JP2016209286A - 食品の加熱・冷却システム - Google Patents
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Abstract
Description
前記収容カートの前記側板の内面には、前記前記加熱空気又は前記冷却空気を前記側面開口が対向する面へ導くための通風ダクトが無い、食品の加熱・冷却システムである。
本発明の請求項1に記載の構成では、収容カート内に通風ダクトのためのダクト板を設けていないため構造が単純である。そのため、収容カートの収容力を保ちつつコンパクトであり、内部を衛生的に保つことが容易であるとともに、ダクト板及び通風ダクトを設けないことによるコストを削減することができる。
図1はステーションユニット1に収容カート2を連結した状態の斜視図である。ステーションユニット1は配膳室等に設置されるが、給食センターや冷蔵庫等から配膳室等に運び込まれた、食品が収容された収容カート2は、ステーションユニット1側の扉を開けて図1のようにステーションユニット1に連結される。この状態でステーションユニット1から加熱空気や冷却空気が収容カート2の内部に供給され、収容した食品を加熱・冷却することができる。
たとえば、調理済みの食品を収容した収容カート2は、図1のようにステーションユニット1に連結され、冷却空気を供給して冷却しておき、配膳のタイミングより一定時間前になると、加熱空気に切り替えて加熱することができる。この時、冷たいまま配膳する食品は冷却のままとしておくことができる。その後、ステーションユニット1から取り外された収容カート2は食品消費者の元へ運ばれ、暖められた食品は温かい状態で配膳される。このとき果物などの、冷却されたままの食品は冷たい状態で配膳される。
また、冷蔵庫から配膳室に運ばれた複数の収容カート2を順次温めて、多数の食品消費者の元へ配膳してもよい。
側板205と仕切り部材208は内部に断熱材を設けており、冷蔵時や収容カート2を配膳する際にトレイ収容室206の温度が変化しないようになっている。載置体207と仕切り部材208は両者の上にトレイ213を載置できる構造であって、トレイ213を収納する段ごとに設けられている。載置体207は細い棒からなる枠により形成され、トレイ213の端部が載置される。載置体支持棒209は側板205から突出して載置体207に係合し、支持する。仕切り部材208は、トレイの中心からややずれた位置でトレイ213を下部から支持するとともに、トレイ収容室206を2つに分割する。仕切り部材208は中央に柱を有しており、そこからあばら骨状に側方(図4(b)では上下方向)へ延在している。収容カートは、2つの側板205の間に上下方向に複数の仕切り部材208を有し、仕切り部材208の間にトレイ213を挟み込むことによって、トレイ213の左右部をトレイ収容室206の2つの室内に分けることができる。
図7,8及び図3により、ステーションユニット1と収容カート2の連結時における空気の流れを説明する。図8は図7の送風口102の近傍を拡大したものである。図7の空気の循環は左右で行われているが、まず収容カート2のトレイ収容室206の左側を加熱する場合の空気循環について説明する。シロッコファン110と送風ダクト101は図3に示すように上下2段に形成されておいる。加熱ヒータ111とシロッコファン110を作動させると、シロッコファン110により図3の矢印w1のようにファンの外周へ押し出された空気は加熱ヒータ111を通過して暖められ、加熱空気が生成されて送風ダクト101へ送られる。この際に温度計115により温度が計測され、温度制御等に用いられる。送風ダクト101内では、図3の矢印w2に示すように加熱空気が導風フィン103により上下方向へ導かれ、上下方向に長い板状となって送風口102から収容カート2の内部へ送出される。その結果、上下位置で均一に加熱空気が送風される。
2 収容カート、201 扉、202 引手、203 車輪、204 側面開口、205 側板、206 トレイ収容室、207 載置体、207a 突出部、207b 支持棒掛け部、207c 支持棒掛け曲部、208 仕切り部材、209 載置体支持棒、210 底板、211 天板、212 扉軸、213 トレイ、214 空間
3 ステーションユニット、31 送風ダクト、32 送風口
4 収容カート、41 扉、42 側板、43 ダクト板、44 通風ダクト、
Claims (6)
- 複数のトレイを収容可能な収容カートと、加熱手段又は冷却手段を有したステーションユニットとを備え、前記収容カート内の食品を加熱あるいは冷却する食品の加熱・冷却システムであって、
前記収容カートは、扉を有した側面開口と複数の側板を有し、下部に車輪を有して移動可能であるとともに、前記側面開口を前記ステーションユニットに向けて連結可能であり、
前記ステーションユニットは、前記収容カートとの連結時に、前記加熱手段又は前記冷却手段で生成された加熱空気又は冷却空気を前記収容カート内へ送風する送風手段と、前記収容カートの奥へ向かい前記側板の少なくとも1つの内面に沿って前記加熱空気又は前記冷却空気を送風することができる、上下方向に長い送風ダクトと、前記送風ダクトと離間した位置に設けられた吸気口を有し、
前記加熱空気又は前記冷却空気は、前記収容カートの奥まで送風できる強さで前記収容カート内へ送風され、
前記収容カートの前記側板の内面には、前記前記加熱空気又は前記冷却空気を前記側面開口が対向する面へ導くための通風ダクトが無い、
食品の加熱・冷却システム。 - 前記送風ダクトは、前記吸気口よりも前記収容カートに向かって突出している、
請求項1の食品の加熱・冷却システム。 - 前記収容カートは、2つの前記側板の間に上下方向に複数の仕切り部材を有し、前記仕切り部材の間にトレイを挟み込むことによって、トレイの左右部を2つの室内に分けることができ、
複数の前記送風ダクトは、それぞれ2つの室内における前記側板の内面に沿って前記加熱空気又は前記冷却空気を送風することができる、
請求項1または2の食品の加熱・冷却システム。 - 前記送風ダクトは、前記側面開口から前記収容カートの奥へ向かって上下位置で均一に前記加熱空気又は前記冷却空気を送風するように、内部に導風フィンを有している、
請求項1乃至3のいずれかの食品の加熱・冷却システム。 - 前記送風手段及び前記送風ダクトは、上下に複数設けられる、
請求項1乃至4のいずれかの食品の加熱・冷却システム。 - 前記ステーションユニットは、前記送風ダクトからの前記加熱空気又は前記冷却空気を切り替えて送風することが可能である、
請求項1乃至5のいずれかの食品の加熱・冷却システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015095526A JP2016209286A (ja) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | 食品の加熱・冷却システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015095526A JP2016209286A (ja) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | 食品の加熱・冷却システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016209286A true JP2016209286A (ja) | 2016-12-15 |
Family
ID=57549178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015095526A Pending JP2016209286A (ja) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | 食品の加熱・冷却システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016209286A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2015
- 2015-05-08 JP JP2015095526A patent/JP2016209286A/ja active Pending
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