JP4015258B2 - 冷蔵ショーケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デパートやスーパーマーケット等で、果実、野菜等の生鮮食料品その他の商品を陳列するのに使用される冷蔵ショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デパートやスーパーマーケット等の店舗内で、果実等の商品を陳列する冷蔵ショーケースは、来店客の目を引くように、商品を山積みし、ボリューム感を演出する場合が多い。
【0003】
図4は、従来の据え置き型の冷蔵ショーケースを示す。基台(10)の上部に形成された下部冷気通路(50)内には、ファン(51)および熱交換器(52)が配置されている。下部冷気通路(50)は、ショーケースの中央部に、上方に立ち上がるようにして形成された上部冷気通路(53)と連通されており、熱交換器(52)によって熱交換された冷気は、ファン(51)によって上部冷気通路(53)へ送られるようになっている。
【0004】
上部冷気通路(53)を形成する左側壁(54)及び右側壁(55)には、多数の冷気の吹き出し孔(56)が穿設されており、左右の商品収容部(57)の先端部に形成された冷気吸い込み口(58)に向かって冷気を吹き出し、冷気のエアカーテンを、商品収容部(57)の上部に形成するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図4に示すように、商品収容部(57)に、果実や野菜等の商品を山積みにすると、下方の商品(59)に冷気が届きにくくなり、冷えむらが生じる。
また、山積みにされた上方の商品(60)が、吹き出し孔(56)から吹き出される冷気を遮るため、エアカーテンに乱れが生じ、冷却効率の低下を招くという問題もある。
【0006】
本発明は、従来の技術が有する上述のような問題点に鑑みてなされたもので、商品を山積みした場合でも、商品を均一にむらなく冷却することができ、冷却効率の高い冷蔵ショーケースを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、商品収容部を有するショーケース本体に立設して形成された上部冷気通路の上部冷気吹き出し口から、商品収容部の前部に形成された前部冷気吸い込み口に向かって冷気を噴き出して、商品収容部に沿ったエアカーテンを形成するとともに、前記前部冷気吸い込み口より吸い込んだ冷気を、商品収容部の下方に形成した下部冷気通路に配設したファンと熱交換器とを通して冷却し、前記上部冷気通路に循環させるようにした冷蔵ショーケースにおいて、前記下部冷気通路における熱交換器の上面と、商品収容部における底板の中間部下面との間に仕切板を設け、この仕切板を境に、前記底板の下方に、熱交換前の冷気が導入される第1の冷気通路と、熱交換後の冷気が導入される第2の冷気通路とを形成し、前記底板における第1の冷気通路の上方部に、第1の冷気通路と連通し、商品収容部の下面から冷気を吸い込む下部冷気吸い込み口を、また前記底板における第2の冷気通路の上方部に、第2の冷気通路と連通し、冷気を商品収容部の下面から上方へ吹き出す下部冷気吹き出し口を、それぞれ設けることにより解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。
【0009】
図1及び図2は、本実施形態の冷蔵ショーケースを示す。本実施形態の冷蔵ショーケースは、基台(10)上のショーケース本体に、商品を陳列載置可能な商品収容部(12)が形成され、この商品収容部(12)の底面のやや上方には、商品を山積みして支持可能なスクリーン(11)が、商品収容部(12)の開口面に沿って取り付けられている。
【0010】
スクリーン(11)は、表面に多数の簀の子状の隙間を設けて形成されており、後述する下部冷気吹き出し口から吹き出す冷気、又は下部冷気吸い込み口から吸い込む冷気を、隙間を通して通過させることが可能となっている。
図2に示すように、左右の商品収容部(12)の底部の内側は、周囲がショーケース本体の壁面に囲まれた下部冷気通路(14)となっている。
【0011】
下部冷気通路(14)の内部には、それぞれファン(16)および熱交換器(18)が配置され、熱交換器(18)は、図示しないコンプレッサと接続されている。下部冷気通路(14)の上方で、かつスクリーン(11)のやや下方には、商品収容部(12)の底板としてのトレイ(20)が取り付けられている。
【0012】
下部冷気通路(14)の左右方向のほぼ中央部には、図2及び図3に示すように、仕切材(22)が取り付けられている。この仕切材(22)は、トレイ(20)を商品収容部(12)の上面に装着することによって、下部冷気通路(14)を、第1の冷気通路(14a)と第2の冷気通路(14b)とに区画している。
【0013】
図3に示すように、トレイ(20)の表面には、下部冷気吸い込み口(20a)と、下部冷気吹き出し口(20b)とが複数個穿設されている。下部冷気吸い込み口(20a)は、第1の冷気通路(14a)と連通しており、スクリーン(11)上の商品を冷却することによって、やや温度の上昇した冷気を、スクリーン(11)の隙間を通して吸い込む。さらに、第1の冷気通路(14a)に導入された冷気は、熱交換器(18)を通って熱交換された後、第2の冷気通路(14b)と、上方へ立ち上がる上部冷気通路(24)とへ、導かれるようになっている。
【0014】
下部冷気吹き出し口(20b)は、第2の冷気通路(14b)と連通しており、熱交換器(18)による熱交換後の冷気を、スクリーン(11)を通して商品収容部(12)に向かって吹き出す。図2に示すように、上部冷気通路(24)には、上部冷気吹き出し口(26)が、複数個設けられており、上部冷気通路(24)内に導入された冷気を、商品収容部(12)の上面に沿って吹き出す。
【0015】
上部冷気吹き出し口(26)から吹き出された冷気は、商品収容部(12)の前部に形成された前部冷気吸い込み口(28)に吸い込まれ、商品収容部(12)の上方にエアカーテンを形成する。
【0016】
次に、上記のように構成した本実施形態の冷蔵ショーケースの作用について説明する。
【0017】
図2において、商品収容部(12)のスクリーン上に山積みして載置陳列されている商品を冷蔵する場合、まず、上部冷気吹き出し口(26)から吹き出される冷気により形成されるエアカーテンによって、外部との温度差を保持するとともに、商品を冷却する。
【0018】
一方、商品収容部(12)には、商品を山積みしているために、この状態では、外側の商品については、十分に冷却することができるが、内側下方に載置されている商品については、冷気が十分に行き亘らず、冷え方にむらが生じる。そこで、トレイ(20)に形成されている下部冷気吹き出し口(20b)から、商品の下方に向けて吹き出される冷気によって商品を冷却する。
【0019】
また、冷却後の冷気を、下部冷気吸い込み口(20a)から、矢印に示すように吸い込むことによって、冷気を載置されている商品間に導くようにしているので、冷気を商品の間に十分に行き亘らせることが可能となる。これにより、商品を山積みした場合でも、すべての商品をむらなく十分に冷却することができ、冷却効率が向上する。
【0020】
このように、本実施形態によれば、商品を、商品収容部(12)の下方から吹き出される冷気によって冷却するとともに、冷気を、商品間を通して商品収容部(12)の下方へ導いて吸い込むようにしている。このため、載置されている商品全体に冷気を行き亘らせることができ、多くの商品を山積みした場合でも、各商品を十分に冷却することができるようになる。
【0021】
本実施形態では、商品収容部(12)が、ショーケースの全周に亘って形成されている冷蔵ショーケースについて説明したが、これに限らず、片側のみに、又は前後に、或いは、コーナ状に商品収容部が形成されている冷蔵ショーケースに適用することも可能である。
【0022】
商品収容部(12)の下方に、下部冷気吸い込み口(20a)及び下部冷気吹き出し口(20b)の双方を設けているが、いずれか一方を設けるようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明によると、下部冷気通路における熱交換器の上面と、商品収容部における底板の中間部下面との間に仕切板を設け、この仕切板を境に、前記底板の下方に、熱交換前の冷気が導入される第1の冷気通路と、熱交換後の冷気が導入される第2の冷気通路とを形成し、前記底板における第1の冷気通路の上方部に、第1の冷気通路と連通し、商品収容部の下面から冷気を吸い込む下部冷気吸い込み口を、また前記底板における第2の冷気通路の上方部に、第2の冷気通路と連通し、冷気を商品収容部の下面から上方へ吹き出す下部冷気吹き出し口を、それぞれ設けてあるので、商品収容部に載置されている商品に、十分に冷気を行き亘らせることができるようになり、冷却効率の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る冷蔵ショーケースの一実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】 図1の冷蔵ショーケースの縦断正面図である。
【図3】 図1の冷蔵ショーケースの要部であるトレイ(底板)を示す概略斜視図である。
【図4】 従来の冷蔵ショーケースの縦断正面図である。
【符号の説明】
(10)基台
(11)スクリーン
(12)商品収容部
(14)下部冷気通路
(14a)第1の冷気通路
(14b)第2の冷気通路
(16)ファン
(18)熱交換器
(20)トレイ(底板)
(20a)下部吸い込み口
(20b)下部吹き出し口
(22)仕切材
(24)上部冷気通路
(26)上部吹き出し口
(28)前部吸い込み口
Claims (1)
- 商品収容部を有するショーケース本体に立設して形成された上部冷気通路の上部冷気吹き出し口から、商品収容部の前部に形成された前部冷気吸い込み口に向かって冷気を噴き出して、商品収容部に沿ったエアカーテンを形成するとともに、前記前部冷気吸い込み口より吸い込んだ冷気を、商品収容部の下方に形成した下部冷気通路に配設したファンと熱交換器とを通して冷却し、前記上部冷気通路に循環させるようにした冷蔵ショーケースにおいて、
前記下部冷気通路における熱交換器の上面と、商品収容部における底板の中間部下面との間に仕切板を設け、この仕切板を境に、前記底板の下方に、熱交換前の冷気が導入される第1の冷気通路と、熱交換後の冷気が導入される第2の冷気通路とを形成し、前記底板における第1の冷気通路の上方部に、第1の冷気通路と連通し、商品収容部の下面から冷気を吸い込む下部冷気吸い込み口を、また前記底板における第2の冷気通路の上方部に、第2の冷気通路と連通し、冷気を商品収容部の下面から上方へ吹き出す下部冷気吹き出し口を、それぞれ設けたことを特徴とする冷蔵ショーケース。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP03865898A JP4015258B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 冷蔵ショーケース |
Applications Claiming Priority (1)
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JP03865898A JP4015258B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 冷蔵ショーケース |
Publications (2)
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JPH11237158A JPH11237158A (ja) | 1999-08-31 |
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Family Applications (1)
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JP03865898A Expired - Fee Related JP4015258B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 冷蔵ショーケース |
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JP5322411B2 (ja) * | 2007-08-06 | 2013-10-23 | 三洋電機株式会社 | オープンショーケース |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP03865898A patent/JP4015258B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11237158A (ja) | 1999-08-31 |
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