JPH11237158A - 冷蔵ショーケース - Google Patents

冷蔵ショーケース

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JPH11237158A
JPH11237158A JP3865898A JP3865898A JPH11237158A JP H11237158 A JPH11237158 A JP H11237158A JP 3865898 A JP3865898 A JP 3865898A JP 3865898 A JP3865898 A JP 3865898A JP H11237158 A JPH11237158 A JP H11237158A
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Akira Koseki
朗 古関
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陳列された商品を均一にむらなく冷却するこ
とができ、冷却効率の高い冷蔵ショーケースの提供。 【解決手段】 商品収容部12の下方を、第1の冷気通
路14aと、第2の冷気通路14aとに区画して、第1
の冷気通路14aと連通する下部冷気吸い込み口を設け
るとともに、第2の冷気通路14bと連通する下部冷気
吹き出し口を設け、商品収容部12に対して、下部冷気
吹き出し口から、冷気を吹き出して、商品収容部12に
陳列されている商品を冷却し、さらに、下部冷気吸い込
み口から、冷気を商品収容部の下方へと吸い込むことに
よって、冷気を商品間に循環させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デパートやスーパ
ーマーケット等で、果実、野菜等の生鮮食料品その他の
商品を陳列するのに使用される冷蔵ショーケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、デパートやスーパーマーケット
等の店舗内で、果実等の商品を陳列する冷蔵ショーケー
スは、来店客の目を引くように、商品を山積みし、ボリ
ューム感を演出する場合が多い。
【0003】図4は、従来の据え置き型の冷蔵ショーケ
ースを示す。基台(10)の上部に形成された下部冷気通路
(50)内には、ファン(51)および熱交換器(52)が配置され
ている。下部冷気通路(50)は、ショーケースの中央部
に、上方に立ち上がるようにして形成された上部冷気通
路(53)と連通されており、熱交換器(52)によって熱交換
された冷気は、ファン(51)によって上部冷気通路(53)へ
送られるようになっている。
【0004】上部冷気通路(53)を形成する左側壁(54)及
び右側壁(55)には、多数の冷気の吹き出し孔(56)が穿設
されており、左右の商品収容部(57)の先端部に形成され
た冷気吸い込み口(58)に向かって冷気を吹き出し、冷気
のエアカーテンを、商品収容部(57)の上部に形成するよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示すよ
うに、商品収容部(57)に、果実や野菜等の商品を山積み
にすると、下方の商品(59)に冷気が届きにくくなり、冷
えむらが生じる。また、山積みにされた上方の商品(60)
が、吹き出し孔(56)から吹き出される冷気を遮るため、
エアカーテンに乱れが生じ、冷却効率の低下を招くとい
う問題もある。
【0006】本発明は、従来の技術が有する上述のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、商品を山積みした場
合でも、商品を均一にむらなく冷却することができ、冷
却効率の高い冷蔵ショーケースを提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のようにし
て上記課題を解決している。 (1) 立設して形成された上部冷気通路の上部冷気吹き
出し口から、商品収容部の前部に形成された前部冷気吸
い込み口に向かって冷気を噴き出して、商品収容部に沿
ったエアカーテンを形成するようにした冷蔵ショーケー
スにおいて、前記商品収容部の底板に、下部冷気通路と
連通する下部冷気吹き出し口を設け、商品収容部に載置
された商品を、その下方から冷気を吹き出して冷却する
ようにする。
【0008】(2) 立設して形成された上部冷気通路の
上部冷気吹き出し口から、商品収容部の前部に形成され
た前部冷気吸い込み口に向かって冷気を噴き出して、商
品収容部に沿ったエアカーテンを形成するようにした冷
蔵ショーケースにおいて、冷気の吸い込み口を、前部冷
気吸い込み口に加えて、商品収容部の底板にも設ける。
【0009】(3) 立設して形成された上部冷気通路の
上部冷気吹き出し口から、商品収容部の前部に形成され
た前部冷気吸い込み口に向かって冷気を噴き出して、商
品収容部に沿ったエアカーテンを形成するようにした冷
蔵ショーケースにおいて、前記商品収容部の下方を、下
部冷気通路とし、この下部冷気通路を、熱交換前の冷気
が導入される第1の冷気通路と、熱交換後の冷気が導入
される第2の冷気通路とに区画し、商品収容部の底板に
は、前記第1の冷気通路と連通し、商品収容部の下面か
ら冷気を吸い込む下部冷気吸い込み口と、前記第2の冷
気通路と連通し、冷気を商品収容部の下面から上方へ吹
き出す下部冷気吹き出し口とを、それぞれ設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を、添付
図面を参照しながら説明する。
【0011】図1及び図2は、本実施形態の冷蔵ショー
ケースを示す。本実施形態の冷蔵ショーケースは、基台
(10)上のショーケース本体に、商品を陳列載置可能な商
品収容部(12)が形成され、この商品収容部(12)の底面の
やや上方には、商品を山積みして支持可能なスクリーン
(11)が、商品収容部(12)の開口面に沿って取り付けられ
ている。
【0012】スクリーン(11)は、表面に多数の簀の子状
の隙間を設けて形成されており、後述する下部冷気吹き
出し口から吹き出す冷気、又は下部冷気吸い込み口から
吸い込む冷気を、隙間を通して通過させることが可能と
なっている。図2に示すように、左右の商品収容部(12)
の底部の内側は、周囲がショーケース本体の壁面に囲ま
れた下部冷気通路(14)となっている。
【0013】下部冷気通路(14)の内部には、それぞれフ
ァン(16)および熱交換器(18)が配置され、熱交換器(18)
は、図示しないコンプレッサと接続されている。下部冷
気通路(14)の上方で、かつスクリーン(11)のやや下方に
は、商品収容部(12)の底板としてのトレイ(20)が取り付
けられている。
【0014】下部冷気通路(14)の左右方向のほぼ中央部
には、図2及び図3に示すように、仕切材(22)が取り付
けられている。この仕切材(22)は、トレイ(20)を商品収
容部(12)の上面に装着することによって、下部冷気通路
(14)を、第1の冷気通路(14a)と第2の冷気通路(14b)と
に区画している。
【0015】図3に示すように、トレイ(20)の表面に
は、下部冷気吸い込み口(20a)と、下部冷気吹き出し口
(20b)とが複数個穿設されている。下部冷気吸い込み口
(20a)は、第1の冷気通路(14a)と連通しており、スクリ
ーン(11)上の商品を冷却することによって、やや温度の
上昇した冷気を、スクリーン(11)の隙間を通して吸い込
む。さらに、第1の冷気通路(14a)に導入された冷気
は、熱交換器(18)を通って熱交換された後、第2の冷気
通路(14b)と、上方へ立ち上がる上部冷気通路(24)と
へ、導かれるようになっている。
【0016】下部冷気吹き出し口(20b)は、第2の冷気
通路(14b)と連通しており、熱交換器(18)による熱交換
後の冷気を、スクリーン(11)を通して商品収容部(12)に
向かって吹き出す。図2に示すように、上部冷気通路(2
4)には、上部冷気吹き出し口(26)が、複数個設けられて
おり、上部冷気通路(24)内に導入された冷気を、商品収
容部(12)の上面に沿って吹き出す。
【0017】上部冷気吹き出し口(26)から吹き出された
冷気は、商品収容部(12)の前部に形成された前部冷気吸
い込み口(28)に吸い込まれ、商品収容部(12)の上方にエ
アカーテンを形成する。
【0018】次に、上記のように構成した本実施形態の
冷蔵ショーケースの作用について説明する。
【0019】図2において、商品収容部(12)のスクリー
ン上に山積みして載置陳列されている商品を冷蔵する場
合、まず、上部冷気吹き出し口(26)から吹き出される冷
気により形成されるエアカーテンによって、外部との温
度差を保持するとともに、商品を冷却する。
【0020】一方、商品収容部(12)には、商品を山積み
しているために、この状態では、外側の商品について
は、十分に冷却することができるが、内側下方に載置さ
れている商品については、冷気が十分に行き亘らず、冷
え方にむらが生じる。そこで、トレイ(20)に形成されて
いる下部冷気吹き出し口(20b)から、商品の下方に向け
て吹き出される冷気によって商品を冷却する。
【0021】また、冷却後の冷気を、下部冷気吸い込み
口(20a)から、矢印に示すように吸い込むことによっ
て、冷気を載置されている商品間に導くようにしている
ので、冷気を商品の間に十分に行き亘らせることが可能
となる。これにより、商品を山積みした場合でも、すべ
ての商品をむらなく十分に冷却することができ、冷却効
率が向上する。
【0022】このように、本実施形態によれば、商品
を、商品収容部(12)の下方から吹き出される冷気によっ
て冷却するとともに、冷気を、商品間を通して商品収容
部(12)の下方へ導いて吸い込むようにしている。このた
め、載置されている商品全体に冷気を行き亘らせること
ができ、多くの商品を山積みした場合でも、各商品を十
分に冷却することができるようになる。
【0023】本実施形態では、商品収容部(12)が、ショ
ーケースの全周に亘って形成されている冷蔵ショーケー
スについて説明したが、これに限らず、片側のみに、又
は前後に、或いは、コーナ状に商品収容部が形成されて
いる冷蔵ショーケースに適用することも可能である。
【0024】商品収容部(12)の下方に、下部冷気吸い込
み口(20a)及び下部冷気吹き出し口(20b)の双方を設けて
いるが、いずれか一方を設けるようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 請求項1の発明によると、商品収容部の底板に、
下部冷気吹き出し口を設け、商品収容部に載置された商
品を、その下方から冷気を吹き出して冷却するようにし
ている。このため、商品収容部に陳列した商品を十分に
冷却することが可能となる。
【0026】(b) 請求項2の発明によると、冷気の吸
い込み口を、前部冷気吸い込み口に加えて、商品収容部
の底板にも設けているので、商品収容部において冷気を
十分に循環させることができるようになり、冷却効率が
向上する。
【0027】(c) 請求項3の発明によると、商品収容
部の下面から冷気を吸い込む下部冷気吸い込み口と、冷
気を商品収容部の下面から上方へ吹き出す下部冷気吹き
出し口とを、それぞれ設けている。このため、商品収容
部に載置されている商品に、十分に冷気を行き亘らせる
ことができるようになり、冷却効率の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷蔵ショーケースの一実施形態を
示す概略斜視図である。
【図2】図1の冷蔵ショーケースの縦断正面図である。
【図3】図1の冷蔵ショーケースの要部であるトレイ
(底板)を示す概略斜視図である。
【図4】従来の冷蔵ショーケースの縦断正面図である。
【符号の説明】
(10)基台 (11)スクリーン (12)商品収容部 (14)下部冷気通路 (14a)第1の冷気通路 (14b)第2の冷気通路 (16)ファン (18)熱交換器 (20)トレイ(底板) (20a)下部吸い込み口 (20b)下部吹き出し口 (22)仕切材 (24)上部冷気通路 (26)上部吹き出し口 (28)前部吸い込み口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設して形成された上部冷気通路の上部
    冷気吹き出し口から、商品収容部の前部に形成された前
    部冷気吸い込み口に向かって冷気を噴き出して、商品収
    容部に沿ったエアカーテンを形成するようにした冷蔵シ
    ョーケースにおいて、 前記商品収容部の底板に、下部冷気通路と連通する下部
    冷気吹き出し口を設け、商品収容部に載置された商品
    を、その下方から冷気を吹き出して冷却するようにした
    ことを特徴とする冷蔵ショーケース。
  2. 【請求項2】 立設して形成された上部冷気通路の上部
    冷気吹き出し口から、商品収容部の前部に形成された前
    部冷気吸い込み口に向かって冷気を噴き出して、商品収
    容部に沿ったエアカーテンを形成するようにした冷蔵シ
    ョーケースにおいて、 冷気の吸い込み口を、前部冷気吸い込み口に加えて、商
    品収容部の底板にも設けたことを特徴とする冷蔵ショー
    ケース。
  3. 【請求項3】 立設して形成された上部冷気通路の上部
    冷気吹き出し口から、商品収容部の前部に形成された前
    部冷気吸い込み口に向かって冷気を噴き出して、商品収
    容部に沿ったエアカーテンを形成するようにした冷蔵シ
    ョーケースにおいて、 前記商品収容部の下方を、下部冷気通路とし、この下部
    冷気通路を、熱交換前の冷気が導入される第1の冷気通
    路と、熱交換後の冷気が導入される第2の冷気通路とに
    区画し、商品収容部の底板には、前記第1の冷気通路と
    連通し、商品収容部の下面から冷気を吸い込む下部冷気
    吸い込み口と、前記第2の冷気通路と連通し、冷気を商
    品収容部の下面から上方へ吹き出す下部冷気吹き出し口
    とを、それぞれ設けたことを特徴とする冷蔵ショーケー
    ス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009041787A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Sanyo Electric Co Ltd オープンショーケース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009041787A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Sanyo Electric Co Ltd オープンショーケース

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