JP3714085B2 - 保温保冷配膳車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給食が実施される病院等の施設内において、食材を運搬して配膳するのに用いられる保温保冷配膳車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
給食を実施する施設、例えば、病院等の施設においては、配膳車を用いて給食となる食材を病室の各患者のもとへ運搬している。配膳車としては、台車上に棚を設け、該棚上に複数の食材トレーを載せるようにしたものが、一般に多く用いられている。又、最近では、医療環境の質的向上を図るため、病院給食においても、患者のもとへ届けられる給食を、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく保ったままで、運搬することができるようにした保温保冷配膳車が用いられるようになってきている。このような保温保冷配膳車として、例えば、特開平9−154640号公報に示されるものが知られている。
【0003】
該保温保冷配膳車は、図17に示す如く、走行自在な台車1上に側面が開口した収納箱体2を設け、該収納箱体2の開口に開閉扉3を設け、同収納箱体2の内部スペースを縦仕切体4にて温蔵室5と冷蔵室6とに仕切り、該温蔵室5及び冷蔵室6に前記開口から出し入れ自在な食材トレー7を上下複数段にして配設してなる。この場合、収納箱体2は進行方向の前後及び中央に、温蔵室5及び冷蔵室6の外側に位置する外側壁部11を有し、該収納箱体2の内部スペースが前後二つの収納スペースに区分されている。更に、両収納スペース各々の中程には縦仕切体4が配置立設され、該両収納スペースはその各々で温蔵室5と冷蔵室6とに仕切られている。
【0004】
又、台車1の下側には複数の転動車12が配設されて、各転動車12で支持される同台車1は走行自在となっている。そして、台車1上に前記収納箱体2が載置され、該収納箱体2は同台車1と共に搬送される。又、食材トレー7は収納箱体2内の温蔵室5と冷蔵室6とに跨がって一体に形成されており、この場合、前記縦仕切体4に形成されるスリット15に、同食材トレー7の中程部分が抜き差し自在に挿入係合される。又、開閉扉3は折り畳み扉であり、前記収納箱体2の開口に両側へ折り畳み開閉されるよう対にして配設されている。ここでは、両開閉扉3が温蔵室5と冷蔵室6とでなる両収納スペースの開口を各々で開閉する。
【0005】
したがって、該保温保冷配膳車においては、食材を温かいものと冷たいものとに分けて同じ食材トレー7上に盛り付けることができ、該食材トレー7を複数段にして収納箱体2内に収容配設することもできる。この場合、開閉扉3は閉じられていて、温かい食材を温蔵室5内、冷たい食材を冷蔵室6内で、各々適温に保って収容し運搬することができる。しかも、その際、台車1と共に収納箱体2を走行させて、多くの食材トレー7をまとめて搬送することができる。又、各配膳先では、開閉扉3を開けて食材トレー7を順次に取り出し、容易に配膳作業を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、配膳先毎で開閉扉3が開けられるものであり、その度に、収納箱体2の上下方向にわたって開放された開口を通じて熱は逃げたり侵入したりする。そのため、配膳先で食材トレー7を取り出しているか或いは取り出し終わった段については支障ないが、上下複数段あるうち他の段については、熱が逃げたり侵入したりすると問題を生じる。すなわち、開閉扉3が開けられる度に、他の段に配設されている食材トレー7上で、温かい食材が冷めたり、冷たい食材が温まったりして、各食材は適温で保たれなくなり、適切な配膳を行えなくなってしまうという問題が発生していた。
【0007】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、その課題は、開閉扉を開け、ある段の食材トレーを取り出している際に、他の段での熱の逃げや侵入が防止され、各段に配設される食材トレー上の食材を確実に保温及び保冷することができる保温保冷配膳車を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の保温保冷配膳車は、走行自在な台車上に側面が開口した収納箱体を設け、該収納箱体の開口に開閉扉を設け、同収納箱体の内部スペースを縦仕切体にて温蔵室と冷蔵室とに仕切り、該温蔵室及び冷蔵室に前記開口から出し入れ自在な食材トレーを上下複数段にして配設してなる保温保冷配膳車であって、開閉扉が開いている際に、収納箱体の開口を覆うエアーカーテンが形成されるよう、温蔵室及び冷蔵室の各々にエアー吹出口を配設してなる。
【0009】
したがって、この場合、食材トレーを複数段にして収納箱体内に収容することができ、その際、開閉扉を閉じておいて、温かい食材は温蔵室内、冷たい食材は冷蔵室内で各々適温に保って収容し運搬することができる。しかも、台車と共に収納箱体を走行させて、多くの食材トレーをまとめて搬送することができ、各配膳先では、開閉扉を開けて食材トレーを順次に取り出し、容易に配膳作業を行うことができる。
【0010】
更に、開閉扉が開いている際には、収納箱体の開口を覆うエアーカーテンが形成されて、該開口を通じての熱の逃げや侵入は防止され、開閉扉開時の熱リークが削減される。その際、温蔵室及び冷蔵室の各々に配設されるエアー吹出口からエアーが吹き出され、各別にエアーカーテンが形成されることで、同温蔵室と冷蔵室との間での熱移動も抑制される。そのため、エアーカーテンによって食材トレーを取り出すときの熱の逃げや侵入が確実に防止され、上下複数段にして配設される各食材トレー上の食材を、確実に保温及び保冷することができる。
【0011】
更に、この保温保冷配膳車は、各エアー吹出口と対応するエアー吸込口を温蔵室及び冷蔵室の各々に配設し、該エアー吸込口から同エアー吹出口へとエアーを返送循環させる通気路を形成したことを特徴としている。
【0012】
したがって、この場合は特に、温蔵室及び冷蔵室の各々で、エアー吹出口からエアー吸込口へとスムーズに流れるエアーによって、エアーカーテンが各別にして確実に形成される。その際、通気路を通じてエアー吸込口からエアー吹出口へとエアーが返送循環されて、収納箱体内には外気が導入されない。そのため、外気温の影響を受けることなく、より確実に保温及び保冷することができ、食品衛生的にも好ましい保管状態となる。
【0013】
本発明の請求項2記載の保温保冷配膳車は、上記請求項1記載の保温保冷配膳車において、温蔵室及び冷蔵室の各外側壁部内に通気路を配設形成し、同温蔵室側と冷蔵室側とで各別にエアーが循環されるようになしたことを特徴とする。
【0014】
したがって、この場合は特に、温蔵室側と冷蔵室側とで各別にエアーが循環されるに際し、同温蔵室及び冷蔵室の各外側壁部内に配設形成される通気路をエアーは流れ、該両側の外側壁部で室内外の断熱が図られて、より確実に保温及び保冷することができる。
【0015】
更に、この保温保冷配膳車では、上記の保温保冷配膳車において、開閉扉が閉じている際にも、エアー吹出口からエアーが吹き出されて同開閉扉の内面に沿うエアーカーテンが形成されるようになすことも好ましい。
【0016】
したがって、この場合は特に、開閉扉が閉じている際にも、該開閉扉の内面に沿うエアーカーテンは形成されて、同開閉扉で閉じられている収納箱体の開口での断熱性能が向上され、開閉扉開閉時共に熱リークは削減されて、より確実に保温及び保冷することができる。
【0017】
本発明の請求項3記載の保温保冷配膳車は、上記請求項1記載の保温保冷配膳車において、上下複数段にして配設される食材トレーの各段毎で対応するよう、上下複数のエアー吹出口を配設したことを特徴とする。
【0018】
したがって、この場合は特に、上下複数段にして配設される食材トレーの各段毎で対応するよう、上下複数のエアー吹出口から各々エアーが吹き出されることで、同各段毎では各別にエアーカーテンが形成されて、該各別のエアーカーテンは均等で安定的なものとなる。
【0019】
また、この保温保冷配膳車において、開閉扉が開いている際にのみ、エアー吹出口からエアーが吹き出されてエアーカーテンが形成されるようになすことも好ましい。
【0020】
したがって、この場合は特に、開閉扉が開いている際にのみエアーカーテンは形成され、同開閉扉が閉じている際には、エアー吹出口からエアーが吹き出されることはなくて、該エアーの吹出動作が最低限必要な開閉扉開時にのみ効率的に行われ、同エアーを吹き出す動力は削減される。
【0021】
また、この保温保冷配膳車において、食材トレーが取り出されて存在しない段については、該段に対応するエアー吹出口が閉じられるようになすことも好ましい。
【0022】
したがって、この場合は特に、食材トレーが取り出されて存在しない段については、該段に対応するエアー吹出口が閉じられて、エアーカーテンは形成されることがなく、不必要なエアーの吹出動作が省略されて、該エアーを吹き出す動力は削減される。
【0023】
また、この保温保冷配膳車は、走行自在な台車上に側面が開口した収納箱体を設け、該収納箱体の開口に開閉扉を設け、同収納箱体の内部スペースを縦仕切体にて温蔵室と冷蔵室とに仕切り、該温蔵室及び冷蔵室に前記開口から出し入れ自在な食材トレーを上下複数段にして配設してなる保温保冷配膳車であって、上下複数段にして配設される食材トレーの各段毎で各別に開閉されるよう、上下複数の開閉扉を配設してなすことも好ましい。
【0024】
したがって、この場合、食材トレーを複数段にして収納箱体内に収容することができ、その際、開閉扉を閉じておいて、温かい食材は温蔵室内、冷たい食材は冷蔵室内で各々適温に保って収容し運搬することができる。しかも、台車と共に収納箱体を走行させて、多くの食材トレーをまとめて搬送することができ、各配膳先では、必要な開閉扉のみを開けて各食材トレーを順次に取り出し、容易に配膳作業を行うことができる。
【0025】
更に、上下複数の開閉扉が配設されて、各開閉扉は上下複数段にして配設される食材トレーの各段毎で各別に開閉される。ここでは、食材トレーを取り出す際に、該食材トレーに対応する部位の開閉扉のみを開けて、同食材トレーを取り出すことができる。その際、他の部位の開閉扉は閉じられていて、これ等の部位での熱リークが十分に削減される。そのため、ある段の食材トレーを取り出している際に、他の段での熱の逃げや侵入は防止され、上下複数段にして配設される各食材トレー上の食材を、確実に保温及び保冷することができる。
【0026】
また、この保温保冷配膳車において、温蔵室及び冷蔵室の両側にわたって開閉扉が一体的に開閉されるようになすことも好ましい。
【0027】
したがって、この場合は特に、開閉扉が温蔵室及び冷蔵室の両側にわたって一体的に開閉される。そのため、一つの開閉扉を開けるだけで、温蔵室及び冷蔵室から食材トレーを取り出すことができて、温かい食材と冷たい食材とを効率良く楽に配膳することができる。
【0028】
また、この保温保冷配膳車において、開閉扉の開動作に連動して食材トレーが引き出されるようになすことも好ましい。
【0029】
したがって、この場合は特に、開閉扉を開けると同時に食材トレーが引き出されて、引き出された該食材トレーは容易に取り出され、配膳作業をスムーズに行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1〜3は、本発明の請求項1〜3に対応する一実施形態を示し、該実施形態の保温保冷配膳車は、給食を実施する施設、例えば、病院等の施設において、給食となる食材を病室の各患者のもとへ運搬して配膳するのに用いられるものである。又、この場合、給食は温かいものは温かく、冷たいものは冷たく保ったまま
で運搬され、医療環境の質的向上が図られる。
【0031】
そして、該実施形態の保温保冷配膳車においては、走行自在な台車1上に側面が開口した収納箱体2を設け、該収納箱体2の開口に開閉扉3を設けている。しかも、収納箱体2の内部スペースを縦仕切体4にて温蔵室5と冷蔵室6とに仕切り、該温蔵室5及び冷蔵室6に前記開口から出し入れ自在な食材トレー7を上下複数段にして配設している。そして、開閉扉3が開いている際に、収納箱体2の開口を覆うエアーカーテンが形成されるよう、温蔵室5及び冷蔵室6の各々にエアー吹出口8を配設したことを特徴としている。
【0032】
更に、該実施形態の保温保冷配膳車においては、各エアー吹出口8と対応するエアー吸込口9を温蔵室5及び冷蔵室6の各々に配設し、該エアー吸込口9から同エアー吹出口8へとエアーを返送循環させる通気路10を形成している。この場合、温蔵室5及び冷蔵室6の各外側壁部11内に通気路10を配設形成し、同温蔵室5側と冷蔵室6側とで各別にエアーが循環されるようになっている。又、開閉扉3が閉じている際にも、エアー吹出口8からエアーが吹き出されて同開閉扉3の内面に沿うエアーカーテンが形成されるようになっている。
【0033】
ところで、台車1の下側には複数の転動車12が配設されて、各転動車12で支持される同台車1は走行自在となっている。又、収納箱体2は天板部13を有し、両側面が開口した矩形箱型に形成されている。そして、収納箱体2は進行方向の前後及び中央に、温蔵室5及び冷蔵室6の外側に位置する外側壁部11を有し、該収納箱体2の内部スペースが前後二つの収納スペースに区分されている。更に、両収納スペース各々の中程には縦仕切体4が配置立設されていて、該両収納スペースはその各々で温蔵室5と冷蔵室6とに仕切られている。
【0034】
この場合、温蔵室5は収納箱体2の前後両端外側に離れて配置され、冷蔵室6は同収納箱体2の中程内側に近寄せて配置されている。又、温蔵室5での開口巾寸法は、冷蔵室6での開口巾寸法よりも小さく、或いは、略等しく形成されている。ここで、温蔵室5及び冷蔵室6の各々の両側の開口には、開閉扉3が開閉自在に配設されている。各開閉扉3は開口を開閉自在に密閉するものであるが、その開閉方式は、開き戸式、引き戸式、折り畳み式等いずれであっても良い。
【0035】
又、温蔵室5の内部はシーズヒータ等で加熱保温(一定温度:例えば、80℃に保温)され、冷蔵室6の内部は熱交換機及びコンプレッサー等で冷却保冷(一定温度:例えば、5℃に保冷)される。そして、収納箱体2が前記台車1上に設置されて、該台車1と共に同収納箱体2は搬送される。その際、収納箱体2の前後の外側壁部11の外面には握りバー14が配設されており、該握りバー14を持って同収納箱体2を台車1と共に搬送することがでる。
【0036】
その際、収納箱体2が移動するので、該収納箱体2の外部からは前記加熱及び冷却等に要する電源が供給され難い。そこで、収納箱体2に内部電源としてバッテリーを搭載しておいて、該バッテリーから搬送中にも電源供給されるようになしても良い。なお、ここでは、電源供給されずに、シーズヒータや熱交換機及びコンプレッサー等が作動しなくても、収納箱体2や開閉扉3等の断熱性能によって、配膳に要する一時間程度なれば前記一定温度は維持され保温保冷される。
【0037】
食材トレー7は収納箱体2の両開口側に各々配設されており、該収納箱体2の両側の開口から同食材トレー7を各々楽に出し入れすることができる。又、食材トレー7は収納箱体2内の温蔵室5と冷蔵室6とに跨がって一体に形成されており、ここでは、前記縦仕切体4に形成されるスリット15に、同食材トレー7の中程部分が抜き差し自在に挿入係合される。それ故に、食材を温かいものと冷たいものとに分けて同じ食材トレー7上に盛り付けることができ、該食材トレー7を複数段にして収納箱体2内に収容配設することもできる。
【0038】
しかも、食材トレー7の中程部分がスリット15に係合されると共に、その両側に架設される支持バー16上に同食材トレー7は載設されて、安定的な支持状態となる。更に、この場合、スリット15が形成されて上下に分離した前記縦仕切体4は、支持バー16によって補強支持されてもいる。なお、外側壁部11の内面或いは縦仕切体4の外面に受け片を突設し、該受け片で食材トレー7が支持されるようになしても良い。
【0039】
温蔵室5及び冷蔵室6の両開口側では、その開口上縁に沿ってエアー吹出口8が配設形成されており、該エアー吹出口8に対向するよう同開口下縁に沿ってエアー吸込口9は配設形成されている。それ故に、収納箱体2の開口は、温蔵室5及び冷蔵室6の各々でエアーカーテンが形成されて覆われる。又、エアーカーテンは開閉扉3が開いている際だけでなく、該開閉扉3が閉じている際にも形成され、その際、エアーは同開閉扉3の内面に沿って上から下へ流れる。
【0040】
そして、エアー吸込口9に吸引されたエアーは、温蔵室5及び冷蔵室6の各外側壁部11内に配設形成された通気路10内を下から上へ流れて、その際、該温蔵室側5と冷蔵室側6とで各別に同エアーが返送循環される。この場合、収納箱体2の天板部13及び底板部が中空状に形成されて、該中空状部分に通気路10は連通形成されており、同中空状部分を通じてエアーが循環される。又、中空状の天板部13内には各循環経路毎でファン17が配設されており、各ファン17によって温蔵室側5と冷蔵室側6とで各別にエアーは循環される。なお、ファン17を駆動させるだけなれば小電力で済むので、例えば、乾電池や前記バッテリー等から同ファン17に電源供給することができる。
【0041】
したがって、該実施形態の保温保冷配膳車においては、食材を温かいものと冷たいものとに分けて同じ食材トレー7上に盛り付けることができ、該食材トレー7を複数段にして収納箱体2内に収容することができ、その際、開閉扉3を閉じておいて、温かい食材は温蔵室5内、冷たい食材は冷蔵室6内で各々適温に保って収容することができる。又、この収容状態で、台車1と共に収納箱体2を走行させて運搬することで、多くの食材トレー7をまとめて搬送することができ、しかも、各配膳先では、開閉扉3を開けて両側の開口から各食材トレー7を順次に取り出し、容易に配膳作業を行うことができる。
【0042】
更に、開閉扉3が開いている際には、収納箱体2の開口を覆うエアーカーテンが形成されるため、該開口を通じての熱の逃げや侵入は防止され、開閉扉3開時の熱リークが削減される。その際、温蔵室5及び冷蔵室6の各々に配設されるエアー吹出口8からエアーが吹き出され、各別にエアーカーテンが形成されることによって、同温蔵室5と冷蔵室6との間での熱移動も抑制される。そのため、エアーカーテンで食材トレー7を取り出すときの熱の逃げや侵入が確実に防止されて、上下複数段にして配設される各食材トレー7上の食材を、確実に保温及び保冷することができる。
【0043】
又、該実施形態の保温保冷配膳車においては、温蔵室5及び冷蔵室6の各々で個別に、エアー吹出口8からエアー吸込口9へとスムーズにエアーは流れ、これによって、エアーカーテンが各別にして確実に形成される。その際、通気路10を通じてエアー吸込口9からエアー吹出口8へとエアーが返送循環されて、収納箱体2内には外気が導入されることはない。そのため、収納箱体2外部の気温の影響を受けることなく、より確実に保温及び保冷することができ、食品衛生的にも好ましい保管状態となる。
【0044】
しかも、温蔵室5側と冷蔵室6側とで各別にエアーが循環されるに際し、該温蔵室5及び冷蔵室6の各外側壁部11内に配設形成される通気路10を、同温蔵室5及び冷蔵室6に適応した温度となってエアーは流れる。そのため、両側の外側壁部11で温蔵室5及び冷蔵室6の室内外の断熱が図られて、より確実に保温及び保冷することができる。又、この場合、開閉扉3が閉じている際にも、該開閉扉3の内面に沿うエアーカーテンは常時形成されて、同開閉扉3で閉じられている収納箱体2の開口での断熱性能が向上され、開閉扉3開閉時共に熱リークは削減されて、より確実に保温及び保冷することができる。
【0045】
図4、5は、本発明の請求項1のみに対応する別の実施形態を示し、該実施形態の保温保冷配膳車においては、収納箱体2の天板部13が中空状に形成されていて、該天板部13の上面中程にはエアー取入口18が設けられており、該エアー取入口18からは外気が導入される。そして、中空状の天板部13内にはエアー取入口18の両側にファン17が配設されており、該両ファン17によって同中空状内部に導入された前記外気は、エアー吹出口8から温蔵室5及び冷蔵室6の両側の開口で各別に吹き出されてエアーカーテンを形成する。
【0046】
この場合には、開閉扉3が開いている際にのみ、エアー吹出口8からエアーは吹き出され、同開閉扉3に対応する開放された開口にのみエアーカーテンが形成される。そのため、エアーは循環されることがなく、同開放された開口の下側縁付近から収納箱体2の外部へ排気される。なお、それ以外は、上記図1〜3に示した実施形態と同様に構成され、請求項2〜4に係る以外の作用効果が同上記実施形態におけると同様に奏される。
【0047】
図6、7は、本発明に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の保温保冷配膳車においては、上下複数段にして配設される食材トレー7の各段毎で対応するよう、上下複数のエアー吹出口8を配設している。この場合にも、開閉扉3が開いている際にのみ、エアー吹出口8からエアーが吹き出されてエアーカーテンが形成されるようになっている。又、食材トレー7が取り出されて存在しない段については、該段に対応するエアー吹出口8が閉じられるようにもなっている。
【0048】
ここでは、収納箱体2の天板部13と各外側壁部11とが中空状に連通形成されており、エアー取入口18から同中空状内部に導入された外気は、各外側壁部11の内面側縁に沿って複数配設されたエアー吹出口8より吹き出される。各エアー吹出口8はソレノイドバルブ等の開閉弁でなり、開閉扉3の開閉状態がリミットスイッチ等で検知され、該開閉に対応して開閉制御される。又、食材トレー7の存在を検知する反射型ビームセンサー等の検知センサーSが、各段毎で対応するよう上下複数にして配設されている。各検知センサーSは外側壁部11の内面に設けられ、食材トレー7の端縁に対向して配置されている。この場合、開閉扉3が開状態であっても、検知センサーSによって食材トレー7が存在しない段と検知された際には、該段に対応するエアー吹出口8が自動的に閉じられる。
【0049】
したがって、該実施形態の保温保冷配膳車においては、上下複数段にして配設される食材トレー7の各段毎で対応するよう、上下複数のエアー吹出口8から各々エアーが吹き出されることで、同各段毎では各別にエアーカーテンが形成されて、該各別のエアーカーテンは均等で安定的なものとなる。この場合、開閉扉3が開いている際にのみエアーカーテンは形成され、同開閉扉3が閉じている際には、エアー吹出口8からエアーが吹き出されることはなくて、該エアーの吹出動作が最低限必要な開閉扉3開時にのみ効率的に行われ、同エアーを吹き出す動力は削減される。
【0050】
しかも、食材トレー7が取り出されて存在しない段については、該段に対応するエアー吹出口8が自動的に閉じられて、エアーカーテンは形成されることがない。そのため、不必要なエアーの吹出動作が省略されて、該エアーを吹き出す動力は大幅に削減されることとなる。その結果、使用電力量が低減されて、乾電池やバッテリー等からの電源供給でも十分に動作され得るものとなる。なお、それ以外は、上記図4、5に示した実施形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0051】
図8は、本発明に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の保温保冷配膳車においては、エアー吹出口8に連通接続されるエアー排出パイプ19が、外側壁部11の内面から各食材トレー7の側縁下側に沿って略水平に突設されている。エアー排出パイプ19の周壁下側には、長手方向に沿ったスリット状のノズルが設けられており、該ノズルからエアーは下方へ吹き出されてエアーカーテンが形成される。したがって、この場合、食材トレー7の各段毎で対応するよう各別に形成されるエアーカーテンは、エアーが均一に流れてより均等で安定的なものとなる。なお、それ以外は、上記図6、7に示した実施形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0052】
図9は、本発明に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の保温保冷配膳車においては、上下複数段にして配設される食材トレー7の各段毎で各別に開閉されるよう、上下複数の開閉扉3を配設している。又、該実施形態の保温保冷配膳車においては、温蔵室5及び冷蔵室6の両側にわたって開閉扉3が一体的に開閉されるようになっており、又、前記食材トレー7は同開閉扉3の開動作に連動して引き出されるようになっている。
【0053】
この場合、相対向する外側壁部11の内面にガイドレール20が配設され、該両ガイドレール20には引出しバー21がスライド自在に係合され、開閉扉3は同両引出しバー21の先端間に付設されている。そのため、開閉扉3は両側の引出しバー21と共に、引出しの出し入れの如く開閉動作される。又、両側の引出しバー21間に複数本の支持バー16が架設されており、該支持バー16上には食材トレー7が安定的な支持状態となって載設され、該食材トレー7は前記開閉扉3の開閉動作に連動して出し入れされる。なお、その際には、食材トレー7が縦仕切体4に形成されるスリット15に対して、スムーズに抜き差し動作される。
【0054】
したがって、該実施形態の保温保冷配膳車においては、上下複数の開閉扉3が配設されて、各開閉扉3は上下複数段にして配設される食材トレー7の各段毎で各別に開閉される。ここでは、食材トレー7を取り出す際に、該食材トレー7に対応する部位の開閉扉3のみを引出しの如く開けて、同食材トレー7を取り出すことができる。その際、他の部位の開閉扉3を閉じておくことにより、これ等の部位での熱リークが十分に削減される。そのため、ある段の食材トレー7を取り出している際に、他の段での熱の逃げや侵入は防止され、上下複数段にして配設される各食材トレー7上の食材を、確実に保温及び保冷することができる。
【0055】
しかも、この場合に、開閉扉3が温蔵室5及び冷蔵室6の両側にわたって一体的に開閉される。そのため、一つの開閉扉3を開けるだけで、温蔵室5及び冷蔵室6から食材トレー7を取り出すことができて、同食材トレー7上に盛り付けられた温かい食材と冷たい食材とを効率良く楽に配膳することができる。更に、開閉扉3を開けると同時に食材トレー7が引き出されて、引き出された該食材トレー7は容易に取り出され、配膳作業をスムーズに行うことができる。なお、それ以外は、上記図1〜3に示した実施形態と同様に構成され、請求項2〜4に係る以外の作用効果が同上記実施形態におけると同様に奏される。
【0056】
図10は、本発明に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の保温保冷配膳車においては、開閉扉3がその下端両側の枢支軸22を介して収納箱体2の開口に付設されており、該枢支軸22を中心として同開閉扉3は上下方向に回動されて開き戸式に開閉される。そして、両側のガイドレール20に係合される両引出しバー21の先端に、リンク片23を介して開閉扉3が枢支連結されている。そのため、開閉扉3の回動される開閉動作に連動して両引出しバー21が出し入れされ、該両側の引出しバー21間に架設された支持バー16上に載設される食材トレー7は、同開閉扉3の開閉動作に連動して出し入れされる。
【0057】
したがって、この場合、開閉扉3を開けると食材トレー7はある程度引き出され、該食材トレー7を支持バー16上で更に引き出すように滑らせて、同食材トレー7を楽に取り出すことができる。なお、それ以外は、上記図9に示した実施形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0058】
図11、12は、本発明に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の保温保冷配膳車においては、収納箱体2の両外側壁部11の側縁部分に固定具24が取着され、該固着具24に開閉扉3はその両側各々で対のリンク片23を介して枢支連結されている。この場合には、開閉扉3がその両側の平行四辺形リンク機構で支持されることになって、該開閉扉3は垂直状態を保ったままで上下方向に回動され平行移動されて開閉される。
【0059】
したがって、この場合には、開閉扉3を開閉する際、該開閉扉3は収納箱体2の開口から外方へ大きく突出せず、その開閉スペースを削減することができ、同開閉扉3は邪魔にならず食材トレー7を出し入れし易くもなる。なお、該実施形態の保温保冷配膳車においては、食材トレー7が開閉扉3の開閉動作に連動して出し入れされるようにはなっておらず、それ以外は、上記図10に示した実施形態と同様に構成され、請求項10に係る以外の作用効果が同上記実施形態におけると同様に奏される。
【0060】
図13、14は、本発明に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の保温保冷配膳車においては、開閉扉3が折り畳み式に開閉されるものである。この場合、収納箱体2の開口に上下複数本の横桟レール26が横架並設され、上下の該横桟レール26間に開閉扉3は折り畳み式開閉自在に支持されている。その際、開閉扉3の片側は枢支固定され、反対側の上下両端に突設されるガ イドピン27が横桟レール26に各々スライド自在に係合されている。なお、それ以外は、上記図11、12に示した実施形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0061】
図15、16は、本発明に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の保温保冷配膳車においては、開閉扉3が横方向に回動されて開き戸式に開閉されるものである。この場合、収納箱体2の外側壁部11の側縁部分に蝶番28が取着され、該蝶番28を介して開閉扉3は同収納箱体2の開口片側に枢支連結されている。なお、それ以外は、上記図13、14に示した実施形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0062】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の保温保冷配膳車においては、食材トレー上の温かい食材及び冷たい食材を、各々適温に保って運搬し、容易に配膳することができる。しかも、エアーカーテンによって、食材トレーを取り出すときの熱の逃げや侵入は確実に防止され、上下複数段にして配設される各食材トレー上の食材を、確実に保温及び保冷することができる。
【0063】
そして、この保温保冷配膳車においては、特に、温蔵室及び冷蔵室の各々で、エアーカーテンが各別にして確実に形成され、その際、エアーは返送循環されて、外気温の影響を受けることなく、より確実に保温及び保冷することができ、食品衛生的にも好ましい保管状態となる。
【0064】
又、本発明の請求項2記載の保温保冷配膳車においては、特に、循環されるエアーが、温蔵室及び冷蔵室の各外側壁部内を流れて、該両側の外側壁部で室内外は断熱され、より確実に保温及び保冷することができる。
【0065】
又、この保温保冷配膳車においては、特に、開閉扉閉時にも開閉扉の内面に沿うエアーカーテンが形成されると、開閉扉開閉時共に熱リークは削減され、より確実に保温及び保冷することができる。
【0066】
又、本発明の請求項3記載の保温保冷配膳車においては、特に、食材トレーの各段毎で対応するよう、エアー吹出口から各々エアーが吹き出されて、同各段毎では各別にエアーカーテンが形成され、該各別のエアーカーテンは均等で安定的なものとなる。
【0067】
又、この保温保冷配膳車においては、特に、エアーが開閉扉閉時には吹き出されることがなく、該エアーの吹出動作は最低限必要な開閉扉開時にのみ効率的に行われて、同エアーを吹き出す動力が削減されるように構成することができる。
【0068】
又、この保温保冷配膳車においては、特に、食材トレーが存在しない段については、エアーカーテンが形成されることはなく、不必要なエアーの吹出動作が省略されて、該エアーを吹き出す動力は削減されるように構成することができる。
【0069】
又、この保温保冷配膳車においては、食材トレー上の温かい食材及び冷たい食材を、各々適温に保って運搬し、容易に配膳することができるように構成することができる。しかも、食材トレーに対応する部位の開閉扉のみを開けることで、他の部位での熱の逃げや侵入は確実に防止され、上下複数段にして配設される各食材トレー上の食材を、確実に保温及び保冷するように構成することができる。
【0070】
又、この保温保冷配膳車においては、特に、一つの開閉扉を開けるだけで、温蔵室及び冷蔵室から食材トレーを取り出すことができ、温かい食材と冷たい食材とを効率良く楽に配膳するように構成することができる。
【0071】
又、この保温保冷配膳車においては、特に、開閉扉を開けると同時に食材トレーが引き出されて、引き出された該食材トレーは容易に取り出され、配膳作業をスムーズに行うように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である保温保冷配膳車の要部を示す縦断面図。
【図2】同保温保冷配膳車の全体を示す斜視図。
【図3】同保温保冷配膳車の全体を示す分解斜視図。
【図4】別の実施形態である保温保冷配膳車の収納箱体を示す斜視図。
【図5】同収納箱体の要部を示す一部切欠斜視図。
【図6】更に別の実施形態である保温保冷配膳車の収納箱体の要部を示す縦断面図。
【図7】同収納箱体の要部を示す斜視図。
【図8】更に別の実施形態である保温保冷配膳車の収納箱体の要部を示す斜視図。
【図9】更に別の実施形態である保温保冷配膳車の収納箱体の要部を示す斜視図。
【図10】更に別の実施形態である保温保冷配膳車の収納箱体の要部を示す斜視図。
【図11】更に別の実施形態である保温保冷配膳車の収納箱体の要部を示す斜視図。
【図12】同収納箱体の要部を示す拡大斜視図。
【図13】更に別の実施形態である保温保冷配膳車の収納箱体の要部を示す斜視図。
【図14】同収納箱体の要部を示し、(a)はその開閉扉閉時の正面図、(b)は開閉扉開時の正面図。
【図15】更に別の実施形態である保温保冷配膳車の収納箱体の要部を示す斜視図。
【図16】同収納箱体の要部を示す拡大斜視図。
【図17】従来例である保温保冷配膳車の全体を示す斜視図。
【符号の説明】
1 台車
2 収納箱体
3 開閉扉
4 縦仕切体
5 温蔵室
6 冷蔵室
7 食材トレー
8 エアー吹出口
9 エアー吸込口
10 通気路
11 外側壁部
Claims (3)
- 走行自在な台車上に側面が開口した収納箱体を設け、該収納箱体の開口に開閉扉を設け、同収納箱体の内部スペースを縦仕切体にて温蔵室と冷蔵室とに仕切り、該温蔵室及び冷蔵室に前記開口から出し入れ自在な食材トレーを上下複数段にして配設してなる保温保冷配膳車であって、開閉扉が開いている際に、収納箱体の開口を覆うエアーカーテンが形成されるよう、温蔵室及び冷蔵室の各々にエアー吹出口を配設するとともに、各エアー吹出口と対応するエアー吸込口を温蔵室及び冷蔵室の各々に配設し、該エアー吸込口から同エアー吹出口へとエアーを返送循環させる通気路を形成してなる保温保冷配膳車。
- 温蔵室及び冷蔵室の各外側壁部内に通気路を配設形成し、同温蔵室側と冷蔵室側とで各別にエアーが循環されるようになしたことを特徴とする請求項1記載の保温保冷配膳車。
- 上下複数段にして配設される食材トレーの各段毎で対応するよう、上下複数のエアー吹出口を配設したことを特徴とする請求項1記載の保温保冷配膳車。
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