JP2003262458A - 食品の加熱・冷却システム - Google Patents

食品の加熱・冷却システム

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JP2003262458A
JP2003262458A JP2002064836A JP2002064836A JP2003262458A JP 2003262458 A JP2003262458 A JP 2003262458A JP 2002064836 A JP2002064836 A JP 2002064836A JP 2002064836 A JP2002064836 A JP 2002064836A JP 2003262458 A JP2003262458 A JP 2003262458A
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容ユニット内を均一に加熱または冷却する
ことができ、収納した食品等を均等に加熱処理または冷
却処理することのできる加熱・冷却システムを提供す
る。 【解決手段】 ステーションユニット(U2)は、内壁
(503)に沿って形成され、前記加熱手段または前記
冷却手段で生成される加熱空気または冷却空気を前記収
容ユニット側へ送給する送風部(800)を備え、該送
風部は、前記ステーションユニットの前面側に送風用開
口部(800a)を有し、前記収容ユニットは、内壁
(10a,10b)に沿って形成される通風部(20
a,20b)を備え、該通風部は、前記ステーションユ
ニットの送風用開口部と対向する位置に、受風用開口部
(20a,20b)を備え、該受風用開口部と反対側の
端部には、該通風部を介して送給された加熱空気または
冷却空気を前記収容ユニット内に放出する放出用開口部
(50a,50b)が形成されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保冷してある食品
を必要に応じて冷却あるいは加熱するための加熱・冷却
システムに係り、特に収容ユニット内を均一に加熱また
は冷却することのできる加熱・冷却システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホテルのレストランやルーム
サービス、病院給食、社員食堂、学生食堂等の施設で
は、提供される食品を遠隔地にある給食センター等で一
括して調理し、調理済みの食品を配膳し易いようにトレ
ー上に配置し、各施設に配設される冷蔵庫において配膳
時間まで冷蔵して保存するようにしている所が多い。そ
して、配膳時において、保冷されていた食品を再加熱あ
るいは冷蔵して宿泊客等の食品支給者の元へ運ぶために
食品の加熱・冷却システム(一般的に「クックチルシス
テム」と呼ばれている)が開発されている。
【0003】このような加熱・冷却システムS2は、例
えば図7に示すように、下部に移送用のキャスター10
3を備え、複数のトレーを収納可能とした断熱性の収納
ユニットU3と、冷却空気または加熱空気を生成し連結
された収容ユニットU3内へ供給して加熱あるいは冷却
を行う加熱手段および冷却手段201を備えるステーシ
ョンユニット200とから構成されている。収容ユニッ
トU3は、図8に示すように、収納庫100の内壁にト
レーの載置部102が複数段に亘って配設されている。
なお、収納庫100の底面には搬送用のキャスター10
3が設けられ、開閉扉104には断熱用のパッキン10
5が設けられている。
【0004】上記加熱・冷却システムS2によれば、冷
たく提供すべき食品は冷たく、温かく提供すべき食品は
温かい状態で配膳することが可能であり、食感に優れた
品質の高い食事を宿泊客等へ提供することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
加熱・冷却システムS2では、収容ユニットU3内を均
一に加熱または冷却できないという問題があった。即
ち、従来の加熱・冷却システムS2にあっては、ステー
ションユニット200に接続された収容ユニットU3の
内部に対して、加熱手段および冷却手段201の正面側
から加熱空気または冷却空気を送り込んで、加熱または
冷却を行っている。しかしながら、収容ユニットU3の
内部は密閉されているため、空気が対流または循環し難
くい状態にあり、加熱手段および冷却手段201に近い
側は良好に加熱または冷却されるが、収容ユニットU3
の奥側は十分に加熱または冷却されない場合があった。
そのため、加熱手段および冷却手段201に近い側に載
置される食品等は十分に加熱または冷却されるが、加熱
手段および冷却手段201から離れた位置に載置される
食品等の加熱や冷却は不十分となる虞があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決すべく案出され
たものであり、収容ユニット内を均一に加熱または冷却
することができ、収納した食品等を均等に加熱処理また
は冷却処理することのできる加熱・冷却システムを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、下部に移送用のキャスター(C1,C
2)を、また側部に開閉可能な密閉扉(2a,2b)を
備え、複数のトレー(T)を多段に収容可能に構成され
た断熱性の箱形の収容ユニット(U1)と、前記収容ユ
ニットとの連結手段(フック部材F)を備えると共に、
加熱空気または冷却空気(A1)を生成し前記密閉扉を
開放させて連結された前記収容ユニット内へ前記空気を
供給する加熱手段(ヒータ501とタービン500)お
よび冷却手段(冷却フィン502とタービン500)と
を備えるステーションユニット(U2)とからなり、前
記トレー上の食品を必要に応じて冷却あるいは加熱する
ための加熱・冷却システム(S1)であって、前記ステ
ーションユニットは、内壁(503)に沿って形成さ
れ、前記加熱手段または前記冷却手段で生成される加熱
空気または冷却空気を前記収容ユニット側へ送給する送
風部(800)を備え、該送風部は、前記ステーション
ユニットの前面側に送風用開口部(800a)を有し、
前記収容ユニットは、内壁(10a,10b)に沿って
形成される通風部(20a,20b)を備え、該通風部
は、前記ステーションユニットの送風用開口部と対向す
る位置に、受風用開口部(20a,20b)を備え、該
受風用開口部と反対側の端部には、該通風部を介して送
給された加熱空気または冷却空気を前記収容ユニット内
に放出する放出用開口部(50a,50b)が形成され
るようにした。
【0008】これにより、ステーションユニットの加熱
手段または冷却手段で生成された加熱空気または冷却空
気は、ステーションユニットの送風部を介して、該送風
部の送風用開口部と対向する収容ユニット側の受風用開
口部へ送り込まれ、さらに、収容ユニット内の通風部を
介して該受風用開口部と反対側の端部に形成される放出
用開口部から収容ユニット内に放出させることができ
る。したがって、収容ユニット内における加熱空気また
は冷却空気の循環を効率良く行うことができ、収容ユニ
ット内を均一に加熱または冷却することができる。よっ
て、収容ユニット内に収容した食品等を載置位置に関わ
らず均等に加熱処理あるいは冷却処理することができ、
均質な食感の食事を提供することができる。
【0009】また、前記ステーションユニットの送風部
は、ステーションユニットの左右の内壁と、該各内壁に
沿って所定の間隙をもって配設される断面形状が略コ字
状の仕切板部材とによって構成することができる。これ
により、簡易な構成によって送風部を形成することがで
きる。
【0010】また、前記ステーションユニットの内壁の
後壁側に配設される前記加熱手段および前記冷却手段の
近傍位置には、1または2以上の送風用タービンが設け
られ、前記仕切板部材の後壁部には、前記送風用タービ
ンと対向する位置に吸気用の開口部が形成され、前記仕
切板部材は、前記後壁部と前記送風用タービンのブレー
ドとの間に所定の距離をもって配設されるようにでき
る。これにより、簡易な構成によって送風部を形成する
ことができると共に、送風用タービンで生成される風を
前記加熱手段および前記冷却手段を通過させることによ
り、加熱空気または冷却空気を送風部内に送給すること
ができる。
【0011】また、前記収容ユニットの通風部は、収容
ユニットの左右の内壁と、該各内壁に沿って所定の間隙
をもって配設される仕切板部材とによって構成されるよ
うにできる。これにより、簡易な構成で収容ユニットの
通風部を形成することができる。
【0012】また、前記加熱手段および前記冷却手段
は、択一的に稼働されるようにできる。これにより、収
容ユニット内に載置する食品等の種類に応じて、均等な
加熱処理または冷却処理を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1から図6を参照して説明する。ここに、図1は本実
施形態に係る加熱・冷却システムを構成する収容ユニッ
トの密閉扉を開けた状態を示す斜視図、図2はその正面
図、図3はステーションユニットの構成を示す一部分解
図、図4は本実施形態に係る加熱・冷却システムを構成
するステーションユニットに収容ユニットを連結させる
様子を示す斜視図、図5はステーションユニットに収容
ユニットを連結させた状態を示す斜視図、図6は加熱空
気または冷却空気の流れを示す説明図である。本実施形
態に係る加熱・冷却システムS1は、図4、図5に示す
ように、箱形の収容ユニットU1と、ステーションユニ
ットU2とから構成されている。
【0014】収容ユニットU1は、図1,図2に示すよ
うに、複数のトレーTを多段に収容可能に構成されると
共に、移送用のキャスターC(C1,C2)およびヒン
ジ部3を介して開閉可能な密閉扉2a,2bを備える断
熱性の箱形台車として構成されている。収容ユニットU
1は、内壁を備える金属製(例えばステンレス製)の箱
形フレーム(収納庫)10の下面に樹脂(例えば、ポリ
エチレン)製の底板部材5が固設され、この底板部材5
の下面には各々2個の固定式のキャスターC1および回
転式のキャスターC2が配設されている。なお、本実施
形態では、回転式のキャスターC2が設けられている側
を正面、固定式のキャスターC1が設けられている側を
背面と呼ぶものとする。なお、底板部材5は、バンパー
としての役目も果たすため、室内の壁や他の収容ユニッ
トU1との衝突を避け得るように、収容ユニットU1本
体の外周より若干外側に出っ張るように設計されてい
る。
【0015】収納庫10の正面側の側部上方および密閉
扉2a,2bのヒンジ部3側の端面の上方には、移送用
の把手H1,H2が設けられている。各密閉扉2a,2
bのヒンジ部材3の反対側には、回動可能なロック用ハ
ンドル4a,4bがそれぞれ設けられ、該ロック用ハン
ドル4a,4bと対向する箱形フレーム10の内壁の端
部にはロック用ハンドル4a,4bの端部と係合するロ
ック受部材12が固設されている。
【0016】収容ユニットU1には、図1,図2および
図6に示すように、左右の内壁10a,10bと所定の
間隙(例えば、20〜30mm程度)で対向させて仕切
板部材20a,20bが配設されている。仕切板部材2
0a,20bは、例えばステンレス鋼板等によって形成
されている。そして、左右の内壁10a,10bと仕切
板部材20a,20bとによって、ステーションユニッ
トU2から送給される加熱空気または冷却空気A2を通
気させる左右の通風部30a,30bが形成される。な
お、通風部30a,30bの正面側(ステーションユニ
ットU2と接続される側)の端部には受風用開口部40
a,40bが、背面側の端部には放出用開口部50a,
50bが形成されるように、仕切板部材20a,20b
の幅が決定される。
【0017】仕切板部材20a,20bの内壁には、棚
板部材13を複数段に亘って支持する棚板支持部材1
1,11・・・が、幅方向にわたって多数設けられてい
る。棚板部材13は、特に限定されないが、例えばワイ
ヤ線材を網状に溶接したもの等が用いられる。なお、こ
の棚板部材13は手前側にスライドさせることにより収
容ユニットU1内から外部へ取り外し可能とされてい
る。また、棚板支持部材11,11・・・によって支持
された各棚板部材13の上には、加熱処理また冷却処理
を施す食品を載せた耐熱性のトレーT,T・・・が多数
載置される。
【0018】次に、図3〜図6を参照してステーション
ユニットU2の構成について説明する。ステーションユ
ニットU2は、脚部401を底面に備える縦長のフレー
ム400の上方側に制御装置300、下方側に加熱・冷
却装置301が配設されている。なお、フレーム400
の上方には、収納ユニットU1を連結させる際の位置合
わせを行うガイドローラRが左右に設けられている。ま
た、フレーム400の下方には、収納ユニットU1の下
端部と連結可能な左右一対のフック部材Fと、このフッ
ク部材Fの離脱操作を行う左右一対のペダル装置Pが設
けられている。
【0019】制御装置300は、内部に例えばマイクロ
コンピュータ等の制御系を備え、表面側にはステーショ
ンユニットU2側の状態(例えば、設定温度や加熱時間
あるいは冷却時間)を表す表示器や各種スイッチを備え
た制御部305が設けられている。加熱・冷却装置30
1は、図3に示すように、送風用のタービン500、加
熱用のヒータ501、冷却用のフィン502、送風部を
形成する仕切板部材700とから構成されている。な
お、図3において仕切板部材700は、斜め上から観た
状態を示している。
【0020】本実施形態において、送風用のタービン5
00は縦方向に3個並設されており、それぞれ図には現
れない電動モータの回転軸に接続されている。また、タ
ービン500は軸流式であり、図6に示すように前方か
ら空気を吸い込み、左右方向に空気を送り出すようにな
っている。また、本実施形態において、加熱用のヒータ
501は、各タービン500の周囲に設けられている。
ヒータ501としては、セラミック式等を採用すること
ができる。また、冷却用のフィン502は、各タービン
500の両側に配設され、図示されない冷却用コンプレ
ッサーの冷却管に接続されている。
【0021】仕切板部材700は、ステンレス鋼板等に
よって断面形状が略コ字状に折り曲げ加工され、正面側
には通風用の開口部700aが、前記タービン500と
対向する位置に形成されている。この仕切板部材700
は、ステーションユニットU2の左右の内壁503と所
定の間隙(例えば、20〜30mm程度)をもって配設
されている。本実施形態においては、左右の内壁503
に立設される4個の取付ボス701を介して仕切板部材
700がネジ止めされるようになっている。これによ
り、図6に示すように、ステーションユニットU2の左
右の内壁503と仕切板部材700とによって、タービ
ン500で生成された風を前方に向かって流通させる送
風部800が形成される。
【0022】そして、制御部300の制御により、加熱
用のヒータ501または冷却用のコンプレッサーを択一
的に稼働させると共に、電動モータを駆動させてタービ
ン500を回転させることにより、加熱空気または冷却
空気A1を送風部800を経由させ、ステーションユニ
ットU2の左右両端側から送風用開口部800aを介し
て前方に向けて送給させることができる。
【0023】次に、本実施形態に係る加熱・冷却システ
ムの使用方法について説明する。まず、図4に示すよう
に、収容ユニットU1の密閉扉2aを開放させた状態
で、正面側をステーションユニットU2側に向けて移送
させ、図5に示すように連結させる。そして、制御部3
00を操作して、加熱用のヒータ501または冷却用の
コンプレッサーを択一的に稼働させると共に、電動モー
タを駆動させてタービン500を回転させる。例えば、
収容ユニットU1内を加熱する場合には、「加熱」ボタ
ンを操作することにより、加熱用のヒータ501に通電
されると共に、電動モータが駆動を開始してタービン5
00による送風が開始される。これにより、図6に示す
ように、タービン500により前方(即ち、収容ユニッ
トU1内)から吸い込まれた空気は、送風部800に向
けて左右に吹き出される。この際に、空気は各ヒータ5
01を通過することにより加熱される。なお、加熱量
は、ヒータ501への通電量および送風時間によって適
宜変更可能である。
【0024】そして、加熱された空気A1は、送風部8
00および送風用開口部800aを介してステーション
ユニットU2の左右端側から前方に向けて送給される。
さらに、加熱された空気A1(A2)は、ステーション
ユニットU2側の送風用開口部800aと対向する収容
ユニットU1側の受風用開口部40a,40bを介し
て、左右の通風部30a,30bに流入し、放出用開口
部50a,50bを経て収容ユニットU1内に放出され
る。次いで、収容ユニットU1内に放出された加熱空気
A3は、各トレーT間を通過してこれらのトレーTを加
熱し、ステーションユニットU2のタービン500の吸
引力によりステーションユニットU2側に再び吸引され
る。
【0025】これにより、加熱空気がA1→A2→A3
→A1→・・・の順で循環して、収容ユニットU1内を
強制対流して均一に加熱することができ、ひいては各ト
レーT(トレー内の食品)を均等に加熱することができ
る。また、冷却する場合も同様であり、ヒータ501に
代えて冷却用コンプレッサーを稼働させ、冷却フィン5
02を冷却させることにより、冷却空気がA1→A2→
A3→A1→・・・の順で循環して、収容ユニットU1
内を均一に冷却することができ、ひいては各トレーT
(トレー内の食品)を均等に冷却することができる。
【0026】このように、ステーションユニットU2の
加熱手段(ヒータ501とタービン500)または冷却
手段(冷却フィン502とタービン500)で生成され
た加熱空気または冷却空気は、ステーションユニットU
2の送風部800を介して、送風部800の送風用開口
部800aと対向する収容ユニットU1側の受風用開口
部40a,40bへ送り込まれ、さらに、収容ユニット
U1内の通風部30a,30bを介して該受風用開口部
40a,40bと反対側の端部に形成される放出用開口
部50a,50bから収容ユニットU1内に放出させる
ことができる。したがって、収容ユニットU1内におけ
る加熱空気または冷却空気A3の循環を効率良く行うこ
とができ、収容ユニットU1内を均一に加熱または冷却
することができる。よって、収容ユニットU1内に収容
した食品等を載置位置に関わらず均等に加熱処理あるい
は冷却処理することができ、均質な食感の食事を提供す
ることができる。
【0027】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で変更可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、下部に移
送用のキャスターを、また側部に開閉可能な密閉扉を備
え、複数のトレーを多段に収容可能に構成された断熱性
の箱形の収容ユニットと、前記収容ユニットとの連結手
段を備えると共に、加熱空気または冷却空気を生成し前
記密閉扉を開放させて連結された前記収容ユニット内へ
前記空気を供給する加熱手段および冷却手段とを備える
ステーションユニットとからなり、前記トレー上の食品
を必要に応じて冷却あるいは加熱するための加熱・冷却
システムであって、前記ステーションユニットは、内壁
に沿って形成され、前記加熱手段または前記冷却手段で
生成される加熱空気または冷却空気を前記収容ユニット
側へ送給する送風部を備え、該送風部は、前記ステーシ
ョンユニットの前面側に送風用開口部を有し、前記収容
ユニットは、内壁に沿って形成される通風部を備え、該
通風部は、前記ステーションユニットの送風用開口部と
対向する位置に、受風用開口部を備え、該受風用開口部
と反対側の端部には、該通風部を介して送給された加熱
空気または冷却空気を前記収容ユニット内に放出する放
出用開口部が形成されているので、ステーションユニッ
トの加熱手段または冷却手段で生成された加熱空気また
は冷却空気は、ステーションユニットの送風部を介し
て、該送風部の送風用開口部と対向する収容ユニット側
の受風用開口部へ送り込まれ、さらに、収容ユニット内
の通風部を介して該受風用開口部と反対側の端部に形成
される放出用開口部から収容ユニット内に放出させるこ
とができる。したがって、収容ユニット内における加熱
空気または冷却空気の循環を効率良く行うことができ、
収容ユニット内を均一に加熱または冷却することができ
るという効果がある。よって、収容ユニット内に収容し
た食品等を載置位置に関わらず均等に加熱処理あるいは
冷却処理することができ、均質な食感の食事を提供でき
るという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る加熱・冷却システムを構成す
る収容ユニットの密閉扉を開けた状態を示す斜視図であ
る。
【図2】前記収容ユニットの密閉扉を開けた状態を示す
正面図である。
【図3】ステーションユニットの構成を示す一部分解図
である。
【図4】本実施形態に係る加熱・冷却システムを構成す
るステーションユニットに収容ユニットを連結させる様
子を示す斜視図である。
【図5】ステーションユニットに収容ユニットを連結さ
せた状態を示す斜視図である。
【図6】加熱空気または冷却空気の流れを示す説明図で
ある。
【図7】従来の加熱・冷却システムの外観を示す斜視図
である。
【図8】従来の加熱・冷却システムの収容ユニットを示
す斜視図である。
【符号の説明】
S1 加熱・冷却システム U1 収容ユニット 2a,2b 密閉扉 3 ヒンジ部 4a,4b ロック用ハンドル 5 底板部材 100 収容庫 10a,10b 内壁 13 棚板部材 20a,20b 仕切板部材 30a,30b 通風部 40a,40b 受風用開口部 50a,50b 放出用開口部 A1,A2,A3 加熱空気または冷却空気 T トレー R ガイドローラ C1,C2 キャスター U2 ステーションユニット 300 制御装置 305 制御盤 301 加熱・冷却装置 400 フレーム 401 脚部 500 タービン 501 加熱用ヒータ 502 冷却フィン 700 仕切部材 700a 開口部 701 取付ボス 800 送風部 800a 送風用開口部 P ペダル装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に移送用のキャスターを、また側部
    に開閉可能な密閉扉を備え、複数のトレーを多段に収容
    可能に構成された断熱性の箱形の収容ユニットと、前記
    収容ユニットとの連結手段を備えると共に、加熱空気ま
    たは冷却空気を生成し前記密閉扉を開放させて連結され
    た前記収容ユニット内へ前記空気を供給する加熱手段お
    よび冷却手段とを備えるステーションユニットとからな
    り、前記トレー上の食品を必要に応じて冷却あるいは加
    熱するための加熱・冷却システムであって、 前記ステーションユニットは、内壁に沿って形成され、
    前記加熱手段または前記冷却手段で生成される加熱空気
    または冷却空気を前記収容ユニット側へ送給する送風部
    を備え、 該送風部は、前記ステーションユニットの前面側に送風
    用開口部を有し、 前記収容ユニットは、内壁に沿って形成される通風部を
    備え、 該通風部は、前記ステーションユニットの送風用開口部
    と対向する位置に、受風用開口部を備え、該受風用開口
    部と反対側の端部には、該通風部を介して送給された加
    熱空気または冷却空気を前記収容ユニット内に放出する
    放出用開口部が形成されたことを特徴とする食品の加熱
    ・冷却システム。
  2. 【請求項2】 前記ステーションユニットの送風部は、
    ステーションユニットの左右の内壁と、該各内壁に沿っ
    て所定の間隙をもって配設される断面形状が略コ字状の
    仕切板部材とによって構成されることを特徴とする請求
    項1に記載の食品の加熱・冷却システム。
  3. 【請求項3】 前記ステーションユニットの内壁の後壁
    側に配設される前記加熱手段および前記冷却手段の近傍
    位置には、1または2以上の送風用タービンが設けら
    れ、 前記仕切板部材の後壁部には、前記送風用タービンと対
    向する位置に吸気用の開口部が形成され、 前記仕切板部材は、前記後壁部と前記送風用タービンの
    ブレードとの間に所定の距離をもって配設されることを
    特徴とする請求項2に記載の食品の加熱・冷却システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記収容ユニットの通風部は、収容ユニ
    ットの左右の内壁と、該各内壁に沿って所定の間隙をも
    って配設される仕切板部材とによって構成されることを
    特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の食品
    の加熱・冷却システム。
  5. 【請求項5】 前記加熱手段および前記冷却手段は、択
    一的に稼働されることを特徴とする請求項1から請求項
    4の何れかに記載の食品の加熱・冷却システム。
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