JP2013094405A - ソファーユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】家具を利用して該家具に付属する付属物品の施工性を向上させることができるソファーユニットを提供する。
【解決手段】脚部及び固定板からなる脚部材10は、座部11に固定するための固定孔と、ソファー2a、2bやローテーブル3等の使用に関連して使用される付属物品であるコンセントバー6や仕切板4を座部11に取り付けるための取付孔と、を備えることで、固定板に、脚部材10を座部11に固定するための固定孔とは別個に、付属物品を取り付けるための取付孔が設けられていることで、コンセントバー6や仕切板4等の付属物品を、強度が高い固定板に安定的に、かつ、床面Yと座部11の下面との間に形成される空間を利用して体裁よく取り付けることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、床面に接地する支持部及び該支持部により前記床面から所定高さ位置に支持される被支持部からなるソファーを含む複数の家具にて構成されるソファーユニットに関する。
従来、この種のソファーユニットは、例えば、オフィスやホテル等の応接間やロビーに設置され、利用者がソファーに着座して休息したり寛いだりするためのものであった。
しかし近年においては、業務形態の変化に伴い、従業員同士がリラックスした状態でコミュニケーションをとりながら打ち合わせ等を行うスペースとして利用され始めており、ソファーに着座しながらパソコンや持ち込んだ資料等を使用する機会が増加する傾向がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−174087号公報
しかし、上記特許文献1に記載のソファーユニットは、利用形態に応じてソファーだけでなく、例えば、業務エリアとコミュニケーションエリアとを区分けすること等を目的として、ソファーの周囲の目線を遮るパネル等のソファーに付属する付属物品を配設することがあるが、このようなパネルをソファーとは個別に配設する場合、安定して立設支持するための設置部材が床面上に張り出して利用者の邪魔になることがあるといった問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、家具を利用して該家具に付属する付属物品の施工性を向上させることができるソファーユニットを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のソファーユニットは、
床面に接地する支持部及び該支持部により前記床面から所定高さ位置に支持される被支持部からなるソファーを含む複数の家具にて構成されるソファーユニットであって、
前記支持部は、脚及び該脚の上部に形成され前記被支持部に固定される固定板からなり、
前記固定板は、
前記支持部を前記被支持部に固定するための固定部と、
前記家具の使用に関連して使用される付属物品が取り付けられる物品取付部と、を備える、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、家具に対し付属物品を一体化できることで、付属物品を独立して配設するための設置部材等を別途必要としないばかりか、固定板に、支持部を被支持部に固定するための固定部とは別個に、付属物品を取り付けるための物品取付部が設けられていることで、付属物品を、被支持部を支持する強固な固定板に安定的に、かつ、床面と被支持部の下面との間に形成される空間を利用して目立たない箇所で取り付けることができる。
尚、前記家具は、前記被支持部が前記支持部により床面から所定高さ位置に支持されるものであれば、ソファー以外のものでもよく、例えばソファーとともに使用される足載せ台やテーブル等を含む。
本発明のソファーユニットは、
前記被支持部は平面視略矩形状に形成され、
前記支持部は、前記被支持部の下面角部に固定され、
前記物品取付部は、前記被支持部の第1側辺に対応する第1取付部及び前記第1側辺に隣り合う第2側辺に対応する第2取付部を含む、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、付属物品を第1側辺でも第2側辺でも取り付けることができる。
本発明のソファーユニットは、
前記被支持部は平面視略正方形状に形成されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、家具のレイアウトの自由度が向上する。
本発明のソファーユニットは、
前記固定板は、平面視略正方形状に形成され、
前記第1取付部及び前記第2取付部は、前記第1側辺と前記第2側辺との間に延設される対角線を基準として線対称に配設されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、付属物品を被支持部の四辺いずれでも同じように取り付けることができるばかりか、家具のレイアウト変更等に伴う付属物品の取付位置の変更に容易に対応することができる。
本発明のソファーユニットは、
前記脚は、前記固定板における前記被支持部の側辺に対応する外側辺近傍位置に配置されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、固定板に対し脚が偏った位置に設けられていることで、物品取付部に対する付属物品の取り付けの際に脚が邪魔になりにくいので、施工性が向上する。
本発明の実施例としてのソファーユニットを示す斜視図である。 図1のソファーユニットの一部の構成を示す分解斜視図である。 (a)は脚部材を示す側面図、(b)は底面図である。 (a)は網状部材を示す斜視図、(b)は(a)のA−A断面図である。 ソファーを示す底面図である。 図5のB−B断面図である。 配線収容状況を示す斜視図である。 (a)は図7の要部拡大断面図、(b)は(a)の要部拡大断面図である。 家具のレイアウトの他の例を示す図である。 物品保持部材の他の例を示す図である。
本発明に係るソファーユニットを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るソファーユニットにつき、図1〜図7を参照して説明する。図1は、本発明の実施例としてのソファーユニットを示す斜視図である。図2は、図1のソファーユニットの一部の構成を示す分解斜視図である。図3は、(a)は脚部材を示す側面図、(b)は底面図である。図4は、(a)は網状部材を示す斜視図、(b)は(a)のA−A断面図である。図5は、ソファーを示す底面図である。図6は、図5のB−B断面図である。図7は、配線収容状況を示す斜視図である。図8は、(a)は図7の要部拡大断面図、(b)は(a)の要部拡大断面図である。尚、以下、図1の紙面左斜め角部側をソファーユニット1の正面側(前方側)とし、紙面右斜め上側をソファーユニットの正面側(前方側)として説明する。
図1及び図2に示すように、ソファーユニット1は、複数(本実施例では2つ)のソファー2a,2bと、ソファー2bに並設して使用されるローテーブル3と、から主に構成されている。また、ソファー2a,2b及びローテーブル3の側面には、所定高さを有する仕切板4が取り付けられている。また、ソファー2a,2bの下面側には、後述する物品収容ネット5(図2参照)が取り付けられているとともに、ソファー2aの前面下部には、後述するコンセントバー6が取り付けられている。
ソファー2a,2bは、床面Yに接地する支持部を構成する複数(本実施例では4本)の脚部材10と、該脚部材10により床面Yから所定高さ位置(本実施例では床面Yから約200mm上方位置)に支持される被支持部としての座部11と、座部11の上面縁部に設けられる背凭れ部12と、から構成されている。これら座部11の上面までの高さ位置は全て同じとされている。
ローテーブル3は、床面Yに接地する支持部を構成する複数(本実施例では4本)の脚部材20と、該脚部材20により床面Yから所定高さ位置(本実施例では床面Yから約200mm上方位置)に支持される被支持部としての座部21と、座部21の上面縁部に設けられる天板22と、から構成されている。また、座部21及び天板22には、平面視正方形状の配線溝22aが形成されている。
座部11,21は、平面視略正方形状をなす直方体にて構成されるクッション材からなる。尚、本実施例では、脚部材10と脚部材20及び座部11と座部21は、それぞれ同一部材にて構成されているが、別部材にて構成されていてもよい。
図3に示すように、脚部材10,20は、下端が床面Yに接地する脚部15と、該脚部15の上部に形成され被支持部としての座部11,21に固定される固定板16と、から構成される金属部材からなる。
具体的には、脚部15の下端部には、床面Yに接地するアジャスタ32が高さ調整可能に取り付けられている。また、固定板16は、平面視略正方形状をなす所定板厚の板部材からなり、脚部15の上端部から水平方向に屈曲された受部33の上面に、脚部15に対し略直交するように略水平に溶着されている。このように固定板16は、上下方向に延びる脚部15の軸心に対し中心位置が水平方向にずれた位置に配置されることで、脚部15は固定板16の周縁外側近傍に位置している。より詳しくは、固定板16は、その下面略中央位置から一の角部に向けて受部33により下方から支持されるように固着されている。
また、固定板16には、脚部材10,20を座部11(21)に固定するための固定ネジN1が取り付けられる上下方向を向く複数(本実施例では4つ)の固定孔34a及び係止ピン付固定ネジN2が取り付けられる上下方向を向く固定孔34bが縁辺に沿うように形成されている。これら固定孔34a,34bは、固定ネジN1のネジ部が挿通される小径孔34cと頭部が収容される大径孔34dとから構成されており、大径孔34dが下面に開放するように形成されている。
よって、固定板16の下面側から各固定孔34aに固定ネジN1を取り付け、固定孔34bに係止ピン付固定ネジN2を取り付けて、座部11,21の下面に螺入することで、脚部材10,20を固定板16を介して座部11,21に固定することができる。
固定板16は、略正方形状の座部11,21の下面の四隅(角部)に固定されているので、各脚部15,15間の離間幅寸法は全て同一とされている。また、各脚部15は固定板16の角部に偏って配置されていることで、座部11,21の下面の各角部において座部11,21の側辺に限りなく近い位置に配置される(図5参照)。
角部に形成された固定孔34aと固定孔34bとの間には、固定板16の下面に対し下方に向けて所定高さ(例えば、約2mm)隆起する帯板状の隆起部36a,36bが、縁辺に沿って延設されている。また、隆起部36a,36bの長手方向の両端部には、仕切板4やコンセントバー6を取り付けるための取付ネジN3,4が取り付けられる上下方向を向く取付孔37a,37bが形成されている。
このように、取付孔37a,37bが形成された隆起部36a,36bは、固定板16における内側辺に沿って延設されている。より詳しくは、隆起部36aは、座部11,21の第1側辺(例えば、前側辺)に対応する第1取付部であり、隆起部36bは、座部11,21の第2側辺(例えば、右側辺)に対応する第2取付部を構成している。また、隆起部36aは、座部11,21の第1側辺(例えば、前側辺)に対して略直交する方向(前後方向)に延設され、隆起部36bは、座部11,21の第2側辺(例えば、右側辺)に対して略直交する方向(左右方向)に延設されている(図中点線参照)。すなわち、隆起部36a,36bは、座部11,21の第1側辺と前記第2側辺との間に延設される対角線、つまり、受部33に沿う対角線を基準として線対称に配設されている(図5参照)。
図4に示すように、物品収容ネット5は、平面視略正方形状に形成された網状部40と、該網状部40の周囲に設けられ、平面視四角枠状に形成された枠状部41と、から構成される。
網状部40は、伸縮性を有する所定太さの複数のゴム紐を網目状に配置して編み込むことにより、所定深さを有するように側面視略皿状(凹状)に形成されている。尚、網状部40の網目の大きさは任意であるが、配線を挿通可能、かつ、後述する電気機具E1〜E4等を挿通不能な大きさ(例えば、約10mm〜50mm四方の範囲内)であることが好ましいが、伸縮性を有する繊維からなるメッシュシートや布材等にて網状部40を形成してもよい。
枠状部41は、弾性変形可能な所定板厚を有し、網状部40を構成するゴム材よりも硬質な硬質ゴム板材にて枠状に形成されており、その四隅には、座部11,21の下面に取り付けるための取付孔42が形成されているとともに、内周縁には、網状部40の周縁部が接着されている。また、網状部40は、枠状部41から僅かに下方に撓むように取り付けられる。
このように構成された物品収容ネット5は、座部11,21の下面四隅に取り付けられた脚部材10,20の固定板16の内側角部に取り付けられた係止ピン付き固定ネジN2に取付孔42を通して係止することで、図6及び図8に示すように、座部11,21の下面に沿うように略水平に取り付けられる。そして、座部11,21の下面と該下面に取り付けられた物品収容ネット5との間に、物品を収容可能な収容空間部が形成されている。
仕切板4は、縦長長方形状をなし、心材としてアクリル樹脂板とその外面を被覆する布材にて構成されており、固定板16に取り付けられる一対の仕切板ブラケット50a,50bと、仕切板4の内外面に固定される内補強金具51a,51b及び外補強金具52a,52bと、からなる係止手段を介して座部11,12に対し係脱できるようになっている。
内補強金具51a,51bは仕切板4の内面(座部側の面)左右側、外補強金具52a,52bは仕切板4の外面(座部11側と反対側の面)左右側にそれぞれ配置され、仕切板4の下端から上下方向の略中央位置まで延びる帯状の金属板にて構成されており、上端及び下部に内面側から取り付けられる複数の取付ネジN5及び下方位置に設けられる上下一対の係止ピン付きネジN6により、仕切板4の内外面に配置され該仕切板4を内外から挟持した状態で一体化される。
このように、仕切板4の下部内外面左右側に内補強金具51a,51b及び外補強金具52a,52bが取り付けられ一体化されることで、仕切板4の撓みが防止される。また、係止ピン付きネジN6は、内補強金具51a,51b及び外補強金具52a,52bを一体化したときに、内補強金具51a,51bから突出する。
仕切板ブラケット50a,50bは、固定板16に取り付けられる水平な取付片53aと、該取付片53aの一端に略垂直に設けられる係止片53bと、から構成されている。取付片53aには、取付ネジN3の取付孔54が2個形成されており、下面側から取り付けた取付ネジN3を固定板16の取付孔37bに螺入することで、隆起部36bに取り付けできる。
一方、係止片53bには、係止ピン付きネジN6の頭部を挿通可能な大径部と該大径部から下方に延設される溝部とを有するダルマ孔55が上下部にそれぞれ形成されており、係止ピン付きネジN6を大径部から挿通して溝部内を下降させることで、溝部の下端に該溝部から離脱不能に係止される。これにより、上下方向を向く係止片53bと内補強金具51aとの対向面が長手方向にわたり当接して一体化されるため、仕切板4が起立姿勢で安定して維持される。
このように、仕切板4は、仕切板ブラケット50a,50bを介して座部11の下面に固定された固定板16に取り付けられる。また、取付片53aが隆起部36bの下面に取り付けられることで、その周囲にある固定孔34a,34bに取り付けられた固定ネジN1,N2の頭部が大径孔から突出しても、取付片53aの取り付け時に固定ネジN1,N2の頭部が邪魔になることがない。
また、各仕切板4の布材は、特に詳細な図示はしないが、アクリル板の一面から他面にかけて上辺で折返して覆うように縦断面略下向きU字形に設けられ、左右側辺に設けられたファスナーにより側面を閉塞しているが、図1に示すようにソファー2が並設されたとき、隣り合う仕切板4,4の対向辺のファスナーを連結することで、隣り合う仕切板4,4を隙間なく連結できるようになっている。
コンセントバー6は、固定板16に取り付けられる水平な左右一対の取付片60a,60bと、これら取付片60a,60bの一端に固着され、座部11の下面縁辺に長手方向にわたり延設される横長板状の隠蔽板61と、から構成されている。取付片60a,60bには、取付ネジN4の取付孔62が2個形成されており、下面側から取り付けた取付ネジN4を固定板16の取付孔37aに螺入することで、隆起部36aに取り付けできる。つまり、コンセントバー6の左右一対の取付片60a,60b及び前述した仕切板ブラケット50a,50bの左右一対の取付片53a,53aの離間幅寸法は、隣り合う脚部材10,10(20,20)の隆起部36a,36b間の離間幅寸法と同寸とされている。
隠蔽板61の一端側には、横長の開口部63が形成されているとともに、内面における開口部63に対応する位置には、後述する電源タップE1を配設可能な電源タップ設置部64が形成されていることで、コンセントの差し込み口を開口部63に臨ませるように電源タップ設置部64に電源タップE1を設置することができる。
このように、コンセントバー6は、取付片60a,60bを介して座部11の下面に設けられた固定板16に取り付けられる。また、取付片60aが隆起部36aの下面に取り付けられることで、その周囲にある固定孔34a,34bに取り付けられた固定ネジN1,N2の頭部が大径孔から突出しても、取付片53aの取り付け時に固定ネジN1,N2の頭部が邪魔になることがない。
また、各座部11の下面左右側には、帯板状に形成された連結部材70と、該連結部材70が係止される被連結部材71と、がそれぞれ1つずつ設けられている。連結部材70は、一端を中心として上下方向を向く軸周りに回動可能に設けられ、側面の長手方向にわたり形成された係合部を被連結部材71に形成された被係合部に係合することで、隣り合うソファー2,2を連結できるようになっている。尚、連結部材70は、非使用時において座部11の下面に隠蔽しておくことができる。
図7及び図8には、ソファーユニット1の使用状況の一例が示されている。各ソファー2における座部11,21の下方位置には物品収容ネット5が設けられていることで、例えば、コンセントバー6の電源タップE1から延出された配線Cを床面Yに垂れ下がることがないように収容したり、ローテーブル3の天板22上で使用するノートパソコンE2から延出される配線C(電源ケーブルやLANケーブル等を含む)を収容したり、電源アダプタE3やルータE4等の電気器具類を収容することができる。
また、各ソファー2の下方位置に物品収容ネット5が取り付けられていることで、複数のソファー2を並設して使用する場合において、各ソファー2の下面に設けられた物品収容ネット5を跨ぐように配線Cを処理することが可能となる。
また、物品収容ネット5は、特に図8に示すように、座部11の下面に対し略平行をなすように、該下面に近接した状態で配設される。詳しくは、四隅の取付孔42を、各固定板16の係止ピン付きネジN2に挿通して係止し、頭部により先端からの逸脱が規制された取付状態において、枠状部41の各辺が張設されることで、配線Cや電源アダプタE3等の物品が座部11の下面に沿うように収容され、これにより座部11の下面に隠蔽されて利用者の目に付きにくくなるので、物品が体裁よく収容される。
また、網状部40は伸縮性を有していることで、物品の非収容時や、軽量で薄型の物品を収容した際には、下方に大きく膨出したり垂れ下がったりして利用者の目に付くこともない。つまり、網状部が伸縮性を有していることで、物品の大きさや重量に応じて必要な分だけ変形するだけで、常に物品が座部11の下面に押しつけられるように収容されるため、予め大きな物品を収容できるように下方に大きく膨出させた物品収容ネット5を使用しなくても、物品を収容することができる。
また、物品収容ネット5に電源アダプタE3や配線Cを出し入れする場合、図8(a)に示すように、物品収容ネット5の角部を摘んで外側に向けて水平に引張ることで、係止ピン付きネジN2から取付孔42を簡単にはずすことができる。また、取り付けるときも取付孔42を係止ピン付きネジN2に係止させるだけでよいため、着脱作業が容易になる。
尚、網状部40を有することで、その都度係止ピン付きネジN2から取付孔42をはずさなくても、例えば、配線Cを網状部40から挿入したり引き出したりすることもできる。
また、係止ピン付きネジN2は、座部11の下面の木材部分ではなく、金属性で強度の高い固定板16に設けられていることで、物品収容ネット5に物品が収容されることで係止ピン付きネジN2に負荷がかかっても、物品収容ネット5を安定して保持することができる。
また、本実施例では、座部11,21が平面視略正方形状に形成されているとともに、各脚部材10,20の脚部15間の離間幅、及び各脚部材10,20の取付孔37a,37の離間幅が等間隔であることで、仕切板4やコンセントバー6を座部11,21の四辺いずれにも取り付けることができるので、ソファー2やローテーブル3をレイアウト変更に応じて、仕切板4やコンセントバー6の取付位置の変更に容易に対応することができる。
また、本実施例では、脚部15が座部11,21の下面角部近傍位置に配置されていることで、ソファー2やローテーブル3を並設したときに、隣り合う脚部15,15が近接するため、見栄えがよいばかりか、各ソファー2の脚部15,15間が広くなるため、物品収容ネット5への電源アダプタE3や配線C等を出し入れしやすくなる。さらに、コンセントバー6の隠蔽板61により、物品収容ネット5や配線Cが外部から見えにくくなるので見栄えがよい。
また、このように付属物品としての仕切板4やコンセントバー6を座部11,21に対しネジにより取り付けることで、ソファー2やローテーブル3のレイアウト変更の際に、仕切板4やコンセントバー6を取り外して軽量化した状態で移動できるばかりか、着脱の際には床面Yと座部11,21との間の空間を利用してネジを取り付け、取り外しできるので、ソファー2等をひっくり返したりしなくても簡単に作業できる。
以上説明したように、本発明の実施例としてのソファーユニット1にあっては、座部11,21の下面に固定された固定板16に物品収容ネット5を取り付け、該座部11,21の下面と該物品収容ネット5との間に物品(例えば、配線C、電源タップE1、電源アダプタE3、ルータE4等の電気器具類)を収容可能としたことで、床面Yと座部11の下面との間に形成される空間を利用して、上記物品を見栄えよく、かつ、利用者の邪魔にならないように収容することができるばかりか、物品の収容や取り出しを、ソファー2の利用者が着座したままで容易に行うことができる。
また、物品収容ネット5は、座部11,21の下面に固定された脚部材10,20に対して着脱可能であることで、物品収容ネット5を座部11,21の下面から取り外したり取り付けたりできるばかりか、座部11,21を支持する強固な脚部材10,20に取り付けられることで、物品を安定して収容できる。
さらに、物品収容ネット5は、座部11,21の下面に固定された固定板16に取り付けられることで、物品収容ネット5を座部11,21を支持する強固な固定板16に取り付けできるので、物品を安定して収容できるばかりか、座部11,21に近い固定板16に取り付けるので、物品を座部11,21の下面に沿うように収容することができる。
尚、本実施例では、係止ピン付固定ネジN2に取付孔42を係止することで座部11の下面に対し着脱できるようになっていたが、取付手段は上記のものだけでなく、例えば蝶ネジやラッチ、あるいは面ファスナー等により着脱可能としてもよい。
また、本実施例では、物品収容ネット5は、座部11の下面の一部を構成する固定板16に突設された係止ピン付固定ネジN2に係止することにより、座部11の下面に取り付けられていることで、固定板16の板厚分、枠状部41と座部11の底面との間に所定の隙間が形成される(図8参照)。よって、この隙間から配線Cを挿通させることができる。
また、本実施例では、物品収容ネット5を固定板16に着脱可能に取り付けていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、座部11,21の下方位置において、脚部材10,20の例えば脚部15の所定高さ位置に取り付けられていてもよい。
また、本実施例では、物品保持部材の一例として網状部40と枠状部41とからなる網状部材にて構成されていたが、物品保持部材は、全てが網状部40にて構成されているものでもよいし、メッシュ材等の布材にて構成されているものでもよい。さらに、図10に示すように、金属材や合成樹脂材等により上向き凹状に形成された物品収容板5’等であってもよい。尚、このような場合、底面に孔5aを設け、該孔5aから配線Cを挿通できるようにしてもよい。
また、脚部材10は、脚部15及び該脚部15の上端部に形成され座部11に固定される固定板16からなり、物品収容ネット5は、座部11,21を支持する強固な脚部材10,20の固定板16に取り付けられていることで、物品収容ネット5を強度が高い固定板16に取り付けできるので、物品を安定して収容できる。
また、物品収容ネット5は、網状部40と、該網状部40の周囲に設けられ座部11の下面に対する取付孔42を備える枠状部41と、から構成され、枠状部41は、網状部40よりも硬質なゴム材にて形成されていることで、網状部40周囲の硬質の枠状部41に取付孔42が設けられていることで、物品が収容されたときに該物品の重量により網状部40が弛んでも、枠状部41まで大きく弛むことはないので、物品の網状部40の周囲からの落下を防止できる。
また、本実施例では、網状部材の一例として物品収容ネット5は、四隅に形成された取付孔42を介して、略正方形状の固定板16の内側角部、つまり、他の固定孔34aよりも座部11,21の中心位置に近い位置に形成された固定孔34bに取り付けられた係止ピン付きネジN2に対して着脱可能に係止されているため、物品収容ネット5の取り付け、取り外しの際に、脚部15や仕切板ブラケット50a,50bの取付片53aやコンセントバー6の取付片60a,60b等と干渉することがない。また、ソファー2やローテーブル3のレイアウトを変更する際に、配線経路を自由に変更できる。
また、物品収容ネット5は、平面視略正方形状に形成されていたが、形状は種々に変更可能である。また、脚部材10,21に対し着脱可能に設けられていたが、例えば少なくとも一部に物品の出し入れ部を設け、他の部分は取り外し不能に固着してもよい。
また、脚部材10,20は、脚部15及び該脚部15の上端部に形成され座部11,21に固定される固定板16からなり、固定板16は、脚部材10,20を座部11,21に固定するための固定部としての固定孔34a,34bと、ソファー2やローテーブル3等の使用に関連して使用される付属物品であるコンセントバー6や仕切板4を座部11に取り付けるための物品取付部としての取付孔37a,37bと、を備えている。
これにより、ソファー2やローテーブル3等に対しコンセントバー6や仕切板4を一体化できることで、コンセントバー6や仕切板4を独立して配設するための設置部材等を別途必要としないばかりか、固定板16に、脚部材10,20を座部11,21に固定するための固定孔34a,34bとは別個に、付属物品を取り付けるための取付孔37a,37bが設けられていることで、コンセントバー6や仕切板4を、座部11,21を支持する強固な固定板16に安定的に、かつ、床面Yと座部11,21の下面との間に形成される空間を利用して目立たない箇所で取り付けることができるため、取付部等が露呈して見栄えが悪くなったり邪魔になることがない。
尚、本実施例では、固定板16を座部11,21に固定するための固定部及び付属物品が取り付けられる物品取付部は、ネジの固定孔34a,34b及び取付孔37a,37bであったが、ネジ以外の固定部材の固定部や、ネジ以外の取付部材の取付部であってもよい。
また、本実施例では、付属物品の一例として、仕切板4及びコンセントバー6を適用していたが、これに限定されるものではなく、例えば家具であるソファー2やローテーブル3の使用に関連して使用されるものであれば、他の物品も含まれる。つまり、物品収容ネット5も付属部品であるといえる。
また、本実施例では、座部11,21は平面視略矩形状に形成され、脚部材10,20は、座部11,21の下面角部に固定され、物品取付部は、座部11,21の第1側辺に対応する取付孔37a,37a及び前記第1側辺に隣り合う第2側辺に対応する取付孔37b,37bを含むことで、仕切板4及びコンセントバー6を、第1側辺(例えば、前側辺)でも第2側辺(例えば、左右側辺)でも取り付けることができる。
また、本実施例では、座部11,21は平面視略正方形状に形成され、また、固定板16は平面視略正方形状に形成され、取付孔37a,37bは、第1側辺と第2側辺との間に延設される対角線を基準として線対称に配設されていることで、仕切板4及びコンセントバー6を座部11,21の四辺いずれでも同じように取り付けることができるばかりか、ソファー2やローテーブル3のレイアウト変更等に応じて、仕切板4及びコンセントバー6の設置自由度が制限されることがない。
また、本実施例では、脚部15は、固定板16における座部11,21の側辺に対応する外側辺近傍位置に配置されていることで、固定板16に対し脚部15が偏った位置に設けられていることで、取付孔37a,37bに対するコンセントバー6や仕切板4の取り付けの際に脚部15が邪魔になりにくいので、施工性が向上する。具体的には、受部33は平面視略正方形の固定板16の下面略中央位置から一の角部に向けて延設され、他の固定孔34a,34bや取付孔37a,37bは固定板16の周辺に沿って形成されるため、固定板16の下面に広い空間が確保される。
また、固定ネジN1の固定孔34a,34bは、固定板16の下面に対し所定高さ隆起した隆起部36a,36bに形成されていることで、固定孔34a,34bに取り付けられた固定ネジN1の頭部が固定板16の下面に対し突出しても、隆起部36a,36bに取り付けられる取付片53a,60a,60bと干渉することを回避できる。
尚、本実施例では、2つのソファー2と1つのローテーブル3とが一列に並設されていたが、このような家具のレイアウトは種々に変更可能であり、例えば図9(a)に示すように、2つのソファー2と1つのローテーブル3とをL字形に配置してもよいし、あるいは図示しないがT字形に配置してもよい。
また、図9(b)に示すように、4つのソファー2と1つのローテーブル3とを、ローテーブル3を中心として十字形に配置してもよい。また、ソファー2やローテーブル3は、平面視略正方形状をなす直方体にて形成されているものに限定されず、例えば平面視略長方形状をなす直方体にて形成されていてもよいし、あるいは平面視略円形をなす柱状体に手構成されていてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、家具の一例として、被支持部が支持部により床面Yから所定高さ位置に支持されるものであれば、ソファー2やテーブル3以外のものでもよく、例えばソファー2とともに使用されるソファーベッドや足載せ台等を含む。
1 ソファーユニット
2a,2b ソファー(家具)
3 ローテーブル(家具)
4 仕切板(付属物品)
5 物品収容ネット(付属物品)
6 コンセントバー(付属物品)
10,20 脚部材(支持部)
11,21 座部(被支持部)
16 固定板
22 天板
33 受部
34a,34b 固定孔(固定部)
36a,36b 隆起部(物品取付部、第1取付部、第2取付部)
37a,37b 取付孔(物品取付部、第1取付部、第2取付部)
40 網状部
41 枠状部
42 取付孔
50a,50b 仕切ブラケット
E1〜E4 電気器具

Claims (5)

  1. 床面に接地する支持部及び該支持部により前記床面から所定高さ位置に支持される被支持部からなるソファーを含む複数の家具にて構成されるソファーユニットであって、
    前記支持部は、脚及び該脚の上部に形成され前記被支持部に固定される固定板からなり、
    前記固定板は、
    前記支持部を前記被支持部に固定するための固定部と、
    前記家具に付属する付属物品が取り付けられる物品取付部と、を備える、
    ことを特徴とするソファーユニット。
  2. 前記被支持部は平面視略矩形状に形成され、
    前記支持部は、前記被支持部の下面角部に固定され、
    前記物品取付部は、前記被支持部の第1側辺に対応する第1取付部及び前記第1側辺に隣り合う第2側辺に対応する第2取付部を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のソファーユニット。
  3. 前記被支持部は平面視略正方形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のソファーユニット。
  4. 前記固定板は、平面視略正方形状に形成され、
    前記第1取付部及び前記第2取付部は、前記第1側辺と前記第2側辺との間に延設される対角線を基準として線対称に配設されている、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のソファーユニット。
  5. 前記脚は、前記固定板における前記被支持部の側辺に対応する外側辺近傍位置に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のソファーユニット。
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