JP2003312928A - 移載装置 - Google Patents

移載装置

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JP2003312928A
JP2003312928A JP2002124231A JP2002124231A JP2003312928A JP 2003312928 A JP2003312928 A JP 2003312928A JP 2002124231 A JP2002124231 A JP 2002124231A JP 2002124231 A JP2002124231 A JP 2002124231A JP 2003312928 A JP2003312928 A JP 2003312928A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料を、搬送装置上に載置するときに、
整然と移載することができる移載装置の提供。 【解決手段】 ペーパーを、第2のベルトコンベア32
へ移載するために、ペーパーが載置される載置面50a
を有する載置部材50と、ペーパーの端縁位置を規定す
る規定部を有する規定部材55と、規定部材55を第2
のベルトコンベア32へ向けて移動するキャリッジ52
を有した機構を備え、載置部材50を基部35に対して
回動自在に設け、かつ規定部材55の移動に連動して、
傾斜した案内位置から平行な移載位置へ回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光材料の移載装置
に関するものであり、例えば、顧客が注文した写真を注
文単位に分別して搬送するときに使用される装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光材料である印画紙(以
下、ペーパーPともいう)を、その乳剤面上に露光焼付
けを行った後に、プロセッサーと呼ばれる現像、漂白定
着、安定用の処理液体を内蔵した処理液槽内を順次通過
させ、乾燥後に得られた感光材料を外部に排出するよう
に構成された感光材料処理装置が実用化されている。
【0003】こうした感光材料処理装置は、長尺のロー
ルペーパーを予め所定サイズに切断したペーパーを搬送
し、暗室内で露光した後に処理液槽内を順次通過させ、
乾燥後に印画形成された感光材料を外部に排出するよう
に構成されている。そして、顧客が注文した写真を注文
単位に分別して送り出す分別機能を備えている機種も実
用化されている。
【0004】図を参照して従来の感光材料処理装置につ
いて簡単に述べると、図8(a)は、従来の感光材料処理
装置の一部を破断して示した図であり、(b)は上記の分
別機能を備えた感光材料処理装置の一部を破断して示し
た図である。
【0005】図示のように、暗室内で露光した後に処理
液槽内を順次通過するときに、ペーパーPの印画面Pa
を図示のようにして搬送し、乾燥した後にペーパーPの
印画面Paを上にして外部に排出するように構成されて
いる。
【0006】即ち、図8(a)に図示のように、ペーパー
Pを上方まで搬送してから、斜め下方に向けて排出する
ことで印画面Paが上になるようにしてぺーパーPを取
り出せるようにしている。あるいは、図8(b)に図示の
ように、ペーパーPをサイズごとに分別してから上下の
搬送路で夫々搬送し、排出することで印画面Paが上に
なるようにペーパーPを排出し、ベルトコンベア上に落
下させ、その後、コンベアベルトが方向転換する落下地
点まで搬送し、循環駆動される複数のバケット上に落下
させることで、所定の分別単位である顧客単位に分別載
置し、ペーパーPを外部に取り出すように構成されてい
る。
【0007】一方で、特開平11−349198号公報
には、印画面Paが上になるようにして取り出すため
に、反転機構を備えた写真処理装置が開示されている。
【0008】しかしながら、図8(a)で説明した感光材
料処理装置によれば、設置床面からの高さ寸法Hが必要
となる。また、図8(b)で説明した感光材料処理装置に
よれば、分別載置のための装置を配設するために、図示
の幅寸法Wが必要となる。
【0009】一方、上記公報によれば、印画面Paが上
になるようにして写真を取り出すために、反転を行った
後に、上下方向に搬送駆動される複数のバケットを備え
た分別載置装置に対して分別載置してシートを取り出す
ことから、バケットを備えた分別載置装置を配設するた
めのコストアップを招く。
【0010】そこで、排出される感光材料である写真
を、写真の排出方向に直交する直交方向に連続搬送する
搬送装置を設けておき、この搬送装置の上に写真を排出
するように構成することで、高さ寸法Hと幅寸法Wとを
小さくし、かつ安価に構成することが考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、写真を
搬送装置上に自由落下で直に排出すると、写真がバラけ
てしまい整然と揃わなくなる場合がある。
【0012】したがって、本発明は上記の事情に問題点
に鑑みて成されたものであり、感光材料を、搬送装置上
に載置するときに、整然と移載することができる移載装
置の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、感光材料処理
装置から排出される感光材料を、搬送装置へ移載する移
載装置であって、前記感光材料処理装置から排出される
前記感光材料が載置される載置面を有する載置部材と、
前記載置部材に載置された前記感光材料の端縁位置を規
定する規定部を有する規定部材と、前記規定部により規
定される前記感光材料の端縁位置を移動させることによ
り前記感光材料が前記搬送装置へ移載されるように、前
記規定部材を前記搬送装置へ向けて移動する規定部材移
動手段と、を備え、前記載置部材は、前記感光材料を前
記規定部へ案内するように前記載置面が傾斜した案内位
置と、前記載置面が前記規定部材の移動方向に略平行な
移載位置と、の間で回動可能であり、かつ、前記規定部
材の移動に連動して、前記案内位置から前記移載位置へ
回動することを特徴としている。
【0014】また、前記搬送装置が前記感光材料を略水
平に搬送する装置であり、前記規定部材の前記規定部
は、略垂直に構成され、前記載置部材の前記載置面は、
前記移載位置において略水平であることを特徴としてい
る。
【0015】また、前記載置部材が、前記規定部材に設
けられた摺動部が摺動する摺動面を有し、該摺動面は、
前記規定部材の移動による前記摺動部の移動により、前
記載置部材を前記案内位置から前記移載位置へ回動させ
る形状を有することを特徴としている。
【0016】また、前記規定部材の前記規定部が、前記
載置部材の前記載置面に設けられたスリットを通過する
ことにより、前記載置面から突出していることを特徴と
している。
【0017】そして、更に、前記感光材料処理装置と前
記載置部材との間に設けられ、前記感光材料処理装置か
ら排出される前記感光材料を、その表裏を反転して前記
載置部材へ渡す反転手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な一実施形態
について添付の各図面を参照して述べる。
【0019】先ず、図1は本発明の一実施形態に係る移
載装置34(図1において図示せず。)が用いられた感
光材料処理装置(以下、装置1とも言う。)の全体構成
の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けられ
るカバーを全て取り外して示した正面図である。
【0020】本図において装置1は、紙面の表裏方向に
極力偏平になるように構成されており、設置後に占有面
積を占めないようにする一方で、前面側から主要な各部
分に簡単にアクセスできるように配慮されている。ま
た、ペーパーPの印画面となる発色乳剤面側を外側にし
て巻かれたロールペーパーRPは、所定幅寸法(例え
ば、89mm幅)の連続した長尺ロールとして、コアに
捲回され、かつ光を完全に遮断した遮光状態でペーパー
マガジン3内で回転自在に設けられており、暗室内で不
図示の蓋を開けることでロールペーパーRPを着脱可能
に内蔵している。
【0021】このペーパーマガジン3は、前方から手前
側に引き出し可能に設けられており、かつ装填後に奥側
に移動することで図示の所定位置にセットできるように
構成されている。また、このペーパーマガジン3にはハ
ンドル(不図示)が設けられている。
【0022】さらに、内蔵されたロールペーパーRPを
マガジン3の外部に向けて矢印方向に排出する際に、自
動的に連通開口部を開くための自動開閉機構(不図示)
が設けられており、ペーパーマガジン3の開口部を自動
開閉して図示のように供給できるように構成されてい
る。
【0023】このペーパーマガジン3の開口部の近傍に
はカッターユニット4が配設されている。このカッター
ユニット4は、ペーパーマガジン3の開口部から送り出
された直後のロールペーパーRPを露光する前に所望の
カットサイズに切断するために設けられており、カッタ
ーユニット4により所定のカットサイズに切断されたペ
ーパーPは、暗箱7の底面部位に配設された露光テーブ
ル5の露光位置に順次送られるように構成されている。
【0024】この搬送のために露光テーブル5には切断
後のペーパーPの裏面を走行面で吸引して搬送し、露光
位置まで搬送するための吸着搬送機構が内蔵されてい
る。この吸着搬送機構は、ペーパーPを一時的に露光位
置に吸着して不動状態で保持する機能に加えて90度分
の回転を行うための回転機能が備わっている。
【0025】以上のようにして、露光の準備が整うと、
露光部6に対してフィルムFを順次駒送りして、ズーム
レンズ等からなる光学系9を自動または手動で調整して
所望のサイズの像をペーパーP上に結像して露光する。
さらに、上記の回転機能は、吸引パッドによりパーパー
Pを吸引した後に90度旋回することで、複数の種類の
サイズの露光を行えるように構成されている。
【0026】この露光後に、ペーパーPは搬送部10に
向けて矢印D1方向に搬送され、途中位置で、大判ペー
パーであるか否かの判断が行われてから、下流方向に搬
送される。ここで、ペーパーサイズが小型(例えば、1
27×89mm)の時は、振り分け装置12により左右
に振り分けて2列で搬送して、下流側の第2の部屋14
に設けられた各処理液槽16内を2列状態で搬送する。
【0027】このように2列で搬送することで、処理速
度をアップできる。また、パノラマ写真(254×89
mm)のように縦長の場合も、同じように2列で搬送で
きるようにしている。
【0028】一方、露光部6に装填されるフィルムFの
搬送方向に対して直交するように露光を行いたい場合に
は、上記の回転機能により吸着保持されているパーパー
Pを90度分旋回して露光する。このようにして、同一
種類の幅寸法のペーパーのままで、複数の種類の異なる
サイズのペーパーの露光処理を行えるように構成されて
いる。
【0029】以上説明した暗室7と露光テーブル5と搬
送部10は処理液槽16に貯められた各処理液が温度上
昇などで気化して発生したガスの影響を受けないように
形成された第1の部屋13の内部に配設されている。
【0030】このために、この第1の部屋13は、第2
の部屋14との間に仕切り壁11を設けており、この仕
切り壁11に設けられた連通開口部に配設された感光材
料搬送装置15による搬送動作により、パーパーPを図
中の矢印D2方向に搬送するとともに、連通開口部を常
時塞ぐようにして、シャッタ15が設けられており、処
理液槽16内に貯められた処理液の気化ガスが、第2の
部屋14から第1の部屋13に進入しないように構成さ
れている。さらに、第1の部屋13の内圧を第2の部屋
14以上に維持することで、気化ガスが暗室側に進入し
ないようにして、万全を尽くしている。
【0031】なお、以上のカッターユニット4と露光テ
ーブル5と搬送部10と、感光材料搬送装置15は工具
類を使用せずに筐体2の手前側に簡単に引き出せるよう
に構成されており、ペーパージャム解除及び各種点検作
業が簡単に行えるように配慮されている。
【0032】この感光材料搬送装置15を、矢印D2方
向に通過した後にぺーパーPは、搬送ラック装置17に
より下流側に向けて搬送されることで、露光後のペーパ
ーPの現像処理が行われる。具体的には、処理液槽16
内で矢印D3方向に方向転換して送る途中で現像処理が
行われる。この搬送ラック装置17は、筐体2に対して
開閉自在に設けられた天井部材29を上方に大きく開い
た後に、図示のように各処理液槽16中に個別にセット
できるように構成されている。そして、各搬送ラック1
7の搬送ローラに付着した処理液の固化成分等を定期的
に除去するための清掃作業を行うときには、搬送ラック
17を上方に移動してから外部に取り出すことができる
ように構成されている。
【0033】また、各搬送ラック17は、共通の破線図
示の駆動モータ20からウォームギア又はチェーンなど
を用いた動力伝達機構を介して動力伝達されることで、
搬送ラック17の各搬送ローラが同期して駆動され、搬
送ローラに速度差が発生しないように構成されている。
【0034】この搬送ラック17による搬送動作でペー
パーPの先端が各処理液槽の間の上方に配設された案内
装置18で案内されて、矢印D4方向に向かう方向転換
が行われて、漂白定着を行う次の処理液槽16に送られ
る。その後、図示のように搬送されて、最後に安定処理
を行う処理液槽16を出てから矢印D5方向に方向転換
するように案内されて、乾燥装置22に送り込まれる。
【0035】この乾燥装置22は、破線図示のように搬
送する途中で、ペーパーPの印画面Paへの温風吹き付
けをノズルを介して行なうことで乾燥を行い、その後上
方に向けて搬送する。
【0036】この乾燥装置22の上方には、印画面を下
にしてペーパーPを外部に排出する搬送手段である方向
転換ローラ23と、この方向転換ローラ23に追動する
アイドルローラ24と、駆動ローラ25とこの駆動ロー
ラ25に追動するアイドルローラ24が配設されてお
り、各ローラ間で形成されるニップ部において搬送する
ことで、乾燥後のペーパーPの印画面Paを下にして排
出するように構成されている。
【0037】すなわち、以上の工程を経て、印画面Pa
を下にして完成後のペーパーPを最終的に感光材料処理
装置1の外部に排出するように構成されている。
【0038】また、乾燥装置22の下方の空間を占める
筐体2内には電源部が設けられるとともに、この電源部
の上には上記の各処理液槽16及び後述する制御を行う
ためのプロセッサーの制御部100が配設されており装
置全体の制御を行うように構成されている。
【0039】以上のように印画面Paを下にして排出さ
れたペーパーPは、この排出の方向に直交する直交方向
に連続駆動される第1のベルトコンベア30上に落下さ
れた後に、反転装置31で表裏の反転が行われて印画面
を上にしてから、搬送装置である第2のベルトコンベア
32上に落下させる。
【0040】この第2のベルトコンベア32は、表裏反
転されたペーパーPが、例えば、1オーダー分の所定枚
数になるように積載されるまで停止した状態を維持し、
所定枚数になると図面の紙面の表側に駆動する間欠駆動
を行う間欠駆動手段を有している。
【0041】図2は、図1のX-X線矢視図である。本
図において、既に説明済みの構成部品については同様の
符号を附して説明を割愛すると、上記の駆動ローラ25
とアイドルローラ24は、天井部材29の天井面29a
側に指向するようにペーパーPを複列状態で排出するこ
とで、第1のベルトコンベア30上に落下する。
【0042】また、大判サイズの場合には、単列状態で
この第1のベルトコンベア30上に落下させ、ペーパー
Pの裏面Pbが上になったままで、アイドルローラ11
1との間で搬送されてトレー33上に落下するように搬
送されるので、ユーザーが装置の正面から取り出せるよ
うに構成されている。
【0043】一方、通常サイズのペーパーPは、第1の
ベルトコンベア30の一方の回転軸支部において追動駆
動するように張設状態にされるベルト体から構成される
反転装置31で案内されて、印画面Paが上になった状
態で、第2のベルトコンベア32上に落下される。
【0044】図3は、第1のベルトコンベア30と反転
装置の構成例を示した立体分解図である。本図におい
て、第1のベルトコンベア30は、左右のベース35、
36を取り付け基部としており、これらのベースに設け
られた軸受において、ベルトローラ37と駆動ベルトロ
ーラ38を軸支しており、これらのローラ間でエンドレ
スのベルト40を張設状態で設けている。
【0045】また、駆動ベルトローラ38の芯金には歯
付きプーリ41が固定されており、ベース35に固定さ
れたモータM1の出力軸に固定された歯付きプーリ43
との間に張設された歯付きベルト42により駆動力を駆
動ベルトローラ38に伝達可能にしている。この構成に
より、モータM1の正逆方向の駆動に伴い、ベルト40
を図中の矢印D1、D2方向に駆動することで、ペーパ
ーPの搬送を行うように構成されている。
【0046】また、第2のベルトコンベア32は、左右
のベース35、36を取り付け基部としており、これら
のベースに設けられた軸受において、不図示のベルトロ
ーラと駆動ベルトローラ138を軸支しており、これら
のローラ間でエンドレスのベルト140を張設状態で設
けている。駆動ベルトローラ138の芯金には歯付きプ
ーリが固定されており、ベース35に固定されたモータ
M2の出力軸に固定された歯付きプーリとの間に張設さ
れた歯付きベルトにより駆動力を駆動ベルトローラ13
8に伝達可能にしている。この構成により、モータM2
の間欠駆動に伴い、ベルト140を図中の矢印D3に間
欠駆動することで、1オーダー分の搬送を行うように構
成されている。
【0047】一方、反転装置31は、上記のベース3
5、36に設けられた軸受で回動自在に軸支される3本
のベルトローラ45により、図示のように内周面が案内
されるエンドレスのベルト46を、上記のベルト40を
介在した状態で駆動ベルトローラ38に対して当接する
ように設けられている。
【0048】以上の構成により、モータM1への通電に
より、ベルト40が矢印D2方向に移動されると、ベル
ト40とベルト46との間でペーパーPを挟むことで下
方に向けて案内するとともに、その搬送途中で反転を行
うことで、本発明の一実施形態に係る移載装置34上に
ペーパーPを載置する。
【0049】再度、図2において、移載装置34は、図
示のように反転装置31の下方に位置しており、この移
載装置34においてペーパーPの端部を揃えた後に、第
2のべルトコンベア32に対して送り出すように構成さ
れており、ペーパーPを整然と第2のベルトコンベア3
2に移載する装置である。
【0050】ここで、移載装置34は駆動ローラ25と
アイドルローラ24から送り出されるペーパーPを直に
載置する位置に配設することで、第2のベルトコンベア
32に送り出すように設けても良い。
【0051】この移載装置34は、ペーパーPが載置さ
れる載置面を有する載置部材50と、この載置部材50
上に載置されたペーパーPの端縁位置を規定する規定部
を有する規定部材55を設けており、この規定部材55
と載置部材50とを図中の破線と実線図示の位置に移動
することで、ペーパーPの端縁位置を移動させることに
より第2のベルトコンベア32のベルト140上に移載
するように構成されている。
【0052】続いて、図4(a)は、移載装置34の要
部構成を示した正面図、図4(b)は第2のベルトコン
ベア32とともに示した移載装置34の動作説明のため
の正面図である。本図において、既に説明済みの構成部
品については同様の符号を附して説明を割愛すると、載
置部材50は、上面においてペーパーPを載置する載置
面50aと、下面に図示の形状の摺動面50b、50c
とを形成した板状に形成されており、基部35において
軸体51により回動自在に軸支されている。
【0053】一方、図示のように略垂直となる規定部5
5aを側面に形成した規定部材55は、キャリッジ52
に搭載及び固定されている。このキャリッジ52は、基
部35に両端が固定された2本のガイド軸体54で往復
移動するように案内される破線図示のブッシュ53を内
蔵している。
【0054】また、キャリッジ52には、モータM3で
駆動される駆動プーリ56とアイドルプーリ57の間に
張設されている駆動ベルト58の途中部位が固定されて
おり、モータM3の正逆方向の回転駆動により規制部材
55を図中の実線の案内位置と破線図示の載置位置との
間で往復駆動するように構成されている。そして、基部
35に固定されたセンサK1、K2でキャリッジ52の
夫々の位置検出を行い、夫々の位置でモータM3の駆動
を停止する。
【0055】このために、これらのセンサK1、K2と
モータM3及び上記の各モータのモータドライバ(不図
示)は制御手段200に接続されており、後述する制御
を行うことで、ペーパーPの後端縁部を揃えるようにし
てから第2のベルトコンベア32のベルト140上に送
り出すようにしている。
【0056】以上のように駆動されるキャリッジ52の
側面部位には、軸体60aが固定されており、この軸体
60a周りに回転自在に設けられたローラ60が設けら
れている。このローラ60は、上記の載置部材50の自
重を摺動面50b、50cで支えて回転するように設け
られている。
【0057】以上の構成により、キャリッジ52が、図
4(a)で実線図示の位置にあるときに、ローラ60が
移載部材50の摺動面50cを支えることで、載置部材
50が規定部材55の規定部55aとの間で鋭角となる
傾斜状態に維持する。この状態で、ペーパーPを載置面
50a上に自由落下すると、傾斜した載置面50aにペ
ーパーPが案内されて、ぺーパーPの端縁位置が規定部
55aに当接するようにペーパーPが移動し整然と整う
ことになる。
【0058】また、キャリッジ52が、図4(a)で破
線図示の位置に移動したときに、図4(b)に示したよ
うにローラ60が移載部材50の載置面50aと平行な
摺動面50bを支える状態となることで、載置部材50
を第2のベルトコンベア32のベルト140と平行な状
態にする。このとき、規定部材55の規定部55aが図
示のようにベルト140に最も近づく位置となるのでパ
ーパーを第2のベルトコンベアに向けて32に送り出せ
ることとなる。
【0059】図5は、移載装置34の規定部材55と載
置部材50の外観斜視図である。本図において、既に説
明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を
割愛する。
【0060】図示のように、4個分の規定部材55が上
記のキャリッジに搭載されている。また、載置部材50
には、4個分の規定部材55を挿通状態にするための4
箇所のスリット50fが形成されており、破線図示のサ
イズのペーパーPを載置部材の載置面50aと2個の規
定部材55との間で整える。一方、最大で4個の規制部
材55によるペーパーPの端縁位置の整えと送り出しを
可能にしている。
【0061】図6(a)〜(c)は図2に示した構成の
動作説明図である。また、図7は、図6の構成の制御例
を示した動作説明のフローチャートである。
【0062】図7に図6と図4を参照して、動作例につ
いて述べると、装置全体が起動されると、先ずステップ
S1において初期化が行われて、ステップS2に進み、
図4に示したモータM3の逆方向の駆動が行われて、ス
テップS3でセンサK1による検出が行われるまでモー
タ駆動が続けられ、センサK1による検出が有ると判断
されるとステップS4でモータM3への通電を停止し
て、キャリッジ52を案内位置まで移動して、図6
(a)に図示の位置にすることで載置装置34が待機す
る状態にする。
【0063】これに前後して、第1のベルトコンベア3
0上に裏面Pbを上にした状態でペーパーPが排出され
て、ステップS5でペーパーサイズの判定が行われる。
これに続くステップS6のサイズ判定で、ペーパーPが
大判サイズであるとの判定がなされると、ステップS7
に進みモータM1を逆方向に駆動するための通電が行わ
れて、裏面Pbを上にしたままでトレー33に向けて搬
送する。
【0064】また、ステップS6で大判サイズではない
と判断されると、ステップS8に進み、モータM1を順
方向に駆動するための通電が行われる。続いて、ステッ
プS9で反転装置31によるペーパーPの反転送りが行
われて、ペーパーPの印画面Paを上にして載置装置3
4の載置部材50上に自由落下させることで、ぺーパー
の端縁位置を規定部55a側に移動することで整える状
態にする。
【0065】次に、ステップS10で、反転されたペー
パーPの枚数の測定を行い、次のステップS11におい
て、図6(b)に図示の顧客の注文単位である1オーダ
ー分の載置状態となるまで反転を繰り返し実行する。
【0066】このステップS11で1オーダー分の反転
送りが終了したと判断されると、ステップS12に進
み、図4に示したモータM3の逆方向の駆動が行われ
て、ステップS13で、図6(c)に図示のように1オ
ーダー分の送り出しが行われる。そして、ステップS1
4で、センサK2による検出が行われるまで送り出しが
続けられて、センサK2による検出が有ると判断される
と、モータM3への通電を停止してキャリッジ52を移
載位置まで移動する。
【0067】以上で、第2のベルトコンベア32上への
移載が終了し、ステップS15でモータM2の順方向の
駆動が行われて、ステップS16における1オーダー分
の間欠搬送が行われることでリターンする。
【0068】以上のように制御することで、大掛かりな
分別載置装置を使用しなくとも1オーダ単位の分別排出
を行える。また、特に天井部材29の天井面29a上の
空間を有効利用することで、図1に示したように、設置
床面からの高さ寸法Hを少なくでき、かつまた分別載置
のための装置を配設する必要がないので、幅寸法Wを少
なくでき小型に構成することができる。また、ペーパー
Pの印画面Paを上にして、かつ整然と整えた状態でペ
ーパーPを装置の正面側から取り出すことができるよう
になる。
【0069】尚、上記説明では感光材料としてペーパー
Pである写真について述べたが、感光材料としては、例
えば、ネガフィルムまたはポジフィルム等も含まれ、こ
れらを移載する場合においても移載装置32を利用する
ことができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感光材料を、搬送装置上に載置するときに、整然と移載
することができる移載装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料処理装置1の全体構成の要部を示した
正面図である。
【図2】図1のX-X線矢視図である。
【図3】第1のベルトコンベア30と反転装置の構成例
を示した立体分解図である。
【図4】(a)は、移載装置34の要部構成を示した正
面図、(b)は第2のベルトコンベア32とともに示し
た移載装置34の動作説明のための正面図である。
【図5】移載装置34の規定部材55と載置部材50の
外観斜視図である。
【図6】(a)〜(c)は、図2に示した構成の動作説
明図である。
【図7】図6の構成の制御例を示した動作説明のフロー
チャートである。
【図8】(a)は、従来の感光材料処理装置の一部を破断
して示した図、(b)は分別機能を備えた感光材料処理装
置の一部を破断して示した図である。
【符号の説明】
1 感光材料処理装置 2 筐体 3 ペーパーマガジン 4 カッターユニット 5 露光テーブル 6 露光部 7 暗室 10 搬送部 11 仕切り壁 12 振り分け装置 13 第1の部屋 14 第2の部屋 15 感光材料搬送装置 16 処理液槽 17 搬送ラック 22 乾燥装置 29 天井部材 29a 天井面 30 第1のベルトコンベア 31 反転装置 32 第2のベルトコンベア 33 トレー 35、36 ベース 37 ベルトローラ 38 駆動ベルトローラ 40 ベルト 50 載置部材 50a 載置面 50b、50c 摺動面 52 キャリッジ 55 規定部材 55a 規定面 60 ローラ M1、M2、M3 モータ P ペーパー Pa 印画面 Pb 裏面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H098 AA03 JA09 3F049 DA02 LA01 LB03 3F054 AA06 AC01 BA02 BB07 BF12 BJ05 BJ07 BJ08 BJ11 3F102 AA12 AB01 BA09 BA13 BB02 BB03 BB17 DA05 EA14 EB01 FA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料処理装置から排出される感光材
    料を、搬送装置へ移載する移載装置であって、 前記感光材料処理装置から排出される前記感光材料が載
    置される載置面を有する載置部材と、 前記載置部材に載置された前記感光材料の端縁位置を規
    定する規定部を有する規定部材と、 前記規定部により規定される前記感光材料の端縁位置を
    移動させることにより前記感光材料が前記搬送装置へ移
    載されるように、前記規定部材を前記搬送装置へ向けて
    移動する規定部材移動手段と、を備え、 前記載置部材は、前記感光材料を前記規定部へ案内する
    ように前記載置面が傾斜した案内位置と、前記載置面が
    前記規定部材の移動方向に略平行な移載位置と、の間で
    回動可能であり、かつ、前記規定部材の移動に連動し
    て、前記案内位置から前記移載位置へ回動することを特
    徴とする移載装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送装置が前記感光材料を略水平に
    搬送する装置であり、 前記規定部材の前記規定部は、
    略垂直に構成され、 前記載置部材の前記載置面は、前記移載位置において略
    水平であることを特徴とする請求項1に記載の移載装
    置。
  3. 【請求項3】 前記載置部材が、 前記規定部材に設けられた摺動部が摺動する摺動面を有
    し、該摺動面は、前記規定部材の移動による前記摺動部
    の移動により、前記載置部材を前記案内位置から前記移
    載位置へ回動させる形状を有することを特徴とする請求
    項1または2に記載の移載装置。
  4. 【請求項4】 前記規定部材の前記規定部が、 前記載置部材の前記載置面に設けられたスリットを通過
    することにより、前記載置面から突出していることを特
    徴とする請求項1に記載の移載装置。
  5. 【請求項5】 更に、 前記感光材料処理装置と前記載置部材との間に設けら
    れ、前記感光材料処理装置から排出される前記感光材料
    を、その表裏を反転して前記載置部材へ渡す反転手段を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
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