JP3837251B2 - オープンショーケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生鮮食品を冷却保存して、その鮮度を良好な状態で陳列するオープンショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4及び図5に示すように、上面に開口を備えた平型のオープンショーケース10では、冷気通路11内に設置された送風機12の作動によって、前縁部13及び14に形成された吸込口15から冷気a(空気)が吸引され、この冷気aは、冷気通路11内に設置された冷却器16の作用で冷却され、後縁部17に形成された吹出口18から上記冷気aを庫内19へ吹き出す。これにより、吹出口18と吸込口15との間に冷気aによるエアーカーテンbが形成されて、庫内19に収容された生鮮食品が冷却されると共に外気温度から保護される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなオープンショーケース10では、前縁部13及び14にて形成されるコーナ部20にも単一の吹出口18から冷気aが供給されることになるが、この吹出口18は、前縁部13及び14に形成される吸込口15に比べ、開口面積が極端に小さい。このため、コーナ部20に至る冷気aの量が少なく、コーナ部20における冷却性能が低下してしまうという問題点がある。
【0004】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、前縁部のコーナ部における冷却性能を向上させることができるオープンショーケースを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、後縁部から前縁部にわたってエアカーテンが形成されて、内部に収容された物品を冷却するとともに、外気温度から上記物品を保護するオープンショーケースにおいて、このオープンショーケースは、他のオープンショーケースと長辺側の後縁部及び短辺側の後縁部同士を互いに突き合わせて接合され、上記長辺側の後縁部が上記長辺側の前縁部よりも高位置に設定され、他のオープンショーケースが隣接しないコーナ部の両側に位置する長辺側の前縁部の一部及び短辺側の前縁部と、長辺側の後縁部の上記コーナ部から離れた部分とに、冷気の吹出口がともに形成され、長辺側の前縁部の上記コーナ部から離れた部分に冷気の吸込口が形成されたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項1に記載の発明には、次の作用がある。
【0010】
前縁部には、コーナ部を形成する両側に冷気の吹出口が形成されたことから、前縁部のコーナ部へ吹出口から冷気が多量に供給されて、前縁部のコーナ部における冷却性能をより一層向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0012】
図1は、本発明に係るオープンショーケースの一実施の形態から構成されるショーケースユニットを示す平面図である。
【0013】
この図1に示すように、平型のオープンショーケース30は、野菜、果物、鮮魚または精肉などの物品としての生鮮食品を冷却状態で収容して、その鮮度を良好に維持させるものである。これらの対称形状のオープンショーケース30が複数個、例えば4個、各オープンショーケース30の同一形状の後縁部31、32同士を突き合わせて接合させることによりショーケースユニット29が構成される。ここで、後縁部31は長辺側の後縁部であり、後縁部32は短辺側の後縁部である。
【0014】
各オープンショーケース30は、図2(B)及び図3(B)に示すように、上面開口の断熱箱体33を備える。この断熱箱体33の内側に間隔を設けて仕切板34が配置され、この仕切板34と断熱箱体33との間に冷気通路35が形成される。冷気通路35には、図2(A)及び(B)に示すように、冷却器用送風機36、37及び冷却器38、39が配置されている。
【0015】
冷却器用送風機36と冷却器38が隣接配置され、冷却器用送風機37と冷却器39が隣接配置される。冷却器用送風機36は、オープンショーケース30の長辺側の前縁部41に対向して配置され、また、冷却器用送風機37は、オープンショーケース30の短辺側の前縁部42に対向して配置される。冷却器用送風機36は、前縁部41側から冷却器38へ向かって冷気A(空気)を送風可能とし、冷却器用送風機37は冷却器39から前縁部42、及び前縁部41のコーナ部44近傍部分へ冷気Aを送風可能とする。ここで、コーナ部44は、前縁部41と42との交差部において形成されるコーナ部である。
【0016】
図2(B)及び図3(B)に示すように、上記仕切板34の内側空間上方には、棚板40が掛け渡され、この棚板40は、オープンショーケース30の前縁部41及び42側が低くなるように傾斜して設けられる。この棚板40上に生鮮食品が配置される。それ故、仕切板34の内側空間における棚板40上方空間がオープンショーケース30の庫内43となる。
【0017】
図3(A)及び(B)に示すように、オープンショーケース30の前縁部41においては、コーナ部44から離れた後縁部32側の領域に、冷気Aの吸込口45が形成される。また、オープンショーケース30の後縁部31における後縁部32側の領域に吹出口46が形成される。更に、前縁部41及び42におけるコーナ部44の両側近傍部分、つまり前縁部41のコーナ部44近傍領域と前縁部41の全領域とに、冷気Aの吹出口47、48がそれぞれ形成される。
【0018】
このオープンショーケース30では、後縁部31及び32のうち、吹出口46に対応する部分が最も高い位置に設定され、前縁部41及び42がともに最も低い同一位置に設定される。上記庫内43は、上記最も高い位置から上記最も低い位置へ向かって傾斜して構成される。
【0019】
上述のオープンショーケース30では、庫内43内の冷気A(空気)が吸込口45を通じて冷気通路35内へ吸い込まれる。冷気Aは、図2(A)に示すように、冷気通路35内で、冷却器用送風機36にて冷却器38へ圧送されて冷却され吹出口46へ向かうと共に、冷却器用送風機37に導かれて冷却器39を経て冷却され、吹出口47及び48へ向かう。図3(A)及び(B)に示すように、吹出口46、47及び48から吹き出された冷気Aは、庫内43の上部にエアカーテンBを形成し、再び吸込口45に吸い込まれて冷気通路35内へ導入され循環する。
【0020】
尚、オープンショーケース30には、断熱箱体33の下部に、圧縮機及び凝縮機などを備えてなるコンデンシングユニット49が配置されている。このコンデンシングユニット49の各種機器は、前記冷却器38及び39と冷媒配管を用いて接続されて、冷凍サイクルを構成している。
【0021】
従って、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼及び▲2▼を奏する。
【0022】
▲1▼前縁部41、42には、コーナ部44を形成する両側に冷気Aの吹出口47、48が形成されたことから、前縁部41、42のコーナ部44へ、これらの吹出口47、48から冷気Aが多量に確実に供給されて、前縁部41、42のコーナ部44における冷却性能を向上させることができる。
【0023】
▲2▼後縁部31における吹出口46に対応する部分が前縁部41及び42よりも高位置に有り、低位置にある前縁部41、42にはコーナ部44を含む領域のみ(つまり、前縁部41のコーナ部44近傍と前縁部42全領域)に吹出口47、48がそれぞれ形成されたことから、高位置にある吹出口46からも冷気Aが吹き出されることによって、庫内43の全体における冷却性能を良好に確保することができる。
【0024】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0025】
例えば、上記実施の形態では、前縁部41のコーナ部44近傍領域と前縁部42全領域とにそれぞれ吹出口47、48が形成されるものを述べたが、これらのいずれか一方のみ、例えば吹出口48のみが形成されていても良い。この場合、前縁部41のコーナ部44近傍領域を、吸込口45と同様な吸込口としても良いが、冷気Aのショートサイクル防止の観点から吸込口を設けなくても良い。反対に、前縁部41のコーナ部44近傍領域に吹出口47を形成し、前縁部42の全領域に、または前縁部42のコーナ部44近傍を除く領域に、吸込口45と同様な吸込口を設けても良い。また、コーナー部44に吹出口を設けても良い。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るオープンショーケースによれば、後縁部が前縁部よりも高位置に設定され、上記後縁部と、上記前縁部のコーナ部近傍部分とに冷気の吹出口がともに形成され、上記前縁部の他の部分に冷気の吸込口が形成されたことから、前縁部のコーナ部における冷却性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオープンショーケースの一実施の形態から構成されるショーケースユニットを示す平面図である。
【図2】図1のオープンショーケースにおける冷気通路内を流れる冷気の流れを示し、図2(A)は、図2(B)のIIA矢視、図2(B)は、図2(A)のIIB−IIB線に沿う断面図である。
【図3】図1のオープンショーケースにおける庫内を流れる冷気の流れを示し、図3(A)は、図3(B)のIIIA矢視平面図であり、図3(B)は図3(A)のIIIB−IIIB線に沿う断面図である。
【図4】従来のオープンショーケースにおける冷気通路内を流れる冷気の流れを示し、図4(A)は図4(B)のIVA矢視平面図であり、図4(B)は図4(A)のIVB−IVB線に沿う断面図である。
【図5】従来のオープンショーケースにおける庫内を流れる冷気の流れを示し、図5(A)は、図5(B)のVA矢視平面図であり、図5(B)は図5(A)のVB−VB線に沿う断面図である。
【符号の説明】
30 オープンショーケース
31、32 後縁部
41、42 前縁部
43 庫内
44 コーナ部
45 吸込口
46、47、48 吹出口
A 冷気
B エアカーテン
Claims (1)
- 後縁部から前縁部にわたってエアカーテンが形成されて、内部に収容された物品を冷却するとともに、外気温度から上記物品を保護するオープンショーケースにおいて、
このオープンショーケースは、他のオープンショーケースと長辺側の後縁部及び短辺側の後縁部同士を互いに突き合わせて接合され、上記長辺側の後縁部が上記長辺側の前縁部よりも高位置に設定され、他のオープンショーケースが隣接しないコーナ部の両側に位置する長辺側の前縁部の一部及び短辺側の前縁部と、長辺側の後縁部の上記コーナ部から離れた部分とに、冷気の吹出口がともに形成され、長辺側の前縁部の上記コーナ部から離れた部分に冷気の吸込口が形成されたことを特徴とするオープンショーケース。
Priority Applications (1)
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JP02028199A JP3837251B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | オープンショーケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02028199A JP3837251B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | オープンショーケース |
Publications (2)
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JP2000220945A JP2000220945A (ja) | 2000-08-08 |
JP3837251B2 true JP3837251B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=12022798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02028199A Expired - Lifetime JP3837251B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | オープンショーケース |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
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JP2006162118A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Okamura Corp | 冷蔵オープンショーケース |
JP5322411B2 (ja) * | 2007-08-06 | 2013-10-23 | 三洋電機株式会社 | オープンショーケース |
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1999
- 1999-01-28 JP JP02028199A patent/JP3837251B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000220945A (ja) | 2000-08-08 |
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