JP2008149105A - ラウンド型オープンショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】商品陳列室の前面、後面およびラウンド面からの冷気の吹き出しを安定にし、商品陳列室内を均一に冷却すること。
【解決手段】前面11、側面12および後面13が開口して商品を陳列するための商品陳列室40と商品陳列室40の内部および外部の間で商品陳列室40の内部冷気を循環させる内部冷気循環ユニット60と内部冷気循環ユニット60によって循環される内部冷気を所定温度に調整する温度調整ユニット70とを有するラウンド型オープンショーケースで、側面12開口側のダクト64の上端部を3つの上端部64a〜64cに仕切るとともに、上端部64a〜64cを前面11、側面12および後面13開口側の吹出口31に別々に通じさせる仕切板33,34を設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、前面、後面および側面が開口した商品陳列室を有するラウンド型オープンショーケースに関するものである。
従来、ラウンド型オープンショーケースでは、前面、後面およびラウンド面(側面)が開口して商品を陳列するための商品陳列室を有しており、この商品陳列室の内部と外部との間にエアーカーテンを形成するために吹出口をそれぞれの面の上側前方部に形成するとともに、ケース中央で商品陳列室の下方から上方に渡ってダクトを形成して、内部冷気循環ユニットによって吹き出された冷気をこのダクトを介して吹出口から商品陳列室のそれぞれの面の下側前方部に形成された吸込口に向かって吹き出していた。ダクトは、仕切板によって前面、後面および側面に対応して前面ダクト、後面ダクトおよび側面ダクトの3つに仕切られている。このうち側面ダクトは、ダクト立ち上がり部の背面(商品陳列室の側面とは逆側の面)に設けられた仕切板によって前面ダクトおよび後面ダクトと仕切られていたので、冷気の吹出しが前面および後面の一部と側面の3面方向に吹出していた(特許文献1参照)。
特開2005−241136号公報
しかしながら、従来のラウンド型オープンショーケースでは、上述した側面ダクトの背面で仕切って冷気を3面方向に吹き出すようし、さらに側面ダクトの立ち上がりの短い部分で側面に吹き出し方向を向けた仕切で、側面だけでなく前面や後面にも冷気を広がらせていたので、吹出口から吹き出される冷気のエアーカーテンに薄い部分が発生する可能性があって、吹き出しのバランスがとりづらい。このように、従来のラウンド型オープンショーケースでは、エアーカーテンの吹き出しのバランスがとりづらいので、このバランスがとれなくなった時に外気でふらついてエアーカーテンが破られて、商品陳列室内に外気が進入して冷却が安定しないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、商品陳列室の前面、後面および側面から吹き出される冷気のバランスをとれるようにして、冷気の吹き出しを安定にし、商品陳列室内を均一に冷却することができるラウンド型オープンショーケースを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るラウンド型オープンショーケースは、前面、後面および少なくとも1つの側面が開口して商品を陳列するための商品陳列室と前記商品陳列室の下方から上方に渡って形成される複数のダクトおよび前記前面、後面および側面の上側前方縁部に形成されて前記ダクトからの内部冷気を吹き出す吹出口を有して前記商品陳列室の内部および外部の間で冷却された内部冷気を循環させる内部冷気循環ユニットとを有したラウンド型オープンショーケースにおいて、前記内部冷気循環ユニットは、前記側面の上側前方縁部に形成された吹出口に通じる前記ダクトの上端部を3つの領域に仕切るとともに、前記仕切ったダクトの上端部から前記前面、側面および後面のうちのそれぞれ2面間の上側前方縁部に形成された吹出口の隅角部まで、または該隅角部近傍まで延設される仕切手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るラウンド型オープンショーケースは、上記発明において、前記仕切手段は、前記仕切ったダクトの上端部の3つの領域を前記前面、側面および後面の上側前方縁部に形成された吹出口にそれぞれ対応付けて別々の冷気流路を形成させることを特徴とする。
また、本発明に係るラウンド型オープンショーケースは、上記発明において、前記仕切手段は、前記側面の上側前方縁部に形成された吹出口に前記前面、側面および後面のうちのそれぞれ2面間の上側前方縁部に形成された吹出口の隅角部を含めて、前記仕切ったダクトの上端部から両隅角部まで、または該隅角部近傍まで延設されることを特徴とする。
また、本発明に係るラウンド型オープンショーケースは、上記発明において、前記仕切手段は、前記仕切ったダクトの上端部から吹き出された冷気を複数の流れに細分化して前記対応付けた吹出口に分配する仕切部材からなることを特徴とする。
また、本発明に係るラウンド型オープンショーケースは、上記発明において、前記商品陳列室の下方に設置され冷却用熱交換器を配置したダクトと、前記側面の上側前方縁部に形成された吹出口とを接続し、前記冷却用熱交換器と熱交換した冷気を前記吹出口に送る上部吹出用冷気通路と、前記商品陳列室の空間に対応する高さ位置から横方向に向けて開口する複数の冷気吐出口を備え、前記冷却用熱交換器と熱交換した冷気を前記冷気吐出口から前記商品陳列室内に吐出させる横吹出用冷気通路とを備え、前記上部吹出用冷気通路と前記横吹出用冷気通路とを独立して設けたことを特徴とする。
また、本発明に係るラウンド型オープンショーケースは、上記発明において、前記横吹出用冷気通路を、前記上部吹出用冷気通路の内部に構成したことを特徴とする。
本発明にかかるラウンド型オープンショーケースは、仕切手段によって側面の上側前方縁部に形成された吹出口に通じる前記ダクトの上端部を3つの領域に仕切るとともに、前記仕切ったダクトの上端部から前記前面、側面および後面のうちのそれぞれ2面間の上側前方縁部に形成された吹出口の隅角部まで、または該隅角部近傍まで延設されるので、ダクトから吹き出された冷気の吹き出し方向が商品陳列室の前面、側面および後面のそれぞれ一面の吹出口のみに規制され、各面からの冷気の吹き出し状態が同じ状態になってバランスがとられて安定し、これにより外気の進入を抑制して商品陳列室内を均一に冷却することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るラウンド型オープンショーケースの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるラウンド型オープンショーケースを概略的に示した概略正面図であり、図2は、本発明の実施の形態1におけるラウンド型オープンショーケースの側面を概略的に示した概略側断面図であり、図3は、本発明の実施の形態1におけるラウンド型オープンショーケースの平面を概略的に示した概略平断面図であり、図4は、図1に示した天蓋の実施の形態1を概略的に示した概略A−A断面図である。これらの図において、ラウンド型オープンショーケースは、本体キャビネット10を備えている。本体キャビネット10は、断熱部材からなる下部筐体20と、この下部筐体20の上方に設けられた天蓋30と、この下部筐体20と天蓋30との間で本体キャビネット10の内部に形成された商品陳列室40と、商品陳列室40の他側面を閉塞する側板50とを備え、前面、後面および側面が開口した略直方状の断熱筐体として形成されたものである。また、ラウンド型オープンショーケースは、内部冷気循環ユニット60と、温度調整ユニット70とを備えている。
商品陳列室40は、本体キャビネット10の内部の前面11側、側面12側および後面13側に形成され、形成された各面の前方がそれぞれ開口している。この商品陳列室40には、商品陳列棚41〜43が上下方向に沿って複数段(実施の形態1では3段)に並べて配設されている。各商品陳列棚41〜43は、それぞれ商品を載置して陳列するためのものであり、前面11側の商品陳列室40から側面12側の商品陳列室40を経て後面13側の商品陳列室40に延設されている(図1、図2参照)。
下部筐体20には吸込口21が設けられている。吸込口21は、商品陳列室40内部の冷却された空気(以下、「内部冷気」という)を下部筐体20内部に吸い込むための開口である。この吸込口21は、商品陳列室40の前面11開口、側面12開口および後面13開口の下側前方部の周方向に沿って延設された長尺状のもので、下部筐体20の上方縁部に配設されている。
天蓋30には吹出口31が設けられている。吹出口31は、商品陳列室40の内部冷気を下方に吹き出すための開口である。この吹出口31は、商品陳列室40の前面11開口、側面12開口および後面13開口の上側前方部の周方向に沿って延設された長尺状のもので、天蓋30の前方縁部に配設されている。
内部冷気循環ユニット60は、冷気流路61と、送風ファン62とを備えて構成される。冷気流路61は、下部筐体20の吸込口21から天蓋30の吹出口31に到る冷気の流路である。冷気流路61は、3つ設けられている。すなわち、冷気流路61は、前面11開口側の商品陳列室40の内部と外部との間でこの商品陳列室40の内部冷気を循環させる前面用冷気流路61aと、側面12開口側の商品陳列室40の内部と外部との間でこの商品陳列室40の内部冷気を循環させる側面用冷気流路61bと、後面13開口側の商品陳列室40の内部と外部との間でこの商品陳列室40の内部冷気を循環させる後面用冷気流路61cとが設けられている。
この前面用冷気流路61aは、下部筐体20内の前面側に形成された前面用ダクト22および商品陳列室40内に形成された内部中空の冷気ダクト63を備える。この側面用冷気流路61bは、下部筐体20内の側面側に形成された側面用ダクト23および商品陳列室40内の冷気ダクト63の側面に形成された内部中空の冷気ダクト64を備える。また、この後面用冷気流路61cは、下部筐体20内の後面側に形成された後面用ダクト24および商品陳列室40内の冷気ダクト63の背面に形成された内部中空の冷気ダクト65を備える。
この冷気ダクト63は、前面用ダクト22に連続して、前面11の吸込口21と吹出口31とに通じている。冷気ダクト64は、側面ダクト23に連続して、側面12の吸込口21と吹出口31とに通じている。冷気ダクト65は、後面ダクト24に連続して、後面13の吸込口21と吹出口31とに通じている。冷気ダクト63,65は、冷気ダクト64よりも長さおよび横断面積が大きく形成されている。また、各冷気ダクト63〜65の側面には、冷気吐出口66が複数形成され、この冷気吐出口66は、たとえば各段の商品陳列棚41〜43にそれぞれ対応して上下に分けて複数形成されている(図1、図2参照)。
送風ファン62は、各冷気流路61a〜61cに空気を送出するためのものである。この送風ファン62は、下部筐体20の各ダクト22〜24内部における冷気流路61a〜61cに複数配置され、下部筐体20内の内部冷気を冷気ダクト63〜65の下方から上方に送出して、吹出口31から吸込口21に向けて吹き出しことを可能にしている。
冷気ダクト63と65の上部は、図3に示すように、天蓋30内に設けられた仕切板32によって仕切られている。この仕切板32は、冷気ダクト64と商品陳列室40の他の側面を閉塞する側板50との間を仕切るように設けられている。冷気ダクト64の上部は、天蓋30内に設けられた仕切板33,34によって仕切られている。この仕切板33,34は、冷気ダクト64の上端部から側面12に吹き出し方向を向けたもので、冷気ダクト64の上端部を前面11用上端部64a、側面12用上端部64bおよび後面13用上端部64cの3つの領域に仕切る。さらに、この仕切板33,34は、仕切られた冷気ダクト64の上端部から天蓋30の前面11開口側の吹出口31と側面12開口側の吹出口31との間の隅角部(境)31aおよび天蓋30の側面12開口側の吹出口31と後面13開口側の吹出口31との間の隅角部(境)31bに延設されている。
この仕切板32,33および側板50は、前面用冷気流路61aの構成要素であり、冷気ダクト63の上端部および冷気ダクト64の上端部64aを前面11開口側の吹出口31に通じさせる。この仕切板33,34は、側面用冷気流路61bの構成要素であり、冷気ダクト64の上端部64bを側面12開口側の吹出口31に通じさせる。また、この仕切板32,34および側板50は、後面用冷気流路61cの構成要素であり、冷気ダクト64の上端部64cおよび冷気ダクト65の上端部を後面13開口側の吹出口31に通じさせる。
この実施の形態1では、仕切板32によって冷気ダクト64と側板50との間を仕切り、仕切板33,34によって冷気ダクト64の上端部を上端部64a〜64cの3つの領域にそれぞれ仕切るとともに、この仕切板33,34が仕切られた冷気ダクト64の上端部から吹出口31の隅角部31a,31bに延設されて、冷気ダクト63の上端部および冷気ダクト64の上端部64aが前面11開口側の吹出口31に通じ、冷気ダクト64の上端部64bが側面12開口側の吹出口31に通じ、冷気ダクト64の上端部64cおよび冷気ダクト65の上端部が後面13開口側の吹出口31に通じているので、冷気ダクトから吹き出された冷気は商品陳列室40の前面、側面および後面のそれぞれ一面の吹出口31のみに規制されて、均一に広がって吹出口31から商品陳列室40の下方に向かって送出される。
温度調整ユニット70は、冷気流路61を流れる空気を冷却するものである。この温度調整ユニット70は、冷却用熱交換器を備え、各冷気流路61a〜61cにそれぞれ配置されている。つまり、温度調整ユニット70は、冷気流路61a〜61cのそれぞれを流れる空気を冷却するものである。
以上のような構成を有するラウンド型オープンショーケースにおいては、送風ファン62が駆動することにより、吸込口21を通して吸い込まれた空気は、各冷気流路61a〜61cを流れ、その途中で温度調整ユニット70の冷却用熱交換器により冷却される。冷却用熱交換器で冷却された空気(内部冷気)は、各冷気流路61a〜61cを通じて各冷気ダクト63〜65の上端部まで送出され、仕切板32〜34によって前面11開口側、側面12開口側および後面13開口側の各吹出口31までそれぞれ別々に導かれて、吹出口31から均一に商品陳列室40の下方に送出される。
このようなラウンド型オープンショーケースでは、前面11、側面12および後面13の吹出口31から吹き出された冷気が均一なエアーカーテン(吹出噴流)として、商品陳列室の内部と外部との間を下方に向かって流れるので、各面11〜13のエアーカーテンの吹き出しの状態が同じ状態になってバランスがとられて安定し、各冷気ダクト63〜65の冷気吐出口66から吐出される冷気によって商品陳列室内を均一に冷却することが可能となる。
以上説明したように、この実施の形態1では、仕切板32によって冷気ダクト64と側板50との間を仕切り、仕切板33,34によってダクト64の上端部を3つの上端部64a〜64cに仕切るとともに、この仕切板33,34を仕切られた冷気ダクト64の上端部から吹出口31の隅角部31a,31bに延設させるので、各冷気ダクト63〜65から吹き出された冷気は前面、側面および後面のそれぞれ一面の吹出口31のみに規制されて、各面の吹出口31の隅々にまで均一に広がることが可能となり、吹き出しのバランスがとれた安定したエアーカーテンを形成することができ、これによって外気進入が抑制されて商品陳列室40内を均一に冷却することができる。
また、この実施の形態1では、仕切板32〜34によって商品陳列室40の前面11、側面12および後面13をそれぞれ仕切るので、冷気ダクト63から吹き出した冷気は冷気ダクト64の上端部64aから吹き出した冷気とともに隅角部31a方向に回り込むことが可能となり、冷気ダクト65から吹き出した冷気は冷気ダクト64の上端部64cから吹き出した冷気とともに隅角部31b方向に回り込むことが可能となり、吹き出しのバランスがとれた安定したエアーカーテンを形成することが可能となる。
(実施の形態2)
図5は、図1に示した天蓋の実施の形態2を概略的に示した概略A−A断面図である。図5において、この実施の形態2では、側面12開口側のダクト64の上端部を上端部64a〜64cの3つの領域に仕切るとともに、隅角部31a,31bを含めて側面12開口側の吹出口31を上端部64bに通じさせるように仕切板33,34を前面11開口側および後面13開口側の吹出口31まで延設させる。
この実施の形態2では、隅角部31a,31bを含めた側面12開口側の吹出口31が冷気ダクト64の上端部64bと通じるので、この上端部64bから吹き出された冷気は両隅角部31a,31bを含めた側面12開口側の吹出口のみの一面の吹出口に規制されて均一に広がり、両隅角部31a,31bでの内部冷気の薄まりを防ぐことができ、各面の吹出口31から吹き出しのバランスがとられた安定したエアーカーテンを形成することができ、実施の形態1と同様に外気進入が抑制されて商品陳列室40内を均一に冷却することができる。
なお、この発明では、実施の形態2に限らず、たとえば隅角部31aを前面11開口側の吹出口31に含め、隅角部31bを後面13開口側の吹出口31に含めるように仕切板33,34を延設させることも可能である。この場合も実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図6は、図1に示した天蓋30の実施の形態3を概略的に示した概略A−A断面図である。図6において、この実施の形態3では、側面開口12側のダクト64の上端部を上端部64a〜64cの3つの領域に仕切る仕切板35,36を設けるとともに、この仕切板35,36から側面開口12側に広がった放射状に、上端部64bから吹き出された冷気を複数の流れに細分化して側面開口12側の吹出口31に分配する複数の仕切部材37を設ける。これら仕切部材37は、ダクトの上端部64bから側面12開口側の吹出口31までの天蓋30の領域を4等分するように形成されて、ダクトの上端部64bから吹き出された冷気が仕切部材37によって均一に分配されるように構成する。
この実施の形態3では、側面開口12側の吹出口31に冷気を均一に分配する複数の仕切部材37を設けたので、冷気ダクト64の上端部61bからの冷気が側面開口12側の吹出口31の隅々にまでさらに均一に広がることが可能となり、吹き出しのバランスがとれた安定したエアーカーテンを形成することができ、これによって外気進入が抑制されて商品陳列室40内を均一に冷却することができる。
なお、実施の形態3では、側面12開口側にのみ仕切部材37を設けたが、本発明はこれに限らず、前面11開口側および後面13開口側にも仕切部材37を設けることも可能である。この場合は、冷気ダクト63〜65から吹き出された冷気をさらに細分化して均一に各面の開口11〜13側のそれぞれの吹出口31に分配することができるので、各冷気ダクト63〜65の上端部からの冷気が前面、側面および後面の各面の吹出口31の隅々にまでさらに均一に広がることが可能となり、さらに吹き出しのバランスがとれた安定したエアーカーテンを形成することができ、これによって外気進入が抑制されて商品陳列室40内をさらに均一に冷却することができる。
なお、これら実施の形態では、仕切板35,36をダクトの上端部64から隅角部31a,31bに当接するように延設させたが、本発明はこれに限らず、仕切板35,36の長さは隅角部31a,31bで内部冷気が不均一に広がってエアーカーテンに薄い部分が生じるのを防ぐ範囲での長さ、好ましくは隅角部31a,31bの近傍にまで延設した長さに設定することも可能である。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4のラウンド型オープンショーケースについて説明する。実施の形態4のラウンド型オープンショーケースは、側面用冷気流路61bを構成する冷気ダクト64の構成以外は、上記実施の形態1〜3と同一の構成である。すなわち、冷気ダクト63、65の上部空間が仕切板32によって仕切られるとともに、冷気ダクト64の上部空間が仕切板33,34によって仕切られている。図7は、実施の形態4のラウンド型オープンショーケースの正面図であり、冷気ダクト64の空気の流れを概念的に示した図である。図7に示すように、本実施の形態では、冷気ダクト64において、側面12側の吹出口31へ冷気を送る通路と、冷気ダクト64の壁面に形成された複数の冷気吐出口66へ冷気を送る通路とを、独立して設けた構成としている。
図8は、図7における冷気ダクト64のB−B断面図である。図8に示すように、冷気ダクト64は、断面を略台形状に形成したものであり、商品陳列棚41〜43が設置される壁641a(以下、側壁641aという)と、壁641b,641cとを備えている。上述した冷気吐出口66は、商品陳列室40の空間に対応する高さ位置から横方向に向けて開口し、商品陳列室内に冷気を吐出させるものであり、側壁641aの両側部に設けてある。図8には明示されていないが、この冷気吐出口66は、側壁641aの両側部の上下に亘って複数個形成してある。
冷気ダクト64内には、上下方向に沿って2枚の仕切壁642,643が設けてある。この仕切壁642,643によって、冷気ダクト64は、上部吹出用冷気通路644と横吹出用冷気通路645,646とに仕切られた構成となっている。上部吹出用冷気通路644は、吹出口31に通じる通路であり、より詳細には、上述した冷気ダクト上端部64bを通じて側面12開口側の吹出口31に冷気を送る通路である。
一方、仕切壁642によって仕切られた横吹出用冷気通路645、及び、仕切壁643によって仕切られた横吹出用冷気通路646は、側壁641aの両側部に形成した複数の冷気吐出口66に通じる通路である。図7に示される冷気ダクト64内の破線部分は、本実施の形態における横吹出用冷気通路645,646の設置範囲を示したものである。すなわち、冷気ダクト64内の仕切壁642,643は、側面ダクト23の接続口付近から、最も上部に形成された冷気吐出口66(すなわち商品陳列棚42に対応する冷気吐出口66)付近の高さまで設置される。横吹出用冷気通路645,646の上端部は閉塞させてある。また、図8に示すように、冷気吐出口66の側方には、冷気吐出口66から吐出される冷気を側面12開口側に導く冷気案内板647,648が配設してある。本実施の形態では、冷気ダクト64を構成する壁641b,641cをダクト外部まで延設させる態様で、冷気案内板647,648を形成してある。
次に冷気ダクト64の空気の流れを説明する。図7に示すように、側面12開口側の吸込口21から吸い込まれた空気は、側面ダクト23に設置された冷却用熱交換器71によって冷却され、冷気ダクト64内に送られる。冷気ダクト64内に送られた冷気はダクト内を上昇し、仕切壁642,643によって仕切られた上部吹出用冷気通路644及び横吹出用冷気通路645,646に分配され、各通路内を上昇する。横吹出用冷気通路645,646を流通する冷気は、各商品陳列棚43,42に対応する複数の冷気吐出口66bから吐出される。一方、上部吹出用冷気通路64を上昇した冷気は、上述した冷気ダクト上端部64bを通じて側面12開口側の吹出口31から吹き出される。
以上説明したように、実施の形態4のラウンド型オープンショーケースでは、冷気ダクト64に仕切壁642,643を設けることにより、冷気ダクト64内において、冷気ダクト64上部の天蓋30に設けられた吹出口31に通じる上部吹出用冷気通路644と、冷気ダクト64の側壁641aに形成された冷気吐出口66bに通じる横吹出用冷気通路645,646とを独立して設けた構成とした。上記構成とした場合、吹出口31からの冷気の吹出しと冷気吐出口66からの冷気の吐出を同じ通路を通じて行う場合と比べて、吹出口31からの吹出しと、冷気吐出口66からの吐出のバランスが取り易くなり、冷却性能をさらに向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、冷却ダクト64内に仕切壁を設け、横吹出用冷気通路645,646を冷却ダクト64内に構成したが、これに限定されない。例えば、横吹出用冷気通路645,646と上部吹出用冷気通路644を別個に設け、これらの通路を完全に独立させた構成としてもよい。
本発明の実施の形態1におけるラウンド型オープンショーケースを概略的に示した概略正面図である。 本発明の実施の形態1におけるラウンド型オープンショーケースの側面を概略的に示した概略側断面図である。 本発明の実施の形態1におけるラウンド型オープンショーケースの平面を概略的に示した概略平断面図である。 図1に示した天蓋の実施の形態1を概略的に示した概略A−A断面図である。 図1に示した天蓋の実施の形態2を概略的に示した概略A−A断面図である。 図1に示した天蓋の実施の形態3を概略的に示した概略A−A断面図である。 本発明の実施の形態4におけるラウンド型オープンショーケースを概略的に示した正面図である。 図7に示した冷気ダクトのB−B断面図である。
符号の説明
10 本体キャビネット
11 前面
12 側面
13 後面
20 下部筐体
21 吸込口
22 前面用ダクト
23 側面用ダクト
24 後面用ダクト
30 天蓋
31 吹出口
31a,31b 隅角部
32〜36 仕切板
37 仕切部材
40 商品陳列室
41 商品陳列棚
50 側板
60 内部冷気循環ユニット
61,61a〜61c 冷気流路
62 送風ファン
63〜65 冷気ダクト
64a〜64c 上端部
66 冷気吐出口
70 温度調整ユニット
642,643 仕切壁
644 上部吹出用冷気通路
645,646 横吹出用冷気通路
647,648 空気案内板

Claims (6)

  1. 前面、後面および少なくとも1つの側面が開口して商品を陳列するための商品陳列室と前記商品陳列室の下方から上方に渡って形成される複数のダクトおよび前記前面、後面および側面の上側前方縁部に形成されて前記ダクトからの内部冷気を吹き出す吹出口を有して前記商品陳列室の内部および外部の間で冷却された内部冷気を循環させる内部冷気循環ユニットとを有したラウンド型オープンショーケースにおいて、
    前記内部冷気循環ユニットは、前記側面の上側前方縁部に形成された吹出口に通じる前記ダクトの上端部を3つの領域に仕切るとともに、前記仕切ったダクトの上端部から前記前面、側面および後面のうちのそれぞれ2面間の上側前方縁部に形成された吹出口の隅角部まで、または該隅角部近傍まで延設される仕切手段を備えたことを特徴とするラウンド型オープンショーケース。
  2. 前記仕切手段は、前記仕切ったダクトの上端部の3つの領域を前記前面、側面および後面の上側前方縁部に形成された吹出口にそれぞれ対応付けて別々の冷気流路を形成させることを特徴とする請求項1に記載のラウンド型オープンショーケース。
  3. 前記仕切手段は、前記側面の上側前方縁部に形成された吹出口に前記前面、側面および後面のうちのそれぞれ2面間の上側前方縁部に形成された吹出口の隅角部を含めて、前記仕切ったダクトの上端部から両隅角部まで、または該隅角部近傍まで延設されることを特徴とする請求項2に記載のラウンド型オープンショーケース。
  4. 前記仕切手段は、前記仕切ったダクトの上端部から吹き出された冷気を複数の流れに細分化して前記対応付けた吹出口に分配する仕切部材からなることを特徴とする請求項2に記載のラウンド型オープンショーケース。
  5. 前記商品陳列室の下方に設置され冷却用熱交換器を配置したダクトと、前記側面の上側前方縁部に形成された吹出口とを接続し、前記冷却用熱交換器と熱交換した冷気を前記吹出口に送る上部吹出用冷気通路と、
    前記商品陳列室の空間に対応する高さ位置から横方向に向けて開口する複数の冷気吐出口を備え、前記冷却用熱交換器と熱交換した冷気を前記冷気吐出口から前記商品陳列室内に吐出させる横吹出用冷気通路とを備え、
    前記上部吹出用冷気通路と前記横吹出用冷気通路とを独立して設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のラウンド型オープンショーケース。
  6. 前記横吹出用冷気通路を、前記上部吹出用冷気通路の内部に構成したことを特徴とする請求項5に記載のラウンド型オープンショーケース。
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