JP2002196467A - 感光材料の乾燥装置 - Google Patents

感光材料の乾燥装置

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JP2002196467A JP2000391437A JP2000391437A JP2002196467A JP 2002196467 A JP2002196467 A JP 2002196467A JP 2000391437 A JP2000391437 A JP 2000391437A JP 2000391437 A JP2000391437 A JP 2000391437A JP 2002196467 A JP2002196467 A JP 2002196467A
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drying
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Hirotaka Kanda
裕享 神田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に温風吹き出しのためのスリット孔部を形
成したダクト装置を、簡単かつ短時間に組み上げること
ができる感光材料の乾燥装置の提供。 【解決手段】 ダクト装置31を、温風を一時的に貯え
る部屋を形成するために立ち曲げ部35gを形成し、か
つ所定間隔で穿設された複数の長孔部35aを有する一
対のダクト板35、35と、長孔部35aに対して個別
に固定されるとともに、温風の流速を増加させて吹き付
けるスリット孔部50aを一体形成したノズル部材50
とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料の乾燥装
置に係り、例えば感光材料である印画紙の乾燥を行うた
めに温風を吹き付ける技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光材料処理装置において処
理液槽を通過して画像形成後に濡れた状態になっている
感光材料である印画紙を乾燥するために乾燥装置が使用
される。この乾燥装置は、所定形状の搬送路に沿って印
画紙を搬送するために駆動ローラから構成される搬送機
構と、この搬送機構を内蔵するとともにブロア及びヒー
タから発生される温風を導入及び回収するための乾燥室
と、上記の搬送路に対して吹き付けられる温風を一時的
に貯えた後に、印画紙に向けて吹きつけるダクト装置と
から構成されている。
【0003】そして、ダクト装置は、温風による温度上
昇を考慮して数種類かの共通板金部品と、多くのスペー
サー部品を積載状態で組み付ける構造が採用されてい
る。具体的には、温風を内部に導入する部屋の側壁に温
風の流速を増加させて吹き付けるスリット孔部を形成よ
うにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
るダクト装置によれば、部屋の内部に導入された温風が
スリット孔部を通過するときに、ベルヌーイの原理によ
り流速が増加されることから印画紙の乾燥を促進できる
効果が認められている。
【0005】このように温風吹き付けによる乾燥は、感
光材料であるフィルムの現像後の乾燥装置においても採
用されている。
【0006】しかしながら、上述した従来のダクト装置
によれば、特に温風吹き出しのためのスリット孔部を形
成するために、多くの板金製の精密部品を重ね合わせて
組み上げる構造であった。このために、おのずと組立に
使用されるビスの使用本数等の構成部品の点数が増加す
る結果、組み立て時間を要しており、より簡単に完成す
ることができるダクト装置への要望が高まっていた。
【0007】したがって、本発明は上記の要望に鑑みて
成されたものであり、特に温風吹き出しのためのスリッ
ト孔部を形成したダクト装置を簡単かつ短時間に組み上
げることができる感光材料の乾燥装置の提供を目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、感光材料を搬
送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段を内蔵
するとともに温風を導入及び回収する乾燥室と、前記搬
送路に対して吹き付けられる温風を一時的に貯えた後
に、感光材料に向けて吹きつけるダクト手段とを備え、
搬送途中で感光材料の乾燥を行う感光材料の乾燥装置で
あって、前記ダクト手段を、温風を一時的に貯える部屋
を形成するとともに、所定間隔で穿設された複数の長孔
部を有するダクト板と、前記長孔部に対して個別に固定
されるとともに、温風の流速を増加させて吹き付けるス
リット孔部を一体形成したノズル部材とから構成するこ
とを特徴としている。
【0009】また、前記搬送路は、前記ダクト手段を挟
んで往路と復路を形成した略U字形状であり、かつ前記
ノズル部材を前記往路と前記復路に対向させて配設した
ことを特徴としている。
【0010】そして、前記ダクト板は、前記複数の長孔
部を穿設した一対の金属板から構成されるとともに前記
長孔部は広幅部と狭幅部が形成され、前記ノズル部材
は、一体に成形される樹脂材料製であって、基部におい
て溝部付きの凸部が一体的に形成されており、前記凸部
を前記長孔部の前記広幅部に合致させて挿入した後に、
スライドして固定されることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な一実施形態
について添付の各図面を参照して述べる。
【0012】先ず、図1は感光材料処理装置1の全体構
成の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けら
れるカバーを全て取り外して示した正面図である。尚、
図1では感光材料として印画紙(以下、ペーパーPとも
呼ぶ)の処理を行なう場合について代表して述べるが、
カメラ撮影後の生フィルムを現像処理して感光材料であ
るネガフィルムまたはポジフィルムを得るために、図1
において露光部とサイズ分別装置と分別載置装置を設け
ない構成のフィルム処理装置についても適用可能であ
る。
【0013】さて、図1において装置1は紙面の表裏方
向に極力偏平に構成されており、設置後の占有面積を取
らないようにする一方で、前面側から主要な各部分に簡
単にアクセスできるように配慮されている。
【0014】先ず、印画紙焼付面となる発色乳剤面側を
外側にして巻かれたロールペーパーRPは、所定幅寸法
(例えば、89mm幅)の連続した長尺ロールとしてコ
アに捲回されており、かつ光を完全に遮断した遮光状態
にされてペーパーマガジン3内で回転自在かつ着脱でき
るように内蔵されている。これらのペーパーマガジン
3、3は、装置1を正面から見て左側下方に位置する左
右収納部に図示のように同時あるいはいずれか一方に装
填可能に設けられている。この装填操作のために、各ペ
ーパーマガジン3は、前方から引き出し可能にされて取
り出し可能にされており、かつ装填してから奥側に移動
することで図示の所定位置にセットできるように構成さ
れている。また、これらのペーパーマガジン3、3は図
示のように左右収納部のいずれにも収容できるように、
図示のように左右対称の形状に形成されるとともに、表
裏面の両方の壁面に取出し及び装填用のハンドル(不図
示)が夫々設けられている。
【0015】また、内蔵されたロールペーパーPをマガ
ジン3の外部に向けて矢印方向に排出する際に自動的に
開口部を開く自動開閉機構が設けられており、ペーパー
マガジン3の右収納部とペーパーマガジン3の左収納部
のどちらか一方あるいは双方に同時に装填した場合に、
同じように自動開閉するように構成されている。このよ
うにしてペーパーマガジン3の構成部品の共通化を図る
とともに、使用者は左右収納部への装填を意識せずにサ
イズの異なるペーパーを使用頻度に応じて使えるように
して使い勝手を向上させている。
【0016】これらのペーパーマガジン3の開口部の近
傍には夫々カッターユニット4が配設されている。この
カッターユニット4は、ペーパーマガジン3の開口部か
ら送り出された直後のロールペーパーRPを露光する前
に所望のカットサイズに切断するために設けられてお
り、各カッターユニット4により所定のカットサイズに
切断されたペーパーPは、暗箱7の底面部位に配設され
た露光テーブル5の露光位置に順次送られるように構成
されている。この搬送のために露光テーブル5には切断
後のペーパーPの裏面を走行面で吸引して搬送し、露光
位置まで搬送するための吸着搬送機構が内蔵されてい
る。この吸着搬送機構は、ペーパーPを一時的に露光位
置に吸着保持する機能に加えて回転する回転機能を有し
ている。
【0017】以上のようにして、露光の準備が整うと、
露光部6に対してフィルムFを順次駒送りして、ズーム
レンズ等からなる光学系9を自動または手動で調整して
所望のサイズの像をペーパーP上に結像して露光する。
さらに、上記の回転機能は、吸引パッドによりパーパー
Pを吸引した後に90度旋回することで、異なるサイズ
のペーパーの露光を行うように構成されている。
【0018】この露光後に、ペーパーPは搬送部10に
向けて矢印D1方向に搬送されて、途中位置で、大判ペ
ーパーであるか否かの判断が行われてから、下流方向に
搬送される。ここで、ペーパーサイズが小型(例えば、
127×89mm)の時は、振り分け装置12により左
右に振り分けて搬送するようにして、下流側の第2の部
屋14に設けられた各処理液槽16内を2列で搬送す
る。このように2列で搬送することで、処理速度をアッ
プできる。また、パノラマ写真(254×89mm)の
ように縦長のペーパーの場合も、同じように2列で搬送
できるようにしている。
【0019】一方、露光部6に装填されるフィルムFの
搬送方向に対して直交するように露光を行いたい場合に
は、上記の回転機能により吸着保持されているパーパー
Pを90度分旋回して露光する。このようにして、同一
種類の幅寸法のペーパーのままで、複数の種類の異なる
サイズのペーパーの露光処理を行えるように構成されて
いる。
【0020】以上説明した左右収納部と、暗室7と露光
テーブル5と搬送部10は処理液槽16に貯められた各
処理液が温度上昇などで気化して発生したガスの影響を
受けないように形成された第1の部屋13の内部に配設
されている。このために、第1の部屋13は、上記の第
2の部屋14との間に仕切り壁11を設けて、この仕切
り壁11に設けられた開口部に配設されたシャッター装
置15の蓋部材の開閉動作を行うことで、パーパーPを
図中の矢印D2方向に搬送するときのみ、蓋部材を開く
ようにして気化ガスが第2の部屋14から第1の部屋3
に進入しないようにしている。また、第1の部屋13の
内圧を第2の部屋14以上に維持することで、シャッタ
ー装置15の蓋部材が開いている状態でも気化ガスが進
入しないようにして万全を尽くしている。
【0021】なお、以上のカッターユニット4と露光テ
ーブル5と搬送部10はいずれも筐体2の手前に簡単に
引き出せるように構成されており、ペーパージャム解除
及び各種点検作業が簡単に行えるように構成されてい
る。
【0022】シャッター装置15を矢印D2方向に通過
したぺーパーPは、搬送ラック装置17により搬送さ
れ、露光後のペーパーPの現像処理を処理液槽16内で
矢印D3方向となるように方向転換して送る途中で現像
処理が行われる。この搬送ラック装置17は、筐体にお
いて開閉自在に設けられる不図示の天井部材を開いた後
に、図示のように各処理液槽16中に個別に内臓さられ
ており、搬送ラック17の搬送ローラに付着した処理液
の固化成分等を定期的に除去する清掃作業を行うとき
に、上方に移動して、外部に取り出すことができるよう
に設けられている。また、各搬送ラック17は、共通の
駆動モータ20からウォームギアを用いた動力伝達機構
を介して動力伝達されることで、搬送ラック17の搬送
ローラが同期駆動されることで速度差無く搬送できるよ
うに構成されている。
【0023】この搬送ラック17による搬送動作によ
り、ペーパーPの先端が案内装置18により案内されて
矢印D4方向に向かう方向転換が行われて、漂白定着を
行う次の処理液層16に送られる。その後、図示のよう
に搬送されて、最後に安定処理を行う処理液槽16を出
てから矢印D5方向に方向転換するように案内されて、
乾燥装置22に送り込まれる。この乾燥装置22は、破
線図示のように搬送する途中で、ペーパーPの乳剤面へ
の温風吹き付けをノズルを介して行ない乾燥させた後
に、上方に向けて搬送する。
【0024】この乾燥装置22の上方には、分岐点に配
設されたセレクタ24によりサイズ毎に搬送するサイズ
分別装置23が設けられており、このサイズ分別装置2
3により、大型サイズのペーパーPを上方の固定トレー
25に排出する一方で、大半を占める普通サイズのペー
パーPをベルトコンベア26上に排出する。
【0025】このベルトコンベア26上に排出されたペ
ーパーPは、紙面手前側に搬送されて、やがてベルトコ
ンベア26から下方に落下し、下方に設けられた分別載
置装置27の循環バケット28上に所定の顧客単位で載
置される。この分別載置装置27は、図示のように紙面
前方に向けて展開するように回動軸支される多数の循環
バケット28を循環駆動するように構成されている。
【0026】以上の工程を経て、乳剤面を上にして完成
後のペーパーPを最終的に装置1の外部に排出するよう
に構成されている。
【0027】一方、上記の各処理液槽16の下方部位に
は、着脱自在に設けられる容器内に上記の各処理液の濃
縮液を収納した容器29が設けられ、この下方の補充用
の補充タンク19に供給可能にするとともに水タンク2
1から水の供給を不図示のポンプ及び配管で行うことで
補充タンク19内の処理液の濃度を一定にできるように
構成されている。これらへのアクセスは、前面のカバー
(不図示)のみを開くことで、簡単にできるので日常必
要となる作業が全て前面からできるように配慮されてい
る。
【0028】そして、乾燥装置22の下方の空間を占め
る筐体2内には電源部が設けられるとともに、この電源
部の上には上記の各処理液槽16及び後述する種々の制
御を行うためのプロセッサーの制御部100が配設され
ており装置全体の制御を行うように構成されている。
【0029】次に、図2は、乾燥装置22の内部構成を
示した正面図である。本図において、既に説明済みの構
成部品については同様の符号を附して説明を割愛する
と、感光材料であるペーパーPは、破線図示の搬送路に
沿って多数の3対の搬送ローラ33、33、33の組に
より搬送される。
【0030】これらの搬送ローラ33、33、33は不
図示の動力伝達装置からの回転力が伝達されて矢印方向
に同時に回転駆動される。また、ペーパーPは、上記の
ように所定サイズに予め切断されることから、隣り合う
3対の搬送ローラ間の距離は、所定サイズ以下に設定さ
れており、ペーパーP自体の有する腰の強さによる搬送
力を得て搬送されるように構成されている。
【0031】これらの搬送ローラを設けた搬送機構は、
不図示のブロアー及びヒータから構成される温風発生装
置から導入される温風を導入する開口部と、乾燥後に回
収する開口部30aを設けた乾燥室30の内部に配設さ
れる。
【0032】以上のように構成される搬送機構の破線図
示の搬送路に対して温風を吹き付けるための温風を一時
的に貯えた後に、ペーパーPの乳剤面Paに向けて温風
を吹きつけるダクト装置31が取付金具38を用いて乾
燥室30内部に固定されている。
【0033】また、図示のように上記の搬送路はこのダ
クト装置31を挟んで往路と復路を形成した略U字形状
として形成されており、長い距離の搬送を可能にして、
搬送途中での乾燥を確実にしている。ダクト装置31に
は、搬送ローラ33、33間に延設した多数のノズル部
材50が設けられており、これらのノズル部材50から
温風の噴出を矢印K方向に行うことで、搬送途中でのぺ
ーパーPの乾燥を行うように構成されている。
【0034】次に、図3は、ダクト装置31の立体分解
図であって、本図において、既に説明済みの構成部品に
ついては同様の符号を附して説明を割愛する。図中の白
抜き矢印Hの方向から導入される温風を一時的に貯える
部屋を形成するために、例えば1mm以下の鉄またはス
テンレス板材を切断およびプレス加工することで3辺に
おいて立ち曲げ部35gを曲げ加工し、さらにこれらの
立ち曲げ部35gから曲げ加工されたフランジ部35f
を一体加工形成した2枚のダクト板35が準備される。
【0035】これらのダクト板35、35を図示のよう
に付き合わせた後に、手前側のダクト板35のフランジ
部35fに穿設された孔部35hに夫々ねじ40を通
し、奥側のダクト板35のフランジ部35fのねじ孔部
35cに対して螺合して結合することで、立ち曲げ部3
5の高さ寸法の2倍の幅寸法を有した部屋がダクト板3
5、35の間に形成される。
【0036】一方、ダクト板35には、所定間隔で複数
の長孔部35aが穿設されており、これらに対して個別
にノズル部材50が固定される。このノズル部材50
は、導入される温風の流速を増加させて吹き付けるスリ
ット孔部50aが一体形成されており、かつまた、1本
のねじ40で所定位置に固定できるように構成されてい
る。
【0037】また、手前側のダクト板35には上記の取
付金具38、38が予めスポット溶接される一方で、温
風導入のための開口部の縁部には取付金具38が一体ま
たは別部品として設けられており、図2において、これ
らの取付金具を用いて搬送ローラの間にノズル部材50
が位置するように紙面前後方向に移動してから固定する
ようにしている。すなわち、ノズル部材50のスリット
孔部50aが搬送路の近くに位置できるようにするとと
もに、着脱を容易にしている。
【0038】さらに、ダクト板の長孔部35aにはノズ
ル部材50の長手方向の寸法に略合致する横長の狭幅部
35wと途中の広幅部35bとが形成されており、さら
にねじ孔部35cが狭幅部35wの左側に加工形成され
ている。
【0039】また、ノズル部材50は、例えば耐熱樹脂
材料から射出成形されることで、図示のように合致させ
て挿入した後に、スライドしてから1本のねじ40で固
定されるように構成されている。
【0040】図4(a)は、このノズル部材50の一部を
破断して示すとともに、ダクト板の広幅部35bとねじ
孔部35cとの相対位置関係を示した平面図であり、ま
た図4(b)は(a)のX−X線矢視図である。
【0041】図4において、ノズル部材50は、耐熱樹
脂材料である変性ポリフェニレンエーテル(PPE)樹
脂を用いて一体に射出成型される。このノズル部材50
は、上記のスリット孔部50aの横長の狭幅部35wに
連通する開口部50c−1を形成した基部50cにおい
て溝部50s付きの凸部50fが対称位置一体的に形成
されており、これらの凸部50fをダクト板の長孔部3
5aの3箇所の広幅部35bに合致させて挿入した後
に、矢印方向にスライドすることで、溝部50sをダク
ト板35の裏面側に位置させる。この後に、ねじ40を
ねじ孔35cに螺合して固定を完了する。
【0042】さらに、スリット孔部50aの途中には連
続部50bが所定間隔で形成されており、成型後におけ
る引けや反りの発生があってもスリット孔部50aの微
細かつ精密なスリット孔部が長手方向に渡り均一寸法に
できるようにしている。
【0043】以上の組み立て工程により工数はもとよ
り、ノズルの位置の無調整化が可能となり、大幅な作業
改善が実現できるようになった。
【0044】なお、上記の説明では、ペーパーPの乾燥
を行う装置に限定して述べたが、ストレートな搬送路を
有するフィルム乾燥用の乾燥装置にも適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特に温風吹き出しのためのスリット孔部を形成したダク
ト装置を、簡単かつ短時間に組み上げることができる感
光材料の乾燥装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料処理装置1の全体構成の要部を示す正
面図である。
【図2】乾燥装置22の内部構成を示した正面図であ
る。
【図3】ダクト装置31の立体分解図である。
【図4】(a)は、このノズル部材50の一部を破断して
示すとともに、ダクト板の広幅部35bとねじ孔部35
cとの相対位置関係を示した平面図、(b)は(a)のX−
X線矢視図である。
【符号の説明】
1 感光材料処理装置 2 筐体 3 ペーパーマガジン 4 カッターユニット 5 露光テーブル 6 露光部 7 暗室 10 搬送部 11 仕切り壁 12 振り分け装置 13 第1の部屋 14 第2の部屋 15 シャッター装置 16 処理液槽 17 搬送ラック 18 案内装置 20 駆動モータ 22 乾燥装置 30 乾燥室 31 ダクト装置 33 搬送ローラ 35 ダクト板 35a 長孔部 35b 広幅部 35g 立ち曲げ部 50 ノズル部材 50a スリット部 50f 凸部 P ペーパー(印画紙) F フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を搬送路に沿って搬送する搬送
    手段と、前記搬送手段を内蔵するとともに温風を導入及
    び回収する乾燥室と、前記搬送路に対して吹き付けられ
    る温風を一時的に貯えた後に、感光材料に向けて吹きつ
    けるダクト手段とを備え、搬送途中で感光材料の乾燥を
    行う感光材料の乾燥装置であって、 前記ダクト手段を、 温風を一時的に貯える部屋を形成するとともに、所定間
    隔で穿設された複数の長孔部を有するダクト板と、 前記長孔部に対して個別に固定されるとともに、温風の
    流速を増加させて吹き付けるスリット孔部を一体形成し
    たノズル部材と、 から構成することを特徴とする感光材料の乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送路は、前記ダクト手段を挟んで
    往路と復路を形成した略U字形状であり、かつ前記ノズ
    ル部材を前記往路と前記復路に対向させて配設したこと
    を特徴とする請求項1に記載の感光材料の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記ダクト板は、前記複数の長孔部を穿
    設した一対の金属板から構成されるとともに前記長孔部
    は広幅部と狭幅部が形成され、 前記ノズル部材は、一体に成形される樹脂材料製であっ
    て、基部において溝部付きの凸部が一体的に形成されて
    おり、前記凸部を前記長孔部の前記広幅部に合致させて
    挿入した後に、スライドして固定されることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の感光材料の乾燥装置。
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