型状の天板部19を形成している。また、ステーション3は、左右側壁17,18の前端部間に上下に開閉可能な矩形板状のシャッター20を取付けるとともに、左右側壁17,18の後端部間に中空箱型状の後壁部21を形成している。これにより、ステーション3は、左右側壁17,18と天板部19とシャッター20と後壁部21とで囲まれたシャトル2を収容するための空間22を形成している。
このステーション3には、内部にシャトル2を収容させた状態でシャトル2に収容された飲食物(食器)を冷却や加熱するための冷却手段23及び加熱手段24と、これらを制御する制御手段(コンピューター)25とが設けられている。
冷却手段23は、図4に示すように、冷風発生装置26で発生した所定温度の冷風を後壁部21に上下に間隔をあけて並べて形成した冷風供給口27から内部空間22にファン等で強制的に供給するよう構成している。冷風供給口27は、ステーション3の内部にシャトル2を収容させた状態において、シャトル2の各加熱棚14(ステーション3(シャトル2)を正面から見た場合には各トレイ12の右側)に対応する位置に形成されている。これにより、冷却手段23は、冷風供給口27からシャトル2の各加熱棚14(ステーション3(シャトル2)を正面から見た場合には各トレイ12の右側)に向けて冷風を供給し、トレイ12の所定位置(ステーション3(シャトル2)を正面から見た場合には各トレイ12の右側)に載置された飲食物を冷却する。
加熱手段24は、図4~図6に示すように、シャトル2の各加熱棚14(ステーション3(シャトル2)を正面から見た場合には各トレイ12の左側)と対応する位置に左右それぞれ複数(ここでは、3個)設けられており、各加熱手段24で各加熱棚14の左右のトレイ12に載置された飲食物を飲食物(食器)ごとにそれぞれ加熱できるようにしている。ここでは、各加熱棚14に左右に分けてそれぞれ3個の加熱手段24を設けており、図5中に符号HL0101~HR1203を付している。符号の1文字目の「H」は加熱手段であることを示し、2文字目の「L」は加熱棚14の左側であることを「R」は加熱棚14の右側であることをそれぞれ示し、3及び4文字目は加熱棚14の下からの段数を示し、5及び6文字目は左右各加熱棚14の左からの順番を示している。
各加熱手段24(HL0101~HR1203)は、電磁波(ここでは、マイクロ波)を発生するための電磁波発生装置28に電磁波を伝送するための電磁波伝送管29を接続し、電磁波伝送管29の上部に電磁波を放出する電磁波照射開口30を形成している。電磁波発生装置28から放射された電磁波は、電磁波伝送管29を介して電磁波照射開口30から飲食物(食器)に向けて照射される。
各加熱棚14の片側(ステーション3を正面から見た場合には左側と右側)には、それぞれ複数(ここでは、3個)の加熱手段24が設けられており、各加熱手段24は、それぞれ異なる位置に電磁波照射開口30を形成している。一方、トレイ12には上面にマークが付されており、トレイ12が正規の位置に収容されると各マークの直下に各電磁波照射開口30が位置するようになっている。これにより、トレイ12のマーク上に食器を載置することで、その食器に収容された飲食物をその位置に対応する加熱手段24でそれぞれ別個に加熱することができる。なお、各食器ごとに個別に加熱することができればよく、各トレイ12に複数の電磁波発生装置28及び電磁波伝送管29を設けた場合に限られず、各トレイ12或は各加熱棚14に1個の電磁波発生装置と複数に分岐する電磁波伝送管を設けた構成などとしてもい。また、トレイ12は、複数の飲食物を配置することができればよく、盆形状のものに限られず、箱形状のものでもよく、弁当箱などであってもよい。
各加熱手段24(HL0101~HR1203)は、図6に示すように、制御手段25にそれぞれ接続されており、制御手段25によって各加熱手段24(HL0101~HR1203)をそれぞれ個別に駆動制御することができるようになっている。
制御手段25には、各加熱手段24(HL0101~HR1203)による飲食物の加熱温度を設定るするための加熱温度設定手段31が接続されている。
加熱温度設定手段31は、各トレイ12に対応する加熱手段24(たとえば、HL0101,HL0102,HL0103)での加熱温度をそれぞれ設定することができるようにしてもよい。この場合には、HL0101,HR0101,HL0201,HR0201,・・・HL1201,HR1201が同一の加熱温度に設定され、HL0102,HR0102,HL0202,HR0202,・・・HL1202,HR1202が同一の加熱温度に設定され、HL0103,HR0103,HL0203,HR0203,・・・HL1203,HR1203が同一の加熱温度に設定されることになり、各トレイ12の同一位置に配置された飲食物は全て同一の加熱温度となる。
また、加熱温度設定手段31は、各トレイ12に対応する加熱手段24(たとえば、HL0101,HL0102,HL0103)での加熱温度を各トレイ12ごとに設定することができるようにしてもよい。この場合には、HL0101,HL0102,HL0103が同一の加熱温度に設定され、HR0101,HR0102,HR0103が同一の加熱温度に設定されることになり、各トレイ12に配置された飲食物は全て同一の加熱温度となる。
また、加熱温度設定手段31は、各トレイ12の各飲食物に対応する各加熱手段24(HL0101~HR1203)での加熱温度をそれぞれ設定することが可能であることがより望ましい。この場合には、全ての加熱手段24(HL0101~HR1203)をそれぞれ異なる加熱温度に設定することができ、各トレイ12の各飲食物をそれぞれ異なる加熱温度とすることができる。
加熱温度設定手段31で設定された各加熱手段24(HL0101~HR1203)の加熱温度は、制御手段25のメモリーに記憶される。制御手段25のメモリーでは、加熱温度設定手段31で設定された各加熱手段24(HL0101~HR1203)の加熱温度を設定データとして記憶する。制御手段25は、設定データに基づいて各加熱手段24(HL0101~HR1203)をそれぞれ駆動制御して、対応する飲食物が設定温度となるように加熱する。制御手段25は、各加熱手段24(HL0101~HR1203)の電磁波発生装置28の出力や駆動時間を制御することで加熱温度を制御する。その際に、全ての加熱手段24を同時に駆動させた場合には、消費電力が一時的に多大なものとなるため、1又は複数の加熱手段24を順次駆動してもよい。
この加熱温度設定手段31は、各加熱手段24(HL0101~HR1203)による飲食物の加熱温度を設定することが可能であればよく、キーボードやテンキーなどの入力機器とLCDなどの表示機器とを有し、入力機器を用いて人手により加熱温度を設定するようにしてもよい。また、加熱温度設定手段31は、バーコードリーダーなどの読込み機器を有し、各トレイ12に載置された食札(喫食者名等を記載した札)や各トレイ12に埋設されたICチップなどの記録手段(加熱温度を記録(記録)するための手段)などに予め記録(記載)されたバーコード等のデータを読み込むことで半自動的に加熱温度を設定できるようにしてもよく、カメラなどの読込み機器と画像解析機器とを有し、各記録手段(たとえば、食札など)に予め記録(記載)された加熱温度を直接読み込むことで半自動的に加熱温度を設定できるようにしてもよい。さらに、加熱温度設定手段31は、無線回線などの通信機器を有し、飲食物加熱装置1を使用する施設において各喫食者の体調や年齢などを管理するデーターベースなどに予め各喫食者の各飲食物ごとに加熱温度を設定しておき、そのデーターベースから通信機器を介して各喫食者の各飲食物ごとの加熱温度を読み込むことで自動的に加熱温度を設定できるようにしてもよい。
飲食物加熱配膳システムSでは、加熱温度設定手段31が、各シャトル2(SH-1~SH-4)に収容された各トレイ12ごとに飲食物を加熱する温度を設定することができるようになっており、図6に示すように、各ステーション3(ST1,ST2)の制御手段25に、各シャトル2(SH-1~SH-4)を識別するためのシャトル識別手段32と、各シャトル2(SH-1~SH-4)に収容された各トレイ12ごとに予め設定された飲食物を加熱する温度を記憶するための加熱温度記憶手段33を接続している。
シャトル識別手段32は、いずれのシャトル2(SH-1~SH-4)であるかを識別することができる手段であればよく、たとえば、各シャトル2(SH-1~SH-4)に搭載した発信機から発信される個別の信号を受信する受信機を用いてもよく、各シャトル2(SH-1~SH-4)に設けた識別子を機械的又は光学的に読み取る読み取り機を用いてもよく、手動で設定するようにしてもよい。
加熱温度記憶手段33は、各種の記憶媒体で構成されており、図7に示すような各シャトル2(SH-1~SH-4)ごとの各加熱手段24(HL0101~HR1203)の加熱温度を設定データとして記憶している。
そして、飲食物加熱配膳システムSでは、図1に示すように、保管領域A1に各シャトルSH-1~SH-4を保管する。この保管領域A1は、チルド室等の予め所定温度や所定湿度などに設定された部屋が適している。各シャトルSH-1~SH-4には、飲食物を盛付けた食器が載置されたトレイ12が収容される。
次に、飲食物加熱配膳システムSでは、シャトルSH-1を加工領域A2に載置したステーションST1に搬送して飲食物の加熱を行う。その際に、ステーションST1では、まず、シャトル識別手段32を用いてシャトルSH-1であることを識別し、その後、加熱温度記憶手段33で記憶している設定データの中からシャトルSH-1に対応する飲食物の加熱温度の設定データを選択して加熱温度設定手段31に設定し、その後、シャトルSH-1に収容された各トレイ12ごとに設定された加熱温度で飲食物を加熱する。
次に、飲食物加熱配膳システムSでは、シャトルSH-1を食堂や病室や教室などの配膳領域A3に搬送して喫食者にトレイ12ごと配膳する。シャトルSH-1は、再び保管領域A1に搬送され保管される。なお、続けてシャトルSH-1に飲食物を盛付けた食器が載置されたトレイ12を収容して再び加熱や配膳を行うようにしてもよい。
飲食物加熱配膳システムSでは、同様に、保管領域A1から次のシャトルSH-2を加工領域A2に搬送し、前のシャトルSH-1の加熱が終了した後に同じステーションST1で飲食物の加熱を行い、シャトルSH-2を用いて配膳を行う。
また、飲食物加熱配膳システムSでは、同様に、シャトルSH-3とシャトルSH-4をステーションST2で順次加熱して配膳を行う。
以上に説明したように、上記飲食物加熱配膳システムSは、飲食物を配置した複数のトレイ12を収容するためのシャトル2と、シャトル2に収容された飲食物を加熱するためのステーション3とで構成し、ステーション3を用いてシャトル2に収容された飲食物を加熱した後にシャトル2を用いてトレイ12を配膳するシステムとなっている。
そして、上記飲食物加熱配膳システムSは、1台のステーション3(ST1又はST2)に複数台のシャトル2(SH-1とSH-2又はSH-3とSH-4)を対応させて、1台のステーション3(ST1又はST2)で順次各シャトル2(SH-1とSH-2又はSH-3とSH-4)に収容した飲食物を加熱した後に配膳するように構成している。
そのため、上記構成の飲食物加熱配膳システムSでは、より多くの喫食者に対して飲食物を短時間で加熱し配膳することができる。
また、上記飲食物加熱配膳システムSでは、ステーション3(ST1、ST2)を複数台設け、いずれのステーション3(ST1又はST2)でも全てのシャトル2(SH-1~SH-4)と対応することができるように構成することができる。
その場合には、空いているステーション3(ST1又はST2)を用いてシャトル2(SH-1~SH-4)に収容した飲食物を加熱するなどの柔軟な対応ができて無駄な待ち時間を無くすことができ、より一層短時間で多くの喫食者に対して飲食物を加熱し配膳することができる。
また、上記飲食物加熱配膳システムSでは、ステーション3(ST1又はST2)が、各シャトル2(SH-1~SH-4)を識別するためのシャトル識別手段32と、各シャトル2(SH-1~SH-4)に収容された各トレイ12ごとに飲食物を加熱する温度を設定するための加熱温度設定手段33と、各シャトル2(SH-1~SH-4)に収容された各トレイ12ごとに予め設定された飲食物を加熱する温度を記憶するための加熱温度記憶手段31とを有し、シャトル識別手段32でシャトル2(SH-1~SH-4)を識別した後に、加熱温度記憶手段33で記憶しているシャトル2(SH-1~SH-4)に対応する飲食物の加熱温度を加熱温度設定手段31に設定して、各シャトル2(SH-1~SH-4)に収容された各トレイ12ごとに設定された加熱温度で飲食物を加熱する構成とすることもできる。
その場合には、各シャトル2(SH-1~SH-4)の各トレイ12ごとに異なる加熱温度で飲食物を加熱することができ、各喫食者ごとに喫食に最適な温度で飲食物を提供することができ、しかも、各喫食者ごとの加熱温度を集中して管理することができるようになる。
S 飲食物加熱配膳システム
ST1,ST2 ステーション
SH-1~SH-4 シャトル
A1 保管領域
A2 加工領域
A3 配膳領域
1 飲食物加熱装置 2 シャトル
3 ステーション 4 底板
5 キャスター 6,7 側壁
8 仕切壁 9 天板
10 シャッター 11 後壁
12 トレイ 13 支持ステー
14 加熱棚 15 仕切
16 支持体 17,18 側壁
19 天板部 20 シャッター
21 後壁部 22 空間
23 冷却手段 24 加熱手段
25 制御手段 26 冷風発生装置
27 冷風供給口 28 電磁波発生装置
29 電磁波伝送管 30 電磁波照射開口
31 加熱温度設定手段 32 シャトル識別手段
33 加熱温度記憶手段

Claims (1)

  1. 飲食物を配置した複数のトレイを収容するためのシャトルと、シャトルに収容された飲食物を加熱するためのステーションとで構成し、トレイごとに複数の飲食物が配置され、ステーションを用いてシャトルに収容された飲食物を加熱した後にシャトルを用いてトレイを配膳する飲食物加熱配膳システムにおいて、
    1台のステーションに複数台のシャトルを対応させて、1台のステーションで順次各シャトルに収容した飲食物を加熱した後に配膳することにし、
    ステーションは、
    各シャトルを識別するためのシャトル識別手段と、
    各シャトルに収容されたトレイごとに各飲食物を加熱するための加熱手段と、
    各シャトルに収容されたトレイごとに各飲食物を加熱する温度を設定するための加熱温度設定手段と、
    各シャトルに収容されたトレイごとに各飲食物を加熱する温度を記憶するための加熱温度記憶手段とを有し、
    シャトル識別手段でシャトルを識別した後に、加熱温度記憶手段で記憶しているシャトルに対応する各飲食物の加熱温度を加熱温度設定手段に設定して、前記各シャトルに収容されたトレイごとに設定された加熱温度で各飲食物を加熱手段を用いて加熱することを特徴とする飲食物加熱配膳システム。
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