JP2002232404A - データ伝送システム及びデータ伝送方法 - Google Patents

データ伝送システム及びデータ伝送方法

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JP2002232404A
JP2002232404A JP2001027467A JP2001027467A JP2002232404A JP 2002232404 A JP2002232404 A JP 2002232404A JP 2001027467 A JP2001027467 A JP 2001027467A JP 2001027467 A JP2001027467 A JP 2001027467A JP 2002232404 A JP2002232404 A JP 2002232404A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マスターデバイスとスレーブデバイスとの間
でデータを伝送する際のセットアップ時間及びホールド
時間のマージンが大きいシステムを提供する。 【解決手段】 スレーブデバイス30は、スレーブ側ク
ロック信号CLK OUTを生成するクロック信号生成
部32と、位相調整回路と、スレーブ側クロック信号C
LK OUTに応答して伝送データ信号を出力する出力
回路33〜33と、タイミング基準信号出力回路3
4とを含む。マスタデバイス10は、マスタ側クロック
信号CLKを生成する内部クロック発生回路11と、
それに応答して伝送データ信号をサンプリングする入力
回路12〜12と、タイミング基準信号とマスタ側
クロック信号とに基づいて位相調整指示信号SADJ
OU を生成してスレーブ側クロック信号CLK
OUTの位相を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ伝送システ
ムに関する。本発明は、特に、データバスを介して複数
のデバイスの間でデータを伝送するデータ伝送システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のデバイスの間のデータ伝送は、デ
ータバスを介して行われることがある。このようなデー
タ伝送では、データをサンプリングする際のセットアッ
プ時間及びホールド時間のマージンが確保されること
と、高速にデータが転送されることとが重要である。セ
ットアップ時間及びホールド時間のマージンが確保さ
れ、更に、高速にデータが伝送することを目的とした高
速バスシステムが、公開特許公報(特開平11−856
67)に知られている。
【0003】公知のその高速バスシステムは、図10に
示されているように、マスタデバイス501と、スレ
ーブデバイス501とを備えている。マスタデバイス
501とスレーブデバイス501とは、2本のクロ
ックライン(クロックバス)521、522と、データ
ライン(データバス)523とに接続されている。クロ
ックライン521、522の端部には、それぞれ、抵抗
524、525が接続されている。データライン523
の端部は、抵抗526を介して、基準電圧源527に接
続されている。
【0004】図11は、スレーブデバイス501の構
成を示す。スレーブデバイス501 は、受信エッジ生
成回路502と、データサンプラ503と、送信クロッ
ク生成回路504と、データ出力回路505とを含む。
受信エッジ生成回路502は、クロック信号tclkM
をデータのサンプリングに適した内部クロック信号Rc
lkBに変換する。データサンプラ503は、内部クロ
ック信号RclkBのクロックエッジにより、クロック
信号tclkMと同じサイクルでデータのサンプリング
を行う。
【0005】公知のその高速バスシステムは、以下に述
べられる過程により、マスタデバイス501とスレー
ブデバイス501の間のデータの通信を行う。
【0006】マスタデバイス501からスレーブデバ
イス501にデータDataを送信する場合、マスタ
デバイス501は、クロックライン521を介して、
クロック信号tclkMをスレーブデバイス501
出力する。更に、マスタデバイス501は、クロック
信号tcklMに同期して、データDataをデータラ
イン522に出力する。スレーブデバイス501は、
クロック信号tclkMに基づいて、データDataの
サンプリングを行う。
【0007】同様に、スレーブデバイス501からマ
スタデバイス501にデータDataを送信する場
合、スレーブデバイス501は、クロックライン52
2を介して、クロック信号tclkSをマスタデバイス
501に出力する。スレーブデバイス501は、ク
ロック信号tcklSに同期して、データDataをデ
ータライン522に出力する。マスタデバイス501
は、クロック信号tclkSに基づいて、データDat
aのサンプリングを行う。
【0008】このような動作を行う公知のその高速バス
システムでは、マスタデバイス501とスレーブデバ
イス501のうちのデータの送信側のデバイスは、送
信されるデータDataとともに、データDataの送
信に使用したクロック信号tclkM(tclkS)
を、マスタデバイス501とスレーブデバイス501
のうちのデータの受信側のデバイスに与える。更に、
受信側のそのデバイスは、そのクロック信号tclkM
(tclkS)を使用して、データDataのサンプリ
ングを行う。これにより、セットアップ時間及びホール
ド時間のマージンが確保され、高速にデータが転送され
る。
【0009】しかし、公知のその高速バスシステムで
は、スレーブデバイス501が複数設けられた場合、
そのスレーブデバイス501の特性のばらつきが、そ
のまま、セットアップ時間及びホールド時間のマージン
の減少に結びつく。例えば、マスタデバイス501
らスレーブデバイス501にデータDataを転送す
るときを考える。このとき、前述されているように、ス
レーブデバイス501に含まれる受信エッジ生成回路
502は、クロック信号tclkMを、データData
のサンプリングに適した内部クロック信号RclkBに
変換する。複数のスレーブデバイス501に含まれる
受信エッジ生成回路502の特性がばらつくと、そのば
らつきに応じて、複数のスレーブデバイス501がデ
ータDataをサンプリングするタイミングもばらつく
ことになる。このため、そのバラツキの程度によって
は、一部のスレーブデバイス501において、セット
アップ時間及びホールド時間のマージンが確保されない
事態が発生し得る。
【0010】更に、公知のその高速バスシステムでは、
動作温度及び電源電圧のような動作条件の変化により、
マスタデバイス501とスレーブデバイス501
の特性に変動が発生し得る。この変動により、データD
ataをサンプリングする際のセットアップ時間及びホ
ールド時間のマージンが減少する。例えば、マスタデバ
イス501からスレーブデバイス501にデータD
ataを転送するときを考える。受信エッジ生成回路5
02の特性は、動作条件の変化により変動する。従っ
て、受信エッジ生成回路502が生成する内部クロック
信号RclkBの立ち上がり(立ち下がり)タイミング
も、動作条件の変化により変動する。内部クロック信号
RclkBの立ち上がり(立ち下がり)タイミングが変
動することにより、データDataをサンプリングする
際のセットアップ時間及びホールド時間のマージンが減
少する。
【0011】マスターデバイスとスレーブデバイスとの
間でデータの転送を行う場合、スレーブデバイスの特性
のばらつきによってセットアップ時間及びホールド時間
のマージンが減少しないことが望まれる。
【0012】また、マスターデバイスとスレーブデバイ
スとの間でデータの転送を行う場合、動作条件の変化に
よってセットアップ時間及びホールド時間のマージンが
減少しないことが望まれる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、マス
ターデバイスとスレーブデバイスとの間でデータの転送
を行うデータ伝送システムであって、データを伝送する
際のセットアップ時間及びホールド時間のマージンが大
きいデータ伝送システムを提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、マスターデバイスと
スレーブデバイスとの間でデータの転送を行うデータ伝
送システムであって、スレーブデバイスの特性のばらつ
きによってセットアップ時間及びホールド時間のマージ
ンが減少しにくいデータ伝送システムを提供することに
ある。
【0015】本発明の更に他の目的は、マスターデバイ
スとスレーブデバイスとの間でデータの転送を行うデー
タ伝送システムであって、動作条件の変化によってセッ
トアップ時間及びホールド時間のマージンが減少しにく
いデータ伝送システムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段は、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の複数の実
施の形態のうちの、少なくとも1つの実施の形態を構成
する技術的事項、特に、その実施の形態に対応する図面
に表現されている技術的事項に付せられている参照番
号、参照記号等に一致している。このような参照番号、
参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態の技
術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよう
な対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形
態の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しな
い。
【0017】本発明によるデータ伝送システムは、スレ
ーブデバイス(30)と、マスタデバイス(10)と、
第1バス線(51)と、第2バス線(55)と、第3
バス線(53)とを備えている(図2参照)。スレーブ
デバイス(30)は、スレーブ側クロック信号(CLK
OUT)を生成するスレーブ側クロック信号生成部
(31、40)と、スレーブ側クロック信号(CLK
OUT)の位相を制御する位相調整回路(41)と、ス
レーブ側クロック信号(CLK OUT)に応答して伝
送データ信号(SD1 S→M〜SDm S→M)を出力す
る出力部(33〜33)と、スレーブ側クロック信
号(CLK OUT)に応答して、タイミング基準信号
(SPH S→M)を出力するタイミング基準信号生成部
(34)とを含む。マスタデバイス(10)は、マスタ
側クロック信号(CLK)を生成するマスタ側クロッ
ク信号生成部(11)と、マスタ側クロック信号(CL
)に応答して、第1バス線(51)を介して伝送さ
れる伝送データ信号(SD1 S→M〜SDm S→M)を
サンプリングする入力部(12〜12)と、第2バ
ス線(55)により伝送されるタイミング基準信号(S
PH S→M)とマスタ側クロック信号(CLK)とに
基づいて位相調整指示信号(SADJ OUT)を生成す
る位相比較回路(18、19)とを含む。位相調整回路
(41)は、第3バス線(53)を介して伝送される位
相調整指示信号(SADJ OUT)に応答してスレーブ
側クロック信号(CLK OUT)の位相を調整する。
【0018】当該データ伝送システムでは、タイミング
基準信号(SPH S→M)とマスタ側クロック信号(C
LK)とに基づいて位相調整指示信号(SADJ
OUT)が生成され、その位相調整指示信号(SADJ
OUT)に基づいてスレーブ側クロック信号(CLK
OUT)の位相が調整される。これにより、入力部(1
〜12)が、伝送データ信号(SD1 S→M〜S
Dm S→M)をサンプリングする際のセットアップ時間
及びホールド時間のマージンが大きくなる。
【0019】このとき、タイミング基準信号生成部(3
4)は、位相調整用データ(DPH )を入力とし、位
相調整用データ(DPH )をスレーブ側クロック信号
(CLK OUT)に応答してサンプリングしてタイミ
ング基準信号(SPH S→M)を生成することが好まし
い。
【0020】また、マスタデバイス(10)は、更に位
相シフト回路(17)を含み、位相シフト回路(17)
は、マスタ側クロック信号(CLK)を受け、マスタ
側クロック信号(CLK)を所定の時間だけシフトし
て位相比較回路(18、19)に供給することが好まし
い。
【0021】このとき、当該データ伝送システムは、n
の値を制御する制御回路(26)を更に備え、スレーブ
デバイス(130)は、位相調整用データ生成部(4
9)を更に含むことが好ましい(図9参照)。ここで位
相調整用データ生成部(49)は、スレーブ側クロック
信号(CLK OUT)に応答して、n回(nは自然
数)連続して出力される毎に異なる2つの値が繰り返さ
れるように位相調整用データ(DPH )を生成するも
のであり、制御回路(26)は、nの値を制御するもの
である。
【0022】更にこのとき、制御回路(26)は、第1
期間に、nをnINI(nINIは、2以上の自然数)
と定め、且つ、前記第1期間の後の第2期間に、nを前
記n INIよりも小さいnSTD(nSTDは自然数)
と定めることが好ましい。
【0023】更にこのとき、第1期間は、当該データ伝
送システムの起動時に開始されることが好ましい。
【0024】また、タイミング基準信号生成部(34)
は、出力部(33〜33)と、実質的に同一の回路
構成を有することが好ましい。
【0025】また、第1バス線(51)と、第2バス線
(55)とは、実質的に同一の配線長であることが望
ましい。
【0026】また、本発明のデータ伝送システムは、ス
レーブデバイス(330)と、マスタデバイス(31
0)と第4バス線(51)と、第5バス線(53)と
を備えている(図11参照)。スレーブデバイス(33
0)は、スレーブ側クロック信号(CLK OUT)を
生成するスレーブ側クロック信号生成部(31、40)
と、スレーブ側クロック信号(CLK OUT)の位相
を制御する位相調整回路(39)と、伝送データ(D
)と位相調整用データ(DPH )とのうちのいずれ
かを選択して選択データ(81の出力)を出力するデー
タ切替回路(81)と、スレーブ側クロック信号(CL
OUT)に応答して、選択データ(81の出力)を
サンプリングし、出力信号(33の出力)を出力する
出力部(33)とを含む。マスタデバイス(310)
は、マスタ側クロック信号(CLK )を生成するマス
タ側クロック信号生成部(11)と、マスタ側クロック
信号(CLK)を所定の時間だけシフトしてシフトマ
スタ側クロック信号(17の出力)を出力する位相シフ
ト回路(17)と、シフトマスタ側クロック信号(17
の出力)とマスタ側クロック信号(CLK)とのうち
のいずれか一方を選択して選択クロック信号(71の出
力)を出力するクロック信号切替回路(71)と、選択
クロック信号(71の出力)に応答して、第4バス線
(51)を介して伝送される出力信号(33の出
力)をサンプリングする入力部(12’)とを含む。
選択データ(81の出力)として位相調整用データ(D
PH )が選択されたとき、選択クロック信号(71の
出力)としてシフトマスタ側クロック信号(17の出
力)が選択されるとともに、入力部(12’)は、選
択クロック信号(71の出力)と出力信号(33の出
力)とに基づいて位相調整指示信号(SADJ OUT
を出力する。位相調整回路(39)は、第5バス線(5
3)を介して伝送される位相調整指示信号(SADJ
OUT)に基づいて、スレーブ側クロック信号(CLK
OUT)の位相を調整する。
【0027】また、上述の複数のデータ伝送システムに
おいて、更に、クロックバス(54)を備え、スレーブ
側クロック信号生成部(31、40)とマスタ側クロッ
ク信号生成部(11)とには、クロックバス(54)を
介してクロック信号(CLK)が供給されることが望ま
しい(図2、図9、図10、図11参照)。
【0028】本発明のデータ伝送システムは、n(n
は、2以上の自然数)個のスレーブデバイス(30
30)と、マスタデバイス(10)と、データバス
(51)と、制御バス(53)と、タイミング基準信号
伝送バス(55)とを備えている(図1参照)。n個
のスレーブデバイス(30〜30)のそれぞれは、
スレーブ側クロック信号(CLK OUT)を生成する
スレーブ側クロック信号生成部(31、40)と、スレ
ーブ側クロック信号(CLK OUT)の位相を調整す
る位相調整回路(39)と、スレーブ側クロック信号
(CLK OUT)に応答して伝送データ信号(SD1
S→M〜SDm S→M)を出力する出力部(33〜3
)と、スレーブ側クロック信号(CLK OUT
に応答してタイミング基準信号(SPH S→M)を出力
するタイミング基準信号生成部(34)とを含む(図2
参照)。マスタデバイス(10)は、マスタ側クロック
信号(CLK)を生成するマスタ側クロック信号生成
部(CLK)と、マスタ側クロック信号(CLK
に応答して、データバス(51)を介して伝送されるn
個のスレーブデバイス(30〜30)の伝送データ
信号(SD1 S→M〜S S→M)をサンプリングす
る入力部(12〜12)と、タイミング基準信号伝
送バス(55)を介して伝送されるn個のスレーブデバ
イス(30〜30 )からのタイミング基準信号(S
PH S→M)のそれぞれとマスタ側クロック信号(CL
)とに基づいて、n個のスレーブデバイス(30
〜30)へ位相調整指示信号(SADJ OUT)を出
力する位相比較回路(18、19)とを含む。n個のス
レーブデバイス(30〜30)における位相調整回
路(39)のそれぞれは、制御バス(53)を介して前
記n個のスレーブデバイスのそれぞれに時分割で伝送さ
れる位相調整指示信号(SADJ OUT)に応答して
(CLK OUT)の位相を調整する。
【0029】また、マスタデバイス(10)は、更に位
相シフト回路(17)を含み、位相シフト回路(17)
は、マスタ側クロック信号(CLK)を受け、マスタ
側クロック信号(CLK)を所定の時間だけシフトし
て位相比較回路(18、19)に供給することが好まし
い。
【0030】このとき、当該データ伝送システムは、n
の値を制御する制御回路(26)を更に備え、スレーブ
デバイス(130)は、位相調整用データ生成部(4
9)を更に含むことが好ましい(図9参照)。ここで位
相調整用データ生成部(49)は、スレーブ側クロック
信号(CLK OUT)に応答して、n回(nは自然
数)連続して出力される毎に異なる2つの値が繰り返さ
れるように位相調整用データ(DPH )を生成するも
のであり、制御回路(26)は、nの値を制御するもの
である。
【0031】本発明によるデータ伝送システムは、n個
のスレーブデバイス(330)と、マスタデバイス(3
10)と第4バス線(51)と、第5バス線(53)
とを備えている(図1、図11参照)。n個のスレーブ
デバイス(330)のそれぞれは、スレーブ側クロック
信号(CLK OUT)を生成するスレーブ側クロック
信号生成部(31、40)と、スレーブ側クロック信号
(CLK OUT)の位相を制御する位相調整回路(3
9)と、伝送データ(D )と位相調整用データ(D
PH )とのうちのいずれかを選択して選択データ(8
1の出力)を出力するデータ切替回路(81)と、スレ
ーブ側クロック信号(CLK OUT)に応答して、選
択データ(81の出力)をサンプリングし、出力信号
(33’の出力)を出力する出力部(33’)とを
含む。マスタデバイス(310)は、マスタ側クロック
信号(CLK)を生成するマスタ側クロック信号生成
部(11)と、マスタ側クロック信号(CLK)を所
定の時間だけシフトしてシフトマスタ側クロック信号
(17の出力)を出力する位相シフト回路(17)と、
シフトマスタ側クロック信号(17の出力)とマスタ側
クロック信号(CLK)とのうちのいずれか一方を選
択して選択クロック信号(71の出力)を出力するクロ
ック信号切替回路(71)と、選択クロック信号(71
の出力)に応答して、第4バス線(51)を介して伝
送される出力信号(33’の出力)をサンプリングす
る入力部(12’)とを含む。選択データ(81の出
力)として位相調整用データ(DPH )が選択された
とき、選択クロック信号(71の出力)としてシフトマ
スタ側クロック信号(17の出力)が選択されるととも
に、入力部(12’)は、選択クロック信号(71の
出力)と出力信号(33の出力)とに基づいて位相調
整指示信号(SADJ OUT)を出力する。n個のスレ
ーブデバイス(330)における位相調整回路(39)
のそれぞれは、制御バス(53)を介してn個のスレー
ブデバイス(330)のそれぞれに時分割で伝送される
位相調整指示信号(SADJ OUT)に応答して(CL
OUT)の位相を調整する。
【0032】本発明によるデータ伝送システムは、マス
タデバイス(10)とスレーブデバイス(30)と、第
1バス線(52)と、第2バス線(55)とを備えて
いる(図2参照)。マスタデバイス(10)は、マスタ
側クロック信号(CLK)を生成するマスタ側クロッ
ク信号生成部(11)と、マスタ側クロック信号(CL
)に応答して伝送データ信号(SD1 M→S〜S
Dm M→S)を出力する出力部(15〜15)と、
マスタ側クロック信号(CLK)に応答してタイミン
グ基準信号(SPH M→S)を生成するタイミング基準
信号生成部(16)とを含む。スレーブデバイス(3
0)は、スレーブ側クロック信号(CLK IN)を生
成するスレーブ側クロック信号生成部(31、42)
と、スレーブ側クロック信号(CLK IN)に応答し
て、第1バス線(52)を介して伝送される伝送データ
信号(SD1 M→S〜SDm M→S)をサンプリングす
る入力部(37〜37)と、第2バス線(55
を介して伝送されるタイミング基準信号
(SPH M→S)とスレーブ側クロック信号(CLK
IN)とに基づいて位相調整指示信号(SADJ IN
を出力する位相比較回路(38)と、スレーブ側クロッ
ク信号(CLK IN)の位相を制御する位相調整回路
(41)とを含む。位相調整回路(41)は、位相調整
指示信号(SADJ IN)に応答してスレーブ側クロッ
ク信号(CLK IN)の位相を調整する。当該データ
伝送システムでは、マスタ側クロック信号(CLK
に基づいて、タイミング基準信号(SPH M→S)が生
成され、そのタイミング基準信号(SPH M→S)に基
づいて位相調整指示信号(SADJ IN)が生成され、
更に位相調整指示信号(SADJ IN)に基づいて、ス
レーブ側クロック信号(CLK IN)の位相が調整さ
れることにより、データを伝送する際のセットアップ時
間及びホールド時間のマージンが大きくなる。
【0033】タイミング基準信号生成部(20)は、前
記マスタ側クロック信号を所定の時間だけシフトしてシ
フトクロック信号(CLKM2)を出力する位相シフト
回路(20)を備えていることが好ましい。
【0034】このとき、タイミング基準信号生成部(2
0)は、更に、位相調整用データ(DPH )を入力と
し、位相調整データ(DPH )をシフトクロック信号
(CLKM2)に応答してサンプリングしてタイミング
基準信号(SPH M→S)を生成するタイミング基準信
号出力部(21)を備えていることが望ましい。
【0035】このとき、マスタデバイス(110)は、
更に、シフトクロック信号(CLK M2)に応答して、
n回(nは自然数)連続して出力される毎に異なる2つ
の値が繰り返されるように位相調整用データ
(DPH )を生成する位相調整用データ生成部(2
7)と、nを制御する制御回路(26)とを含むことが
望ましい。
【0036】更にこのとき、制御回路(26)は、第1
期間に、nをnINI(nINIは、2以上の自然数)
と定め、且つ、第1期間の後の第2期間に、nを前記n
IN よりも小さいnSTD(nSTDは自然数)と定
めることが望ましい。
【0037】更にこのとき、第1期間は、当該データ伝
送システムの起動時から開始されることが望ましい。
【0038】また、前記タイミング基準信号出力部(2
1)は、出力部(15〜15)と、実質的に同一の
回路構成を有することが好ましい。
【0039】また、第1バス線(52)と第2バス線
(55)とは、実質的に同一の配線長であることが好
ましい。
【0040】本発明によるデータ伝送システムは、マス
タデバイス(310)と、スレーブデバイス(330)
と、バス線(52)とを備えている(図11参照)。
マスタデバイス(310)は、マスタ側クロック信号
(CLK)を生成するマスタ側クロック信号生成部
(11)と、マスタ側クロック信号(CLK)を所定
の時間だけシフトしてシフトクロック信号(CL
M2)を出力する位相シフト回路(20)と、シフト
クロック信号(CLKM2)とマスタ側クロック信号
(CLK)とのいずれか一方を選択して選択クロック
信号(73の出力)として出力するクロック切替回路
(73)と、位相調整用データ(DPH )と伝送デー
タ(D )とのいずれか一方を選択データ(72の出
力)として出力するデータ切替回路(72)と、選択ク
ロック信号(73の出力)に応答して選択データ(72
の出力)をサンプリングし、出力信号(15’の出
力)を出力する出力部(15’)とを含む。スレーブ
デバイス(330)は、スレーブ側クロック信号(CL
IN)を生成するスレーブ側クロック信号生成回路
(31、42)と、スレーブ側クロック信号(CLK
IN)に応答して、バス線(52)を介して出力信号
(15’の出力)が入力される入力部(37’)
と、スレーブ側クロック信号(CLK IN)の位相を
制御する位相調整回路(41)とを含む。位相調整用デ
ータ(DPH )が選択データ(72の出力)として選
択されるとき、選択クロック信号(73の出力)として
シフトクロック信号(CLKM2)が選択されるととも
に、入力部(37’)は、出力信号(15’の出
力)とスレーブ側クロック信号(CLK IN)とに基
づいて位相調節指示信号(SADJ IN)を生成する。
位相調整回路(41)は位相調節指示信号(S ADJ
IN)に応答してスレーブ側クロック信号(CLK
IN)の位相を調整する。
【0041】このとき、当該データ伝送システムは、更
に、クロックバス(34)を備え、マスタ側クロック信
号生成部(11)及びスレーブ側クロック信号生成部
(31、42)には、クロックバス(34)を介してク
ロック信号(CLK)が供給されることが望ましい。
【0042】また、本発明のデータ伝送システムは、マ
スタデバイス(10)と、n(nは2以上の自然数)個
のスレーブデバイス(30〜30)と、データバス
(52)と、タイミング基準信号伝送バス(55)と
を備えている(図1参照)。マスタデバイス(10)
は、マスタ側クロック信号(CLK)を生成するマス
タ側クロック信号生成部(11)と、マスタ側クロック
信号(CLK)に応答して伝送データ信号(SD1
M→S〜SDm M→S)を出力する出力部(15〜1
)と、マスタ側クロック信号(CLK)に応答し
てタイミング基準信号(SPH M→S)を生成するタイ
ミング基準信号生成部(16)とを含む(図2参照)。
n個のスレーブデバイス(30〜30)のそれぞれ
は、スレーブ側クロック信号(CLK IN)を生成す
るスレーブ側クロック信号生成部(31、42)と、ス
レーブ側クロック信号(CLK IN)に応答して、デ
ータバス(52)を介して伝送される伝送データ信号
(SD1 M→S〜SDm M→S)をサンプリングする入
力部(37〜37)と、タイミング基準信号伝送バ
ス(55)を介して伝送されるタイミング基準信号
(SPH M→S)とスレーブ側クロック信号(CLK
IN)とに基づいて位相調整指示信号(SADJ IN
を出力する位相比較回路(38)と、スレーブ側クロッ
ク信号(CLK IN)の位相を制御する位相調整回路
(41)とを含む。n個のスレーブデバイス(30
30)における位相比較回路(38)は、それぞれ、
タイミング基準信号伝送バス(55)を介して時分割
に伝送されるタイミング基準信号(S M→S)に応
答して位相調整指示信号(SADJ IN)を出力する。
n個のスレーブデバイス(30〜30)における位
相調整回路(41)は、それぞれ、位相調整指示信号
(SADJ IN)に基づいて、スレーブ側クロック信号
(CLK IN)の位相を調整する。
【0043】本発明によるデータ伝送システムは、スレ
ーブ側クロック信号(CLK OU )に同期して伝送
データ信号(SD1 S→M〜SDm S→M)を出力する
スレーブデバイス(30)と、伝送データ信号(SD1
S→M〜SDm S→M)を、マスタ側クロック信号(C
LK)が示すマスタ側サンプリングタイミングでサン
プリングするマスタデバイス(10)とを含むデータ伝
送システムである。当該データ伝送システムにおいて、
スレーブデバイス(30)は、伝送データ信号(SD1
S→M〜SDm S→M)が遷移するデータ遷移タイミン
グとマスタ側サンプリングタイミングとが、所定のタイ
ミング差になるように、スレーブ側クロック信号(CL
OUT)の位相を調整する。
【0044】本発明によるデータ伝送システムは、マス
タ側クロック信号(CLK)が示すマスタ側サンプリ
ングタイミングで伝送データ信号(SD1 S→M〜S
Dm →M)を出力するマスタデバイス(10)と、ス
レーブ側クロック信号(CLK IN)が示すスレーブ
側サンプリングタイミングで伝送データ信号(SD1
→M〜SDm S→M)をサンプリングするスレーブデバ
イス(30)とを含むデータ伝送システムである。当該
データ伝送システムにおいて、マスタデバイス(10)
は、マスタ側サンプリングタイミングから所定のタイミ
ング差だけずれた目標タイミングを示すタイミング基準
信号(SPH M→S)を出力する。スレーブデバイス
(30)は、スレーブ側サンプリングタイミングと目標
タイミングとが実質的に一致するようにスレーブ側クロ
ック信号(CLK IN)の位相を調整する。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明による実施の形態のデータ伝送システムを説明す
る。
【0046】実施の第1形態:図1は、本発明の実施の
第1形態のデータ伝送システムの構成を示す。当該デー
タ伝送システムは、マスタデバイス10と、n個のスレ
ーブデバイス30〜30とを備えている。スレーブ
デバイス30〜30は、総称して、スレーブデバイ
ス30と記載される。マスタデバイス10とスレーブデ
バイス30とは、いずれも、入力バス51と、出力バス
52と、レジスタ入出力バス53と、クロックライン5
4と、タイミング基準信号伝送バス55とに接続されて
いる。クロックライン54には、クロック発生回路56
が接続されている。クロック発生回路56は、クロック
ライン54にクロック信号CLKを供給する。
【0047】図2は、マスタデバイス10と、スレーブ
デバイス30の構成を示す。マスタデバイス10は、内
部クロック発生回路11、m個の入力回路12〜12
、タイミング比較回路13、レジスタ入出力回路1
4、m個の出力回路15〜15、及びタイミング基
準信号発生回路16を含む。タイミング比較回路13
は、半データシフト回路17と分周回路18と位相比較
用入力回路19とを含む。タイミング基準信号発生回路
16は、半データシフト回路20とタイミング基準信号
出力回路21とを含む。
【0048】内部クロック発生回路11は、クロックラ
イン54に接続され、クロック信号CLKが入力されて
いる。内部クロック発生回路11は、クロック信号CL
Kを使用して、クロック信号CLKと実質的に同一の周
波数を有するマスタ側クロック信号CLKを発生す
る。
【0049】入力回路12〜12、タイミング比較
回路13、及びレジスタ入出力回路14は、スレーブデ
バイス30が出力するデータを受け取る処理を行う回路
群である。入力回路12〜12、タイミング比較回
路13、及びレジスタ入出力回路14は、マスタ側デー
タ入力系10Aと総称される。
【0050】出力回路15〜15とタイミング基準
信号発生回路16とは、スレーブデバイス30にデータ
を出力する処理を行う回路群である。出力回路15
15 とタイミング基準信号発生回路16とは、マスタ
側データ出力系10Bと総称される。
【0051】スレーブデバイス30は、初段アンプ31
と、スレーブ側出力用クロック生成回路32と、出力回
路33〜33と、タイミング基準信号出力回路34
と、レジスタ入出力回路35と、スレーブ側入力用クロ
ック生成回路36と、m個の入力回路37〜37
と、タイミング比較回路38とを含む。スレーブ側入
力用クロック生成回路36は、カウンタ41と遅延回路
42とを含む。タイミング比較回路38は、分周回路4
3と、位相比較用入力回路44とを含む。
【0052】初段アンプ31は、クロックライン54に
接続されている。初段アンプ31は、クロック信号CL
Kを使用して、クロック信号CLKと実質的に同一の周
波数を有するスレーブ側クロック信号CLKを発生す
る。スレーブ側クロック信号CLKとマスタ側クロッ
ク信号CLKとは、実質的に同一の周波数を有するこ
とになる。
【0053】スレーブ側出力用クロック生成回路32
と、出力回路33〜33と、タイミング基準信号出
力回路34と、レジスタ入出力回路35とは、マスタデ
バイス10にデータを伝送する処理を行う回路群であ
る。スレーブ側出力用クロック生成回路32と、出力回
路33〜33と、タイミング基準信号出力回路34
と、レジスタ入出力回路35とは、スレーブ側データ出
力系30Aと総称される。
【0054】スレーブ側入力用クロック生成回路36
と、入力回路37〜37と、タイミング比較回路3
8とは、マスタデバイス10が出力するデータを受け取
る処理を行う回路群である。スレーブ側入力用クロック
生成回路36と、入力回路37 〜37と、タイミン
グ比較回路38とは、スレーブ側データ入力系30Bと
総称される。
【0055】まず、マスタデバイス10とスレーブデバ
イス30とに含まれる各回路のうち、スレーブデバイス
30からマスタデバイス10にデータを伝送する動作に
関連する回路群であるスレーブ側データ出力系30Aと
マスタ側データ入力系10Aとについて説明する。
【0056】スレーブ側データ出力系30Aのスレーブ
側出力用クロック生成回路32は、スレーブ側クロック
信号CLKを遅延して、スレーブ側クロック信号CL
OUTを生成する。スレーブ側出力用クロック生成
回路32は、カウンタ39と遅延回路40とを含む。カ
ウンタ39は、カウンタ値Cを保持する。遅延回路4
0は、カウンタ39が保持するカウンタ値Cに対応す
る遅延時間だけスレーブ側クロック信号CLKを遅延
し、スレーブ側クロック信号CLK OUTとして出力
する。遅延回路40は、カウンタ値Cが大きいほど、
遅延時間を大きくする。スレーブ側クロック信号CLK
OUTは、出力回路33〜33に供給される。
【0057】出力回路33〜33は、スレーブ側ク
ロック信号CLK OUTに同期してそれぞれデータD
〜D をサンプリングし、それぞれデータ信号S
D1 S→M〜SDm S→Mを出力する。データD
は、スレーブデバイス30からマスタデバイス1
0に伝送されるべきデータである。データD 〜D
は、”0”又は”1”のいずれかの値をとる。出力回
路33〜33は、”0”であるデータD 〜D
をサンプリングした場合、データ信号S
D1 S→Mを”L”レベルにし、”1”であるデータD
〜D をサンプリングした場合、データ信号S
D1 S→Mを”H”レベルにして出力する。データ信号
D1 S→M〜SDm S→Mが”H”レベルと”L”レ
ベルとの間を遷移するタイミングは、スレーブ側クロッ
ク信号CLK OUTの立ち下がりエッジのタイミング
に対して出力回路33〜33の遅延時間Δtだけ
遅れたタイミングである。
【0058】データD 〜D が”0”と”1”と
が交互に繰り返されている場合、データ信号SD1
S→M〜SDm S→Mは、”H”レベルと”L”レベル
の間を一定の時間間隔で遷移する。その時間間隔を、出
力回路33〜33の出力周期と定義する。この定義
に従えば、出力回路33〜33の出力周期は、スレ
ーブ側クロック信号CLK OUTの立ち下がりエッジ
の時間間隔に等しい。
【0059】出力回路33〜33は、それぞれデー
タ信号SD1 S→M〜SDm S→Mを、それぞれ出力端
子45〜45に出力する。出力端子45〜45
は、入力バス51に含まれる入力バス信号線51〜5
に、それぞれ接続されている。入力バス信号線51
〜51は、それぞれデータ信号SD1 S→M〜S
Dm S→Mを、マスタデバイス10に伝送する。マスタ
デバイス10は、入力端子22〜22を有する。入
力端子22〜22は、それぞれ、入力バス信号線5
〜51に接続されている。入力端子22〜22
には、それぞれ、データ信号SD1 S→M〜SDm
S→Mが入力される。
【0060】入力回路12〜12は、スレーブデバ
イス30からマスタデバイス10に送信される伝送デー
タD 〜D を受け取る。入力回路12〜12
は、マスタ側クロック信号CLKが指示するサンプリ
ングタイミングで、入力端子22〜22に入力され
るデータ信号SD1 S→M〜SDm S→Mをサンプリン
グする。入力回路12〜12は、マスタ側クロック
信号CLKの立ち下がりエッジをトリガとしてデータ
信号SD1 S→M〜SDm S→Mをサンプリングする。
【0061】マスタ側クロック信号CLKと、前述の
スレーブ側クロック信号CLK UTとは、いずれ
も、クロック信号CLKに基づいて生成され、それらの
周期は一致する。従って、入力回路12〜12がデ
ータ信号SD1 S→M〜SDm S→Mをサンプリングす
るサンプリング周期は、出力回路33〜33の出力
周期と一致する。入力回路12〜12がデータ信号
D1 S→M〜SDm →Mをサンプリングするサンプ
リング周期と、出力回路33〜33の出力周期が一
致することは、スレーブデバイス30からマスタデバイ
ス10にデータを適切に伝送する上で重要である。ここ
で、入力回路12〜12がデータ信号SD1 S→M
〜SDm S→Mをサンプリングするサンプリング周期、
即ち、出力回路33〜33の出力周期を、以下では
周期TS→Mと表記する。
【0062】また、スレーブデバイス30からマスタデ
バイス10にデータを適切に伝送する場合、入力回路1
〜12がデータ信号SD1 S→M〜SDm S→M
をサンプリングする際のマスタ側クロック信号CLK
に対するセットアップ時間t 及びホールド時間t
マージンが確保されることが望ましい。そこで、当該デ
ータ伝送システムでは、セットアップ時間t及びホー
ルド時間tのマージンを確保するために、スレーブ側
クロック信号CLK OUTの位相が、以下に述べられ
るようにして調整される。
【0063】スレーブ側クロック信号CLK
OUTは、タイミング基準信号出力回路34に供給さ
れる。タイミング基準信号出力回路34は、スレーブ側
クロック信号CLK OUTの立ち下がりエッジをトリ
ガとして位相調整用データDPH をサンプリングし、
タイミング基準信号SPH S→Mを出力する。位相調整
用データDPH は、”0”と”1”とが、交互に繰り
返されたデータである。位相調整用データDPH をサ
ンプリングして生成されたタイミング基準信号SPH
S→ は、スレーブ側クロック信号CLK OUTの2
分の1の周波数を有する信号になる。タイミング基準信
号出力回路34は、タイミング基準信号S
PH S→Mを、出力端子46に出力する。出力端子46
は、タイミング基準信号伝送バス55に含まれるタイミ
ング基準信号伝送バスライン55に接続されている。
タイミング基準信号伝送バスライン55は、タイミン
グ基準信号SPH S→Mをマスタデバイス10に伝送す
る。マスタデバイス10は、入力端子23を有する。入
力端子23は、タイミング基準信号伝送バスライン55
に接続されている。入力端子23には、タイミング基
準信号SPH S→Mが入力される。
【0064】タイミング基準信号SPH S→Mを生成す
るタイミング基準信号出力回路34は、データ信号S
D1 S→M〜SDm S→Mをそれぞれ出力する出力回路
33〜33と、実質的に同一の回路構成を有する。
更に、タイミング基準信号伝送バスライン55と、入
力バス信号線51〜51とは、実質的に同一の配線
長を有し、同一の遅延時間を有する。
【0065】これにより、入力端子22〜22にお
いて、データ信号SD1 S→M〜S Dm S→Mが”L”
レベルと”H”レベルとの間を遷移する遷移タイミング
と、入力端子23において、タイミング基準信号SPH
S→Mが”L”レベルと”H”レベルとの間を遷移する
遷移タイミングとが、実質的に一致することになる。図
3は、スレーブ側クロック信号CLK OUT、データ
信号SD1 S→M及びタイミング基準信号SPH S→M
の波形を示す。実質的に同一の構成を有するタイミング
基準信号出力回路34と出力回路33〜33とは、
実質的に同一の遅延時間Δtを有する。データ信号S
D1 S→M及びタイミング基準信号S S→Mは、そ
れぞれ出力端子45、出力端子46において、いずれ
も、スレーブ側クロック信号CLK OUTの立ち下が
りエッジから遅延時間Δtだけ遅れて”L”レベル
と”H”レベルの間を遷移する。更に、タイミング基準
信号伝送バスライン55と、入力バス信号線51
は、実質的に、同一の遅延時間Δtを有する。入力バ
ス信号線51により入力端子22に伝送されるデー
タ信号SD1 S→Mと、タイミング基準信号伝送バスラ
イン55により入力端子23に伝送されるタイミング
基準信号SPH S→Mとは、それぞれ入力端子22
入力端子23において、いずれもスレーブ側クロック信
号CLK OU の立ち下がりエッジから遅延時間Δt
+Δtだけ遅れて”L”レベルと”H”レベルの間
を遷移する。このように、入力端子23に入力されたタ
イミング基準信号SPH S→Mが”L”レベルと”H”
レベルとの間を遷移する遷移タイミングは、データ信号
D1 S→M〜SDm S→Mが”L”レベルと”H”レ
ベルとの間を遷移する遷移タイミングと実質的に同一に
なる。
【0066】タイミング比較回路13は、タイミング基
準信号SPH S→Mとマスタ側クロック信号CLK
に基づいて、スレーブ側クロック信号CLK OUT
位相を調整する指示をするための位相調整指示信号S
ADJ OUTを生成する。位相調整指示信号SADJ
OUTは、レジスタ入出力回路14、レジスタ入出力バ
ス53、及びレジスタ入出力回路35を介して、スレー
ブ側出力用クロック生成回路32のカウンタ39に入力
される。
【0067】カウンタ39は、位相調整指示信号S
ADJ OUTに基づいてそれが保持するカウンタ値C
を調整する。カウンタ39は、位相調整指示信号S
ADJ OUTが”1”であると、カウンタ値Cを小さ
くする。カウンタ値Cが小さくなると、スレーブ側ク
ロック信号CLK OUTの位相は、早められる。カウ
ンタ39は、位相調整指示信号SADJ OUTが”0”
であると、カウンタ値Cを大きくする。カウンタ値C
が大きくなると、スレーブ側クロック信号CLK
UTの位相は、遅くされる。
【0068】スレーブ側クロック信号CLK OUT
位相は、マスタ側クロック信号CLKの立ち下がりエ
ッジのタイミングが、タイミング基準信号SPH S→M
が遷移するタイミングの中間にあるように定められる。
なぜなら、入力回路12〜12が、データ信号S
D1 S→M〜SDm S→Mをサンプリングする場合、図
4(c)に示されているように、マスタ側クロック信号
CLKの立ち下がりエッジのタイミングが、タイミン
グ基準信号SPH S→Mが遷移するタイミングの中間に
あるようにスレーブ側クロック信号CLK OUTの位
相が定められれば、データ信号SD1 S→M〜SDm
S→Mをサンプリングする際のセットアップ時間及びホ
ールド時間のマージンが最大になるからである。
【0069】タイミング比較回路13は、以下のような
動作を行って、マスタ側クロック信号CLKの立ち下
がりエッジのタイミングが、タイミング基準信号SPH
S→ が遷移するタイミングの中間になるように位相調
整指示信号SADJ OUTを生成する。
【0070】タイミング比較回路13に含まれる半デー
タシフト回路17は、マスタ側クロック信号CLK
を、サンプリング周期TS→Mの2分の1だけ遅延す
る。半データシフト回路17は、マスタ側クロック信号
CLKの立ち下がりエッジのタイミングと、タイミン
グ基準信号SPH S→Mが遷移するタイミングの中間の
タイミングとのタイミング差を設定する役割を果たす。
半データシフト回路17は、そのタイミング差が、サン
プリング周期TS→Mの2分の1になるように、マスタ
側クロック信号CLKを、サンプリング周期TS→M
の2分の1だけ遅延する。
【0071】分周回路18は、遅延されたマスタ側クロ
ック信号CLKを分周し、マスタ側クロック信号CL
の2分の1の周波数を有する分周クロック信号CL
を生成する。このようにして生成された分周クロ
ック信号CLKM1は、図4に示されているように、マ
スタ側クロック信号CLKの立ち下がりエッジの中間
のタイミングで、”H”レベルと”L”レベルの間を遷
移する。
【0072】位相比較用入力回路19は、分周クロック
信号CLKM1が”H”レベルから”L”レベルに立ち
下がる時にタイミング基準信号SPH S→Mをサンプリ
ングし、位相調整指示信号SADJ OUTを生成する。
位相比較用入力回路19は、図4(a)に示されている
ように、タイミング基準信号SPH S→Mが”H”レベ
ルであるときに分周クロック信号CLKM1が立ち下が
ると、位相調整指示信号SADJ OUTとして”1”を
出力する。位相比較用入力回路19は、、図4(b)に
示されているように、タイミング基準信号SPH S→M
が”L”レベルであるときに分周クロック信号CLK
M1が立ち下がると、位相調整指示信号S ADJ OUT
として”0”を出力する。このようにして生成されたタ
イミング基準信号SPH S→Mは、マスタ側クロック信
号CLKの立ち下がりエッジのタイミングが、タイミ
ング基準信号SPH S→Mが遷移するタイミングの中間
のタイミングよりも時間的に前か後かに対応して”1”
又は”0”の値をとる。
【0073】図4(a)に示されているように、タイミ
ング基準信号SPH S→Mが遷移するタイミングの中間
のタイミングが、マスタ側クロック信号CLKの立ち
下がりエッジのタイミングよりも時間的に遅い場合、ス
レーブ側クロック信号CLK OUTの位相は、早めら
れる必要がある。何故なら、マスタ側クロック信号CL
に対するタイミング基準信号SPH S→Mのセット
アップ時間、即ち、マスタ側クロック信号CLKに対
するデータ信号SD1 S→Mのセットアップ時間t
が、ホールド時間tに比べて小さくなっているから
である。この場合、位相比較用入力回路19は、位相調
整指示信号SADJ OUTを”1”にして出力する。位
相調整指示信号SADJ OUTが”1”であるのに対応
して、カウンタ39は、カウンタ値Cを小さくする。
カウンタ値Cが小さくなると、遅延回路40の遅延時
間が小さくなり、スレーブ側クロック信号CLK
OUTの位相が早められる。
【0074】一方、図4(b)に示されているように、
タイミング基準信号SPH S→Mが遷移するタイミング
の中間のタイミングが、マスタ側クロック信号CLK
の立ち下がりエッジのタイミングよりも時間的に遅い場
合、スレーブ側クロック信号CLK OUTの位相は、
遅くされる必要がある。何故なら、マスタ側クロック信
号CLKに対するタイミング基準信号SPH S→M
セットアップ時間、即ち、マスタ側クロック信号CLK
に対するデータ信号SD1 S→Mのセットアップ時間
が、ホールド時間tに比べて大きくなっているか
らである。この場合、位相比較用入力回路19は、位相
調整指示信号SADJ OUTを”0”にして出力する。
位相調整指示信号SADJ OUTが”0”であるのに対
応して、カウンタ39は、カウンタ値Cを大きくす
る。カウンタ値Cが大きくなると、遅延回路40の遅
延時間が大きくなり、スレーブ側クロック信号CLK
OU の位相が早められる。
【0075】更に、図4(c)に示されているように、
タイミング基準信号SPH S→Mが遷移するタイミング
の中間のタイミングが、マスタ側クロック信号CLK
の立ち下がりエッジのタイミングと実質的に一致する場
合、スレーブ側クロック信号CLK OUTの位相は、
そのままに維持されることが望ましい。この場合、分周
クロック信号CLKM1が”H”レベルから”L”レベ
ルに立ち下がるタイミングと、タイミング基準信号S
PH S→Mが遷移するタイミングとが一致するため、位
相比較用入力回路19が生成する位相調整指示信号S
ADJ OUTは、ランダムに”0”又は”1”になる。
位相調整指示信号SADJ OUTが”0”になる確率
と、位相調整指示信号SADJ OUTが”1”になる確
率とは、概ね同じである。このような場合、カウンタ3
9は、カウンタ値Cを変更しない。
【0076】このとき、タイミング基準信号SPH
S→Mが遷移するタイミングの中間のタイミングが、マ
スタ側クロック信号CLKの立ち下がりエッジのタイ
ミングと実質的に一致し、位相調整指示信号SADJ
OUTがランダムに”0”又は”1”になる場合と、タ
イミング基準信号SPH S→Mが遷移するタイミングの
中間のタイミングが、マスタ側クロック信号CLK
立ち下がりエッジのタイミングとずれて位相調整指示信
号SADJ OUTが”0”又は”1”となる場合とは、
区別されなくてはならない。そのためカウンタ39は、
所定の回数だけ連続してタイミング基準信号SPH
S→Mが”0”であるとき、カウンタ値Cを大きくす
る。更に、カウンタ39は、所定の回数だけ連続してタ
イミング基準信号S PH S→Mが”1”であるとき、カ
ウンタ値Cを小さくする。
【0077】スレーブ側出力用クロック生成回路32
は、以上に述べられたようにして生成された位相調整指
示信号SADJ OUTに基づいて、タイミング基準信号
PH S→Mが遷移するタイミングの中間のタイミング
が、マスタ側クロック信号CLKの立ち下がりエッジ
のタイミングと実質的に一致するようにスレーブ側クロ
ック信号CLK OUTの位相を調整する。これによ
り、入力回路12〜12 がデータ信号SD1 S→M
〜SDm S→Mをサンプリングする際のセットアップ時
間及びホールド時間のマージンが最大にされ、スレーブ
デバイス30からマスタデバイス10にデータを伝送す
る際の信頼性が向上する。
【0078】続いて、マスタデバイス10からスレーブ
デバイス30にデータを伝送する動作に関連する回路群
であるマスタ側データ出力系10Bとスレーブ側データ
入力系30Bとについて、図2を参照しながら説明す
る。
【0079】出力回路15〜15は、マスタ側クロ
ック信号CLKに同期してそれぞれデータD 〜D
をサンプリングし、それぞれデータ信号SD1
M→S〜SDm M→Sを出力する。データD 〜D
が”H”レベルと”L”レベルとの間を遷移するタイ
ミングは、マスタ側クロック信号CLKの立ち下がり
エッジのタイミングに対して、出力回路15〜15
の遅延時間Δtだけ遅れたタイミングである。
【0080】データD 〜D が”0”と”1”と
が交互に繰り返されている場合、データ信号SD1
M→S〜SDm M→Sは、”H”レベルと”L”レベル
の間を一定の時間間隔で遷移する。その時間間隔を、出
力回路15〜15の出力周期と定義する。この定義
に従えば、出力回路15〜15の出力周期は、マス
タ側クロック信号CLKの立ち下がりエッジの時間間
隔に等しい。
【0081】出力回路15〜15は、データ信号S
D1 M→S〜SDm M→Sを、出力端子24〜24
に出力する。出力端子24〜24は、出力バス52
に含まれる出力バス信号線52〜52に、それぞれ
接続されている。出力バス信号線52〜52は、そ
れぞれデータ信号SD1 M→S〜SDm M→Sを、スレ
ーブデバイス30に伝送する。スレーブデバイス30
は、入力端子47〜47を有する。入力端子47
〜47は、それぞれ、出力バス信号線52〜52
に接続されている。出力バス信号線52〜52
は、それぞれ、データ信号SD1 M→S〜SDm M→S
が入力される。
【0082】入力回路37〜37は、マスタデバイ
ス10からスレーブデバイス30に送信される伝送デー
タD 〜D を受け取る。入力回路37〜37
は、スレーブ側クロック信号CLK INが指示するサ
ンプリングタイミングで、入力端子47〜47に入
力されるデータ信号SD1 M→S〜SDm M→Sをサン
プリングする。入力端子47〜47は、スレーブ側
クロック信号CLK INの立ち下がりエッジをトリガ
として、データ信号SD1 M→S〜SDm M→ をサン
プリングする。
【0083】スレーブ側クロック信号CLK INは、
スレーブ側入力用クロック生成回路36によりスレーブ
側クロック信号CLKが遅延されることにより生成さ
れる。スレーブ側入力用クロック生成回路36は、カウ
ンタ41と遅延回路42とを含む。カウンタ41は、カ
ウンタ値Cを保持する。遅延回路42は、カウンタ4
1が保持するカウンタ値Cに対応する遅延時間だけス
レーブ側クロック信号CLKを遅延し、スレーブ側ク
ロック信号CLK INとして出力する。遅延回路42
は、カウンタ値Cが大きいほど、遅延時間を大きくす
る。遅延回路42により生成されたスレーブ側クロック
信号CLK INは、入力回路37〜37に出力さ
れる。入力回路37〜37は、スレーブ側クロック
信号CLK INが立ち下がった時、データ信号SD1
M→S〜SDm M→Sをサンプリングする。
【0084】マスタ側クロック信号CLKと、前述の
スレーブ側クロック信号CLK とは、いずれも、
クロック信号CLKに基づいて生成され、それらの周期
は一致する。従って、入力回路37〜37がデータ
信号SD1 M→S〜SDm →Sをサンプリングするサ
ンプリング周期は、出力回路15〜15の出力周期
と一致する。入力回路37〜37がデータ信号S
D1 M→S〜SDm M→ をサンプリングするサンプリ
ング周期と、出力回路15〜15の出力周期とが一
致することは、マスタデバイス10からスレーブデバイ
ス30にデータを適切に伝送する上で重要である。入力
回路37〜37がデータ信号SD1 →S〜SDm
M→Sをサンプリングするサンプリング周期、即ち、出
力回路15 〜15の出力周期は、以下、周期T
M→Sと表記される。
【0085】更に、マスタデバイス10からスレーブデ
バイス30にデータを適切に伝送するためには、入力回
路37〜37がデータ信号SD1 M→S〜SDm
M→Sをサンプリングする際のセットアップ時間及びホ
ールド時間のマージンが確保されることが望ましい。そ
こで、当該データ伝送システムでは、セットアップ時間
及びホールド時間のマージンを確保するために、スレー
ブ側クロック信号CLK INの位相が、以下に述べら
れるようにして調整される。
【0086】マスタ側クロック信号CLKは、タイミ
ング基準信号発生回路16に供給される。タイミング基
準信号発生回路16は、マスタ側クロック信号CLK
に基づいて、タイミング基準信号SPH M→Sを生成す
る。タイミング基準信号発生回路16は、半データシフ
ト回路20とタイミング基準信号出力回路21とを含
む。
【0087】半データシフト回路20は、マスタ側クロ
ック信号CLKをサンプリング周期TM→Sの2分の
1だけ遅延して遅延クロック信号CLKM2を生成す
る。
【0088】タイミング基準信号出力回路21は、遅延
クロック信号CLKM2の立ち下がりエッジをトリガと
して位相調整用データDPH をサンプリングし、タイ
ミング基準信号SPH M→Sを出力する。位相調整用デ
ータDPH は、”0”と”1”とが、交互に繰り返さ
れたデータである。位相調整用データDPH をサンプ
リングして生成されたタイミング基準信号SPH M→S
は、マスタ側クロック信号CLKの2分の1の周波数
を有する信号になる。後述されるように、スレーブ側ク
ロック信号CLK INの位相は、このようにして生成
されたタイミング基準信号SPH M→Sに基づいて調整
される。
【0089】タイミング基準信号出力回路21は、タイ
ミング基準信号SPH M→Sを、出力端子25に出力す
る。出力端子25は、タイミング基準信号伝送バス55
に含まれるタイミング基準信号伝送バスライン55
接続されている。タイミング基準信号伝送バスライン5
は、タイミング基準信号SPH M→Sをスレーブデ
バイス30に伝送する。スレーブデバイス30は、入力
端子48を有する。入力端子48は、タイミング基準信
号伝送バスライン55に接続されている。入力端子4
8には、タイミング基準信号SPH M→Sが入力され
る。
【0090】タイミング基準信号SPH M→Sを生成す
るタイミング基準信号出力回路21は、データ信号S
D1 M→S〜SDm M→Sをそれぞれ出力する出力回路
15〜15と、実質的に同一の回路構成を有する。
更に、タイミング基準信号伝送バスライン55と、出
力バス信号線52〜52とは、実質的に同一の配線
長を有し、同一の遅延時間を有する。
【0091】これにより、入力端子48において、タイ
ミング基準信号SPH M→Sが”L”レベルと”H”レ
ベルとの間を遷移する遷移タイミングは、入力回路37
〜37がデータ信号SD1 M→S〜SDm M→S
サンプリングする際のセットアップ時間及びホールド時
間のマージンが最も大きくなるタイミングを示すことに
なる。
【0092】図5は、マスタ側クロック信号CLK
データ信号SD1 M→S及びタイミング基準信号SPH
M→Sの波形を示す。実質的に同一の構成を有するタイ
ミング基準信号出力回路21と出力回路15〜15
とは、実質的に同一の遅延時間Δtを有する。データ
信号SD1 M→Sは、出力端子24において、マスタ
側クロック信号CLKの立ち下がりエッジから遅延時
間Δtだけ遅れて”L”レベルと”H”レベルの間を
遷移する。タイミング基準信号SPH M→Sは、出力端
子25において、マスタ側クロック信号CLKの立ち
下がりエッジから、時間(TM→S/2)+Δtだけ
遅れて”L”レベルと”H”レベルの間を遷移する。T
M→Sは、前述されているように、出力回路15〜1
及び入力回路37〜37のサンプリング周期で
ある。出力端子24においてデータ信号SD1 M→S
が、”L”レベルと”H”レベルの間を遷移するタイミ
ングと、出力端子25においてタイミング基準信号S
PH M→Sが”L”レベルと”H”レベルの間を遷移す
るタイミングとは、サンプリング周期TM→S/2だけ
ずれている。
【0093】更に、タイミング基準信号伝送バスライン
55と、入力バス信号線52とは、実質的に、同一
の遅延時間Δtを有する。入力バス信号線51によ
り入力端子47に伝送されるデータ信号SD1 M→S
は、マスタ側クロック信号CLKの立ち下がりエッジ
から遅延時間Δt+Δtだけ遅れて”L”レベル
と”H”レベルとの間を遷移する。一方、タイミング基
準信号SPH M→Sは、マスタ側クロック信号CLK
の立ち下がりエッジから、時間(TM→S/2)+Δt
+Δtだけ遅れて”L”レベルと”H”レベルとの
間を遷移する。従って、入力端子47においてデータ
信号SD1 M→Sが、”L”レベルと”H”レベルの間
を遷移するタイミングと、入力端子48においてタイミ
ング基準信号SPH M→Sが”L”レベルと”H”レベ
ルの間を遷移するタイミングとは、サンプリング周期T
M→S/2だけずれている。データ信号S
D1 M→Sが”L”レベルと”H”レベルの間を遷移す
るタイミングからサンプリング周期TM→ の半分だけ
ずれているタイミングで、入力回路37がデータ信号
D1 M→ をサンプリングすると、セットアップ時間
及びホールド時間tのマージンは、最大になる。
このように、入力端子48においてタイミング基準信号
M→Sが”L”レベルと”H”レベルの間を遷移
するタイミングで、入力回路37〜37がデータ信
号SD1 M→S〜SDm M→Sをサンプリングすること
により、サンプリングの際のセットアップ時間及びホー
ルド時間のマージンが最も大きくなる。
【0094】データ信号SD1 M→Sが、”L”レベル
と”H”レベルの間を遷移するタイミングと、タイミン
グ基準信号SPH M→Sが”L”レベルと”H”レベル
の間を遷移するタイミングとのタイミング差は、半デー
タシフト回路20の遅延時間により定まる。半データシ
フト回路20の遅延時間がサンプリング周期TM→S
半分であることにより、そのタイミング差は、サンプリ
ング周期TM→Sの半分になる。
【0095】図2に示されているように、タイミング比
較回路38は、スレーブ側クロック信号CLK IN
タイミング基準信号SPH M→Sとに基づいて、スレー
ブ側クロック信号CLK INの位相を調整する指示を
するための位相調整指示信号SADJ INを生成し、ス
レーブ側入力用クロック生成回路36に出力する。スレ
ーブ側入力用クロック生成回路36のカウンタ41は、
位相調整指示信号S DJ INに基づいて、それが保持
するカウンタ値Cを調整する。カウンタ41は、位相
調整指示信号SADJ INが”0”であると、カウンタ
値Cを小さくする。カウンタ値Cが小さくなると、
スレーブ側クロック信号CLK INの位相は、早めら
れる。カウンタ41は、位相調整指示信号SADJ
OUTが”1”であると、カウンタ値Cを大きくす
る。カウンタ値Cが大きくなると、スレーブ側クロッ
ク信号CLK INの位相は、遅くされる。
【0096】スレーブ側クロック信号CLK INの位
相は、スレーブ側クロック信号CLK INの立ち下が
りエッジのタイミングが、タイミング基準信号SPH
M→Sが”L”レベルと”H”レベルとの間を遷移する
タイミングに一致するように定められる。これにより、
入力回路37〜37が、スレーブ側クロック信号C
LK INによりデータデータ信号SD1 M→S〜S
Dm M→Sをサンプリングする際、セットアップ時間及
びホールド時間は、ともに最大になる。
【0097】タイミング比較回路38は、以下のような
動作を行って、スレーブ側クロック信号CLK IN
立ち下がりエッジのタイミングが、タイミング基準信号
M→Sが”L”レベルと”H”レベルとの間を遷
移するタイミングに一致するように、位相調整指示信号
ADJ INを生成する。
【0098】タイミング比較回路38に含まれる分周回
路43は、スレーブ側クロック信号CLK INを分周
し、スレーブ側クロック信号CLK INの2分の1の
周波数を有する分周クロック信号CLK IN1を生成
する。位相比較用入力回路44は、分周クロック信号C
LK IN1が”H”レベルから”L”レベルに立ち下
がる時にタイミング基準信号SPH M→Sをサンプリン
グし、位相調整指示信号SADJ INを生成する。位相
比較用入力回路44は、図6に示されているように、タ
イミング基準信号SPH M→Sが”H”レベルであると
きに分周クロック信号CLKM1が立ち下がると、位相
調整指示信号SADJ INとして”1”を出力する。ま
た、位相比較用入力回路44は、タイミング基準信号S
PH M→ が”L”レベルであるときに分周クロック信
号CLK IN1が立ち下がると、位相調整指示信号S
ADJ INとして”0”を出力する。このようにして生
成されたタイミング基準信号SPH M→Sは、スレーブ
側クロック信号CLK の立ち下がりエッジのタイ
ミングが、タイミング基準信号SPH M→Sが遷移する
タイミングよりも時間的に前か後かに対応して”1”又
は”0”の値をとる。
【0099】図6に示されているように、タイミング基
準信号SPH M→Sが遷移するタイミングが、分周クロ
ック信号CLK IN1の立ち下がりエッジのタイミン
グよりも時間的に遅い場合、スレーブ側クロック信号C
LK INの位相は、遅くされる必要がある。この場
合、位相比較用入力回路44は、位相調整指示信号S
DJ INを”1”にして出力する。位相調整指示信号S
ADJ INが”1”であるのに対応して、カウンタ41
は、カウンタ値Cを増加する。カウンタ値Cが大き
くなると、遅延回路42の遅延時間が大きくなり、スレ
ーブ側クロック信号CLK INの位相が遅くされる。
スレーブ側クロック信号CLK INの位相は、位相調
整信号SPH M→Sが遷移するタイミングが、分周クロ
ック信号CLK IN1の立ち下がりエッジのタイミン
グと一致するように調節される。
【0100】タイミング基準信号SPH M→Sが遷移す
るタイミングの中間のタイミングが、スレーブ側クロッ
ク信号CLK INの立ち下がりエッジのタイミングよ
りも時間的に早い場合、位相比較用入力回路44は、位
相調整指示信号SADJ INを”0”にして出力する。
ADJ INが”0”であるのに対応して、カウンタ4
1は、カウンタ値Cを減少する。カウンタ値Cが小
さくなると、遅延回路42の遅延時間が小さくなり、ス
レーブ側クロック信号CLK INの位相が早められ
る。これにより、スレーブ側クロック信号CLK IN
の位相は、SPH M→Sが遷移するタイミングが、分周
クロック信号CLK IN1の立ち下がりエッジのタイ
ミングと一致するように調節される。
【0101】また、タイミング基準信号SPH M→S
遷移するタイミングが、分周クロック信号CLK
IN1の立ち下がりエッジのタイミングと実質的に一致
する場合、位相比較用入力回路44が生成する位相調整
指示信号SADJ INは、ランダムに”0”又は”1”
になる。スレーブ側クロック信号CLK INの位相は
そのままに維持される。
【0102】このとき、タイミング基準信号SPH
M→Sが遷移するタイミングが、分周クロック信号CL
IN1の立ち下がりエッジのタイミングと実質的に
一致することにより位相調整指示信号SADJ INがラ
ンダムに”0”又は”1”になる場合と、タイミング基
準信号SPH M→Sが遷移するタイミングが、分周クロ
ック信号CLK IN1の立ち下がりエッジのタイミン
グとずれることにより位相調整指示信号S
ADJ INが”0”又は”1”となる場合とを区別する
ために、カウンタ41は、所定の回数だけ連続してタイ
ミング基準信号SPH M→Sが”0”であるとき、カウ
ンタ値Cを小さくする。更に、カウンタ41は、所定
の回数だけ連続してタイミング基準信号S
PH M→Sが”1”であるとき、カウンタ値Cを大き
くする。
【0103】スレーブ側入力用クロック生成回路36
は、以上に述べられたようにして生成された位相調整指
示信号SADJ INに基づいて、タイミング基準信号S
PH →Sが遷移するタイミングと分周クロック信号C
LK IN1の立ち下がりエッジのタイミングとが実質
的に一致するようにスレーブ側クロック信号CLK
の位相を調整する。これにより、入力回路37〜3
がデータ信号SD1 M→S〜SDm M→Sをサンプ
リングする際のセットアップ時間及びホールド時間のマ
ージンが最大にされ、マスタデバイス10からスレーブ
デバイス30にデータを伝送する際の信頼性が向上す
る。
【0104】以上に説明されたように、本実施の形態の
データ転送システムでは、スレーブデバイス30からマ
スターデバイス10にデータが伝送される場合、タイミ
ング基準信号SPH S→Mが”L”レベルと”H”レベ
ルとの間を遷移するタイミングと、マスタ側クロック信
号CLKとが立ち下がるタイミングとの差に基づいて
生成される位相調整指示信号SADJ OUTに基づい
て、スレーブ側クロック信号CLK OUTの位相が調
整される。これにより、入力回路12〜12が、デ
ータ信号SD1 S→M〜SDm S→Mを、マスタ側クロ
ック信号CLKでサンプリングする際のセットアップ
時間及びホールド時間のマージンを最大にすることがで
きる。
【0105】更に、本実施の形態のデータ転送システム
では、マスタデバイス10からスレーブデバイス30に
データが伝送される場合、タイミング基準信号SPH
M→Sが遷移するタイミングと分周クロック信号CLK
IN1とが立ち下がるタイミングとの差から生成され
る位相調整指示信号SADJ INに基づいて、スレーブ
側クロック信号CLK INの位相が調整される。これ
により、入力回路37〜37が、データ信号SD1
M→S〜SDm M→Sをスレーブ側クロック信号CLK
INでサンプリングする際のセットアップ時間及びホ
ールド時間のマージンを最大にすることができる。
【0106】このとき、スレーブ側クロック信号CLK
OUTの位相の調整と、スレーブ側クロック信号CL
INの位相の調整とは、スレーブデバイス30毎に
独立して行われる。これにより、スレーブデバイス30
に含まれる初段アンプ31の特性にバラツキがあって
も、そのバラツキが、上述のセットアップ時間及びホー
ルド時間のマージンに影響することはない。更に、初段
アンプ31の特性が、動作温度や、供給される電源電圧
の動作条件によって変動しても、その変動が上述のセッ
トアップ時間及びホールド時間のマージンに影響するこ
とはない。
【0107】このとき、半データシフト回路17がマス
タデバイス10に設けられていることにより、スレーブ
デバイス30の特性バラツキが、入力回路12〜12
が、データ信号SD1 S→M〜SDm S→Mをサンプ
リングする際のセットアップ時間及びホールド時間のマ
ージンの劣化に結びつきにくくなる。仮に、半データシ
フト回路17に相当する回路が、スレーブデバイス30
のそれぞれに設けられているとする。この場合、スレー
ブデバイス30の特性のバラツキが、そのまま、セット
アップ時間及びホールド時間のマージンの劣化に結びつ
く。このように、半データシフト回路17がマスタデバ
イス10に設けられていることは、セットアップ時間及
びホールド時間のマージンの確保に寄与する。
【0108】同様の理由から、半データシフト回路20
がマスタデバイス10に設けられていることが、スレー
ブデバイス30の特性バラツキが、入力回路37〜3
が、データ信号SD1 M→S〜SDm M→Sをサン
プリングする際のセットアップ時間及びホールド時間の
マージンの劣化を招きにくくする。
【0109】スレーブ側クロック信号CLK OUT
びスレーブ側クロック信号CLK INとの位相の調整
に使用されるタイミング基準信号SPH S→M及びタイ
ミング基準信号SPH M→Sは、いずれのスレーブデバ
イス30に伝送されるものであっても、また、いずれの
スレーブデバイス30からマスタデバイス10に伝送ら
れるものであっても、共通のタイミング基準信号伝送バ
ス55を介して伝送される。各スレーブデバイス30か
らのタイミング基準信号SPH S→Mの伝送と、各スレ
ーブデバイス30へのタイミング基準信号SPH M→S
の伝送とは、時分割で行われる。
【0110】図7に示されているように、まず、マスタ
デバイス10とスレーブデバイス30との間で、タイ
ミング基準信号SPH S→M及びタイミング基準信号S
PH M→Sの伝送が行われ、スレーブデバイス30
スレーブ側クロック信号CLK OUT及びスレーブ側
クロック信号CLK INの位相の調整が行われる。続
いて、マスタデバイス10とスレーブデバイス30
の間で、タイミング基準信号SPH S→M及びタイミン
グ基準信号SPH M→Sの伝送が行われ、スレーブデバ
イス30のスレーブ側クロック信号CLK OUT
びスレーブ側クロック信号CLK INの位相の調整が
行われる。以下同様に、マスタデバイス10と他のスレ
ーブデバイス30との間で、順次に、SPH S→M及び
タイミング基準信号SPH M→Sの伝送が行われ、他の
スレーブデバイス30のスレーブ側クロック信号CLK
OUT及びスレーブ側クロック信号CLK INの位
相の調整が行われる。
【0111】このように、各スレーブデバイス30から
のタイミング基準信号SPH S→Mの伝送と、各スレー
ブデバイス30へのタイミング基準信号SPH M→S
伝送とが、時分割で行われることは、マスターデバイス
10と、スレーブデバイス30との間の配線の数を減少
する点で有効である。
【0112】なお、本実施の形態では、上述されている
とおり、タイミング基準信号SPH S→Mを生成するの
に使用される位相調整用データDPH は、”0”と”
1”とが交互に繰り返されている。ここで位相調整用デ
ータDPH は、連続したn 個の”0”と、連続した
個の”1”とが交互に繰り返されるものであれば、
上述の位相調整用データDPH に限られない。ここ
で、nは1以上の自然数である。このとき、タイミン
グ基準信号SPH S→Mは、スレーブ側クロック信号C
LK OUTの2×n分の1の周波数を有することに
なる。更に、分周回路18は、マスタ側クロック信号C
LKを2×n分の1の周波数に分周したものを分周
クロック信号CLKM1として出力する分周回路に置換
される。
【0113】同様に、タイミング基準信号SPH M→S
を生成するのに使用される位相調整用データD
PH は、”連続したn個の”0”と、連続したn
個の”1”とが交互に繰り返されるものであれば、上述
の位相調整用データDPH に限られない。ここでn
は、1以上の自然数である。このとき、分周回路43
は、スレーブ側クロック信号CLK INを2×n
の1の周波数に分周したものを分周クロック信号CLK
IN1として出力する分周回路に置換される。
【0114】また、本実施の形態のデータ伝送システム
においては、上述されているように、マスタデバイス1
0とスレーブデバイス30とにそれぞれ含まれる出力回
路15〜15及び出力回路30〜30は、クロ
ック信号の立ち下がりエッジをトリガとしてデータをサ
ンプリングするとともに、それらに接続されている出力
端子へ出力する。一方、マスタデバイス10及びスレー
ブデバイス30に含まれる入力回路12〜12及び
入力回路37〜37は、クロック信号の立ち下がり
エッジをトリガとして入力端子に入力された信号をサン
プリングするとともに、それらに接続されている内部回
路に、その入力信号を出力する。出力回路15〜15
、出力回路30〜30、入力回路12〜12
及び入力回路37〜37は、いずれも、それらの遅
延時間を考慮に入れなければ、データのサンプリングと
そのデータの出力を同時に行う入出力回路である。出力
回路15〜15、出力回路30〜30、入力回
路12〜12及び入力回路37〜37は、この
ような入出力回路に限定されない。
【0115】他の形態として、出力回路15〜1
、出力回路30〜30、入力回路12〜12
及び入力回路37〜37には、フリップフロップ
からなるラッチ回路が使用されることが可能である。こ
の場合、出力回路15〜15、出力回路30〜3
、入力回路12〜12及び入力回路37〜3
は、クロック信号の立ち下がりエッジに同期して出
力すべき新しいデータを取り込むと同時に、既に取り込
んである前のデータを出力することになる。これは、前
述された本実施の形態において、出力回路15〜15
、出力回路30〜30、入力回路12〜12
及び入力回路37〜37の遅延時間Δt が、マス
タ側クロック信号CLK及びスレーブ側クロック信号
CLKの立ち下がりエッジの時間間隔に一致する場合
に相当する。
【0116】更に他の形態として、マスタデバイス10
に含まれる入力回路12〜12及び出力回路15
〜15、並びに、スレーブデバイス30に含まれる入
力回路37〜37及び出力回路33〜33がサ
ンプリングを行うタイミングは、立ち上がりエッジと、
立ち下がりエッジの両方をトリガとすることが可能であ
る。この場合、サンプリング周期TS→M、T
M→Sは、時間的に最近接する立ち上がりエッジと立ち
下がりエッジとの時間間隔になる。更に、マスタデバイ
ス10に含まれる入力回路12〜12及び出力回路
15〜15、並びに、スレーブデバイス30に含ま
れる入力回路37〜37及び出力回路33〜33
がサンプリングを行うタイミングは、立ち上がりエッ
ジをトリガとすることも可能である。
【0117】実施の第2形態:図9に示されている実施
の第2形態のデータ伝送システムは、実施の第1形態の
データ伝送システムと、同様の構成を有する。実施の第
2形態のデータ伝送システムでは、上述の実施の形態の
位相調整用データDPH 、DPH が、当該データ伝
送システムの状況に応じて可変とされる点で、実施の第
1形態のデータ伝送システムと異なる。これに伴い、マ
スタデバイス10がマスタデバイス110に置換され、
更にスレーブデバイス30がスレーブデバイス130に
置換される。
【0118】マスタデバイス110は、マスタデバイス
10に、制御回路26と位相調整用データ生成回路27
とが追加される構成を有する。マスタデバイス110の
他の部分の構成は、マスタデバイス10と同一であり、
その構成要素には同一の符号が付されている。スレーブ
デバイス130は、スレーブデバイス30に、位相調整
用データ生成回路49が追加される構成を有する。スレ
ーブデバイス130の他の部分の構成は、スレーブデバ
イス30と同一であり、その構成要素には同一の符号が
付されている。
【0119】本実施の形態では、タイミング基準信号S
PH S→Mを生成するためにタイミング基準信号出力回
路34に入力される位相調整用データDPH は、連続
したn個の”0”と、連続したn個の”1”とが交
互に繰り返されたデータである。ここでnは、自然数
である。
【0120】制御回路26は、上述のnを定める。制
御回路26は、上述のnを指定する信号である位相調
整用データ指示信号SINI S→Mを生成する。位相調
整用データ指示信号SINI S→Mは、レジスタ入出力
回路14、レジスタ入出力バス53、レジスタ入出力回
路35を介して、位相調整用データ生成回路49に伝送
される。位相調整用データ生成回路49は、位相調整用
データ指示信号SIN S→Mに応答して、連続したn
個の”0”と、連続したn個の”1”とが交互に繰
り返された位相調整用データDPH を生成し、タイミ
ング基準信号出力回路34に出力する。
【0121】制御回路26は、更に、上述のnを分周
回路18に伝達する分周指示信号S DIV S→Mを生成
する。分周回路18は、分周指示信号SDIV S→M
応答してマスタ側クロック信号CLKを分周し、マス
タ側クロック信号CLKの周波数の2×n分の1の
周波数を有する分周クロック信号CLKM1を生成す
る。分周回路18は、分周クロック信号CLKM1を位
相比較用入力回路19に出力する。
【0122】同様に、タイミング基準信号SPH M→S
を生成するために出力端子21に入力される位相調整用
データDPH は、連続したn個の”0”と、連続し
たn 個の”1”とが交互に繰り返されたデータであ
る。ここでnは自然数である。
【0123】制御回路26は、上述のnを定める。制
御回路26は、上述のnを指定する信号である位相調
整用データ指示信号SINI M→Sを生成して位相調整
用データ生成回路27に出力する。位相調整用データ生
成回路27は、位相調整用データ指示信号SINI
M→Sに応答して、連続したn個の”0”と、連続し
たn個の”1”とが交互に繰り返された位相調整用デ
ータDPH を生成し、タイミング基準信号出力回路2
1に出力する。
【0124】制御回路26は、更に、上述のnを分周
回路43に伝達する分周指示信号S DIV M→Sを生成
する。分周指示信号SDIV M→Sは、レジスタ入出力
回路14、レジスタ入出力バス53、及びレジスタ入出
力回路35を介して、分周回路43に伝達される。分周
回路43は、分周指示信号SDIV M→Sに応答してス
レーブ側クロック信号CLK INを分周し、スレーブ
側クロック信号CLK INの周波数の2×n分の1
の周波数を有する分周クロック信号CLK N1を生
成する。
【0125】制御回路26が定めるnとnとは、い
ずれも可変である。制御回路26は、本実施の形態のデ
ータ伝送システムが起動された直後には、nをn
INIと定める。その後、所定の時間が経過すると、制
御回路26は、nをn ST に定める。このとき、
制御回路26は、n STD<n INI,となるよう
に、nを定める。
【0126】このようにnが定められることは、以下
に述べられている技術的意義を有する。上述のnは、
それが小さいほど、タイミング基準信号SPH S→M
マスタ側クロック信号CLKとの位相の比較の頻度が
大きくなり、スレーブ側クロック信号CLK OUT
調整されるレスポンスが良くなる。その一方で、n
小さいと、以下に述べられるような問題も発生し得る。
【0127】遅延回路40が、スレーブ側クロック信号
CLKを遅延する遅延時間は、なるべく小さいことが
望ましい。なぜなら、スレーブ側クロック信号CLK
OU を生成する遅延回路40が発生し得る遅延時間
は、回路上の制約からある程度上限があるからである。
【0128】しかしながら、図8(a)に示されている
ように、タイミング基準信号SPH S→Mが立ち下がる
タイミングが、分周クロック信号CLKM1が立ち下が
るタイミングから、時間n×TS→Mよりも大きく遅
れている場合には、遅延回路40によって不必要な遅延
時間が発生される事態が起こり得る。ここでT
S→Mは、上述されているように、入力回路12〜1
がデータ信号SD1 S→M〜SDm S→Mをサンプ
リングするときのサンプリング周期である。
【0129】図8(a)は、n=1であるときにおい
て、タイミング基準信号SPH S→ が立ち下がるタイ
ミングが、分周クロック信号CLKM1が立ち下がるタ
イミングから、時間TS→Mよりも大きく遅れている場
合に、位相調整指示信号S DJ OUTが生成される過
程を示している。この場合、タイミング基準信号S
S→Mが立ち下がるタイミングが、分周クロック信号C
LKM1が立ち下がるタイミングから遅れているのにも
かかわらず、位相調整指示信号SADJ OUTは、スレ
ーブ側出力用クロック生成回路32にスレーブ側クロッ
ク信号CLK OUTの位相を遅らせる指示をする”
0”となって出力される。これにより、スレーブ側クロ
ック信号CLK OUTの位相遅れは大きくされ、本来
スレーブ側クロック信号CLK OUTが有すべき位相
から、ちょうど、一サンプリング周期TS→Mだけ遅れ
た位相でスレーブ側クロック信号CLK OUTは安定
する。このように、本来有するべき位相から、ちょう
ど、一サンプリング周期TS→ だけ遅れた位相でスレ
ーブ側クロック信号CLK OUTが安定することは、
安定するまでの時間が必要以上にかかるため好ましくな
い。
【0130】タイミング基準信号SPH S→Mが立ち下
がるタイミングと、分周クロック信号CLKM1が立ち
下がるタイミングとの差が、時間n×TS→Mよりも
小さい場合には、このような事態は発生しない。例え
ば、図8(b)は、n=2であるときにおいて、分周
クロック信号CLKM1が立ち下がるタイミングからの
タイミング基準信号SPH S→Mが立ち下がるタイミン
グの遅れが、時間TS→ よりも大きく、且つ、時間2
×TS→Mよりも小さい場合に、位相調整指示信号S
ADJ OUTが生成される過程を示している。この場
合、図8(b)に位相調整指示信号SADJ OUTは、
スレーブ側出力用クロック生成回路32にスレーブ側ク
ロック信号CLK OUTの位相を進ませる指示をす
る”1”となって出力される。スレーブ側クロック信号
CLK OUTの位相遅れは小さくされ、本来スレーブ
側クロック信号CLK OUTが有すべき位相で安定す
る。このように、前述のnが大きくなることにより、
タイミング基準信号SPH S→Mが立ち下がるタイミン
グと分周クロック信号CLKM1が立ち下がるタイミン
グとの差の許容範囲が大きくなる。タイミング基準信号
PH S→Mが立ち下がるタイミングと分周クロック信
号CLKM1が立ち下がるタイミングとの差の許容範囲
を重視する場合には、nは大きく定められることが望
ましい。
【0131】本実施の形態のデータ伝送システムでは、
それが起動された直後には、nがn INIと定めら
れ、その後、所定の時間が経過すると、nはn
INIより小さいn STDに定められる。これによ
り、スレーブ側クロック信号CLK INが調整される
レスポンスを早くすることと、タイミング基準信号S
PH →Sが立ち下がるタイミングと分周クロック信号
CLK IN1が立ち下がるタイミングとの差の許容範
囲を大きくすることとの両立が図られている。
【0132】本実施の形態のデータ伝送システムが起動
された直後では、タイミング基準信号SPH S→Mが立
ち下がるタイミングと分周クロック信号CLKM1が立
ち下がるタイミングとが大きくずれている可能性があ
る。そこで、nは、n ST よりも大きいn
INIに定められる。これにより、タイミング基準信号
S→Mが立ち下がるタイミングと分周クロック信
号CLKM1が立ち下がるタイミングとが大きくずれて
いることによって遅延回路40に不必要な遅延時間が発
生することが防がれる。nがn INIに定められた
状態で、所定の時間だけスレーブ側クロック信号CLK
OUTの位相が調整され、タイミング基準信号SPH
S→Mが立ち下がるタイミングと分周クロック信号CL
M1が立ち下がるタイミングとは、概ね一致する状態
になる。
【0133】その後、制御回路26は、nをn
INIよりも小さいn STDに定める。nがn
STDに定められると、スレーブ側クロック信号CLK
OUTが調整されるレスポンスがより早くなる。この
ように、以上に説明されているように、実施の第2形態
では、スレーブ側クロック信号CLK OUTが調整さ
れるレスポンスを早くすることと、タイミング基準信号
PH S→Mが立ち下がるタイミングと分周クロック信
号CLKM1が立ち下がるタイミングとの差の許容範囲
を大きくすることとの両立が図られている。
【0134】このとき、スレーブ側クロック信号CLK
OUTが調整されるレスポンスをより早くする観点か
ら、n STDは、1であることが望ましい。
【0135】nについても同様の議論は成立する。即
ち、スレーブ側クロック信号CLK INが調整される
レスポンスを重視する場合には、nが小さく定めら
れ、タイミング基準信号SPH M→Sが立ち下がるタイ
ミングと分周クロック信号CLK IN1が立ち下がる
タイミングとの差の許容範囲を重視する場合には、n
が大きく定められることが望ましい。
【0136】そこで、制御回路26は、本実施の形態の
データ伝送システムが起動された直後には、nをn
INIと定める。その後、所定の時間が経過すると、制
御回路26は、nをn STDに定める。このとき、
制御回路26は、n STD<n INI,となるよう
に、nを定める。このようにnが定められることに
より、実施の第2形態では、スレーブ側クロック信号C
LK INが調整されるレスポンスを早くすることと、
タイミング基準信号SPH M→Sが立ち下がるタイミン
グと分周クロック信号CLK IN1が立ち下がるタイ
ミングとの差の許容範囲を大きくすることとの両立が図
られている。
【0137】このとき、スレーブ側クロック信号CLK
INが調整されるレスポンスをより早くする観点か
ら、n STDは、1であることが望ましい。
【0138】実施の第3形態:実施の第3形態のデータ
伝送システムは、実施の第1形態のデータ伝送システム
と、ほぼ同様の構成を有する。実施の第3形態のデータ
伝送システムは、実施の第1形態のマスタデバイス10
に、シフト量調整回路28とシフト量調整回路29とが
追加された構成を有する。シフト量調整回路28とシフ
ト量調整回路29とが追加されたマスタデバイス10
は、以後、マスタデバイス210と記載される。
【0139】実施の第3形態のデータ伝送システムの他
の部分の構成は、実施の第1形態のデータ伝送システム
と同一であり、その構成要素には、同一の符号が付され
ている。
【0140】シフト量調整回路28は、シフト量Δt
S→Mだけマスタ側クロック信号CLKをシフトす
る。シフトされたマスタ側クロック信号CLKは、半
データシフト回路17に入力される。マスタ側クロック
信号CLKは、半データシフト回路17とシフト量調
整回路28とにより、(TS→M/2)+Δt S→M
だけシフトされる。ここで、シフト量Δt S→Mは、
正負いずれの値も取り得る。これにより、マスタ側クロ
ック信号CLKの立ち下がりエッジのタイミングに対
し、タイミング基準信号SPH S→Mが遷移するタイミ
ングの中間のタイミングが、シフト量Δt S→Mだけ
時間的にずれているように、スレーブ側クロック信号C
LK OUTの位相が調整される。
【0141】このように、スレーブ側クロック信号CL
OUTの位相が調整されることにより、マスタデバ
イス10がスレーブデバイス30からデータを受け取る
ときの信頼性が向上することがある。スレーブデバイス
30から送信されるデータ信号SD1 S→M〜SDm
S→Mをサンプリングする入力回路12〜12は、
マスタ側クロック信号CLKの立ち下がりエッジのタ
イミングが、タイミング基準信号SPH S→Mが遷移す
るタイミングの中間のタイミングよりもわずかにずれる
方が、より確実にデータ信号SD1 S→M〜SDm
S→Mをサンプリングできる場合がある。このシフト量
Δt S→Mは、マスタ側クロック信号CLK に対す
るデータ信号SD1 S→M〜SDm S→Mのセットアッ
プ・ホールド時間を微調整することを可能とし、もっ
て、マスタデバイス10がスレーブデバイス30からデ
ータを受け取るときの信頼性が向上されている。
【0142】シフト量調整回路29は、シフト量Δt
M→Sだけマスタ側クロック信号CLKをシフトす
る。シフトされたマスタ側クロック信号CLKは、半
データシフト回路20に入力される。マスタ側クロック
信号CLKは、半データシフト回路20とシフト量調
整回路29とにより、(TM→S/2)+Δt M→S
だけシフトされる。これにより、スレーブ側クロック信
号CLK INの立ち下がりエッジのタイミングが、タ
イミング基準信号SPH M→Sが遷移するタイミングか
ら、シフト量Δt M→Sだけ時間的に早くなるよう
に、スレーブ側クロック信号CLK INの位相が調整
される。入力回路12〜12と同様に、データ信号
D1 M→S〜SDm M→Sをサンプリングする入力回
路37〜37も、スレーブ側クロック信号CLK
INの立ち下がりエッジのタイミングが、タイミング基
準信号SPH M→Sが遷移するタイミングの中間のタイ
ミングよりもわずかにずれる方が、より確実にデータ信
号SD1 M→S〜SDm M→Sをサンプリングできる場
合がある。このシフト量Δt S→Mは、スレーブ側ク
ロック信号CLK INに対するデータ信号SD1
M→S〜SDm M→Sのセットアップ・ホールド時間を
微調整することを可能とし、もって、スレーブデバイス
30がマスタデバイス10からデータを受け取るときの
信頼性が向上されている。
【0143】実施の第4形態:図11に示されている実
施の第4形態のデータ伝送システムは、実施の第1形態
のデータ伝送システムとほぼ同様の構成を有する。実施
の第4形態のデータ伝送システムでは、タイミング基準
信号SPH S→M、及びタイミング基準信号S PH
M→Sを伝送する専用のタイミング基準信号伝送バス5
5が設けられず、入力バス51と出力バス52との一部
が、タイミング基準信号SPH S→Mとタイミング基準
信号SPH M→Sとを伝送するのに使用される。
【0144】これに伴い、スレーブデバイス30には、
タイミング基準信号SPH S→Mを生成するタイミング
基準信号出力回路34は設けられず、代わりにデータ切
替回路81が設けられる。データ切替回路81は、伝送
データD と位相調整用データDPH とのうちのい
ずれかを選択的に出力回路33に出力する。出力回路
33は、データ信号SDm S→Mを生成するのに加
え、実施の第1形態ではタイミング基準信号出力回路3
4が行っていたタイミング基準信号SPH S→Mを発生
する役割を果たす。タイミング基準信号SPH S→M
発生する役割を果たす出力回路33は、以下、出力回
路33’と記載される。
【0145】更に、マスタデバイス10には、位相調整
指示信号SADJ OUTを生成する位相比較用入力回路
19は設けられず、代わりにクロック切替回路71が設
けられる。クロック切替回路71は、マスタ側クロック
信号CLKと分周クロック信号CLKM1とのうちの
いずれかを選択的に入力回路12に出力する。入力回
路12は、データ信号SDm S→Mをサンプリングす
るのに加え、分周クロック信号CLKM1でタイミング
基準信号SPH S→Mをサンプリングし、位相調整指示
信号SADJ OUTを生成する役割を果たす。位相調整
指示信号SAD OUTを生成する役割を果たす入力回
路12は、以下、入力回路12’と記載される。
【0146】更に、マスタデバイス10には、タイミン
グ基準信号SPH M→Sを生成するタイミング基準信号
出力回路21は設けられず、代わりにデータ切替回路7
2とクロック切替回路73とが設けられる。データ切替
回路72は、位相調整用データDPH と伝送データD
のうちのいずれかを選択的に出力回路15に出力
する。クロック切替回路73は、マスタ側クロック信号
CLKと遅延クロック信号CLKM2のうちのいずれ
かを選択的に出力回路15に出力する。出力回路15
は、データ信号SD1 M→Sを生成するのに加え、実
施の第1形態ではタイミング基準信号出力回路21が行
っていたタイミング基準信号SPH M→ を発生する役
割を果たす。タイミング基準信号SPH M→Sを発生す
る役割を果たす出力回路15は、以下、出力回路15
’と記載される。
【0147】更に、スレーブデバイス30には、位相調
整指示信号SADJ INを生成する位相比較用入力回路
44は設けられず、代わりにクロック切替回路82が設
けられる。クロック切替回路82は、スレーブ側クロッ
ク信号CLK INと分周クロック信号CLK IN1
とのうちのいずれかを入力回路37に選択的に出力す
る。入力回路37は、データ信号SDm S→Mをサン
プリングするのに加え、分周クロック信号CLK
IN1に同期してタイミング基準信号SPH M→Sをサ
ンプリングし、位相調整指示信号SADJ INを生成す
る役割を果たす。位相調整指示信号SADJ INを生成
する役割を果たす入力回路37は、以下、入力回路3
’と記載される。
【0148】以上に述べられたように、構成が変更され
たマスターデバイス10と、スレーブデバイス30と
は、以後、それぞれ、マスターデバイス310とスレー
ブデバイス330と記載される。
【0149】実施の第4形態では、スレーブデバイス3
30からマスタデバイス310に伝送データD 〜D
を伝送することと、スレーブ側クロック信号CLK
UTの位相を調整することとは、排他的に行われ
る。
【0150】スレーブデバイス330からマスタデバイ
ス310に伝送データD 〜D を伝送する場合、
出力回路33〜33m−1は、スレーブ側クロック信
号CLK OUTに同期してそれぞれ伝送データD
〜Dm−1 をサンプリングし、データ信号SD1
S→M〜SD(m−1) S→Mを生成する。このときデ
ータ切替回路81は、伝送データD を出力回路33
’に出力する。出力回路33’は、スレーブ側クロ
ック信号CLK OUTに同期して伝送データD
サンプリングし、データ信号SDm S→Mを生成する。
データ信号SD1 →M〜SDm S→Mは、マスタデバ
イス310に伝送される。マスタデバイス310に含ま
れるクロック切替回路71は、マスタ側クロック信号C
LKと分周クロック信号CLKM1とのうちのマスタ
側クロック信号CLKを入力回路12’に供給す
る。入力回路12〜12m−1と入力回路12
は、マスタ側クロック信号CLKに同期してデータ信
号SD1 S→M〜SDm−1 S→Mをサンプリングし、
伝送データD 〜D を受け取る。
【0151】一方、CLK OUTの位相を調整する場
合、データ切替回路81は、位相調整用データDPH
を出力回路33’に出力する。出力回路33’は、
スレーブ側クロック信号CLK OUTに同期して位相
調整用データDPH をサンプリングし、タイミング基
準信号SPH S→Mを生成する。タイミング基準信号S
PH S→Mは、入力回路12’に伝送される。クロッ
ク切替回路71は、マスタ側クロック信号CLKと分
周クロック信号CLKM1とのうちの分周クロック信号
CLKM1を入力回路12’に供給する。入力回路1
’は、分周クロック信号CLKM1に同期してタイ
ミング基準信号SPH S→Mをサンプリングし、スレー
ブ側クロック信号CLK OUTの位相を調整する指示
を行う位相調整指示信号SADJ OUTを生成する。位
相調整指示信号SADJ OUTは、レジスタ入出力回路
14、レジスタ入出力バス53、及びレジスタ入出力回
路35を介して、スレーブ側出力用クロック生成回路3
2に伝送される。位相調整指示信号SADJ OUTに基
づいて、スレーブ側出力用クロック生成回路32は、ス
レーブ側クロック信号CLK OUTの位相の調整を行
う。
【0152】また、実施の第4形態では、マスタデバイ
ス310からスレーブデバイス330に伝送データD
〜D を伝送することと、スレーブ側クロック信号
CLK INの位相を調整することとは、排他的に行わ
れる。
【0153】マスタデバイス310からスレーブデバイ
ス330に伝送データD 〜D を伝送する場合、
出力回路15〜15は、マスタ側クロック信号CL
に同期して、それぞれ伝送データD 〜D
サンプリングし、データ信号SD2 M→S〜SDm
M→Sを生成する。このときデータ切替回路72は、伝
送データD を出力回路15’に出力する。更にク
ロック切替回路73は、マスタ側クロック信号CLK
と遅延クロック信号CLKM2とのうちのマスタ側クロ
ック信号CLKを出力回路15’に供給する。出力
回路15’は、マスタ側クロック信号CLKに同期
して伝送データD をサンプリングし、データ信号S
D1 M→Sを生成する。生成されたデータ信号SD1
M→S〜SDm M→Sは、スレーブデバイス330に伝
送される。スレーブデバイス330に含まれるクロック
切替回路82は、スレーブ側クロック信号CLK IN
と分周クロック信号CLK IN1とのうちのスレーブ
側クロック信号CLK INを入力回路37に供給す
る。入力回路37〜37は、スレーブ側クロック信
号CLK INに同期してデータ信号SD1 M→S〜S
Dm M→Sをサンプリングし、伝送データD 〜D
を受け取る。
【0154】一方、クロック信号CLK INの位相を
調整する場合、データ切替回路72は、位相調整用デー
タDPH を出力回路15’に出力する。更に、クロ
ック切替回路73は、マスタ側クロック信号CLK
遅延クロック信号CLKM2とのうちの遅延クロック信
号CLKM2を出力回路15’に供給する。出力回路
15’は、遅延クロック信号CLKM2に同期して位
相調整用データDPH をサンプリングし、タイミング
基準信号SPH M→Sを生成する。タイミング基準信号
PH M→Sは、入力回路37’に伝送される。この
ときクロック切替回路82は、スレーブ側クロック信号
CLK INと分周クロック信号CLK IN1とのう
ちの分周クロック信号CLK IN1を入力回路3
’に供給する。入力回路37’は、分周クロック
信号CLK IN1に同期してタイミング基準信号S
PH M→Sをサンプリングし、スレーブ側クロック信号
CLK INの位相を調整する指示を行う位相調整指示
信号SADJ INを生成する。位相調整指示信号S
ADJ INは、スレーブ側入力用クロック生成回路36
に入力される。位相調整指示信号SADJ INに基づい
て、スレーブ側入力用クロック生成回路36は、スレー
ブ側クロック信号CLK INの位相の調整を行う。
【0155】実施の第4形態のデータ伝送システムは、
タイミング基準信号SPH S→Mとタイミング基準信号
PH M→Sとを伝送するタイミング基準信号伝送バス
55を設ける必要がない点で、実施の第1形態のデータ
伝送システムよりも好ましい。
【0156】
【発明の効果】本発明により、マスターデバイスとスレ
ーブデバイスとの間でデータの転送を行うデータ伝送シ
ステムであって、データを伝送する際のセットアップ時
間及びホールド時間のマージンが大きいデータ伝送シス
テムが提供される。
【0157】また、本発明により、マスターデバイスと
スレーブデバイスとの間でデータの転送を行うデータ伝
送システムであって、スレーブデバイスの特性のばらつ
きによってセットアップ時間及びホールド時間のマージ
ンが減少しにくいデータ伝送システムが提供される。
【0158】また、本発明により、マスターデバイスと
スレーブデバイスとの間でデータの転送を行うデータ伝
送システムであって、動作条件の変化によってセットア
ップ時間及びホールド時間のマージンが減少しにくいデ
ータ伝送システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態のデータ伝送シ
ステムを示す。
【図2】図2は、本発明の実施の第1形態のマスタデバ
イス10とスレーブデバイス30を示す。
【図3】図3は、データ信号SD1 S→Mと、タイミン
グ基準信号SPH S→Mの波形を示す。
【図4】図4は、位相調整指示信号SADJ OUTが生
成される過程を示す。
【図5】図5は、データ信号SD1 M→Sと、タイミン
グ基準信号SPH M→Sの波形を示す。
【図6】図6は、位相調整指示信号SADJ INが生成
される過程を示す。
【図7】図7は、各スレーブデバイス30の位相が調整
される過程を示す。
【図8】図8は、n=1の場合と、n=2の場合と
のそれぞれについて、位相調整指示信号SADJ OUT
が生成される過程を示す。
【図9】図9は、実施の第2形態のマスタデバイス11
0とスレーブデバイス130を示す。
【図10】図10は、実施の第3形態のマスタデバイス
210とスレーブデバイス230を示す。
【図11】図11は、実施の第4形態のマスタデバイス
310とスレーブデバイス330を示す。
【図12】図12は、従来の高速バスシステムを示す。
【図13】図13は、従来の高速バスシステムに含まれ
るスレーブデバイス501を示す。
【符号の説明】
10、110、210、310:マスタデバイス 11:内部クロック発生回路 12〜12、12’:入力回路 13:タイミング比較回路 14:レジスタ入出力回路 15〜15、15’:出力回路 16:タイミング基準信号発生回路 17:半データシフト回路 18:分周回路 19:位相比較用入力回路 20:半データシフト回路 21:位相基準信号出力回路 22〜22、23:入力端子 24〜24、25:出力端子 26:制御回路 27:位相調整用データ生成回路 28、29:遅延調整回路 30(30〜30)、130、230、330:ス
レーブデバイス 31:初段アンプ 32:スレーブ側出力用クロック生成回路 33〜33、33’:出力回路 34:タイミング基準信号出力回路 35:レジスタ入出力回路 36:スレーブ側入力用クロック生成回路 37〜37、37’:入力回路 38:タイミング比較回路 39、41:カウンタ 40、42:遅延回路 43:分周回路 44:位相比較用入力回路 45〜45、46:出力端子 47〜47、48:入力端子 49:位相調整用データ生成回路 51:入力バス 52:出力バス 53:レジスタ入出力バス 54:クロックライン 55:位相調整用バス 56:クロック発生回路 71、73、82:クロック切替回路 72、81:データ切替回路

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スレーブデバイスと、 マスタデバイスと第1バス線と、 第2バス線と、 第3バス線とを備え、 前記スレーブデバイスは、 スレーブ側クロック信号を生成するスレーブ側クロック
    信号生成部と、 前記スレーブ側クロック信号の位相を制御する位相調整
    回路と、 前記スレーブ側クロック信号に応答して伝送データ信号
    を出力する出力部と、 前記スレーブ側クロック信号に応答して、タイミング基
    準信号を出力するタイミング基準信号生成部とを含み、 前記マスタデバイスは、 マスタ側クロック信号を生成するマスタ側クロック信号
    生成部と、 前記マスタ側クロック信号に応答して、前記第1バス線
    を介して伝送される前記伝送データ信号をサンプリング
    する入力部と、 前記第2バス線により伝送される前記タイミング基準信
    号と前記マスタ側クロック信号とに基づいて位相調整指
    示信号を生成する位相比較回路とを含み、 前記位相調整回路は、前記第3バス線を介して伝送され
    る前記位相調整指示信号に応答して前記スレーブ側クロ
    ック信号の位相を調整するデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 前記タイミング基準信号生成部は、位相調整用データを
    入力とし、前記位相調整用データを前記スレーブ側クロ
    ック信号に応答してサンプリングして前記タイミング基
    準信号を生成するデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のデータ伝
    送システムにおいて、 前記マスタデバイスは、更に位相シフト回路を含み、 前記位相シフト回路は、前記マスタ側クロック信号を受
    け、前記マスタ側クロック信号を所定の時間だけシフト
    して前記位相比較回路に供給するデータ伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか一に記
    載のデータ伝送システムにおいて、 前記スレーブデバイスは、更に、 前記スレーブ側クロック信号に応答して、n回(nは自
    然数)連続して出力される毎に異なる2つの値が繰り返
    されるように前記位相調整用データを生成する位相調整
    用データ生成部と、 前記nの値を制御する制御回路とを含むデータ伝送シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 前記制御回路は、第1期間に、前記nをnINI(n
    INIは、2以上の自然数)と定め、且つ、前記第1期
    間の後の第2期間に、前記nを前記nINIよりも小さ
    いnSTD(nSTDは自然数)と定めるデータ伝送シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 前記第1期間は、当該データ伝送システムの起動時から
    開始されるデータ伝送システム。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 前記タイミング基準信号生成部は、前記出力部と、実質
    的に同一の回路構成を有するデータ伝送システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 前記第1バス線と前記第2バス線とは、実質的に同一の
    配線長であるデータ伝送システム。
  9. 【請求項9】 スレーブデバイスと、 マスタデバイスと第1バス線と、 第2バス線とを備え、 前記スレーブデバイスは、 スレーブ側クロック信号を生成するスレーブ側クロック
    信号生成部と、 前記スレーブ側クロック信号の位相を制御する位相調整
    回路と、 伝送データと位相調整用データとのうちのいずれかを選
    択し、選択データとして出力するデータ切替回路と、 前記スレーブ側クロック信号に応答して前記選択データ
    をサンプリングし、出力信号を出力する出力部とを含
    み、 前記マスタデバイスは、 マスタ側クロック信号を生成するマスタ側クロック信号
    生成部と、 前記マスタ側クロック信号を所定の時間だけシフトして
    シフトマスタ側クロック信号を出力する位相シフト回路
    と、 前記シフトマスタ側クロック信号と前記マスタ側クロッ
    ク信号とのうちのいずれか一方を選択し、選択クロック
    信号として出力するクロック信号切替回路と、 前記選択クロック信号に応答して、前記第1バス線を介
    して伝送される前記出力信号をサンプリングする入力部
    とを含み、 前記選択データとして前記位相調整用データが選択され
    たとき、前記選択クロック信号として前記シフトマスタ
    側クロック信号が選択されるとともに、前記入力部は、
    前記選択クロック信号と前記出力信号とに基づいて位相
    調整指示信号を出力し、 前記位相調整回路は、前記第2バス線を介して伝送され
    る前記位相調整指示信号に基づいて、前記位相を調整す
    るデータ伝送システム。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれか一の
    請求項に記載のデータ伝送システムにおいて、 更に、クロックバスを備え、 前記スレーブ側クロック信号生成部と前記マスタ側クロ
    ック信号生成部とには、前記クロックバスを介してクロ
    ック信号が供給されるデータ伝送システム。
  11. 【請求項11】 n(nは、2以上の自然数)個のスレ
    ーブデバイスと、 マスタデバイスと、 データバスと、 制御バスと、 タイミング基準信号伝送バスとを備え、 前記n個のスレーブデバイスのそれぞれは、 スレーブ側クロック信号を生成するスレーブ側クロック
    信号生成部と、 前記スレーブ側クロック信号の位相を調整する位相調整
    回路と、 前記スレーブ側クロック信号に応答して伝送データ信号
    を出力する出力部と、 前記スレーブ側クロック信号に応答してタイミング基準
    信号を出力するタイミング基準信号生成部とを含み、 前記マスタデバイスは、 マスタ側クロック信号を生成するマスタ側クロック信号
    生成部と、 前記マスタ側クロック信号に応答して、前記データバス
    を介して伝送される前記n個のスレーブデバイスの前記
    伝送データ信号をサンプリングする入力部と、 前記タイミング基準信号伝送バスを介して伝送される前
    記n個のスレーブデバイスからの前記タイミング基準信
    号のそれぞれと前記マスタ側クロック信号とに基づい
    て、前記n個のスレーブデバイスへ位相調整指示信号を
    出力する位相比較回路とを含み、 前記n個のスレーブデバイスにおける位相調整回路のそ
    れぞれは、前記制御バスを介して前記n個のスレーブデ
    バイスのそれぞれに時分割で伝送される前記位相調整指
    示信号に応答して前記位相を調整するデータ伝送システ
    ム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のデータ伝送システ
    ムにおいて、 前記n個のスレーブデバイスのそれぞれは、更に、 前記スレーブ側クロック信号に応答して、m回(mは自
    然数)連続して出力される毎に異なる2つの値が繰り返
    されるように前記位相調整用データを生成する位相調整
    用データ生成部と、 前記mを制御する制御回路とを含むデータ伝送システ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項11又は請求項12のいずれか
    に記載のデータ伝送システムにおいて、 前記マスタデバイスは、更に位相シフト回路を含み、 前記位相シフト回路は、前記マスタ側クロック信号を受
    け、前記マスタ側クロック信号を所定の時間だけシフト
    して前記位相比較回路に供給するデータ伝送システム。
  14. 【請求項14】 n(nは、2以上の自然数)個のスレ
    ーブデバイスと、 マスタデバイスとデータバスと、 制御バスとを備え、 前記n個のスレーブデバイスのそれぞれは、 スレーブ側クロック信号を生成するスレーブ側クロック
    信号生成部と、 前記スレーブ側クロック信号の位相を制御する位相調整
    回路と、 伝送データと位相調整用データとのうちのいずれかを選
    択して選択データをを出力するデータ切替回路と、 前記スレーブ側クロック信号に応答して前記選択データ
    をサンプリングし、出力信号を出力する出力部とを含
    み、 前記マスタデバイスは、 マスタ側クロック信号を生成するマスタ側クロック信号
    生成部と、 前記マスタ側クロック信号を所定の時間だけシフトして
    シフトマスタ側クロック信号を出力する位相シフト回路
    と、 前記シフトマスタ側クロック信号と前記マスタ側クロッ
    ク信号とのうちのいずれか一方を選択して選択クロック
    信号を出力するクロック信号切替回路と、 前記選択クロック信号に応答して、前記第4バス線を介
    して伝送される前記出力信号をサンプリングする入力部
    とを含み、 前記選択データとして前記位相調整用データが選択され
    たとき、前記選択クロック信号として前記シフトマスタ
    側クロック信号が選択されるとともに、前記入力部は、
    前記選択クロック信号と前記出力信号とに基づいて前記
    n個のスレーブデバイスのそれぞれに位相調整指示信号
    を時分割で出力し、 前記n個のスレーブデバイスにおける前記位相調整回路
    のそれぞれは、前記制御バスを介して伝送される前記位
    相調整指示信号に基づいて、前記位相を調整するデータ
    伝送システム。
  15. 【請求項15】 マスタ側クロック信号を生成するマス
    タ側クロック信号生成部と、 前記マスタ側クロック信号を所定の時間だけシフトして
    シフトクロック信号を出力する位相シフト回路と、 伝送データ信号が入力される第1端子と、 前記伝送データ信号と同期したタイミング基準信号が入
    力される第2端子と、 前記マスタ側クロック信号に応答して、前記伝送データ
    信号をサンプリングする入力部と、 前記シフトクロック信号と前記タイミング基準信号とに
    基づいて、前記伝送データ信号の送出元へ送付すべき位
    相調整指示信号を生成し、第3端子に出力する位相比較
    回路とを備えるデータ伝送システム用マスタデバイス。
  16. 【請求項16】 スレーブ側クロック信号を生成するス
    レーブ側クロック信号生成部と、 前記スレーブ側クロック信号の位相を調整する位相調整
    回路と、 前記スレーブ側クロック信号に応答して、伝送データ信
    号を第1端子に出力する出力部と、 前記スレーブ側クロック信号に応答してタイミング基準
    信号を第2端子に出力するタイミング基準信号生成部と
    を備え、 前記位相調整回路は、第3端子に入力された制御信号に
    基づいて、前記位相を調整するデータ伝送システム用ス
    レーブデバイス。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のデータ伝送システ
    ム用スレーブデバイスにおいて、 前記タイミング基準信号生成部は、位相調整用データを
    入力とし、且つ、前記位相調整用データを前記スレーブ
    側クロック信号に応答してサンプリングして前記タイミ
    ング基準信号を生成するデータ伝送システム用スレーブ
    デバイス。
  18. 【請求項18】 請求項17のデータ伝送システム用ス
    レーブデバイスにおいて、 更に、 前記スレーブ側クロック信号に応答して、n回(nは自
    然数)連続して出力される毎に異なる2つの値が繰り返
    されるように前記位相調整用データを生成する位相調整
    用データ生成部と、 前記nを制御する制御回路とを含むデータ伝送システム
    用スレーブデバイス。
  19. 【請求項19】 マスタデバイスとスレーブデバイス
    と、 第1バス線と、 第2バス線とを備え、 前記マスタデバイスは、 マスタ側クロック信号を生成するマスタ側クロック信号
    生成部と、 前記マスタ側クロック信号に応答して伝送データ信号を
    出力する出力部と、 前記マスタ側クロック信号に応答してタイミング基準信
    号を生成するタイミング基準信号生成部とを含み、 前記スレーブデバイスは、 スレーブ側クロック信号を生成するスレーブ側クロック
    信号生成部と、 前記スレーブ側クロック信号に応答して、前記第1バス
    線を介して伝送される前記伝送データ信号をサンプリン
    グする入力部と、 前記第2バス線を介して伝送される前記タイミング基準
    信号と前記スレーブ側クロック信号とに基づいて位相調
    整指示信号を出力する位相比較回路と、 前記スレーブ側クロック信号の位相を制御する位相調整
    回路とを含み、 前記位相調整回路は、前記位相調整指示信号に応答して
    前記位相を調整するデータ伝送システム。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のデータ伝送システ
    ムにおいて、 前記タイミング基準信号生成部は、前記マスタ側クロッ
    ク信号を所定の時間だけシフトしてシフトクロック信号
    を出力する位相シフト回路を備えているデータ伝送シス
    テム。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のデータ伝送システ
    ムにおいて、 前記タイミング基準信号生成部は、更に、 位相調整用データを入力とし、前記位相調整データを前
    記シフトクロック信号に応答してサンプリングして前記
    タイミング基準信号を生成するタイミング基準信号出力
    部を備えているデータ伝送システム。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のデータ伝送システ
    ムにおいて、 前記マスタデバイスは、 更に、 前記シフトクロック信号に応答して、n回(nは自然
    数)連続して出力される毎に異なる2つの値が繰り返さ
    れるように前記位相調整用データを生成する位相調整用
    データ生成部と、 前記nを制御する制御回路とを含むデータ伝送システ
    ム。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載のデータ伝送システ
    ムにおいて、 前記制御回路は、第1期間に、前記nをnINI(n
    INIは、2以上の自然数)と定め、且つ、前記第1期
    間の後の第2期間に、前記nを前記nINIよりも小さ
    いnSTD(nSTDは自然数)と定めるデータ伝送シ
    ステム。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載のデータ伝送システ
    ムにおいて、 前記第1期間は、当該データ伝送システムの起動時から
    開始されるデータ伝送システム。
  25. 【請求項25】 請求項21のデータ伝送システムにお
    いて、 前記タイミング基準信号出力部は、前記出力部と、実質
    的に同一の回路構成を有するデータ伝送システム。
  26. 【請求項26】 請求項19のデータ伝送システムにお
    いて、 前記第1バス線と前記第2バス線とは、実質的に同一の
    配線長であるデータ伝送システム。
  27. 【請求項27】 マスタデバイスと、 スレーブデバイスと、 バス線と、 とを備え、 前記マスタデバイスは、 マスタ側クロック信号を生成するマスタ側クロック信号
    生成部と、 前記マスタ側クロック信号を所定の時間だけシフトして
    シフトクロック信号を出力する位相シフト回路と、 前記シフトクロック信号と前記マスタ側クロック信号と
    のいずれか一方を選択して選択クロック信号として出力
    するクロック切替回路と、 位相調整用データと伝送データとのいずれか一方を選択
    データとして出力するデータ切替回路と、 前記選択クロック信号に応答して前記選択データをサン
    プリングし、出力信号を出力する出力部とを含み、 前記スレーブデバイスは、 スレーブ側クロック信号を生成するスレーブ側クロック
    信号生成回路と、 前記スレーブ側クロック信号に応答して、前記バス線を
    介して前記出力信号が入力される入力部と 前記スレーブ側クロック信号の位相を制御する位相調整
    回路とを含み、 前記位相調整用データが前記選択データとして選択され
    るとき、前記選択クロック信号として前記シフトクロッ
    ク信号が選択され、且つ、前記入力部は、前記出力信号
    と前記スレーブ側クロック信号とに基づいて位相調節指
    示信号を生成し、 前記位相調整回路は前記位相調節指示信号に応答して前
    記位相を調整するデータ伝送システム。
  28. 【請求項28】 請求項27のデータ伝送システムにお
    いて、 更に、クロックバスを備え、 前記マスタ側クロック信号生成部及び前記スレーブ側ク
    ロック信号生成部には、前記クロックバスを介してクロ
    ック信号が供給されるデータ伝送システム。
  29. 【請求項29】 マスタデバイスと、 n(nは2以上の自然数)個のスレーブデバイスと、 データバスと、 タイミング基準信号伝送バスとを備え、 前記マスタデバイスは、 マスタ側クロック信号を生成するマスタ側クロック信号
    生成部と、 前記マスタ側クロック信号に応答して伝送データ信号を
    出力する出力部と、 前記マスタ側クロック信号に応答してタイミング基準信
    号を生成するタイミング基準信号生成部とを含み、 前記n個のスレーブデバイスのそれぞれは、 スレーブ側クロック信号を生成するスレーブ側クロック
    信号生成部と、 前記スレーブ側クロック信号に応答して、前記データバ
    スを介して伝送される前記伝送データ信号をサンプリン
    グする入力部と、 前記タイミング基準信号伝送バスを介して伝送される前
    記タイミング基準信号と前記スレーブ側クロック信号と
    に基づいて位相調整指示信号を出力する位相比較回路
    と、 前記スレーブ側クロック信号の位相を制御する位相調整
    回路とを含み、 前記n個のスレーブデバイスにおける前記位相比較回路
    は、それぞれ、前記タイミング基準信号伝送バスを介し
    て時分割に伝送される前記タイミング基準信号に応答し
    てそれぞれ前記位相調整指示信号を出力し、 前記n個のスレーブデバイスにおける前記位相調整回路
    は、それぞれ、前記位相調整指示信号に基づいて前記位
    相を調整するデータ伝送システム。
  30. 【請求項30】 マスタ側クロック信号を生成するマス
    タ側クロック信号生成部と、 前記マスタ側クロック信号を所定の時間だけシフトして
    シフトクロック信号を出力する位相シフト回路と、 前記マスタ側クロック信号に応答して伝送データ信号を
    第1端子に出力する出力回路と、 前記シフトクロック信号に応答して、前記伝送データ信
    号に対して前記時間だけシフトされたタイミング基準信
    号を第2端子に出力するタイミング基準信号生成部とを
    備えるデータ伝送システム用マスタデバイス。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載のデータ伝送システ
    ム用マスタデバイスにおいて、 前記タイミング基準信号生成部は、位相調整用データを
    入力とし、且つ、前記位相調整用データを前記シフトク
    ロック信号に応答してサンプリングして前記タイミング
    基準信号を生成するデータ伝送システム用マスタデバイ
    ス。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載のデータ伝送システ
    ム用マスタデバイスにおいて、 更に、前記シフトクロック信号に応答して、n回(nは
    自然数)連続して出力される毎に、異なる2つの値が繰
    り返されるように前記位相調整用データを生成する位相
    調整用データ生成部と前記nを制御する制御回路とを備
    えているデータ伝送システム用マスタデバイス。
  33. 【請求項33】 スレーブ側クロック信号を生成するス
    レーブ側クロック信号生成部と、 前記スレーブ側クロック信号の位相を制御する位相調整
    部と、 伝送データ信号が入力される第1端子と、 前記伝送データ信号と同期したタイミング基準信号が入
    力される第2端子と、 前記スレーブ側クロック信号に応答して、前記伝送デー
    タ信号をサンプリングする入力部と、 前記スレーブ側クロック信号と前記タイミング基準信号
    とに基づいて位相調整指示信号を生成する位相比較回路
    とを備え、 前記位相調整部は、前記位相調整指示信号に応答して、
    前記スレーブ側クロック信号の位相を調整するデータ伝
    送システム用スレーブデバイス。
  34. 【請求項34】 スレーブ側クロック信号に同期して伝
    送データ信号を出力するスレーブデバイスと、前記伝送
    データ信号をマスタ側クロック信号が示すマスタ側サン
    プリングタイミングでサンプリングするマスタデバイス
    とを含むデータ伝送システムにおいて、 前記スレーブデバイスは、前記伝送データ信号が遷移す
    るデータ遷移タイミングと前記マスタ側サンプリングタ
    イミングとが、所定のタイミング差になるように、前記
    スレーブ側クロック信号の位相を調整することを特徴と
    するデータ伝送システム。
  35. 【請求項35】 マスタ側クロック信号が示すマスタ側
    サンプリングタイミングで伝送データ信号を出力するマ
    スタデバイスと、スレーブ側クロック信号が示すスレー
    ブ側サンプリングタイミングで前記伝送データ信号をサ
    ンプリングするスレーブデバイスとを含むデータ伝送シ
    ステムにおいて、 前記マスタデバイスは、前記マスタ側サンプリングタイ
    ミングから所定のタイミング差だけずれた目標タイミン
    グを示すタイミング基準信号を出力し、前記スレーブデ
    バイスは、前記スレーブ側サンプリングタイミングと前
    記目標タイミングとが実質的に一致するように前記スレ
    ーブ側クロック信号の位相を調整することを特徴とする
    データ伝送システム。
  36. 【請求項36】 (a)スレーブ側クロック信号を生成
    するステップと、 (b)前記スレーブ側クロック信号が指示するスレーブ
    側サンプリングタイミングで伝送データをサンプリング
    して伝送データ信号を生成するステップと、 (c)前記伝送データ信号が遷移するデータ遷移タイミ
    ングを示すタイミング基準信号を生成するステップと、 (d)マスタ側クロック信号を生成するステップと、 (e)前記マスタ側クロック信号が指示するマスタ側サ
    ンプリングタイミングで前記伝送データ信号をサンプリ
    ングするステップと、 (f)前記タイミング基準信号と前記マスタ側クロック
    信号とに基づいて位相調整指示信号を生成するステップ
    と、 (g)前記位相調整指示信号に基づいて、前記スレーブ
    側クロック信号の位相を調整するステップとを備えるデ
    ータ伝送方法。
  37. 【請求項37】 (a)マスタ側クロック信号を生成す
    るステップと、 (b)前記マスタ側クロック信号が指示するマスタ側サ
    ンプリングタイミングで伝送データをサンプリングして
    伝送データ信号を生成するステップと、 (c)前記マスタ側クロック信号に基づいて、目標タイ
    ミングを指示するタイミング基準信号を生成するステッ
    プと、 (e)スレーブ側クロック信号を生成するステップと、 (f)前記スレーブ側クロック信号が指示するスレーブ
    側サンプリングタイミングで前記伝送データ信号をサン
    プリングするステップと、 (g)前記タイミング基準信号に基づいて、前記スレー
    ブ側サンプリングタイミングと前記目標タイミングとが
    実質的に一致するように、前記スレーブ側クロック信号
    の位相を調整するステップとを備えるデータ伝送方法。
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