JP6600880B2 - 天板昇降式デスク - Google Patents

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Description

本発明は、天板昇降式デスクに関する。
オフィスや公共施設等の執務空間においては、執務者に作業エリアを提供するためにデスクが配設されているのが一般的である。このようなデスクにおいて、作業のし易い天板高さは、執務者の体格や性別、嗜好、作業内容等によって個々によって大きく異なる。そこで、天板高さを上下に変更可能とした天板昇降式デスクが提供されている。
天板高さを上下に変更するための手法としては、ガススプリングを用いる構成(例えば、特許文献1、特許文献2参照)や、ギアを用いる構成等が提案されている。また、天板高さを自動的に上下変更できる電動式駆動ユニット(昇降駆動ユニット)を用いる構成も提案されている(例えば、特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)。
特許第3371959号公報 特許第3391285号公報 実用新案登録第3164739号公報 特開2014−113505号公報 特開2014−140753号公報
しかしながら、天板を比較的高い位置に配置した場合、利用者が、天板の上方に乗り出したり、または天板の前端部に寄りかかるようにすると、天板の前端部が胴部前面や腕部に食い込む。そのような状態が長時間あるいは複数回にわたると、利用者が不快感を得る等して、使用環境が損なわれることがある。特に、長時間にわたって立ち作業を行うと、利用者は前傾し、天板の前端部に寄りかかることが多い。すると、天板の前端部に寄りかかる利用者の身体部位に大きな力がかかり、天板の前端部が、より食い込んでしまう。
そこでなされた本発明の目的は、天板の前端部が利用者に食い込むのを抑え、快適な使用環境で使用することができる天板昇降式デスクを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明に係る天板昇降式デスクは、上面に作業面を有する天板と、前記天板を、少なくとも利用者が座った状態で使用可能な位置から立った状態で使用可能な位置まで上下方向に昇降可能に支持する昇降機構ユニットを備えた脚体と、を備え、前記天板は、前記作業面と、利用者が対向する前記天板の前側の端部の上側に、前方に向かって下方に傾斜する上部傾斜部と、前記天板の前端を形成する前端面と、が一体に連続して形成され、前記天板は、前記作業面と、前記上部傾斜部と、前記前端面とに沿った形状を有する鋼製の支持材と、前記支持材の表面を被覆する被覆材と、を一体に備え、前記支持材のうち、前記上部傾斜部と前記前端面とに囲まれた部分に、前記支持材を下方から支持する前部補強材が配置され、前記天板は、前記端部の下側に、下方に向かって後方に傾斜する下部傾斜部を有し、前記下部傾斜部の後方であって、前記前部補強部材の下面に、前記昇降機構ユニットの昇降動作を操作する操作部が設けられていることを特徴とする。
このように、天板の端部の上面に、前方に向かって下方に傾斜する上部傾斜部を備えることで、利用者の胴部や腕等に、天板の端部が食い込むのを抑えることができる。
また、作業面と上部傾斜部と前端面とを一体に連続して形成することで、天板の外表面が滑らかになる。
さらに、上記のような天板の端部の形状を、例えば木系材料で実現した場合、強度を確保するために、天板の上下方向の厚みを大きく確保する必要がある。これに対して、天板を、鋼製の支持材と表面被覆材とで構成することで、天板の厚みを薄く抑えつつ、天板としての強度を確保することができる。
また、天板の端部の下側に下部傾斜部を形成しない構成に比較し、天板の下方空間への視野が広まる。また、支持体の端部を薄く見せることができ、天板の見栄えを向上させることができる。
また、下部傾斜部により、天板の端部の下側に設けられた操作部の視認性が高まる。
また、この発明に係る天板昇降式デスクは、前記脚体が、前記天板の前記端部と、前記端部と反対側の端部とを結ぶ前後方向の中間部に支柱を有しているようにしてもよい。
脚体の支柱が天板の前後方向の中間部に位置している場合、天板の端部に荷重がかかると、支柱に大きなモーメントが作用する。この発明においては、天板の端部に上部傾斜部が形成されているので、天板の端部に手を掛けたり物品を載置する等にしても、上部傾斜部には載置しにくい。したがって、手を掛けたり物品を載置することによって天板に荷重が作用する領域は、上部傾斜部よりも後方の領域となる。したがって、荷重の作用点は、支柱に対し、より近い位置となり、支柱に作用するモーメントが小さくなる。これによって、天板昇降式デスクの耐転倒性を高めることができる。
この発明に係る天板昇降式デスクによれば、天板の端部に上部傾斜部を形成することで、天板の端部が利用者に食い込むのを抑え、快適な使用環境で使用することが可能となる。
この発明の一実施形態に係る天板昇降式デスクを斜め前方から見た斜視図である。 上記天板昇降式デスクを斜め後方から見た斜視図である。 上記天板昇降式デスクの天板の側断面図である。 上記天板の後端部の側断面図である。 上記天板の前端部の側断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による天板昇降式デスクを実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではない。
図1は、この発明の一実施形態に係る天板昇降式デスクを斜め前方から見た斜視図である。図2は、上記天板昇降式デスクを斜め後方から見た斜視図である。
図1、図2に示すように、天板昇降式デスク1は、一対の脚体2,2と、これら一対の脚体2、2間を連結する連結部材(図示無し)と、平面視長方形状の平板状の天板4と、を備えている。
脚体2,2は、天板4の長辺方向(以下、この方向を幅方向と適宜称する。)に間隔をあけて配置されている。
各脚体2は、床面上に配置される下部支持体8と、下部支持体8の上方に配置されて天板4の下面を支持する上部支持体9と、これら下部支持体8と上部支持体9との間を伸縮可能に連結し、天板4を少なくとも利用者が座った状態で使用可能な位置から立った状態で使用可能な位置まで昇降させる昇降機構ユニット(支柱)5と、を備えている。
下部支持体8は、天板4の短辺方向(以下、この方向を前後方向と適宜称する。)に延びるよう設けられている。下部支持体8は、その前後の端部の下面に、それぞれアジャスター8a,8aを備え、床面からの高さ調整が可能となっている。
上部支持体9は、下部支持体8の上方に配置され、前後方向に延びるよう設けられている。
昇降機構ユニット5は、上下方向に延び、下部支持体8と上部支持体9とを連結するよう設けられている。ここで、昇降機構ユニット5は、下部支持体8および上部支持体9の前後方向の中間部に配置されているが、下部支持体8および上部支持体9の前後方向の中心よりも後方にオフセットした位置に配置されている。
昇降機構ユニット5は、従来公知の構成からなるものであり、昇降機構ユニット5は、平断面寸法が互いに異なる複数の筒状体5a,5bを備えている。最も平断面寸法が大きな筒状体5aの内側に、筒状体5bが挿入され、図示しない駆動機構によって、筒状体5aに対し、その内側に挿入された筒状体5bが上下方向に出没する。なお、この実施形態では、筒状体5aに内側に、外径が順次小さくなる2つの筒状体5bを挿入し、昇降機構ユニット5は2段階に伸縮する。このようにして、昇降機構ユニット5は、上下方向に伸縮することで、下部支持体8に対し、上部支持体9を上下方向に昇降可能に支持する。
天板4は、脚体2,2の上部支持体9,9、および連結部材(図示無し)の上面に支持されて設けられている。天板4は、上部支持体9,9、連結部材(図示無し)に、溶接、あるいはボルト等によって接合されている。
また、天板4の後部の左右両側部には、天板4を上下に貫通する配線挿通孔21が穿設されている。
図3は、上記天板昇降式デスクの天板の側断面図である。図4は、上記天板の後端部の側断面図である。図5は、上記天板の前端部の側断面図である。
図1〜図3に示すように、天板4は、その上面に水平な作業面を形成する天面(作業面)4tを備えている。天板4の後端部4bと、幅方向両側の側端部4c,4cは、それぞれ、天面4tの外周端から鉛直下方に垂下する垂下面Fvと、垂下面Fvの下端から天板4の水平方向内方に向かって折り返された折り返し面Fcと、から形成されている。
また、図3、図4に示すように、天板4の後端部4b、および側端部4c,4cには、垂下面Fvを覆う樹脂製のカバー材10が装着されている。
図3、図5に示すように、天板4の前端部4aは、天面4tに連続して、上部湾曲面F1、上部スラント面(上部傾斜部)F2、前端上部湾曲面(前端面)F3、前端下部湾曲面(下部傾斜部、前端面)F4、下部平面F5、を有している。
上部湾曲面F1は、天面4tから前方に向かって漸次下方に湾曲するよう形成されている。
上部スラント面F2は、上部湾曲面F1に連続し、前方に向かって下方に傾斜する平面状に形成されている。ここで、上部スラント面F2は、水平方向に対する下方への傾斜角が、例えば10〜20°、より好ましくは、15〜20°とされて形成されている。
前端上部湾曲面F3は、天板4の前端部4aの前端面4fの一部を構成し、上部スラント面F2に連続し、前方に向かって下方に湾曲するよう形成されている。
前端下部湾曲面F4は、天板4の前端部4aの前端面の残部を構成し、前端上部湾曲面F3に連続し、下方に向かって後方に湾曲するよう形成されている。
下部平面F5は、前端下部湾曲面F4に連続し、天面4tと平行に後方に向かって延びるよう形成されている。
図3に示すように、このような天板4は、ベース部材(支持材)11と、表面被覆材(被覆材)12と、後部補強材13と、中間補強材14と、前部補強材15と、を備えて形成されている。
ベース部材11は、鋼板からなり、前記天面4t、後端部4bおよび側端部4c,4cの垂下面Fv、折り返し面Fc、前端部4aの上部湾曲面F1、上部スラント面F2、前端上部湾曲面F3、前端下部湾曲面F4、下部平面F5を一体に形成するよう、折り曲げ加工および湾曲加工がなされている。
表面被覆材12は、例えばメラミン樹脂等からなり、ベース部材11の外表面11f(図4、図5参照)の全体を覆うように形成されている。
図4に示すように、後部補強材13は、ベース部材11の後端部の下側に設けられている。後部補強材13は、天板4の幅方向に延びるよう形成されている。後部補強材13は、垂下面Fvの内側に沿う後面13aと、後面13aの下端から前方に延びる下面13bと、下面13bの前端から上方に向かって延びる前面13cと、前面13cの上端から天板4の下面4uに沿って前方に向かって延びる前部接合面13dと、を一体に備えている。下面13bには、天板4の幅方向に延びる凹溝状のリブ13eが形成されている。
この後部補強材13は、鋼板を折り曲げ加工することで形成されている。後部補強材13は、後面13aが天板4の後端部4bの垂下面Fvに沿い、下面13bの後端部が天板4の後端部4bの折り返し面Fc上に沿い、前部接合面13dが天板4の下面4uに沿うよう配置されて、天板4に対し、スポット溶接等によって接合されている。
図3に示すように、中間補強材14は、天板4の下面4uに、前後方向に間隔をあけて例えば2本が設けられている。中間補強材14は、それぞれ天板4の幅方向に延びるよう形成されている。各中間補強材14は、天板4の下面4uに沿う前部接合面14aおよび後部接合面14bと、前部接合面14aから鉛直下方に垂下する前面14cと、後部接合面14bから鉛直下方に垂下する後面14dと、水平面内に位置し、前面14cの下端と後面14dの下端とを連結する下面14eと、を一体に備える。中間補強材14は、鋼板を折り曲げ加工することで形成されている。中間補強材14は、前部接合面14aと後部接合面14bとをそれぞれ天板4の下面4uに突き当てた状態でスポット溶接等により接合されている。
図5に示すように、前部補強材15は、天板4の下面4uに沿う後部接合面15aと、後部接合面15aから鉛直下方に垂下する後面15bと、後面15bの下端から前方に向けて延びる下面15cと、下面15cの前端部において上方に屈曲する段部15dと、段部15dから前方に向けて延び、ベース部材11の下部平面F5の上面に沿う前部支持面15eと、前部支持面15eの前端から鉛直上方に向けて延びる前面15fと、前面15fの上端から後方に向かって斜め上方に延び、ベース部材11の上部スラント面F2の下側に沿う前部傾斜面15gと、を一体に備える。前部補強材15は、鋼板を折り曲げ加工することで形成されている。前部補強材15は、前部支持面15eと、前面15fと、前部傾斜面15gとを、天板4の前端部4aの下部平面F5と上部スラント面F2との間に後方から挿入し、後部接合面15aを天板4の下面4uに突き当てるとともに、スポット溶接等により接合する。
天板昇降式デスク1は、左右の脚体2,2の昇降機構ユニット5,5の動作を制御する制御ユニット(図示無し)と、制御ユニット(図示無し)に昇降動作信号を入力するための操作部7と、をさらに備えている。
制御ユニット(図示無し)は、例えば、天板4の下面4uや連結部材(図示無し)に固定されている。この制御ユニット(図示無し)には、天板昇降式デスク1が配置される執務空間に設けられた商用電源に接続される電源ケーブル20(図1参照)が接続されている。
操作部7は、制御ユニット(図示無し)に、図示しない配線ケーブルを介して電気的に接続されている。
操作部7は、天板4の前端部4aの下側に配置されている。図3、図5に示すように、操作部7は、前部補強材15の下面15cに、取付ブラケット22を介して設けられている。取付ブラケット22は、例えば側断面視L字状で、前部補強材15の下面15cにビス(図示無し)等によって固定される固定部22aと、固定部22aの前端から下方に延びる操作部支持部22bと、を一体に備えている。操作部7は、操作部支持部22bの前面に、ビス(図示無し)等によって装着されている。
ここで、取付ブラケット22に装着される操作部7は、操作部支持部22bに装着する操作部7が、天板4の前端部4aよりも後方に位置し、天板4の下方空間内に位置するよう設けられている。
この取付ブラケット22は、天板4の前端部4aに対向する利用者から見て、斜め下方に位置するように設けられている。そして、天板4の前端部4aは、その下側に前端下部湾曲面F4が形成されているので、前端部4aの下側を垂直面によって形成した場合に比較し、天板4の下方空間内に位置する操作部7が視認しやすくなっている。
利用者が操作部7に対して所定の操作を入力すると、操作部7から配線ケーブル(図示無し)を介し、制御ユニット(図示無し)に操作信号が送信される。制御ユニット(図示無し)は、操作部7から操作信号を受信すると、受信した信号に基づいて昇降機構ユニット5に昇降動作を実行させる指令信号を出力する。左右一対の脚体2,2の昇降機構ユニット5,5は、指令信号を受け取ると、その指令信号に応じて伸縮駆動され、これによって天板4の高さの調整がなされる。ここで、天板4の高さは、少なくとも利用者が座った状態で使用可能な位置から立った状態で使用可能な位置まで昇降できるよう、例えば最も広い範囲として床面から650mm〜1250mm、実際に使用が想定される範囲として床面から700mm〜1150mmの範囲内で調整可能とされている。
上述したような天板昇降式デスク1によれば、天板4の前端部4aの上側に、前方に向かって下方に傾斜する上部スラント面F2を備えることで、利用者の胴部や腕等に、天板4の前端部4aが食い込むのを抑えることができる。これにより、天板昇降式デスク1を快適な使用環境で使用することが可能となる。利用者が、長時間にわたって立ち作業を行い、利用者が前傾して天板4の前端部4aに寄りかかっても、天板4の前端部4aが食い込んで利用者の身体部位に大きな力がかかるのを抑えることができる。
また、天板4が、前端部4aの下側に、下方に向かって後方に傾斜する前端下部湾曲面F4を有している。このように構成することで、天板4の前端部4aの下側に前端下部湾曲面F4を形成しない構成に比較し、天板4の下方空間への視野が広まる。また、支持体の前端部4aを薄く見せることができ、天板4の見栄えを向上させることができる。
さらに、天板4の前端部4aの下側かつ前端下部湾曲面F4の後方に、昇降機構ユニット5の昇降動作を操作する操作部7が設けられている。このように構成では、前端下部湾曲面F4によって、天板4の前端部4aの下側に設けられた操作部7の視認性が高まる。したがって、利用者が天板4を上下昇降させる際の操作性を良好にすることができる。
また、天板4は、天面4tと、上部スラント面F2と、前端上部湾曲面F3および前端下部湾曲面F4とを一体に連続して形成することで、天板4の外表面が滑らかになる。
さらに、上記のような天板4の前端部4aの形状を、例えば木系材料で実現した場合、前端部4aの強度を確保するために、前端部4aの上下方向の厚みを大きく確保する必要がある。これに対して、天板4を、鋼製のベース部材11と表面被覆材12とで構成することで、天板4の前端部4aの厚みを薄く抑えつつ、天板4としての強度を確保することが可能となる。
また、上記のような天板4を備えた天板昇降式デスク1は、脚体2が、天板4の中間部に昇降機構ユニット5を有している。このように、脚体2の支柱を構成する昇降機構ユニット5が天板4の前後方向の中間部に位置している場合、天板4の前端部4aに荷重がかかると、昇降機構ユニット5に大きなモーメントが作用する。特に、天板4が昇降可能な天板昇降式デスク1においては、天板4を上昇させた場合に、天板4の前端部4aに荷重がかかると、耐転倒性が低下する。
これに対し、上記天板4の前端部4aには上部スラント面F2が形成されているので、天板4上に、手を掛けたり、物品を載置する等にしても、上部スラント面F2には載置しにくい。したがって、天板4上において手を掛けたり物品を載置する等して、荷重が作用する領域は、上部スラント面F2よりも後方の領域となる。したがって、荷重の作用点は、昇降機構ユニット5に対し、より近い位置となり、昇降機構ユニット5に作用するモーメントが小さくなる。これによって、天板昇降式デスク1の耐転倒性を高めることができる。
また、天板4において、前端部4aのみに上部スラント面F2が形成され、後端部4bおよび側端部4cは、垂下面Fvによって形成されている。したがって、天板昇降式デスク1の後端部4bや側端部4cを、壁面や他の什器等に突き当てて配置する場合、天板4の後端部4bや側端部4cと壁面や他の什器との間に隙間や凹部が生じにくい。その結果、天板4上から物品が落ちたりするのを防ぐことができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、天板4の前端部4aの上部傾斜部として、上部スラント面F2を形成したが、前方に向かって下方に傾斜するのであれば、平面状の傾斜面に限らず、湾曲面によって上部傾斜部を構成しても良い。同様に、前端部4aに形成した下部傾斜部についても、前端下部湾曲面F4に限らず、下方に向かって後方に傾斜するのであれば、平面状の傾斜面を形成しても良い。
また、上記実施形態では、天板4の前端部4aのみに上部スラント面F2を形成するようにしたが、これに限らない。天板昇降式デスク1の使用形態によっては、天板4の後端部4bや側端部4cに、上部スラント面F2等を上記と同様に備えた構成としても良い。
また、天板昇降式デスク1は、天板4が昇降可能であれば、例えば脚体2の構成、配置、設置本数等、他のいかなる構成としても良い。
また、昇降機構ユニット5の構成についても、天板4を昇降可能とするのであれば、他のいかなる構成としても良い。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 天板昇降式デスク
2 脚体
4 天板
4a 前端部(端部)
4b 後端部(反対側の端部)
4t 天面(作業面)
5 昇降機構ユニット(支柱)
7 操作部
11 ベース部材(支持材)
12 表面被覆材(被覆材)
F1 上部湾曲面
F2 上部スラント面(上部傾斜部)
F3 前端上部湾曲面(前端面)
F4 前端下部湾曲面(下部傾斜部、前端面)
F5 下部平面

Claims (2)

  1. 上面に作業面を有する天板と、
    前記天板を、少なくとも利用者が座った状態で使用可能な位置から立った状態で使用可能な位置まで上下方向に昇降可能に支持する昇降機構ユニットを備えた脚体と、を備え、
    前記天板は、
    前記作業面と、
    利用者が対向する前記天板の前側の端部の上側に、前方に向かって下方に傾斜する上部傾斜部と、
    前記天板の前端を形成する前端面と、が一体に連続して形成され、
    前記天板は、
    前記作業面と、前記上部傾斜部と、前記前端面とに沿った形状を有する鋼製の支持材と、
    前記支持材の表面を被覆する被覆材と、を一体に備え、
    前記支持材のうち、前記上部傾斜部と前記前端面とに囲まれた部分に、前記支持材を下方から支持する前部補強材が配置され
    前記天板は、前記端部の下側に、下方に向かって後方に傾斜する下部傾斜部を有し、
    前記下部傾斜部の後方であって、前記前部補強部材の下面に、前記昇降機構ユニットの昇降動作を操作する操作部が設けられていることを特徴とする天板昇降式デスク。
  2. 前記脚体は、前記天板の前記端部と、前記端部と反対側の端部とを結ぶ前後方向の中間部に支柱を有していることを特徴とする請求項1に記載の天板昇降式デスク。
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