JP7334098B2 - 什器ユニットおよび什器システム - Google Patents

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Description

本発明は、什器ユニットおよび什器システムに関する。
オフィスや公共施設、学校等における執務は、利用者の要望に応じて様々な執務内容が存在している。こうした執務を行う執務空間として、それぞれの執務内容に応じた執務空間が形成されていることが望ましい。
例えば、電子機器を用いて長時間の執務をこなしたい場合には、執務者が着座可能な什器と、着座しながら執務をこなせる執務作業面が形成された什器を備えている執務空間が望ましい。また、簡易的な打合せや書類内容の確認等の執務をこなしたい場合であれば、執務者が起立状態で執務を行うことのできる執務作業面が形成された什器を備えた執務空間が適している。
こうした様々な執務空間がそれぞれ設けられていれば、執務者がその日の執務内容に応じた執務空間を選択することが可能となり、執務効率を向上させることができると共に、執務空間としての利便性を向上させることが出来る。
特開2018-015317号公報
しかしながら、上述した従来技術にあっては、多種多様な什器を備えた執務空間を確保する必要が生じるため、執務者の人数に比べて広い執務空間を確保しなくてはならず、多大なコストを要してしまうという問題を有していた。
本発明は、オフィスや公共施設、学校等の執務空間内において、利用者の要望に応じて様々な形態にアレンジできる什器ユニットを提供できるとともに、パフォーマンスアップにつながる執務空間を提供可能とした什器システムを提供することを目的とする。
本発明における什器ユニットの一形態は、床面上に載置され、少なくとも一方側に開口する第1の収容空間を有した第1の什器と、前記第1の収容空間内に収容可能であるとともに、前記第1の什器の上、および前記第1の什器と前記床面との間のうちの少なくとも一方に配置可能な第2の什器と、前記第1の什器および前記第2の什器が積み重ねられた状態においては前記第1の什器および前記第2の什器のうち少なくともいずれか一方に支持されるとともに、前記第2の什器が第1の什器の収容空間に収容された状態においては前記第1の什器に支持される機能構成什器と、前記第1の什器および前記第2の什器に対して前記機能構成什器を取り付けるための取付部と、を備えている。
本態様によれば、第1の什器内に第2の什器を収容した状態で使用する形態と、第1の什器内から第2の什器を取り出して第1の什器の上下のいずれかに配置した状態で使用する形態と、に変化させることができる。本発明の什器ユニットにおいては、第1の什器および第2の什器の少なくともいずれか一方に対して第1の取付部を介して機能構成什器を取り付けることが可能であり、第1の什器と第2の什器とを積み重ねた状態にするか、第1の什器内に第2の什器を収容させた状態にするかによって、機能構成什器の高さ位置を変えることができる。このため、オフィスや公共施設、学校等の執務空間内において、利用者の要望に応じて様々な形態にアレンジすることが可能である。よって、利用者のパフォーマンスアップにつながる執務空間を実現することができる。
本発明における什器ユニットの一形態において、前記機能構成什器は、上下に積み重ねられた前記第1の什器および前記第2の什器のうち、上段の什器に取り付けられる構成としてもよい。
本態様によれば、第1の什器および第2の什器を上下に積み重ねた状態のとき、上段側の什器に機能構成什器を取り付けることにより、第1の什器上に機能構成什器を取り付けていたときよりも、第2の什器の高さ分だけ、機能構成什器の位置を高くすることが可能である。
本発明における什器ユニットの一形態において、前記取付部は、前記第1の什器および前記第2の什器のそれぞれに形成されている構成としてもよい。
本態様によれば、第1の什器および第2の什器のそれぞれに取付部を形成することにより、他の部品等を用いることなく、各什器に対して機能構成什器を簡単に取り付けることが可能である。また、工具等が不要なため、機能構成什器の高さ調整が必要になったときに、機能構成什器の付け替え作業を迅速に行うことができる。
本発明における什器ユニットの一形態において、前記取付部は、前記第1の什器および前記第2の什器の各上端にそれぞれに形成された第1の取付部を含む構成としてもよい。
本態様によれば、第1の什器および第2の什器の各上端に形成された第1の取付部を介して、何れの什器に対しても、機能構成什器を取り付けることが可能である。
本発明における什器ユニットの一形態において、前記第2の什器の下端には、前記第1の取付部に係合可能な被取付部が形成されている構成としてもよい。
本態様によれば、第2の什器の下端に設けられた被取付部を第1の什器の取付部に係合させることで、第1の什器上に第2の什器を積み重ねた状態を維持することができるとともに、第1の什器に対する第2の什器の位置ずれや落下を防ぐことができる。
本発明における什器ユニットの一形態において、前記取付部は、前記第1の什器および前記第2の什器の前方側もしくは後方側に形成された第2の取付部を含む構成としてもよい。
本態様によれば、第2の取付部により、第1の什器および第2の什器の前方側もしくは後方側に機能構成什器を取り付けることが可能である。このため、各什器の上に取り付ける場合とは別の用途で機能構成什器を使用することが可能である。
本発明における什器ユニットの一形態において、前記第1の什器および前記第2の什器は、左右に離間して配設された一対の側板部と、一対の前記側板部の上端同士を連結する第1連結部と、一対の前記側板部の下端同士を連結する第2連結部と、により大きさの異なる箱形状をなし、前記第2の什器の前記一対の側板部の下端に、前記被取付部が形成されている構成としてもよい。
本態様によれば、第2の什器の外形を構成する側板部の下端に被取付部が形成されているため、別部材を用いることなく既存の構成部材を用いて被取付部を形成することができる。
本発明における什器ユニットの一形態において、前記機能構成什器が、作業面を有するトップボード、座面を有する座部、光を放つ光源部のうちのいずれかである構成としてもよい。
本態様によれば、機能構成什器をトップボードとすることで、什器ユニットを机やテーブルとして使用することができる。また、機能構成什器を座部とすることで、什器ユニットを椅子として使用することができる。さらに、機能構成什器を光源部とすることで、什器ユニットを照明として使用することができる。上述したように、第1の什器および第2の什器に対する機能構成什器の高さ位置は自在に調整可能であることから、作業面、座面、照明の位置を利用者の作業スタイルや用途、体格や好みに応じて、最適な使用形態を選択することができる。
本発明における什器システムの一形態は、上記の什器ユニットを複数配置している。
本態様によれば、用途の異なる什器ユニットを複数用いることにより、用途等に応じてどのような機能を有する什器ユニットを組み合わせて使用するか、その選択の幅が広がり、最適な執務環境を構築することができる。
上記各態様によれば、利用者の要望に応じて様々な形態にアレンジできる什器ユニットを提供できるとともに、パフォーマンスアップにつながる執務空間を提供可能とした什器システムを提供することができる。
図1は、第1実施形態におけるテーブル10の構成を示す図であって、第1の使用形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すテーブル10において、トップボード14の位置を高く変更した状態であって第2の使用形態を示す斜視図である。 図3は、第1の什器11を部分的に分解した図であって、内側に第2の什器12が収容された様子を示す。 図4は、第1の什器を部分的に分解した図であって、第2の什器12が第1の什器11上に積み重ねられた様子を示す。 図5は、第1の什器11の側板部112の内面112g側の構成を示す図である。 図6は、第2の什器12の構成を部分的に分解して示す図である。 図7は、トップボード14の構成を示す斜視図である。 図8は、第1の什器11どうしを積み重ねる際の様子を示す図である。 図9Aは、第2実施形態の什器ユニットである。 図9Bは、第2実施形態の椅子20を、上記実施形態のテーブル10と組み合わせて使用する様子を示す図である。 図10は、第3実施形態の什器ユニットである。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下で説明する各実施形態(及び変形例)において、対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。なお、以下の説明において、テーブル10が設置された床面Fの法線方向を上下方向(矢印UPが上方)とし、上下方向に直交する方向をそれぞれ前後方向(矢印FRが前方)及び左右方向(矢印LHが左側)とする。また、以下の説明において、例えば「平行」や「直交」、「中心」、「同軸」等の相対的又は絶対的な配置を表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差や同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
<第1実施形態の什器ユニット>
まず、第1実施形態の什器ユニットであるテーブル10の構成について詳述する。
図1は、第1実施形態におけるテーブル10の構成を示す図であって、第1の使用形態を示す斜視図である。図2は、図1に示すテーブル10において、トップボード14の位置を高く変更した状態であって第2の使用形態を示す斜視図である。図3は、第1の什器11を部分的に分解した図であって、内側に第2の什器12が収容された様子を示す。図4は、第1の什器を部分的に分解した図であって、第2の什器12が第1の什器11上に積み重ねられた様子を示す。図5は、第1の什器11の側板部112の内面112g側の構成を示す図である。図6は、第2の什器12の構成を部分的に分解して示す図である。図7は、トップボード14の構成を示す斜視図である。
図1に示す本実施形態のテーブル(什器ユニット)10は、例えば、学校やオフィス、公共施設等に設置されるもので、机等を含む。テーブル10は、単体で使用してもよいし、複数で使用してもよい。また、例えば、他の什器ユニットからなる椅子等と組み合わせて使用してもよい。
テーブル10は、床面F上に設置される第1の什器11と、第1の什器11内に収容された第2の什器12と、第1の什器11および第2の什器12の両方に取り付け可能なトップボード14と、を少なくとも備えている。これら第1の什器11、第2の什器12およびトップボード14は、例えば木材からなり、その他、金属、樹脂等によって構成されていてもよい。
第1の什器11は、前後両側にそれぞれ開口する収容空間(第1の収容空間)K1を有し、上記開口を通じて収容空間K1内に第2の什器12が収容される。第2の什器12は、上記収容空間K1内に収容可能である他、第1の什器11の上に積み重ねて配置することが可能である。
なお、本実施形態では、第1の什器11の上に第2の什器12を積み重ね可能な構成について説明するが、この構成に限られず、第1の什器11と床面Fとの間に第2の什器12を配置してもよい。つまり、床面Fに載置した第2の什器12の上に第1の什器11を積み重ねる構成としてもよい。また、第1の什器11および第2の什器12における上下の配置順を適宜入れ換え可能な構成としてもよい。
トップボード14は、板状部材からなり、テーブルや机の天板として機能する。トップボード14は、図1に示すように、第2の什器12が第1の什器11の収容空間K1内に収容された状態では、少なくとも第1の什器11に支持される。また、図2に示すように、第1の什器11の上に第2の什器12が積み重ねられた状態では、上段側の第2の什器12にトップボード14が支持される。
本実施形態では、第1の什器11の上に載置された第2の什器12に対してトップボード14が支持されているが、第1の什器11および第2の什器12の積み重ね順に関わらず、これらが互いに上下に積み重ねられた積載状態において、第1の什器11および第2の什器12のうち上段側の什器にトップボード14が取り付け可能な構成とされている。
本実施形態のテーブル10は、第1の什器11および第2の什器12の配置状態を変えることで、トップボード14の高さ位置を適宜変更することが可能である。
次に、テーブル10における各構成要素の具体的な構造について説明する。
(第1の什器11)
図3に示すように、第1の什器11は、左右に離間して配設された一対の側板部112と、一対の側板部112の上端どうしを連結する第1上部構造部(第1連結部)113と、一対の側板部112の下端どうしを連結する第1底部構造部(第2連結部)114と、を備え、内側に収容空間(第1の収容空間)K1を有した中空の箱形状をなす。第1の什器11の左右両側の内側には、前後方向に延在する複数のスリット(第2の取付部)115が存在する。
一対の側板部112は、互いに対称形状をなし、各外面112aの法線方向から見た平面視においてそれぞれ上下に長い矩形状を呈する。側板部112の前後方向両側の端部、つまり前端および後端の角部には、上下に亘って面取り加工が施されている。このような面取り面112cが四隅に存在することで、角部における破損等を防止することができる。なお、一対の側板部112の角部に対する加工は面取り加工に限られず、R加工を施すことで違ったデザインが付与されていてもよい。
側板部112の中央には、外面112a側に開口する挿入穴112Aが複数形成されている。本実施形態では、前後方向に長い矩形状の挿入穴112Aが上下に等間隔で3つ形成されている。挿入穴112Aは、当該テーブル10を他の什器ユニットあるいは他の機能構成什器と連結する際に使用する部位であり、挿入穴112Aの形状や数は適宜設定する。
側板部112の上端には、前後に離間した一対の突起部112bが形成されている。各突起部112bは、前後の面取り面112cの延長上の一部にそれぞれ位置し、上下方向に交差する断面が(二等辺)三角形状をなす。一対の突起部112bは、側板部112の上面112dからの高さが互いに等しく、上面112dを介して互いの側面112b1(一方の等辺)が前後方向で対向する。
側板部112の下端には、床面Fに設置可能な脚部112Dと、脚部112Dの前後両側に一対の切欠き112Bとが形成されている。各切欠き112Bは、下方に向かって突出する脚部112Dの前後方向両側に設けられ、下方から見て三角形状の切欠き面112fを有する。切欠き112Bは、突起部112bの略真下に位置し、切欠き面112fの面積と突起部112bの断面積は略等しい。本実施形態における切欠き112Bは、突起部112bの体積とほぼ同じ大きさを有している。
図5に示すように、側板部112の内面112g側には、最も上端側に位置する第1面112g1と、最も下端側に位置する第4面112g4と、第1面112g1の下方に位置する第2面112g2と、第2面112g2の下方であって第4面112g4の上方に位置する第3面112g3と、これら各面を上下に接続する複数の接続面112hが形成されている。
上述した第1面112g1から第4面112g4の4つの面うち、第2面112g2および第3面112g3は、上下に位置する第1面112g1、第4面112g4、及び複数の接続面112hよりも、図3に示す他方の側板部112側へ向かって突出している。つまり、側板部112は、第2面112g2および第3面112g3の部位が、他の第1面112g1および第4面112g4の部位よりも厚くなっており、中央部分が板厚を有した構成となっている。
図3に示すように、側板部112を前後方向から見ると、第2面112g2および第3面112g3の部位には、各面取り面112cに繋がる前端面112g21,112g31および後端面(不図示)が存在する。第1面112g1および第4面112g4は、それぞれ前後の面取り面112cに直接繋がっている。
図3に示すように、第1上部構造部113は、前後に離間して配置された一対の矩形板状の第1上端連結部113Aと、一対の第1上端連結部113Aを繋ぐ矩形板状の第1上板113Bと、により構成され、水平な第1上板113Bに対して一対の第1上端連結部113Aは垂直姿勢をなす。
第1上板113Bは、前後一対の第1上端連結部113Aの上下中央部分に接続されている。第1上板113Bの左右方向長さは、第1上端連結部113Aの左右方向長さよりも短いことから、第1上板113Bの左右両側には、左右側板部112との間に前後方向に長い係合孔(第1の取付部:取付部)117がそれぞれ形成される。これら係合孔117は、第1の什器11上にトップボード14あるいは第2の什器12を取り付ける際に使用される貫通孔である。
図3に示すように、第1上板113Bの上面113bは、左右側板部112の各上面112dの高さに一致し、各第1上端連結部113Aの上面113aは、側板部112側の突起部112bの上端面112b2の高さに一致する。また、第1上部構造部113の上面113aは、第1の什器11上に取り付けられるトップボード14の天板141を支持するとともに、第1の什器11上に第2の什器12が載置された際には第2の什器12を支持する支持面として機能する。
第1底部構造部114は、前後方向に離間して配置され左右方向に延在する一対の底板114Aと、底板114Aの左右方向の両端部からそれぞれ垂直に立ち上がる一対の立ち上がり部114Bと、により構成されている。第1底部構造部114の中央部分には、一対の底板114Aと、一対の立ち上がり部114Bとによって区画された開口部114Eが、什器軽量化のために形成されている。立ち上がり部114Bの下端側中央には、上記開口部114Eに連通する溝部114Dが形成されており、立ち上がり部114Bを左右方向から見ると下向きコ字状をなす。
上述した一対の側板部112、第1上部構造部113および第1底部構造部114を組み合わせる際には、第1上部構造部113における外面113c(第1上端連結部113Aの側端面)に側板部112の第1面112g1が対向するとともに、第1底部構造部114における外面114c(立ち上がり部114Bの側端面)に対向するようにして組み合わせられる。組み合わせ後の状態では、側板部112の第2面112g2および第3面112g3の位置が、第1底部構造部114における内面114dの位置と左右方向で一致する。
第1の什器11の内側には、一対の側板部112、第1上部構造部113および第1底部構造部114を組み合わせることで出現する複数のスリット(第2の取付部:取付部)115が存在する。本実施形態では、左右方向両側にそれぞれ3つのスリット115が前後方向に亘って形成される。
一つ目のスリット115は、側板部112の第1面112g1と第2面112g2との境界部分であって、第2面112g2に繋がる上面112j2と、第1上部構造部113における第1上端連結部113Aの下端面113dとの間に形成される。
二つ目のスリット115は、側板部112の第2面112g2と第3面112g3との境界部分であって、第2面112g2に繋がる下面112k2と、第3面112g3に繋がる上面112j3との間に形成される。
三つ目のスリット115は、側板部112の第3面112g3と第4面112g4との境界部分であって、上記第3面112g3に繋がる下面112k3と、第1底部構造部114における立ち上がり部114Bの上端面114aとの間に形成される。
これらスリット115は、側板部112の前後方向両側の端部において各面取り面112cに達しており、第1の什器11に対してトップボード14を取り付ける際に使用される。
(第2の什器12)
図6に示すように、第2の什器12は、左右に離間して配設された一対の側板部122と、一対の側板部122の上端どうしを連結する第2上部構造部123と、一対の側板部122の下端どうしを連結する第2底部構造部124と、を備え、内側に収容空間(第2の収容空間)K2を有した、第1の什器11よりも小さい中空の箱形状をなす。第2の什器12の収容空間K2には、例えば、トップボード14上に設置されるパソコン等の電源装置や通信機器等を格納することができる。
本実施形態における第2の什器12は、前後方向両側に、上記トップボード14を支持するための一対の溝部(第2の取付部)125を有している。
一対の側板部122は、互いに等しい形状をなし、前後方向両側の端部にそれぞれ一対の溝122Aおよび一対の切欠き部122Bを有している。溝122Aおよび切欠き部122Bは、板厚方向を貫通して形成され、側板部122の前端及び後端にそれぞれ一つずつ、上下方向で互いに異なる位置に形成されている。
切欠き部122Bは、側板部122の下端に位置し、角部を矩形板状に切り欠いて形成されている。溝122Aは、切欠き部122Bよりも上方であるとともに側板部122の上端面122aよりも下方に位置する。左右一対の溝122Aは、前方もしくは後方から側板部122の中央に向かって矩形状に切り込まれた溝であり、上下方向における位置は互いに一致している。前後方向における一対の溝122Aの溝深さおよび一対の切欠き部122Bの切欠き長さは、互いに略等しい。
第2上部構造部123は、前後に離間して配置された一対の第2上端連結部123Aと、これら一対の第2上端連結部123Aを繋ぐ第2上板123Bと、により構成され、水平な第2上板123Bに対して一対の第2上端連結部123Aは垂直姿勢をなす。
第2上端連結部123Aは、前後方向から見て下向きコ字状を呈し、左右両側の端部が下方に向かって突出している。第2上板123Bは、矩形板状を呈し、一対の第2上端連結部123Aの上下中央部分に接続されている。第2上板123Bの左右方向長さは、第2上端連結部123Aの左右方向長さよりも短いことから、第2上板123Bの左右両側には、左右側板部122との間に前後方向に長い係合孔(第1の取付部)118が形成される。係合孔118は、第2の什器12上に、トップボード14あるいは第1の什器11を取り付ける際に使用される貫通孔である。
図6に示すように、第2上板123Bの上面123bは、第2上端連結部123Aの上端面123aの位置よりも低く、左右側板部122の各上端面122bの高さに一致する。
第2底部構造部124は、前後方向に離間して配置された一対の第2下端連結部124Aと、これら一対の第2下端連結部124Aを繋ぐ底板124Bと、により構成され、水平な底板124Bに対して一対の第2下端連結部124Aは垂直姿勢をなす。
第2下端連結部124Aは、上向きコ字状を呈し、左右両側の端部が上方へ向けて突出している。第2下端連結部124Aの上向き突出部124aは、第2上端連結部123Aの下向き突出部123cと上下方向に所定の間隔をおいて対向する。
底板124Bは、矩形板状を呈し、第2上板123Bよりも厚さを有する。底板124Bの左右方向長さは、第2下端連結部124Aの左右方向長さよりも若干短く、第2下端連結部124Aの上向き突出部124aよりも左右方向内側に位置する。このため、第2下端連結部124Aの左右両側の側端面と、底板124Bの左右表側の側端面との間に生じる段差に側板部122が嵌め込まれる。
一対の側板部122は、各上端面122aが、第2上板123Bの上面123bの高さ位置とそれぞれ一致する。また、各側板部122に設けられた一対の溝122Aは、第2上部構造部123および第2底部構造部124の上下間の隙間Sに前後方向で連通し、上部構造部123の突出部123cと、第2底部構造部124の突出部124aと共に、トップボード14を支持可能な溝部(第2の取付部:取付部)125を構成する。
このようにして第2の什器12の左右両側に形成された一対の溝部125は、図1および図3に示すように、第2の什器12が第1の什器11内に収容された状態のとき、第1の什器11側の一部のスリット115と一致する。
また、本実施形態において、切欠き部122Bが形成された側板部122の下端には、底板124Bの下面よりも下方に向けて突出した脚部122Cを有する。具体的には、底板124Bの下面124bと、切欠き部122Bの上端面122aとが一致した状態である。左右両側の側板部122の各脚部122Cは、図4に示すように、第1の什器11上に第2の什器12を載置させた際に、第1の什器11の係合孔117(図3)に係合可能な、本発明に係る被取付部として機能する。脚部122Cは、第2の什器12の外形を構成する側板部122の下端に形成されている。このため、別部材を用いることなく既存の構成部材を用いて、第1の什器11の係合孔117に係合可能な被取付部を形成することができる。
(トップボード14)
トップボード(機能構成什器)14は、例えば、テーブル面あるいは作業面を有する天板141と、天板141の裏面側に設けられた一対の被取付部142とを備えている。
天板141は、第1の什器11の上下方向に交差する断面積よりも大きい板状部材であって、その作業面14a側に、例えば表面処理が施されている。
一対の被取付部142は、天板141の裏面141b側に左右方向に離間して配置されている。被取付部142は、水平な天板141に対してそれぞれ垂直に設けられており、第1の什器11の一対の係合孔117内に各々挿入可能である。これにより、トップボード14は、上記一対の被取付部142が第1の什器11の各係合孔117内に挿入された状態で、第1の什器11に対して位置決めされて取り付けられる。
トップボード14は、第1の什器11および第2の什器12のいずれにも取り付け可能であるが、その取り付け位置は、各什器11,12の上だけに限らない。
例えば、天板141の厚さを、第1の什器11のスリット115の幅、および第2の什器の溝部125の幅に合わせて設定することで、天板141の一部を上記スリット115および溝部125内に挿入させて、これら什器11,12に保持させることができる。
図1および図3に示すように、第1の什器11内に第2の什器12が収容された状態では、第2の什器12の左右両側のそれぞれの脚部(被取付部)122Cが、第1の什器11の左右一対の開口部114Eを通じて床面Fに接している。トップボード14は、天板141の裏面側に設けられた一対の被取付部142を第1の什器11の一対の係合孔117内に挿入させることで、第1の什器11上に取り付けられる。
第1の什器11の最下位のスリット115と第2の什器12の溝部125とは互いに連通し、左右両側に開放されていることから、これらスリット115等に第1の什器11よりも幅の大きいトップボード14を挿入して支持できる。
図2および図4に示すように、第1の什器11上に第2の什器12が積み重ねられた状態では、第2の什器12の左右両側のそれぞれの脚部122Cが、第2の什器12の左右一対の係合孔118内に挿入され、第2の什器12側の切欠き部122Bに第1の什器11の第1上端連結部113Aが係合している。トップボード14は、天板141の裏面側に設けられた一対の被取付部142を第2の什器12の一対の係合孔118内に挿入させることで、上段側の第2の什器12上に取り付けられる。
(テーブル10の使用形態)
本実施形態のテーブル10は、図1および図2に示すように、トップボード14の高さ調整が可能である。
図1に示すように、第1の什器11内に第2の什器12が収容され、第1の什器11上にトップボード14が取り付けられた状態が、テーブル10の第1の使用形態である。第1の使用形態では、テーブル10とともに椅子等(他の什器)を用いることで、ユーザーは、椅子に着座した状態のまま執務作業を行うことができる。
一方、図2に示すように、第1の什器11上に第2の什器12が積み重ねられ、この第2の什器12の上にトップボード14が取り付けられた状態が、テーブル10の第2の使用形態である。第2の使用形態では、第1の使用形態に比べてトップボード14の位置が高いため、ユーザーは、起立した状態のまま執務作業を行うことができる。
また、図示は省略するが、第1の什器11における複数のスリット115のうち、上下方向におけるいずれかの左右スリット対115,115に天板141の一部を挿入し、第1の什器11の前方もしくは後方にトップボード14を取り付けてもよい。第1の什器11に設けられた最下位のスリット115は、第1の什器11内に収容された第2の什器12の溝部125と一致している。このため、最下位の左右一対のスリット115にトップボード14を挿入させた場合は、第1の什器11および第2の什器12の両方によってトップボード14が支持される。本実施形態の第1の什器11には上下に3対の左右スリット対115,115が存在するため、第1の什器11に対するトップボード14の高さ位置としては、3段階の高さ調整が可能である。
また、第1の什器11上に第2の什器12を積み重ねた状態では、第2の什器12における左右一対の溝部125に、トップボード14の天板141の一部を挿入し、第2の什器12の前方もしくは後方にトップボード14を取り付けてもよい。
上述したように、本実施形態では、各什器11,12上にトップボード14を取り付けた場合も含めると、トップボード14の高さ位置を合計6段階で調整することが可能である。
本実施形態のテーブル10は、第1の什器11上にトップボード14を取り付けた使用形態とするか、第1の什器11上に積み重ねられた第2の什器12上にトップボード14を取り付けた使用形態とするかによって、トップボード14の高さ位置を利用者自身によって容易に変更することが可能である。このため、オフィスや公共施設、学校等の執務空間内において、利用者の要望等に応じて様々な形態にアレンジすることが可能である。
例えば、執務者が簡易的な打ち合わせや書類内容の確認などの執務を行いたい場合であれば、トップボード14の高さを、執務者が起立状態で執務を行うことができる高さにすることができる。また、複数の執務者でミーティング等を行いたい場合には、着座状態で会話をすることができる高さにすることもできる。
このように、テーブル10の構成として、第1の什器11、第2の什器12およびトップボード14の位置は互いに強固に固定されたものではないため、その日の執務内容に応じた執務空間を執務者自身によって選択し、執務空間を自由に再構成することが可能である。これにより、執務者の要望に応じて様々な形態の執務スペースを提供でき、執務者の執務効率の向上、執務空間としての利便性の向上を実現させることができる。
本実施形態では、第1の什器11および第2の什器12を上下に積み重ねることによって、第2の什器12の高さ分だけ、トップボード14の高さ位置を高くすることができる。このため、第1の什器11および第2の什器12の高さの比率等を、想定される作業内容に応じて予め設定しておくことが好ましい。
また、複数の第1の什器11、複数の第2の什器12を上下に多数積み重ねる構成とすることで、トップボード14の高さ位置調整の幅が広がるので、執務者のテーブル10の使い道の幅が広がる。例えば、仕事など執務作業を行う机として什器ユニットを使用するか、食事や休憩をとる際に使用するテーブルとしてテーブル10を使用するかによっても、トップボード14によって構成される作業面あるいはテーブル面の最適な高さ位置は異なるため、トップボード14の高さ位置の選択の幅が広がることで、より用途に適した使用形態に変えることができる。
本実施形態では、複数の什器を上下に積み重ねる際、下段側の第1の什器11(第2の什器12)に設けられた係合孔117(係合孔118)に対して、上段側の第1の什器11(第2の什器12)の脚部112D(脚部122C)を係合させている。このため、下段側の什器に対して上段側の什器を積み重ねた状態を維持することができるとともに、上段側の什器の位置ずれや落下等が防止される。
本実施形態では、トップボード14を第1の什器11上あるいは第2の什器12上に取り付けることもできる他、第1の什器11、第2の什器12、あるいは双方の前後方向いずれか一方側に取り付けることもできる。このため、トップボード14の数は一つに限られず、複数用いてもよい。あるいは、他の機能を有した機能構成部材を組み合わせて用いるようにしてもよい。例えば、棚板のような機能を持たせたもよい。
また、本実施形態では、第1の什器11に設けられたスリット115や第2の什器12に設けられた溝部125に対して、トップボード14の一部を挿入させることで取り付ける構成のため、取付部品を別途用いることなく、トップボード14の付け替え作業を一人でも簡単に行うことが可能である。また、工具等が不要なため、トップボード14の高さ調整が必要になったときに、迅速に付け替え作業を行うことができる。
(複数の第1の什器)
また、上述した第1の什器11は、他の第1の什器11をその上に積み重ねることができる構成になっている。
図8は、第1の什器11どうしを積み重ねる際の様子を示す図である。
図8に示すように、第1の什器11には、左右側板部112の各上端側に、前後一対の突起部112bと上面112dとによって構成される係合凹部22が形成されている。一方、左右側板部112の各下端側には、脚部112Dとその両側に一対の切欠き112Bとが形成されている。
このため、床面F上に載置された第1の什器11の左右一対の係合凹部22に、積み重ねる他の第1の什器11の左右一対の脚部112Dを挿入させることによって、下段側の第1の什器11の各突起部112bが、上段側の一対の脚部112Dに係合する。また、上段側の第1の什器11の四隅に形成された各切欠き112Bが、下段側の第1の什器1の四隅に形成された各突起部112bに係合する。
これにより、下段側の第1の什器11に対して上段側の第1の什器11の前後方向への位置が規制される。また、上段側の第1の什器11の左右位置は、左右一対の脚部112Dが、下段側の第1の什器11における第1上板113Bに当接することで規制される。このようにして、上段側の第1の什器11の落下が防止され、複数の第1の什器11を上下に積み重ねることが可能である。
また、複数の第1の什器11を上下に積み重ねた状態で、さらにその上に第2の什器12を積み重ねることも可能である。これら複数の什器のうち最上位の什器に対してトップボード14を取り付けることによって、トップボード14の位置をより高い位置にすることができるとともに、より幅広い高さ位置調整が可能となる。
このように、本実施形態における第1の什器11は、上下に複数段積み重ねられる構造となっている。そのため、トップボード14を取り付ける高さ位置の調整の幅が広がるので、テーブル10としての使い道の幅が広がる。例えば、仕事など執務作業を行う机としてテーブル10を使用するか、休憩時に飲食をとるためのテーブル10として使用するかによっても、トップボード14によって構成される作業面あるいはテーブル面の最適な高さ位置は異なる。このため、トップボード14の高さ位置の選択の幅が広がることで、より用途に適した使用環境を実現できる。
<第2実施形態の什器ユニット>
次に、第2実施形態の什器ユニットである椅子20の構成について述べる。
図9Aは、第2実施形態の什器ユニットである椅子20の構成を示す図であって、第1の使用形態を示す斜視図である。図9Bは、第2実施形態の椅子20を、上記実施形態のテーブル10と組み合わせて使用する様子を示す図である。
図9Aおよび図9Bに示すように、本実施形態の什器ユニットは、上述した第1実施形態におけるテーブル10とともに組み合わせて使用可能な椅子20である。
図9Aに示すように、椅子20は、第1の什器11と、第2の什器12と、座部(機能構成什器)41と、により構成されている。本実施形態の座部41は、座面構成部41Aと、座面構成部41Aの裏面側に設けられた一対の被取付部(不図示)と、を備えている。一対の被取付部は、例えば、第1の実施形態と同様の構成であり、これらが第1の什器11の一対の係合孔117(第1の取付部)に係合した状態で、座部41が第1の什器11上に取り付けられている。
椅子20の座面41aの位置を高くしたい場合は、上記実施形態で述べたように、第1の什器11内に収容されている第2の什器12を取り出して第1の什器11の上に積み重ねた後、座部41を第2の什器12上に取り付ける。この際、座部41は、一対の係合部が、第2の什器12の左右一対の係合孔118(図6)に係合した状態で取り付けられる。このようにして、第2の什器12の高さ分だけ、座面41aの位置を高くすることができる(第2の使用形態)。
本実施形態の椅子20のように、例えば、テーブルや机の高さに合わせて座面の位置を変えることができれば、ユーザーの体格、執務スタイル、好み等に合わせて最適なデスク環境を構築することができる。
<第3実施形態の什器ユニット>
次に、第3実施形態の什器ユニットである照明装置30の構成について述べる。
図10は、第3実施形態の什器ユニットである照明装置30の構成を示す図であって、第1の使用形態を示す図である。
本実施形態の什器ユニットは、会社、店舗、家庭等で使用可能な照明装置30である。
図10に示すように、照明装置30は、第1の什器11と、第2の什器12と、照明部51と、により構成されている。図10では、第1の什器11と第2の什器12とが上下に積み重ねられており、上段側の第2の什器12上に照明装置30が取り付けられている。図10における照明装置30は単に立方体格状の外観で図示されているが、これは模式的に示したものであり、照明装置30の外観形状は特に限定しない。
本実施形態の照明部51は、光を放つ光源部51Aと、光源部51Aの裏面側に設けられた一対の被取付部51Bと、を備えている。一対の被取付部51Bは、光源部51Aの左右両側の下端に設けられ、これらが第2の什器12の一対の係合孔118(図6)に係合した状態で、照明装置30が第2の什器12上に取り付けられている。また、光源部51Aの配線等は、第2の什器12の収容空間K2内に収納される。
光源部51Aの大きさについても図示した大きさに限定はしないが、例えば、第2の什器12と同じような大きさにすることで、第1の什器11内に光源部51Aを収容することができる。第1の什器11内に光源部51Aを収容した状態で点灯させれば、足元灯としても使用することができる。また、第1の什器11の側板部112によって光量を抑えることができるとともに、特定の方向を照らしたい場合にも利用できる。
上述した各実施形態のテーブル10、椅子20、照明装置30によれば、一定のスペースの中で、その時々のワーキング過程にジャストフィットすることのできる使用形態を利用者が自由に選択することができる。また、各実施形態のテーブル10、椅子20、照明装置30をそれぞれ複数で利用する、あるいは互いに組み合わせて利用することにより、本発明に係る什器システムを構築することができる。例えば、大型のテーブルを構成する場合は、複数の第1の什器11を配置して、これらの上に大判のトップボード14を配置するようにしてもよい。また、1つのテーブル10に対して複数の椅子20を組み合わせてもよいし、テーブル10上に照明装置30を配置してもよい。
このような什器システムを採用することにより、一般的なワーキングスペースと比較して、利用者が自由に空間環境を再構成することができるため、空間利用のフレキシブル性、機能性が向上し、利用する人数に対して余裕のある空間面積を確保することも可能となる。これにより、個人のスペース利用頻度が高くなり、空間利用効率が向上する。
(その他の変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
上述した実施形態では、第1の什器11上に第2の什器12を積み重ねる構成について述べたが、これに限られず、例えば、第2の什器12上に第1の什器11を積み重ねる構成としてもよい。トップボード14、座部41、照明部51等の機能構成什器は、第1の什器11および第2の什器12が積み重ねられた積載状態において、これらのうち上段側の什器側に取り付けられて支持される。このため、第1の什器11上に第2の什器12を積み重ねた場合は、上段側の第2の什器12上にトップボード14が取り付けられる。
上記実施形態では、第1の什器11および第2の什器12に、第1の取付部として係合孔117,118、第2の取付部としてスリット115あるいは溝部125が形成されているが、機能構成什器(トップボード14、座部41、照明部51)を取り付けるための第1の取付部および第2の取付部の構成としては係合孔117,118やスリット115、溝部125等に限られず、什器側の取付部、機能構成什器側の取付部のうち、一方側を凸部、他方側を凹部とするような係合構造を採用してもよいし、ビスやクリップ等を用いて取り付けるなど、他の取り付け構造を採用してもよい。
また、第1の什器11および第2の什器12には、前後両側にスリット115あるいは溝部125が設けられていることから、各什器11,12に対して取り付け可能な機能構成什器の数は一つに限られない。
また、本実施形態の第1の什器11は、前後両側に3つのスリット115を有するが、スリット115の数や配置間隔はこれに限らない。また、各スリット115のそれぞれに別機能を有した機能構成什器が取り付けられていてもよいし、用途に応じて、各機能構成部材の上下位置が入れ替えられるようにしてもよい。
また、各什器11,12の前後両側にそれぞれ機能構成什器が一つずつもしくは複数取り付けられていてもよく、各々側に取り付けた機能構成什器の機能が互いに異なっていてもよい。上記実施形態では、機能構成什器として、テーブルのトップボード、椅子の座部、照明装置の光源部を用いているが、これに限られない。機能構成什器としては、第1の什器および第2の什器のように高さを調整する機能以外の機能を備えるものが望ましい。例えば、トップボードや座部などのように荷重を支持する荷重支持面を有するものであってもよいし、光源部のように周囲環境に変化を与える機能を備えるものであってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述した第2の実施形態の椅子20において、上部に座部41を有した第1の什器11の前方に第2の什器12を配置し、この第2の什器12上に、もう一つ別の座部(機能構成部材)を取り付けるようにしてもよい。第2の什器12上に別途取り付けた座部を第1の什器11のスリット115に支持させることで、第1の什器11を背凭れとして使用する椅子を新たに構成することができる。
また、例えば、複数の第1の什器11を上下に複数積み重ねた什器列を複数用意し、隣り合うようにして配置された什器列どうしを連結板等により連結した構成としてもよい。この場合、第1の什器11の側板部112に設けられた挿入穴112A(図3)内に連結板を挿入させることで、隣り合う第1の什器11と連結することが可能である。
また、隣り合う什器列どうしに複数の棚板(機能構成什器)を掛け渡すことで、複数の収容空間K1および収容棚を有した什器として使用することができる。
また、例えば、第1の什器11の前後いずれか一方の開口側が上に向く横倒しにした状態で、第1の什器11の複数のスリット115のうちのいずれかに対して、ホワイトボード(機能構成部材)を上方から差し込んだ構成としてもよい。大型のホワイドボードを使用したい場合は、横倒姿勢とした複数の第1の什器11で支持するようにしてもよい。また、トップボード14の裏面側がホワイトボードになっていてもよい。
10…テーブル(什器ユニット)、11…第1の什器、12…第2の什器、14…トップボード(機能構成什器)、14a…作業面、41…座部(機能構成什器)、41a…座面、51A…光源部、51B…照明部の係合部、142…トップボードの係合部、112,122…側板部、112d,113a,113b,123b,112j2,112j3…上面、113…第1上部構造部(第1連結部)、114…第1底部構造部(第2連結部)、114D,125…溝部、115…スリット(第2の取付部)、117…係合孔(第1の取付部)、118…係合孔(第1の取付部)、122C…脚部(被取付部)、125…溝部(第2の取付部)、F…床面、K1…収容空間(第1の収容空間)、K2…収容空間(第2の収容空間)

Claims (9)

  1. 床面上に載置され、少なくとも一方側に開口する第1の収容空間を有した第1の什器と、
    前記第1の収容空間内に収容可能であるとともに、前記第1の什器の上、および前記第1の什器と前記床面との間のうちの少なくとも一方に配置可能な第2の什器と、
    前記第1の什器および前記第2の什器が積み重ねられた状態においては前記第1の什器および前記第2の什器のうち少なくともいずれか一方に支持されるとともに、前記第2の什器が前記第1の収容空間に収容された状態においては前記第1の什器に支持される機能構成什器と、
    前記第1の什器および前記第2の什器に対して前記機能構成什器を取り付けるための取付部と、を備えている、什器ユニット。
  2. 前記機能構成什器は、上下に積み重ねられた前記第1の什器および前記第2の什器のうち、上段の什器に取り付けられる、
    請求項1に記載の什器ユニット。
  3. 前記取付部は、前記第1の什器および前記第2の什器のそれぞれに形成されている、請求項1または2に記載の什器ユニット。
  4. 前記取付部は、前記第1の什器および前記第2の什器の各上端にそれぞれに形成された第1の取付部を含む、
    請求項1または2に記載の什器ユニット。
  5. 前記第2の什器の下端には、前記第1の取付部に係合可能な被取付部が形成されている、
    請求項4に記載の什器ユニット。
  6. 前記取付部は、前記第1の什器および前記第2の什器の前方側もしくは後方側に形成された第2の取付部を含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の什器ユニット。
  7. 前記第1の什器および前記第2の什器は、左右に離間して配設された一対の側板部と、一対の前記側板部の上端同士を連結する第1連結部と、一対の前記側板部の下端同士を連結する第2連結部と、により大きさの異なる箱形状をなし、
    前記第2の什器の前記一対の側板部の下端に、前記被取付部が形成されている、請求項5に記載の什器ユニット。
  8. 前記機能構成什器が、作業面を有するトップボード、座面を有する座部、光を放つ光源部のうちのいずれかである、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の什器ユニット。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の什器ユニットを複数配置した、什器システム。
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