JP2000039153A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2000039153A
JP2000039153A JP10206463A JP20646398A JP2000039153A JP 2000039153 A JP2000039153 A JP 2000039153A JP 10206463 A JP10206463 A JP 10206463A JP 20646398 A JP20646398 A JP 20646398A JP 2000039153 A JP2000039153 A JP 2000039153A
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hot air
oven
top plate
hot
air supply
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JP10206463A
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Masaharu Yonekura
正治 米倉
Motoya Sakakibara
基也 榊原
Takashi Wakuno
孝 湧野
Shigeki Matsui
重樹 松井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の大形化を抑えつつも、調理物の加熱む
らを防止する。 【解決手段】 外箱11内に設けられるオーブン庫12
の背面側に、ケーシング32内にヒータ34及び遠心フ
ァン33を有する熱風生成装置31を設ける。オーブン
庫12の背壁部12cに、上下両端側に熱風の吹出口を
設け、中央部に吸込口を設ける。オーブン庫12の左右
の側壁部12a,12bに、天板を上下2段に支持する
ための天板支え19,20を絞り成形により設ける。天
板支え19,20の外面側にダクト形成部材36を設け
ることにより、ケーシング32に連通する熱風供給ダク
ト37,38を構成する。オーブン調理時には、熱風供
給ダクト37,38を通った熱風が、天板支え19,2
0に形成された熱風吹出孔からも、オーブン庫内12に
供給されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーブン庫の背壁
部に熱風生成装置を備える加熱調理器に関するものであ
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来の加熱調
理器、例えばオーブン機能付き電子レンジは、図11及
び図12に示すように、外箱1内に配設されたオーブン
庫2の背壁部に、熱風生成装置3を備えて構成されてい
る。この熱風生成装置3は、ケーシング4内にヒータ5
及び遠心ファン6を有すると共に、ケーシング4の外側
にファンモータ7を有して構成されている。そして、オ
ーブン庫2の背壁面には、上部及び下部に位置して多数
のパンチング穴からなる熱風供給口8,8が設けられ、
それらの中間部にやはり多数のパンチング穴からなる吸
気口9が設けられている。
【0003】一方、オーブン庫2の左右の内側壁部に
は、天板支え2aが上下二段に位置して絞り成形されて
おり、それら天板支え2aに対し、角形の天板10が、
その両側縁部が載置された状態に上下2段に支持される
ようになっている。これにて、オーブン調理が実行され
ると、図12に矢印aで示すように、熱風生成装置3か
らの熱風が、熱風供給口8,8からオーブン庫2内に供
給され、天板10上に並べられた多数個のクッキー生地
等の調理物(図示せず)の加熱に寄与した後、吸気口9
からケーシング4内に戻るといった循環を行うようにな
っている。
【0004】しかしながら、上記従来構成では、下段に
位置する天板10においては、熱風が天板10の下方部
を通って前部から上方に回り込むという長い経路を通し
て調理物に当たる構成となっているので、特に天板10
の奥側に置かれた調理物の加熱に供される熱風の温度が
低くなり、加熱むらを招くものとなっていた。
【0005】そこで、そのような加熱むらを防止するた
め、熱風生成装置3からの熱風をオーブン庫2の側壁部
の中段部分からも庫内(2段の天板10の間の空間)に
供給する構成が考えられる。この場合、オーブン庫2の
外側壁部分に熱風生成装置3からの熱風を導くダクトを
設け、オーブン庫2の側壁部にそのダクトに連通する吹
出口を設ければ良い。ところが、オーブン庫2の外側壁
部分に単純にダクトを設ける構成では、全体の横方向の
大形化を招くという新たな問題が生ずる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、熱風生成装置からの熱風により調理物
の加熱調理を行うものにあって、全体の大形化を抑えつ
つも、調理物の加熱むらを極力防止することができる加
熱調理器を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱調理器は、
調理物が収容されるオーブン庫と、このオーブン庫の側
壁部に絞り成形により前後方向に延び且つ内方に突出す
るように形成された天板支えと、前記オーブン庫の背壁
部に設けられた熱風生成装置と、前記オーブン庫の外側
壁部に前記天板支えの外面側に位置して形成され前記熱
風生成装置からの熱風が流通される熱風供給ダクトと、
前記天板支えに設けられ前記熱風供給ダクトの熱風を前
記オーブン庫内に供給する熱風吹出孔とを具備する構成
に特徴を有する(請求項1の発明)。
【0008】これによれば、熱風生成装置からの熱風
が、天板支えの外面側に形成された熱風供給ダクトを通
して、天板支えに設けられた熱風吹出孔からオーブン庫
内に供給されるようになる。これにて、十分に高温の熱
風を、オーブン庫の側壁部から調理物に向けて供給する
ことができ、加熱むらの発生を防止することができる。
しかも、熱風供給ダクトは、オーブン庫の内方に絞り成
形された天板支えをその一部として設けられるので、オ
ーブン庫の側壁部からの外側方への突出寸法を小さく済
ませることができる。
【0009】この場合、天板支えが、オーブン庫内に上
下2段に天板を収容可能に設けられているものにあって
は、前記熱風吹出孔を、2段の天板の間に向けて熱風を
吹出すように設けることが望ましく(請求項2の発
明)、これにより、下段の天板上の調理物に加熱むらが
生ずることを防止することができる。また、天板に、天
板支えの熱風吹出孔に対応する穴を形成するようにして
も良く(請求項3の発明)、これにより、天板支えの上
面部に設けられた熱風吹出孔が天板により塞がれること
を未然に防止することができる。
【0010】そして、前記熱風吹出孔を、オーブン庫の
前側の方が奥側よりも数あるいは合計面積が大きくなる
ように複数個設けることができる(請求項4の発明)。
これによれば、熱風生成装置がオーブン庫の背壁部側に
位置する事情があっても、オーブン庫の前側において熱
風吹出孔から熱風を出やすくして、前後でのバランス良
く加熱を行うことが可能となる。
【0011】また、熱風供給ダクトを、オーブン庫の前
側の方が奥側よりも通路断面積が小さくなるように設け
ることもでき(請求項5の発明)、これによっても、オ
ーブン庫の前側において熱風吹出孔から熱風が出やすく
なり、前後でのバランス良く加熱を行うことが可能とな
る。さらには、熱風供給ダクト内に、熱風を熱風吹出孔
に向けて導くガイドを設けるようにすれば(請求項6の
発明)、熱風供給ダクト内の熱風がオーブン庫内に出や
すくなる。このとき、前記ガイドを、天板支えとの間で
熱風供給ダクトを形成するダクト形成部材に絞り成形に
より一体に形成すれば(請求項7の発明)、部品数が少
なくなり、より簡単な構成で済ませることができる。
【0012】さらには、オーブン庫の側方のうち一方側
に機械室が設けられているものにあっては、熱風供給ダ
クトを、機械室側のみに設けることができる(請求項8
の発明)。これによれば、放熱性の良い機械室が存在す
るためオーブン庫内の機械室側の温度が下がりやすい傾
向となる事情があっても、機械室側から加熱を行うこと
により、左右でのバランスの良い加熱を行うことができ
る。あるいは、オーブン庫の左右にて温度がアンバラン
スとなりやすい事情がある場合には、熱風供給ダクト
を、オーブン庫の左右両側に設け、それら左右において
通路断面積を互いに異ならせるようにしても良く(請求
項9の発明)、これによっても、均一加熱を図ることが
できる。
【0013】オーブン庫に庫内に送風を行うための送風
口が設けられているものにあっては、その送風口を開閉
するダンパを設けることができる(請求項10の発
明)。これによれば、熱風による調理時において、送風
口をダンパにより閉塞することにより、送風口から熱風
が漏れ出ることを防止でき、熱風の漏れに伴う外部への
悪影響を防止できると共に、効率的な加熱を行うことが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をオーブン機能付き
電子レンジに適用した第1の実施例(請求項1,2,
3,4,9,10に対応)について、図1ないし図6を
参照しながら説明する。まず、図6は、加熱調理器たる
オーブン機能付き電子レンジの外観を示しており、ここ
で、電子レンジの外箱11内には、図1,図2等にも示
すように、内部を加熱調理室とするオーブン庫12が配
設されており、その右側の空間部が機械室13とされて
いる。また、外箱11の前面部には、前記オーブン庫1
2の前面を開閉する扉14が設けられていると共に、前
記機械室13の前側に位置して操作パネル15が設けら
れている。
【0015】前記オーブン庫12は、左右の側壁部12
a,12b、背壁部12c、天井板12d、底板部12
eから、前面が開放した矩形箱状に構成されている。こ
のオーブン庫12の内底部(底板部12eの上面部)に
は、レンジ調理時に図示しない回転皿が載置される回転
板16(図6にのみ図示)が設けられている。この回転
板16は、図示しないRTモータにより回転されるよう
になっている。
【0016】また、図2に示すように、オーブン庫12
の天井板12dの右端側部位には、マイクロ波を庫内に
供給するための励振口17が設けられ、図3に示すよう
に、前記右側壁部12bの上部前面側には、多数個のパ
ンチング孔からなる送風口18が設けられている。
【0017】そして、オーブン庫12の左側壁部12a
及び右側壁部12bには、詳しくは後述するように、夫
々天板支え19及び20が上下2段に渡って設けられて
いる。これら天板支え19,20には、オーブン調理用
の角形の天板21(図3に一部のみ図示)の左右縁辺の
フランジ部21aが載置状態に支持されるようになって
いる。
【0018】さらに、オーブン庫12の背壁部12cに
は、図2にも示すように、上下に位置して、後述する熱
風生成装置からの熱風を吹出す多数個のパンチング孔か
らなる吹出口22,23が設けられ、それらの中間部
(天板支え19,20の間)に位置してやはり多数個の
パンチング孔からなる吸込口24が設けられている。
【0019】一方、図1,図4等に示すように、前記機
械室13内には、マグネトロン25やその駆動回路、導
波管26、冷却ファン装置27、前記マグネトロン25
の前部から前記送風口18に連通する送風ダクト28等
が設けられている。レンジ調理時には、前記マグネトロ
ン25から発振されたマイクロ波が、導波管26を通し
て前記励振口17から庫内に供給されるようになってい
る。尚、図示はしないが、この機械室13内には、全体
の制御を行うためのマイコン等からなる制御装置も設け
られている。
【0020】また、このとき、前記冷却ファン装置27
により生成された冷却風が、マグネトロン25や各種電
装品を冷却すると共に、その一部が送風ダクト28を通
して送風口18から庫内に供給されるようになってい
る。尚、図4にのみ図示するように、前記天井板12d
の上面及び底板部12eの下面には、グリル調理用の上
ヒータユニット29及び下ヒータユニット30が夫々設
けられている。
【0021】さて、前記オーブン庫12の背壁部12d
の背面には、オーブン調理用の熱風生成装置31が設け
られる。この熱風生成装置31は、図1,図4に示すよ
うに、背壁部12dの背面に被せられるように取付けら
れる薄形矩形容器状のケーシング32内に、遠心ファン
33を配設すると共に、その遠心ファン33を囲むよう
にシーズヒータからなるヒータ34を配設して構成され
ている。さらに、前記ケーシング32の外側には、前記
遠心ファン33を回転駆動するファンモータ35が設け
られる。
【0022】そして、図2,図3にも示すように、前記
天板支え19,20は、左右の側壁部12a,12bに
対する絞り成形により、オーブン庫12の背面から前端
部のやや手前の位置まで前後方向に延び、且つ、上面が
水平状態となり下部が傾斜面となるように庫内側に突出
させて形成されている。尚、本実施例では、図2に示す
ように、右側の天板支え20の方が、左側の天板支え1
9よりも突出量(絞り深さ)が大きくなるように形成さ
れている。
【0023】このとき、これら天板支え19,20の裏
側部(外面側)には、外側面側で開放するような凹部が
形成されるのであるが、オーブン庫12の側壁部12
a,12bの外面には、板状のダクト形成部材36が、
それら天板支え19,20の開放部を塞ぐように溶接等
により取付けられ、もって、天板支え19,20とダク
ト形成部材36との間に、熱風供給ダクト37,38が
形成されるのである。これら熱風供給ダクト37,38
の奥側端部は、前記熱風生成装置31のケーシング32
内に連通するようになっている。尚、上述のように、右
側即ち機械室13側の熱風供給ダクト38の方が、左側
の熱風供給ダクト37よりも通路断面積がやや大きくな
るように設けられている。
【0024】さらに、図2,図3に示すように、前記天
板支え19,20のうち、上段側のものには、傾斜面部
分に位置して複数個の熱風吹出孔19a,20aが形成
されており、下段側のものには、上面部に位置して複数
個の熱風吹出孔19b,20bが形成されている。
【0025】この場合、図3に示すように、各熱風吹出
孔19a,20a,19b,20bは、奥側では比較的
粗(間欠的)となるように形成され、前側にてそれより
も密(奥側よりも数が多い)となるように形成されてい
る。また、図3に一方側のみ示すように、前記天板21
のフランジ部21aには、前記熱風吹出孔19b,20
bに対応する穴21bが形成されており、それら熱風吹
出孔19b,20bが塞がれることがないようにされて
いる。
【0026】これにて、オーブン調理時においては、熱
風生成装置21(遠心ファン33及びヒータ34)が駆
動されることにより、オーブン庫12内の空気が前記吸
込口24からケーシング32内に吸込まれ、ケーシング
32内でヒータ34により加熱されて熱風となる。そし
て、ケーシング32から背壁部12cの上下の吹出口2
2,23を通してオーブン庫12内に供給され、これと
共に、ケーシング32内の熱風の一部が熱風供給ダクト
37,38を通って各熱風吹出孔19a,20a,19
b,20bからオーブン庫12内に供給されるという循
環が行われるようになっているのである。
【0027】また、本実施例では、図5に示すように、
前記送風ダクト28内には、送風口18の裏面部に位置
して該送風口18を開閉するための板状のダンパ39が
設けられている。このダンパ39は、図5で左辺部の下
部に軸部39aを有すると共に、上部にD形状の連結穴
39bを有して構成されている。そして、送風ダクト2
8の上壁部には、ダンパ39の開閉用のモータ40が設
けられ、下向きの出力軸40aがその上壁部を貫通して
前記連結穴39bに連結されている。
【0028】これにて、ダンパ39は、モータ40によ
り、送風ダクト28の前壁部内面に沿う位置と、前記送
風口18を閉塞する位置との間で開閉動作されるように
なっている。この場合、モータ40は図示しない制御装
置により通電制御され、レンジ調理時には、送風口18
が開放され、オーブン調理時には、ダンパ39により送
風口18が閉塞されるようになっている。
【0029】次に、上記構成の作用について述べる。例
えばクッキーやロールパン等のオーブン調理を行う場合
には、使用者は、調理物(例えばクッキーの生地)を2
枚の天板21に載置させた上で、それら天板21を天板
支え19,20に上下2段に支持させた状態でオーブン
庫12内に収容する。尚、調理物の量が少ない場合等に
は、上段あるいは下段のいずれかに天板21を支持させ
てオーブン調理を行うことができることは勿論である。
【0030】引続き、使用者は、操作パネル15を操作
して、オーブン調理を選択すると共に、調理時間を設定
した上で、調理をスタートさせる。すると、熱風生成装
置31のヒータ34に通電がなされると共に、ファンモ
ータ35が通電されて遠心ファン33が回転駆動され
る。また、これと共に、モータ40に通電されてダンパ
39が送風口18を閉塞するようになる。
【0031】これにて、上述のように、オーブン庫12
内の空気が吸込口24からケーシング32内に吸込ま
れ、ケーシング32内でヒータ34により加熱されて熱
風となり、オーブン庫12の背壁部12cの上下の吹出
口22,23を通して供給されると共に、ケーシング3
2内の熱風の一部が熱風供給ダクト37,38を通して
各熱風吹出孔19a,20a,19b,20bからオー
ブン庫12内に供給されるようになる。
【0032】ここで、上部の吹出口22から供給される
熱風は、上段の天板21の上部を通ってその天板21上
の調理物を加熱した後、前部から下方(上段の天板21
の下面側と下段の天板21との間の空間)に回り込む循
環を行い、一方、下部の吹出口23から供給される熱風
は、下段の天板21の下面側を通って前部からその天板
21の上方に回り込み、その天板21上の調理物を加熱
するという循環を行う。このとき、下段の天板21上の
調理物については、吹出口23からの熱風が長い経路を
通るためその熱風の温度が低くなる傾向にある。
【0033】ところが、本実施例では、下段の天板21
上の空間部には、熱風供給ダクト37,38を通った熱
風が、各熱風吹出孔19a,20a,19b,20bか
ら供給されるようになるので、十分に高温の熱風を下段
の天板21上の調理物に向けて供給することができるの
である。しかも、各熱風吹出孔19a,20a,19
b,20bは、前側の方が数が多く形成されているの
で、オーブン庫12の前側において熱風が出やすく、前
後でのバランスの良い加熱が行われることになり、以
て、加熱むらのない均一な加熱を行うことができるよう
になるのである。
【0034】また、オーブン庫12の右側には、放熱性
の比較的良い機械室12が存在するため、オーブン庫1
2内の右側壁部12b側の温度が下がりやすい事情があ
る。ところが本実施例では、機械室13側の熱風供給ダ
クト38の方が、左側の熱風供給ダクト37よりも通路
断面積がやや大きくなっており、熱風供給量が多くなる
ので、オーブン庫12の左右における均一加熱も図るこ
とができる。
【0035】さらに、このオーブン調理時には、オーブ
ン庫12の右側壁部12bにて開口する送風口18はダ
ンパ39により閉塞されているので、送風口18から熱
風が機械室13側に漏れることを防止でき、例えばマグ
ネトロン25等への悪影響を未然に防止することができ
るものである。
【0036】このように本実施例によれば、熱風生成装
置31からの熱風の一部が、天板支え19,20の裏面
側(外面側)に形成された熱風供給ダクト37,38を
通してオーブン庫12内に供給されるように構成したの
で、加熱むらの発生を極力防止して均一加熱を図ること
ができるものである。そして、前記熱風供給ダクト3
7,38は、オーブン庫12の内方に絞り成形された天
板支え19,20をその一部として設けられるので、オ
ーブン庫12の左右の側壁部12a,12b部分に熱風
供給ダクト37,38を設けながらも、それら熱風供給
ダクト37,38の側壁部12a,12bからの外側方
への突出寸法を小さく済ませることができ、全体の大形
化を抑えることができるものである。
【0037】図7及び図8は、本発明の第2の実施例
(請求項5に対応)を示している。この実施例が上記第
1の実施例と異なる点は、オーブン庫12の左右の側壁
部(右側壁部12bのみ図示)に形成される天板支え4
1ひいては熱風供給ダクト42の構成にある。即ち、天
板支え41は、オーブン庫12の奥部にて幅及び上下の
寸法が比較的大きく形成され、前方に行くに従って幅及
び上下の寸法が次第に小さくなるように形成されてい
る。
【0038】つまり、図8に示すように、奥側の幅寸法
a1が手前側の幅寸法a2よりも大きく、且つ、奥側の
高さ寸法b1が手前側の高さ寸法b2よりも大きく構成
されている。このとき、天板支え41の上面部は水平
(高さ位置が一定)に形成されていることは勿論であ
る。また、上段側の天板支え41には、傾斜面部分に位
置して複数個の熱風吹出孔41aが形成され下段側の天
板支え41には、上面部に位置して複数個の熱風吹出孔
41bが形成されているのであるが、それら熱風吹出孔
41a,41bは、奥側では比較的粗(間欠的)で、前
側ではそれよりも密となるように形成されている。
【0039】これにて、熱風供給ダクト42は、オーブ
ン庫12の前側の方が奥側よりも通路断面積が次第に小
さくなるように設けられているのである。これによれ
ば、オーブン庫12の前側において熱風吹出孔41a,
14bから熱風が出やすくなり、前後でのバランスの良
い加熱を行うことが可能となる。
【0040】図9は、本発明の第3の実施例(請求項6
に対応)を示している。この実施例では、熱風供給ダク
ト37内この場合ダクト形成部材36の内面側に、熱風
を熱風吹出孔19aに向けて導くための板状の複数個の
ガイド51を例えば溶接により設けるようにしている。
これによれば、熱風供給ダクト37内の熱風がオーブン
庫12内に出やすくなり、効果的に側方から熱風を供給
することができるものである。
【0041】図10は、本発明の第4の実施例(請求項
7に対応)を示している。この実施例では、上記第3の
実施例における板状の別体のガイド51を取付けること
に代えて、ガイド52を、ダクト形成部材53に絞り成
形により凸状に形成するようにしている。これによれ
ば、ガイド52を設けた効果に加え、部品数が少なくな
り、より簡単な構成で済ませることができるものであ
る。
【0042】尚、上記第1の実施例では、機械室13側
において温度が下がりやすい事情に鑑み、機械室13側
の熱風供給ダクト38の通路断面積を、左側の熱風供給
ダクト37よりも大きく構成したが、機械室13側にお
ける放熱性が著しく良い場合には、熱風供給ダクトを機
械室13側のみに設けるようにしても良い(請求項8に
対応)。これによっても、機械室13側からの熱風の供
給により、オーブン庫12の左右でのバランスの良い加
熱を行うことができる。
【0043】その他、本発明は上記した各実施例に限定
されるものでなく、例えば熱風吹出孔についてはオーブ
ン庫の前後で形成する密度を変えるのではなく、大きさ
を変更するようにしても良く、また、熱風供給ダクト
は、オーブン庫の外側壁から僅かに側方に膨出するよう
に形成しても良く、さらには、レンジ調理機能を有し内
加熱調理器にも適用できる等、要旨を逸脱しない範囲内
で適宜変更して実施し得るものである。
【0044】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の加熱調理器によれば、熱風生成装置からの熱風により
調理物の加熱調理を行うものにあって、天板支えの外面
側に位置して熱風供給ダクトを設け、オーブン庫内に側
壁側からも熱風を供給する構成としたので、全体の大形
化を抑えつつも、調理物の加熱むらを極力防止すること
ができるという優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、加熱調理
器の概略的な横断平面図
【図2】加熱調理器の概略的な縦断正面図
【図3】オーブン庫の右側壁部部分の斜視図
【図4】オーブン庫部分の分解斜視図
【図5】ダンパの取付け状態を示す斜視図
【図6】加熱調理器を正面から見た図
【図7】本発明の第2の実施例を示すもので、オーブン
庫の右側壁部部分の斜視図
【図8】図7のA−A線に沿うもの(a)とB−B線に
沿うもの(b)とを並べて示す熱風供給ダクトの縦断正
面図
【図9】本発明の第3の実施例を示す熱風供給ダクトの
横断平面図
【図10】本発明の第4の実施例を示す熱風供給ダクト
の横断平面図
【図11】従来例を示す図2相当図
【図12】縦断側面図
【符号の説明】
図面中、11は外箱、12はオーブン庫、12a,12
bは側壁部、12cは背壁部、13は機械室、18は送
風口、19,20,41は天板支え、19a,19b,
20a,20b,41a,41bは熱風吹出孔、21は
天板、21bは穴、22,23は吹出口、24は吸込
口、28は送風ダクト、31は熱風生成装置、32はケ
ーシング、33は遠心ファン、34はヒータ、35はフ
ァンモータ、36,53はダクト形成部材、37,3
8,42は熱風供給ダクト、39はダンパ、51,52
はガイドを示す。
フロントページの続き (72)発明者 湧野 孝 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 松井 重樹 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 Fターム(参考) 3L087 AA01 AC13 CA03 CB01 CB02 DA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物が収容されるオーブン庫と、この
    オーブン庫の側壁部に絞り成形により前後方向に延び且
    つ内方に突出するように形成された天板支えと、前記オ
    ーブン庫の背壁部に設けられた熱風生成装置と、前記オ
    ーブン庫の外側壁部に前記天板支えの外面側に位置して
    形成され前記熱風生成装置からの熱風が流通される熱風
    供給ダクトと、前記天板支えに設けられ前記熱風供給ダ
    クトの熱風を前記オーブン庫内に供給する熱風吹出孔と
    を具備してなる加熱調理器。
  2. 【請求項2】 天板支えは、オーブン庫内に上下2段に
    天板を収容可能に設けられていると共に、熱風吹出孔
    は、前記2段の天板の間に向けて熱風を吹出すように設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 天板には、天板支えの熱風吹出孔に対応
    する穴が形成されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 熱風吹出孔は、オーブン庫の前側の方が
    奥側よりも数あるいは合計面積が大きくなるように複数
    個が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 熱風供給ダクトは、オーブン庫の前側の
    方が奥側よりも通路断面積が小さくなるように設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 熱風供給ダクト内には、熱風を熱風吹出
    孔に向けて導くガイドが設けられていることを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 ガイドは、天板支えとの間で熱風供給ダ
    クトを形成するダクト形成部材に、絞り成形により一体
    に形成されていることを特徴とする請求項6記載の加熱
    調理器。
  8. 【請求項8】 オーブン庫の側方のうち一方側に機械室
    が設けられていると共に、前記熱風供給ダクトは前記機
    械室側のみに設けられていることを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 熱風供給ダクトは、オーブン庫の左右両
    側に設けられていると共に、それら左右において通路断
    面積が互いに異なることを特徴とする請求項1ないし7
    のいずれかに記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 オーブン庫には庫内に送風を行うため
    の送風口が設けられていると共に、その送風口を開閉す
    るダンパが設けられていることを特徴とする請求項1な
    いし9のいずれかに記載の加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101749929A (zh) * 2010-01-20 2010-06-23 常州亿晶光电科技有限公司 硅料专用烘箱
KR101207641B1 (ko) 2009-07-21 2012-12-03 가부시끼가이샤 도시바 가열조리기
KR20180032823A (ko) * 2016-09-23 2018-04-02 엘지전자 주식회사 조리기기

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