JP6916709B2 - 什器システム - Google Patents

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Description

本発明は、什器システムに関する。
オフィスや公共施設等の執務空間においては、執務者に作業エリアを提供するためにデスクが用いられている。複数のデスクを横方向に並べて配置する場合、デスクの天板同士を突き合わせることで、デスクの天板同士の隙間が生じないようにするのが一般的である。ただし、デスク上にて使用する電子機器の配線を挿通させる等の目的のため、デスクの天板同士の間に隙間を設けて配置することもある。このような場合、単にデスクの天板同士の間に隙間を設けたのでは、隙間が不均一となって執務空間の美観が損なわれることがある。また、使用しているうち、デスクが動いてしまい、デスクの天板同士の隙間が当初設定したものから変動してしまうことがある。
そこで、特許文献1には、天板の側端部から突出するように設けたスペーサ部材を、他のデスクの天板の側端部に突き当てることで、デスクの天板同士の隙間を一定に保つ構成が開示されている。このような特許文献1のような技術では、デスクの天板同士の隙間にスペーサ部材が露出するため、美観が損なわれる。また、天板昇降式デスクを使用する場合には、隣接して配置されたデスクの天板同士の間に物品が挟まるのを防止する為に隙間を開ける必要がある。ただし、天板昇降式デスクでは、天板を昇降動作させると各天板の高さが異なる場合があり、特許文献1の構造ではスペーサとしての機能を果たせなくなってしまう。そこで、特許文献2には、天板を支持する一対の脚体の下面に、脚体の下方に収納された収納状態と、脚体から側方に突出する突出状態との間で切り換え可能とされた位置決め部材を備える点が開示されている。
また、執務者が執務に集中しやすい環境を提供するため、複数の天板付き什器の背面間に衝立パネルが設置される例が知られている(特許文献3)。
特許第4313158号公報 特開2016−87030号公報 特開2016−209146号公報
しかし、特許文献2のような天板昇降式什器では、切り換え可能な位置決め手段が脚体の下面に設けられている。したがって、天板同士の間に隙間を設けて複数の什器を配置するためには、脚体の下部に手を伸ばして操作する必要があった。また、特許文献3のように天板付き什器に対して衝立パネルを設置する場合に、特許文献2のような位置決め手段を採用しようとすると、衝立パネルの支持構造を天板付き什器の支持構造の内側に配置する必要があり、天板の下方に利用者の下肢を配置するスペースが小さくなるという問題があった。
本発明は、天板昇降式什器としての機能及び仕切りパネルとしての機能を備えつつ、隣接する他の什器や壁等と天板昇降式什器の天板との隙間を確実かつ容易に維持し、美観が損なわれるのを防ぐことのできる什器システムを提供することを目的とする。
本発明に係る什器システムは、天板と、左右に離間して配設されて前記天板を昇降可能にする一対の天板支持脚とを有する天板昇降式什器と、前記一対の天板支持脚の左右方向の外側面に当接または近接配置される一対のパネル支持脚と、前記天板の後側に配置され前記一対のパネル支持脚に支持されるパネル体とを有する衝立パネルと、を備え、前記パネル支持脚の左右方向の外側面が、前記天板の左右方向の外側端部よりも外方に所定長さ突出して配置されていることを特徴とする。
このような什器システムによれば、パネル支持脚の左右方向の外側面が、天板の左右方向の外側端部よりも外方に所定長さ突出して配置されているため、天板の左右方向の外側端部がパネル支持脚の左右方向の外側面よりも左右方向の内方に位置し、天板の左右方向の外側にスペースが確保される。このような構成を備えることにより、天板と他の什器や壁等との隙間を確実かつ容易に維持し、美観が損なわれるのを防ぐことができる。左右方向に複数の天板昇降式什器を並べて設置した場合に、各天板昇降式什器の天板同士の左右方向の外側端部間に隙間が生じる。その結果、天板を昇降動作させる際に、天板の外側端部近傍に載置された物品を挟んだり、天板と他の物品(他の天板昇降式什器の天板を含む)との間に手が挟まれるのを防止し、什器使用時の安全性を高めることができる。
また、天板昇降式什器の天板の下方において、一対の天板支持部間に一対のパネル支持脚が配置されないため、天板の下方に利用者の下肢を配置するスペースを広く確保でき、有効に活用できる。すなわち、このような什器システムは、什器使用時の安全性の確保し、仕切機能を備えながら天板の下方空間を広く確保できる。
上記什器システムは、前記一対のパネル支持脚の少なくとも一方に、前記パネル支持脚の左右方向の内側面から内方に向かって突出して設けられた内突出片を備え、前記内突出片は、前記天板支持脚の下面の下方に配置されてもよい。
このような什器システムによれば、一対のパネル支持脚の少なくとも一方に備える内突出片が天板支持脚の下面の下方に配置されていることにより、衝立パネルに外力が掛かること等に起因してパネル支持脚が床面から浮いた場合に、内突出片が天板支持脚の下面に接触し、ストッパとして機能し、衝立パネルが倒れることを防ぐことができる。
上記什器システムにおいて、前記一対のパネル支持脚の左右方向の内側面からそれぞれ内方に向かって突出して設けられ、前側を向く当接面を有する一対の位置決め片を備え、前記一対の天板支持脚が前記一対の位置決め片に当接するように配置されてもよい。
このような什器システムによれば、一対の天板支持脚が一対のパネル支持脚に設けられた一対の位置決め片に当接するように配置されることにより、衝立パネルと天板昇降式什器との前後方向の位置を容易に位置決めできる。
本発明に係る什器システムは、天板と、左右に離間して配設されて前記天板を昇降可能にする一対の天板支持脚とを有する天板昇降式什器と、前記天板の後側に配置され、左右方向の外端部が前記天板の左右端部よりも外方に張り出すように立設されたパネル体、及び前記パネル体を支持する一対のパネル支持脚を有する衝立パネルと、を備え、前記一対のパネル支持脚は、前記パネル体の左右方向の前記外端部と前記天板支持脚との間に配置されることを特徴とする。
このような什器システムによれば、パネル体の左右方向の外端部が天板の左右端部よりも外方に張り出すように設けられており、一対のパネル支持脚がパネル体の左右方向の外端部と天板支持脚との間に配置されるため、天板の左右方向の外側端部がパネル支持脚の左右方向の外側面よりも左右方向の内方に位置する。このような構成を備えることにより、天板と他の什器や壁等との隙間を確実かつ容易に維持し、美観が損なわれるのを防ぐことができる。また、左右方向に複数の天板昇降式什器を並べて設置した場合に、各天板昇降式什器の天板同士の左右方向の外側端部間に確実に隙間が生じる。その結果、天板を昇降動作させる際に、天板の端部近傍に載置された物品を挟んだり、天板と他の物品(他の天板昇降式什器の天板を含む)との間に指が挟まれるのを防止し、什器使用時の安全性を高めることができる。
また、一対の天板支持部間にパネル支持脚が配置されないため、天板の下方に利用者の下肢を配置するスペースを広く確保でき、有効に活用できる。すなわち、このような什器システムは、什器使用時の安全性の確保し、仕切機能を備えながら天板の下方空間を広く確保できる。
上記什器システムにおいて、前記天板昇降式什器及び前記天板昇降式什器の前記天板の後側に配置される前記衝立パネルからなる組が左右方向に並べて複数組配置されており、前記一対のパネル支持脚は、左右方向における前記パネル支持脚の外側面と前記パネル体の左右方向の外端部とが同じ位置に配置され、複数の前記衝立パネルのそれぞれの前記パネル支持脚の左右方向の外側面同士を当接させることにより複数の前記天板昇降式什器の設置位置が位置決めされてもよい。
このような什器システムによれば、複数の衝立パネルのそれぞれのパネル支持脚の左右方向の外側面同士を当接させることにより、複数の天板昇降式什器の設置位置が位置決めされるので、各天板昇降式什器の天板同士の左右方向の外側端部間の隙間を確実に維持した状態で複数の天板昇降式什器を設置できる。
上記什器システムによれば、天板昇降式什器としての機能及び仕切りパネルとしての機能を備えつつ、隣接する他の什器や壁等と天板昇降式什器の天板との隙間を確実かつ容易に維持し、美観が損なわれるのを防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る什器システムの全体構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る什器システムの正面図である。 本発明の一実施形態に係る什器システムの一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る衝立パネルのパネル支持脚を示す平面図である。 本発明の変形例の衝立パネルのパネル支持脚を示す斜視図である。 本発明の変形例の什器システムの一部を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る什器システム1の全体構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る什器システム1の正面図である。図3は、本実施形態に係る什器システム1の一部を示す斜視図である。本実施形態では、天板昇降式什器がデスク装置である例を示す。
図1、図2及び図4に示すように、什器システム1は、デスク装置(天板昇降式什器)2と、デスク装置2の一辺側に設けられる衝立パネル3と、を備えている。
デスク装置2は、上面24を作業面とする天板20と、一対の天板支持脚30と、を備えている。天板20は、平面視長方形を有する板状体である。以下の説明において、デスク装置2を利用する利用者が天板20と向き合ったときの横方向(幅方向)を左右方向と称する。デスク装置2が設置される床面Fに直交する方向を上下方向と適宜称する。また、上記左右方向及び上下方向と直交する方向を前後方向と称し、利用者側を前側、反対側を後側と称する。
一対の天板支持脚30は、天板20の左右方向の両側の外側端部21,21の下方に、互いに離間して配設されている。天板支持脚30,30は、下部支持体31と、上部支持体32と天板固定部33とを有する。
下部支持体31,31は、床面F上に配置され、天板20の前後方向に沿って延びて設けられている。下部支持体31,31の下面には、下部支持体31の高さおよび天板20の上面24の水平位置の調整を行うアジャスター31aが設けられている。
上部支持体32は、上下方向に伸縮可能な構成を有する。上部支持体32は、入れ子状(テレスコピック状)に構成されており、内部に伸縮機構(例えば、シリンダ機構、ラックピニオン機構、ボールねじ機構等)を収容している。
上部支持体32の上部は天板固定部33に固定されている。天板固定部33はボルトなどの固定手段により天板20の下面に固定され、上部支持体32は、天板固定部33を介して天板20に固定されている。
上部支持体32は、天板20周辺に設けられる操作部(不図示)とケーブル(不図示)により電気的に接続されている。操作部に操作入力が行われると、電気信号がケーブルを介して伸縮機構に伝達される。制御部から伸縮機構に伝達された電気信号に基づき、上部支持体32を上下方向に伸縮させることができる。これにより、天板支持脚30は、天板20を昇降可能に支持している。
図1、図2及び図4に示すように、什器システム1では、衝立パネル3のパネル体40がデスク装置2の天板20の後縁22側に配置される。衝立パネル3は、矩形の平板形状を有するパネル体40と、パネル支持脚50,50とを備える。パネル体40は、アクリル樹脂等の光透過性を有した透過性材料や、表面に布を張設した遮光性材料、木質材、不織布等によって形成することができる。また、パネル体40は、平板板状のパネル体40の外周縁部を囲むように枠体40aが設けられている。枠体40aは必須の構成ではなく、パネル体40自体が自立可能であり且つ、間仕切りとして十分な強度を備える場合、枠体40aは不要である。
衝立パネル3は、パネル体40の左右両端の下部が一対のパネル支持脚50,50に固定されている。これにより、パネル体40が一対のパネル支持脚50,50に起立状態で支持される。衝立パネル3は、天板20の後縁22に沿って配されている。一対のパネル支持脚50は、床面F上に配置され、パネル体40の左右両端に、パネル体40の厚さ方向となる前後方向に沿って延びている。本実施形態では、パネル支持脚50は、パネル体40から前後方向前側及び後側にそれぞれ延びている。一対のパネル支持脚50のうち前側に延びる部分は、左右方向の内側面52が対応する天板支持脚30の左右方向の外側面35に沿って配されている。また、一対のパネル支持脚50の左右方向の外側面51,51は、パネル体40の左右方向の外端部41,41と略等しい位置となるように配置されている。
図3及び図4に示すように、各パネル支持脚50に位置決め片60が設けられている。位置決め片60は、一対のパネル支持脚50の左右方向の内側面52からそれぞれ左右方向の内方に向かって突出して設けられている。位置決め片60は、固定部62と、当接面部(当接面)61とが一体に形成された部材である。固定部62は、内側面52に沿って設けられ、パネル支持脚50にねじ等の固定部材により固定される。当接面部61は、固定部62の後側端部から左右方向の内側に略直角に曲折し、パネル体40と略平行に延びて形成されている。当接面部61は、衝立パネル3に対する天板支持脚30の前後方向の位置を位置決めするために設けられている。
次に、什器システム1におけるデスク装置2及び衝立パネル3の配置及び設置方法について説明する。什器システム1において、天板20の後縁22とパネル体40とは対向し、且つ近接するように配置され、衝立パネル3の一対のパネル支持脚50の内側面52同士の間にデスク装置2の天板支持脚30が配置される。
什器システム1の設置時、最初に衝立パネル3を所定の位置に配置した後、デスク装置2を設置する。衝立パネル3から前方に離間した位置で、デスク装置2を衝立パネル3の正面の中央部に概ね位置合わせした後、デスク装置2を床面F上で摺動させながらパネル体40側に押し込む。什器システム1では、一対のパネル支持脚50の左右方向の内側面52,52間の長さよりも、一対の天板支持脚30の外側面35,35間の長さが僅かに短い。そのため、デスク装置2をパネル体40側に押し込むと、パネル支持脚50の内側面52の近傍において、下部支持体31が図3に矢印Aで示す方向に進入し、下部支持体31の後面34が位置決め片60の当接面部61に当接するまでデスク装置2が押し込まれる。その結果、各天板支持脚30の後側部分における左右方向の外側面35が、パネル支持脚50の内側面52に対向して当接あるいは近接配置される。
なお、図4では、説明のために位置決め片60を模式的に大きく示しているが、天板支持脚30の下部支持体31の後面34が位置決め片60の当接面部61に当接し、天板支持脚30の後側部分における左右方向の外側面35が位置決め片60の固定部62に当接したとき、外側面35とパネル支持脚50の内側面52とは、隙間が目立たないレベルで近接配置される。
上述の通り、什器システム1では、一対のパネル支持脚50の左右方向の内側に一対の天板支持脚30が近接配置される。このため、デスク装置2の左右方向の位置は、一対のパネル支持脚50,50の内側面52,52により位置決めされ、平面視において、パネル体40に対して天板20の後縁22が略平行に位置決めされる。天板20のパネル体40に対する前後方向の位置は、位置決め片60の当接面部61に天板支持脚30の後面34が当接することにより位置決めされる。また、デスク装置2は、このように位置決めされると、衝立パネル3に対する左右方向及び前後方向の位置が保持される。
次に、複数のデスク装置2を左右方向に並べて設置する場合、複数の衝立パネル3を複数の衝立パネル3のそれぞれのパネル支持脚50の左右方向の外側面51,51同士を当接させるように並べて配置し、上述の通り、衝立パネル3の正面にデスク装置2を配置する。
図2に示すように、什器システム1では、各パネル支持脚50の左右方向の外側面51が、天板20の左右方向の外側端部21(左右端部)よりも外方に所定の長さL突出して配置されている。この突出する長さLは、天板20と、並べて配置する相手側との隙間として必要な隙間の大きさと対応している。デスク装置2と衝立パネル3の組を壁に沿って配置する場合には、突出する長さLとしては、上記必要な隙間の大きさ以上とすることが望ましい。また、デスク装置2と衝立パネル3の組を左右方向に複数組並べて配置する場合には、突出する長さLは、天板20同士の隙間Sとして必要な隙間の大きさの1/2以上であることが望ましい。デスク装置2及び衝立パネル3を壁に沿って配置する場合と、デスク装置2と衝立パネル3との複数組を並べて配置することの両方が想定される場合には突出する長さLとして上記必要な隙間の大きさ以上とすることが望ましい。
ここでいう必要な隙間Sの大きさとは、天板20の左右方向の外側端部21と、相手側(壁、隣接する組のデスク装置2の天板20の外側端部21等)とで指挟みが生じ得ない程度に設定されている。具体的に必要な隙間Sの大きさとしては、例えば、20mmから50mmである。
本実施形態に係る什器システム1では、各パネル支持脚50,50の左右方向の外側面51,51が、天板20の左右方向の外端部41,41よりも外方に所定長さ突出して配置されているため、天板20の外端部41,41がパネル支持脚50,50の外側面51,51よりも左右方向の内方に位置し、天板20の左右方向の外側にスペースが確保される。このような構成を備えることにより、天板20と他の什器や壁等との隙間Sを確実かつ容易に維持し、美観が損なわれるのを防ぐことができる。また、デスク装置2と衝立パネル3の組を左右方向に並べて配置する場合には、各デスク装置2の天板20,20同士の左右方向の外側端部間に確実に隙間Sが生じる。その結果、天板20を昇降動作させる際に、天板20の外端部41,41近傍に載置された物品を挟んだり、天板20と他の物品(他の天板昇降式什器の天板を含む)との間、あるいは天板20,20間に指が挟まれるのを防止し、使用時の安全性を高めることができる。
本実施形態に係る什器システム1によれば、パネル体40の左右方向の外端部41,41が天板20の左右両側の外側端部21,21よりも外方に張り出すように、パネル体40が立設されており、一対のパネル支持脚50,50がパネル体40の外端部41,41と一対の天板支持脚30,30との間に配置されるため、天板20の左右方向の外側端部21,21がパネル支持脚50,50の外側面51,51よりも左右方向の内方に位置する。このような構成を備えることにより、左右方向に複数のデスク装置2を並べて設置した場合に、各デスク装置2の天板20,20同士の外側端部21,21間に隙間が確保した状態で設置できる。その結果、天板20を昇降動作させる際に、天板20の端部近傍に載置された物品を挟んだり、天板20と他の物品(他の天板昇降式什器の天板を含む)、あるいは天板20同士の間に指が挟まれるのを防止し、什器使用時の安全性を高めることができる。
本実施形態に係る什器システム1によれば、すなわち、このような什器システムは、什器使用時の安全性の確保し、仕切機能を備えながら天板の下方空間を広く確保できる。デスク装置2の一対の天板支持脚30,30よりも左右方向の外側にパネル支持脚50,50が配置されるため、天板20の下方のスペースが広く確保できる。そのため、天板20の下方に抽斗を設置したり、物品収納ワゴン等を配置する場合であっても、執務者の着座使用時の脚のスペースを十分に確保できる。
また、一対の天板支持脚30,30間にパネル支持脚50,50が配置されないため、天板20の下方に利用者の下肢を配置するスペースを広く確保でき、有効に活用できる。すなわち、このような什器システム1は、デスク装置2使用時の安全性の確保し、かつ、仕切機能を備えながら天板20の下方空間を広く確保できる。
本実施形態に係る什器システム1によれば、複数の衝立パネル3のそれぞれのパネル支持脚50の左右方向の外側面51,51同士を当接させることにより、複数のデスク装置2の左右方向の設置位置が位置決めされるので、各デスク装置2の天板20,20の外側端部21,21間の隙間Sを確実に維持した状態で複数のデスク装置2を設置できる。
本実施形態に係る什器システム1によれば、一対の天板支持脚30,30の後面34,34が一対のパネル支持脚50,50に設けられた一対の位置決め片60,60に当接するように配置されることにより、衝立パネル3とデスク装置2との前後方向の位置を容易に位置決めできる。
本実施形態では、各パネル支持脚50にそれぞれ位置決め片60を設ける例を示した。しかし、上述の通り、デスク装置2の左右方向の位置はパネル支持脚50,50により位置決め可能であるため、位置決め片60は一対のパネル支持脚50の少なくとも一方に設ければ、デスク装置2の前後方向の位置決めができる。
位置決め片60は、図3に示す構成に限らず、パネル支持脚50と一体に形成される構成であってもよい。例えば、パネル支持脚50の内側面52の一部を構成する板材を折り曲げて当接面部61を構成しても良い。この場合、位置決め片60は、パネル支持脚50の内側面52から当接面部61を左右方向の内側に突出させて形成すればよく、固定部62は不要となる。あるいは、図3に示す位置決め片60を用い、パネル支持脚50の内部に固定部62を設け、内側面52に貫通孔を形成して、当接面部61のみをパネル支持脚50の外部に露出させるように設けてもよい。
(変形例)
本発明に係る什器システム1は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、位置決め片は、図5に示すような変形例が考えられる。図5に上記実施形態の変形例の位置決め片60Aを備える衝立パネル3のパネル支持脚50の斜視図を示す。図6は、変形例の位置決め片60Aを用いた什器システム1Aの一部を示す平面図である。上記実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、本変形例の位置決め片60Aは、上記実施形態の位置決め片60に、さらに、内突出片70を備える。内突出片70は、パネル支持脚50の左右方向の内側面52から内方に向かって突出して設けられている。内突出片70は、床面Fと略平行な平板状に形成されており、床面Fに近接配置されている。
図6に示すように、位置決め片60Aを備える場合、デスク装置2を設置する際、デスク装置2を持ち上げてパネル体40の正面に向かって押し込む。内突出片70は床面Fに近接配置されているため、デスク装置2を持ち上げながらパネル体40の正面に向かって押し込むと、下部支持体31のアジャスター31aが内突出片70を乗り越える。その後、位置決め片60Aの当接面部61に下部支持体31の後面34が当接する。また、図6に示すように、後側のアジャスター31aは、内突出片70と当接面部61との間で床面F上に配置される。これによって、デスク装置2とパネル体40との前後位置が位置決めされる。つまり、後側のアジャスター31aは内突出片70の後端と当接することによって、デスク装置2が前方に動くこと、もしくはパネル体40が後方に動くことが規制される。さらに、位置決め60Aの当接部61に下部支持体31の後面34が当接することによって、デスク装置2が後方に動くこと、もしくは、パネル体40が前方に動くことが規制される。
内突出片70は、天板支持脚30の下面の下方に近接配置される。この結果、衝立パネル3に外力が掛かること等に起因してパネル支持脚50が床面Fから浮いた場合に、内突出片70が天板支持脚30の下面に当接する。デスク装置2は重量物であるため、内突出片70が天板支持脚30の下面に当接すると、天板支持脚30によりパネル支持脚50が係止されて、衝立パネル3が倒れることを防ぐことができる。
なお、本変形例の位置決め片60Aは、一対のパネル支持脚50,50の少なくとも一方に設けられればよい。
図5に示す例では、内突出片70は、衝立パネル3の転倒防止機能を発揮可能となるように左右方向の内側に突出していればよい。したがって、内突出片70は、天板支持脚30の下面と床面Fとの間の隙間に位置するように、パネル支持脚50の内側面52から左右方向の内方に向かって突出して設けられていればよい。
また、変形例の位置決め片60Aに当接面部61を設ける例を示したが、当接面部61は必須の構成ではない。例えば、天板20の後縁22をパネル体40の正面に近接させてパネル体40とデスク装置2との離間寸法を目視で位置決めする場合、当接面部61は不要であり、位置決め片60Aに内突出片70のみを備える構成であってもよい。この他、一対のパネル支持脚50,50に、上記実施形態の位置決め片60と変形例の位置決め片60Aを取り付けてもよい。
パネル支持脚50,50は、上記実施形態に示した構成に限定されず、パネル体40の一方の面側のみにパネル支持脚が設けられる片面支持構造であってもよい。この場合、上記変形例の位置決め片60Aを用いると、衝立パネル3に外力が掛かること等に起因してパネル支持脚50,50が床面Fから浮いた場合に、内突出片70が天板支持脚30の下面に当接してストッパとして機能し、衝立パネル3が転倒することを防止できる。
上記実施形態では、天板昇降機能を備える複数のデスク装置2を並べて配置する例を示したが、天板昇降機能を備えるデスク装置2のみを複数並べて配置する例に限定されない。例えば、天板昇降機能を備えないデスク装置と衝立パネル3とを組み合わせたものを、本実施形態係る什器システム1と並べて配置する場合にも、天板昇降機能を備えるデスク装置2の天板20の左右方向の外方にスペースが確保されるため、指挟みを防止可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1,1A 什器システム
2 デスク装置(天板昇降式什器)
3 衝立パネル
20 天板
30 天板支持脚
50 パネル支持脚
40 パネル体
70 内突出片
60,60A 位置決め片

Claims (5)

  1. 天板と、左右に離間して配設されて前記天板を昇降可能にする一対の天板支持脚とを有する天板昇降式什器と、
    前記一対の天板支持脚の左右方向の外側面に当接または近接配置される一対のパネル支持脚と、前記天板の後側に配置され前記一対のパネル支持脚に支持されるパネル体とを有する衝立パネルと、を備え、
    前記パネル支持脚の左右方向の外側面が、前記天板の左右方向の外側端部よりも外方に所定長さ突出して配置されていることを特徴とする什器システム。
  2. 前記一対のパネル支持脚の少なくとも一方に、前記パネル支持脚の左右方向の内側面から内方に向かって突出して設けられた内突出片を備え、
    前記内突出片は、前記天板支持脚の下面の下方に配置される請求項1に記載の什器システム。
  3. 前記一対のパネル支持脚の左右方向の内側面からそれぞれ内方に向かって突出して設けられ、前側を向く当接面を有する一対の位置決め片を備え、
    前記一対の天板支持脚が前記一対の位置決め片に当接するように配置される請求項1または請求項2に記載の什器システム。
  4. 天板と、左右に離間して配設されて前記天板を昇降可能にする一対の天板支持脚とを有する天板昇降式什器と、
    前記天板の後側に配置され、左右方向の外端部が前記天板の左右端部よりも外方に張り出すように立設されたパネル体、及び前記パネル体を支持する一対のパネル支持脚を有する衝立パネルと、を備え、
    前記一対のパネル支持脚は、前記パネル体の左右方向の前記外端部と前記天板支持脚との間に配置されることを特徴とする什器システム。
  5. 前記天板昇降式什器及び前記天板昇降式什器の前記天板の後側に配置される前記衝立パネルからなる組が左右方向に並べて複数組配置されており、
    前記一対のパネル支持脚は、左右方向における前記パネル支持脚の外側面と前記パネル体の左右方向の外端部とが同じ位置に配置され、
    複数の前記衝立パネルのそれぞれの前記パネル支持脚の左右方向の外側面同士を当接させることにより複数の前記天板昇降式什器の設置位置が位置決めされる
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の什器システム。
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