JP2011072426A - テーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】天板の作業面を侵すことなく、着座者から見ても外観が良好な状態でパネルを位置変更可能に取り付け可能としたテーブルを提供する。
【解決手段】枠体状のフレーム41に袋状の張り地42を被せることによって構成されるパネル4と、天板2の下方に取り付けられるパネル支持具3とを具備し、このパネル支持具3に前記パネル4を、天板2の一辺2bに沿って当該天板2よりも下方に垂下する第1の使用位置Pと、前記天板2の一辺2bに沿って当該天板2の上方に少なくとも一部を突出させる第2の使用位置Qとの間で位置変更可能に支持させて、ミーティングテーブル等としての利用の形態と、一人用の執務机等としての利用の形態とを選択できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくともデスクトップパネル及び幕板として機能するパネルを適切に付帯させたテーブルに関するものである。
デスクのパネル装置に関し、パネル自体を取り替えずにパネル高さを変更可能にし、後付けでも天板にパネルを取り付け可能とするために、特許文献1には、正面視略四角形の枠体にスクリーン素材を張設してパネル体を形成し、前記枠体の両側縦枠部材にそれぞれ上下スライド可能にブラケット部材を取付けるとともに、該ブラケット部材にデスク天板の後端両側部に取付けるクランプ部材を固定し、前記パネル体をデスク天板の後方で上下高さ変更可能としてなるデスクパネル装置が開示されている。前記縦枠部材には、上下方向に沿って前後左右に4条の凹溝を形成し、そのうち2条の凹溝にガイド用のローラを係り合わせ、残り1条にロック用のボールプランジャを係り合わせて、パネルの移動時のガイドと停止を行うようにしている。
また、天板に加工が不要で、工具類を用いることなく既存の机やテーブルに適用可能な汎用性を備えたパネル支持装置として、特許文献2には、下端部に第1の連結部が形成された左右一対のフレーム形成体間にパネル形成面が設けられたパネルを天板に支持させるにあたり、前記天板の上下面を挟み込んで当該天板に装着可能な一対の装置本体と、各装置本体に設けられた第2の連結部とを備え、前記第1及び第2の連結部を相互に連結することで前記パネルを天板に支持可能としたパネル支持装置が示されている。
特許第3937619号公報 特開2002−153333号公報
ところが、何れのものも、クランプにより天板を挟み込み、このクランプの一部にパネルを取り付けるようにしているため、着座者からクランプ等が視認されて見栄えを損ない、天板の作業面も侵されるという問題がある。
加えて、特許文献1のものは、パネルをレールに沿ってガイドするためにローラを用い、また所定位置に停止するためにボールプランジャを採用しているため、支持構造が複雑化するとともに、パネル取付部の露出範囲を更に大きくしているという問題がある。特許文献2では、クランプの後部にパネルをスライド可能に嵌め合わせ、その嵌め合い部における保持力でパネルを移動先に停止、保持させるようにしているが、必要な保持力を得るためにクランプが長くなると、天板上に露出するクランプの嵩が更に増えるという問題がある。
さらに、天板の縁部にクランプ等が位置していると、パネルと天板の縁部との間隔が必然的に開いてしまうため、隙間を極力ゼロに近づけるような構成や、必要に応じた間隔に設定することができないという不具合もある。
さらにまた、デスクトップパネルや幕板は一人用の執務机の空間を仕切る際に主として用いられるものであるが、かかるテーブルを複数人が利用可能なミーティングテーブルとしても活用できるようになれば、一層テーブルの使い勝手が向上すると考えられる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、天板の作業面を侵すことなく、着座者から見ても外観が良好な状態でパネルを位置変更可能に取り付けることができ、更には天板とパネルとの距離を適切に設定可能とするテーブルを新たに提供することと併せて、パネルの位置変更の態様をより一層拡張させたテーブルを提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明のテーブルは、枠体状のフレームに袋状の張り地を被せることによって構成されるパネルと、天板の下方に取り付けられるパネル支持具とを具備し、このパネル支持具に前記パネルを、天板の一辺に沿って当該天板よりも下方に垂下する第1の使用位置と、前記天板の一辺に沿って当該天板の上方に少なくとも一部を突出させる第2の使用位置との間で位置変更可能に支持させたことを特徴とする。
このようにパネルを軽量簡素な構造にすることで、パネル支持具の負荷が軽減されて当該パネル支持具の軽量化も併せて図ることが可能になり、パネル支持具を天板の下方に取り付けても、第1、第2の使用位置の間でパネルを位置変更可能に支持できるようになる。その結果、天板面を侵さずに且つ着座者から視認され難い状態でパネル支持具を取り付け、このパネル支持具にパネルを支持させて、幕板やデスクトップパネルとして有効利用することが可能となる。
パネルと天板の縁部との間隔を自由に設定可能とするためには、パネル支持具を天板の下面よりも低い位置に配置していることが望ましい。
簡素な取付構造を通じてパネルの位置変更を実現し、同時に停止位置の自由度を高めるためには、パネル支持具の一部に設定した取付部にフレームの縦枠部をスライド可能に嵌め合わせ、その嵌め合い部における保持力のみによってパネルを、スライド範囲の任意ないしほぼ任意の位置に停止、保持させ得るようにしていることが好ましい。
好ましい実施の態様としては、取付部を樹脂により構成するとともに、フレームの縦枠部に樹脂製のレールを設け、これら取付部及びレールを樹脂の弾性を利用して凹凸で嵌め合わせているものが挙げられる。
パネル支持具を、着座した者に視認されない位置からパネルを適切に支持させるためには、当該パネル支持具の基端部を天板の下面に取り付け、当該パネル支持具の一部に設定した取付部を、天板の下肢空間から当該天板の縁部下方に向かって持ち出していることが望ましい。
パネル支持具の好適な取付位置としては、天板が脚受けブラケットを介して脚支柱に支持されているテーブルにあっては、前記脚受けブラケットをパネル支持具の取り付け場所として利用することが好都合である。
以上のようなパネル構造及びパネル支持具によれば、天板が脚支柱を介して4点でキャスタに移動可能に支持された簡易なテーブルにも好適に適用が可能となる。
天板が脚支柱に支持されるものにおいて、使用位置の設定自由度を高めるためには、パネルの幅寸法を一対の脚支柱の内法寸法よりも幅狭に設定するとともに、パネル支持具の取付部を可動にしていることが効果的である。
テーブルの機能にパネルを利用しない態様を含めるためには、パネル支持具が、パネルを天板の下面にほぼ重合する収納位置に位置変更させて支持し得るようにしていることが望ましい。ここに言うほぼ重合とは、パネルが天板の下面に当接ないし近接している必要は必ずしもなく、ある程度離間した位置においてパネルの面と天板の下面とがほぼ平行となるように収納される態様も含まれる。
このような取付部の可動状態を有効に実現するためには、パネル支持具が、天板の下面に固定される固定ブラケットと、この固定ブラケットに回転可能且つ回転範囲の両端で係止可能に係り合う可動ブラケットとを具備し、この可動ブラケットの一部に前記取付部を設定していることが好ましい。
パネルが軽量簡素な構造であるか否かによらず、パネルの機能を高めるためには、天板の下方にパネル支持具を取り付け、このパネル支持具の一部に可動状態で取付部を設けて、この取付部にパネルをスライド可能に取り付け、当該パネルを、天板の下面にほぼ重合する収納位置と、天板の一辺に沿って当該天板よりも下方に垂下する第1の使用位置と、前記天板の一辺に沿って当該天板の上方に少なくとも一部を突出させる第2の使用位置との間で位置変更としておくことが効果的である。
この場合も、上記と同様の趣旨で、パネル支持具の一部に設定した取付部にフレームの縦枠部をスライド可能に嵌め合わせ、その嵌め合い部における保持力のみによってパネルをスライド範囲の任意ないしほぼ任意の位置に停止、保持させ得るようにする構成や、パネル支持具が、天板の下面に固定される固定ブラケットと、この固定ブラケットに回転可能且つ回転範囲の両端で係止可能に係り合う可動ブラケットとを具備し、この可動ブラケットの一部に前記取付部を設定している構成が有効となる。
本発明は、以上説明した構成ように、パネルを軽量簡素な構造にし、パネル支持具の負荷を軽減して当該パネル支持具の軽量化も併せて図ることができるため、パネル支持具を天板の下方に取り付けても、第1、第2の使用位置の間でパネルを無理なく位置変更可能に支持することができる。その結果、比較的簡素なテーブルに適用しても、着座者から視認され難い状態でパネル支持具を取り付けて幕板やデスクトップパネルとして活用することができ、使い勝手に優れたテーブルとして利用に供することが可能になる。
本発明の一実施形態を適用したテーブルを、パネルが第2の使用位置にある状態で示す斜視図。 同テーブルの部分背面図。 同パネルを支持するパネル支持具の分解斜視図。 同パネル支持具の作用説明図。 同テーブルを、パネルが第1の使用位置にある状態で示す斜視図。 同テーブルを、パネルが収納位置にある状態で示す斜視図。 パネル支持具の取付部とパネルのレールとの係り合い部分を示す部分拡大斜視図。 パネル支持具の要部を拡大して示す作用説明図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態を適用したテーブルTを示している。このテーブルTは、脚支柱1に支持された天板2の下方にパネル支持具3を配し、このパネル支持具3によってパネル4を、図5に示す第1の使用位置P、図1に示す第2の使用位置Q、及び図6に示す収納位置Rの間で位置変更可能に支持したものである。
具体的に説明すると、テーブルTは、図1及び図2に示すように、略正方形状をなす天板2の四隅における下面2aに脚受けブラケット21を取り付けたもので、各脚支柱1の上端1aは脚受けブラケット21に固定され、この脚受けブラケット21を介して当該脚支柱1が天板2に連結されている。脚支柱1は下端にキャスタ11を備えた概略棒状をなし、計4箇所で床上に自立可能に接地して天板2を移動可能に支持する。すなわち、このテーブルTは脚側板のような大掛かりな脚構造を備えず、下肢空間Sが脚支柱1、1間から四方に開放された状態で天板2を水平に保持する比較的簡素な構造のものである。
パネル4は、図2及び図3に示すように、パイプ部材を接続してパイプ枠としたフレーム41と、このフレーム41全体を包むように覆い被せたメッシュ等により構成される袋状の張り地42とを備えたもので、パネル4の幅寸法w1は図2に示すように前記脚支柱1、1間の内法寸法w2よりもやや小さい値に設定され、上下寸法h1は図5に示すように天板2の下肢空間Sの所要範囲を目隠しする寸法(本実施形態では天板2の下面2aからキャスタ−11の近くまでを覆う寸法)に設定されている。袋状の張り地42は図示しないファスナ等の簡易な開閉具によってフレーム41の出し入れが可能とされる。図3に示すフレーム41を構成する縦枠部41aには、パネル支持具3に向かって図3及び図7に示すような樹脂製のレール40が取り付けられている。このレール40は、断面が概略コ字形をなし、その溝底に挿し通したビス40aによって当該レール40をパネル4の縦枠部41aに止着したものであり、ビス40aの両側に位置するレール40の側縁40bはパネル4から浮き上がることが可能な状態にある。レール40の両端にはストッパ40c、40d(図3及び図4参照)が設けられている。
パネル支持具3は、図2及び図3に示すように、パネル4のフレーム41を構成する左右の縦枠部41aを把持する一対の可動ブラケット3aと、天板2の隣接する二隅の下方に固定される一対の固定ブラケット3bとから構成される。
可動ブラケット3aは、板状の立壁部31を主体とし、この立壁部31の先端にパネルに対する取付部32を設定した樹脂製のもので、取付部32には前記レール40を抱くように嵌り合う溝32aが設けてあり、立壁部31の2箇所にはピン30a、30bを挿し通すためのピン挿通孔31a、31bが開口している。
一方、固定ブラケット3bは、板状の立壁部33を主体とし、この立壁部33の上端に脚受けブラケット21への取付部34を設けた樹脂製のもので、左右の固定ブラケット3bの立壁部33、33同士を対面させた状態で天板2から下方に垂下させて前記脚受けブラケット21の下面にビス等により取り付けられる。立壁部33の一部には部分円環状(概略C字状)のガイド孔35が形成されている。ガイド孔35の中心mからの距離rに対して、前記可動ブラケット3aの2つのピン挿通孔31a、31bの離間距離dは、前述した2つのピン挿通孔31a、31bに挿通されるピン30a、30bがガイド孔35内において、90°〜180°の離間角度(本実施形態ではほぼ150°程度)で挿入される関係に設定してある。
このガイド孔35は、前記ピン30a、30bが円滑に移動可能な幅に設定され、かつ図8に示すその両端部35a、35bは、ピン30a、30bの外周の半周以上の領域に密接するように部分丸孔状に設けてあり、主ガイド部35cとの境界に括れ部35dが形成してある。両端部35a、35bの隣接位置に設けた異型孔35e、35fは、ピン30a、30bが両端部35a、35bに到達する際に一時的に括れ部35dを押し開くために必要な弾性を当該括れ部35dに与え、かつ両端部35a、35bの内周をピン30a、30bに密着させるために必要な柔軟性をそれら両端部35a、35bの内周に与えるためのものである。ガイド孔35の主ガイド部35cが中心mの円周上を上方に延びて最も高い位置を超えた部位に位置し、この一端部35aに到達した図8(b)の状態にあるピン30aにパネル4の荷重が作用した場合に当該ピン30aを当該一端部35aに安定保持させる。また、他端部35bはガイド孔35の主ガイド部35cが中心mの円周上を下方に延びて最も低い位置を超えた部位に位置し、この他端部35bに到達した図8(a)の状態にあるピン30bに他方のピン30aともどもパネル4の荷重が作用した場合に当該ピン30bを他方のピン30aとともに端部35bおよび主ガイド部35cの中間部に安定保持させる。これらの保持状態からピン30a、30bに操作力が加えられ、少なくとも端部35a、35bの括れ部35dを押し開くに足る操作力を上回ると、ピン30a、30bは端部35a、35bから離脱する。
そして、図2及び図3に示すように、左右の可動ブラケット3aの立壁部31を各々対応する固定ブラケット3bの立壁部33の外側に重合させ、その際に後者の立壁部33のガイド孔35に挿通したピン30a、30bを前者の立壁部31に設けたピン挿入孔31a、31bに圧入することによって、一対のピン30a、30bをガイド孔35内で遊動可能として、ガイド孔35の中心mが可動ブラケット3aの回転支点となるようにしている。回転範囲は、一方のピン30aとガイド孔35の一方の端部35aとが弾性的に係り合う図4(a)及び(b)の位置と、他方のピン30bとガイド孔35の他方の端部35bとが弾性的に係り合う図4(c)の位置との間であり、可動ブラケット3aが前記回転支点m回りに固定ブラケット3bに対して略90°回転し得るように設定している。
このように、固定ブラケット3bは天板2の下面2aから垂下し、可動ブラケット3aは更にその固定ブラケット3bから垂下するため、可動ブラケット3aの取付部32ともども可動ブラケット3a及び固定ブラケット3bは天板2の下面2aを含みそれよりも常に低い位置に位置づけられることとなる。
そして、その可動ブラケット3aの取付部32に形成した溝32aに、パネル4に設けたレール40を樹脂の弾性により凹凸で嵌め合わせ、その嵌め合い状態をスライド可能に維持している。
図3に示す溝32aとレール40との嵌め合い構造は、種々の断面形状を採用することができるが、本実施形態では図7に示すように取付部32の溝32aの開口縁32bが開口を狭める方向に向いており、取付部32がレール40の側縁40bの裏側に回り込んでレール40を抱いた状態で嵌り合うように構成している。すなわち、取付部32をレール40に近づけて押し付けることにより、溝32aの開口縁32bが一時的に押し開かれる方向に弾性変形して溝32a内にレール40を受容し、嵌まり合った後は溝32aの開きが小さくなる方向に取付部32が弾性復元するものである。本実施形態のパネル4は、前述したように細径のパイプ枠からなるフレーム41に袋状のメッシュ等からなる張り地42を被せた軽量構造のものであり、溝32aとレール40との滑り抵抗は、例えば図4(a)に示す状態で嵌め合い部にパネル4の荷重が作用したとしても、その嵌め合い部における保持力のみによって、パネル4が、スライド範囲の任意の位置に停止、保持される値に設定している。スライド範囲は、レール40の両端に設けたストッパ40c、40dに取付部32が突き当たる位置の間である。
すなわち、一方のピン30aが図4(a)に示すようにガイド孔35の一方の端部35aに弾性的に係り合った状態で、取付部32の溝32aが、鉛直方向を向く姿勢で下肢空間Sから天板2の一辺(縁部)2bの下方(天板2の下面2bよりも低い位置)に持ち出される。そして、その溝32aにレール40を嵌め合わせたパネル4は、上下スライド可能かつスライド方向の任意の位置で停止、保持される。このため、パネル4を図4(b)に示すように下方へ移動させて取付部32がレール40の上側のストッパ40cに突き当たった第1の使用位置Pでは、パネル4が図5に示すように天板2の一辺2bに沿って当該天板2の下方に垂下して天板2の下肢空間Sを遮る幕板として機能し、逆にパネル4を図4(a)に示すように上方へ移動させて取付部32がレール40の下側のストッパ40dに突き当たった第2の使用位置Qでは、パネル4が図1に示すように天板2の一辺2bに沿って当該天板2の上方に一部を突出させて天板2上の作業空間Aを遮るデスクトップパネルとして機能することとなる。また、取付部32はレール40に沿って両ストッパ40c、40d間の任意の位置で停止してパネル4を保持するため、パネル4をデスクトップパネル及び幕板として同時に機能する適宜の中間位置に保持することができる。
さらに、図4(b)に示す第1の使用位置Pから、一方のピン30aとガイド孔35の一方の端部35aとの係り合いを解除して、両ピン30a、30bをガイド孔35に沿って移動させると、図4(b)の位置から図4(c)の位置に向かって可動ブラケット3aとともにパネル4が前記支点mの回りに回転して下肢空間S側に折り畳まれ、他方のピン30bとガイド孔35の他方の端部35bとが弾性的に係り合う図4(c)の状態で、パネル4は天板2の下面2aに略重合する収納位置Rに保持されることとなる。この状態では、パネル4は天板2の周囲からほとんど視認されず、天板2の下肢空間Sが四方に開放されるため、天板2の何れの縁部に着座してもパネル4との干渉が回避されることとなる。
勿論、パネル4が図4(a)の第2の使用位置Qないし中間位置にある状態から先に収納位置Rに向かって回転させ、その後にパネル4をスライド移動させて押し込む操作や、収納位置Rにあるパネル4を先にスライド移動させて引き出し、その後に図4(a)の第2の使用位置Qないし中間位置に回転させる操作等も可能である。
以上のように、本実施形態のテーブルTは、枠体状のフレーム41に袋状の張り地42を被せることによって構成されるパネル4と、天板2の下方に取り付けられるパネル支持具3とを具備し、このパネル支持具3に前記パネル4を、天板2の一辺2bに沿って当該天板2よりも下方に垂下する第1の使用位置Pと、前記天板2の一辺2bに沿って当該天板2の上方に少なくとも一部を突出させる第2の使用位置Qとの間で位置変更可能に支持させたものである。
このようにパネル4を軽量簡素な構造にすることで、パネル支持具3の負荷が軽減されて当該パネル支持具3の軽量化も併せて図ることが可能になり、パネル支持具3を天板2の下方に取り付けても、第1、第2の使用位置P,Qの間でパネル4を位置変更可能に支持できるようになる。その結果、天板面を侵さずに且つ着座者から視認され難い状態でパネル支持具3を取り付け、このパネル支持具3にパネル4を支持させて、幕板やデスクトップパネルとして有効に活用することが可能となる。
特に、パネル支持具3を天板2の下面2aよりも低い位置に配置しており、取付部32が天板2の下面2aよりも下方にあって天板2の縁部2bとパネル4との間にクランプ等が位置しないため、パネル4と天板2の縁部2bとの間の間隔L(図4(a)参照)を自由に設定することができ、隙間を極力ゼロに近づけるような取付状態も容易に可能となる。
また、パネル支持具3の一部に設定した取付部32にフレーム41の縦枠部41aをスライド可能に嵌め合わせ、その嵌め合い部における保持力のみによってパネル4を、スライド範囲の任意ないしほぼ任意の位置に停止、保持させ得るようにしているので、ローラ、ストッパ等のガイド要素やストッパー要素を不要にすることができ、また、パネル4を、幕板およびデスクトップパネルとして同時に利用するのに適した中間位置に自由に配置することが可能となる。
この場合、取付部32を樹脂により構成するとともに、フレーム41の縦枠部41aに樹脂製のレール40を設け、これら取付部32及びレール40を樹脂の弾性を利用して凹凸で嵌め合わせているので、より簡素に嵌め合い構造、ひいてはガイド機能やストッパー機能を実現することができる。
さらに、パネル支持具3の基端部である固定ブラケット3bを天板2の下面2aに取り付け、当該パネル支持具3の一部に設定した取付部32を、天板2の下肢空間Sから当該天板2の縁部2bの下方に向かって持ち出しているので、パネル支持具3を着座した者に視認されない位置に配して見栄えの向上を図ることができる。そして、パネル4を天板2の一辺2bに沿って昇降可能とする構成を有効に実現することが可能となる。
また、本実施形態のテーブルTは、天板2が脚受けブラケット21を介して脚支柱1に支持される構造であることに着目し、前記脚受けブラケット21にパネル支持具3を取り付けているので、テーブルTの強度がある既設部分を利用してパネル支持具3を有効に取り付けることができ、クランプ等の別段の取付具を不要にすることができる。
さらにまた、上記のようなパネル支持構造であるから、本実施形態のテーブルTのように、天板2が脚支柱1を介して4点でキャスタ11に移動可能に支持された簡素なものにも有効に適用して、テーブルTの機能を有効に高めることができる。
加えて、本実施形態のテーブルTは、天板2が脚支柱1に支持されるものであり、パネル4の幅寸法w1を一対の脚支柱1,1間の内法寸法w2よりも幅狭に設定するとともに、パネル支持具3の取付部32を可動にしているので、第2の使用位置Qから真っ直ぐ降下した位置に第1の使用位置Pを設置する以外に、第2の使用位置Qから真っ直ぐに降下した位置よりも下肢空間S側に変位させて脚支柱1,1間に第1の使用位置Pを設定する態様等も可能になる。
特に本実施形態では、このようなパネル支持具3の構造を利用して、パネル4を天板2の下面2aにほぼ重合する収納位置Rに位置変更させて支持し得るようにしているので、パネル4を必要に応じて出し入れすることができ、一人用の執務机としても複数人が利用するミーティングテーブルとしても利用できるようになり、テーブルTの更なる機能拡張を図ることが可能となる。
これらを実現すべく、パネル支持具3が、天板2の下面2aに固定される固定ブラケット3bと、この固定ブラケット3bに回転可能且つ回転範囲の両端で係止可能に係り合う可動ブラケット3aとを具備し、この可動ブラケット3aの一部に前記取付部32を設定しているので、簡素な構造で、パネル4の収納位置Rと使用位置P等との間での位置変更を有効に実現することができる。
勿論、パネルが軽量簡素な構造であるか否かによらず、天板2の下方にパネル支持具3を取り付け、このパネル支持具3の一部に可動状態で取付部32を設けて、この取付部32にパネル4をスライド可能に取り付け、当該パネル4を、天板2の下面2aにほぼ重合する収納位置Rと、天板2の一辺2bに沿って当該天板2よりも下方に垂下する第1の使用位置Pと、前記天板2の一辺2bに沿って当該天板2の上方に少なくとも一部を突出させる第2の使用位置Qとの間で位置変更にすれば、パネル4の機能を有効に高めることができる。
この場合にも、パネル支持具3の一部に設定した取付部32にフレーム41の縦枠部41aをスライド可能に嵌め合わせ、その嵌め合い部における保持力のみによってパネル4を、スライド範囲の任意ないしほぼ任意の位置に停止、保持させ得るように構成したり、或いは、パネル支持具3が、天板2の下面2aに固定される固定ブラケット3bと、この固定ブラケット3bに回転可能且つ回転範囲の両端で係止可能に係り合う可動ブラケット3aとを具備し、この可動ブラケット3aの一部に前記取付部32を設定するようにすれば、上述したと同様の作用効果を奏することが可能である。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…脚支柱
2…天板
2a…下面
2b…一辺、縁部
3…パネル支持具
3a…可動ブラケット
3b…基端部(固定ブラケット)
4…パネル
11…キャスタ
21…脚受けブラケット
32…取付部
40…レール
41…フレーム
41a…縦枠部
42…張り地
P…第1の使用位置
Q…第2の使用位置
R…収納位置
T…テーブル
w1…パネルの幅寸法
w2…脚支柱間の内法寸法

Claims (13)

  1. 枠体状のフレームに袋状の張り地を被せることによって構成されるパネルと、天板の下方に取り付けられるパネル支持具とを具備し、このパネル支持具に前記パネルを、天板の一辺に沿って当該天板よりも下方に垂下する第1の使用位置と、前記天板の一辺に沿って当該天板の上方に少なくとも一部を突出させる第2の使用位置との間で位置変更可能に支持させたことを特徴とするテーブル。
  2. パネル支持具を天板の下面よりも低い位置に配置している請求項1記載のテーブル。
  3. パネル支持具の一部に設定した取付部にフレームの縦枠部をスライド可能に嵌め合わせ、その嵌め合い部における保持力のみによってパネルを、スライド範囲の任意ないしほぼ任意の位置に停止、保持させ得るようにしている請求項1又は2記載のテーブル。
  4. 取付部を樹脂により構成するとともに、フレームの縦枠部に樹脂製のレールを設け、これら取付部及びレールを樹脂の弾性を利用して凹凸で嵌め合わせている請求項3記載のテーブル。
  5. パネル支持具の基端部を天板の下面に取り付け、当該パネル支持具の一部に設定した取付部を、天板の下肢空間から当該天板の縁部下方に向かって持ち出している請求項1〜4記載のテーブル。
  6. 天板が脚受けブラケットを介して脚支柱に支持されるものにおいて、前記脚受けブラケットにパネル支持具を取り付けている請求項1〜5記載のテーブル。
  7. 天板が脚支柱を介して4点でキャスタに移動可能に支持されている請求項1〜6記載のテーブル。
  8. 天板が脚支柱に支持されるものにおいて、パネルの幅寸法を一対の脚支柱の内法寸法よりも幅狭に設定するとともに、パネル支持具の取付部を可動にしている請求項1〜7記載のテーブル。
  9. パネル支持具が、パネルを天板の下面にほぼ重合する収納位置に位置変更させて支持し得るようにしている請求項8記載のテーブル。
  10. パネル支持具が、天板の下面に固定される固定ブラケットと、この固定ブラケットに回転可能且つ回転範囲の両端で係止可能に係り合う可動ブラケットとを具備し、この可動ブラケットの一部に前記取付部を設定している請求項8又は9記載のテーブル。
  11. 天板の下方にパネル支持具を取り付け、このパネル支持具の一部に可動状態で取付部を設けて、この取付部にパネルをスライド可能に取り付け、当該パネルを、天板の下面にほぼ重合する収納位置と、天板の一辺に沿って当該天板よりも下方に垂下する第1の使用位置と、前記天板の一辺に沿って当該天板の上方に少なくとも一部を突出させる第2の使用位置との間で位置変更としたことを特徴とするテーブル。
  12. パネル支持具の一部に設定した取付部にフレームの縦枠部をスライド可能に嵌め合わせ、その嵌め合い部における保持力のみによってパネルを、スライド範囲の任意ないしほぼ任意の位置に停止、保持させ得るようにしている請求項11記載のテーブル。
  13. パネル支持具が、天板の下面に固定される固定ブラケットと、この固定ブラケットに回転可能且つ回転範囲の両端で係止可能に係り合う可動ブラケットとを具備し、この可動ブラケットの一部に前記取付部を設定している請求項12記載のテーブル。
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