JP2017079978A - 天板付き家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板面に置かれた筆記用具等の物品が転がるなどして移動したとしても立ち上がり部によってガードでき、物品の天板面から床への落下を簡単に防止可能な天板付き家具を提供する。【解決手段】昇降テーブルは、昇降可能に構成された天板3の縁辺3bに沿って天板面3cよりも上方に突出して形成され、この天板面3cからの立ち上がり寸法t1が天板3の厚みt2よりも小さい第1の立ち上がり部65aを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、天板面から筆記用具等の物品がこぼれ落ちることを防止できる昇降可能な天板付き家具に関するものである。
従来より、天板を昇降させて天板面の高さを自在に変更可能な家具が知られている。例えば特許文献1には、天板とそれを支持する左右の脚支柱とを備え、この脚支柱が天板下部に固定される固定脚部と、固定脚部に対して下方に伸縮するように可動する可動脚部とを有し、左右の脚支柱を同期して昇降させて天板面の高さを調整するテーブルが記載されている。
特開2015−134124号公報
ところで、このように天板を昇降可能なテーブルでは、特に天板の昇降時に、天板面上に載置された筆記用具等の物品が転がるなどして移動し、床へ落下しやすくなる。
このような物品の落下を防止するため、天板の縁辺にデスクトップパネルを取り付け、移動する物品をデスクトップパネルでガードすることが考えられるが、デスクトップパネルのように高さおよび幅が大きくかつ重量のあるものは、設置のための機構が比較的大がかりになるので、設置に費用が掛かり、物品の落下を簡単に防止できるものではない。なお、このような問題は、昇降テーブルだけでなく、昇降可能な天板を備える種々の家具で起こり得るものである。
本発明は、上記のような課題を解消することを目的としており、具体的には、天板面に置かれた筆記用具等の物品が落下することを簡単な構成で防止できる天板付き家具を提供することを目的とする。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の天板付き家具は、昇降可能に構成された天板の縁辺に沿って天板面よりも上方に突出して形成され、この天板面からの立ち上がり寸法が前記天板の厚みよりも小さい立ち上がり部を有することを特徴とする。
このような構成であると、天板を昇降させた際に、天板面に置かれた筆記用具等の物品が転がるなどして移動したとしても、縁辺に沿って形成された立ち上がり部にガードされるので、物品の床へのこぼれ落ちが防止される。またこのような立ち上がり部は、天板の厚みよりも立ち上がり寸法が小さく、厚みや重量が小さくて済むので、デスクトップパネルを設置するよりも簡単に構成できる。したがって、天板面からの物品のこぼれ落ちを簡単に防止できる昇降可能な天板付き家具を実現できる。
さらに、紙などの薄いものが天板と立ち上がり部との隙間から床に落下することを防止して、こぼれ止めの機能を有効に発揮するためには、前記立ち上がり部を構成する立ち上がり部構成材と天板の縁辺との間に形成される隙間が下方に開放されることを防止する閉塞部を有することが好適である。
とりわけ、別途に立ち上がり部を構成する部材を持ち込む必要がなく、簡単な構造にするためには、天板の前記縁辺の下面に配線コード受けを取り付け、その配線コード受けに連続する上下方向面の上縁を前記天板面よりも上方に突出させて前記立ち上がり部を構成していることが好適である。
特に、一枚の板金の塑性変形加工によって立ち上がり部および配線コード受けを簡単に構成するためには、前記配線コード受けに形成されるコード受け部の上端縁に天板下面添設部が連設され、この天板下面添設部の後端縁を上方に延在させて前記立ち上がり部を構成していることが好適である。
上述した物品のこぼれ落ち防止の効果に加えて、プライバシーの確保を図るためには、天板と一体で昇降するデスクトップパネルが取り付けられ、当該デスクトップパネルと天板の縁辺との間に前記立ち上がり部が設けられることが好適である。
この場合にデスクトップパネルを好適に取り付けるためには、天板の最端縁に前記立ち上がり部を設けるとともに、前記デスクトップパネルが、前記立ち上がり部の下方を跨ぐ連結部材を介して天板の下面に固定されることが好適である。
さらに、天板縁部に切欠部が形成され、当該切欠部から露出する前記天板下面添設部を第2のコード受け部として利用する場合に、当該第2のコード受け部からの配線の落下を簡単に防止するためには、前記切欠部の左右に位置する前記立ち上がり部同士を切欠部の後方で連続させて、前記第2のコード受け部に載置する配線のこぼれ止めの役割を果たす第2の立ち上がり部としていることが好適である。
本発明は、以上説明した構成であるから、天板の昇降時に天板面に置かれた筆記用具等の物品が転がるなどして移動したとしても、立ち上がり部によってガードでき、物品の天板面から床への落下を簡単に防止可能な天板付き家具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る昇降テーブルを示す斜視図。 同テーブルの天板を透視した平面図。 同テーブルから天板および操作部を取り外した状態で示す斜視図。 同テーブルの上部の側面図。 同テーブルの切欠部周辺を拡大して示す斜視図。 同テーブルから吊り下げられる収納箱を示す斜視図。 同収納箱の分解斜視図。 本発明の変形例を示す斜視図。 図8に示す変形例を斜め下方から見た斜視図。 本発明の他の変形例を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の天板付き家具としての自動昇降テーブル1は、互いに対向して配置される一対の脚支柱2,2と、一対の脚支柱2,2によって支持される略矩形状の天板3とを備える。
天板3は、後述する収納箱を吊り下げ支持する箇所を有し、人が着座する側である一方の縁辺3a側の下面に、奥方に向かって下り勾配となる傾斜が付けてあり、それによって天板3の厚みを見掛け上薄くしてスマートにするとともに、昇降操作のために取り付けられる操作部Cを使用者から見やすくしている。図1及び図2に示すように、天板3は、一方の縁辺3a側に幅方向中央部に浅く凹み32が形成されるとともに、他方の縁辺3bの幅方向中央部に平面視台形の切欠部31が形成されている。
図1に示す一対の脚支柱2,2が有する支柱22は、3段テレスコープ状に部材を嵌合させたものであり、図示しないボールねじタイプの昇降駆動機構を内蔵する。支柱22の下端に取り付けられたベース24は、鉄板を折り曲げて形成されており、表面に塗装が施してある。支柱22の下端は、ベース24の鉄板にボルトや溶接で固定される。このようなベース24および支柱22を含む脚支柱2の形状は、側面視逆T字状に構成される。左右の支柱22,22の上部には、前後方向に延びて天板3の左右端部3c,3c(図1参照)の下面を支持する天板取り付けブラケット21が取り付けられる。
図3に示すように、左右の支柱22,22の間には、中央ダクト5が架け渡される。中央ダクト5は、2枚の板金をそれぞれ折り曲げ加工してわずかな隙間を空けて突き合わせ、その両端部が左右のブラケット21,21にビスにより固定されている。このような中央ダクト5は、前後方向中央部が凹んだ逆ハット型の横断面を有するものであり、図2に示すように、底板51に、幅方向中央部が拡開した拡開部52aを有するスリット52が形成される。このスリット52の左右方向の複数箇所には、コードを引っ掛けるために開口を広げたコード引っ掛け部52bが形成される。また、このスリット52を利用することで、天板3の下方を仕切る図示しない幕板が取り付けられてもよい。
中央ダクト5内であって、拡開部52aの近傍には、左右の脚支柱2に内蔵された昇降メカである図示しない昇降駆動機構を同期駆動させ、天板3を昇降させる駆動ユニットYが収納され、駆動ユニットYから左右の昇降メカまで図示しない配線を導くようにしている。なお、天板3は、例えば、図1に示すように、一般的な成人が椅子に着席姿勢で適切に利用できる高さ位置から、起立姿勢で肘をついて利用できる高さ位置の間で昇降可能に構成される。
操作部Cは、天板3の一方の縁辺3a側の下面33に取り付けられる。操作部Cは、天板3を等ピッチで昇降させるメインスイッチの他、天板3を数ピッチ単位で昇降させるサブスイッチを有する。操作部Cへの配線コードは後述するコードダクトから中央ダクト5を通り、駆動ユニットYの配線とともに床面に導かれる。
天板3の下面33であって、他方の縁辺3b側には、天板3の幅方向全体に亘って配線コード受け6が取り付けられる。図2〜5に示すように、配線コード受け6は、天板3の幅方向に延びる底部61と底部61の前後方向両端からそれぞれ立ち上がる第1,第2の上下方向面62a,62bとで構成される第1のコード受け部6Aと、第1のコード受け部6Aの後方側の上端縁に連接する天板下面添設部63と、天板下面添設部63の後端から立ち上がる第3の上下方向面64とを有し、一枚の板金の塑性変形加工によって作製される。第1のコード受け部6Aの底部61は、幅方向中央部が図5に示すように平面視長方形に切欠かれており、この切欠き61aの左右に第1の上下方向面62aが形成される。また、底部61において切欠き61aの近傍には、複数の配線コード孔61bが形成される。また、第2の上下方向面62bは、第1の上下方向面62aよりも上方に延び、底部61から天板下面添設部63の左右方向両端部に向けて幅方向に広がりながら延びる正面視台形状である(図3参照)。天板下面添設部63は、天板3の幅方向略全体に亘って形成され、天板3の他方の縁辺3b近傍を下方から支持した状態で天板3の下面33にねじ止めされる。天板下面添設部63は、幅方向中央部が、天板縁部に形成された図5に示す切欠部31から露出し、その露出部分がコンセントタップC等をマグネットで着脱することが可能な第2のコード受け部6Bとして利用される。
このような天板下面添設部63の最後縁には、図4に示すように、立ち上げ部構成材としての第3の上下方向面64が、天板面3cよりも上方に突出する位置まで起立し、第3の上下方向面64の上縁により、立ち上がり寸法t1が天板3の厚みt2よりも小さい第1の立ち上がり部65aが構成される。第1の立ち上がり部65aは、天板3のうち人が着座しない側である他方の縁辺3bの全幅に亘って形成される。第1の立ち上がり部65aは、図1及び図5に示すように天板3の切欠部31の左右に形成され、天板3の昇降等に伴って天板面3cに置かれた筆記用具などの物品が転がるなどして移動した場合に、物品をガードして床へ落下することを防止する。また、第3の上下方向面64のうち長手方向中央付近の上縁には、左右の第1の立ち上がり部65aと連続し、第2のコード受け部6Bに載置される配線のこぼれ止めとしての役割を果たす第2の立ち上がり部65bも形成される。このような配線コード受け6において、立ち上がり部構成材としての第3の上下方向面64と天板3の縁辺3bとの間の隙間δ(図5参照)は、閉塞部としての天板下面添設部63により下方に開放されることが防止される。
天板3には、例えばデスクトップ型パソコン本体などを収納するための図6に示すような収納箱4が前後一対の収納箱取付ブラケット42を介して取り付けられる。
収納箱取付ブラケット42は、収納箱4を吊り下げる吊下げ部42bと、吊下げ部42bの下部に吊り下げられて収納箱取付ブラケット42の他端部となり、吊下げ部42bよりも左右に拡開し、収納箱4の荷重を受ける荷重受け部42aと、吊下げ部42bの上方から左右に延びて収納箱取付ブラケット42の一端部となる天板固定部42cとを有し、吊下げ部42bおよび荷重受け部42aにより正面視逆T字状、吊下げ部42bおよび天板固定部42cにより正面視T字状に形成される。天板固定部42cにはねじ挿通孔42c1が形成され、収納箱取付ブラケット42は、ねじ挿通孔42c1を介して下方から図1に示す天板3の下面33にねじ等の固定具で固定されている。荷重受け部42aは、平面視矩形状であり、収納箱4の上面に形成される第1の差し込み孔44aの後部の幅広部44a1とほぼ同じ形状かつ幅広部44a1よりもわずかに小さく構成され、幅広部44a1に上方から差込可能である。
また、吊下げ部42bは、天荷重受け部42aの幅方向中央から延びて、上下方向中央部が幅狭に構成されており、この吊下げ部42bが、第1の差し込み孔44aの前部にあって幅広部44a1の幅方向中央から連続して延びる幅狭部44a2に後方から差込可能に構成される。第1の差し込み孔44aの前方には収納箱4の上部としての後述するブラケット固定部47(図7参照)が位置し、幅狭部44a2に差し込まれた一方の収納箱取付ブラケット42の荷重受け部42aが下方よりブラケット固定部47に当接する。また、収納箱4の上面かつ後端部には、幅狭部44a2と同幅でかつ後方に開放された第2の差し込み孔44bが形成され、このような第2の差し込み孔44bの前方にも後述するブラケット固定部47が配置される。他方の収納箱取付ブラケット42は、吊下げ部42bを第2の差し込み孔44bに差し込むことで、荷重受け部42aがブラケット固定部47に下方から当接する。
図7に示すように、収納箱4は、逆L型の2枚の側板45,45を上連結部4Aと下連結部4Bとを介在させて溶接により接合して図6に示す収納箱4の筐体を構成している。側板45,45の上面には、前後方向の略中央と後端部にそれぞれ切欠き45a,45bが形成され、2枚の側板45,45が突き合わされることで図6に示すT型の第1の差し込み孔44aと、略矩形状の第2の差し込み孔44bとを形成する。
ここで、一枚の板金の折り曲げ加工によって収納箱の筐体全体を構成することも考えられるが、その場合、底板と側板のコーナーにRが形成されて実質的な収納幅が狭まることになる。これに対して、逆L型の2枚の側板45,45を上連結部4Aと下連結部4Bとで繋いて構成される収納箱4であれば、コーナーが直角になるので収納幅Wが狭まらず、収容空間Sを広くできる。また、左右の側板45,45同士の間隔をあけることで、幅違いの収納箱4を簡単に構成することができる。
図7に示すように、上連結部4Aは、左右一対の側板部46,46と、側板部46,46の上部同士を連結する位置にあって収納箱取付ブラケット42の固定先となる、前後一対の上向きチャネル状をなすブラケット固定部47とを有する。
側板部46,46の内側には引き出し41を引き出すためのサスペンションレール46aが形成されており、引き出し41はその側面に形成されたレール受け41aを介して側板部46,46間に引き出し可能に挿入される。
下連結部4Bは、矩形板状の被載置部48と、被載置部48の前端から下方に湾曲した垂下部48aと、被載置部48の後端から立ち上がる起立部48bとを有し、被載置部48と引出支持板49との間に形成される収容空間Sに、デスクトップ型パソコン本体などを配置することができる。また、収納箱取付ブラケット42,42の天板固定部42c,42c間に亘って(収納箱取付ブラケット42,42の左右の腕の間を通って)前後に延びるコードダクト43が架け渡されており、操作部C(図1参照)への図示しない配線コードは、このコードダクト43内に収容される。
各収納箱取付ブラケット42の荷重受け部42aおよびブラケット固定部47には、互いに対応する位置に固定具取付孔としてのねじ挿通孔42a1またはねじ孔47aが形成されており、引き出し41を引き抜いた状態で、ブラケット固定部47の下方から、ねじ挿通孔42a1およびねじ孔47aを介してねじなどの固定具で収納箱4を収納箱取付ブラケット42に固定可能に構成される。また、収納箱取付ブラケット42,42が収納箱4の差し込み孔44a,44bから差し込まれて、ともに面で構成される荷重受け部42aとブラケット固定部47とが互いに当接した状態は、天板3に2つの収納箱取付ブラケット42を介して収納箱4が吊り下げ担持された状態にあり、ブラケット固定部47は収納箱4の荷重を受ける被荷重受け部となる。また、ねじ挿通孔42a1およびねじ孔47aは、収納箱取付ブラケット42を介して天板3に収納箱4が吊り下げられた状態で荷重受け部42aの位置を固定する外れ防止固定部として機能する。
このような収納箱4は、引き出し41が引き出されている状態で、収納箱取付ブラケット42が収納箱4の差し込み孔44a,44bに差し込まれてブラケット固定部47の下面に当接し、その荷重が一旦ブラケット固定部47に支持された状態で下方からねじ止めされることで、吊り下げ構造Xが構成され、収納箱4は天板3に吊り下げられた状態で固定される。その後、引き出し41はサスペンションレール46a,46a間に挿入される。
この状態において、天板3と収納箱4の間には隙間が形成され、意匠上美しく見せる効果を得ることに加えて、操作部Cを配置するスペースの確保を図っている。
以上のように、本実施形態の天板付き家具としての昇降テーブル1は、昇降可能に構成された天板3の縁辺3bに沿って天板面3cよりも上方に突出して形成され、この天板面3cからの立ち上がり寸法t1が天板3の厚みt2よりも小さい第1の立ち上がり部65aを有する。
このような構成であると、天板3を昇降させた際に、天板面3cに置かれた筆記用具等の物品が転がるなどして移動したとしても、他方の縁辺3bに沿って形成された第1の立ち上がり部65aにガードされるので、物品の床へのこぼれ落ちが防止される。またこのような第1の立ち上がり部65aは、天板3の厚みt2よりも立ち上がり寸法t1が小さく、厚みや重量が小さくて済むので、デスクトップパネルを設置するよりも簡単に構成できる。したがって、天板面3cからの物品のこぼれ落ちを簡易に防止できる昇降可能な天板付き家具1を実現できる。
特に、第1の立ち上がり部65aを構成する立ち上がり部構成材としての第3の上下方向面64と天板3の縁辺3bとの間に形成される隙間δが下方に開放されることを防止する閉塞部として天板下面添設部63を有することから、紙などの薄いものが天板3と第1の立ち上がり部65aとの隙間δから床に落下することを防止でき、こぼれ止めの機能を有効に発揮することができる。
さらに、天板3の縁辺3bの下面33に配線コード受け6を取り付け、その配線コード受け6に連続する第3の上下方向面64の上縁を天板面3cよりも上方に突出させて第1の立ち上がり部65aを構成することから、別途に第1の立ち上がり部65aを構成する部材を持ち込む必要がなく、簡単な構造にすることができる。
特に、配線コード受け6に形成される第1のコード受け部6Aの上端縁に天板下面添設部63が連設され、この天板下面添設部63の後端縁を上方に延在させて第1の立ち上がり部65aを構成していることから、一枚の板金の塑性変形加工によって第1の立ち上がり部65aおよび配線コード受け6を簡単に構成でき、天板下面添設部63を利用すれば、天板3への固定も適切に行うことができる。
また、天板縁部に切欠部31が形成され、当該切欠部31から露出する天板下面添設部63を第2のコード受け部6Bとして利用するとともに、切欠部31の左右に位置する第1の立ち上がり部65a,65a同士を切欠部31の後方で連続させて、第2のコード受け部6Bに載置する配線のこぼれ止めの役割を果たす第2の立ち上がり部65bとしていることから、天板面3cからの物品の落下を防止する第1の立ち上がり部65a,65aを利用して第2の立ち上がり部65bを形成でき、配線コード受け6に配線のこぼれ止めとしての機能を兼ねさせることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。なお、以下の変形例では、実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
例えば、図8に示す昇降テーブル11のように、天板3の他方の縁辺3b側に、天板3の上下に延びるデスクトップパネル7が取り付けられたり、デスクトップパネル7と第1の立ち上がり部65aとの間の隙間にオプション部材81,82が取り付けられる構成であってもよい。デスクトップパネル7は、図9に示すように、配線コード受け6の左右方向両端部であって、第1のコード受け部6Aが形成されていない部分の下方を跨ぐ連結部材72により天板3の下面33に固定される。連結部材72は、デスクトップパネル7の前面に沿って上下方向に延びてデスクトップパネル本体71の前面にねじ等の固定具で固定されるパネル連結部分72aと、天板3の下面33に沿って前後方向に延びて天板3の下面33にねじ等の固定具で固定される天板連結部分72bと、これらの間を連結し、天板下面添設部63の両端部との干渉を避ける凹みが形成された連結部分72cとを有する。デスクトップパネル7は、このような連結部材72がパネル本体71の左右方向に沿って複数配置されて天板3に固定される。
このように、天板3と一体で昇降するデスクトップパネル7が取り付けられ、当該デスクトップパネル7と天板3の縁辺3bとの間に第1の立ち上がり部65aが設けられることから、これらの両方を天板3に取り付け可能となり、デスクトップパネル7によりプライバシーを確保できるとともに、第1の立ち上がり部65aにより天板3とデスクトップパネル7との間から物が落ちることを防止できる。
さらに、天板3の最端縁に第1の立ち上がり部65aを設けるとともに、デスクトップパネル7が、第1の立ち上がり部65aを下方に跨ぐ連結部材72を介して天板3の下面33に固定されていることから、第1の立ち上がり部65aとデスクトップパネル7との取付部分の取り合いを適切に処理して、デスクトップパネル7を好適に取り付けることができる。
また、オプション部材81,82としては、例えば、底板82dと底板82dの幅方向両端から起立する側板82a,82aと底板82dの後端から起立する背板82eとを有するトレー82や、板状の載置台81aを有する電話台81が設けられる。これらのオプション部材81,82は、さらに、第1立ち上がり部65aの後方を通過して天板下面添設部63の下面まで延びる支柱部82bと、天板下面添設部63にねじ等の固定具で固定される略板状の基台部82cとを有する。基台部82cは、天板連結部分72bに沿って延び、複数箇所で固定される。
さらに、図10に示すテーブル12のように、固定パーティション9が取り付けられてもよい。固定パーティション9は、天板3の他方の縁辺3bの全幅に亘って床面から延びるデスクトップパネル7よりも大型の板で、よりプライバシーが確保される。
このような固定パーティション9が有する固定パーティション本体91の下方には、側面視略L字状の固定部材92が取り付けられる。固定部材92の底部93には、重量の大きい脚支柱2のベース24が被せてあり、これによって、固定部材92と脚支柱2とをねじ等の固定具で固定することなく、固定パーティション9を安定して設置している。さらに、このような固定パーティション9は、天板3の他方の縁辺3bにのみ取り付けられる構成に限定されず、図10に二点鎖線で示すように、天板3の左右端部に沿う側固定パーティション95がさらに取り付けられてもよい。
また、本実施形態では、第1の立ち上がり部65aは、配線コード受け6の一部に形成されて天板3の最端縁に設けられたが、これに限定されず、天板3に直接形成されてもよく、人が着座しない縁辺であってこぼれ止めを要する位置であれば、天板の左右の側縁辺などどこに設けられてもよい。また、天板3の中央部に配線を通す開口(配線挿通口)が形成される場合には、その開口の縁部に形成されてもよい。なお、本実施形態では天板3の切欠部31の縁部には物品が落下しても配線コード受け6で受けられるために立ち上がり部を形成していないが、当該切欠部31の縁部に形成される構成であってもよい。
さらに、上記実施形態においては、天板付き家具としてのテーブル1に適用された例を示しているが、他の天板付き家具に適用されてもよい。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1,11,12・・・昇降テーブル
3・・・天板
3b・・・天板の縁辺
3c・・・天板面
6・・・配線コード受け
6A・・・第1のコード受け部
6B・・・第2のコード受け部
7・・・デスクトップパネル
31・・・切欠部
33・・・天板の下面
63・・・天板下面添設部(閉塞部)
64・・・第3の上下方向面(立ち上がり部構成材)
65a・・・立ち上がり部
65b・・・第2の立ち上がり部
72・・・連結部材
t1・・・立ち上がり寸法
t2・・・天板の厚み
L・・・隙間

Claims (7)

  1. 昇降可能に構成された天板の縁辺に沿って天板面よりも上方に突出して形成され、この天板面からの立ち上がり寸法が前記天板の厚みよりも小さい立ち上がり部を有することを特徴とする天板付き家具。
  2. 前記立ち上がり部を構成する立ち上がり部構成材と天板の前記縁辺との間に形成される隙間が下方に開放されることを防止する閉塞部を有することを特徴とする請求項1に記載の天板付き家具。
  3. 天板の前記縁辺の下面に配線コード受けを取り付け、その配線コード受けに連続する上下方向面の上縁を前記天板面よりも上方に突出させて前記立ち上がり部を構成していることを特徴とする請求項1または2に記載の天板付き家具。
  4. 前記配線コード受けに形成されるコード受け部の上端縁に天板下面添設部が連設され、この天板下面添設部の後端縁を上方に延在させて前記立ち上がり部を構成していることを特徴とする請求項3に記載の天板付き家具。
  5. 天板と一体で昇降するデスクトップパネルが取り付けられ、当該デスクトップパネルと天板の前記縁辺との間に前記立ち上がり部が設けられることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の天板付き家具。
  6. 天板の最端縁に前記立ち上がり部を設けるとともに、前記デスクトップパネルが、前記立ち上がり部の下方を跨ぐ連結部材を介して天板の下面に固定されることを特徴とする請求項5に記載の天板付き家具。
  7. 天板縁部に切欠部が形成され、当該切欠部から露出する前記天板下面添設部を第2のコード受け部として利用するとともに、前記切欠部の左右に位置する前記立ち上がり部同士を切欠部の後方で連続させて、前記第2のコード受け部に載置する配線のこぼれ止めの役割を果たす第2の立ち上がり部としていることを特徴とする請求項4に記載の天板付き家具。
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