JP2002200785A - データ列変換回路及びそれを用いたプリンタ - Google Patents
データ列変換回路及びそれを用いたプリンタInfo
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Abstract
シリアルデータに変換することなく、所定のデータ幅の
出力データ列に変換する。 【解決手段】 このデータ列変換回路は、それぞれ異な
るデータ幅を有する複数の入力データ列のうち任意の入
力データ列を入力し、所定のデータ幅を有する出力デー
タ列に変換して出力するものであって、入力データ列を
保持する第1の並列シフトレジスタ72と、前記第1の
並列シフトレジスタによって保持されるデータを入力
し、予め定められた複数の規則の中から制御信号により
選択された規則に従って該入力データを分配出力するス
イッチマトリックス74と、前記スイッチマトリックス
から出力されるデータを入力し、所定のデータ幅を有す
るデータ列として出力する第2の並列シフトレジスタ7
6と、を具備する。
Description
有する複数の入力データ列を所定のデータ幅の出力デー
タ列に変換するデータ列変換回路及びそれを用いたプリ
ンタに関する。
成装置の一形態であり、感光ドラムに対する光の画像情
報の露光手段としてLEDアレイヘッドを使用するもの
である。このようなLEDアレイヘッドは、LED素子
が所定のピッチで一列に配列されているLEDアレイ
と、LED素子の一個に対応する一個の画像データを記
憶する記憶素子がLED素子と同数設けられているシフ
トレジスタと、そのシフトレジスタに記憶された画像デ
ータに従ってLED素子を発光させるLED駆動回路
と、で構成される。
印刷幅の拡大に伴い、単位時間内にLEDアレイヘッド
のレジスタ部へ転送する画像データが増大する。レジス
タ部への画像データ転送を、シフトレジスタの転送クロ
ック周波数を上昇させることなく高速化するために、連
続した複数のLED素子に対応する画像データを1単位
として並列入力するパラレル(並列)シフトレジスタ構
成を採用したLEDアレイヘッドが採用されている。
子の配列ピッチで決定されるが、特開平7−15644
2号公報には、複数の異なる解像度の最小公倍数となる
解像度の画素ピッチでLED素子を配列したLEDアレ
イを使用するLEDプリンタが開示されている。例え
ば、解像度240dpi,300dpi,400dpi
の画像データを、その解像度の最小公倍数である120
0dpiのLEDアレイヘッドで印刷するものである。
タの画素単位が複数のLED素子で構成されることを利
用し、上記画素単位を構成するLED素子を個別に選択
的に点灯又は消灯させることにより、注目画素の周辺に
小さい印刷ドットを付加し又は注目画素から小さい印刷
ドットを削除するように制御するLEDプリンタが開示
されている。すなわち、ここに開示されたLEDプリン
タは、低解像度画像の印刷時に生じるギザギザ状のジャ
ギー(jaggy)を補正する機能を備えるものであ
る。
dpi,400dpiの低解像度印刷データを、その解
像度の最小公倍数である1200dpiのLEDアレイ
ヘッドを用いて印刷するLEDプリンタにおいて、24
0dpi印刷画像データの1ドットは1200dpiの
印刷ドット5個で構成され、300dpi印刷画像デー
タの1ドットは1200dpiの印刷ドット4個で構成
され、400dpi印刷画像データの1ドットは120
0dpiの印刷ドット3個で構成されることになる。こ
のLEDプリンタに前述のジャギー補正を適用すると、
ジャギー補正回路は、240dpi,300dpi,4
00dpiの低解像度印刷データの注目ドット位置にお
ける印刷ドット補正により、それぞれ5個、4個、3個
の高解像度印刷ドットパターンを決定及び出力する。す
なわち、ジャギー補正回路から出力されるデータの1単
位は、入力される低解像度印刷画像データの解像度によ
り、それぞれ異なったものとなる。
ッドとして、パラレルシフトレジスタ構成を採用したL
EDアレイヘッドが採用されている場合、LEDアレイ
ヘッドの並列入力のデータ幅と、ジャギー補正回路で出
力される印刷ドットパターンの幅とは、必ずしも一致し
ない。したがって入力画像データの解像度に応じて変わ
るジャギー補正回路の出力データ列を、LEDアレイヘ
ッドへの並列入力のデータ幅のデータ列に変換するデー
タ列変換が必要となる。
出力データをパラレル/シリアル(parallel-to-serial)
変換するPS変換回路と、PS変換された出力をLED
アレイヘッドの並列入力データ幅に合わせてシリアル/
パラレル(serial-to-parallel)変換するSP変換回路と
を備え、適切な制御信号(クロック信号)を与えること
により、データ列変換回路を構成することができる。
路では、印刷ドットデータが一旦シリアルデータに変換
されるため、高解像度印刷ドットデータをシリアル転送
していることと等価となる。これは、データ列変換回路
に高速動作するシフトレジスタが必要となり、シフトレ
ジスタの転送クロック周波数をあげることなく高速化を
図るべく印刷ドットデータを並列入力としたパラレルシ
フトレジスタ構成のLEDアレイヘッドを採用した利点
を阻害するものである。
たものであり、その目的は、複数の異なったデータ幅の
入力データ列を、シリアルデータに変換することなく、
所定のデータ幅の出力データ列に変換するデータ列変換
回路を提供することにある。また、本発明は、かかるデ
ータ列変換回路を用いたLEDプリンタを提供すること
にある。
に、本発明によれば、それぞれ異なるデータ幅を有する
複数の入力データ列のうち任意の入力データ列を入力
し、所定のデータ幅を有する出力データ列に変換して出
力するデータ列変換回路であって、入力データ列を保持
する第1の並列シフトレジスタと、前記第1の並列シフ
トレジスタによって保持されるデータを入力し、予め定
められた複数の規則の中から制御信号により選択された
規則に従って該入力データを分配出力するスイッチマト
リックスと、前記スイッチマトリックスから出力される
データを入力し、所定のデータ幅を有するデータ列とし
て出力する第2の並列シフトレジスタと、を具備するデ
ータ列変換回路が提供される。
は、第1の並列シフトレジスタにおいて、それぞれ異な
るデータ幅を有する複数の入力データ列のうち任意の入
力データ列が保持される。そして、スイッチマトリック
スは、第1の並列シフトレジスタによって保持されるデ
ータを入力し、予め定められた複数の規則の中から制御
信号により選択された規則に従って該入力データを分配
出力する。その出力されたデータは第2の並列シフトレ
ジスタに入力され、その第2の並列シフトレジスタは、
所定のデータ幅を有するデータ列を出力する。したがっ
て、シリアルデータに変換することなく所望のデータ列
変換が実現される。
ータ列のデータ幅の各々をWn(n=1,2,3,…)
とし、前記出力データ列のデータ幅をWoとしたとき、
前記第1の並列シフトレジスタは、Wn(n=1,2,
3,…)のうちの最大値に少なくとも等しいデータ幅を
有し、かつ、Wn(n=1,2,3,…)とWoとの最
小公倍数をWnで割った商QIn(n=1,2,3,
…)のうちの最大値に少なくとも等しい段数を有する。
ータ列のデータ幅の各々をWn(n=1,2,3,…)
とし、前記出力データ列のデータ幅をWoとしたとき、
前記第2の並列シフトレジスタは、Wn(n=1,2,
3,…)とWoとの最小公倍数をWoで割った商QOn
(n=1,2,3,…)のうちの最大値に少なくとも等
しい段数を有する。
ータ幅をWnとし、出力データ列のデータ幅をWoと
し、WnとWoとの最小公倍数をWnで割った商をQI
nとし、WnとWoとの最小公倍数をWoで割った商を
QOnとしたとき、前記スイッチマトリックスは、前記
第1の並列シフトレジスタの入力側第1段から第QIn
段までの部分に入力保持されたWn×QIn個のデータ
が前記第2の並列シフトレジスタの出力側第1段から第
QOn段までの部分に入力されるべく分配出力する。
路とライン状のヘッドとの間に上記に記載のデータ列変
換回路を備えるプリンタが提供される。このプリンタに
おいては、ライン状のヘッド内のシフトレジスタ部へ、
シフトレジスタの転送クロック周波数を上昇させること
なく、高解像度の画像データを転送することができる。
の実施形態について説明する。
適用可能なLEDプリンタの印刷部の構成を模式的に示
す図である。印刷部20は、画像担持体である感光ドラ
ム22を中心として、感光ドラムの表面に電荷を帯びさ
せる帯電器24と、潜像を形成する露光器としてのLE
Dアレイヘッド26と、潜像を現像剤で可視化してトナ
ー像を形成する現像器28と、可視化されたトナー像を
画像記録媒体に転写する転写器30と、感光ドラムの表
面に残留する電荷を除去する除電器32と、トナー像の
転写後に感光ドラム上に残留するトナーを除去するクリ
ーナ34とから構成されている。
から見た図を示し、図3は、直列データ入力LEDアレ
イヘッドの構成を示す図である。これらの図に示される
ように、図1のLEDアレイヘッド26は、LED素子
が所定のピッチで一列に配列されているLEDアレイ4
0と、LED素子の一個に対応する一個の画像データを
記憶する記憶素子(フリップフロップ)がLED素子と
同数設けられているシフトレジスタ44と、そのレジス
タに記憶された画像データに従ってLED素子を発光さ
せるLED駆動回路42とから構成される。なお、シフ
トレジスタ44においてより奥側に位置するフリップフ
ロップには、図2ではより左側のLED素子が対応す
る。すなわち、図2と図3とでは、LED素子の位置関
係が逆になっている。
ドの構成を示す図である。前述のように、LEDプリン
タの高速化、高解像度化及び印刷幅の拡大に伴い、単位
時間内にLEDアレイヘッドのシフトレジスタへ転送す
る画像データが増大する。シフトレジスタへの画像デー
タ転送を、シフトレジスタの転送クロック周波数をあげ
ることなく高速化するために、連続した複数のLED素
子に対応する画像データを1単位として並列入力する並
列シフトレジスタ構成を採用したLEDアレイヘッドが
採用されている。図4の例では、8ビット並列シフトレ
ジスタ46が使用されている。そして、8ビットの並列
データにおいては、上位側ビットが、直列データの場合
の先行側ビット(直列シフトレジスタでいえば奥側ビッ
ト、また、図2のLED素子でいえば左側素子)に対応
している。
である。前述のように、LEDプリンタの印刷画素密度
はLED素子の配列ピッチで決定される。しかし、複数
の異なる解像度の最小公倍数となる解像度の画素ピッチ
でLED素子を配列したLEDアレイを使用するLED
プリンタ(例えば、解像度240dpi,300dp
i,400dpiの画像データを、その解像度の最小公
倍数である1200dpiのLEDアレイヘッドで印刷
するもの)では、低解像度印刷データの画素単位が複数
のLED素子で構成されることを利用し、上記画素単位
を構成するLED素子を個別に選択的に点灯又は消灯さ
せて、注目画素の周辺に小さい印刷ドットを付加したり
注目画素から小さい印刷ドットを削除したりする制御を
行うことにより、低解像度画像の印刷時に生じるギザギ
ザ状のジャギーを防止することができる。
おいては、画像メモリ48に展開された低解像度印刷デ
ータが画像メモリ読出し部52によってラインバッファ
54に読み出される。評価ウィンドウ抽出部56は、ラ
インバッファ54から注目ドットとその近傍の矩形領域
を評価ウィンドウとして抽出する。そして、補正画像デ
ータ生成部58は、評価ウィンドウとして抽出されたパ
ターンから、注目ドット位置における、印刷小ドットが
付加ないしは削除された高解像度の印刷ドットパターン
を決定し、補正画像データとして出力する。
作を説明するための図であり、図5のジャギー補正回路
50での印刷ドットパターン決定の一例を示している。
低解像度印刷データの一部を抽出したものである図6
(A)のパターンから、抽出領域中央の注目ドット位置
における補正後の高解像度印刷ドットパターンは図6
(B)のように決定される。同様な補正工程を繰り返
し、図6(A)のような形状の低解像度印刷パターン
は、図6(C)のような高解像度印刷ドットパターンに
補正される。
位置付けを説明するためのブロック図である。前述のよ
うに、240dpi,300dpi,400dpiの低
解像度印刷データを、その解像度の最小公倍数である1
200dpiのLEDアレイヘッドを用いて印刷するL
EDプリンタにおいては、240dpi印刷画像データ
の1ドットは1200dpiの印刷ドット5個で構成さ
れ、300dpi印刷画像データの1ドットは1200
dpiの印刷ドット4個で構成され、400dpi印刷
画像データの1ドットは1200dpiの印刷ドット3
個で構成されることになる。
ャギー補正回路50(図5)は、240dpi,300
dpi,400dpiの低解像度印刷データの注目ドッ
ト位置における印刷ドット補正により、それぞれ5個、
4個、3個の高解像度印刷ドットパターンを決定して出
力する。すなわち、ジャギー補正回路50の出力単位
は、入力される低解像度印刷画像データの解像度に応じ
て異なる。
ッドとして、パラレルシフトレジスタ構成を採用したL
EDアレイヘッドが採用されている場合、LEDアレイ
ヘッド26の並列入力のデータ幅(図4の例では8ビッ
ト)と、ジャギー補正回路50で出力される印刷ドット
パターンの幅とは、必ずしも一致しない。したがって、
図7に示されるように、入力画像データの解像度に応じ
て変わるジャギー補正回路50の出力データ列を、LE
Dアレイヘッド26の並列入力に適合したデータ幅を有
するデータ列に変換するデータ列変換回路60が、ジャ
ギー補正回路50とLEDアレイヘッド26との間に設
けられる必要がある。
示す図である。この従来回路は、ジャギー補正回路50
の出力データをパラレル/シリアル変換するPS変換回
路62と、PS変換された出力をLEDアレイヘッド2
6の並列入力データ幅に合わせてシリアル/パラレル変
換するSP変換回路64とを備え、適切な制御信号(ク
ロック信号)を受けて動作する。図8の例では、5ビッ
ト幅のデータ列が8ビット幅のデータ列に変換される。
は、印刷ドットデータが一旦シリアルデータに変換され
るため、高解像度印刷ドットデータをシリアル転送して
いることと等価となる。これは、高速動作するシフトレ
ジスタがデータ列変換回路に必要となり、シフトレジス
タの転送クロック周波数を上昇させることなく高速化を
図るように、印刷ドットデータを並列入力としたパラレ
ルシフトレジスタ構成のLEDアレイヘッドを採用した
利点を阻害する結果となる。
/6インチ)、印刷幅43.18cm(17インチ)の
連帳紙プリンタに1200dpiLEDアレイヘッドを
実装し、240dpi,300dpi,400dpiの
低解像度印刷データを1200dpiに変換して印刷す
る場合について試算してみる。パラレルデータ入力では
ないLEDアレイヘッドの場合、LEDアレイヘッドの
データ転送周波数Fは、 240dpi:F>136.0MHz 300dpi:F>170.0MHz 400dpi:F>226.6MHz となる。これに対し、8ビットパラレルデータ入力のL
EDアレイヘッドの場合、データ転送周波数Fは上記周
波数の1/8で良い。ところが、図8のデータ列変換回
路では、PS変換回路とSP変換回路のシフトレジスタ
の動作周波数としては、上記周波数と同じものが必要に
なってしまう。
された、本発明に係るデータ列変換回路の一実施形態の
構成を示す図である。このデータ列変換回路60は、2
40dpi,300dpi,400dpiの低解像度印
刷データをジャギー補正して8ビット並列入力の120
0dpiLEDアレイヘッドで印刷するLEDプリンタ
に適用されるものである。
iの低解像度印刷データをジャギー補正するジャギー補
正回路は、低解像度印刷データの注目ドット位置におけ
る印刷ドット補正により、それぞれ5個、4個、3個の
高解像度印刷ドットパターンを決定して出力する。この
とき、図5に示されるジャギー補正回路は、低解像度印
刷データの注目ドット位置における印刷ドット補正の進
行に従って、それぞれ5ビット、4ビット、3ビットの
データ列を出力する。
出力する高解像度印刷ドットパターンの大きさのうち最
大値である5ビットを出力可能な回路とし、各入力解像
度毎に補正画像データ生成部の生成パターンを切り換え
ることにより、各解像度共通のジャギー補正回路を使用
することができる。
出力データ列に変換するときには、これらのデータ列幅
の最小公倍数である40ビットを一単位としてパラレル
データのまま、入力5ビット×8を出力8ビット×5に
変換すればよい。同様に、4ビット幅の入力データ列を
8ビット幅のデータ列に変換するときには8ビットを一
単位として入力4ビット×2→出力8ビット×1の変換
となり、3ビット幅の入力データ列を8ビット幅のデー
タ列に変換するとき24ビットを一単位として入力3ビ
ット×8→出力8ビット×3の変換となる。
は、入力シフトレジスタ72のデータ幅は、入力データ
列の最大ビット幅5を必要とする。また、入力シフトレ
ジスタ72の段数は、入力で必要な段数のうち最大値で
ある8を必要とする。さらに、出力シフトレジスタ76
の段数は、出力で必要な段数のうち最大値である5を必
要とする。
は、5ビット幅を持つ8段のレジスタFFi1乃至FF
i8で構成されている。入力シフトレジスタ72の保持
する40ビットのデータは、スイッチマトリックス74
に入力される。スイッチマトリックス74に入力された
データは、後述の規則に従って、出力シフトレジスタ7
6へ出力される。出力シフトレジスタ76は、LEDア
レイヘッド26の並列入力データ幅と同じ8ビット幅を
持つ5段のレジスタFFo1乃至FFo5で構成され
る。
タFFo1乃至FFo5は、LOADa信号に応じて、
スイッチマトリックス74の出力からDa端子に入力さ
れるデータを入力保持するか、前段のQ出力からDb端
子に入力されるデータを入力保持するかを選択する。本
実施形態では、LOADa信号がハイ(High)のと
きのクロック入力によりDa端子に入力されるデータを
取り込む一方、LOADa信号がロウ(Low)のとき
のクロック入力によりDb端子に入力されるデータを取
り込むようにされている。
ギー補正し、1200dpiLEDアレイヘッドで印刷
するとき、ジャギー補正回路は5ビット幅の高解像度印
刷ドットパターンデータ列を出力する。図9に示される
データ列変換回路60は、入力シフトレジスタ72に5
ビット×8段=40ビットのデータが入力保持された時
点で、スイッチマトリックス74を介して適切な規則で
分配出力された当該入力データを、出力シフトレジスタ
76に取り込み、そして出力シフトレジスタ76に取り
込んだデータを順次出力してLEDアレイヘッド26に
転送する。この動作を繰り返すことにより、5ビット幅
の入力データ列を8ビット幅の出力データ列に変換する
ことができる。
を示したものが、図10である。本図から判るように、
入力シフトレジスタの8段にデータが入力される間に、
出力シフトレジスタから5段分のデータが出力されるよ
うなクロックでシフト動作を繰り返すことにより、連続
してデータ列変換を行うことができる。従って、入力シ
フトレジスタ72におけるシフトクロックφ1の周波数
と、出力シフトレジスタ76におけるシフトクロックφ
2の周波数との比は、8:5となる。
をジャギー補正し、1200dpiLEDアレイヘッド
で印刷するときには、ジャギー補正回路は4ビット幅の
高解像度印刷ドットパターンデータ列を出力する。図9
に示されるデータ列変換回路60は、入力シフトレジス
タ72に4ビット×2段=8ビットのデータが入力保持
された時点で、スイッチマトリックス74を介して適切
な規則で分配出力された当該入力データを、出力シフト
レジスタ76に取り込み、そして出力シフトレジスタ7
6に取り込んだデータを順次出力してLEDアレイヘッ
ド26に転送する。この動作を繰り返すことにより、4
ビット幅の入力データ列を8ビット幅の出力データ列に
変換することができる。
を示したものが、図11である。入力シフトレジスタの
2段にデータが入力される間に、出力シフトレジスタの
1段からデータが出力されるようなクロックでシフト動
作を繰り返すことにより、連続してデータ列変換を行う
ことができる。従って、入力シフトレジスタにおけるシ
フトクロックφ1の周波数と、出力シフトレジスタにお
けるシフトクロックφ2の周波数との比は、2:1とな
る。
タをジャギー補正し、1200dpiLEDアレイヘッ
ドで印刷するときには、ジャギー補正回路は3ビット幅
の高解像度印刷ドットパターンデータ列を出力する。図
9に示されるデータ列変換回路60は、入力シフトレジ
スタ72に3ビット×8段=24ビットのデータが入力
保持された時点で、スイッチマトリックス74を介して
適切な規則で分配出力された当該入力データを、出力シ
フトレジスタ76に取り込み、そして出力シフトレジス
タ76に取り込んだデータを順次出力してLEDアレイ
ヘッド26に転送する。この動作を繰り返すことによ
り、3ビット幅の入力データ列を8ビット幅の出力デー
タ列に変換することができる。
を示したものが、図12である。本図から判るように、
入力シフトレジスタの8段にデータが入力される間に、
出力シフトレジスタから3段分のデータが出力されるよ
うなクロックでシフト動作を繰り返すことにより、連続
してデータ列変換を行うことができる。従って、入力シ
フトレジスタにおけるシフトクロックφ1の周波数と、
出力シフトレジスタにおけるシフトクロックφ2の周波
数との比は、8:3となる。
ータ分配規則について、図9の例に沿って説明する。以
下の説明では、入力シフトレジスタ72に入力される5
ビットの印刷ドットデータの各ビットをD4乃至D0で
表しD0が印刷の右側のドット(図2では右側のLED
素子に対応し、図3又は図4では左側のLED素子に対
応する)とする。そして、240dpiのジャギー補正
ではD4乃至D0が、300dpiのジャギー補正では
D3乃至D0が、400dpiのジャギー補正ではD2
乃至D0が、それぞれ有効な印刷ドットデータとして入
力されるものとする。またFFiN(N=1,2,…,
8)の保持するデータ(Q出力)の各ビットをFFiN
−Q4乃至FFiN−Q0で表記する。さらにFFoN
(N=1,2,…,5)のDa入力端子に接続されるス
イッチマトリックス出力端子の各ビットは、出力シフト
レジスタの各ビットに対応させて、FFoN−Da7乃
至FFoN−Da0で表記し、Da0側が印刷の右側の
ドットになるものとする。
ギー補正し、1200dpiLEDアレイヘッドで印刷
するときの、スイッチマトリックス74の分配出力規則
は、図13に示されるようになる。同図は、出力シフト
レジスタの各Da入力端子に接続されるスイッチマトリ
ックス出力データと、スイッチマトリックスに入力され
る入力シフトレジスタのQ出力との関係を示している。
例えば、入力シフトレジスタ72から出力されるFFi
8−Q4(入力された40ビット中で最も先行するビッ
トに対応する)は、スイッチマトリックス74を介し
て、出力シフトレジスタ76のFFo5−Da7に入力
されることとなる。
像度印刷データをジャギー補正し、1200dpiLE
Dアレイヘッドで印刷するときの、スイッチマトリック
スの分配出力規則は、それぞれ図14、図15に示され
るようになる。図中「×」の表記は、出力データを特に
規定しない(すなわち、本実施形態のデータ列変換では
不要)であることを示す。これらの図からわかるよう
に、入力シフトレジスタでは、入力側から必要な段数が
使用される一方、出力シフトレジスタでは、出力側から
必要な段数が使用される。
0は、スイッチマトリックス74の回路構成例を示す図
である。これらの図に示される回路が結合されて一つの
スイッチマトリックス回路が構成される。なお、これら
の図における回路は、簡略化された表記を用いて示され
ており、図21は、その表記を説明するための図であ
る。すなわち、図21(A)に示される、簡略化表記さ
れた回路は、実際には、図21(B)に示される回路を
表している。
300、SL−400及びFFiN−QX(N=1,
2,…,8;Q=0,1,…,4)は、スイッチマトリ
ックス74への入力信号であり、FFoM−DaY(M
=1,2,…,5;Y=0,1,…,7)は、スイッチ
マトリックス74からの出力信号である。
0及びSL−400は、解像度選択信号であり、ジャギ
ー補正される低解像度印刷データの解像度に応じて、2
40dpi入力時にはSL−240がハイ(High)
となり、300dpi入力時にはSL−300がハイと
なり、400dpi入力時にはSL−400がハイとな
る。
信号FFiN−QX(N=1,2,…,8;Q=0,
1,…,4)は、図9に示される入力シフトレジスタ7
2内のFFi1乃至FFi8の対応するQ出力から送ら
れて来る信号である。スイッチマトリックス74からの
出力信号FFoM−DaY(M=1,2,…,5;Y=
0,1,…,7)は、図9に示される出力シフトレジス
タ76内のFFo1乃至FFo5の対応するDa入力に
送られる信号である。
0に示されるスイッチマトリックス回路74の動作を、
図21に抽出された部分について説明すると、ジャギー
補正回路に入力される低解像度印刷データの解像度が2
40dpiのときには、解像度選択信号SL−240が
ハイとなり、入力シフトレジスタ72のFFi8のQ1
からの出力信号が、出力シフトレジスタ76のFFo5
のDa4へ入力される。
解像度印刷データの解像度が300dpiのときには、
解像度選択信号SL−300がハイとなり、入力シフト
レジスタ72のFFi2のQ0からの出力信号が、出力
シフトレジスタ76のFFo5のDa4へ入力される。
また、ジャギー補正回路に入力される低解像度印刷デー
タの解像度が400dpiのときには、解像度選択信号
SL−400がハイとなり、入力シフトレジスタ72の
FFi7のQ2からの出力信号が、出力シフトレジスタ
76のFFo5のDa4へ入力される。
力シフトレジスタのシフト動作は、最小でも3ビット幅
で行っているので、データ列変換を行うシフトレジスタ
の動作周波数を低く抑えつつ、複数の異なるデータ幅で
入力されるデータ列を所定の出力データ列に変換するこ
とができる。その際、スイッチマトリックスの分配出力
規則と入力/出力シフトレジスタのシフトクロック周波
数の比とを変えることにより、複数の異なる入力データ
幅に対応することができる。なお本実施形態では、デー
タ列変換回路の出力データを直接LEDアレイヘッドに
転送するものとしたが、所定のビット幅を持つメモリに
一旦格納しても良い。
するプリンタについて説明したが、シフトレジスタにデ
ータをセットし、そのデータに基づいて記憶素子を駆動
する、ヘッドがライン状になったプリンタであればよ
い。
態を参照して詳細に説明した。本発明の容易な理解のた
め、本発明の具体的な形態を以下に付記する。
する複数の入力データ列のうち任意の入力データ列を入
力し、所定のデータ幅を有する出力データ列に変換して
出力するデータ列変換回路であって、入力データ列を保
持する第1の並列シフトレジスタと、前記第1の並列シ
フトレジスタによって保持されるデータを入力し、予め
定められた複数の規則の中から制御信号により選択され
た規則に従って該入力データを分配出力するスイッチマ
トリックスと、前記スイッチマトリックスから出力され
るデータを入力し、所定のデータ幅を有するデータ列と
して出力する第2の並列シフトレジスタと、を具備する
データ列変換回路。(1)
ータ幅の各々をWn(n=1,2,3,…)とし、前記
出力データ列のデータ幅をWoとしたとき、前記第1の
並列シフトレジスタは、Wn(n=1,2,3,…)の
うちの最大値に少なくとも等しいデータ幅を有し、か
つ、Wn(n=1,2,3,…)とWoとの最小公倍数
をWnで割った商QIn(n=1,2,3,…)のうち
の最大値に少なくとも等しい段数を有する、付記1に記
載のデータ列変換回路。(2)
ータ幅の各々をWn(n=1,2,3,…)とし、前記
出力データ列のデータ幅をWoとしたとき、前記第2の
並列シフトレジスタは、Wn(n=1,2,3,…)と
Woとの最小公倍数をWoで割った商QOn(n=1,
2,3,…)のうちの最大値に少なくとも等しい段数を
有する、付記1に記載のデータ列変換回路。(3)
ータ幅がそれぞれ5ビット、4ビット及び3ビットであ
り、前記出力データ列のデータ幅が8ビットであり、前
記第1の並列シフトレジスタは、5ビットのデータ幅及
び8の段数を有し、前記第2の並列シフトレジスタは、
5の段数を有する、付記1に記載のデータ列変換回路。
nとし、出力データ列のデータ幅をWoとし、WnとW
oとの最小公倍数をWnで割った商をQInとし、Wn
とWoとの最小公倍数をWoで割った商をQOnとした
とき、前記スイッチマトリックスは、前記第1の並列シ
フトレジスタの入力側第1段から第QIn段までの部分
に入力保持されたWn×QIn個のデータが前記第2の
並列シフトレジスタの出力側第1段から第QOn段まで
の部分に入力されるべく分配出力する、付記1に記載の
データ列変換回路。(4)
nとし、出力データ列のデータ幅をWoとしたとき、前
記第1の並列シフトレジスタのシフトクロック周波数F
iと前記第2の並列シフトレジスタのシフトクロック周
波数Foとが、Fi/Fo=Wo/Wnの関係にある、
付記1に記載のデータ列変換回路。
nとし、出力データ列のデータ幅をWoとし、WnとW
oとの最小公倍数をWnで割った商をQInとし、Wn
とWoとの最小公倍数をWoで割った商をQOnとした
とき、前記第1の並列シフトレジスタにQIn個のデー
タ列が入力される毎に、Wn×QIn個のデータが前記
スイッチマトリックスを介して前記第2の並列シフトレ
ジスタに入力され、次いで、前記第2の並列シフトレジ
スタからQOn個のデータ列が出力される、付記1に記
載のデータ列変換回路。
のヘッドとの間に、付記1から付記7までのいずれか1
項に記載のデータ列変換回路を備えるプリンタ。(5)
異なるデータ幅で入力される複数のデータ列を、シリア
ルデータに変換することなく所定のデータ幅の出力デー
タ列に変換することができ、データ列変換に使用される
クロック周波数を低く抑えることができる。この結果、
低コストで動作速度の速いデータ列変換回路が提供され
る。このデータ列変換回路は、特に、LEDプリンタ等
に好適なものである。
EDプリンタの印刷部の構成を模式的に示す図である。
る。
を示す図である。
を示す図である。
ある。
明するためのブロック図である。
る。
構成を示す図である。
動作のタイミングチャートである。
動作のタイミングチャートである。
動作のタイミングチャートである。
動作におけるスイッチマトリックスの分配出力規則を示
す図である。
動作におけるスイッチマトリックスの分配出力規則を示
す図である。
動作におけるスイッチマトリックスの分配出力規則を示
す図である。
(1/5)である。
(2/5)である。
(3/5)である。
(4/5)である。
(5/5)である。
記を説明するための図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 それぞれ異なるデータ幅を有する複数の
入力データ列のうち任意の入力データ列を入力し、所定
のデータ幅を有する出力データ列に変換して出力するデ
ータ列変換回路であって、 入力データ列を保持する第1の並列シフトレジスタと、 前記第1の並列シフトレジスタによって保持されるデー
タを入力し、予め定められた複数の規則の中から制御信
号により選択された規則に従って該入力データを分配出
力するスイッチマトリックスと、 前記スイッチマトリックスから出力されるデータを入力
し、所定のデータ幅を有するデータ列として出力する第
2の並列シフトレジスタと、 を具備するデータ列変換回路。 - 【請求項2】 前記複数の入力データ列のデータ幅の各
々をWn(n=1,2,3,…)とし、前記出力データ
列のデータ幅をWoとしたとき、前記第1の並列シフト
レジスタは、Wn(n=1,2,3,…)のうちの最大
値に少なくとも等しいデータ幅を有し、かつ、Wn(n
=1,2,3,…)とWoとの最小公倍数をWnで割っ
た商QIn(n=1,2,3,…)のうちの最大値に少
なくとも等しい段数を有する、請求項1に記載のデータ
列変換回路。 - 【請求項3】 前記複数の入力データ列のデータ幅の各
々をWn(n=1,2,3,…)とし、前記出力データ
列のデータ幅をWoとしたとき、前記第2の並列シフト
レジスタは、Wn(n=1,2,3,…)とWoとの最
小公倍数をWoで割った商QOn(n=1,2,3,
…)のうちの最大値に少なくとも等しい段数を有する、
請求項1に記載のデータ列変換回路。 - 【請求項4】 入力データ列のデータ幅をWnとし、出
力データ列のデータ幅をWoとし、WnとWoとの最小
公倍数をWnで割った商をQInとし、WnとWoとの
最小公倍数をWoで割った商をQOnとしたとき、前記
スイッチマトリックスは、前記第1の並列シフトレジス
タの入力側第1段から第QIn段までの部分に入力保持
されたWn×QIn個のデータが前記第2の並列シフト
レジスタの出力側第1段から第QOn段までの部分に入
力されるべく分配出力する、請求項1に記載のデータ列
変換回路。 - 【請求項5】 ジャギー補正回路とライン状のヘッドと
の間に、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記
載のデータ列変換回路を備えるプリンタ。
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