JP7458235B2 - 座席衝立構造及び衝立部材 - Google Patents

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Description

本発明は、ベンチ型座席に用いられる座席衝立構造及び衝立部材に関するものである。
従来、多数の人が来訪する、例えば飲食店等の店舗やその他の施設などにおいて、背もたれ部を有するベンチ型座席が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-012153号公報
従来、ベンチ型座席が用いられる空間においては、当該空間の目的などを考慮し、ベンチ型座席の利用者が居る場所とそのほかの場所とを仕切るか否か(個室的な空間にするかオープンな空間にするか)が予め設定されているのが一般的である。すなわち、ベンチ型座席が用いられる空間が個室的になるようにするために、予め壁面やパーティション等の建具を用いて区画されたエリアにベンチ型座席を設置することが行われている。また、比較的オープンで広々とした印象を与えるようにするためには、仕切りなどがないオープンな空間に座席を単に配置することが行われている。
ところで、このようなベンチ型座席が用いられる空間において、状況に応じて、個室的な空間にするかオープンな空間にするかを切り替えたいというニーズがある。しかしながら、従来、ベンチ型座席を使用する空間を仕切るかオープンにするかを柔軟に変更することができなかったという課題があった。
本第一の発明の座席衝立構造は、ベンチ型座席において座面に対して上方に延びる背もたれ部と、背もたれ部に対して用いられる着脱手段を有し、着脱手段により背もたれ部に着脱可能に設置されており、背もたれ部から上方に延びる衝立部材とを備える、座席衝立構造である。
かかる構成により、ベンチ型座席を使用する空間を、状況に応じて、仕切ったりオープンにしたりすることができる。
また、本第二の発明の座席衝立構造は、第一の発明に対して、背もたれ部は、上方に突出する突出部を有し、衝立部材は、突出部にはまる凹部を着脱手段として有し、背もたれ部に対してスライドさせることにより着脱可能である、座席衝立構造である。
かかる構成により、ベンチ型座席を使用する空間を、状況に応じて、仕切ったりオープンにしたりすることができる。
また、本第三の発明の座席衝立構造は、第二の発明に対して、ベンチ型座席は、背もたれ部を挟む両側において幅方向に複数人が並んで着席可能に構成されており、突出部は、ベンチ型座席の略全幅にわたって背もたれ部の上部に設けられた、低間仕切り部である、座席衝立構造である。
かかる構成により、低間仕切り部を利用するので衝立部材を取り外した場合でもデザイン性に優れた内装を維持することができ、かつ、背もたれ部を挟む両側の着席スペースを効果的に仕切ることができる。
また、本第四の発明の座席衝立構造は、第二又は三の発明に対して、凹部は、少なくとも下方及び側方に開口しており、衝立部材を背もたれ部に対して水平方向にスライドさせることにより衝立部材を背もたれ部に対して着脱可能である、座席衝立構造である。
かかる構成により、衝立部材を背もたれ部に対して容易に着脱することができる。
また、本第五の発明の座席衝立構造は、第二から四のいずれかの発明に対して、幅方向において背もたれ部の隣にある側壁部に設けられた第一係合部と幅方向において衝立部材の端部に設けられた第二係合部とを含む案内手段をさらに備え、第一係合部及び第二係合部の一方は、第一係合部及び第二係合部の他方が上下方向にスライド可能にはまるように構成されており、案内手段は、衝立部材を背もたれ部に対して上下方向にスライド可能に案内する、座席衝立構造である。
かかる構成により、衝立部材を背もたれ部に対して容易に着脱することができる。
また、本第六の発明の座席衝立構造は、第五の発明に対して、側壁部は、幅方向において背もたれ部の隣に配置されている飲食物搬送装置の一部である、座席衝立構造である。
かかる構成により、飲食物搬送装置の一部を利用して確実に衝立部材を取り付けることができる。
また、本第七の発明の座席衝立構造は、第一から六のいずれかの発明に対して、衝立部材と背もたれ部とのそれぞれに配置され、衝立部材が背もたれ部に取り付けられている状態で互いに吸引する一対の磁石をさらに備える、座席衝立構造である。
かかる構成により、衝立部材が突出部に取り付けられている状態で衝立部材を保持することができる。
また、本第八の発明の座席衝立構造は、第七の発明に対して、一対の磁石である磁石対は、2以上設けられており、衝立部材を背もたれ部に対してスライド可能である方向に対して垂直な方向において、2以上の磁石対は互いに離れた位置にある、座席衝立構造である。
かかる構成により、容易に衝立部材を着脱することができる。
また、本第九の発明の座席衝立構造は、第八の発明に対して、2以上の磁石対は、上下方向において互いに離れた位置にあり、かつ、幅方向において互いに離れた位置にある、座席衝立構造である。
かかる構成により、さらに容易に衝立部材を着脱することができる。
また、本第十の発明の衝立部材は、背もたれ側が隣接する2つのベンチ型座席の背もたれ部に着脱可能に接続される、座席の衝立部材である。
かかる構成により、隣接する2つのベンチ型座席に座るユーザ間を十分に仕切ったり、オープンにしたりすることを、柔軟に変更することができる。
本発明による座席衝立構造によれば、ベンチ型座席を使用する空間を、状況に応じて、仕切ったりオープンにしたりすることができる。
本発明の実施の形態1に係る店舗システムを説明する斜視図 同店舗システムの衝立部材を取り除いた状態を示す斜視図 同座席衝立構造の衝立部材を示す斜視図 同座席衝立構造の幅方向に対して垂直な断面図 同座席衝立構造の衝立部材の着脱について説明する第1の斜視図 同座席衝立構造の衝立部材の着脱について説明する第2の斜視図 本実施の形態の一変形例に係る座席衝立構造について説明する正面図 本発明の実施の形態2に係る店舗システムを説明する斜視図 同衝立部材を示す斜視図 同座席衝立構造の衝立部材の着脱について説明する第1の斜視図 同座席衝立構造の衝立部材の着脱について説明する第2の斜視図
以下、座席衝立構造等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
なお、以下の説明において、図面において示される座標は、各図同士で共通している。座標のZ方向は、水平面に対して垂直な方向である。Y方向は、Z方向に対して垂直な方向であり、以下の実施の形態において複数のテーブル及びベンチ型座席が並んでいる方向である。X方向は、Z方向に対して垂直な方向であって、Y方向に垂直な方向である。なお、Z方向を上下方向ということがある。また、以下の実施の形態におけるベンチ型座席の向きに着目して、X方向を幅方向ということがあり、Y方向を前後方向ということがある。X,Y,Zの各方向について、図中の座標において正の方向を、それぞれ、手前、後、上といい、負の方向を、それぞれ、奥、前、下ということがある。以下において、このように各方向を示して、各部の形状や位置関係を説明することがあるが、これらはあくまで説明の便宜のために定義したものであって、本発明に係る座席衝立構造の使用時における向きや姿勢などを限定するものではない。
(実施の形態1)
実施の形態1の概略は、以下のようである。すなわち、本実施の形態において、座席衝立構造は、ベンチ型座席の背もたれ部と、背もたれ部に対して着脱手段により着脱可能に設置され背もたれの延長部位となる衝立部材とを備える。すなわち、座席の衝立部材として、背もたれ側が隣接する2つのベンチ型座席の背もたれ部に着脱可能に接続されるものが用いられる。
実施の形態1において、着脱手段として、背もたれ部の突出部にはまる凹部が用いられている。そして、座席衝立構造は、衝立部材を背もたれ部に対してスライドさせることにより着脱可能となっている。突出部は、例えば、背もたれ部の幅方向略全範囲にわたって設けられている低間仕切り部である。凹部は、少なくとも下方及び側方に開口した溝であり、衝立部材を背もたれ部に対して略水平方向にスライドさせて着脱可能となっている。なお、本実施の形態において、衝立部材と背もたれ部とのそれぞれに、磁石が、互いに吸引するように対として設けられている。磁石対は2組設けられており、衝立部材をスライド可能である方向に対して垂直な方向において磁石対同士が互いに離れている。
以下、このような座席衝立構造を用いた店舗システムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る店舗システム1を説明する斜視図である。
図1に示されるように、本実施の形態に係る店舗システム1は、例えば飲食店などの店舗内において用いられるものである。図1には、その一部が示されている。飲食店は、例えばいわゆる回転寿司店である。
本実施の形態において、店舗システム1は、ベンチ型座席3、テーブル5、飲食物搬送装置7、及び衝立部材10を備える。テーブル5、ベンチ型座席3、及び衝立部材10は、客であるユーザが飲食を行う店内において設けられている。飲食物搬送装置7は、店内と、図示しない厨房とにわたって設けられている。
飲食物搬送装置7は、搬送路71及び上側ユニット75を有している。搬送路71には、飲食物である寿司等が載った皿が乗せられる。搬送路71は、各テーブル5の近傍において皿が搬送されるように敷設されている。なお、搬送路71は、例えば、上面がフラットに構成されたクレセントチェーンなどを用いて構成されているが、これに限られない。
上側ユニット75は、搬送路71の上方に配置されている。上側ユニット75は、照明手段を内蔵しており、搬送路71を照らすように、下方に光を照射するように構成されている。上側ユニット75は、例えば、ユーザが使用する食器やカトラリー等が上面に配置されるようにしてもよい。なお、飲食物搬送装置7は、上側ユニット75を有していなくてもよい。
本実施の形態において、上側ユニット75には、テーブル5に面する側壁部76が設けられている。側壁部76には、例えば、注文可能な品物やその他ユーザに対する案内などの情報を掲示可能である。また、側壁部76には、例えば、ユーザからの注文操作を受け付けるための操作端末(図示せず)などが配置されうる。操作端末としては、例えば、タブレット型コンピュータなどが用いられうるが、これに限られない。
本実施の形態においては、ベンチ型座席3は、2つの座面31と、背もたれ部33とを有している。背もたれ部33は、ベンチ型座席3において座面31に対して上方に延びている部位であって、座面31に着座するユーザの背中側に位置する部位であるといえる。座面31は、幅方向に複数人が並んで着席可能に構成されているものである。ベンチ型座席3は、2つの座面31同士の間に、背もたれ部33がある。すなわち、ベンチ型座席3は、背もたれ部33を挟んで前後両側において幅方向に複数人が並んで着席可能に構成されている。すなわち、本実施の形態に係るベンチ型座席3は、それぞれ座面31を有する2つのベンチ型の座席が背もたれ側が隣接するように配置されており、かつ、一つの背もたれを2つの座席が共用している構造を有しているということができる。なお、一つの背もたれを2つの座席が共用している構造を有していなくてもよい。
なお、背もたれ部33や、後述する背もたれ35は、ベンチ型座席3を利用するユーザが実際に背もたれとして利用可能であるものに限られない。背もたれ部33は、ベンチ型座席3において座面31と一体に形成されているが、これに限られず、例えば座面31に対して背もたれ35が着脱可能であるものであってもよい。また、座面31が設けられている部分と背もたれ部33とが互いに分離しており、両者が一体として用いられるものをベンチ型座席3と呼んでもよい。
また、ベンチ型座席3は、背もたれ部33の片側のみに座面31が設けられているものであってもよい。ベンチ型座席3は、専ら1人が着席することを想定して構成されているものであってもよい。座面31は、幅方向に任意の人数が着座可能に構成されていてもよいし、各人が特定の位置に着座するように着座位置が設けられているものであってもよい。
テーブル5は、例えば、上方から見て矩形形状の天板を有するものである。なお、天板の形状は、これに限らず、例えば楕円形などであってもよい。
本実施の形態において、飲食物搬送装置7は、搬送路71の搬送方向がY方向となるように配置されている。テーブル5は、例えば、天板の長辺がX方向と一致するように配置されている。ベンチ型座席3は、上述のように、幅方向がX方向と一致するように配置されている。店舗システム1においては、複数のテーブル5と複数のベンチ型座席3が、Y方向に交互に並んで配置されている。すなわち、一のテーブル5の前後両隣には、それぞれベンチ型座席3の座面31が位置している。一のテーブル5を、その前隣に配置されたベンチ型座席3の後側の座面31に着席するユーザと、後隣に配置されたベンチ型座席3の前側の座面31に着席するユーザとで使用することができるようになっている。一のテーブル5を使用する1以上のユーザをまとめて一のユーザグループという。テーブル5はベンチ型座席3を挟んで複数配置されているので、店舗システム1においては、搬送路71に沿って複数のユーザグループを各テーブル5に案内し、飲食等をさせることができる。
本実施の形態において、衝立部材10は、ベンチ型座席3の背もたれ部33と共に座席衝立構造101を構成する。すなわち、店舗システム1は、座席衝立構造101を有している。店舗システム1において、ベンチ型座席3と衝立部材10とが座席衝立構造101を構成しているともいえる。図1に示されるように、衝立部材10は、それぞれのベンチ型座席3の背もたれ部33について1つずつ設置されうる。
本実施の形態において、衝立部材10は、背もたれ部33から上方に延びるように配置されている。衝立部材10は、背もたれ部33に着脱可能に接続されている。すなわち、店舗システム1において、ベンチ型座席3から衝立部材10を取り除いて利用することができるようになっている。
図2は、同店舗システム1の衝立部材10を取り除いた状態を示す斜視図である。
図2に示されているように、衝立部材10が取り除かれている状態では、ベンチ型座席3の背もたれ部33の上部には、突出部37が現れる状態となっている。すなわち、本実施形態において、背もたれ部33は、背もたれ35と、突出部37とを有している。背もたれ35は、主に着座するユーザが背中側に寄りかかることができるようにするための部位である。突出部37は、背もたれ35の上部から上方に突出する部位である。
本実施の形態において、突出部37は、板状に形成されており、ベンチ型座席3の略全幅にわたって背もたれ部33の上部に設けられている。すなわち、突出部37は、背もたれ部33の前側のユーザグループと背もたれ部33の後側のユーザグループとの間に配置される、高さが低い低間仕切り部である。床から突出部37の上端部までの高さは、例えば150センチメートル程度であるが、これに限られない。本実施の形態においては、このような高さが低い低間仕切り部として機能する突出部37が設けられている。そのため、一のテーブル5を着席して利用するユーザは、一定の開放感が保たれた状態で、隣のテーブル5から適度に隔てられている感覚を得ることができる。また、床を移動して給仕等を行う給仕者は、各テーブル5やそれを利用するユーザグループの状態を容易に視認することができる。
なお、本実施の形態において、突出部37は、スリット部37aを備える。スリット部37aは、突出部37を前後に貫通する略矩形の孔が、幅方向に複数並んでいることにより構成されている。なお、スリット部37aの形状はこれに限られない。スリット部37aが突出部37に設けられていることにより、一のテーブル5を利用するユーザは、より高い開放感を得ながら、隣のテーブル5から隔てられている感覚を得ることができる。また、床を移動して給仕等を行う給仕者は、各テーブル5やそれを利用するユーザグループの状態を、より容易に視認することができる。
突出部37は、例えば、背もたれ部33と一体に成型されていたり、背もたれ部33に接着等により固定されていたりいるが、これに限られない。突出部37は、背もたれ部33に対して着脱可能であってもよい。また、突出部37は低間仕切り部に限られず、「だぼ」やその他の部材であってもよい。
図3は、同座席衝立構造101の衝立部材10を示す斜視図である。図4は、同座席衝立構造101の幅方向に対して垂直な断面図である。
図3に示されるように、衝立部材10は、本実施の形態において、平らな板状の部材である。なお、衝立部材10の形状は、平らな板状に限られず、一部が湾曲していたり、全体的に湾曲していたりするなど、曲面を有するような板状であったり、折れ曲がった部分を有する板状であってもよい。また、衝立部材10の形状は、そのほか、厚み方向(図においてY方向)において一部分が起伏していたり突出していたりするようなものであってもよい。
衝立部材10の材質は、例えば樹脂であるが、金属であったり、木製等であったりしてもよい。衝立部材10は、抗菌作用、抗ウイルス作用を発揮する材料又は表面加工等を利用して構成されていることが好ましい。衝立部材10は、複数種類の異なる素材を組み合わせて形成されたものであってもよい。
衝立部材10は、突出部37にはまる凹部13を着脱手段として有している。本実施の形態において、凹部13は、少なくとも下方及び側方に開口している。すなわち、凹部13は、幅方向奥側に開口する開口部13bを有している。
図4に示されるように、凹部13は、背もたれ部33の突出部37に対応する大きさに形成されている。すなわち、凹部13の幅方向の寸法は、突出部37の幅方向の寸法よりも大きく、凹部13の前後方向の寸法は、突出部37の厚み方向の寸法よりも大きくなっている。また、凹部13の深さ(上下方向の寸法)は、本実施の形態において、突出部37の高さ方向の寸法よりも大きい。これにより、衝立部材10は、衝立部材10の下端部が突出部37の下端部の周辺部位に接触した状態でベンチ型座席3に確実に支持される。
なお、凹部13の深さ(上下方向の寸法)は、本実施の形態において、突出部37の高さ方向の寸法よりも小さくてもよい。この場合、衝立部材10は、突出部37の上端部が凹部13の天面に接触した状態でベンチ型座席3に取り付けられる。また、凹部13の前後方向の寸法は、突出部37の厚み方向の寸法よりもわずかに大きい程度の寸法であることが好ましい。これにより、衝立部材10がベンチ型座席3にとりつけられている状態におけるがたつきの発生が抑えられる。
ここで、本実施の形態において、座席衝立構造101は、磁石対(一対の磁石)41,42を有している。突出部37の前側において2組の磁石対41,42が設けられており、突出部37の後側においても2組の磁石対41,42が設けられている。突出部37の前側と突出部37の後側とのそれぞれの磁石対41,42は、突出部37の中央に位置する前後方向に垂直な平面について対称となる位置に配置されている。突出部37の前側における2組の磁石対41,42について説明する。図2に示されるように、突出部37側すなわち背もたれ部33側において、磁石41bと磁石42bとが配置されている。磁石41bと磁石42bとは、突出部37の表面近くに磁極が位置するようにして配置されている。また、図3に示されるように、衝立部材10側において、磁石41cと磁石42cとが、凹部13の内表面近くに磁極が位置するようにして配置されている。磁石対41,42の詳細については、後述する。
図5は、同座席衝立構造101の衝立部材10の着脱について説明する第1の斜視図である。図6は、同座席衝立構造101の衝立部材10の着脱について説明する第2の斜視図である。
上述のように、本実施の形態においては、座席衝立構造101の衝立部材10は、背もたれ部33に対して用いられる着脱手段として凹部13を有している。そのため、衝立部材10は、背もたれ部33に対して水平方向にスライドされて、背もたれ部33に対して着脱可能に構成されている。
すなわち、衝立部材10を背もたれ部33に対して取り付けるときには、まず、図5において後側にある衝立部材10のように、衝立部材10を突出部37の手前に位置させる。これと同様の状態が図6において二点鎖線で示されている。次に、衝立部材10を奥側に移動させ、突出部37の手前側端部が凹部13の開口部13bにはまるようにする。その後、図6に途中の状態が示されるように、突出部37に凹部13がはまることにより案内されながら、衝立部材10を所定の装着位置までスライドさせる。これにより、衝立部材10が背もたれ部33に対して取り付けられてなる座席衝立構造101が構成される。なお、背もたれ部33に取り付けられている衝立部材10を取り除くには、これと逆の順序で衝立部材10をスライドさせるようにすればよい。
ここで、本実施の形態において、磁石41bと磁石41cとは、衝立部材10が背もたれ部33に取り付けられている状態で互いに吸引するような位置及び磁極の向きで配置されている。また、磁石42bと磁石42cとは、衝立部材10が背もたれ部33に取り付けられている状態で互いに吸引するような位置及び磁極の向きで配置されている。これにより、衝立部材10が背もたれ部33に対して取り付けられている場合において、衝立部材10が背もたれ部33に対して移動しにくい状態にすることができる。また、衝立部材10の取り付け時に、磁石対41,42の磁気吸引力を利用して、衝立部材10が略所定の装着位置に近づいたときに、容易に衝立部材10を背もたれ部33に対して位置決めすることができる。また、衝立部材10を設置する作業者は、衝立部材10をスライドさせながら衝立部材10に加わる吸引力の変化を感じ取ることにより、衝立部材10が所定の位置にあるか否かを容易に知ることができる。
なお、本実施の形態において、各磁石対41は、突出部37及び凹部13の上部近傍であって幅方向手前側の位置に設けられている。また、各磁石対42は、突出部37及び凹部13の下部近傍であって幅方向奥側の位置に設けられている。すなわち、衝立部材10を背もたれ部33に対してスライド可能であるX方向に対して垂直なZ方向において、2以上の磁石対41,42は互いに離れた位置にある。したがって、衝立部材10が所定の装着位置に位置するまで背もたれ部33に対してスライドする過程において、各磁石対41,42の磁石が、それと対をなす磁石とは異なる他の磁石の影響を受けることを防止することができる。したがって、容易に衝立部材10の着脱作業を行うことができる。
特に、本実施の形態においては、磁石対41,42は、上下方向において互いに離れた位置にあり、かつ、幅方向において互いに離れた位置にある。そのため、突出部37が凹部13にはまるようにして衝立部材10を背もたれ部33に取り付ける際、衝立部材10を上方から下方にスライドさせるような方法をとったとしても、他の磁石の影響を受けることを防止できる。したがって、さらに容易に衝立部材10の着脱作業を行うことができる。なお、上下方向において互いに離れた位置とは、少なくとも上下方向において同じ位置ではないことであり、その距離は問わない。また、幅方向において互いに離れた位置とは、少なくとも幅方向において同じ位置ではないことであり、その距離は問わない。
以上説明したように、本実施の形態においては、背もたれ側が隣接する2つの座面31を有するベンチ型座席3の背もたれ部33に、衝立部材10を着脱することができる。したがって、ベンチ型座席を使用する空間を、状況に応じて、仕切ったりオープンにしたりすることができる。
図2に示されるように衝立部材10が取り外されている状態では、背もたれ部33に低間仕切り部である突出部37が現れる。したがって、衝立部材10を取り外した場合でもデザイン性に優れた内装を維持することができる。
他方、図1に示されるような衝立部材10が背もたれ部33に取り付けられている状態では、一のテーブル5を着席して利用するユーザに、半個室であるかのような印象を与えることができる。すなわち、ユーザは、隣のテーブル5を利用するユーザグループから完全に分離されているという感覚を得ることができる。また、複数のテーブル5がある空間が衝立部材10により仕切られることにより、隣のテーブル5の空気が流れ込んで来ることや、香りや音などが伝わったりすることを防止することができる。したがって、ユーザは、より安心して自身のテーブル5における飲食等を楽しむことができる。なお、衝立部材10が背もたれ部33に取り付けられている状態における、床から衝立部材10の上部までの高さは、例えば180センチメートル程度から200センチメートル程度に構成されている。したがって、突出部37が露出している状態から確実に衝立部材10による空間の区画を実現することができる。
ベンチ型座席3に衝立部材10が取り付けられている状態では、衝立部材10が取り付けられていない場合と比較して、当該ベンチ型座席3を挟んで隣接するユーザグループ間の隔離が適切に行われる。したがって、例えば、飲食中、会話中における飛沫感染が隣接するユーザグループ間で発生することを、より有効に防止できる。
本実施の形態において、例えば、突出部37を有する既存の設備である背もたれ部33を利用して、背もたれ部33に衝立部材10を取り付けることができるようにしてもよい。この場合、座席衝立構造101をより容易にかつ低コストで導入することができる。
なお、本実施の形態において、磁石の配置は上述のものに限られない。
図7は、本実施の形態の一変形例に係る座席衝立構造101bについて説明する正面図である。
図7に示されるように、座席衝立構造101bは、実施の形態1の磁石対41,42に代えて、磁石140b,140cからなる3組の磁石対140を有しているものである。3組の磁石対140は、上下に並んで配置されている。すなわち、磁石対140同士は、衝立部材10を背もたれ部33に対してスライド可能であるX方向に対して垂直なZ方向において、互いに離れた位置にある。
このような構成であっても、上述と同様の効果をえることができる。すなわち、衝立部材10が所定の装着位置に位置するまで背もたれ部33に対してスライドする過程において、各磁石対140の磁石が、それと対をなす磁石とは異なる他の磁石の影響を受けることを防止することができる。したがって、容易に衝立部材10の着脱作業を行うことができる。
(実施の形態2)
実施の形態2の概要を、上述の実施の形態1とは異なる部分について説明する。実施の形態2では、実施の形態1と同様の構成を有するベンチ型座席3、テーブル5、及び飲食物搬送装置7が用いられる。本実施の形態では、案内手段を用いて衝立部材を背もたれ部33に対して上下方向にスライド可能に案内するように構成された座席衝立構造201が用いられている点などが、実施の形態1とは異なっている。
図8は、本発明の実施の形態2に係る店舗システム200を説明する斜視図である。
図8に示されるように、実施の形態2においては、店舗システム200は、ベンチ型座席3、テーブル5、及び飲食物搬送装置7のほか、実施の形態1の座席衝立構造101とは異なる座席衝立構造201を備えている。
座席衝立構造201において、背もたれ部33を有していること及びその背もたれ部33の構成については、磁石対が設けられていない点を除いて座席衝立構造101と同様である。また、本実施の形態において、座席衝立構造201は、衝立部材10とは形状が異なる衝立部材210と、案内手段の一部を構成する案内部材80とを含んでいる。なお、案内手段とは、衝立部材210を背もたれ部33に対してスライド可能に案内する手段である。
本実施の形態において、案内部材80は、幅方向において背もたれ部33の隣にある飲食物搬送装置7の側壁部76に固定されている。案内部材80は、後述するように衝立部材210に設けられている第二係合部215に係合する第一係合部として機能する。案内部材80の詳細については、後述する。
図9は、同衝立部材210を示す斜視図である。図10は、同座席衝立構造201の衝立部材210の着脱について説明する第1の斜視図である。図11は、同座席衝立構造201の衝立部材210の着脱について説明する第2の斜視図である。
図9に示されるように、衝立部材210は、本実施の形態において、全体として衝立部材10と略同様の平らな板形状を有している。衝立部材210は、側方には開口しておらず下方にのみ開口する凹部13を有している。
ここで、衝立部材210の幅方向両端部には、それぞれ、第二係合部215が設けられている。本実施の形態において、第二係合部215は、レール217を備える。レール217は、上下方向に沿って筋状に、衝立部材210の表面から凹んだ部位である。すなわち、レール217が設けられていることによって、各第二係合部215は、幅方向において衝立部材210の中央に向かう面を有しているといえる。なお、レール217は、衝立部材210の表面から突出する部位であり、当該部位が幅方向において衝立部材210の中央に面する面を有していてもよい。
各第二係合部215において、レール217は、衝立部材210の正面及び背面の2箇所に設けられている。本実施の形態において、衝立部材210は、Z方向に延びて衝立部材210の中央を通る軸について対称な形状を有している。これにより、正面と背面とを入れ替えても、同様に背もたれ部33に取り付けることができるようになっている。
図10に示されるように、案内部材80は、上方から見て、側壁部76に沿う基部部分の前後両端部から幅方向手前に向かって延びる2つの腕部81を有している。前後方向において、2つの腕部81の間隔(案内突起87を除く部位の間隔)は、衝立部材210の厚み方向の寸法と略同じかわずかに大きい寸法となっている。換言すると、案内部材80は、上方から見て、衝立部材210の第二係合部215を腕部81と基部部分とでU字状に囲む第一係合部85を有しているといえる。すなわち、第一係合部85は、第二係合部215が上下方向にスライド可能にはまる(係合する)ように構成されている。また、本実施の形態において、第一係合部85は、各腕部81の内側に配置された、上下方向に沿って筋状に突出する案内突起87を有している。すなわち、前側の腕部81の後に面する面には、後方に突出する案内突起87が形成されている。また、後側の腕部81の前に面する面には、前方に突出する案内突起87が形成されている。すなわち、各第一係合部85は、幅方向において側壁部76に向かう面を有しているといえる。
本実施の形態において、衝立部材210は、背もたれ部33に対して取り付けることができるように構成されている。図11に示されるように、取り付けは、突出部37の上部が凹部13の開口から凹部13にはまるようにして、背もたれ部33に対して突出部37の上方から下に衝立部材210をスライドさせることにより行われうる。このとき、上述のように構成された案内部材80の第一係合部85に第二係合部215がはまりこむ(係合する)ので、案内部材80によって、衝立部材210が、背もたれ部33に対して上下方向にスライド可能に案内される。したがって、衝立部材210が背もたれ部33に対して前後方向にがたつかないようにするとともに、衝立部材210を背もたれ部33に対して容易に着脱することができる。
なお、本実施の形態において、第一係合部85の上端部は、突出部37の上端部よりも上方にある。そのため、衝立部材210を取り付ける場合において、凹部13に突出部37の上部がはまりこむよりも前に、第一係合部85に第二係合部215がはまりこんだ状態にすることができる。したがって、衝立部材210の前後方向の位置を規制した状態で凹部13に突出部37の上部をはめこむ作業を行うことができ、衝立部材210を背もたれ部33に対して容易に着脱することができる。
本実施の形態において、各案内突起87は、レール217にはまった状態でレール217に沿って上下方向にスライド可能な位置及び形状を有している。したがって、案内部材80による衝立部材210の案内をより確実に行うことができる。また、幅方向において、第一係合部85側の側壁部76に向かう面と、第二係合部215側の衝立部材210の中央に向かう面とが対向した状態となる。すなわち、凹部13に突出部37の上部がはまりこむか否かにかかわらず、案内部材80によって、衝立部材210の幅方向の位置を、奥に向かう方向に限らず手前に向かう方向においても規制することができる。したがって、衝立部材210を背もたれ部33に対して容易に着脱することができる。なお、案内突起87やレール217の数は4つずつに限られず、また、案内突起87やレール217は設けられていなくてもよい。この場合においても、第一係合部85に第二係合部215が上下方向にスライド可能にはまり、案内部材80による案内が行われることにより、衝立部材210を背もたれ部33に対して容易に着脱することができる。
なお、本実施の形態において、衝立部材210や案内部材80の材質は、例えば樹脂であるが、金属であったり、木製等であったりしてもよい。衝立部材210や案内部材80は、抗菌作用、抗ウイルス作用を発揮する材料又は表面加工等を利用して構成されていることが好ましい。衝立部材210や案内部材80は、複数種類の異なる素材を組み合わせて形成されたものであってもよい。
なお、案内部材80は、例えば、2つの腕部81が可撓性を有するように構成されており、衝立部材210が設置された状態で、2つの腕部81が常に衝立部材210の表面に接触するように構成されていてもよい。すなわち、案内部材80によって衝立部材210が挟持されるようにしてもよい。これにより、衝立部材210が背もたれ部33に対してがたつくことをより強固に防止することができる。
また、本実施の形態とは逆に、衝立部材210に設けられた第二係合部が、側壁部76にある案内部材80側の第一係合部となる部位が上下方向にスライド可能にはまり込むような構造が設けられていてもよい。例えば、案内部材80に手前側に突出する突起部が第一係合部として設けられており、衝立部材210の幅方向端部において当該突起部がはまる溝が第二係合部として設けられていてもよい。このような構造であっても、案内部材80による案内が行われることにより、衝立部材210を背もたれ部33に対して容易に着脱することができる。
また、本実施の形態において、側壁部76は、例えば、飲食物搬送装置7において搬送路71を覆う上側ユニット75に設けられているが、このように飲食物搬送装置7の一部に設けられている部位に限られない。例えば、店舗内の壁面に隣接して、幅方向が壁面に対して垂直となるようにベンチ型座席3が配置されている場合において、当該壁面を側壁部と捉えることも可能である。
以上説明したように、実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、衝立部材210を背もたれ部33に対して着脱することにより、ベンチ型座席3を使用する空間を、状況に応じて、仕切ったりオープンにしたりすることができるという効果を得ることができる。したがって、ベンチ型座席3に衝立部材210が取り付けられている状態にすることにより、複数のテーブル5がある空間を衝立部材210により仕切り、当該ベンチ型座席3を挟んで隣接するユーザグループ間の隔離を適切に行うことができる。これにより、例えば、隣のテーブル5の空気が流れ込んで来ることや、香りや音などが伝わったりすることを防止することができる。また、例えば、飲食中、会話中における飛沫感染が隣接するユーザグループ間で発生することを、より有効に防止できる。したがって、ユーザは、より安心して自身のテーブル5における飲食等を楽しむことができる。
実施の形態2においては、背もたれ部33に対して衝立部材210を上下方向にスライドさせて衝立部材210を着脱することができる。したがって、突出部37を確実に覆うように凹部13が形成された衝立部材210を用いることにより、より確実に衝立部材210が設置された状態を維持することができる。
(その他)
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものである。
なお、座席衝立構造は、一方が他方に嵌め込まれるような位置決め突起をさらに設けていてもよい。このような位置決め突起のみであってもよい。背もたれ部に設けられている位置決め突起を突出部と捉え、衝立部材において位置決め突起が嵌め込まれる部位を凹部と捉えてもよい。
着脱手段とは、衝立部材を背もたれ部に対してスライド可能にするものに限られず、例えば止め金具やねじ等により背もたれ部に対して衝立部材を固定、取り外し可能にするものであったり、それらが併用されていてもよい。止め金具等としては、例えば、いわゆるパチン錠やクリップと呼ばれるようなファスナー類のほか、一方に設けられたストライクとそれを保持可能に構成されたキャッチや、ラッチ錠等など、種々のものを用いることが可能である。
また、座席衝立構造は、着脱手段に加えて、衝立部材を背もたれ部に対して強固に固定するロック部材をさらに有していてもよい。ロック部材は、背もたれ部に対する衝立部材の位置を固定したり規制したりするように構成されていることが好ましい。この場合、ロック部材として、上述したような、止め金具やねじ等などを用いることができる。
また、座席衝立構造は、着脱手段に加えて、衝立部材及び背もたれ部の一方が他方に嵌め込まれることにより両者の位置関係が規制されうるように設けられた位置決め突起をさらに有していてもよい。位置決め突起が板状部材に設けられており、それが嵌入する孔部が背もたれ部に設けられていてもよい。なお、座席衝立構造は、着脱手段として、位置決め突起を有していてもよい。背もたれ部に位置決め突起が設けられている場合、当該位置決め突起を突出部と捉え、衝立部材において位置決め突起が嵌め込まれる部位を凹部と捉えてもよい。
上述の複数の実施の形態やその変形例などを適宜組み合わせた実施の形態を構成してもよい。例えば、上述の実施の形態の構成そのものに限られず、上述の実施の形態のそれぞれの構成要素について、適宜、他の実施の形態の構成要素と置換したり組み合わせたりしてもよい。また、上述の実施の形態のうち、一部の構成要素や機能が省略されていてもよい。
例えば、上述の実施の形態2において、実施の形態1において設けられていた磁石対を、座席衝立構造に用いるようにしてもよい。この場合、磁石対を2つ以上設けるようにしてもよい。磁石対を2つ以上設ける場合、衝立部材を背もたれ部に対してスライドさせる方向(上下方向)に対して垂直な幅方向において二以上の磁石対が互いに離れるように配置されていればよい。
本発明に係る座席衝立構造は、飲食店等の店舗において用いられるものに限られない。例えば、オフィスや公共施設などの多数の人が来訪するような施設における、ベンチ型座席が用いられる空間などにおいて、広く用いることができる。
以上のように、本発明にかかる座席衝立構造は、ベンチ型座席を使用する空間を、状況に応じて、仕切ったりオープンにしたりすることができるという効果を有し、座席衝立構造等として有用である。
1、200 店舗システム
3 ベンチ型座席
5 テーブル
7 飲食物搬送装置
10、101、210 衝立部材
13 凹部
13b 開口部
31 座面
33 背もたれ部
35 背もたれ
37 突出部
37a スリット部
41、42、140 磁石対
41b、41c、42b、42c、140b 磁石
71 搬送路
75 上側ユニット
76 側壁部
80 案内部材
81 腕部
85 第一係合部
87 案内突起
101、101b、201 座席衝立構造
215 第二係合部
217 レール

Claims (5)

  1. ベンチ型座席において座面に対して上方に延びる背もたれ部と、
    前記背もたれ部に対して用いられる着脱手段を有し、前記着脱手段により前記背もたれ部に着脱可能に設置されており、前記背もたれ部から上方に延びる衝立部材とを備え、
    前記ベンチ型座席は、前記背もたれ部を挟む両側において幅方向に複数人が並んで着席可能に構成されており、
    前記背もたれ部は、背もたれと、背もたれの上部から上方に突出する突出部と、を有し、
    前記突出部は、前記ベンチ型座席の略全幅にわたって前記背もたれ部の上部に設けられ、前記背もたれ部の前側と後側を仕切る低間仕切り部として機能し、
    前記衝立部材は、前記突出部にはまる凹部を前記着脱手段として有し、前記背もたれ部に対してスライドさせることにより着脱可能であることを特徴とする、座席衝立構造。
  2. 前記凹部は、少なくとも下方及び側方に開口しており、
    前記衝立部材を前記背もたれ部に対して水平方向にスライドさせることにより前記衝立部材を前記背もたれ部に対して着脱可能である、請求項に記載の座席衝立構造。
  3. 幅方向において前記背もたれ部の隣にある側壁部に設けられた第一係合部と幅方向において前記衝立部材の端部に設けられた第二係合部とを含む案内手段をさらに備え、
    前記第一係合部及び前記第二係合部の一方は、前記第一係合部及び前記第二係合部の他方が上下方向にスライド可能にはまるように構成されており、
    前記案内手段は、前記衝立部材を前記背もたれ部に対して上下方向にスライド可能に案内する、請求項からのいずれかに記載の座席衝立構造。
  4. ベンチ型座席において座面に対して上方に延びる背もたれ部と、
    前記背もたれ部に対して用いられる着脱手段を有し、前記着脱手段により前記背もたれ部に着脱可能に設置されており、前記背もたれ部から上方に延びる衝立部材と、
    幅方向において前記背もたれ部の隣にある側壁部に設けられた第一係合部と幅方向において前記衝立部材の端部に設けられた第二係合部とを含む案内手段とを備え、
    前記背もたれ部は、上方に突出する突出部を有し、
    前記衝立部材は、前記突出部にはまる凹部を前記着脱手段として有し、前記背もたれ部に対してスライドさせることにより着脱可能であり、
    前記第一係合部及び前記第二係合部の一方は、前記第一係合部及び前記第二係合部の他方が上下方向にスライド可能にはまるように構成されており、
    前記案内手段は、前記衝立部材を前記背もたれ部に対して上下方向にスライド可能に案内する、座席衝立構造。
  5. 前記衝立部材と前記背もたれ部とのそれぞれに配置され、前記衝立部材が前記背もたれ部に取り付けられている状態で互いに吸引する一対の磁石をさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の座席衝立構造。
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