JP2002115951A - オープンショーケース - Google Patents

オープンショーケース

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JP2002115951A
JP2002115951A JP2000312369A JP2000312369A JP2002115951A JP 2002115951 A JP2002115951 A JP 2002115951A JP 2000312369 A JP2000312369 A JP 2000312369A JP 2000312369 A JP2000312369 A JP 2000312369A JP 2002115951 A JP2002115951 A JP 2002115951A
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duct
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partition plate
ceiling duct
ceiling
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Application number
JP2000312369A
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English (en)
Inventor
Yuki Ozeki
友樹 大関
Masaki Yano
雅樹 矢野
Kazuo Tetsukawa
和夫 鉄川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オープンショーケースにおける冷気吐出方式
を改良して、円滑でしかも乱れが生じ難い冷気の流れを
形成して、冷却性能を向上させる。 【解決手段】 断熱箱内に立設して設けた立設部4で形
成した吹き上げダクト18と、吹き上げダクトに連通し
た天井ダクト19と、天井ダクトに連通し、前貯蔵室、
後貯蔵室及び一側貯蔵室に冷気を吹き出す前後及び一側
面の各吐出口とを備え、吹き上げダクトを仕切る第1の
区画板21と、天井ダクトを前面吐出口に連通した前貯
蔵室側天井ダクト19A、後面吐出口に連通した後貯蔵
室側天井ダクト19B及び一側面吐出口に連通した側貯
蔵室側天井ダクト19Cとに仕切る第2の区画板22及
び第3の区画板23とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の面に開口を
有する断熱箱内に形成した貯蔵室内にダクトから冷気を
供給するオープンショーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種オープンショーケース
は、例えば特開平11−51541号公報に示される如
く、貯蔵室内に立設された内部中空の柱状部材内に上下
方向の吹き上げダクトを構成すると共に、この吹き上げ
ダクトから天井ダクトに向けて冷気を吹き上げ、この天
井ダクトに連通した吐出口より、貯蔵室の開口に冷気を
吹き出すもので、吹き上げダクトの上方に対応する位置
の天井ダクト内に、頂点を下方に向けた状態で、錐体形
状の風向部材を設けている。
【0003】これにより、吹き上げダクトを上昇する冷
気の流れを、天井ダクトに入ったところで風向部材の側
面に沿わせ、円滑に水平方向へ向きを変えさせて、吹き
上げダクトから天井ダクトに入る冷気の流れに乱れが生
じる不都合を効果的に解消し、円滑な冷気流を形成して
冷却効率の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、他の異
なる商品が陳列棚に載置されると、オープンショーケー
ス前下部の吸込口から吸い込む冷気の流れや吸込量が変
化し、これにより、吹き上げダクトを流れる冷気が変化
する。そのため、吹き上げダクトに前記風向部材が設け
てあっても、吐出口から吹き出す冷気の流れの乱れを解
消できず、吐出口において円滑な冷気の流れを形成する
ことができなかった。特に、三面又は四面に開口を有す
るオープンショーケースにおいては、隅部の陳列棚に載
置された商品に冷気が届き難いため、冷却性能が低下す
るので、商品を均一に冷却できるオープンショーケース
が要望されていた。
【0005】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、オープンショーケースに
おける冷気吐出方式を改良して、円滑でしかも乱れが生
じ難い冷気の流れを形成して、冷却性能を向上させたオ
ープンショーケースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明の請求項1のオープンショーケー
スは、隣接する複数の面に開口を有する断熱箱内に貯蔵
室を設け、前記断熱箱内に立設して設けた立設部で形成
した吹き上げダクトと、この吹き上げダクトに連通した
天井ダクトとを備えたものであって、前記吹き上げダク
トを複数の区画に仕切る区画板と、前記天井ダクトを複
数の区画に仕切る区画板とをそれぞれ設けたものである
ので、請求項1の発明によれば、区画板によって吹き上
げダクトが複数の区画に仕切られ、他の区画板によって
天井ダクトが複数の区画に仕切られることにより、前記
貯蔵室内を所定の冷気が流れるようになり、前記各吐出
口において確実な冷気の流れを形成することができる。
【0007】請求項2の発明のオープンショーケース
は、請求項1において、前記天井ダクトを複数の区画に
仕切る区画板の一端部は、天井ダクトの隅部に存するの
で、請求項2の発明によれば、区画板によって天井ダク
トの隅部にも冷気が誘導されて流れていくようになり、
貯蔵室の隅部に置かれた商品を効果的に冷却することが
できる。
【0008】請求項3の発明のオープンショーケース
は、前後及び一側面に開口を有する断熱箱内に前貯蔵
室、後貯蔵室及び一側貯蔵室を設け、前記断熱箱内に立
設して設けた立設部で形成した吹き上げダクトと、この
吹き上げダクトに連通した天井ダクトと、この天井ダク
トに連通し、前記各貯蔵室に冷気を吹き出す前後及び一
側面の各吐出口とを備えたものであって、前記吹き上げ
ダクトを仕切る第1の区画板と、前記天井ダクトを前面
吐出口に連通した前貯蔵室側天井ダクト、後面吐出口に
連通した後貯蔵室側天井ダクト及び一側面吐出口に連通
した側貯蔵室側天井ダクトとに仕切る第2の区画板及び
第3の区画板とを設けたものであるので、請求項3の発
明によれば、第1の区画板によって吹き上げダクトが仕
切られ、第2の区画板及び第3の区画板によって天井ダ
クトが前貯蔵室側天井ダクト、後貯蔵室側天井ダクト及
び側貯蔵室側天井ダクトとに仕切られることにより、こ
れらの各貯蔵室内を所定の冷気が流れるようになり、各
吐出口において確実な冷気の流れを形成することができ
る。
【0009】請求項4の発明のオープンショーケース
は、請求項3において、前記第2の区画板及び前記第3
の区画板の一端部は、それぞれ一側面側の貯蔵室の上方
に位置する天井ダクトの前後の隅部に存するので、請求
項4の発明によれば、一側面側の貯蔵室の上方に位置す
る天井ダクトの前後の隅部にも冷気が誘導されて流れて
いくようになり、貯蔵室の隅部に置かれた商品を効果的
に冷却することができる。
【0010】請求項5の発明のオープンショーケース
は、請求項3又は請求項4において、前記第2の区画板
及び第3の区画板は、前記第1の区画板にそれぞれ連続
して設けられているので、請求項5の発明によれば、吹
き上げダクトから前貯蔵室側天井ダクト、後貯蔵室側天
井ダクト及び側貯蔵室側天井ダクトに向かって冷気が円
滑に流れるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明を具備するオープンショーケ
ースの斜視図、図2は図1のオープンショーケースの正
面図、図3は図1のオープンショーケースの正面断面
図、図4は図1のオープンショーケースの側断面図、図
5は立設部付近を示す斜視図、図6は吹き上げダクト及
び天井ダクト付近を示す斜視図、図7は立設部下方を示
す平面図である。尚、棚板としてのガラス板を適宜省略
して図示する。
【0013】図1は、本発明を具備するショーケース1
を示し、スーパーマーケットなどの店舗内において冷凍
食品や生鮮食品を陳列販売するために使用されるもの
で、前後に略対称な外観を呈している。ここで、説明
上、図1における左手前を前面、右手前を右側面、右後
方を後面、左後方を左側面と称す。
【0014】このショーケース1は、図示しない台脚を
備えるベース2と、このベース2の上に設けられた断面
略コ字状の断熱壁3と、この断熱壁3の前後方向略中央
部でかつ左側に寄せて立設して設けられた立設部4と、
この立設部4の上方から前後及び右方に延在して設けら
れた庇状の天板5と、左側面に設けられたガラス側板6
とから構成されている。そして、断熱壁3は、前面側の
前断熱壁3Aと、底面の底断熱壁3Bと、後面側の後断
熱壁3Cと、右側面の側断熱壁3Dと、左側面の側断熱
壁3Eから成る。
【0015】底断熱壁3Bの上方には間隔を存して前底
板7A、後底板7B及び側底板7Cが設けられている。
前底板7Aの前端と前断熱壁3Aとの間及び後底板7B
の後端と後断熱壁3Cとの間には、それぞれ前吸込口8
A及び後吸込口8Bが形成され、同様に、側底板7Cの
右側端と側断熱壁3Dとの間、側底板7Cの前端と前断
熱壁3Aの間及び側底板7Cの後端と後断熱壁3Cとの
間には、略コ字状の側吸込口8Cが形成されている。
【0016】また、断熱壁3(前断熱壁3A、底断熱壁
3B、後断熱壁3C、側断熱壁3D及び側断熱壁3D)
と、前底板7A、後底板7B及び側底板7Cとによって
略囲まれて、下部ダクト16が形成されている。
【0017】前底板7Aの後端、後底板7Bの前端、ガ
ラス側板6及び側底板7Cの左端とで囲まれた部分に、
前仕切板9A、後仕切板9B、ガラス側板6及び側仕切
板9Cとによって前後左右が囲まれて、立設部4が立設
しており、冷気が通風する吹き上げダクト18が形成さ
れている。前仕切板9A、後仕切板9B及び側仕切板9
Cには、複数の前吐出孔10A、後吐出孔10B及び側
吐出孔10Cがそれぞれ設けられており、これにより、
立設部4内と、後述する前貯蔵室11A、後貯蔵室11
B及び側貯蔵室11Cとがそれぞれ連通している。
【0018】立設部4の下部には、フィンアンドチュー
ブ型の上冷却器12Aが設けられ、上冷却器12Aの下
方には、上冷却器12Aと共にショーケース1の冷却装
置の一部を構成するフィンアンドチューブ型の下冷却器
12Bが設置され、更に、この下冷却器12Bの前後及
び右側方に、前冷却ファン13A、後冷却ファン13B
及び側冷却ファン13Cがそれぞれ設置されている。
【0019】立設部4内には、上冷却器12Aの略中央
上端部から吹き上げダクト18上端まで鋼板製の第1の
区画板21が延在して設けられており、この吹き上げダ
クト18は、上冷却器12Aの略中央上端部から上方の
区間で左側の第1の区画24Aと右側の第2の区画24
Bとの2つの区画に仕切られている。
【0020】前仕切板9Aの上端から前方に延在して前
貯蔵室天板14Aが設けられ、後仕切板9Bの上端から
後方に延在して後貯蔵室天板14Bが設けられ、側仕切
板9Cの上端から右側方に延在して側貯蔵室天板14C
が設けられている。前貯蔵室天板14Aの前端の前方及
び後貯蔵室天板14Bの後端の後方には、それぞれ前吐
出口15A及び後吐出口15Bが形成されている。側貯
蔵室天板14Cの側端の側方、前端の前方及び後端の後
方には、略コ字状の側吸込口8Cに対向して略コ字状の
側吐出口15Cが形成されている。尚、前吐出口15
A、後吐出口15B及び側吐出口15Cの外側には、貯
蔵室11の商品を照らすための蛍光灯26が設置されて
いる。
【0021】そして、天板5の下面とこれら前貯蔵室天
板14A、後貯蔵室天板14B及び側貯蔵室天板14C
とで囲まれて略水平に天井ダクト19が設けられてい
る。
【0022】この天井ダクト19内には、第1の区画板
21の上端に連続して鋼板製の第2の区画板22と第3
の区画板23が設けられている。そして、第2の区画板
22の一端部は天井ダクト19の側方前方の隅部にまで
延在している。この位置は、立設部4の右端部4Aの略
前上方に相当する位置である。また、第3の区画板23
の一端部は、天井ダクト19の側方後方の隅部にまで延
在している。この位置は、立設部4の右端部4Aの略後
上方に相当する位置である。これにより、天井ダクト1
9内は、前吐出口15Aを有する前貯蔵室側天井ダクト
19A、後吐出口15Bを有する後貯蔵室側天井ダクト
19B及び側吐出口15Cを有する側貯蔵室側天井ダク
ト19Cの3つの区画に仕切られている。
【0023】そして、下部ダクト16と吹き上げダクト
18、吹き上げダクト18と天井ダクト19とは、それ
ぞれ吹き上げダクト18の下部と上部とで連通して、冷
気が通風するダクト20を形成している。
【0024】また、前底板7A、前仕切板9A及び前貯
蔵室天板14Aとの内側に、前面に開口する前貯蔵室1
1Aが構成され、後底板7B、後仕切板9B及び後貯蔵
室天板14Bとの内側に後面に開口する後貯蔵室11B
が構成されている。同様に、側底板7C、側仕切板9C
及び側貯蔵室天板14Cとの内側に側面に開口する側貯
蔵室11Cがそれぞれ構成されている。そして、これら
の前貯蔵室11A、後貯蔵室11B及び側貯蔵室11C
とにより三面に開口して商品を陳列する貯蔵室11が構
成される。ここで、側貯蔵室11Cは、側仕切板9Cの
側方のみならず、側底板7Cと側貯蔵室天板14Cとで
上下を囲まれ、かつ、側仕切板9Cの右側方前後の空間
も含まれるものである。
【0025】以上の構成により、図示しない圧縮機が運
転されると、それから吐出された高温冷媒は図示しない
凝縮器にて凝縮され、図示しない膨張弁にて絞られた
後、上冷却器12A及び下冷却器12Bに流入して蒸発
し、冷却作用を発揮した後、圧縮機に還流する。
【0026】前冷却ファン13Aによって前吸込口8A
から、後冷却ファン13Bによって後吸込口8Bから、
側冷却ファン13Cによって側吸込口8Cからそれぞれ
吸い込まれた冷気は、下部ダクト16において下冷却器
12Bと熱交換して通過した後合流する。その後、上冷
却器12Aと熱交換して、吹き上げダクト18内を上方
に吹き上げられる。そして、吹き上げダクト18内で
は、冷気は第1の区画板21により左側の第1の区画2
4Aと右側の第2の区画24Bとに分岐して流れる。左
側の第1の区画24Aに流入した冷気は、吹き上げダク
ト18上端にて前後に更に分かれ、前貯蔵室側天井ダク
ト19Aと後貯蔵室側天井ダクト19Bに分流する。
【0027】前貯蔵室側天井ダクト19Aに流入した冷
気は、第2の区画板22によって仕切られているため側
貯蔵室側天井ダクト19Cには流入せず、前吐出口15
Aから前吸込口8Aに向けて確実に吐出する。
【0028】また、後貯蔵室側天井ダクト19Bに流入
した冷気は、第3の区画板23によって仕切られている
ため側貯蔵室側天井ダクト19Cには流入せず、後吐出
口15Bから後吸込口8Bに向けて確実に吐出する。
【0029】一方、右側の第2の区画24Bに流入した
冷気は、吹き上げダクト18上端にて側貯蔵室側天井ダ
クト19Cに流入する。そして、側貯蔵室側天井ダクト
19Cに流入した冷気は、第2の区画板22及び第3の
区画板23によって仕切られているため前貯蔵室側天井
ダクト19A及び後貯蔵室側天井ダクト19Bには流入
せず、側吐出口15Cから側吸込口8Cに向けて確実に
吐出する。
【0030】しかも、天井ダクト19内に設けられた第
2の区画板22は、側方前方の隅部にまで延在し、第3
の区画板23は、側方後方の隅部にまで延在しているた
め、側貯蔵室側天井ダクト19C内の左方に流入した冷
気は、それぞれ第2の区画板22及び第3の区画板23
に沿って流れ、側貯蔵室11Cの側吐出口15Cの前後
の隅部に向かうため、隅部の冷気の供給が増加する。こ
れにより、通常冷却し難い隅部の陳列棚27に載置され
ている商品が効果的に冷却される。
【0031】また、第2の区画板22及び第3の区画板
23は、第1の区画板21の上端に連続して設けられて
いるので、第1の区画板21を通過した冷気を前記第2
の区画板22と前記第3の区画板23に冷気が更に円滑
に流れることになる。
【0032】その後、前吐出口15Aから前吸込口8A
に向けて吐出された冷気は、前吸込口8Aから吸い込ま
れて前冷却ファン13Aへと還流する。これによって、
前貯蔵室11Aの開口には、前冷気エアーカーテン17
Aが形成されて、前貯蔵室11A内は所定の温度に冷却
される。
【0033】同様に、後吐出口15Bから後吸込口8B
に向けて吐出された冷気は、後吸込口8Bから吸い込ま
れて後冷却ファン13Bへと還流する。これによって、
後貯蔵室11Bの開口には、後冷気エアーカーテン17
Bが形成されて、後貯蔵室11B内は所定の温度に冷却
される。
【0034】また、側吐出口15Cから側吸込口8Cに
向けて吐出された冷気は、側吸込口8Cから吸い込まれ
て側冷却ファン13Cへと還流する。これによって、側
貯蔵室11Cの開口には側冷気エアーカーテン17Cが
形成されて、側貯蔵室11C内は所定の温度に冷却され
る。
【0035】尚、この第1の区画板21の下端の位置を
左右に適宜移動して、第1の区画24Aと第2の区画2
4Bを通過する空気の割合を変化させることによって、
前貯蔵室11A、後貯蔵室11B及び側貯蔵室11Cの
いずれかを特に冷却することもできる。これによって、
例えば、前貯蔵室11A、後貯蔵室11B及び側貯蔵室
11Cを、例えば冷蔵向けや生鮮向け等の如き希望の温
度帯でそれぞれ冷却することも可能である。図3では、
第1の区画板21の下端は中央より少許左方に寄せてお
り、右側方をより強力に冷却して、側貯蔵室内11Cの
陳列棚27に載置している商品を前貯蔵室内11Aや後
貯蔵室内11Bの陳列棚27に載置している商品より低
温度で冷却することも可能である。
【0036】また、以上の実施の形態では、前後及び一
側面に開口を有するオープンショーケースについて説明
したが、隣接する二面に開口を有するオープンショーケ
ースについても、また、四面以上の開口を有するオープ
ンショーケースについても、本発明を実施することが可
能である。
【0037】更に、図示しないが、吹き上げダクト及び
天井ダクトに設ける区画板を適宜増加することによっ
て、吹き上げダクト及び天井ダクト内を流れる冷気を複
数の区画に分岐して流し、所定の吐出口から冷気を更に
確実に吐出させ、所定の陳列棚に載置された商品を均一
又は希望の温度帯にて強力に冷却することも可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、隣接する複数の面に開口を有する断熱箱内に貯蔵
室を設け、前記断熱箱内に立設して設けた立設部で形成
した吹き上げダクトと、この吹き上げダクトに連通した
天井ダクトとを備えたものであって、前記吹き上げダク
トを複数の区画に仕切る区画板と、前記天井ダクトを複
数の区画に仕切る区画板とをそれぞれ設けたものである
ので、区画板によって吹き上げダクトが複数の区画に仕
切られ、他の区画板によって天井ダクトが複数の区画に
仕切られることにより、前記貯蔵室内を所定の冷気が流
れるようになり、前記各吐出口において確実な冷気の流
れを形成することができる。
【0039】請求項2の発明によれば、請求項1に加え
て、前記天井ダクトを複数の区画に仕切る区画板の一端
部は、天井ダクトの隅部に存するので、区画板によって
天井ダクトの隅部にも冷気が誘導されて流れていくよう
になり、貯蔵室の隅部に置かれた商品を効果的に冷却す
ることができる。
【0040】請求項3の発明によれば、前後及び一側面
に開口を有する断熱箱内に前貯蔵室、後貯蔵室及び一側
貯蔵室を設け、前記断熱箱内に立設して設けた立設部で
形成した吹き上げダクトと、この吹き上げダクトに連通
した天井ダクトと、この天井ダクトに連通し、前記各貯
蔵室に冷気を吹き出す前後及び一側面の各吐出口とを備
えたものであって、前記吹き上げダクトを仕切る第1の
区画板と、前記天井ダクトを前面吐出口に連通した前貯
蔵室側天井ダクト、後面吐出口に連通した後貯蔵室側天
井ダクト及び一側面吐出口に連通した側貯蔵室側天井ダ
クトとに仕切る第2の区画板及び第3の区画板とを設け
たものであるので、第1の区画板によって吹き上げダク
トが仕切られ、第2の区画板及び第3の区画板によって
天井ダクトが前貯蔵室側天井ダクト、後貯蔵室側天井ダ
クト及び側貯蔵室側天井ダクトとに仕切られることによ
り、これらの各貯蔵室内を所定の冷気が流れるようにな
り、各吐出口において確実な冷気の流れを形成すること
ができる。
【0041】請求項4の発明によれば、請求項3に加え
て、前記第2の区画板及び前記第3の区画板の一端部
は、それぞれ一側面側の貯蔵室の上方に位置する天井ダ
クトの前後の隅部に存するので、一側面側の貯蔵室の上
方に位置する天井ダクトの前後の隅部にも冷気が誘導さ
れて流れていくようになり、貯蔵室の隅部に置かれた商
品を効果的に冷却することができる。
【0042】請求項5の発明によれば、請求項3又は請
求項4に加えて、前記第2の区画板及び第3の区画板
は、前記第1の区画板にそれぞれ連続して設けられてい
るので、吹き上げダクトから前貯蔵室側天井ダクト、後
貯蔵室側天井ダクト及び側貯蔵室側天井ダクトに向かっ
て冷気が円滑に流れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具備するオープンショーケースの斜視
図である。
【図2】図1のオープンショーケースの正面図である。
【図3】図1のオープンショーケースの正面断面図であ
る。
【図4】図1のオープンショーケースの側断面図であ
る。
【図5】立設ダクト付近を示す要部斜視図である。
【図6】立設ダクト及び天井ダクト付近を示す要部斜視
図である。
【図7】立設ダクト下方を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 4 立設部 16 下部ダクト 18 吹き上げダクト 19 天井ダクト 19A 前貯蔵室側天井ダクト 19B 後貯蔵室側天井ダクト 19C 側貯蔵室側天井ダクト 20 ダクト 21 第1の区画板 22 第2の区画板 23 第3の区画板 24A 第1の区画 24B 第2の区画

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する複数の面に開口を有する断熱箱
    内に貯蔵室を設け、前記断熱箱内に立設して設けた立設
    部で形成した吹き上げダクトと、この吹き上げダクトに
    連通した天井ダクトとを備えたオープンショーケースに
    おいて、前記吹き上げダクトを複数の区画に仕切る区画
    板と、前記天井ダクトを複数の区画に仕切る区画板とを
    それぞれ設けたことを特徴とするオープンショーケー
    ス。
  2. 【請求項2】 前記天井ダクトを複数の区画に仕切る区
    画板の一端部は、天井ダクトの隅部に存することを特徴
    とする請求項1のオープンショーケース。
  3. 【請求項3】 前後及び一側面に開口を有する断熱箱内
    に前貯蔵室、後貯蔵室及び一側貯蔵室を設け、前記断熱
    箱内に立設して設けた立設部で形成した吹き上げダクト
    と、この吹き上げダクトに連通した天井ダクトと、この
    天井ダクトに連通し、前記各貯蔵室に冷気を吹き出す前
    後及び一側面の各吐出口とを備えたオープンショーケー
    スにおいて、前記吹き上げダクトを仕切る第1の区画板
    と、前記天井ダクトを前面吐出口に連通した前貯蔵室側
    天井ダクト、後面吐出口に連通した後貯蔵室側天井ダク
    ト及び一側面吐出口に連通した側貯蔵室側天井ダクトと
    に仕切る第2の区画板及び第3の区画板とを設けたこと
    を特徴とするオープンショーケース。
  4. 【請求項4】 前記第2の区画板及び前記第3の区画板
    の一端部は、それぞれ一側面側の貯蔵室の上方に位置す
    る天井ダクトの前後の隅部に存することを特徴とする請
    求項3のオープンショーケース。
  5. 【請求項5】 前記第2の区画板及び第3の区画板は、
    前記第1の区画板にそれぞれ連続して設けられているこ
    とを特徴とする請求項3又は請求項4のオープンショー
    ケース。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149105A (ja) * 2006-11-22 2008-07-03 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd ラウンド型オープンショーケース

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JP2008149105A (ja) * 2006-11-22 2008-07-03 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd ラウンド型オープンショーケース

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