JP2012008881A - メモリシステム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリデバイス間における遅延時間のばらつきを解消する。
【解決手段】データ端子20dがメモリコントローラ30に共通接続されたメモリデバイス21〜24を備える。メモリデバイス21〜24のそれぞれは、リードコマンドに応答してメモリセルアレイ100から読み出されたリードデータDataをデータ端子20dに出力するデータ出力回路120と、データ出力回路120によるリードデータDQの出力タイミングを調整する出力タイミング調整回路130とを備える。メモリコントローラ30は、メモリデバイス21〜24にそれぞれ設定コマンドを発行することにより、リードコマンドを発行してからリードデータDQを受信するまでの遅延時間がメモリデバイス21〜24間において一致するよう、出力タイミング調整回路130による調整量を設定する。
【選択図】図3

Description

本発明はメモリシステム及びその制御方法に関し、特に、メモリコントローラに複数のメモリデバイスが共通接続された構成を有するメモリシステム及びその制御方法に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリデバイスを含むメモリシステムにおいては、システム全体のメモリ容量を増大すべく、複数のメモリデバイスが一つのメモリコントローラに共通接続されることがある。メモリコントローラとは、メモリデバイスにリードコマンドやライトコマンドなどの各種コマンドを発行するとともに、リードデータの受信やライトデータの送信を行うコントロールデバイスである。メモリコントローラは、CPU(Central Processing Unit)とメモリデバイスとの間に設けられることが多いが、CPUそのものがメモリコントローラの役割を果たすこともある。
上述のように、複数のメモリデバイスが一つのメモリコントローラに共通接続されるメモリシステムの場合、メモリコントローラがリードコマンドを発行してからリードデータを受信するまでの時間がメモリデバイスごとにばらつくことがある。ばらつきの原因は様々であり、製造プロセスに起因するばらつきや、配線負荷に起因するばらつきなどが挙げられる。このうち、配線負荷に起因するばらつきは、例えば複数のメモリデバイスを積層したタイプのメモリシステムなどにおいてはほとんどキャンセルされるが、このようなメモリシステムにおいても製造プロセスに起因するばらつきはキャンセルされず、無視できない時間差となって現れることがある。
リードコマンドを発行してからリードデータを受信するまでの遅延時間がメモリデバイスごとにばらつくと、メモリコントローラ側におけるリードデータのラッチマージンが減少する。例えば、遅延時間の長いメモリデバイスと遅延時間の短いメモリデバイスを連続アクセスした場合、遅延時間の長いメモリデバイスからのリードデータと遅延時間の短いメモリデバイスからのリードデータとが一部重複するため、これらリードデータの有効幅(パスウィンドウ)が狭くなってしまう。しかも、これら前後のリードデータの論理レベルが相違する場合、リードデータの重複期間において貫通電流が流れるという問題もある。
このような遅延時間のばらつきによる問題を防止する方法としては、例えば特許文献1に記載された方法が提案されている。
特許第3558599号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法は、遅延時間を随時モニタしその結果に応じて遅延時間を調整していることから、データの転送を極めて高速で行う場合には、調整が間に合わなくなるおそれがある。このため、データの転送を極めて高速で行う場合であっても、遅延時間のばらつきを確実にキャンセル可能な方法が求められている。
本発明によるメモリシステムは、メモリコントーラと、少なくともデータ端子が前記メモリコントローラに共通接続され、前記メモリコントローラより発行されるコマンドに基づいて動作を行う複数のメモリデバイスと、を備え、前記複数のメモリデバイスのそれぞれは、メモリセルアレイと、リードコマンドに応答して前記メモリセルアレイから読み出されたリードデータを前記データ端子に出力するデータ出力回路と、前記データ出力回路による前記リードデータの出力タイミングを調整する出力タイミング調整回路と、を備え、前記メモリコントローラは、前記複数のメモリデバイスにそれぞれ設定コマンドを発行することにより、前記リードコマンドを発行してから前記リードデータを受信するまでの遅延時間が前記複数のメモリデバイス間において一致するよう、前記出力タイミング調整回路による調整量を設定することを特徴とする。
本発明によるメモリシステムの制御方法は、メモリコントローラから複数のメモリデバイスにそれぞれリードコマンドを発行し、前記複数のメモリデバイスからそれぞれリードデータを受け付けることによって、前記複数のメモリデバイスの動作速度を評価する工程と、前記メモリコントローラから前記複数のメモリデバイスにそれぞれ設定コマンドを発行し、前記複数のメモリデバイスにそれぞれ対応する調整コードを保持させることによって、前記リードコマンドを発行してから前記リードデータを受信するまでの遅延時間を前記複数のメモリデバイス間において一致させる工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、メモリコントローラからメモリデバイスに設定コマンドを発行し、これによって各メモリデバイスにそれぞれ調整コードを保持させていることから、遅延時間を随時モニタすることなく、遅延時間を複数のメモリデバイス間において一致させることが可能となる。
本発明の好ましい第1の実施形態によるメモリシステム10の構造を説明するための模式的な断面図である。 メモリシステム10の配線構造を説明するためのブロック図である。 メモリデバイス21〜24及びメモリコントローラ30の主要部の構成を説明するためのブロック図である。 データ出力回路120の回路図である。 第1の実施形態における出力タイミング調整動作を説明するためのフローチャートである。 出力タイミング調整動作を行う前におけるメモリデバイス21〜24からのリードデータDQの出力タイミングの一例を示すタイミング図である。 データの衝突が生じている様子を説明するためのタイミング図である。 リードデータDQの出力タイミングが調整可能な様子を説明するためのタイミング図である。 パス判定(P)されるケースとフェイル判定(F)されるケースとの関係を説明するためのタイミング図である。 出力タイミング調整動作を行う前後におけるリードデータDQの出力タイミングを説明するためのタイミング図であり、(a)は調整前の状態を示し、(b)は調整後の状態を示している。 データの衝突が生じない様子を説明するためのタイミング図である。 本発明の好ましい第2の実施形態におけるメモリデバイス21〜24及びメモリコントローラ30の主要部の構成を説明するためのブロック図である。 第2の実施形態における出力タイミング調整動作を説明するためのフローチャートである。 リードデータDQを2つのグループに分類し、グループごとに出力タイミングを調整する例を示すブロック図である。 2つの可変遅延回路134をクロックツリー150の途中にそれぞれ挿入した例を示す回路図である。 変形例によるメモリシステムの配線構造を説明するためのブロック図である。 変形例によるメモリデバイス21〜24の構造を説明するためのブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態によるメモリシステム10の構造を説明するための模式的な断面図である。
図1に示すように、本実施形態によるメモリシステム10は、4つのメモリデバイス21〜24と1つのメモリコントローラ30を有しており、これらが積層された構造を有している。メモリデバイス21〜24及びメモリコントローラ30は、それぞれシリコン基板を用いた1チップの半導体デバイスである。メモリデバイス21〜24は互いに同じ回路構成を有しており、特に限定されるものではないが、本実施形態ではいずれも汎用DRAMチップである。したがって、そのアクセス方法は規格によって定められている。
ここで、汎用DRAMとは、外部端子を介して外部とのインターフェースを行う回路からなるいわゆる「フロントエンド部」と、複数のメモリセルアレイ及びそれらへのアクセスを行う回路からなるいわゆる「バックエンド部」の両者を含むDRAMであり、特に限定されるものではないが、例えばDDR3(Double Data Rate 3)型のSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などが該当する。DDR3型のSDRAMにおいては、いわゆるプリフェッチ動作を8ビット単位で行う。つまり、リード動作においては、1回のアクセスでバックエンド部から8ビットのリードデータをパラレルに読み出し、これをフロントエンド部においてパラレルシリアル変換を行うことによって、これら8ビットのリードデータを外部へシリアルに出力する。逆に、ライト動作においては、1回のアクセスでフロントエンド部に8ビットのライトデータを外部からシリアルに入力し、これをフロントエンド部においてシリアルパラレル変換した後、バックエンド部にパラレルに供給する。したがって、本実施形態において使用する汎用DRAMは、フロントエンド部が削除されバックエンド部のみが集積されたいわゆる「コアチップ」とは異なるものである。
メモリデバイス21〜24には、いずれもシリコン基板を貫通する多数の貫通電極TSV(Through Silicon Via)が設けられており、これによって上下に隣接するチップが電気的に接続されている。また、メモリコントローラ30にも多数の貫通電極TSVが設けられており、これによってインターポーザ40の表面41に設けられた配線と電気的に接続されている。インターポーザ40上に積層されたメモリコントローラ30及びメモリデバイス21〜24は、封止樹脂50によって覆われ、これにより各チップが物理的に保護される。
インターポーザ40は樹脂からなる回路基板であり、その裏面42には複数の外部端子(半田ボール)SBが形成されている。インターポーザ40は、メモリシステム10の機械的強度を確保するとともに、電極ピッチを拡大するための再配線基板として機能する。つまり、インターポーザ40の上面41に形成された電極をスルーホール電極によって裏面42に引き出し、裏面42に設けられた再配線層によって、外部端子SBのピッチを拡大している。図1に示す外部端子SBの数は例示であり、実際にはより多数の外部端子が設けられている。
図2は、本実施形態によるメモリシステム10の配線構造を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、4つのメモリデバイス21〜24は、メモリコントローラ30に対して共通接続されている。より具体的には、メモリコントローラ30に設けられたクロック端子30a、アドレス端子30b、コマンド端子30c及びデータ端子30dは、メモリデバイス21〜24に設けられたクロック端子20a、アドレス端子20b、コマンド端子20c及びデータ端子20dにそれぞれ共通接続されている。これにより、メモリコントローラ30から出力される外部クロック信号CLK、アドレス信号ADD及びコマンドCMDは、4つのメモリデバイス21〜24に共通に供給されることになる。また、各メモリデバイス21〜24から出力されるリードデータDQは、共通のデータバスを介してメモリコントローラ30に入力され、逆に、メモリコントローラ30から出力されるライトデータDQは、共通のデータバスを介してメモリデバイス21〜24に入力される。特に限定されるものではないが、本実施形態では、各チップに128個のデータ端子が設けられており、これにより一度に128ビットのリードデータ又はライトデータを転送することができる。
メモリコントローラ30がいずれのメモリデバイス21〜24を選択するかは、チップ選択信号を用いて行う。チップ選択信号は、メモリデバイス21〜24ごとに個別に設けられた配線を用いて各メモリデバイス21〜24に供給すればよい。一方、共通の配線を介してチップ選択信号をメモリデバイス21〜24に供給する場合には、各メモリデバイス21〜24にチップアドレスを割り当て、チップ選択信号の値とチップアドレスとが一致するメモリデバイスを選択すればよい。
図3は、メモリデバイス21〜24及びメモリコントローラ30の主要部の構成を説明するためのブロック図である。尚、メモリデバイス21〜24は互いに同じ回路構成を有しているため、図3においては代表してメモリデバイス24の構成のみを示している。
図3に示すように、メモリデバイス21〜24には、メモリセルアレイ100と、メモリセルアレイ100に対してアクセス動作を行うアクセス制御回路110と、メモリセルアレイから読み出されたリードデータをデータ端子20dに出力するデータ出力回路120と、データ出力回路120の動作タイミングを調整する出力タイミング調整回路130とを有している。尚、図3においては、128個のデータ端子20dをまとめて1個のデータ端子20dとして表記している。
メモリセルアレイ100には、多数のDRAMメモリセルMCが含まれており、いずれのメモリセルMCに対してアクセスを行うかは、アドレス端子20bより供給されるアドレス信号ADDによって指定される。具体的には、アドレス端子20bより供給されるアドレス信号ADD及びコマンド端子20cより供給されるコマンドCMDがアクセス制御回路110に入力され、コマンドCMDがリードコマンドである場合には、アドレス信号ADDによって特定されるメモリセルMCに対してリード動作が行われ、読み出されたリードデータDataがデータ出力回路120に供給される。データ出力回路120は、アクセス制御回路110より供給される出力イネーブル信号EN及び出力タイミング調整回路130より供給される出力タイミング信号CLKOに基づいて、リードデータを外部に出力する。データ出力回路120の回路構成については後述する。
図3に示すように、アクセス制御回路110にはコマンドデコーダ112が含まれている。コマンドデコーダ112は、コマンド端子20cより供給されるコマンドCMDをデコードし、デコード結果に基づいて各種内部信号を生成する回路である。例えば、コマンドCMDがリードコマンドである場合、コマンドデコーダ112は図示しないリード信号を活性化させ、これによってリード動作が行われる。また、コマンドCMDが設定コマンドである場合、コマンドデコーダ112はアップダウン信号UP/DNを活性化させる。アップダウン信号UP/DNは、出力タイミング調整回路130に含まれるレジスタ132に供給され、これによってレジスタ132の設定値である調整コードがアップカウント又はダウンカウントされる。
また、出力タイミング調整回路130には、可変遅延回路134も含まれている。可変遅延回路134は、内部クロックICLKを受け、これを遅延させることによって出力タイミング信号CLKOを生成する回路である。その遅延量は、レジスタ132に設定された調整コードによって指定される。内部クロックICLKとは、クロック端子20aを介して供給される外部クロックCLKを、バッファ回路140によってバッファリングした信号である。
図4は、データ出力回路120の回路図である。
図4に示すように、データ出力回路120は、リードデータData及び出力イネーブル信号ENを受けてP側駆動信号OP1及びN側駆動信号ON1を生成する論理回路121と、出力タイミング信号CLKOに同期してP側駆動信号OP1及びN側駆動信号ON1をそれぞれラッチするラッチ回路122,123と、ラッチ回路122から出力されたP側駆動信号OP2によってオン/オフ制御されるプルアップバッファ124と、ラッチ回路123から出力されたN側駆動信号ON2によってオン/オフ制御されるプルダウンバッファ125とを備えている。プルアップバッファ124はPチャンネル型のMOSトランジスタからなり、そのソースは高位側電源VDDQに接続され、ドレインはデータ端子20dに接続されている。また、プルダウンバッファ125はNチャンネル型のMOSトランジスタからなり、そのソースは低位側電源VSSQに接続され、ドレインはデータ端子20dに接続されている。
論理回路121は、出力イネーブル信号ENがローレベルに非活性化している場合には、リードデータDataの論理値に関わらず、P側駆動信号OP1をハイレベル、N側駆動信号ON1をローレベルとする。これにより、プルアップバッファ124及びプルダウンバッファ125はいずれもオフすることから、データ端子20dはハイインピーダンス状態となる。これに対し、出力イネーブル信号ENがハイレベルに活性化している場合には、リードデータDataがハイレベルであればP側駆動信号OP1及びN側駆動信号ON1はいずれもローレベルとなり、リードデータDataがローレベルであればP側駆動信号OP1及びN側駆動信号ON1はいずれもハイレベルとなる。したがって、これらがラッチ回路122,123にラッチされると、プルアップバッファ124及びプルダウンバッファ125のいずれかがオンすることから、データ端子20dはリードデータDataと同じ論理レベルに駆動される。
上述の通り、ラッチ回路122,123によるP側駆動信号OP1及びN側駆動信号ON1のラッチタイミングは、出力タイミング信号CLKOに同期して行われる。図4に示すように、出力タイミング信号CLKOは、クロック端子20aに入力された外部クロックCLKがバッファ回路140及び可変遅延回路134を通過することによって生成される。既に説明したとおり、本実施形態ではメモリデバイス21〜24のそれぞれに128個のデータ端子20dが設けられているため、可変遅延回路134を通過した出力タイミング信号CLKOは、クロックツリー150によって分岐され、それぞれのデータ出力回路120に分配される。
図3に戻って、メモリコントローラ30には、データ端子30dを介して入力されるリードデータDQを入力タイミング信号CLKIに同期してラッチするデータ入力回路210と、入力タイミング信号CLKIを生成するとともにリードデータDQが入力されるタイミングを測定する入力タイミング測定回路220と、入力タイミング測定回路220による測定結果に基づいて設定コマンドを発行するコマンド生成回路250とを備える。
詳細については後述するが、入力タイミング測定回路220は、入力タイミング信号CLKIを連続的に活性化させることにより、データ入力回路210がリードデータDQを正しく取り込めるタイミングと正しく取り込めないタイミングとの境界を判定する回路である。
その他、メモリコントローラ30には外部クロックCLKを生成するクロック生成回路240と、アドレス信号ADDを生成するアドレス生成回路230が設けられている。クロック生成回路240によって生成された外部クロックCLKは、クロック端子30aを介して出力され、メモリデバイス21〜24に設けられたクロック端子20aに共通に供給される。同様に、コマンド生成回路250によって生成されたコマンドCMDは、コマンド端子30cを介して出力され、メモリデバイス21〜24に設けられたコマンド端子20cに共通に供給される。また、アドレス生成回路230によって生成されたアドレス信号ADDは、アドレス端子30bを介して出力され、メモリデバイス21〜24に設けられたアドレス端子20bに共通に供給される。
以上が本実施形態によるメモリシステム10の構成である。次に、本実施形態によるメモリシステム10の動作について、リードデータDQの出力タイミング調整動作に着目して説明する。
図5はリードデータDQの出力タイミング調整動作を説明するためのフローチャートである。
図5に示すように、リードデータDQの出力タイミング調整動作においては、まずメモリデバイス21〜24のいずれかを選択し(ステップS1)、選択したメモリデバイスに対してリードコマンドを発行する(ステップS2)。これにより読み出されるリードデータDQをメモリコントローラ30内のデータ入力回路210を介して取り込むのであるが、この時、入力タイミング信号CLKIを連続的に活性化させることにより、どのタイミングであればリードデータDQを正しく取り込むことができ、どのタイミングであればリードデータDQを正しく取り込むことができないのか評価する(ステップS3)。かかる評価は入力タイミング測定回路220が行う。具体的な評価方法については後述する。
次に、別のメモリデバイスを選択し(ステップS1)、上記の同様の評価を行う(ステップS2,S3)。このようにして全てのメモリデバイス21〜24について評価が完了すると(ステップS4:YES)、各メモリデバイス21〜24についての評価結果を検証し、最も遅延時間の長いメモリデバイスを特定する。かかる動作も入力タイミング測定回路220が行う。
そして、メモリデバイス21〜24のうち最も遅延時間の長いメモリデバイスを除くいずれかを選択し(ステップS11)、選択したメモリデバイスに対して設定コマンドを発行する(ステップS12)。これにより、当該メモリデバイスにおいてはアップダウン信号UP/DNが活性化し、レジスタ132に保持される調整コードがアップカウントされる。調整コードがアップカウントされると、可変遅延回路134による遅延量は増大する。次に、選択したメモリデバイスに対して再びリードコマンドを発行し(ステップS13)、入力タイミング信号CLKIを連続的に活性化させることによって入力タイミングを測定する(ステップS14)。かかる動作は、上述したステップS2,S3における動作と同じである。
そして、ステップS14にて測定した遅延時間と、最も遅延時間の長いメモリデバイスの遅延時間とを比較し、ステップS14にて測定した遅延時間の方が短ければ(ステップS15:NO)、ステップS12に戻って再び設定コマンドを発行する。これを繰り返すことにより、ステップS14にて測定した遅延時間と、最も遅延時間の長いメモリデバイスの遅延時間とが一致した場合(ステップS15:YES)、当該メモリデバイスに対する調整動作を完了し、ステップS11に戻って別のメモリデバイスに対する調整動作を行う。このような動作をメモリデバイス21〜24のうち最も遅延時間の長いメモリデバイスを除く全てに対して実行すると(ステップS16:YES)、一連の出力タイミング調整動作が完了する。
上記の出力タイミング調整動作は、電源投入時やリセット時などに毎回実行することが好ましい。但し、各メモリデバイス21〜24に含まれるレジスタ132が不揮発性である場合は、電源投入やリセットの度に上記の出力タイミング調整動作を行う必要はない。
以下、出力タイミング調整動作についてより詳細に説明する。
図6は、出力タイミング調整動作を行う前におけるメモリデバイス21〜24からのリードデータDQの出力タイミングの一例を示すタイミング図である。
出力タイミング調整動作を行う前はメモリデバイス21〜24間において速度のばらつきが存在する。図6に示す例では、外部クロックCLKの基準となるアクティブエッジCLK0に対して、リードデータDQの出力が開始されるタイミングがメモリデバイス22、21(=24)、23の順となっている。つまり、メモリデバイス22の遅延時間が最も短く、メモリデバイス23の遅延時間が最も長い。尚、図6においては、外部クロックCLKのアクティブエッジCLK0の位置を揃えて表示しているが、これは、メモリデバイス間における遅延時間の差を説明するためであり、実際には、1回のアクティブエッジCLK0に対してリードデータDQを出力するメモリデバイスは一つである。つまり、同じアクティブエッジCLK0を基準として複数のメモリデバイスが同時にリードデータDQの出力を行うことはない。これは、データ端子20dがメモリデバイス21〜24において共通接続されているためである。
このように、出力タイミング調整動作を行う前は、メモリデバイス21〜24間においてリードデータDQの出力開始タイミングがばらついているため、メモリデバイス21〜24から次々にリードデータDQを出力させると、データバス上でリードデータDQの衝突が生じる。図7は、これを説明するためのタイミング図であり、遅延時間が最も長いメモリデバイス23がアクティブエッジCLK1を基準としてリードデータDQの出力を行った後、遅延時間が最も短いメモリデバイス22が次のアクティブエッジCLK2を基準としてリードデータDQの出力を行ったケースを示している。このようなケースでは、メモリデバイス23からのリードデータDQの最後の部分と、メモリデバイス22からのリードデータDQの最初の部分が同時に出力されることになるため、この部分でデータの衝突が生じる。データの衝突が生じている期間はリードデータDQの論理レベルは不定となることから、メモリコントローラ30はリードデータDQを正しく取り込むことができない。したがって、このままではリードデータDQの有効幅(パスウィンドウ)が狭くなってしまう。しかも、これら前後のリードデータDQの論理レベルが相違する場合、リードデータDQの重複期間において貫通電流が流れてしまう。
このような遅延時間の差による問題は、出力タイミング調整回路130を用いて図8に示すようにリードデータDQの出力タイミングを調整し、これによってメモリデバイス21〜24間において遅延時間を一致させることで解消される。遅延時間をどの程度とするかは、メモリコントローラ30に設けられた入力タイミング測定回路220を用いた測定の結果に基づいて決定される。入力タイミング測定回路220を用いた測定は、図9に示すように、あるメモリデバイスから出力されるリードデータDQの取り込みを複数のタイミングで試行し、これによって、リードデータDQを正しく取り込めるタイミングと正しく取り込めないタイミングとの境界を判定することにより行う。
具体的には、図3に示した入力タイミング測定回路220によって入力タイミング信号CLKIを連続的に活性化させ、これによりデータ入力回路210がリードデータDQを正しく取り込むことができればパス(図9に示す符号P)、正しく取り込むことができなければフェイル(図9に示す符号F)と判定する。このような判定は、128ビットのリードデータDQ全てについて行っても構わないし、128ビットのリードデータDQの中から1ビットだけ代表して行っても構わない。前者の方法において、128ビットのリードデータDQ間に速度のばらつきがある場合には、最も遅いリードデータDQを当該メモリデバイスの動作速度として採用すればよい。
入力タイミング信号CLKIの周波数は、高ければ高いほどより高精度な測定が可能となるため、メモリコントローラ30が許容可能な最高周波数とすることが好ましい。このような測定を行うと、図9に示すように、当初フェイル判定(F)であったのがあるタイミングからパス判定(P)に変化する。この変化タイミングが当該メモリデバイスの遅延時間を示している。具体的なパス判定(P)又はフェイル判定(F)は、期待値とリードデータDQとの比較によって行う。つまり、期待値とリードデータDQが一致していればパス判定(P)、期待値とリードデータDQが一致していなければフェイル判定(F)とする。したがって、判定を行う前提として、当該メモリデバイスに予め期待値を書き込んでおくことが必要であることは言うまでもない。
図10は出力タイミング調整動作を行う前後におけるリードデータDQの出力タイミングを説明するためのタイミング図であり、(a)は調整前の状態を示し、(b)は調整後の状態を示している。
図10(a)に示すように、遅延時間に差のあるメモリデバイス21〜24に対してそれぞれ入力タイミング測定回路220を用いた測定を行うと、フェイル判定(F)からパス判定(P)に切り替わるタイミングがメモリデバイス21〜24ごとに相違する。具体的には、メモリデバイス21,24においては、フェイル判定(F)が4回続いた後、5回目にパス判定(P)が現れるのに対し、メモリデバイス22においては、フェイル判定(F)が3回続いた後、4回目にパス判定(P)が現れ、メモリデバイス23においては、フェイル判定(F)が6回続いた後、7回目にパス判定(P)が現れる。
図3に示した入力タイミング測定回路220は、このような判定結果に基づき、最も遅延時間の長いメモリデバイスを特定する。この場合、メモリデバイス21、22、24ともフェイル判定(F)が6回続いた後、7回目にパス判定(P)が現れるよう遅延時間を拡大すればよいことから、メモリデバイス21,24については遅延時間を2ピッチ増大させ、メモリデバイス22については遅延時間を3ピッチ増大させればよい。既に説明したとおり、遅延時間の増大は、各メモリデバイス21、22、24に設定コマンドを発行することにより、アップダウン信号UP/DNを1回又は2回以上活性化させることにより行う。
このような調整を行うと、図10(b)に示すように、各メモリデバイス21〜24ともアクティブエッジCLK0からリードデータDQの出力までの時間がほぼ一致することになる。その結果、メモリデバイス23とメモリデバイス22に対して連続アクセスを行った場合であっても、図11に示すようにデータの衝突は生じなくなる。これにより、リードデータDQの有効幅(パスウィンドウ)が十分に確保されるとともに、貫通電流が流れることがなくなる。
以上説明したように、本実施形態によるメモリシステム10によれば、メモリデバイス21〜24間における遅延時間差をほぼ無くすことができることから、メモリデバイス21〜24に対して連続的なリードアクセスを行った場合であっても、データの衝突や貫通電流の発生などの問題が生じることがない。しかも、遅延時間の調整を電源投入時やリセット時などに行っていることから、実際のアクセス時において遅延時間をリアルタイムに調整する必要がない。このため、データの転送速度が極めて高い場合であっても、遅延時間のばらつきを確実にキャンセルすることが可能となる。
また、本実施形態では、実際に遅延時間を測定しながら調整コードを1ピッチずつアップカウントしていることから(ステップS12〜S15)、極めて正確な調整が可能となる。但し、本発明において、実際に遅延時間を測定しながら調整コードを1ピッチずつアップカウントすることは必須でなく、各メモリデバイス21〜24のレジスタ132に調整コードを直接入力することも可能である。以下、各メモリデバイス21〜24のレジスタ132に調整コードを直接入力する実施形態について説明する。
図12は、本発明の好ましい第2の実施形態におけるメモリデバイス21〜24及びメモリコントローラ30の主要部の構成を説明するためのブロック図である。
図12に示すように、本実施形態においては、メモリコントローラ30から設定コマンドが発行されると、メモリデバイス21〜24に含まれるコマンドデコーダ112は、設定信号SETを活性化させる。設定信号SETはレジスタ132に供給され、これが活性化するとレジスタ132の設定値である調整コードの上書きが可能となる。図12に示すように、調整コードはアドレス端子20bより供給される。
一方、メモリコントローラ30に含まれるアドレス生成回路230には、入力タイミング測定回路220による測定結果に基づいて調整コードCODEを生成する調整コード生成回路232が含まれている。調整コード生成回路232によって生成された調整コードCODEは、アドレス端子30bを介して出力され、メモリデバイス21〜24に設けられたアドレス端子20bに共通に供給される。
図13は、本実施形態における出力タイミング調整動作を説明するためのフローチャートである。
本実施形態における出力タイミング調整動作は、図13に示すように、ステップS1〜S4までは図5に示した動作と同じである。そして、全てのメモリデバイス21〜24について評価が完了すると(ステップS4:YES)、各メモリデバイス21〜24についての評価結果を検証し、メモリデバイス21〜24ごとに調整コードCODEを生成する(ステップS21)。調整コードCODEの生成は、調整コード生成回路232が行う。
そして、メモリデバイス21〜24のいずれかを選択し(ステップS22)、選択したメモリデバイスに対して設定コマンドを発行するとともに、当該メモリデバイスに対応する調整コードCODEを供給する(ステップS23)。これにより、当該メモリデバイスのレジスタ132には、対応する調整コードCODEが書き込まれることになる。このような動作を全てのメモリデバイス21〜24に対して実行すると(ステップS24:YES)、一連の出力タイミング調整動作が完了する。
本実施形態においても、出力タイミング調整動作は電源投入時やリセット時などに毎回実行することが好ましい。但し、各メモリデバイス21〜24に含まれるレジスタ132が不揮発性である場合は、電源投入やリセットの度に上記の出力タイミング調整動作を行う必要はない。また、メモリコントローラ30側に調整コードCODEを不揮発的に記憶する回路を設けておけば、電源投入時やリセット時などに図13に示すステップS1〜S4及びS21を毎回実行する必要はなく、ステップS22〜S24のみを実行すれば足りる。
以上説明したように、本実施形態においては、各メモリデバイス21〜24のレジスタ132に調整コードを直接入力していることから、出力タイミング調整動作を速やかに完了することが可能となる。
尚、上述した各実施形態では、128ビットのリードデータDQに対して出力タイミングを一括調整しているが、本発明がこれに限定されるものではなく、同時に出力される複数ビットのリードデータDQをいくつかのグループに分類し、グループごとに出力タイミングを調整することも可能である。
図14は、リードデータDQを2つのグループに分類し、グループごとに出力タイミングを調整する例を示すブロック図である。
図14に示す例では、各メモリデバイス21〜24に2つの出力タイミング調整回路130−1、130−2が設けられている。一方の出力タイミング調整回路130−1は、64ビット分のリードデータDQを出力するデータ出力回路120−1に出力タイミング信号CLKO−1を供給し、他方の出力タイミング調整回路130−2は、残りの64ビット分のリードデータDQを出力するデータ出力回路120−2に出力タイミング信号CLKO−2を供給する。
メモリコントローラ30側においても、2つのデータ入力回路210−1、210−2と2つの入力タイミング測定回路220−1、220−2が設けられており、それぞれ対応するグループのリードデータDQの入力タイミングを測定する。
このような構成は、チップ上のレイアウトなどに起因して、グループごとにリードデータDQの出力タイミングが若干相違するケースにおいて好適である。例えば、128個のデータ端子20dのうち、半分の64個がチップ上のあるエリアに集中的に配置され、残りの64個がチップ上の他のエリアに集中的に配置されているケースにおいては、集中的に配置された各64個のデータ端子から出力されるリードデータDQ間における時間差はほとんど生じないものの、エリアの異なるデータ端子から出力されるリードデータDQ間においては無視できない時間差が生じることがある。このようなケースにおいては、図14に示す例のように、データ端子20dが配置されたエリアごとにリードデータDQをグループ分けし、グループごとに出力タイミングを調整することが好ましい。
この場合、図15に示すように、2つの可変遅延回路134をクロックツリー150の途中にそれぞれ挿入することにより、グループごとに最適な遅延量とすることが可能となる。
図16は、変形例によるメモリシステムの配線構造を説明するためのブロック図である。
図16に示す例では、メモリデバイス21a〜24aがいずれも4つのチャネル(チャネル0〜チャネル3)を有しており、チャネルごとにメモリコントローラ30xに対して共通接続されている。メモリデバイス21a〜24aには、チャネルごとにクロック端子20a、アドレス端子20b、コマンド端子20c及びデータ端子20dが設けられており、これらがメモリコントローラ30の当該チャネルに対応するクロック端子30a、アドレス端子30b、コマンド端子30c及びデータ端子30dに接続されている。
このような構成を有するメモリシステムの場合、図17に示すように、チャネルごとに出力タイミング調整回路130−0〜130−3及びデータ出力回路120−0〜120−3を設け、これによってチャネルごとにリードデータDQの出力タイミングを調整可能とすることが好ましい。この場合も、1つのチャネルに属する128ビットのリードデータDQに対して出力タイミングを一括調整するのではなく、1つのチャネルに属する128ビットのリードデータDQをいくつかのグループに分類し、グループごとに出力タイミングを調整しても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、1つのメモリコントローラと複数のメモリデバイスが積層されたメモリシステムを例に説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。但し、上記実施形態のように、メモリコントローラと複数のメモリデバイスを積層し、これらを貫通電極によって相互に接続すると、配線負荷の差などがほとんど存在しなくなることから、メモリデバイス間におけるリードデータの時間差は、メモリデバイス間における動作速度差によってほぼ決まる。このような点を考慮すれば、本発明は積層型のメモリシステムへの適用が最も好適である。
また、上記実施形態では、メモリデバイスに設けられたクロック端子、アドレス端子、コマンド端子をメモリコントローラに共通接続しているが、本発明においては、少なくとも複数のメモリデバイスに設けられたデータ端子がメモリコントローラに共通接続されていれば足り、クロック端子、アドレス端子、コマンド端子などが共通接続されていることは必須でない。但し、これら端子についても共通接続されているメモリシステムに本発明を適用することが好適である。
10 メモリシステム
21〜24 メモリデバイス
20a クロック端子
20b アドレス端子
20c コマンド端子
20d データ端子
30 メモリコントローラ
30a クロック端子
30b アドレス端子
30c コマンド端子
30d データ端子
40 インターポーザ
50 封止樹脂
100 メモリセルアレイ
110 アクセス制御回路
112 コマンドデコーダ
120 データ出力回路
121 論理回路
122,123 ラッチ回路
124 プルアップバッファ
125 プルダウンバッファ
130 出力タイミング調整回路
132 レジスタ
134 可変遅延回路
140 バッファ回路
150 クロックツリー
210 データ入力回路
220 入力タイミング測定回路
230 アドレス生成回路
232 調整コード生成回路
240 クロック生成回路
250 コマンド生成回路
CLKI 入力タイミング信号
CLKO 出力タイミング信号
CODE 調整コード
DQ リードデータ

Claims (20)

  1. メモリコントーラと、
    少なくともデータ端子が前記メモリコントローラに共通接続され、前記メモリコントローラより発行されるコマンドに基づいて動作を行う複数のメモリデバイスと、を備え、
    前記複数のメモリデバイスのそれぞれは、メモリセルアレイと、リードコマンドに応答して前記メモリセルアレイから読み出されたリードデータを前記データ端子に出力するデータ出力回路と、前記データ出力回路による前記リードデータの出力タイミングを調整する出力タイミング調整回路と、を備え、
    前記メモリコントローラは、前記複数のメモリデバイスにそれぞれ設定コマンドを発行することにより、前記リードコマンドを発行してから前記リードデータを受信するまでの遅延時間が前記複数のメモリデバイス間において一致するよう、前記出力タイミング調整回路による調整量を設定することを特徴とするメモリシステム。
  2. 前記メモリコントローラは、前記遅延時間が最も遅いメモリデバイスを基準とし、他のメモリデバイスにおける前記遅延時間が前記最も遅いメモリデバイスの前記遅延時間と一致するよう、前記出力タイミング調整回路による調整量を設定することを特徴とする請求項1に記載のメモリシステム。
  3. 前記出力タイミング調整回路は、内部クロック信号を遅延させる可変遅延回路と、前記可変遅延回路の遅延量を設定するレジスタとを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のメモリシステム。
  4. 前記メモリコントローラは、前記設定コマンドを発行することにより、前記レジスタに設定される調整コードの値を所定のピッチで変化させることを特徴とする請求項3に記載のメモリシステム。
  5. 前記メモリコントローラは、前記設定コマンドを発行するとともに、前記レジスタに設定される調整コードを前記複数のメモリデバイスのそれぞれに供給することを特徴とする請求項3に記載のメモリシステム。
  6. 前記複数のメモリデバイスのそれぞれは、前記メモリセルアレイに含まれる複数のメモリセルを特定するためのアドレス信号を受けるアドレス端子をさらに備え、
    前記メモリコントローラは、前記レジスタの設定値を前記アドレス端子を介して前記複数のメモリデバイスのそれぞれに供給することを特徴とする請求項5に記載のメモリシステム。
  7. 前記内部クロック信号は、前記メモリコントローラより供給された外部クロック信号に基づき生成された信号であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載のメモリシステム。
  8. 前記メモリコントローラは、前記リードデータが入力されるタイミングを測定する入力タイミング測定回路を備え、前記入力タイミング測定回路による測定結果に基づいて、各メモリデバイスの遅延時間を評価することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一項に記載のメモリシステム。
  9. 前記メモリコントローラは、前記入力タイミング測定回路による測定結果に基づいて前記調整コードを生成する調整コード生成回路をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のメモリシステム。
  10. 前記メモリコントローラは、入力タイミング信号に同期して前記リードデータを取り込むデータ入力回路をさらに備え、
    前記入力タイミング測定回路は、前記入力タイミング信号を連続的に活性化させることにより、前記リードデータを正しく取り込めるタイミングと前記リードデータを正しく取り込めないタイミングとの境界を判定することを特徴とする請求項8又は9に記載のメモリシステム。
  11. 前記メモリコントローラと前記複数のメモリデバイスが一つのインターポーザ上にパッケージングされていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のメモリシステム。
  12. 前記複数のメモリデバイスが積層されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のメモリシステム。
  13. 前記メモリコントローラと前記複数のメモリデバイスが積層されていることを特徴とする請求項12に記載のメモリシステム。
  14. 前記複数のメモリデバイスに設けられた前記データ端子と前記メモリコントローラに設けられたデータ端子は、前記複数のメモリデバイスをそれぞれ貫通する貫通電極を介して接続されていることを特徴とする請求項12又は13に記載のメモリシステム。
  15. 前記複数のメモリデバイスのそれぞれは、前記リードコマンドに応答して前記メモリセルアレイからパラレルに読み出された複数のリードデータをシリアルに変換するパラレルシリアル変換機能を有していることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載のメモリシステム。
  16. メモリコントローラから複数のメモリデバイスにそれぞれリードコマンドを発行し、前記複数のメモリデバイスからそれぞれリードデータを受け付けることによって、前記複数のメモリデバイスの動作速度を評価する工程と、
    前記メモリコントローラから前記複数のメモリデバイスにそれぞれ設定コマンドを発行し、前記複数のメモリデバイスにそれぞれ対応する調整コードを保持させることによって、前記リードコマンドを発行してから前記リードデータを受信するまでの遅延時間を前記複数のメモリデバイス間において一致させる工程と、を備えることを特徴とするメモリシステムの制御方法。
  17. 前記一致させる工程は、動作速度の速いメモリデバイスほど動作速度が遅くなるよう、前記調整コードを保持させることを特徴とする請求項16に記載のメモリシステムの制御方法。
  18. 前記メモリコントローラは、設定コマンドを発行することによって前記調整コードを前記複数のメモリデバイスごとに変化させることを特徴とする請求項16又は17に記載のメモリシステムの制御方法。
  19. 前記評価の結果に基づいて、前記複数のメモリデバイスの動作速度にそれぞれ対応する調整コードを生成する工程をさらに備え、
    前記メモリコントローラは、前記複数のメモリデバイスにそれぞれ対応する調整コードを供給することによって、前記複数のメモリデバイスにそれぞれ対応する調整コードを保持させることを特徴とする請求項16又は17に記載のメモリシステムの制御方法。
  20. 前記一致させる工程は、前記遅延時間が最も遅いメモリデバイスを基準とし、他のメモリデバイスにおける前記遅延時間が前記最も遅いメモリデバイスの前記遅延時間と一致するよう、前記調整コードを保持させることを特徴とする請求項16乃至19のいずれか一項に記載のメモリシステムの制御方法。
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