JP2002225593A - 燃費表示装置および車両状態表示装置 - Google Patents
燃費表示装置および車両状態表示装置Info
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Abstract
サ12からの出力により処理部14は、平均燃費、瞬間
燃費、通算燃費、過去最高燃費を計算し、各記憶部1
6,18,20,22にそれぞれ記憶する。そこで、こ
れら燃費が表示部24に表示される。
Description
変化として表示する燃費表示装置及び車両状態表示装置
に関する。
けの距離を走行できるかという燃費はドライバーにとっ
て気になる点である。特に、燃費のよい車両において
は、ドライバーがその走行における燃費を知りたいとい
う要求は大きい。なお、燃費の向上は、単に燃料費の節
約に寄与できるだけでなく、これによって炭酸ガスの排
出量が少なくなり、環境にとっても好ましいというメリ
ットもある。
燃費を表示する機能を有している。この燃料表示として
は、所定時間(例えば5分間)毎の走行距離と、燃料消
費の平均値から求める平均燃費や、その瞬間の燃費を求
める瞬間燃費の表示が知られている。
自己運転する車両の燃費を認識することができ、その車
両の性能をチェックできる。また、燃費の表示から、ド
ライバーが燃費のよい走行を心がけることもできる。
では、平均燃費と、瞬間燃費のみの表示であった。しか
し、これら表示は、必ずしもドライバーの知りたい情報
が表示されているとはいえない場合も多かった。また、
車速などの運転状態なども現在のものだけでなく、過去
の状態についての情報も知りたいという要求もある。
あり、ドライバーの知りたい情報を表示できる燃費表示
装置および車両状態表示装置を提供することを目的とす
る。
経時変化として表示する燃費表示装置において、所定の
継続した走行であるトリップを区切とし、トリップ毎に
燃費表示の形態を変更することを特徴とする。このよう
に、トリップ毎の燃費変化が表示されるため、燃費の傾
向の変化を認識することができる。
ンジがパーキングレンジに入ったことまたはイグニッシ
ョンオフとなることで認識することが好適である。
の色を変更することで行うことが好適である。
る燃費表示装置において、車両の使用開始後における最
高燃費を記憶し、この最高燃費を表示することを特徴と
する。これによって、過去最高燃費との比較が容易に行
える。
示する車両運転状態表示装置において、所定の継続した
走行であるトリップを区切とし、トリップ毎に車両運転
状態表示の形態を変更することを特徴とする。車両運転
状態としては、車速、平均車速などがあり、これをトリ
ップ毎に表示することで、トリップ毎の運転状態を容易
に認識できる。
て、図面に基づいて説明する。
含むシステムの構成を示すブロック図である。なお、本
実施形態の燃費表示装置は、燃料を消費する動力機関を
搭載するガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車の
他、エンジンの他にバッテリ駆動のモータを搭載するハ
イブリッド車等に採用される。
ら走行距離を検出するセンサであり、常時走行距離を検
出している。また、燃料消費センサ12は、エンジンに
おける燃料消費量を燃料供給量などから検出する。
2の出力は、処理部14に供給され、この処理部14に
おいて燃費が算出される。この燃費は、走行距離(k
m)/燃料消費量(L)で算出される。
算出する。まず、イグニッションスイッチのオン(IG
−ON)の後、1分毎の平均燃費を算出し、この平均燃
費を過去30分間分、平均燃費記憶部16に記憶する。
また、この平均燃費記憶部16内には、表示色記憶部1
6aが設けられており、ここに各平均燃費の表示色につ
いてのデータが記憶されている。例えば、1分毎の各平
均燃費データについて、フラグを設けておき、記憶する
場合にはフラグを「1」とする。そして、イグニッショ
ンスイッチのオフ→オン(IG−OFF→IG−ON)
の際にフラグをクリアする。これによって、IG−ON
の後の走行、すなわち今回のトリップの時の平均燃費デ
ータについてのみフラグ「1」が記憶される。なお、ト
リップの区切りは、IG−OFF→IG−ONではな
く、シフトレンジがパーキングレンジに入れられ、次に
ドライブレンジに入れられたことで認識してもよい。
記憶部16、表示色記憶部16aの記憶内容から、過去
30分間の平均燃費を1分毎に認識し、また今回のトリ
ップのデータか否かも認識することができる。
行距離センサ10および燃料消費センサ12から供給さ
れる検出値に応じてその瞬間の燃費を瞬間燃費記憶部1
8に記憶する。
20に記憶する。これは、ドライバーのリセットキー操
作が行われた後の通算走行距離と、通算燃料消費量から
計算されたものである。従って、リセット操作により、
0にクリアされる。
中で最高の燃費を過去最高燃費記憶部22に記憶する。
これによって、ドライバーの設定した区切り毎の通算燃
費における最高の燃費が得られる。
続されており、この表示部24に燃費についての表示が
行われる。また、処理部14には入力部26も接続され
ており、この入力部26により上述の通算燃費を計算す
るためのリセット入力などがなされる。この入力部26
は、表示部24の前面に形成されたタッチパネルなどを
含むことが好適である。また、表示部24は、例えばカ
ラーの液晶表示装置であり、燃費の表示の他、ナビゲー
ションのための画面や、各種診断についてダイアグ(診
断)表示や、エアコンディショナーなどの操作について
の画面などにも利用されることが好適である。
は、IG−OFFで、リセットされるが、その他の平均
燃費記憶部16、表示色記憶部16a、通算燃費記憶部
20、過去最高燃費記憶部22の記憶内容は、IG−O
FFではクリアされず、次のIG−ON時のこれら記憶
に基づいた表示が行われる。従って、瞬間燃費記憶部1
8は、データ処理の作業エリアとして利用されるRAM
の一部に設けられただけでもよい。一方、その他の記憶
部は、バックアップメモリや、不揮発性のメモリに設け
られる。さらに、入力部26には、「全リセット」キー
があり、この操作によって、平均燃費記憶部16、表示
色記憶部16a、通算燃費記憶部20、過去最高燃費記
憶部22の記憶内容もクリアできるようになっている。
る。このように、現時点から前30分間の1分毎の平均
燃費が棒グラフで示されている。そして、この棒グラフ
は、トリップ毎に色を変更して表示されている。この例
では、今回のトリップ(IG−ONの後)の走行が始ま
ってから16分であり、表示色記憶部16aのフラグが
「1」である直前16分間の平均燃費が緑色で表示さ
れ、その前のトリップの平均燃費が青色で表示されてい
る。
され、逐次その瞬間の燃費が表示される。この棒グラフ
も緑色に設定されている。
種の色が利用できる。また、図に示したように、斜線な
どのハッチングの形態や明度を変更したりして区別する
ことも好適である。また、上述の例では、2つのトリッ
プの区別しかしていないが、今回、前回、前々回などを
区別してもよい。この場合表示色記憶部16aにおける
フラグを3種以上にすればよい。
示されている。また、「リセット」キーおよび「全リセ
ット」キーが表示されており、「リセット」キーへのタ
ッチが入力部26によって検出されることで、通算燃費
がクリアされ、その後の通算燃費が表示される。このと
き、通算燃費は過去最高燃費と比較され、最高燃費であ
った場合には、その値に更新される。さらに、「全リセ
ット」キーがタッチされた場合には、記憶部における記
憶内容はクリアされ、燃費についての表示は一旦すべて
クリアされる。
ついての処理を説明する。まず、IG−ONもしくは
「リセット」キー、「全リセット」キーが押されたとき
にスタートし、平均燃費グラフをA色(例えば緑色)で
表示する(S11)。次に、IG−ONかを判定し(S
12)、YESであればこの表示を繰り返す。従って、
最初のトリップにおいては、1色のみの表示が行われ
る。なお、表示は、上述のように前30分について1分
毎の表示であるが、これに限定されることなく、5分毎
2時間等という表示でもかまわない。
−ONされるかを判定し(S13)、イグニッションが
オンされた場合には、表示色記憶部16aに記憶されて
いるデータについてのフラグをオフし、今回のIG−O
N前の平均燃費をB色で表示し、その後の平均燃費フラ
グを「1」としてこれをA色で表示する(S14)。
についての平均燃費がA色、その前のトリップの表示が
B色でなされる。このため、ドライバは、前回のトリッ
プと、今回のトリップにおける平均燃費を区別して認識
することができる。
の処理手順を示す。まず、IG−ONもしくは「全リセ
ット」キーが押されたときにスタートし、通算燃費記憶
部20内のデータに基づいて通算燃費を表示する(S2
1)。そして、リセットキーが押されたか否かを判定す
る(S22)。押されていなければ、S21の表示を繰
り返す。一方、リセットキーが押された場合には、過去
最高燃費記憶部22に記憶されているデータとこの時点
の通算燃費を比較する(S23)。今回の通算燃費が過
去最高を上回っていれば、過去最高燃費記憶部22の記
憶内容を今回の通算燃費で更新し(S24)、上回って
なければこの処理をスキップする。そして、通算燃費を
0にクリアして(S25)、S21に戻る。
の操作毎にそのときの通算燃費によって、過去最高燃費
が更新される。そこで、ドライバは過去最高燃費を常に
認識することができる。
区切りであるトリップ毎に平均燃費の表示色を変更す
る。このため、ドライバは、トリップ毎に区別して、燃
費の傾向の変化を認識できる。従って、トリップ毎の運
転の内容や、道路環境の影響などを考慮して燃費を認識
することができ、より適切な燃費認識が行える。
費がよいときに、いままでで一番よいときとの比較がで
きる。そこで、ドライバは、燃費の向上を意識した運転
を心がけることができる。
速などの運転状態の表示に本発明を適用することもでき
る。この場合の処理について、図5に示す。
ー、「全リセット」キーが押されたときにスタートし、
平均車速グラフをA色(例えば緑色)で表示する(S3
1)。この平均車速グラフは、図2と同様に例えば1分
毎の平均速度を表示するものである。次に、IG−ON
かを判定し(S32)、YESであればこの表示を繰り
返す。従って、最初のトリップにおいては、1色のみの
表示が行われる。なお、表示は、上述のように前30分
について1分毎の表示であるが、これに限定されること
なく、5分毎2時間等という表示でもかまわない。
−ONされるかを判定し(S33)、IG−ONされた
場合には、表示色記憶部16aに記憶されているデータ
についてのフラグをオフし、今回のIG−ON前の平均
燃費をB色で表示し、その後の平均燃費フラグを「1」
としてこれをA色で表示する(S34)。
についての平均車速がA色、その前のトリップの表示が
B色でなされる。このため、ドライバは、前回のトリッ
プと、今回のトリップにおける平均車速を区別して認識
することができる。
く、車速変化、エンジン水温、エンジン回転数、ブレー
キ操作回数、シフトチェンジの状態などが採用可能であ
る。さらに、過去の最高、最低の車両状態を記憶してお
き表示することもできる。
車両状態変化が表示されるため、車両状態の傾向の変化
を認識することができる。
在の走行における燃費を過去最高燃費と比較することが
できる。
ある。
トである。
ある。
処理部、16 平均燃費記憶部、16a 表示色記憶
部、18 瞬間燃費記憶部、20 通算燃費記憶部、2
2 過去最高燃費記憶部、24 表示部、26 入力
部。
Claims (5)
- 【請求項1】 車両の燃費を経時変化として表示する燃
費表示装置において、 所定の継続した走行であるトリップを区切とし、トリッ
プ毎に燃費表示の形態を変更することを特徴とする燃費
表示装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 前記トリップの区切りは、シフトレンジがパーキングレ
ンジに入ったことまたはイグニッションオフとなること
で認識することを特徴とする燃費表示装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
て、 前記燃費表示の形態の変更は、表示の色を変更すること
で行うことを特徴とする燃費表示装置。 - 【請求項4】 車両の燃費を経時変化として表示する燃
費表示装置において、 車両の使用開始後における最高燃費を記憶し、この最高
燃費を表示することを特徴とする燃費表示装置。 - 【請求項5】 車両の運転状態を経時変化として表示す
る車両状態表示装置において、 所定の継続した走行であるトリップを区切とし、トリッ
プ毎に車両状態表示の形態を変更することを特徴とする
車両状態表示装置。
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