JP2002236546A - 座標入力装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ - Google Patents

座標入力装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ

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JP2002236546A JP2001032289A JP2001032289A JP2002236546A JP 2002236546 A JP2002236546 A JP 2002236546A JP 2001032289 A JP2001032289 A JP 2001032289A JP 2001032289 A JP2001032289 A JP 2001032289A JP 2002236546 A JP2002236546 A JP 2002236546A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の場所から座標入力を精度良く実現する
ことができる座標入力装置及びその制御方法、コンピュ
ータ可読メモリを提供する。 【解決手段】 演算制御回路1は、任意の空間上に座標
入力領域を定義する複数点の座標値の組を記憶してお
き、その記憶されている座標値の組から定義される座標
入力領域に、前記指示具の位置座標である3次元座標値
が属するか否かを判定する。そして、その判定手段の判
定結果に基づいて、前記指示具の3次元座標を前記表示
画面に対応する2次元座標値に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元座標からな
る画面を表示する表示装置と組み合わせて使用される指
示具の3次元位置座標を検出する座標入力装置及びその
制御方法、コンピュータ可読メモリに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、CRTディスプレイ、液晶ディス
プレイ(LCD)、あるいはプロジェクタ等の表示装置
の表示面に、座標を入力することができる座標入力装置
を重ねて配置し、操作者が行ったポインティングあるい
は筆記による筆跡を表示装置に表示し、あたかも、紙と
鉛筆のような関係を実現することができる装置が知られ
ている。
【0003】座標入力装置としては、抵抗膜方式をはじ
め、静電方式、ガラス等の座標入力面に超音波を伝播さ
せる超音波方式等の透明な入力板を有する方式や、光学
方式、あるいは空中に音波を放射することで位置を検出
する方式、さらには電磁誘導(電磁授受)方式のように
表示装置の裏側に座標算出のための機構を配置し、表示
装置の前面に透明な保護板を配置して、入出力一体の情
報機器を構成している物もある。
【0004】このような情報機器は、携帯性を有する小
型の電子手帳に始まり、表示装置の大型化に伴って、比
較的大きなサイズのペン入力コンピュータ等の情報機器
も見られるようになった。その他、フロントプロジェク
タ、リアプロジェクタ、あるいはPDP等の大型表示装
置と組み合わせて、例えば、プレゼンテーション装置、
TV会議システム等に利用され始めている。また、大型
の液晶ディスプレイやPDPディスプレイ等の表示装置
は、現在も画質の改善、低コスト化が進められている
他、衛星放送等のデジタル化に伴い、テレビの仕様形態
も過渡期の状態に入りつつある。
【0005】また、これらの大型の表示装置は、例え
ば、オフィスにおいて使われていたホワイトボード、あ
るいは電子黒板にとって変わり、パーソナルコンピュー
タ内にあらかじめ用意した資料用データを大型の表示装
置に表示させることで、会議用途、打ち合わせ用途に使
われ始めている。その場合、大型の表示装置に表示され
た情報は、ホワイトボードの如く、操作者、あるいは出
席者により表示情報を更新するために、直接画面をタッ
チすることで、パーソナルコンピュータを制御して、例
えば、表示画面の表示内容を切り替えることができるよ
うに構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の大型の入出力一体のシステムを考慮した場合、大勢の
参加者を想定した打ち合わせを考慮すれば、操作者が表
示画面の場所まで出向いて、直接画面をタッチすること
でパーソナルコンピュータを制御するばかりでなく、例
えば、質問者が任意の場所で遠隔操作により、画面を操
作したり、必要に応じてネットワークより情報を引き出
せるような構成になるのが好ましい形態であると言え
る。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、任意の場所から座標入力を精度良く実
現することができる座標入力装置及びその制御方法、コ
ンピュータ可読メモリを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による座標入力装置は以下の構成を備える。
即ち、2次元座標からなる画面を表示する表示装置と組
み合わせて使用される指示具の3次元位置座標を検出す
る座標入力装置であって、任意の空間上に座標入力領域
を定義する複数点の座標値の組を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている座標値の組から定義され
る座標入力領域に、前記指示具の位置座標である3次元
座標値が属するか否かを判定する判定手段と、前記判定
手段の判定結果に基づいて、前記指示具の3次元座標を
前記表示画面に対応する2次元座標値に変換する変換手
段とを備える。
【0009】また、好ましくは、前記記憶手段は、複数
種類の座標入力領域毎に、各座標領域を定義する複数点
の座標値の組を記憶する。
【0010】また、好ましくは、前記記憶手段は、更
に、前記座標入力領域毎に、前記指示具の座標入力操作
を示すスイッチ情報を記憶する。
【0011】また、好ましくは、前記記憶手段は、更
に、前記座標入力領域前記指示具が有する複数のスイッ
チに対し、マウスの操作に対応する所定の処理を実行す
る動作を定義する定義テーブルを記憶する。
【0012】上記の目的を達成するための本発明による
座標入力装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
2次元座標からなる画面を表示する表示装置と組み合わ
せて使用される指示具の3次元位置座標を検出する座標
入力装置の制御方法であって、任意の空間上に座標入力
領域を定義する複数点の座標値の組を記憶媒体に記憶す
る記憶工程と、前記記憶工程で記憶媒体に記憶されてい
る座標値の組から定義される座標入力領域に、前記指示
具の位置座標である3次元座標値が属するか否かを判定
する判定工程と、前記判定工程の判定結果に基づいて、
前記指示具の3次元座標を前記表示画面に対応する2次
元座標値に変換する変換工程とを備える。
【0013】上記の目的を達成するための本発明による
コンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
2次元座標からなる画面を表示する表示装置と組み合わ
せて使用される指示具の3次元位置座標を検出する座標
入力装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピ
ュータ可読メモリであって、任意の空間上に座標入力領
域を定義する複数点の座標値の組を記憶媒体に記憶する
記憶工程のプログラムコードと、前記記憶工程で記憶媒
体に記憶されている座標値の組から定義される座標入力
領域に、前記指示具の位置座標である3次元座標値が属
するか否かを判定する判定工程のプログラムコードと、
前記判定工程の判定結果に基づいて、前記指示具の3次
元座標を前記表示画面に対応する2次元座標値に変換す
る変換工程のプログラムコードとを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。
【0015】まずは、3次元座標検出を可能とする、例
として超音波振動を用いた座標入力装置について述べ
る。
【0016】図1は本発明の3次元(空間)座標計測可
能な座標入力装置の概略構成を示す図である。
【0017】図中4は筆記具であるところの座標入力ペ
ンであり、操作者による座標入力動作により空中に音波
を発生するように構成されている。発生した音波は複数
の検出センサ3(本実施例の場合、4個の検出センサ3_
Sa〜Sdを使用する)により検出され、後述する方法によ
り信号波形検出回路2で処理された後、演算制御回路1
によって、筆記具4の発信源位置(X,Y,Z)を算出する
ように構成されている。演算制御回路1は装置全体を制
御するとともに、得られる座標データを基に、ディスプ
レイ駆動回路5を介して、ディスプレイ6に表示されて
いるカーソルを移動したり、あるいは筆記等の手書き情
報をディスプレイ6に表示、追記できるように構成され
ている。
【0018】次に、座標入力ペン4の構成について、図
2を用いて説明する。
【0019】図2は本発明の座標入力ペンの構成を示す
図である。
【0020】座標入力ペン4内に内蔵された音波発生源
43は、ペン電源45、およびタイマと発振回路並びに
座標入力ペン4に具備されている複数のスイッチ情報を
検知して制御する制御回路等で構成された駆動回路44
によって駆動される。音波発生源43の駆動信号は、タ
イマによって発せられる所定の周期で繰り返すパルス信
号であって、発振回路により所定のゲインで増幅された
後、音波発生源43に印可される。この電気的な駆動信
号は、音波発生源43によって機械的な振動に変換さ
れ、空中にそのエネルギーが放射されることになる。
【0021】尚、座標入力ペン4は、そのペン先端部を
押圧することで動作するペン先スイッチ(SW)41、
並びに座標入力ペン4の筐体に設けられた複数のペンサ
イドスイッチ(SW)42を具備する。
【0022】駆動回路44は、所定周期毎(例えば、1
0msec毎、その場合、1秒間あたりに音波を100回放
射するので、本座標入力装置の座標出力サンプリングレ
ートは、100回/秒となる)に、座標入力ペン4内の
音波発生源43を駆動させる信号を出力し、空中に音波
を放射することになる。この音波は、音波発生源43と
各検出センサ3_Sa〜Sd迄の距離に各々応じて遅延
し、到達、検出されることになる。この種の座標入力装
置は、座標入力ペン4の音波発生源43と各検出センサ
3_Sa〜Sd間の距離を、音波の既知の音速と、その到
達時間の積により各々導出し、各検出センサ3_Sa〜S
dの位置情報を用いて幾何学的に音波発生源43の位置
情報を得ることを基本としたシステムである。そこで、
この音波の到達時間を検出する方法について、図3、図
4を用いて説明する。
【0023】図3は本発明の音波の到達時間検出方法を
説明するためのタイミングチャートであり、図4は本発
明の音波の到達時間検出を実現する回路のブロック図で
ある。
【0024】51は駆動回路44で発生した駆動信号で
あり、駆動信号51を発生するとともにスタート信号を
生成する。このスタート信号は、例えば、座標入力ペン
4内に内蔵されている赤外LED等(不図示)を介し
て、そのスタート信号を演算制御回路1に送信し、演算
制御回路1内のタイマ12(図5参照)をスタートさせ
る。
【0025】一方、空中に放射された音波は、音波発生
源43と検出センサ3_Sa〜Sd間の距離に応じて遅延
し、検出センサ3_Sa〜Sdで検出されることになる。
53は前置増幅回路80で所定レベルまで増幅された検
出センサ3_Sa〜Sdで検出された検出信号を示す。こ
の検出信号を絶対値回路及び低域通過フィルタ等により
構成されるエンベロープ検出回路81で処理を行い、検
出信号のエンベロープ54のみが取り出される。
【0026】このエンベロープ54に着目すると、その
波形が伝播する音速は群速度Vgであり、このエンベロ
ープ54の特異な点、例えば、エンベロープ54のピー
クや変曲点を検出すると、群速度Vgに関わる遅延時間
tgが得られる。エンベロープ54のピークあるいは変
曲点を検出するエンベロープ特異点検出回路82は、微
分回路、ゼロクロスコンパレータを用いて容易に検出が
可能であり、実施形態1では、2階微分することによっ
て信号55を形成し、閾値レベル52と信号53で比較
されたゲート信号を参照してエンベロープ54の変曲点
を検出する(信号56)。この信号56を用いて前述し
たスタート信号により動作しているタイマ12をストッ
プさせれば、群速度Vgに関わる群遅延時間Tgを検出
することが可能である。
【0027】尚、厳密に言えば、この群遅延時間Tgに
は、波形処理に関わる回路の遅延分が含まれるが、後述
する方法により、その影響は完全に除去される。よっ
て、ここでは説明を簡略化するために、回路遅延時間は
無いものとして説明を加える。
【0028】以上のことから、音波発生源43と検出セ
ンサ3_Sa〜Sd間の距離Lは次式で求めることができ
る。
【0029】 L=Vg×Tg (1) 次に、本発明の演算制御回路1の概略構成について、図
5を用いて説明する。
【0030】図5は本発明の演算制御回路の概略構成を
示すブロック図である。
【0031】11は演算制御回路1及び本座標入力装置
全体を制御するマイクロコンピュータであり、内部カウ
ンタ、操作手順を記憶したROM、そして計算等に使用
するRAM、定数等を記憶する不揮発性メモリ等によっ
て構成されている。前述した通り、駆動回路44により
座標入力ペン4内の音波発生源43の駆動タイミングと
同期したスタート信号が、座標入力ペン4に内蔵された
赤外LED等(不図示)により光信号として放射され、
その信号をスタート信号検出回路17で検波することに
よって、演算制御回路1内のタイマ12(例えば、カウ
ンタなどにより構成されている)をスタートさせる。
【0032】このように構成することで、座標入力ペン
4内の音波発生源43を駆動する駆動タイミングと、演
算制御回路1内のタイマ12との同期が得られるので、
音波発生源43で発生した音波が各検出センサ3_Sa〜
Sd各々に到達するのに要する時間を測定することが可
能となる。
【0033】信号波形検出回路2より出力される各振動
センサ3_Sa〜Sdよりの振動到達タイミング信号(信
号56、もしくは後述する信号59)は、検出信号入力
ポート13を介してラッチ回路15_a〜dに各々入力さ
れる。ラッチ回路15_a〜dの各々は、対応する検出セ
ンサ3_Sa〜Sdよりの振動到達タイミング信号を受信
すると、その時のタイマ12の計時値をラッチする。
【0034】このようにして座標検出に必要な全ての検
出信号の受信がなされたことを判定回路14が判定する
と、マイクロコンピュータ11にその旨の信号を出力す
る。マイクロコンピュータ11がこの判定回路14から
の信号を受信すると、ラッチ回路15_a〜dから各々の
検出センサ3_Sa〜Sdまでの振動到達時間をラッチ回
路15_a〜dより読み取り、所定の計算を行なって、座
標入力ペン4の座標位置を算出する。その結果を、I/
Oポート16を介してディスプレイ駆動回路5に出力
し、表示装置6の対応する位置に、例えば、ドット等を
表示することができる。また、I/Oポート16を介し
てインタフェース回路(不図示)に、座標位置情報を出
力することによって、外部機器に3次元座標値を出力す
ることができる。
【0035】上記説明では、エンベロープ54を用い、
群遅延時間Tgを用いて座標を算出する方法であるが、
位相部分を検出して、時間計測を行っても座標を算出す
ることができる。その詳細について説明すれば、図4に
示すように、検出センサ3_Sa〜Sdの出力信号53
は、帯域通過フィルタ84により余分な周波数成分を除
いた後、Tp信号検出回路86に入力される。Tp信号
検出回路86は、ゼロクロスコンパレータ、マルチバイ
ブレータ等で構成され、帯域通過フィルタ84によって
出力された信号のゼロクロス点に関わる信号を、所定の
閾値レベルと比較するゲート信号発生回路85が生成す
るゲート信号57と比較し、信号58を生成する。
【0036】その後に、前述した群遅延時間Tgを検出
する信号56をゲート信号(ゲート信号発生回路83が
生成)として参照し、このゲート信号56の期間内にお
いて、帯域通過フィルタ64で出力される信号波形の位
相が、例えば、負側から正側にクロスする最初のゼロク
ロス点を出力する信号59を生成する。
【0037】同様にして、この信号59を用いて前述し
たスタート信号により動作しているタイマ12をストッ
プさせれば、位相速度Vpに関わる位相延時間Tpを検
出することが可能である尚、厳密にいえば、この群遅延
時間Tpには、波形処理に関わる回路の遅延分が含まれ
るが、後述する方法により、その影響は完全に除去され
る。よって、ここでは説明を簡略化するために、回路遅
延時間は無いものとして説明を加える。
【0038】以上のことから、音波発生源43と検出セ
ンサ3_Sa〜Sd間の距離Lは次式で求めることができ
る。
【0039】 L=Vp×Tp (2) しかしながら、この信号59は、前述したとおり信号5
3の信号レベルによって変化する。例えば、信号レベル
がより低下した場合には、固定閾値で比較されるゲート
信号のために、ゲート信号発生位置が変化し、例えば、
信号58'となる。しかしながら、この位相遅延時間T
p’と前述の位相遅延時間Tpの差分は、検出信号波形
53の位相周期の整数倍であって、必ず以下の関係が成
立する。
【0040】 Tp=Tp_2+n×T (3) ここで、nは整数、Tは検出信号波形の位相周期であ
り、既知の値である。式(3)を式(2)に代入し、式
(1)を用いれば n=Int [ (Vg×Tg−Vp×Tp_2)/λp+0.5 ] (4) ここで、λpは音波の波長であって、位相速度Vpと周
期Tの積に等しい。よって、整数nが既知となり、式
(2)、式(3)を用いて距離Lの導出が高精度に可能
となる。
【0041】このようにして、群遅延時間Tg、群遅延
時間Tgと位相遅延時間Tpから座標を算出することも
可能である。
【0042】以上述べた実施形態において、検出された
時間には、音波発生源43と各検出センサ3_Sa〜Sd
まで音波が到達する時間に加えて、回路等による電気的
な処理時間も含まれる。従って、ここでは、音波が伝播
する時間以外に余分に計測される時間を除去する方法に
ついて説明する。
【0043】ラッチ回路によってラッチされた群遅延時
間Tg、もしくは位相遅延時間Tpには、各々群回路遅
延時間etg、位相回路遅延時間etpを含む。この回
路遅延時間は、時間計測毎に同一の値を必ず含む。そこ
で、ある計測回路によって、音波発生源43と検出セン
サ3間を伝播する際に計測された時間をt*、その計測
回路における回路遅延時間をe、実際に音波が音波発生
源43と検出センサ3間を伝播したのに要した時間をt
とすれば、 t*=t+e (5) となる。
【0044】一方、音波発生源43と検出センサ間の距
離が既知の距離Liniにおける時間計測値をtini*と
し、その計測回路における回路遅延時間をe、実際に音
波が伝播した時間をtiniとすれば、 tini*=tini+e (6) となる。よって、 t*−tini*=t−tini (7) となる。ここで、音波の音速をVとすれば、 V×(t*−tini*)=V×(t−tini) =V×t−Lini (8) となる。
【0045】よって、求めるべき任意の音波発生源43
と検出センサ3間の距離Lは、 L=V×t=V×(t*−tini*)+Lini (9) となる。
【0046】上記、既知の距離Lini、及びその距離に
おける時間計測値tini*(群遅延時間Tgini*、あるい
は位相遅延時間Tpini*、あるいはその両者)を、出荷
時等に不揮発性メモリ等の記憶媒体に記憶することによ
って、任意の距離における音波発生源43と検出センサ
3間の距離を精度良く算出することが可能となる。
【0047】次に、図6に示すような座標系に検出セン
サ3_Sa〜Sdが配置された場合、音波発生源43の位
置座標(X,Y,Z)を求める方法について説明する。
【0048】上記の方法により正確に求められた振動発
生源43と各検出センサ3_Sa〜Sdまでの距離を各々
La〜Ld、X方向の検出センサ間距離をXs-s、Y方向の
検出センサ間距離をYs-sとすれば、
【0049】 となる。同様にして、
【0050】 となる。
【0051】以上示したように、少なくとも3個の振動
発生源43と検出センサ3までの距離が測定できれば、
容易に音波発生源43の位置(空間)座標を求めること
が可能となる。
【0052】これにより、表示装置6の表示画面上に対
し紙とペンのような使い勝手で座標入力操作を実現で
き、表示画面上にあたかも文字や線を記入したり、座標
入力装置に接続されるパーソナルコンピュータ等の外部
機器を制御したりすることが可能になる。また、これを
応用することで、直接表示画面近傍でない場所からも座
標入力が可能な座標入力装置を構成できる。
【0053】以下、表示装置6の表示画面から比較的離
れた場所からでも座標入力を可能にする座標入力装置に
ついて説明する。
【0054】まず、座標入力装置で定義する座標入力領
域について説明する。
【0055】図7は本発明の座標入力装置の座標入力領
域を示す概略図である。
【0056】図7に示すように、領域A、領域B、領域
Cの空間がそれぞれ、独立に表示素プチ6の表示画面に
対応した座標入力領域として定義されている。
【0057】これにより、例えば、会議での発言者が領
域A付近で座標入力を行い、その座標入力に対し、質問
者などが領域B付近に配置される会議デスク上で座標入
力を行ったり、あるいは領域Cでポインタのように空中
で座標入力が可能になる。
【0058】このような空間中の座標入力領域は、以下
のように決定できる。
【0059】ここでは、例として、領域Aを定義する座
標入力領域について、図8を用いて説明するが、領域
B、領域Cについても同様である。
【0060】領域A中の3点P1(x1,y1,z
1)、P2(x2,y2,z2)、P3(x3,y3,
z3)の3次元座標値から領域Aの式は決定される。
【0061】ここで、P1とP2を結ぶベクトルva
と、P1とP3を結ぶベクトルvbの成分はそれぞれの
点の座標値から、 va(x2−x1,y2−y1,z2−z1) (14) vb(x3−x1,y3−y1,z3−z1) (15) で与えられる。
【0062】これらの2つのベクトルva、vbの外積
を求めることで、これらベクトルと垂直な方向のベクト
ルvnが得られる。
【0063】また、一般に領域Aのような平面は、 ax+bx+cz+d=0 (16) で表される。ここでの定数a、b、cはベクトルvnの成分で与えられるから、 a=(y2−y1)(z3−z1)−(z2−z1)(y3−y1) (17) b=(z2−z1)(x3−x1)−(x2−x1)(z3−z1) (18) c=(x2−x1)(y3−y1)−(y2−y1)(x3−x1) (19) で決定できる。
【0064】これら定数a、b、cが求まれば、点P
1、P2、P3のいずれかの3次元座標値を式(16)
に代入してdを決定することができ、領域Aが定義可能
となる。
【0065】このように、あらかじめ定義された座標入
力領域(領域A)に対して、入力された3次元座標値が
領域Aに含まれるか否かの判定を行う。そして、この3
次元座標値が領域Aに含まれると判定される場合には、
点P1、P2、P3を用いて、表示装置6の表示画面上
の2次元座標に変換し、その値を出力することで、任意
の場所で画面操作が可能になる。
【0066】座標入力操作によって得られる3次元座標
値が属する座標入力領域の判定及び2次元座標への変換
は、以下のようにして行う。
【0067】実際の判定に際しては、得られた3次元座
標値を上記式に代入して、式が成立するかを否かを判定
すればよいが、実際には領域はある程度の幅を持たない
と入力が困難になる。そこで、ある閾値Thを定義し、
その範囲内に得られた3次元座標値が属するか否かで判
定を行えばよい。つまり、得られた3次元座標値Pn
(x’,y’,z’)に対して、以下の式(領域判定
式) |ax’+by’+cz’+d| ≦ Th (20) を満足する場合、判定対象の座標入力領域内に座標値が
属すると判定する。このようにすることで、ある幅を有
する座標入力領域に対する判定が可能になる。
【0068】上記判定結果に基づき、得られた3次元座
標値を判定された座標入力領域内の2次元座標に変換す
る。
【0069】例えば、点P1とP2の距離をD12、点
P1とP3との距離をD13とし、点PnからP1、P
2、P3までのそれぞれの距離をL1、L2、L3とす
れば、P1とP2及びP1とP3のそれぞれの中間点を
原点として、 x=(L12−L22)/2D12 (21) y=(L12−L32)/2D13 (21) として、空間中の座標入力領域内での2次元座標が計算
できる。この得られた2次元座標値を倍率αx、αy、
オフセットβx、βyを用いて、表示装置6の表示画面
と一致するようにすればよい。αx、αyは、表示画面
座標とD12、D13の比で計算可能であり、βx、β
yは表示画面の原点位置から画面中央までの座標値と、
上記倍率から計算できる。
【0070】以上のようにして、空間中に定義された座
標入力領域上の任意の3点P1、P2、P3をあらかじ
め設定、記憶しておけば、任意の空間上の座標入力領域
において、座標入力が可能となる。また、そのような座
標入力領域、例えば、表示装置6の表示画面近傍、会議
机上または、任意の空間のように複数定義し、各座標入
力領域の任意の点の座標値を記憶しておく。そして、得
られた3次元座標値とそれぞれの座標入力領域に対し
て、上記の領域判定式による判定を行い、3次元座標値
を判定された座標入力領域内での2次元座標値に変換す
ることで、図7のように、複数の個所で、座標入力操作
が可能になる。
【0071】次に、上述の一連の座標算出処理につい
て、図9を用いて説明する。
【0072】図9は本発明の座標算出処理を示すフロー
チャートである。
【0073】尚、図9では、図7に示した領域A、B、
Cがそれぞれ座標入力領域として定義されている場合の
座標算出処理について説明する。
【0074】まず、電源投入から開始し、ステップS1
02で、複数の領域A、B、C各々の3点の3次元座標
値をあらかじめ記憶しておいた不揮発性メモリから読み
出す。ステップS103で、読み出した各領域の3次元
座標値それぞれに対し、上記領域判定式による計算を行
い、計算によって得られる各領域に対する閾値Thを不
揮発性メモリに記憶する。
【0075】これ以降は、実際の操作者からの座標入力
操作に対応する3次元座標値の取得動作に進む。
【0076】ステップS104で、操作者からの座標入
力操作に対応する3次元座標値を取得する。ステップS
105で、取得した3次元座標値が領域Aに属するか否
かを判定する。領域Aに属する場合(ステップS103
でYES)、ステップS108に進み、領域Aにおける
2次元座標変換に必要な値を設定する。
【0077】一方、領域Aに属さない場合(ステップS
105でNO)、ステップS106に進み、取得した3
次元座標値が領域Bに属するか否かを判定する。領域B
に属する場合(ステップS106でYES)、ステップ
S109に進み、領域Bにおける2次元座標変換に必要
な値を設定する。
【0078】一方、領域Bに属さない場合(ステップS
105でNO)、ステップS107に進み、取得した3
次元座標値が領域Cに属するか否かを判定する。領域C
に属する場合(ステップS107でYES)、ステップ
S110に進み、領域Cにおける2次元座標変換に必要
な値を設定する。一方、領域Cに属さない場合(ステッ
プS107でNO)、ステップS104に戻る。
【0079】そして、ステップS108〜ステップS1
09のいずれかで設定された値に基づいて、ステップS
111で、取得した3次元座標値を判定された領域にお
ける2次元座標計算を行う。次に、ステップS112
で、計算された2次元座標値を、パーソナルコンピュー
タ等の外部機器に出力し、以下、同様の処理を繰り返
す。
【0080】尚、座標入力領域は、あらかじめ表示装置
6の表示画面への直接入力である領域Aだけ、出荷時に
セットし、残りの領域B、Cはユーザ設定可能な構成に
しても良い。例えば、パーソナルコンピュータ等の外部
機器側にインストールされたドライバソフト等で表示画
面上に座標入力領域設定用画面を表示し、ユーザに任意
の位置の座標入力領域の設定を促す構成も可能である。
また、指示具4に座標入力領域設定用のスイッチ等を設
け、ユーザがそのスイッチを押下したときに座標入力領
域設定モードに移行し、ユーザのいる場所で、適当な空
間の3点を指示し、その3点の各3次元座標値を不揮発
性メモリ等に記憶することで、その空間を座標入力領域
に設定することが可能になる。
【0081】以上説明したように、上述の実施形態によ
れば、任意の空間を座標入力領域として定義するため
に、その座標入力領域の少なくとも任意の3点の3次元
座標値を記憶しておく。そして、座標入力操作によって
取得される3次元座標値が、定義した座標入力領域に含
まれるか否かを、記憶された座標入力領域上の3点の3
次元座標値に基づいて判定することができる。これによ
り、表示装置6の表示画面近傍での座標入力だけでな
く、表示装置6から比較的離れた任意の場所に存在する
ユーザ近傍の任意の空間を座標入力領域として定義とす
ることが可能になり、より使い勝手の良い座標入力装置
を提供できる。<他の実施形態>上述の座標入力操作に
おいて、ペンダウン等の動作は指示具4のペン先スイッ
チ41、または複数のペンサイドスイッチ42をマウス
の左、右スイッチに対応させることで実現できるが、空
間中に座標入力領域を設定したような場合に、複数の座
標入力領域を重ね合わせることで、ペンダウン等に対応
することが可能になる。
【0082】図10は本発明の複数の座標入力領域の重
ね合わせの例を示す図である。
【0083】表示装置6の表示画面に対して、空中に定
義された領域と領域を座標入力領域として重ねて設
定する。
【0084】そして、例えば、指示具4が領域にある
と判定される場合は、ペンアップとして2次元座標を出
力する。一方、指示具4が領域にあると判定される場
合には、ペンダウン(マウスの左スイッチ押下に相当)
として、2次元座標を出力することができる。
【0085】この判定処理について、図11を用いて説
明する。
【0086】図11は本発明の判定処理を示すフローチ
ャートである。
【0087】ステップS202で、初期設定を行う。こ
れは、図10のステップS102及びステップS103
の処理に相当する。その後、ステップS203で、操作
者からの座標入力操作に対応する3次元座標値を取得す
る。次に、ステップS204で、取得した3次元座標値
が領域に属するか否かを判定する。領域である場合
(ステップS204でYES)、ステップS205に進
み、スイッチ情報としてペンアップを定義する(Pen
SW=UP)。
【0088】一方、領域に属さない場合(ステップS
204でNO)、ステップS206に進み、取得した3
次元座標値が領域であるか否かを判定する。領域で
ある場合(ステップS206でYES)、ステップS2
07に進み、スイッチ情報としてペンダウンを定義する
(PenSW=DOWN)。一方、領域に属さない場
合(ステップS206でNO)、ステップS203に戻
る。
【0089】そして、ステップS208で、取得した3
次元座標値を判定された領域における2次元座標計算を
行う。次に、ステップS209で、ステップS205及
びステップS207のどちらかで定義されたスイッチ情
報と、計算された2次元座標値を、パーソナルコンピュ
ータ等の外部機器に出力し、以下同様の処理を繰り返
す。
【0090】また、座標入力領域でスイッチ情報を決定
するだけでなく、座標入力領域毎に指示具4が有するス
イッチに対し、マウスの操作に対応する所定の処理を実
行する動作を定義するように設定しても良い。例えば、
出荷時には、図12に示すようなペンサイドスイッチ4
2_a、42_bがそれぞれ、マウスの左ボタン、右ボタン
に設定してあっても、ユーザの利き手に対応して、左右
逆に設定することも可能である。具体的には、例えば、
図13に示すような指示具4の各スイッチに対し、所定
の処理を動作を定義する定義テーブルを構成し、この定
義テーブルに従って座標入力を制御する。
【0091】図13の定義テーブルについて説明する
と、領域Aでは、ペン先スイッチ42がマウスの左ボタ
ン(Left)、ペンサイドスイッチ42_aがマウスの
左ボタン(Left)、ペンサイドスイッチ42_bがマ
ウスの右ボタン(Right)を割り振り、ペンダウン
(Pen Down信号)はペン先スイッチ42に従っ
て決定される。
【0092】領域Bでは、ペン先スイッチ42がダブル
クリック(Doble click)、ペンサイドスイ
ッチ42_aがマウスの右ボタン(Right)、ペンサ
イドスイッチ42_bがマウスの左ボタン(Left)を
割り振り、ペンダウンはペンサイド42_bに従って決定
される。
【0093】領域Cでは、ペン先スイッチ42が左ボタ
ン(Left)、ペンサイドスイッチ42_aがマウスの
左ボタン(Left)、ペンサイドスイッチ42_bがマ
ウスの右ボタン(Right)を割り振り、常にペンダ
ウン(Down)を出力するように定義してある。
【0094】このように、座標入力領域毎に、スイッチ
情報を設定したり、あるいはスイッチ押下の動作を切り
替えるように構成することで、上記ペンダウンやあるい
はマウスの左右ボタンの入れ替えなどでユーザの利き手
に対応するなど、より使いやすいインタフェースを構成
できる。
【0095】尚、上述の実施形態では、指示具4は、空
中超音波を用いた座標入力装置を中心に説明を行った
が、これに限定されるものではなく、例えば、赤外線や
電波を用いるものなど、その手法にかかわらず3次元座
標値を検出することができる座標入力装置であれば、応
用可能である。
【0096】また、会議のような大型の表示装置に対し
てだけでなく、タブレット等の座標入力領域を設置する
スペースが不要となるので、机上であっても有効であ
る。
【0097】以上説明したように、上述の実施形態によ
れば、座標入力領域毎に、スイッチ情報やマウスのボタ
ン操作を設定可能にすることで、ひとつの座標入力装置
でありながら、複数のユーザ毎に合わせた入力環境を提
供できる。
【0098】尚、本発明の目的は、前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUや
MPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。
【0099】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0100】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R/RW、DVD−ROM/RAM、磁気テープ、不
揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができ
る。
【0101】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0102】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0103】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
任意の場所から座標入力を精度良く実現することができ
る座標入力装置及びその制御方法、コンピュータ可読メ
モリを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3次元(空間)座標計測可能な座標入
力装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の座標入力ペンの構成を示す図である。
【図3】本発明の音波の到達時間検出方法を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図4】本発明の音波の到達時間検出を実現する回路の
ブロック図である。
【図5】本発明の演算制御回路の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明の座標系を説明するための図である。
【図7】本発明の座標入力装置の座標入力領域を示す概
略図である。
【図8】本発明の座標入力領域の定義を示す図である。
【図9】本発明の座標算出処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明の複数の座標入力領域の重ね合わせの
例を示す図である。
【図11】本発明の判定処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明の座標入力ペンの外観を示す図であ
る。
【図13】本発明の定義テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 演算制御回路 2 信号波形検出回路 3 検出センサ 4 座標入力ペン 6 表示装置 41 ペン先SW 42 ペンサイドSW 43 音波発生源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元座標からなる画面を表示する表示
    装置と組み合わせて使用される指示具の3次元位置座標
    を検出する座標入力装置であって、 任意の空間上に座標入力領域を定義する複数点の座標値
    の組を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている座標値の組から定義され
    る座標入力領域に、前記指示具の位置座標である3次元
    座標値が属するか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記指示具の3次
    元座標を前記表示画面に対応する2次元座標値に変換す
    る変換手段とを備えることを特徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、複数種類の座標入力領
    域毎に、各座標領域を定義する複数点の座標値の組を記
    憶することを特徴とする請求項1に記載の座標入力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、更に、前記座標入力領
    域毎に、前記指示具の座標入力操作を示すスイッチ情報
    を記憶することを特徴とする請求項1に記載の座標入力
    装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、更に、前記座標入力領
    域前記指示具が有する複数のスイッチに対し、マウスの
    操作に対応する所定の処理を実行する動作を定義する定
    義テーブルを記憶することを特徴とする請求項1に記載
    の座標入力装置。
  5. 【請求項5】 2次元座標からなる画面を表示する表示
    装置と組み合わせて使用される指示具の3次元位置座標
    を検出する座標入力装置の制御方法であって、 任意の空間上に座標入力領域を定義する複数点の座標値
    の組を記憶媒体に記憶する記憶工程と、 前記記憶工程で記憶媒体に記憶されている座標値の組か
    ら定義される座標入力領域に、前記指示具の位置座標で
    ある3次元座標値が属するか否かを判定する判定工程
    と、 前記判定工程の判定結果に基づいて、前記指示具の3次
    元座標を前記表示画面に対応する2次元座標値に変換す
    る変換工程とを備えることを特徴とする座標入力装置の
    制御方法。
  6. 【請求項6】 前記記憶工程は、複数種類の座標入力領
    域毎に、各座標領域を定義する複数点の座標値の組を前
    記記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項5に記載
    の座標入力装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記記憶工程は、更に、前記座標入力領
    域毎に、前記指示具の座標入力操作を示すスイッチ情報
    を前記記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項5に
    記載の座標入力装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記記憶工程は、更に、前記座標入力領
    域前記指示具が有する複数のスイッチに対し、マウスの
    操作に対応する所定の処理を実行する動作を定義する定
    義テーブルを前記記憶媒体に記憶することを特徴とする
    請求項5に記載の座標入力装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 2次元座標からなる画面を表示する表示
    装置と組み合わせて使用される指示具の3次元位置座標
    を検出する座標入力装置の制御のプログラムコードが格
    納されたコンピュータ可読メモリであって、 任意の空間上に座標入力領域を定義する複数点の座標値
    の組を記憶媒体に記憶する記憶工程のプログラムコード
    と、 前記記憶工程で記憶媒体に記憶されている座標値の組か
    ら定義される座標入力領域に、前記指示具の位置座標で
    ある3次元座標値が属するか否かを判定する判定工程の
    プログラムコードと、 前記判定工程の判定結果に基づいて、前記指示具の3次
    元座標を前記表示画面に対応する2次元座標値に変換す
    る変換工程のプログラムコードとを備えることを特徴と
    するコンピュータ可読メモリ。
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