JP2002200904A - ラジアルタイヤ - Google Patents

ラジアルタイヤ

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JP2002200904A
JP2002200904A JP2000401928A JP2000401928A JP2002200904A JP 2002200904 A JP2002200904 A JP 2002200904A JP 2000401928 A JP2000401928 A JP 2000401928A JP 2000401928 A JP2000401928 A JP 2000401928A JP 2002200904 A JP2002200904 A JP 2002200904A
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恭彰 國安
Satoru Asada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロードノイズを悪化させることなく操縦安定
性を向上する。 【解決手段】 カーカス6とベルト層7とを具える。カ
ーカス6は、トレッド部2からサイドウォール部3を経
てビード部4のビードコア5に至る本体部6aと、ビー
ドコア5の周りを内側から外側に向けて折り返されしか
もその外端のビードベースラインBLからの高さがタイ
ヤ断面高さHの40%以上をなす折返し部6bとからな
るカーカスプライ6Aを含む。正規リムJにリム組みし
かつ正規内圧の5%の内圧を充填した状態において、前
記本体部6aは、その厚さの中心線CLが、軸方向内側
に凸となる円弧からなりかつビードコア5の外面からタ
イヤ半径方向外側にのびる円弧状部Caと、この円弧状
部Caに変曲点Pで連なりかつ略直線状でのびる直線部
Cbとを含む。直線部Cbの外端Cbeのビードベース
ラインBLからの高さh2がタイヤ断面高さHの35〜
55%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロードノイズ性能
を維持しつつ操縦安定性を向上しうるラジアルタイヤに
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
車両の静粛化が強く望まれており、とりわけ走行中の車
室内で「ゴー」という音で聴取されるいわゆるロードノ
イズを低減することが急務となっている。このロードノ
イズは、車両側の固有振動数とタイヤの固有振動数とが
近似すると大きくなることが知られている。
【0003】ところで、車両の操縦安定性を向上するた
めには、タイヤの縦剛性ないし横剛性を向上することが
必要である。タイヤの縦剛性ないし横剛性を向上させる
手段として、例えば図4に示すように、ビード部bに配
される硬質のビードエーペックスゴムfを大型化するこ
とが知られている。しかしながら、このようにビードエ
ーペックスゴムfを大型化したラジアルタイヤでは、タ
イヤの固有振動数を高めて車両側の固有振動数に近づけ
てしまう傾向がある。これにより、とりわけ125Hz
程度の低周波数側のロードノイズを悪化させるという問
題がある。
【0004】本発明は、このような実状に鑑み案出なさ
れたもので、5%内圧充填時のカーカスプライの断面形
状や折り返し高さ等を限定することを基本として、内圧
充填時におけるタイヤの固有振動数の上昇を抑えつつタ
イヤ剛性を高めることにより、ロードノイズの著しい悪
化を招くことなく操縦安定性を向上しうるラジアルタイ
ヤを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビ
ード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスの
タイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベ
ルト層とを具えたラジアルタイヤであって、正規リムに
リム組みしかつ正規内圧の5%の内圧を充填した5%内
圧充填状態において、前記カーカスは、トレッド部から
サイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るト
ロイド状の本体部と、この本体部に連なりかつ前記ビー
ドコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に向けて折り
返されしかもその外端のビードベースラインからの高さ
がタイヤ断面高さの40%以上をなす折返し部とからな
るカーカスプライを含むとともに、前記カーカスプライ
の前記本体部は、その厚さの中心線が、タイヤ軸方向内
側に凸となる円弧からなりかつ前記ビードコアの外面か
らタイヤ半径方向外側にのびる円弧状部と、この円弧状
部の外端に変曲点Pで連なりかつ略直線状でのびる直線
部とを含み、かつ前記直線部の外端の前記ビードベース
ラインからの高さがタイヤ断面高さの35〜55%であ
ることを特徴とするラジアルタイヤである。
【0006】なお前記正規リムとは、タイヤが基づいて
いる規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎
に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リ
ム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTO
であれば "Measuring Rim"となる。また、前記正規内圧
とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系におい
て、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JA
TMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE L
OAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に
記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSU
RE" であるが、タイヤが乗用車用である場合には180
KPaとする。
【0007】また請求項2記載の発明は、前記ビード部
は、前記本体部と前記折返し部との間に、前記ビードコ
アの外面からタイヤ半径方向外側に先細状でのびるビー
ドエーペックスゴムを具え、前記折返し部は、このビー
ドエーペックスゴムの外端近傍にて前記本体部の直線部
に略接して該直線部の外端まで直線状でのびることを特
徴とする請求項1記載のラジアルタイヤである。
【0008】また請求項3記載の発明は、前記ビードエ
ーペックスゴムは、前記ビードコアの外面からタイヤ半
径方向に10〜20mmの高さを有し、かつ前記変曲点P
は前記ビードエーペックスゴム外端よりも5mm以上タイ
ヤ半径方向内側に位置することを特徴とする請求項2記
載のラジアルタイヤである。
【0009】また請求項4記載の発明は、前記ビード部
は、前記折返し部のタイヤ軸方向外側に、ゴムからなる
ビードフィラーを具え、このビードフィラーと前記ビー
ドエーペックスゴムのJISデュロメータ硬さを70〜
100度としたことを特徴とする請求項2又は3のいず
れかに記載のラジアルタイヤである。
【0010】また請求項5記載の発明は、前記ビードフ
ィラーは、前記ビードエーペックスゴムとタイヤ軸方向
内外で重なるとともに、タイヤ半径方向の重なり長さを
3〜10mmとしたことを特徴とする請求項4記載のラジ
アルタイヤである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づき説明する。図1には本実施形態のラジアルタ
イヤ1を正規リムJにリム組みしかつ正規内圧の5%の
内圧を充填した5%内圧充填状態におけるタイヤ軸を含
むタイヤ子午線断面図、図2は同正規内圧を充填した正
規状態の断面図、図3は図1の部分拡大図をそれぞれ示
している。
【0012】図において本実施形態のラジアルタイヤ1
は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード
部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス
6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配さ
れたベルト層7とを具えた乗用車用のものを例示してい
る。
【0013】前記カーカス6は、カーカスコードをタイ
ヤ赤道Cに対して例えば75゜〜90゜の角度で配列し
たラジアル構造の1枚以上、本例では1枚のカーカスプ
ライ6Aから構成されている。前記カーカスコードは、
本例ではポリエステルコードが採用されるが、これ以外
にもナイロン、レーヨン、アラミドなどの有機繊維コー
ドや必要によりスチールコードをも採用しうる。また、
前記カーカスプライ6Aは、トレッド部2からサイドウ
ォール部3を経てビード部4のビードコア5に至る本体
部6aと、この本体部6aに連なり前記ビードコア5の
廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し
部6bとを具えている。
【0014】前記カーカスプライ6Aの前記本体部6a
と折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイ
ヤ半径方向外側にのびかつ硬質ゴムからなるビードエー
ペックスゴム8を配してビード部4を補強している。該
ビードエーペックスゴム8のゴム硬さは、例えばJIS
−K6253に基づくJISデュロメータ硬さが70〜
100度、より好ましくは80〜100度、さらに好ま
しくは80〜95度とすることが望ましい。前記ビード
エーペックスゴムのJISデュロメータ硬さが70度未
満であると、ビード部4の曲げ剛性が不足し操縦安定性
を向上する効果が得られ難く、逆に100度を超える
と、周囲のゴムとの硬度差が著しく大となって剛性段差
が生じ耐久性を低下させやすくなる。
【0015】また本実施形態のビードエーペックスゴム
8は ビードコア5の外面5aからタイヤ半径方向に1
0〜20mmの小高さHaで形成されたものを示してい
る。また本例のビードエーペックスゴム8の断面形状
は、図3に拡大して示すように、前記ビードコア5の外
面5aに沿う下辺K1、該下辺K1のタイヤ軸方向の内
端から半径方向外方に前記本体部6aに沿って延在する
内の斜辺K2、及び前記下辺K1のタイヤ軸方向の外端
から半径方向外方に前記折返し部6bに沿って延在し前
記内の斜辺K2と交わる外の斜辺K3とからなる略二等
辺三角形状で形成されている。
【0016】前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ
赤道Cに対して例えば10〜45°の小角度で傾けて配
列した少なくとも2枚、本例ではタイヤ半径方向内、外
2枚のベルトプライ7A、7Bを前記コードが互いに交
差する向きに重ね合わせて構成される。前記ベルトコー
ドは、本例ではスチールコードを採用しているが、アラ
ミド、レーヨン等の高弾性の有機繊維コードも必要に応
じて用いうる。なお図示していないが、ベルト層7のさ
らに外側に、ナイロン等の有機繊維コードをタイヤ周方
向に対して5度以下の角度で配列したバンド層を配して
も良い。
【0017】また本発明では、図1に示すように、前記
5%内圧充填状態において、前記カーカスプライ6Aの
折返し部6bは、その外端6beのビードベースライン
BLからの高さh1をタイヤ断面高さH0の40%以上
としている。ここで、タイヤ断面高さH0は、前記5%
内圧状態におけるビードベースラインBLからタイヤ半
径方向の最外側位置までのタイヤ半径方向高さであり、
ビードベースラインとは、前記正規リムのリム径位置を
通るタイヤ軸方向線とする。このように、カーカスプラ
イ6Aの折返し部6bの外端6beの高さh1を一定高
さ以上に規制することにより、サイド部においてカーカ
スプライ6Aの本体部6aと折返し部6bとが重なる2
層構造を形成でき、タイヤの横剛性ないし縦剛性を高め
て操縦安定性能を向上しうる。なお前記高さh1が、タ
イヤ断面高さH0の40%未満であると、サイド部の曲
げ剛性の向上が図れず、操縦安定性を向上し得ない。よ
り好ましくは前記高さh1を、タイヤ断面高さH0の5
0%以上、さらに好ましくは50〜70%とするのが良
い。
【0018】また本発明のラジアルタイヤ1は、前記5
%内圧充填状態において、図1、図3に示すように、前
記カーカスプライ6Aの前記本体部6aは、その厚さの
中心線CLが、タイヤ軸方向内側に凸となる円弧からな
りかつ前記ビードコア5の外面5aからタイヤ半径方向
外側にのびる円弧状部Caと、この円弧状部Caに変曲
点Pで連なりかつ略直線状でのびる直線部Cbとを含ん
で構成されている。
【0019】5%内圧状態としたのは、正規内圧の5%
の内圧を充填することにより、カーカスプライ6Aに内
圧充填により実質的な歪を与えることなくタイヤ1をリ
ム組みしたときのカーカスプライ形状を一義的に定める
ためである。一般に従来のラジアルタイヤの5%内圧充
填状態では、図4に示したように、ビード部b付近のカ
ーカスプライ6Aの本体部6aは、前記中心線CLがタ
イヤ軸方向外、内にそれぞれ中心Oa、Obを有する円
弧Cd、Ceを変曲点P1にてタイヤ半径方向に連ねて
形成されている。
【0020】特に図4に示す如く、カーカスプライ6A
の外側に配されるビード部4のクリンチ部baは、カー
カスプライ6Aの折返し部6bを、ビード部4の曲げ変
形時の圧縮領域から中立線側に近づけて耐久性の低下を
防ぐために、ある程度の厚さTが必要とされ、またタイ
ヤの操縦安定性を向上するために、ビードエイペックス
ゴムfのゴム量を増して大型化するとき、前記本体部6
aの円弧部Cdは、大きな曲率で湾曲する。
【0021】そして正規内圧の充填により、カーカスプ
ライ6Aは自然平衡形状に近づく変形をなすとともに、
かかる形状変化に伴って中心Oaをタイヤ軸方向外側に
持つ円弧部Cdには圧縮歪が、中心Obをタイヤ軸方向
内側に持つ円弧部Ceには引張歪がそれぞれ作用する。
このように、従来のカーカスプライ6Aの本体部6aに
は、正規内圧の充填により、張力(カーカスコード張
力)が大の部分と小の部分が生じるため歪みも不均一と
なる。そして発明者らの種々の実験の結果、とりわけ前
記円弧部Ceの部分には局部的に大きな張力(歪)が作
用しかつこれによりタイヤ1の固有振動数が上昇し、ロ
ードノイズ性能が悪化していることを突き止めた。
【0022】本発明では、5%内圧充填時において、上
述の如くカーカスプライ6Aの本体部6aに直線部Cb
を設けている。このような直線部Cbには、正規内圧が
充填されカーカスプライ6Aの変形が生じても、前記円
弧部Ceのような大きな歪が作用しない。即ち、前記円
弧部Ceでは、曲率をもっているため、正規内圧充填
時、及び荷重負荷時において局部的に歪が集中し易い。
しかし、直線部Cbを設けた場合、正規内圧充填時及び
荷重負荷時において歪が局部的に集中する事はなく、直
線部Cb全体において分散することにより、歪を小さく
することができる。なお全体としてカーカスの形状の変
化が小さく凹凸領域を離隔することにより、内圧充填等
に伴う形状変化自体を極めて小さくすることができる。
従って、本発明のラジアルタイヤ1は、上述の直線部C
bを設けることにより、内圧の充填によりカーカスプラ
イ6Aの歪を均一化する作用が得られ、ひいてはタイヤ
1の固有振動数の増加を抑制できるため、ロードノイズ
の悪化を防止できる。また前記本体部6aにおけるカー
カスコードのパス長さが短くなり、荷重負荷時の曲げ変
形量がさらに減じられ、耐久性の向上にも役立つ。
【0023】図1において、前記直線部Cbの外端Cb
eの前記ビードベースラインBLからの高さh2は、前
記タイヤ断面高さH0の35〜55%に設定される。前
記直線部Cbの高さh2が、タイヤ断面高さH0の35
%を下回ると、直線部Cbのパス長さが小となるため、
カーカスプライ6Aの歪を均一化する作用が得られ難
く、タイヤの固有振動数を上昇させる傾向がある。逆に
前記直線部Cbの高さh2が、タイヤ断面高さH0の5
5%を超えると、サイド部の剛性が過度に高められるた
め、固有振動数が上昇しロードノイズの悪化を招く。こ
のような観点より、前記直線部Cbの前記高さh2は、
タイヤ断面高さH0の35〜50%、さらに好ましくは
40〜50%とすることが特に望ましい。
【0024】また前記変曲点Pは、本例では小高さのビ
ードエーペックスゴム8の外端8tよりもさらにタイヤ
半径方向内方に設定され、好ましくは前記外端8tから
5mm以上、より好まし10〜15mmの距離Sをタイヤ半
径方向内側に隔てる位置に設けることが望ましい。この
ように前記変曲点Pを小高さに設定することにより、前
記直線部Cbのパス長さを十分に確保しうるとともに、
前記変曲点Pないし円弧状部Caを、比較的剛性の高い
領域に配することができ、さらにカーカスプライ6Aの
歪を均一化しうる。
【0025】また本実施形態では、前記折返し部6b
は、前記ビードエーペックスゴム8の外端8t近傍にて
前記本体部6aの直線部Cbに略接して該直線部Cbの
外端Cbeまで直線状でのびるものが例示される。ここ
で、「略接して」とは、例えば接着性を高める目的で、
本体部6aと折返し部6bとの間に、厚さ1.0mm以下
の小厚さをなすゴム層などを介在させることを許容する
ものである。このように、折返し部6bを配することに
より、損傷の起点となり易い折返し部6bについても内
圧充填による歪の集中を防止でき、また折返し部6bを
タイヤ走行時の曲げ変形時の中立線側に寄せることがで
き耐久性を向上しうる。
【0026】また前記ビード部4は、前記折返し部6b
のタイヤ軸方向外側に、JISデュロメータ硬さが70
〜100度、より好ましくは80〜95度、さらに好ま
しくは前記ビードエーペックスゴム8と同じ硬さの硬質
ゴムからなるビードフィラー9が配されている。
【0027】このビードフィラー8は、図3に拡大して
示すように、前記ビードエーペックスゴム8の外端8t
の近傍に、タイヤ軸方向の厚さtが最大厚さtmax とな
る最大厚さ部分を有し、この最大厚さ部分から半径方向
内、外に向かって厚さを漸減させている。これによっ
て、ビードフィラー9とビードエーペックスゴム8とは
折返し部6bを介しながらも剛性段差を生じることなく
滑らかに接続される。
【0028】また本例では、タイヤ半径方向の各高さ位
置における、ビードフィラー9のタイヤ軸方向の厚さt
と、ビードエーペックスゴム8のタイヤ軸方向の厚さj
との和(t+j)が、ビードコア5の前記外面5aから
半径方向外側に向かって漸減する特に好ましい態様を例
示している。これにより、ビードフィラー9とビードエ
ーペックスゴム8とのトータル的な剛性がより滑らかに
変化し、カーカス6への局部的な歪みの集中を抑制でき
る。
【0029】また本実施形態では、前記ビードフィラー
9のタイヤ半径方向の内端9iを前記ビードエーペック
スゴム8の外端8tよりもタイヤ半径方向内側に位置さ
せることにより、該ビードフィラー9とビードエーペッ
クスゴム8とがタイヤ軸方向内、外で重なる如く形成さ
れる。そして、この重なり部のタイヤ半径方向長さLを
3〜10mm、より好ましくは5〜10mmとしている。こ
れによりビード部4の剛性を補い、ビードエーペックス
ゴム8を小高さとした場合であっても、必要かつ十分な
曲げ剛性を確保できる。またこのようなビードフィラー
9は、上述の効果を維持しつつ、折返し部6bを従来の
タイヤに比してタイヤ軸方向内側(曲げ中心線側)に寄
せるのに役立ち、ビードクリンチ部などのゴム厚さを減
じるのに役立つ。なお前記重なり部の長さLが3mm未満
では、ビードエーペックスゴム8の外端8tの近傍での
屈曲が急激となり、耐久性を低下させやすくなる。
【0030】またビードフィラー9のタイヤ半径方向の
外端9oは、例えば前記ビードベースラインBLからの
高さh3を、タイヤ断面高さH0の30〜50%、より
好ましくは35〜45%とすることが望ましい。前記高
さh3が、タイヤ断面高さH0の30%未満であると、
タイヤ縦剛性、横剛性が低下するため操縦安定性が低下
してしまう傾向があり、逆に50%を超えると、タイヤ
の縦剛性、横剛性が大巾に向上するため、タイヤの固有
振動数が高まり、車両側の固有振動数と近づくことによ
り低周波側のロードノイズが悪化してしまうという傾向
がある。
【0031】以上、本発明の特に好ましい実施形態につ
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0032】
【実施例】タイヤサイズが175/65R14の乗用車
用ラジアルタイヤを表1の仕様に基づき試作するととも
に、該試作タイヤの縦剛性、横剛性、タイヤ固有振動
数、低周波数域のロードノイズ、操縦安定性をテストし
た。なお5%内圧状態でのタイヤ断面高さH0は110
mmである。テスト内容は次の通りである。
【0033】(1)タイヤの縦剛性、横剛性、固有振動
数 各試供タイヤをリム組み(リムサイズ5.5J×14、
内圧200kPa)するとともに、縦荷重3.53kN
の条件にて、常法により、縦剛性、横剛性、及びタイヤ
固有振動数を測定し、従来例を100とした指数により
評価した。数値が大きいほど剛性及び固有振動数が高い
ことを意味している。
【0034】(2)低周波数域のロードノイズ 試供タイヤをリム(5.5J×14)、内圧(200k
Pa)の条件の下で車両(1500cc、FF車)の全
輪に装着し、舗装粗面路を速度50km/hにて走行さ
せ、運転席右耳許にて車内騒音を測定し、125Hzに
おける騒音レベルを従来例を100とする指数で表示し
た。数値が大きいほど騒音レベルが小さく良好である。
【0035】(3)操縦安定性 前記(2)の車両を用いて、ドライアスファルト路面の
テストコースを走行し、ドライバーの官能評価により、
従来例を100とする指数で表示した。なおテストは、
5人のドライバーによって行われ、その平均値を採用し
ている。数値が大きいほど操縦安定性に優れ良好であ
る。テストの結果などを表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、カーカスプライに作用する張力を均一化し、タ
イヤの固有振動数の上昇を抑制することにより、低周波
側のロードノイズ性能の悪化を防止しつつ優れた操縦安
定性を発揮しうる。
【0038】また請求項2記載の発明の如く、カーカス
プライの折返し部が、ビードエーペックスゴムの外端近
傍にて前記本体部に略接して前記本体部の外端までのび
るときには、この折返し部にも大きな歪が作用すること
を防止してより一層、カーカスプライの歪を均一化しう
るとともに該折返し部の耐久性をも向上しうる。
【0039】また請求項3記載の発明の如く、変曲点を
ビードエーペックスゴム外端よりも5mm以上タイヤ半径
方向内側に位置することにより、変曲点を歪が作用し難
い位置に配することでカーカスプライの歪の均一化をさ
らに促進し、ロードノイズの悪化を防止しうる。
【0040】また請求項4ないし5記載の発明の如く、
折返し部のタイヤ軸方向外側にゴムからなるビードフィ
ラーを配し、このビードフィラーと前記ビードエーペッ
クスゴムのJISデュロメータ硬さなどを一定範囲に限
定したときには、ヒード部の曲げ剛性を向上でき、さら
に操縦安定性を向上するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す5%内圧状態のタイヤ
の断面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す正規内圧状態のタイヤ
の断面図である。
【図3】図1のビード部を拡大した部分拡大図である。
【図4】従来タイヤのビード部の断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 6A カーカスプライ 6a 本体部 6b 折返し部 7 ベルト層 8 ビードエーペックスゴム 9 ビードフィラー BL ビードベースライン Ca 円弧状部 Cb 直線部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部を経てビ
    ード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスの
    タイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベ
    ルト層とを具えたラジアルタイヤであって、 正規リムにリム組みしかつ正規内圧の5%の内圧を充填
    した5%内圧充填状態において、 前記カーカスは、トレッド部からサイドウォール部を経
    てビード部のビードコアに至るトロイド状の本体部と、
    この本体部に連なりかつ前記ビードコアの周りをタイヤ
    軸方向内側から外側に向けて折り返されしかもその外端
    のビードベースラインからの高さがタイヤ断面高さの4
    0%以上をなす折返し部とからなるカーカスプライを含
    むとともに、 前記カーカスプライの前記本体部は、その厚さの中心線
    が、タイヤ軸方向内側に凸となる円弧からなりかつ前記
    ビードコアの外面からタイヤ半径方向外側にのびる円弧
    状部と、この円弧状部の外端に変曲点Pで連なりかつ略
    直線状でのびる直線部とを含み、 かつ前記直線部の外端の前記ビードベースラインからの
    高さがタイヤ断面高さの35〜55%であることを特徴
    とするラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】前記ビード部は、前記本体部と前記折返し
    部との間に、前記ビードコアの外面からタイヤ半径方向
    外側に先細状でのびるビードエーペックスゴムを具え、 前記折返し部は、このビードエーペックスゴムの外端近
    傍にて前記本体部の直線部に略接して該直線部の外端ま
    で直線状でのびることを特徴とする請求項1記載のラジ
    アルタイヤ。
  3. 【請求項3】前記ビードエーペックスゴムは、前記ビー
    ドコアの外面からタイヤ半径方向に10〜20mmの高さ
    を有し、 かつ前記変曲点Pは前記ビードエーペックスゴム外端よ
    りも5mm以上タイヤ半径方向内側に位置することを特徴
    とする請求項2記載のラジアルタイヤ。
  4. 【請求項4】前記ビード部は、前記折返し部のタイヤ軸
    方向外側に、ゴムからなるビードフィラーを具え、この
    ビードフィラーと前記ビードエーペックスゴムのJIS
    デュロメータ硬さを70〜100度としたことを特徴と
    する請求項2又は3のいずれかに記載のラジアルタイ
    ヤ。
  5. 【請求項5】前記ビードフィラーは、前記ビードエーペ
    ックスゴムとタイヤ軸方向内外で重なるとともに、タイ
    ヤ半径方向の重なり長さを3〜10mmとしたことを特徴
    とする請求項4記載のラジアルタイヤ。
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