JP2009041787A - オープンショーケース - Google Patents

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【課題】冷却不足となりがちな箇所に積極的に冷気を供給することで、陳列室全体を適切に冷却することができるオープンショーケースを提供する。
【解決手段】本発明のオープンショーケース1は、陳列室8の開口上縁に形成された冷気吐出口32、33、34と、開口下縁に形成された冷気吸込口36、37、38とを備え、冷却器44と熱交換した冷気を冷気吐出口より吐出し、冷気吸込口より吸い込むことによって陳列室の開口に冷気エアーカーテンを形成して成るものであって、陳列室内に設けられて商品を陳列する陳列棚18と、この陳列棚に形成され、冷却器と熱交換した冷気の一部を当該陳列棚上に載置された商品に吹き付ける冷気吹出口18Aとを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、陳列室の開口上縁に形成された冷気吐出口と、開口下縁に形成された冷気吸込口とを備え、冷却器と熱交換した冷気を冷気吐出口より吐出し、冷気吸込口より吸い込むことによって陳列室の開口に冷気エアーカーテンを形成して成るオープンショーケースに関するものである。
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストアには陳列室の前面が開口してなるオープンショーケースが設置され、陳列室内において飲料や食品などの商品を冷却しながら陳列販売している(例えば、特許文献1参照)。そして、このようなオープンショーケースは店舗内において二台がそれぞれの背面を突き合わせたかたちで列を作るように設置されるが、この列の端には、陳列室が前後面及び一側面において開口した三面開きのオープンショーケースが設置されていた。また、独立して設置されるオープンショーケースでは、前後面と両側の側面が開口した四面開きのものもある。
特開平4−350488号公報
このように陳列室の前後面及び側面が開いたオープンショーケースでは、例えば上記三面開きのものでは列の端面側(一側面の開口側)にも商品を陳列できることになるので、陳列販売効果が向上するものの、陳列室の三面あるいは四面が開口している関係上、目的の温度に陳列室内を冷却するためには必要以上に大きな能力を必要とする。また、開口上縁の冷気吐出口から冷気を吐出して陳列室内を均一に冷却することが極めて困難となり、温度むらが生じる問題があった。
特に、陳列室内の展示性を高めるために、冷気吐出口が形成される開口上縁に対し、冷気吸込口が形成される開口下縁が広く形成されるオープンショーケースでは、これら冷気の吐出口と吸込口の比率の差が大きくなるほど、冷気吸込口付近の陳列室内には、冷気が行き渡りにくくなる問題がある。これにより、係る冷気吸込口付近の陳列室内は、冷却不足や温度むらが生じ、適切な冷却状態を維持できなくなる。
他方、冷気吸込口には、冷気吐出口から吐出された冷気が届きにくくなることから、冷気吸込口からは当該冷気吸込口付近の外気を多く吸い込むこととなる。当該外気は、当該オープンショーケース内を循環する冷気に比して温度が高いため、全体としての冷気温度が上昇し、当該冷気を所定温度に冷却するためには大きな冷却能力が要求される。また、当該外気は、多くの湿気を含むことから、陳列室内への露付きを招来する問題がある。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、冷却不足となりがちな箇所に積極的に冷気を供給することで、陳列室全体を適切に冷却することができるオープンショーケースを提供する。
本発明のオープンショーケースは、陳列室の開口上縁に形成された冷気吐出口と、開口下縁に形成された冷気吸込口とを備え、冷却器と熱交換した冷気を冷気吐出口より吐出し、冷気吸込口より吸い込むことによって陳列室の開口に冷気エアーカーテンを形成して成るものであって、陳列室内に設けられて商品を陳列する陳列棚と、この陳列棚に形成され、冷却器と熱交換した冷気の一部を当該陳列棚上に載置された商品に吹き付ける冷気吹出口とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明のオープンショーケースは、上記発明において、冷気吹出口を冷気吸込口近傍に形成し、当該冷気吹出口より冷気を上方に向けて吹き出すことを特徴とする。
請求項3の発明のオープンショーケースは、上記各発明において、冷却器と熱交換した冷気の一部を冷気吹出口に案内するダクトを、陳列棚内に構成したことを特徴とする。
本発明によれば、陳列室の開口上縁に形成された冷気吐出口と、開口下縁に形成された冷気吸込口とを備え、冷却器と熱交換した冷気を冷気吐出口より吐出し、冷気吸込口より吸い込むことによって陳列室の開口に冷気エアーカーテンを形成して成るオープンショーケースにおいて、陳列室内に設けられて商品を陳列する陳列棚と、この陳列棚に形成され、冷却器と熱交換した冷気の一部を当該陳列棚上に載置された商品に吹き付ける冷気吹出口とを備えたことにより、冷却が不足する箇所に冷気吹出口を形成することで、当該箇所における冷却不良を解消することが可能となり、陳列室全体を適切に冷却することができるようになる。
請求項2の発明によれば、上記発明において、冷気吹出口を冷気吸込口近傍に形成し、当該冷気吹出口より冷気を上方に向けて吹き出すので、冷気吸込口付近は、冷気吐出口から吐出されて形成される冷気エアーカーテンが弱くなり、陳列室内に外気が侵入しやすくなるが、このように、冷気吸込口近傍に位置する冷気吹出口より冷気を上方に向けて吹き出すことによって、直接冷気吸込口に吸い込まれる外気量を削減することが可能となる。
これにより、陳列室内を循環する冷気よりも高い温度の外気がショーケース内に多く取り込まれることで、陳列室内の冷気温度を上昇させてしまう不都合を抑制することが可能となり、高い冷却能力を必要とすることなく、陳列室内を所定の温度に冷却することができるようになる。また、湿気を多く含む外気がショーケース内に多く取り込まれる不都合を抑制することが可能となるため、冷却器への露付きによる不都合を抑制することが可能となる。
請求項3の発明によれば、上記各発明において、冷却器と熱交換した冷気の一部を冷気吹出口に案内するダクトを、陳列棚内に構成したので、係るダクト構造を陳列棚側に集約することが可能となり、組立作業性の改善を図ることが可能となる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した一実施例のオープンショーケース1の斜視図、図2はオープンショーケース1の正面図、図3はオープンショーケース1の縦断側面図をそれぞれ示している。
実施例のオープンショーケース1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置されて飲料や食品を冷却しながら陳列販売するためのショーケースであり、全体として上面が開口する断熱壁2とその上方に設けられた天壁3との間に前後面及び一側面(向かって左側面)の開口4、6、7にて三面が開口した陳列室8が構成されている。断熱壁2は天壁3よりも外側に張り出しており、また、側面開口7の隅角部は湾曲形状とされ、陳列室8の他側面(向かって右側面)は側板9にて閉塞されている。
陳列室8の中央部には、側板9から一側の側面開口7の手前(側面開口7側の陳列室8の背面となる位置)間での範囲で内部中空のダクト部材11が上下に渡って構成されている。このダクト部材11は前面開口4側の陳列室8の背面となる背面板12と、後面開口6側の陳列室8の背面となる背面板13と、側面開口7側の陳列室8の背面となる背面板14とにより構成されている。
また、陳列室8の底面には断熱壁2の底面2A上方に間隔を存して陳列棚16、17、18が着脱自在に取り付けられている。なお、断熱壁2の底面2A上方に設けられる陳列棚16、17、18は通常、デッキパンと称される。陳列棚16は前面開口4側の陳列室8に、陳列棚17は後面開口6側の陳列室8に、陳列棚18は側面開口7側の陳列室8にそれぞれ対応している。そして、前記ダクト部材11は、この陳列棚16乃至18から天壁3までに至る寸法で構成されている。
そして、この陳列棚16乃至18と断熱壁2の底面2Aとの間から前記ダクト部材11内及び天壁3内には連続した冷気ダクト21が構成されており、この冷気ダクト21は陳列室8の前面開口4、後面開口6及び側面開口7の上縁及び下縁にそれぞれ開口形成された前面の冷気吐出口32、後面の冷気吐出口33、側面の冷気吐出口34及び前面の冷気吸込口36、後面の冷気吸込口37、側面の冷気吸込口38に連通している。なお、背面板12、13間には仕切板21Aが上下に渡って設けられ、冷気ダクト21内を前面開口4側と後面開口6側とに仕切っており、これにより、冷気流量の偏りを抑制している。
また、ダクト部材11の背面板12及び13、14の両側部には上下に渡って棚取付用の係合孔41が複数形成されており、この係合孔41には、透明板材(ガラス或いは硬質樹脂)から構成された陳列棚43・・・が複数段架設されている。この場合、各段の陳列棚43は前面開口4側の陳列室8から側面開口7側の陳列室8を経て後面開口6側の陳列室8側に渡って設けられる。
そして、陳列室8下方の断熱壁2の底面2A上の冷気ダクト21内に冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器44が設置される。本実施例では、当該冷却器44は、それぞれ冷気吸込口36、38に略平行に延在して配設されると共に、側面開口7側の端部は、冷気吸込口38が形成される断熱壁2側端付近にまで延在している。そして、それぞれの冷却器44と冷気吸込口36、38との間には、送風機46、47が複数台設置されている。
これら冷却器44には、送風機46、47を設けるためのファンケースと共にエバカバー45が設けられている。このエバカバー45は、前後の冷却器44の両側端及び上面に渡って形成されており、これによって、冷気吸込口36乃至38側と、冷却器44側とを区画し、断熱壁2内における冷気のショートサイクルを防止している。そして、エバカバー45は、前記冷気ダクト21に対応する位置に、ダクト連通部45Aが形成されており、冷却器44の前後に配置される送風機46、47によって冷却器44に吸い込まれた空気を当該ダクト連通部45Aを介して冷気ダクト21内に送給する構成とされている。
なお、当該断熱壁2の底面2A上も冷気ダクト21と同様に、仕切板2Bが上下に延在して設けられ、底面2A上をそれぞれ仕切板21Aにて区画される前面開口4側に連通する側と後面開口6側に連通する側とに仕切っており、これにより、冷気流量の偏りを抑制している。
次に、図4及び図5を参照して側面開口7に対応して設けられる陳列棚18の構成について説明する。図4は陳列棚18部分の拡大縦断面図、図5は陳列棚18の透視平面図をそれぞれ示している。
陳列棚18は、六面が閉塞された矩形状を呈する箱状部材により構成されており、内部にダクト52を形成されている。陳列室8の隅角部に相当する上面隅角部には、複数の冷気吹出口18A・・・が穿設されている。この陳列室8の隅角部に相当する陳列棚18の上面隅角部は、本実施例の如く冷気吐出口が形成される開口上縁に対し、冷気吸込口が形成される開口下縁が広く形成され、これら冷気の吐出口と吸込口の比率の差が大きくなることから、陳列室8において、最も冷気が行き渡りにくくなりやすい箇所である。
他方、上述した如き冷却器44の上面に設けられるエバカバー45には、図5に透視して示すように中央よりもダクト部材11の背面板14に近い位置に、連通穴45Bが形成されている。そして、このエバカバー45の上方に載置される陳列棚18の当該連通穴45Bに対応する位置には、当該連通穴45Bと重合して冷却器44から供給される冷気を当該陳列棚18内に導入させるための連通穴18Bが形成されている。連通穴45Bの上縁部及び連通穴18Bの下縁部には、それぞれ弾力性を有するパッキン48、49が設けられており、これらエバカバー45の連通穴45Bと陳列棚18の連通穴18Bとは気密的に重合される。
また、陳列棚18内には、連通穴18Bから当該冷気吹出口18Aに冷気を指向させるためのダクト板50が形成されている。これにより、連通穴18Bから導入された冷気は、陳列棚18内のダクト52を通過して効果的にそれぞれの上面隅角部に形成された冷気吹出口18A・・・から上方に向けて吹き出すことができる構成とされている。なお、図4及び図5における白抜きの点線矢印は、冷却器44から連通穴45B、18Bを介して陳列棚18内に導入された冷気の流れを示している。
一方、断熱壁2の下方には、機械室51が構成されており、この機械室51内には前記冷却器44と共に冷却装置の冷媒回路を構成する図示しない圧縮機や凝縮器、凝縮器用送風機などが設置されている。なお、56は機械室51の前後面及び側面に設けられた通気口を有するパネルである。
このような構成で、前記圧縮機が運転されると圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器で放熱して凝縮し、図示しない減圧装置で減圧された後、冷却器44に流入する。そして、この冷却器44中を流れながら冷媒は蒸発し、そのときに冷却作用を発揮する。
このとき、前述の如く冷却器44は側面開口7側にまで延在してそれぞれの前面開口4及び後面開口6に対応するかたちで配設されているため、冷媒が陳列室8の前面開口4及び後面開口6、更には、側面開口7にまで渡って流れることとなる。従って、冷却器44による冷却作用は陳列室8の前面開口4、後面開口6及び側面開口7に対応する部分で略均等に生じることになる。
そして、送風機46、47が運転されると、前後面の冷気吸込口36、37及び側面の冷気吸込口38から冷却器44が配設されるエバカバー45内に吸い込まれた空気は、当該冷却器44と熱交換して冷却され、冷却器44の冷気下流側に形成されるダクト連通部45Aを介して冷気ダクト21内に送出される。冷気ダクト21内を上昇した冷気は、天壁3に至り、陳列室8の前面開口4、後面開口6及び側面開口7の上縁にそれぞれ開口形成された冷気吐出口32、33、34より各開口4、6、7に向けて吐出される。そして、冷気は各開口4、6、7にエアーカーテンを構成した後、前後面の冷気吸込口36、37及び側面の冷気吸込口38から再び冷気ダクト21内に吸い込まれる循環を繰り返す。
ここで、陳列室8内中央部の冷気ダクト21を内部に構成するダクト部材11の背面板12、13、14(背面板12は前面開口4側の陳列室8の背面となり、背面板13は後面開口6側の陳列室8の背面となり、背面板14は側面開口7側の陳列室8の背面となる)には、背面冷気吐出口53が複数形成されている。この背面冷気吐出口53は、各段の陳列棚43上側の空間にそれぞれ対応して複数ずつ、上下に複数段に分けて形成されている。
そのため、送風機46、47で加速されて冷気ダクト21内を上昇する冷気の一部は、図3中白抜き矢印で示すように背面冷気吐出口53から前面開口4側の陳列室8及び後面開口6側の陳列室8、側面開口7側の陳列室8の各陳列棚43上に吐出される。
これにより、冷気吐出口32、33、34から吐出される冷気によるエアーカーテンに加え、背面冷気吐出口53・・・からも陳列室7内に冷気を吐出できるので、陳列室8内の温度を一層均一にすることができる。
また、これに加えて、本実施例におけるショーケース1では、冷却器44が内部に配設されるエバカバー45の上面には、側面開口7側の陳列室8の陳列棚18内と連通する連通穴18Bに重合する連通穴45Bが形成されている。そのため、送風機46、47の運転によって、冷気吸込口36、37、38よりエバカバー45内に吸い込まれ冷却器44にて熱交換された冷気の殆どは、冷気ダクト21内に流入するが、エバカバー45の上面に形成された連通穴45B付近を通過する冷気の一部は、当該連通穴45B及び陳列棚18の連通穴18Bを介して該陳列棚18内のダクト52に導出される。ダクト52に導出された冷気は、ダクト板50によって、冷気吹出口18Aが形成される隅角部に案内された後、当該冷気吹出口18Aより上方及び/又は斜め上方に向けて吐出される。
これにより、陳列棚18の冷気吹出口18A直上又は近傍に載置されている商品に、直接冷気を吹き付けることで、当該商品を効果的に冷却することが可能となる。そのため、本実施例のように、冷気吐出口34が形成される開口上縁に対し、冷気吸込口38が形成される開口下縁が広く形成され、これら冷気の吐出口と吸込口の比率の差が大きくなることで、側面開口7に面する隅角部へのエアーカーテンが弱くなるが、係る隅角部に当該冷気吹出口18Aを形成することで、当該箇所に直接冷気を供給することができ、当該箇所の冷却不良を解消することが可能となる。これにより、陳列室8全体を適切に冷却することができるようになる。
また、当該箇所は、冷気によるエアーカーテンが弱くなるのに対し、近傍に設けられる冷気吸込口38は、送風機46、47による空気の吸引力が大きいことから、エアーカーテンを構成する冷気のみならず、外気がショーケース1内に取り込まれやすくなる。当該外気はショーケース1内を循環する冷気に比べて温度が高いことから、全体としてショーケース1内を循環する空気温度が上昇し、冷却能力を低下させる問題が生じる。しかし、本願発明の如く、当該冷気吸込口38近傍に位置する陳列棚18の上面隅角部には、冷気吹出口18Aが形成されているため、冷気エアーカーテンの冷気流に対向して上方及び/又は斜め上方に向けて冷気を吹き出すことにより、ショートサイクルし、温度の高い外気よりも優先して冷気エアーカーテンの冷気と共に冷気吸込口38より吸い込まれることとなる。
これにより、冷気吸込口38に直接吸い込まれる外気量を削減することが可能となり、ショーケース1全体としての冷気温度の上昇を低減し、冷却効率の向上を図ることが可能となる。従って、三面開口のショーケースであっても、格別に高い冷却能力を必要とすることなく、陳列室8内を所定の温度に冷却することができるようになる。
また、当該外気は、ショーケース1内の冷気に比べて湿気を多く含んでいるが、当該外気の流入を抑止することが可能となるため、当該外気に含まれる水分による冷却器44への霜付きを抑制することが可能となる。
なお、本実施例では、冷気吹出口18Aは、陳列棚18の上面隅角部に形成されているが、これに限定されるのではなく、例えば、商品載置面の外側に冷気吹出口18Aを形成し、斜め上内方に向けて冷気を吹き出す構成としても良い。これにより、商品によって冷気吹出口18Aが塞がれることなく、陳列室8内に向けて冷気を吹き出すことが可能となる。
また、本実施例では、陳列棚18内のダクト52に冷却器44からの冷気を導入させる連通穴18Bは、比較的、背面板14よりに形成され、ダクト板50によって側面開口7側の上面隅角部に案内する構成とされているが、これに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、当該連通穴54を陳列棚18の側面開口7側に形成し、ダクト板57によりダクト55を陳列棚18前部のみに形成することで、容易に上面隅角部に形成される冷気吹出口18Aから冷気を吐出させても良い。
このように、本実施例では、冷却器44と熱交換した冷気の一部を冷気吹出口18Aに案内するダクト52や55を、陳列棚18内に構成したので、係るダクト構造を陳列棚18側に集約することが可能となり、組立作業性の改善を図ることが可能となる。
なお、所謂デッキパンと称される陳列室8底壁を構成する陳列棚18に冷気吹出口18Aを形成した例を実施例としているが、これに限定されるものではなく、他の陳列棚43も同様の構成とし、冷気ダクト21内を上昇する冷気の一部を上面に形成される冷気吹出口から吹き出させる構成としても良い。これによって、冷却不足が生じやすい位置に積極的に冷気を供給することが可能となり、陳列室8内の温度ムラを改善することが可能となる。
本実施例のオープンショーケースの斜視図である。 図1のオープンショーケースの正面図である。 図1のオープンショーケースの縦断側面図である。 陳列棚部分の拡大縦断面図である。 陳列棚の透視平面図である。 他の実施例としての陳列棚の透視平面図である。
符号の説明
1 オープンショーケース
2 断熱壁
2A 底壁
2B 仕切板
3 天壁
4、6、7 開口
8 陳列室
9 側板
12、13、14 背面板
16、17、18 陳列棚(デッキパン)
18A 冷気吹出口
21 冷気ダクト
44 冷却器
45 エバカバー
45A ダクト連通部
46、47 送風機
48、49 パッキン
50、57 ダクト板
52、55 ダクト

Claims (3)

  1. 陳列室の開口上縁に形成された冷気吐出口と、前記開口下縁に形成された冷気吸込口とを備え、冷却器と熱交換した冷気を前記冷気吐出口より吐出し、前記冷気吸込口より吸い込むことによって前記陳列室の開口に冷気エアーカーテンを形成して成るオープンショーケースにおいて、
    前記陳列室内に設けられて商品を陳列する陳列棚と、
    該陳列棚に形成され、前記冷却器と熱交換した冷気の一部を当該陳列棚上に載置された商品に吹き付ける冷気吹出口とを備えたことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 前記冷気吹出口を前記冷気吸込口近傍に形成し、当該冷気吹出口より冷気を上方に向けて吹き出すことを特徴とする請求項1に記載のオープンショーケース。
  3. 前記冷却器と熱交換した冷気の一部を前記冷気吹出口に案内するダクトを、前記陳列棚内に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオープンショーケース。
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