JP5416609B2 - 飲食物搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送駆動体を駆動させることで走行体を走行レーン上で走行させる飲食物搬送装置に関する。
従来、厨房エリアと配膳人エリアとの間に設けられ、飲食客エリアに飲食物を提供するために搬送面上で飲食物を搬送する注文搬送路(走行レーン)と、注文搬送路の搬送面下に沿って移動可能に設けられている無端状のチェーン(搬送駆動体)と、搬送面上で飲食物を載置してローラによって移動可能なトレー(走行体)と、を備えており、このトレーは、チェーンから延設されるトレーブラケットによってチェーンから片持ち支持されて連結されるとともに、チェーンを駆動させるとによって、トレーの搬送面上での移動を可能としている飲食物搬送装置がある。このような飲食物搬送装置は、搬送路の途上にトレーが曲がって移動する第1コーナー(曲線路)及び第2コーナー(曲線路)を有しており、これら第1コーナー及び第2コーナーには、ローラが搬送面から抗力を受けないように、トレーが乗り上がって移動するための支持片が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−44688号公報(第7頁、第7図)
しかしながら、特許文献1に記載の飲食物搬送装置にあっては、搬送路(走行レーン)のコーナー部(曲線路)にてトレー(走行体)が支持片に乗り上がることによって、トレーはトレーブラケットを支点として搬送面に対して所定角度θをなして傾くので、トレーに載置されている飲食物の安定性が損なわれる虞があった。また、コーナー部において、搬送面からの抗力を受けないように磁力で駆動するものがあるが、コーナー部では遠心力を受けるため、駆動連結の確実性に難があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、飲食物を載置された走行体が、走行レーンの曲線路にて飲食物の安定性を保ちながら確実に移動することができる飲食物搬送装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の飲食物搬送装置は、
少なくとも一部に曲線路を有する走行レーンと、該走行レーンの下方で該走行レーンに沿って設けられる搬送駆動体と、飲食物を載置する載置部を有し前記走行レーンに沿ってローラにより走行可能な走行体と、前記搬送駆動体と前記走行体とを駆動連結する連結手段と、を有し、前記搬送駆動体を駆動させることで前記走行体を前記走行レーン上で走行させる飲食物搬送装置であって、
前記連結手段は、前記走行体に取り付けられた第1磁性体と、前記搬送駆動体に接続された接続部を介して取り付けられた第2磁性体と、から構成されており、前記走行体は、前記ローラを有し垂直方向を向く枢軸によって回動自在に枢支されたローラブラケットを備え、該ローラブラケットには、前記枢軸の同一軸心上に前記第1磁性体が取り付けられており、前記第2磁性体は、前記第1磁性体と対向して配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、走行体が走行レーンの曲線路を走行する際に、ローラブラケットの枢軸と第1磁性体との軌跡に相違が生じることが無いので、第1磁性体と第2磁性体とを常に対向配置させ、第1磁性体と第2磁性体との磁力による連結を常に保ったまま、飲食物の安定性を保ちつつ確実に走行体を走行レーン上で走行させることができる。
本発明の飲食物搬送装置は、
前記第1磁性体と前記第2磁性体とは、前記走行体の走行方向に対して前後にそれぞれ一対に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、走行体と接続部とが第1磁性体と第2磁性体との磁力により前後2点で連結され、走行体の向きを曲線路に沿って確実に順次変更させることができる。
本発明の飲食物搬送装置は、
前記ローラブラケットには、前記載置部に当接する転動体が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、走行体が曲線路を走行する際に、ローラブラケットが回動することでローラブラケットと載置部との間で生じる摩擦力を転動体によって低減させることができるので、ローラブラケットの曲線路における回動をスムーズに行い、ローラブラケットと載置部との間で生じる異音や振動等を低減することができる。
本発明の飲食物搬送装置は、
前記接続部には、前記走行レーンに当接して前記第1磁性体と前記第2磁性体との間の磁力に伴う前記第2磁性体の浮き上りを防止する回転体が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、回転体が走行レーンに当接することで、第2磁性体が第1磁性体との間の磁力による第2磁性体の第1磁性体に向けての浮き上りが規制されるので、第2磁性体が走行レーンに当接するとなく搬送駆動体が駆動することにより、第2磁性体と走行レーンとの間に摩擦力が発生することが避けられるとともに、接続部に接続されている搬送駆動体の上方への揺動を規制し、搬送駆動体をスムーズに駆動させることができる。
実施例における飲食物搬送装置の全体像を示す平面図である。 注文搬送路の一部破断平面図である。 注文搬送路の直線路における走行体を示す側面図である。 ベルトブラケットの平面図である。 図2における注文搬送路と走行体とのA−A断面図である。 図2における注文搬送路のB−B断面図である。 図5における走行体とベルトブラケットとのC−C断面図である。 注文搬送路の第1コーナーにおける走行体を示す平面図である。 を示す図注文搬送路の第1コーナーにおけるベルトブラケットを示す平面図である。
本発明に係る飲食物搬送装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る飲食物搬送装置につき、図1から図9を参照して説明する。以下、図3の紙面上側と図5及び図6の紙面奥側と図7の紙面左側を走行体の正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、本発明の適用された飲食物搬送装置である。先ず図1の符号1は、本発明の適用された飲食物搬送装置である。この飲食物搬送装置1は、例えば、回転寿司店等にて、厨房部店員C1,C2等が飲食物としての寿司を調理する厨房エリアCと飲食客が飲食を行う飲食客エリアAとに亘って設けられている、本発明における走行レーンとしての注文搬送路1a,1b,2を備えている。
これら注文搬送路1a,1b,2の周囲には、飲食客エリアAのテーブルT1,T2,T3,T4に沿う形で平面視略ロ型に構成された無端状の循環搬送路5が設置されている。循環搬送路5には、無端回動するクレセントチェーンコンベア4が備えられており、このクレセントチェーンコンベア4上に飲食物が載置された飲食物皿6は、クレセントチェーンコンベア4の駆動により循環搬送されるようになっている。
このように循環搬送路5が設置されている回転寿司店等において、各飲食客は、循環搬送路5上を循環搬送される飲食物を取り出して飲食することができるようになっているとともに、循環搬送路5上を循環搬送してない飲食物を食したいときは、店員または図示しない注文装置等を介して個別に注文することができるようになっている。
そして、個別に注文した飲食物は、厨房エリアCにて調理された後に厨房エリアC内に配設された注文搬送路1a,1b,2のいずれかに投入されて、注文客の客席付近まで搬送されるようになっている。
具体的には、飲食客エリアAの客から注文を受けると、隔壁Wで隔れた厨房エリアCの厨房部店員C1,C2等が調理台8a,8bにて注文飲食物を調理し、飲食物皿6(図8参照)に載置した後に、後述するように、注文搬送路1a,1b,2上の搬送面3を往復移動自在に設けられた走行体7に、注文飲食物を載置した飲食物皿6を載置する。
次いで、走行体7に載置された注文飲食物は、注文搬送路1a,1b,2によって配膳人エリアBに搬送される。このとき、注文搬送路1a,1bによって搬送された注文飲食物は、それぞれG1,G2,G3エリアとG5エリアの飲食客によって直接注文搬送路1a,1b上から取り上げられるようになっており、注文搬送路2によって搬送された注文飲食物は、配膳部店員H1の元へと搬送され、配膳部店員H1によりG4エリアの飲食客へ手渡しされるようになっている。
注文飲食物を搬送した後の走行体7は、注文搬送路1a,1b,2を介して、元来た搬送面3上を通り厨房エリアCへと戻っていく。つまり、走行体7は、それぞれ独立した搬送路として構成される注文搬送路1a,1b,2上の搬送面3上を、配膳人エリアBと厨房エリアCとの間で往復動自在に設けられている。
次に、これら3本の注文搬送路1a,1b,2について説明する。図1に示されるように、注文搬送路1a,1b,2は、厨房エリアC側から隔壁Wに形成された図示しない開口を貫通して飲食客エリアA側に向けて、ともに直線状に延設されている。厨房エリアC内において、注文搬送路2は中央に配置されるとともに、この左右側に注文搬送路1a,1bがそれぞれ近接配置されている。
つまり、これら3本の注文搬送路1a,1b,2が互いに近接配置されることで、調理した注文飲食物を複数の注文搬送路のいずれにでも、1箇所から効率よく投入できるようになっている。
一方、平面視ロ型の配膳人エリアB内において、注文搬送路2は、この配膳人エリアBを2分割するように中央に配設される。注文搬送路1a,1bは、隔壁W付近において中央の注文搬送路2から左右にそれぞれ離間する方向に屈曲した後に循環搬送路5の内側近傍まで直線状に延設されている。更に、注文搬送路1a,1bは、循環搬送路5の内側方付近からG4エリアに向けて屈曲した後に循環搬送路5に沿うようにそれぞれ延設されている。
つまり、注文搬送路1aは、隔壁W付近に本発明の曲線路を構成する第1コーナー10a(右カーブ)及び第2コーナー11a(左カーブ)がそれぞれ形成されており、注文搬送路1bは、隔壁W付近に本発明の曲線路を構成する第1コーナー10b(左カーブ)及び第2コーナー11b(右カーブ)がそれぞれ形成されている。
また、注文搬送路1a,1bの厨房エリアCから第1コーナー10a,10bまでの区間と、第1コーナー10a,10bから第2コーナー11a,11bまでの区間と、第2コーナー11a,11bからG4エリアに向けて延設されている区間とは、前述のように直線状の直線路12a,12bにそれぞれ形成されている。
次に、これら注文搬送路1a,1b,2及び走行体7について詳述する。尚、注文搬送路1a,1b,2は、それぞれ搬送路の形状は異なるが、走行体7を走行させるための構造は全て同一であるため、以下においては注文搬送路1aについてのみ説明し、他の注文搬送路1b、2の説明は省略する。更に、注文搬送路1aのコーナー10a,11aと注文搬送路1bのコーナー10b,11bにおける走行体7の説明は、後述する第1磁性体18の移動方向が反対となるだけなので、注文搬送路1aの第1コーナー10aのみで行う。
先ず、走行体7を走行させる注文搬送路1aの構造を説明する。図2に示すように、注文搬送路1aの搬送面3下における厨房エリアC側の端部には、図示しない駆動モータ等によって水平方向に回動する駆動部プーリー13が設けられているとともに、配膳人エリアB側の端部には、テンション部プーリー14が設けられている。
これら両端部に配設される駆動部プーリー13及びテンション部プーリー14に、本発明の搬送駆動体としての環状に形成された駆動ベルト15が掛け渡されている。尚、テンション部プーリー14には、駆動ベルト15にテンションを与えるためのテンション調整部16が備えられている。
以下では、駆動部プーリー13を図2において時計回りに回動することにより、厨房エリアCから配膳人エリアBに向けて飲食物を載置した走行体7を走行させる場合として説明するとともに、駆動ベルト15の駆動方向を注文搬送路1a,1b,2の前後方向とし、水平方向で駆動ベルト15の駆動方向と直交する方向を注文搬送路1a,1b,2の左右方向として説明する。
駆動ベルト15は、注文搬送路1aの走行体7が走行する搬送面3下を、搬送面3に沿って移動可能に設けられている。この駆動ベルト15の所定箇所には、図5及び図6に示すように、後述する本発明における接続部としてのベルトブラケット17が取り付けられている。また、図2と図5及び図6に示すように、駆動ベルト15は、直線路12a下の駆動ベルト15の駆動方向側の両端部において後述するベルトガイド21によってガイドされているとともに、第1コーナー10a及び第2コーナー11a下の全長において、後述する摺動ローラ37a,37bによってガイドされている。
図2及び図5に示すように、直線路12aにおける駆動ベルト15の駆動方向側の端部には、ベルトガイド21が設けられている。これらベルトガイド21は、上方に開口して前後方向を向くガイド溝21aを左右幅方向に2条有しており、背面視で上向きE字状に形成されている。これらガイド溝21a内には駆動ベルト15がそれぞれ配置されており、これらガイド溝21aによって駆動ベルト15との左右幅方向の揺動が防止されている。
図2及び図6に示すように、第1コーナー10aの外周側には、駆動ベルト15が内側で当接する複数(本実施例では5個)の摺動ローラ37aが、第1コーナー10aと同一の曲線状をなすように配置されている。
一方、第1コーナー10aの内周側には、駆動ベルト15が外側面で当接する複数(本実施例では5個)の摺動ローラ37bが、第1コーナー10aと同一の曲線状をなすように配置されており、これら摺動ローラ37a,37bは、それぞれ左右幅方向で一対となって、垂直方向を向く枢軸によって回動自在に枢支されている。
第2コーナー11aは、駆動ベルト15が内周側に配置された摺動ローラ37bに当接するとともに、駆動ベルト15が外周側に配置された摺動ローラ37aに当接している以外は第1コーナー10aと同一の構成を有しているため説明を省略する。
図1と図5及び図8に示すように、注文搬送路1aの搬送面3の左右幅方向中央には、その長手方向の略全長に亘ってレール部22が突設されている。具体的には、搬送面3は、アルミやステンレス等の金属材の板材によって構成されており、レール部22は、この板材を押圧形成することによって形成されるので、レール部22が形成された板材の下面側には、下方に向かって開口する断面視下向きコ字状の搬送溝23が形成されている。この搬送溝23の左右側部は、側壁23aに形成されている。
次に、走行体7について説明する。図5及び図7に示すように、走行体7は、搬送面3上を走行する台車部24と、この台車部24に上方から取り付けられ、注文飲食物が載置された複数の飲食物皿6を載置するためのトレー部25と、から構成されている。このトレー部25の上面には、飲食物皿6を載置するための載置凹部25aが形成されており、この載置凹部25aに複数の飲食物皿6を載置することによって、飲食物皿6をトレー部25から脱落しないよう保持できるようになっている。
台車部24は、トレー部25に載置された複数の飲食物皿6の荷重を安定して支持可能なように、図3に示すように、平面視で方形状に形成された基台部26と、この基台部26の前端部と後端部との2箇所に取り付けられた一対のローラブラケット27と、から主に構成されている。これらローラブラケット27は、図5に示すように、下向きコ字形状に形成されている。台車部24の前部と後部との左右幅方向の略中央には、下方に向けて本発明における連結手段としての第1磁性体18が突設されている。
ローラブラケット27の両外側面には、走行体7が搬送面3上を走行するための、本発明におけるローラとしての荷重ローラ28が、ローラブラケット27の左右幅方向を向く枢軸によって回動可能に枢支されている。また、ローラブラケット27における両荷重ローラ28間には、一対のサブブラケット30が取り付けられている。これらサブブラケット30におけるローラブラケット27の左右幅方向の中央寄り側の端部にも、荷重ローラ28が垂直方向に回動自在に枢支されている。つまり、各ローラブラケット27には、荷重ローラ28が4輪枢支されている。
ローラブラケット27の左右両端部間には、前後一対の軌道ローラ29が左右方向に2つ、垂直方向を向く枢軸によって回動自在に枢支されている。これら軌道ローラ29は、ローラブラケット27で囲まれた空間内の左右両側部で、左右幅方向に線対称となるように枢支されている。
更に、サブブラケット30におけるローラブラケット27の左右幅方向の外側寄り側の端部には、本発明における転動体としての支持ローラ31が垂直方向に回動自在に枢支されている。これら支持ローラ31の上部は、ローラブラケット27に上下方向に向けて貫通形成されたスリット孔27aを介してローラブラケット27の上方に突出している。
図5に示すように、各軌道ローラ29間の左右幅寸法は、搬送面3のレール部22の左右幅寸法よりも若干長寸に形成されており、走行体7が搬送面3上に配置されることで、各軌道ローラ29は、走行体7の前端部及び後端部でレール部22の左右に近接配置されるようになっている。
このように、走行体7の前端部と後端部とで各軌道ローラ29がレール部22の左右幅方向に配置されることによって、走行体7の搬送面3上での走行路が規定されるばかりか、軌道ローラ29がレール部22に当接することで、走行体7の左右幅方向の揺動を防ぐことができる。
尚、ローラブラケット27の左右幅方向及び前後幅方向の略中央部には、平面視で円形状の貫通孔27bが形成されており、この貫通孔27bに第1磁性体18が嵌設されている。この第1磁性体18の貫通孔27bへの嵌設によって各支持ローラ31の上端部が基台部26の下面に当接するため、各ローラブラケット27は、支持ローラ31にて飲食物皿6の荷重を支持しながら、第1磁性体18を垂直方向を向く枢軸として、第1磁性体18を中心に回動自在に枢支される。
図4と図5及び図7に示すように、ベルトブラケット17は、前部に配置される水平片32a及び後部に配置される水平片32bと、水平片32a,32bの下方に配置される取付片32cと、を備えている。この取付片32cの上端部には、図示しない垂直方向を向く枢軸が設けられており、この枢軸にセンターローラ39が回動自在に枢支されている。
また、水平片32aの後端部と水平片32bの前端部とも、センターローラ39と取付片32cの上端部との間で取付片32cの上端部に設けられた図示しない枢軸に回動自在に枢支されている。このため、水平片32a,32bは、センターローラ39と同一軸心でベルトブラケット17の左右幅方向に揺動可能となっている。
更に、水平片32aの前端部と水平片32bの後端部とには、ベルトブラケット17の左右幅方向を向いて上下方向にスライド孔32dが貫通形成されている。これらスライド孔32dの上方には、搬送ブラケット20が配置されている。
これら搬送ブラケット20の平面視略中央部には、本発明における第2連結手段としての第2磁性体19がそれぞれ配置されている。図4及び図7に示すように、これら第2磁性体19,19間は、走行体7における第1磁性体18,18間の前後幅寸法と略同一となる前後幅寸法に形成されている。このため、走行体7とベルトブラケット17とは、搬送面3を挟んで走行体7の走行方向に対して前後2箇所で第1磁性体18と第2磁性体19とを対向配置させ、これら第1磁性体18と第2磁性体19との間に生じる磁力により駆動連結している。
尚、第1磁性体18と第2磁性体19とは、どちらか一方を強磁性の金属によって構成し、他方を永久磁石等で構成してもよく、また、両方を永久磁石等で構成してもよい。
また、第2磁性体19は、搬送ブラケット20に対して垂直方向を向くスライドピン40によって接続されているとともに、これらスライドピン40の下端部がスライド孔32d内に挿通されている。このため、各搬送ブラケット20は、水平片32a,32bに対してベルトブラケット17の前後で垂直方向を向くスライドピン40によって回動自在に枢支されているとともに、かつ左右幅方向にスライド移動可能に取り付けられている。
図4と図5及び図6に示すように、搬送ブラケット20の両外側面には、ベルトブラケット17を駆動ベルト15の駆動方向に向けて走行させるための本発明における回転体としての走行ローラ41が水平方向を向く枢軸によって回動自在に枢支されている。これら走行ローラ41は、搬送溝23の左右に形成された搬送面3の下面である走行面43に上端部が当接されている。このため、ベルトブラケット17は、駆動ベルト15によって駆動されることで、走行面43を走行ローラ41によって走行するようになっているとともに、第1磁性体18と第2磁性体19との間で生じる磁力によって第2磁性体19が第1磁性体18に向けて浮き上ることが防止されている。
また、これら搬送ブラケット20の上面には、前後一対のガイドローラ42が左右幅方向に2つ、水平方向に回動自在に枢支されている。これらガイドローラ42の左右幅方向の両外側端部間の幅寸法は、搬送溝23の両側壁23a,23a間の幅寸法よりも短寸に形成されており、ベルトブラケット17の上端部であるこれら第2磁性体19とセンターローラ39とガイドローラ42とは、前述した搬送溝23内に配置されるようになっている。
このため、第2磁性体19は、駆動ベルト15が駆動することにより、搬送溝23内を注文搬送路1aの略全長に亘って移動するようになっている。尚、センターローラ39の直径は、ガイドローラ42の左右幅方向の両外側端部間の幅寸法と略同寸に形成されている。
このように、注文搬送路1aと走行体7とを構成することによって駆動ベルト15を駆動させると、図7に示すように、走行体7とベルトブラケット17とが前後2箇所で第1磁性体18と第2磁性体19とによって駆動連結されるため、第1磁性体18と第2磁性体19との駆動連結にかかる走行体7を搬送する力を前後2箇所に分散でき、第1磁性体18と第2磁性体19との間に生じる磁力が小さくとも走行体7を搬送することができるようになる。
また、第1磁性体18と第2磁性体19との間に生じる磁力を小さくすることで、第2磁性体19が第1磁性体18に向けて浮き上がる力を抑え、各走行ローラ41と走行面43との間で生じる摩擦力が低減することもできるようになる。
次に、搬送面3上を走行している走行体7と、駆動ベルト15の駆動によって走行面43を走行しているベルトブラケット17の動作について説明する。先ず、図3及び図5に示すように、搬送溝23内においては、第2磁性体19は、駆動ベルト15の駆動方向に向けて移動する。このとき、第2磁性体19には、ベルトブラケット17を介して駆動ベルト15の振動が伝達されるが、センターローラ39とガイドローラ42とが搬送溝23内の左右の側壁23aに当接することによって、第2磁性体19の左右幅方向への揺動を防ぎ、搬送溝23内での略中央位置を維持するようになっている。
尚、搬送ブラケット20への水平片32a,32bを介する駆動ベルト15の振動の伝達は、水平片32a,32b自体の左右幅方向への揺動とスライド孔32dがスライドピン40に対して左右幅方向に揺動することによって緩和されている。
また、走行体7は、各第1磁性体18が搬送溝23内をセンターローラ39によって左右幅方向への揺動が抑えられた状態で移動する各第2磁性体19に前後2点で対向配置されているため、搬送面3上を直進して走行可能となっている。
そして、図8及び図9に示すように、ベルトブラケット17が駆動ベルト15の駆動によって第1コーナー10aに進入すると、ベルトブラケット17の前端部と後端部の両搬送ブラケット20は、第1コーナー10aの曲線形状に沿ってベルトブラケット17に対して水平方向に回動し、各走行ローラ41が走行面43から受ける摩擦力を低減させる。
同時に、水平片32a,32bを第1コーナー10の内周側に向けて揺動させることによって両第2磁性体19,19間の幅を両第1磁性体18,18間の幅に常に一致させ、第1磁性体18と第2磁性体19とが離間することに伴う駆動連結の解除を防止することができる。
同時に、ベルトブラケット17は、水平片32a,32bを第1コーナー10の内周側に向けて揺動させることによって、第1コーナー10が比較的急カーブであってもスムーズに曲がるようになっている。このとき、水平片32a,32bは、各第2磁性体19と各第1磁性体18との駆動連結が解除されない範囲で揺動する。
更に、ベルトブラケット17は、両搬送ブラケット20をスライド孔32dに沿って第1コーナー10aの外側方へ向けてスライド移動させることによって、各走行ローラ41が走行面43から受ける摩擦力を更に低減させる。このため、ベルトブラケット17は、第1コーナー10aを走行する際に、走行ローラ41と走行面43との間で発生する摩擦力を抑え、スムーズに第1コーナー10aを走行することができるようになっている。
尚、搬送ブラケット20の第1コーナー10aの外側方へ向けのスライド移動の移動量は、搬送溝23内に配置されているガイドローラ42が、搬送溝23の側壁23aに当接することで、走行ローラ41の走行面43との当接が解除されない範囲に規制されている。更に、搬送ブラケット20は、2つのガイドローラ42が搬送面3に沿って形成された搬送溝23の側壁23aに前後で当接しながら第2磁性体19を中心に回動することによって、常に走行ローラ41の向きをベルトブラケット17の走行方向に向かせることができるので、走行面43での走行ローラ41の滑らかな走行が実現されている。
一方、第2磁性体19に磁力によって駆動連結されている第1磁性体18を有する走行体7は、走行体7の走行方向前方側の両ローラブラケット27から第1コーナー10aのレール部22の形状に沿って回動を開始することで、両ローラブラケット27は第1磁性体18を中心として回動し、第1コーナー10aの内周側に配置された各前後2つの軌道ローラ29のうち、両ローラブラケット27の正面側に配置されている軌道ローラ29からレール部22に当接する。
更に、両ローラブラケット27が第1磁性体18を中心として回動すると、両ローラブラケット27の背面側に配置されている軌道ローラ29がレール部22に当接し、結果、両ローラブラケット27は、前後の軌道ローラ29の2点でレール部22に当接することで、両ローラブラケット27のそれ以上の第1磁性体18を中心とした回動を規制する。
尚、本実施例の走行体7とベルトブラケット17とは、第1磁性体18と第2磁性体19とを永久磁石で構成すると共に、両第1磁性体18と両第2磁性体19とに互いに異なる磁極を対向配置させることで、走行体7に慣性力等の外力がはたらくことにより第1磁性体18と第2磁性体19との駆動連結が解除されても、走行体7の前部に配置された第1磁性体18とベルトブラケット17の後部に配置された第2磁性体19、または、走行体7の後部に配置された第1磁性体18とベルトブラケット17の前部に配置された第2磁性体19とが磁力により駆動連結されることで、走行体7の注文搬送路1a上での走行を継続させることができる。
以上、本実施例における飲食物搬送装置1では、走行体7は、荷重ローラ28を有し垂直方向を向く枢軸によって回動自在に枢支されたローラブラケット27を備え、ローラブラケット27には、枢軸の同一軸心上に第1磁性体18が取り付けられており、第2磁性体19は、第1磁性体18と対向して配置されているので、走行体7が注文搬送路1aの第1コーナー10aを走行する際に、ローラブラケット27の枢軸と第1磁性体18との軌跡に相違が生じることが無いので、第1磁性体18と第2磁性体19とを常に対向配置させ、第1磁性体18と第2磁性体19との磁力による連結を常に保ったまま、飲食物の安定性を保ちつつ確実に走行体7を注文搬送路1a上で走行させることができる。
また、第1磁性体18と第2磁性体19とは、走行体7の走行方向に対して前後にそれぞれ一対に設けられているので、走行体7とベルトブラケット17とが第1磁性体18と第2磁性体19との磁力により前後2点で連結され、走行体7の向きを第1コーナー10aに沿って確実に順次変更させることができる。
また、ローラブラケット27には、載置部25に当接する支持ローラ31が設けられているので、走行体7が第1コーナー10aを走行する際に、ローラブラケット27が回動することでローラブラケット27と載置部25との間で生じる摩擦力を支持ローラ31によって低減させることができるので、ローラブラケット27の第1コーナー10aにおける回動をスムーズに行い、ローラブラケット27と載置部25との間で生じる異音や振動等を低減することができる。
また、ベルトブラケット17には、注文搬送路1aに当接して第1磁性体18と第2磁性体19との間の磁力に伴う第2磁性体19の浮き上りを防止する走行ローラ41が設けられているので、走行ローラ41が注文搬送路1aに当接することで、第2磁性体19が第1磁性体18との間の磁力による第2磁性体19の第1磁性体18に向けての浮き上りが規制されるので、第2磁性体19が注文搬送路1aに当接するとなく駆動ベルト15が駆動することにより、第2磁性体19と注文搬送路1aとの間に摩擦力が発生することが避けられるとともに、ベルトブラケット17に接続されている駆動ベルト15の上方への揺動を規制し、駆動ベルト15をスムーズに駆動させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、飲食物を寿司として説明したが、これに限定されるものではなく、種々の飲食物を適用可能である。
また、前記実施例では、ローラブラケット27に取り付けられたサブブラケット30から伸びる枢軸に転動体としての支持ローラ31を枢支させ、この支持ローラ31の上端部を基台部26に当接させることで、ローラブラケット27を支持ローラ31にて飲食物皿6の荷重を支持しながら、第1磁性体18を中心に回動自在に枢支されるようにしたが、ローラブラケット27の上面に略半球状の凹部を形成するとともに、この凹部内に転動体として金属等からなる球体を配置し、この球体を基台部26に当接させることでローラブラケット27と基台部26との間に生じる摩擦力をより低減できるようにしてもよい。
1 飲食物搬送装置
1a,1b,2 注文搬送路(走行レーン)
4 クレセントチェーンコンベア
6 飲食物皿
7 走行体
8a,8b 調理台
10a,10b 第1コーナー
11a,11b 第2コーナー
15 駆動ベルト(搬送駆動体)
17 ベルトブラケット(接続部)
18 第1磁性体(連結手段)
19 第2磁性体(連結手段)
20 搬送ブラケット
24 台車部
25 トレー部
26 基台部
27 ローラブラケット
28 荷重ローラ
31 支持ローラ(転動体)
32a,32b 水平片
32c 取付片
32d スライド孔
41 走行ローラ(回転体)
42 ガイドローラ

Claims (4)

  1. 少なくとも一部に曲線路を有する走行レーンと、該走行レーンの下方で該走行レーンに沿って設けられる搬送駆動体と、飲食物を載置する載置部を有し前記走行レーンに沿ってローラにより走行可能な走行体と、前記搬送駆動体と前記走行体とを駆動連結する連結手段と、を有し、前記搬送駆動体を駆動させることで前記走行体を前記走行レーン上で走行させる飲食物搬送装置であって、
    前記連結手段は、前記走行体に取り付けられた第1磁性体と、前記搬送駆動体に接続された接続部を介して取り付けられた第2磁性体と、から構成されており、前記走行体は、前記ローラを有し垂直方向を向く枢軸によって回動自在に枢支されたローラブラケットを備え、該ローラブラケットには、前記枢軸の同一軸心上に前記第1磁性体が取り付けられており、前記第2磁性体は、前記第1磁性体と対向して配置されていることを特徴とする飲食物搬送装置。
  2. 前記第1磁性体と前記第2磁性体とは、前記走行体の走行方向に対して前後にそれぞれ一対に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の飲食物搬送装置。
  3. 前記ローラブラケットには、前記載置部に当接する転動体が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の飲食物搬送装置。
  4. 前記接続部には、前記走行レーンに当接して前記第1磁性体と前記第2磁性体との間の磁力に伴う前記第2磁性体の浮き上りを防止する回転体が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の飲食物搬送装置。
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