JP2018071937A - 再加熱装置 - Google Patents

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和幸 柘植
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Abstract

【課題】ステーションから吹き出される風が上下均等にカート内に放出できる再加熱装置を提供する。【解決手段】再加熱装置1は、ステーション10と、ステーション10と連結されるカート100とを備える。ステーション10の第1室20は、カート100に熱風または冷風を供給する第1送風部40と、送り込まれた風を吸引する第1吸引部とを備えている。第1送風部40には、カート100に風を供給しファン43とファンケース44からなる送風装置41が設けられ、ファンケース44内には、複数の風向板45を有する風向部材46が設けられている。風向板45の平板面はステーション10の設置状態に対して水平かつ各風向板45が上下に離間して設けられ、カート100の上下方向において略均等に熱風または冷風を吹き出すことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、食品等を冷却し必要に応じて加熱する再加熱装置に関する。
食品等を均等に加熱処理または冷却処理する技術が知られている(特許文献1)。
特許文献1に記載された食品の加熱・冷却システムは、食品を載置した複数のトレイを多段に収納する収納ユニットと、収納ユニットに連結され加熱空気または冷却空気をタービンの回転により送風するステーションとを備え、ステーションの送風部を介して送給された加熱空気または冷却空気を、収納ユニット内の側方に設けられた仕切部材を介して収納ユニット内に放出し、各トレイ間を通過してタービンに吸引され収納ユニット内を強制対流することにより、収納ユニット内の食品等を均等に加熱処理または冷却処理することが開示されている。
特開2003−262458号公報
しかし、タービンが設置される送風部内部は単一の空間となっており、タービンの回転により発生した風は四方に向かって拡散し、送風部内で風同士が衝突し乱流が引き起こされ送風にムラが生じるなど上下均等に送風することが困難となる。さらに、タービンの吸引部分の周辺では特に吸引流が強まり、強制対流の強い部分と弱い部分が生じて、収納ユニット内を均等に加熱できないおそれがある。
本発明は、ステーションから吹き出される風が上下均等にカート内に放出できる再加熱装置を提供することを目的とする。
本発明の再加熱装置は、熱風または冷風を供給可能なステーションと、食器を載置可能なトレイを上下方向に渡って複数収納し、前記ステーションと接続可能なカートと、を備え、前記ステーションは、風を供給する送風装置と、前記カートとの接続時に当該カートに向け開口する吹き出し口を形成するとともに、前記送風装置の送風開口部と連通する送風ダクトと、前記送風ダクト内に配置され、前記送風装置から供給された風を上下方向において略均等に分配するための風向部材と、を有する。
本発明の再加熱装置の一態様として例えば、前記風向部材は、前記送風開口部から前記吹き出し口に向けて、放射状に配置された複数の風向板である。
本発明の再加熱装置の一態様として例えば、前記風向板は、前記送風開口部から前記吹き出し口に向かう長手方向を有する長手状の部材であり、前記送風ダクトの上下方向に複数配置された前記風向板のうち少なくとも一つの風向板の端部が、前記送風開口部を上下方向において分割するように位置している。
本発明の再加熱装置の一態様として例えば、前記送風装置は、ファンと、当該ファンが発生した風を前記送風開口部へ案内するファンケースとを備え、前記複数の風向板は、前記送風ダクトの上下方向に渡って配置され、前記風向板の前記吹き出し口側の端部は、上下方向において略等間隔に配置され、前記風向板の前記送風開口部側の端部は、前記送風開口部を画定する前記ファンケースの内面に近い側ほど間隔が狭くなるように配置されている。
本発明の再加熱装置の一態様として例えば、前記カートとの接続時に当該カートに向け開口する吸い込み口を形成するとともに、前記送風装置の吸気開口部と連通する吸気ダクトと、前記吸い込み口近傍に設けられ、風の吸い込み流を分散させる制限部材とを有する。
本発明の再加熱装置は、送風ダクトに連通し上下に開口された吹き出し口からカートに向かって上下方向において均等に熱風または冷風を吹き出すことができ、一部の食品の加熱や冷却不足を解消し、どの段にある食品(食事)も均等においしく加熱または冷却することができる。
本発明に係る再加熱装置の第1の実施形態の一例を示す縦断面図。 図1におけるステーションの正面図。 図1のA−A断面図。 図3における第2カートを引き出した横断面図。 図1における風の流れを示す説明図。 図3における風の流れを示す説明図。 本発明に係る再加熱装置の第2の実施形態の一例を示す縦断面図。 本発明に係る再加熱装置の第3の実施形態の一例を示す縦断面図。
以下、本発明に係る再加熱装置の好適な実施形態を、図1〜図8に基づいて詳述する。
図1は、再加熱装置の第1の実施形態の一例を示す縦断面図である。図2は、図1におけるステーションの正面図である。図3は、図1のA−A断面図である。図4は、図3における第2カートを引き出した横断面図である。図1〜図4に基づいて本実施形態の再加熱装置を詳述する。
本実施形態の再加熱装置1は、床などに静置するステーション10と、ステーション10と連結され、単独で移動可能なカート100とを備える。
ステーション10は、カート100に熱風または冷風を供給可能な装置であり、縦長の略四角形状から成る筐体11と、筐体11上部に載置される機械室12と、筐体11を床などに固定する固定脚13とを備える。機械室12には、ステーション10の加熱冷却を操作する操作パネル12aと冷却器12bとが設けられている。また、ステーション10は、上下および側部の3方が筐体11で覆われ、カート100と連結する部分は筐体開口部14が設けられている。
本実施形態において、筐体11内には、隔壁15により仕切られる第1室20と第2室30とが左右にそれぞれ設けられており、第1室20は、カート100に送り込まれる風を加熱または冷却し、第2室30は、カート100に送り込まれる風を冷却する。
第1室20は、カート100に熱風または冷風を供給する第1送風部40と、送り込まれた風を吸引する第1吸引部50とを備えている。また、第2室30も同様に冷風を供給する第2送風部60と、送り込まれた風を吸引する第2吸引部70とを備えている。
第1室20の第1送風部40には、カート100に風を供給する送風装置41が設けられ、送風装置41は、モーター42などの駆動により回転して風の流れを作り出すファン43と、ファン43からの風を所定方向に導きファン43を収納するファンケース44とを備えている。また、ファンケース44内には、ファン43で発生した風を誘導し、寄せ集めた風をカート100方向へ吹き出す第1送風開口部48が開口している。
第1送風ダクト47は、第1送風開口部48と、カート100に向け形成される第1吹き出し口49とに連通している。本実施形態において、当該第1吹き出し口49は、上下方向において開口された形でステーション10の側方に設けられている。そして、第1送風ダクト47の内部に、略平板状からなる複数の風向板45を有する風向部材46が、ファン43で発生した風を上下に分配するように設けられている。
風向板45の平板面は、ステーション10の設置状態に対して水平かつ各風向板45が上下に離間して設けられている。即ち、風向板45は、ステーション10の上下方向に渡って複数配列され、送風装置41のファンケース44によって形成された送風方向を、上下方向において略均等に分配するよう個別にコントロールする。
第1吸引部50は、カート100内の空気を吸引する第1吸い込み口51と、吸引された空気を導く第1吸気ダクト52と、ファンケース44に設けられ吸引された空気をファン43に吸い込ませる第1吸気開口部53とを備える。即ち、第1吸い込み口51は、ステーション10とカート100の接続時にカート100に向けて開口する状態で形成され、第1吸気ダクト52は、第1吸い込み口51と第1吸気開口部53とに連通している。
また、第1送風部40は、ファン43の周辺部に設けられた送風を加熱する加熱装置21と、送風を冷却する第1冷却装置22とを備えている。本実施形態において、冷風を作る場合は、第1吸気ダクト52と第1吸気開口部53との間に設置された第1冷却装置22で空気を冷却し、熱風を作る場合は、ファン43の周辺部に設けられた加熱装置21で加熱する。
第1吸引部50の第1吸い込み口51は、筐体開口部14内において、上下方向に延在する略矩形状をなし、第1吸い込み口51は複数の制限部材54で覆われ上下方向に分割されている。当該制限部材54は、吸引するカート100内の空気が第1吸気開口部53に集中するのを制限する(風の吸い込み流を分散させる)ために設けられる部材であり、本実施形態では第1吸い込み口51に設けられているが、第1吸気ダクト52内や第1吸気開口部53側に設けられていても良い。
制限部材54を平板状の立て板で第1吸気ダクト52の一部を覆うように説明したが、風向板45のように上下方向に配列した形状でも良く、又、平板状の立て板で第1吸気ダクト52の第1吸い込み口51全体を覆い、立て板に丸形状や四角形状の第1吸い込み口51を複数設け、開口されていない部分を制限部材54としても良く、特に形状等に限定されない。
また、制限部材54を第1吸気開口部53と同じ高さにすることにより、第1吸気開口部53から最も近い部分を覆うこととなり、第1吸気開口部53への空気の流れの集中を防止し、上下に分散して空気を吸い込むことが可能である。
第1室20では、第1送風部40と第1吸引部50とについて説明したが、第2室30も同様に第2送風部60と第2吸引部70を備えている。第1室20での風の発生はファン43の回転により行われたが、第2室30では、第2吸引部70の吸気ファン71の回転により行われる。第2吸引部70のうちカート100が接続される側には、本実施形態において、複数の略円形状の第2吸い込み口72が上下方向に複数配列され、吸気ファン71の回転によりカート100内の空気を第2吸い込み口72から第2室30内に吸引する。
吸引された空気は、第2吸引部70の第2吸気ダクト73を通過して、さらに第2冷却装置31を通過する際に冷却される。冷却された空気は冷風となって、第2送風部60の第2送風ダクト61に導かれて第2送風部60の第2送風開口部62からカート100内に送り込まれる。第2送風開口部62は、ステーション10の第1吸気開口部53が設けられた側と反対側に設置されている。
カート100は、第1カート110と、第1カート110から分離可能とする第2カート120とを備えている。第1カート110は、縦長の略四角形状からなる筐体111と、筐体111を支持移動可能とし筐体111の底面に固定されるキャスター112と、第1カート110とステーション10が接続する側に開口される開口部113と、開口部113の反対側で第2カート120を筐体111内に収納させ、第1カート110から第2カート120を分離移動可能とする開閉扉114とを備える。
第2カート120は、縦長の略四角形状で複数の支柱121から構成され、支柱121の底面には第2カート120を移動可能とするキャスター122が固定されている。また、第2カート120は、略中央部にステーション10の隔壁15と連続して位置する仕切板123を備えている。仕切板123は、開閉扉114の内面とパッキング等を介して密着し、第2カート120を第1カート110に収納した時、仕切板123により第1カート110内が第1室20と連通する第3室124と第2室30と連通する第4室125とに区画される。そして、支柱121は、食品が入れられた食器126を載せるトレイ127を支持して、トレイ127を第2カート120内に多段に収納可能としている。なお、仕切板123を上下に複数分割し、分割部にトレイ127の略中央部を差し込むように収納すると、トレイ127のうち、第4室125側の食器126は冷却したまま、第3室124側の食器126のみ加熱することができる。
ステーション10とカート100とは、ステーション10の筐体開口部14とカート100の開口部113とを、例えばそれぞれの接合部分にパッキング等を介して接続させ、開閉扉114を閉めることにより、二つの閉空間が形成される。ステーション10から上下均等に送り出された熱風又は冷風を再びステーション10で吸引することにより、カート100内で風の流れを発生させてそれぞれの空間で空気を循環させ、カート100内に収納された食器126の食品等を均等に加熱または冷却する。
加熱は、例えば第1冷却装置22による冷風で食事を冷却保存し、所定時刻になると第1冷却装置22を停止し加熱装置21をON状態にして行う。そして、ファン43から送出される風を冷風から熱風(温風)に切り替えて食品を温めて、加熱が完了したらカート100で配膳する。
本実施形態において、送風装置41は、上下2箇所に設置されているが、カート100内の上下方向に対して均等に送ることができれば良く、送風装置41の大きさや設置数に限定されない。また、上下に配置されている送風装置41を個別に説明したが、ファンケース44は一体的に連結されていても良い。
図5は、図1における風の流れを示す説明図であり、図6は、図3における風の流れを示す説明図である。図5、図6に基づいて再加熱装置1の風の流れを説明する。
ステーション10の第1室20では、送風装置41のファン43が回転し、送風が開始される。カート100内の食品を温める場合は、ファン43の周縁にある加熱装置21を駆動させて空気を加熱し、第1送風開口部48から第1送風ダクト47を通過して第1吹き出し口49から、カート100の第3室124に上下均等に熱風(温風)として流れ込む。ファン43の回転により吸引も行われ、第3室124の熱風は、第1吸い込み口51から第1吸気ダクト52を通って、駆動していない第1冷却装置22を通過して第1吸気開口部53に流れ、ファン43に吸引される。これにより、第1室20と第3室124との間で空気の循環が行われる。また、冷風を流したい場合は、加熱装置21を停止させ、第1冷却装置22を駆動することにより実現できる。
ステーション10の第2室30では、吸気ファン71の回転により風が発生する。吸気ファン71が回転すると、カート100の第4室125内の空気が第2吸い込み口72から吸引され、第2吸気ダクト73内を通って、第2冷却装置31を通過しながら冷却される。冷却された空気は冷風となって、第2送風ダクト61を通って第2送風開口部62からカート100の第4室125に再び吹き出され、食品を冷却する。これにより、第2室30と第4室125との間で空気循環が行われる。
本実施形態の再加熱装置1によれば、第1送風ダクト47に連通し上下に開口された第1吹き出し口49からカート100に向かって均等に熱風または冷風を吹き出すことができ、カート100に吹き出され、食器126を加熱または冷却した熱風または冷風を、カート100の上下全体から第1吸引部50で均等に吸い込むことができるため、一部の食器126の食品の加熱・冷却不足を解消し、どの段にある食器126に盛られた食品(食事)も均等においしく加熱または冷却することができる。
また、ファン43の回転により発生した風は、ファンケース44の第1送風開口部48から第1送風ダクト47へ送り出され、風向板45により上下均等に分散し、第1吹き出し口49から上下均等にカート100内に吹き出される。カート100内に吹き出された熱風は、第1吸気ダクト52からファンケース44の第1吸気開口部53に向かって吸気される。そして、第1吸い込み口51に設けられた制限部材54により第1吸引部50に向かい集中する吸気流を制限し、上下から均等に吸気することができる。
送風装置41を備える第1送風部40で作られる風は、風向部材46で均等にすることができれば良く、送風部40の数、風向板45の数、それぞれの大きさに特に限定されない。また、本実施形態では、熱風または冷風で説明しているが、配膳される食事の種類等により、送り出す風の温度調整が可能である。
風向板45についてさらに詳述すると、風向板45は、第1送風ダクト47内に配置され、第1送風開口部48から第1吹き出し口49に向けて放射状に配置されている。ファンケース44によりファン43の回転方向に沿って風を整流し、第1送風部40からカート100方向へ熱風を出すことで、風同士による衝突乱流を防ぎ効率よく送風することできる。さらに、風向板45により整流された熱風を第1送風開口部48から放射状に分散することで、第1吹き出し口49からカート100内に向けて均等に風を吹き出すことができる。
また、風向板45は、第1送風開口部48から第1吹き出し口49に向かう長手方向を有する長手状で平板状の部材であり、第1送風ダクト47の上下方向に複数配置され、第1送風開口部48を上下方向において分割するように位置している。
第1送風開口部48から第1吹き出し口49まで伸びた風向板45を、第1送風開口部48から送風方向に伸びた開口領域を上下に分割するように配置したので、送風装置41から吹き出た風は風向板45で分散され、分散した風を第1吹き出し口49へ向けスムーズに誘導することができる。そして、分散した風同士の衝突、干渉を避け、効率良くカート100に吹き出すことができる。
複数の風向板45は、第1送風ダクト47の上下方向に渡って配置され、風向板45の第1吹き出し口49側の端部は、上下方向において略等間隔に配置され、風向板45の第1送風開口部48側の端部は、第1送風開口部48を画定するファンケース44の内面に近い側ほど間隔が狭くなるように配置されている。
ファン43により発生した風は、ファンケース44の内面に誘導されて吹き出されることから、内面に沿って風量が多く分布するため、ファンケース44内面に近く風量の多い第1送風開口部48では間隔を狭くし、離れるに従い広くすることで、偏って吹き出される風を均等に分散し、上下に伸びる第1送風ダクト47のどの位置においても同等な風量でカート100内に吹き出すことができる。
本実施形態において、風向板45は、第1送風開口部48から第1吹き出し口49に向かって上方向に傾斜しており、第1吹き出し口49の端部においてカート100内に略水平方向に風が吹き出すように湾曲している。水平方向に吹き出すことにより、カート100内においても風同士の衝突や乱流を避けることができ、均等な風をカート100内に送り込み、トレイ上の食器を均等に加熱又は冷却することができる。
図7は、再加熱装置1の第2の実施形態を示す縦断面図である。第2の実施形態は、第1の実施形態の風向板45の向きおよびファン43の回転方向を逆向きに構成したものを備えている。第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に送風装置41は上下に1つずつ配置されている。上側を上段送風装置41a、下側を下段送風装置41bとして説明する。各部品も同様である。
第2の実施形態では、上段ファン43aの回転方向と、下段ファン43bの回転方向を逆向きに回転させている。例えば、上段ファン43aが反時計方向回転であれば、下段ファン43bは時計方向回転である。それぞれの回転方向に合わせてファンケース44a、44bの形状を変更し、上下方向に均等に吹き出すよう風向板45a、45bの向きを変更している。即ち、上段送風装置41aでは、上段第1送風ダクト47aを下向き放射状になるよう上段風向板45aを下向きに配置し、下段送風装置41bでは、下段第1送風ダクト47bを上向き放射状になるよう下段風向板45bを上向きに配置している。そして、風向板45a、45bは、ファンケース44a、44bにより寄せ集められた風をそれぞれ上下に分散させ、カート100内に上下均等に風が流れるように配置されている。そして、第1送風ダクト47に連通し上下に開口された第1吹き出し口49a、49bからカート100に向かって均等に熱風または冷風を吹き出す。
図8は、再加熱装置1の第3の実施形態を示す縦断面図である。第3の実施形態では、ファン43の回転方向が正逆回転可能に構成されている。ファンの回転方向によりファンケース44の上側に風が寄せ集められる時と、下側に寄せ集められる時があるため、ファンケース44は上下対称に形成されている。どちらの回転方向においてもファンケース44により整流された風を吹き出すことができるようになっている。
風向板45は、風が上側に寄せ集められる回転のときは、下方に向け放射状に分散するように、風が下側に寄せ集められる回転の時は、上方へ向け放射状に分散するように設けられている。ファン43をファンケース44で囲むことでファン43の回転方向に沿って風を寄せ集めるような構成となるが、ファン43a、43bの正転、逆転を交互に繰り返すと、ファン43a、43bの上側からの吹き出しと、ファン43a、43bの下側からの吹き出しが交互に行われ、全体として均等に風を吹き出し、最終的にはカート100の上下方向に対して均等に加熱または冷却することができる。
また、正逆回転するファン43を上下段に構成してもよく、上段下段のファン43a、43bの正転、逆転の切り替えのタイミングを、個別に設定しても、上下同期させても良い。切り替え時期を同期させることで、カート100内での風の流れも上下で同期するため、上下で順方向逆方向が不定期に生じて効率が落ちることなく、安定して加熱または冷却することができる。
本実施形態では、第1室20にある送風装置41および風向部材46について説明したが、第2室30の第2送風部60に設けても良い。
第1室20、第2室30のように、本実施形態の説明では「第1」、「第2」を用いているが、構成を分かりやすく説明するための用語であり、位置や形状、等に限定されない。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係る再加熱装置は、カート内に上下に配置された食品等を均等に加熱又は冷却する分野に適用可能である。
1 再加熱装置
10 ステーション
20 第1室
30 第2室
40 第1送風部
41 送風装置
43 ファン
44 ファンケース
45 風向板
46 風向部材
47 第1送風ダクト(送風ダクト)
48 第1送風開口部(送風開口部)
49 第1吹き出し口(吹き出し口)
50 第1吸引部
51 第1吸い込み口(吸い込み口)
52 第1吸気ダクト(吸気ダクト)
53 第1吸気開口部(吸気開口部)
54 制限部材
60 第2送風部
70 第2吸引部
100 カート
110 第1カート
120 第2カート
124 第3室
125 第4室
126 食器
127 トレイ

Claims (5)

  1. 熱風または冷風を供給可能なステーションと、
    食器を載置可能なトレイを上下方向に渡って複数収納し、前記ステーションと接続可能なカートと、を備え、
    前記ステーションは、
    風を供給する送風装置と、
    前記カートとの接続時に当該カートに向け開口する吹き出し口を形成するとともに、前記送風装置の送風開口部と連通する送風ダクトと、
    前記送風ダクト内に配置され、前記送風装置から供給された風を上下方向において略均等に分配するための風向部材と、を有する、
    再加熱装置。
  2. 請求項1に記載の再加熱装置であって、
    前記風向部材は、前記送風開口部から前記吹き出し口に向けて、放射状に配置された複数の風向板である、再加熱装置。
  3. 請求項2に記載の再加熱装置であって、
    前記風向板は、前記送風開口部から前記吹き出し口に向かう長手方向を有する長手状の部材であり、前記送風ダクトの上下方向に複数配置された前記風向板のうち少なくとも一つの風向板の端部が、前記送風開口部を上下方向において分割するように位置している、再加熱装置。
  4. 請求項2に記載の再加熱装置であって、
    前記送風装置は、ファンと、当該ファンが発生した風を前記送風開口部へ案内するファンケースとを備え、
    前記複数の風向板は、前記送風ダクトの上下方向に渡って配置され、
    前記風向板の前記吹き出し口側の端部は、上下方向において略等間隔に配置され、
    前記風向板の前記送風開口部側の端部は、前記送風開口部を画定する前記ファンケースの内面に近い側ほど間隔が狭くなるように配置されている、再加熱装置。
  5. 請求項1に記載の再加熱装置であって、
    前記ステーションは、
    前記カートとの接続時に当該カートに向け開口する吸い込み口を形成するとともに、前記送風装置の吸気開口部と連通する吸気ダクトと、
    前記吸い込み口近傍に設けられ、風の吸い込み流を分散させる制限部材とを有する、再加熱装置。
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