JP2002196468A - 感光材料分別装置 - Google Patents

感光材料分別装置

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JP2002196468A
JP2002196468A JP2000391438A JP2000391438A JP2002196468A JP 2002196468 A JP2002196468 A JP 2002196468A JP 2000391438 A JP2000391438 A JP 2000391438A JP 2000391438 A JP2000391438 A JP 2000391438A JP 2002196468 A JP2002196468 A JP 2002196468A
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Atsushi Okada
篤 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料処理装置で完成後の印画紙を落下地
点まで搬送し、循環駆動される複数のバケット上に落下
するために、落下地点まで搬送する方向に沿うように複
数のバケットを間欠的に循環駆動する場合に、印画紙サ
イズの大小如何にかかわらず、整頓性を確保して所定の
分別単位に分別して載置する。 【解決手段】 ベルトコンベア26の進行方向に沿うよ
うに複数のバケット28を間欠的に循環駆動するととも
に、水平位置に対して上向きの所定角度θを有する載置
位置において一時的にバケットを停止させ、落下される
小サイズの印画紙の後端側を揃えるとともに、大サイズ
の印画紙を載せるために所定量突出したストッパ部材6
0をバケット上に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料分別装置
に係り、特に完成された印画紙の整頓性を向上する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の感光材料分別装置によれば、感光
材料処理装置で完成後の印画紙を落下地点まで搬送し、
この搬送方向に直交するように循環駆動される複数のバ
ケット上に落下するようにして、所定の分別単位に分別
して載置している。
【0003】このようにして、バケットの根元側となる
回転支点に近い側で印画紙を揃えるようにして、整頓性
を確保していた。例えば、特開平10−194579、
特開平10−194580号の各公報に開示されるよう
に、感光材料処理装置の印画紙排出口の近傍に固定され
る基部の上方部位で回動軸支される第1の軸体と、下方
部位で回動軸支されるとともに間欠駆動される第2の軸
体間において無端状態で張架されるチェーンを設け、こ
のチェーンに対してバケットの略中央部位を固定するよ
うにして構成されている。
【0004】以上の各公報によれば、感光材料処理装置
で完成された後の印画紙を、ベルトコンベアで順次搬送
するとともに、この搬送の進行方向に対して、感光材料
分別装置の折り畳み式のトレーの循環駆動の回転方向が
直交するように配設しておき、ベルトコンベアの落下部
から下方のバケット上に落下させることで、所定の分別
単位に印画紙を分別載置するように構成されている。
【0005】そして、ベルトコンベアとバケット間の落
差が大きい場合には、固定式のスロープ部材を落差部分
に設けることで、バケット内に印画紙を正常に載置させ
るようにしていた。
【0006】また、上記の固定式のスロープ部材に代え
て、バケット上の案内位置とベルトコンベアの落下部と
の間を結ぶ軌跡を通過するようにした可動式のスロープ
部材(あるいはシューター板とも呼ばれる)を設けるこ
とで、印画紙を正常に載置するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、感光材料処理装
置で完成後の印画紙を落下地点まで搬送し、循環駆動さ
れる複数のバケット上に落下するために、落下地点まで
搬送する方向に沿うように複数のバケットを間欠的に循
環駆動する場合には、水平位置に対して上向きの所定角
度を有する載置位置で一時的にバケットを停止させる必
要がある。
【0008】つまり、バケットの先端側はオペレータ側
に向かうこととなり、搬送ベルトコンベアにより搬送さ
れて落下位置でバケット上に落とされた印画紙は、手前
側の側壁部に先端がぶつかってからバケット上に載置さ
れることになるが、このとき印画紙が床面上に落ちない
ように先端を所定角度に傾斜させている。
【0009】また、バケットは、仕分け可能な大サイズ
の印画紙の大きさ以上の載置面積に設定される。この結
果、小サイズの印画紙については同じ場所に整然と整頓
できない場合もあった。具体的には、小サイズの印画紙
は、落下位置から落下してから、上記の側壁部に衝突し
てからバケット上に落下して、さらにバケットの傾斜角
度面に沿うようにして根元側に移動するか、あるいは側
壁部に衝突してからバケット先端上でそのまま留まる場
合もあることから、小サイズの印画紙については、整頓
性が悪くなる場合もあった。
【0010】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
て成されたものであり、感光材料処理装置で完成後の印
画紙を落下地点まで搬送し、循環駆動される複数のバケ
ット上に落下するために、落下地点まで搬送する方向に
沿うように複数のバケットを間欠的に循環駆動する場合
において、印画紙サイズの大小如何にかかわらず、整頓
性を確保して所定の分別単位に分別して載置することの
できる感光材料分別装置の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、感光材料処理
装置で完成後の印画紙を落下地点まで搬送し、循環駆動
される複数のバケット上に落下することで、所定の分別
単位に分別載置する感光材料分別装置であって、前記落
下地点まで搬送する方向に略沿うように前記複数のバケ
ットを間欠的に循環駆動するとともに、水平位置に対し
て上向きの所定角度を有する載置位置において一時的に
バケットを停止させるバケット循環駆動手段と、前記落
下される小サイズの印画紙の後端側を揃えるとともに、
大サイズの印画紙を載せるために所定量突出したストッ
パ部材を、前記バケット上に配設することを特徴として
いる。
【0012】また、前記バケットは、前記バケット循環
駆動手段の循環機構部に対して固定される取付基部と、
前記取付基部に対して軸支される中間部と、前記中間部
に対して軸支される先端部とから折り畳み可能に構成さ
れ、前記ストッパ部材を、前記中間部において一体的ま
たは別部品として配設することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な一実施形態
について添付の各図面を参照して述べる。
【0014】先ず、図1は感光材料処理装置1の全体構
成の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けら
れるカバーを全て取り外して示した正面図である。尚、
図1では印画紙P(ぺーパーPとも呼ぶ)の処理を行な
う場合について述べる。
【0015】さて、図1において装置1は紙面の表裏方
向に極力偏平に構成されており、設置後の占有面積を取
らないようにする一方で、前面側から主要な各部分に簡
単にアクセスできるように配慮されている。
【0016】先ず、印画紙焼付面となる発色乳剤面側を
外側にして巻かれたロールペーパーRPは、所定幅寸法
(例えば、89mm幅)の連続した長尺ロールとしてコ
アに捲回されており、かつ光を完全に遮断した遮光状態
にされてペーパーマガジン3内で回転自在かつ着脱でき
るように内蔵されている。これらのペーパーマガジン
3、3は、装置1を正面から見て左側下方に位置する左
右収納部に図示のように同時あるいはいずれか一方に装
填可能に設けられている。この装填操作のために、各ペ
ーパーマガジン3は、前方から引き出し可能にされて取
り出し可能にされており、かつ装填してから奥側に移動
することで図示の所定位置にセットできるように構成さ
れている。また、これらのペーパーマガジン3、3は図
示のように左右収納部のいずれにも収容できるように、
図示のように左右対称の形状に形成されるとともに、表
裏面の両方の壁面に取出し及び装填用のハンドル(不図
示)が夫々設けられている。
【0017】また、内蔵されたロールペーパーPをマガ
ジン3の外部に向けて矢印方向に排出する際に自動的に
開口部を開く自動開閉機構が設けられており、ペーパー
マガジン3の右収納部とペーパーマガジン3の左収納部
のどちらか一方あるいは双方に同時に装填した場合に、
同じように自動開閉するように構成されている。このよ
うにしてペーパーマガジン3の構成部品の共通化を図る
とともに、使用者は左右収納部への装填を意識せずにサ
イズの異なるペーパーを使用頻度に応じて使えるように
して使い勝手を向上させている。
【0018】これらのペーパーマガジン3の開口部の近
傍には夫々カッターユニット4が配設されている。この
カッターユニット4は、ペーパーマガジン3の開口部か
ら送り出された直後のロールペーパーRPを露光する前
に所望のカットサイズに切断するために設けられてお
り、各カッターユニット4により所定のカットサイズに
切断されたペーパーPであって画像形成前のペーパーP
は、暗箱7の底面部位に配設された露光テーブル5の露
光位置に順次送られるように構成されている。この搬送
のために露光テーブル5には切断後のペーパーPの裏面
を走行面で吸引して搬送し、露光位置まで搬送するため
の吸着搬送機構が内臓されている。この吸着搬送機構
は、ペーパーPを一時的に露光位置に吸着保持する機能
に加えて回転する回転機能を有している。
【0019】以上のようにして、露光の準備が整うと、
露光部6に対してフィルムFを順次駒送りして、ズーム
レンズ等からなる光学系9を自動または手動で調整して
所望のサイズの像をペーパーP上に結像して露光する。
さらに、上記の回転機能は、吸引パッドによりパーパー
Pを吸引した後に90度旋回することで、異なるサイズ
のペーパーの露光を行うように構成されている。
【0020】この露光後に、ペーパーPは搬送部10に
向けて矢印D1方向に搬送されて、途中位置で、大判ペ
ーパーであるか否かの判断が行われてから、下流方向に
搬送される。ここで、ペーパーサイズが小型(例えば、
127×89mm)の時は、振り分け装置12により左
右に振り分けて搬送するようにして、下流側の第2の部
屋14に設けられた各処理液槽16内を2列で搬送す
る。このように2列で搬送することで、処理速度をアッ
プできる。また、パノラマ写真(254×89mm)の
ように縦長の場合も、同じように2列で搬送できるよう
にしている。
【0021】一方、露光部6に装填されるフィルムFの
搬送方向に対して直交するように露光を行いたい場合に
は、上記の回転機能により吸着保持されているパーパー
Pを90度分旋回して露光する。このようにして、同一
種類の幅寸法のペーパーのままで、複数の種類の異なる
サイズのペーパーの露光処理を行えるように構成されて
いる。
【0022】以上説明した左右収納部と、暗室7と露光
テーブル5と搬送部10は処理液槽16に貯められた各
処理液が温度上昇などで気化して発生したガスの影響を
受けないように形成された第1の部屋13の内部に配設
されている。このために、第1の部屋13は、上記の第
2の部屋14との間に仕切り壁11を設けて、この仕切
り壁11に設けられた開口部に配設されたシャッター装
置15の蓋部材の開閉動作を行うことで、パーパーPを
図中の矢印D2方向に搬送するときのみ、蓋部材を開く
ようにして気化ガスまたは水蒸気が第2の部屋14から
第1の部屋3に進入しないようにしている。また、第1
の部屋13の内圧を第2の部屋14以上に維持すること
で、シャッター装置15の蓋部材が開いている状態でも
気化ガスが進入しないようにして万全を尽くしている。
【0023】なお、以上のカッターユニット4と露光テ
ーブル5と搬送部10はいずれも筐体2の手前に簡単に
引き出せるように構成されており、ペーパージャム解除
及び各種点検作業が簡単に行えるように構成されてい
る。
【0024】シャッター装置15を矢印D2方向に通過
したぺーパーPは、搬送ラック装置17により搬送さ
れ、露光後のペーパーPの現像処理を処理液槽16内で
矢印D3方向となるように方向転換して送る途中で現像
処理が行われる。この搬送ラック装置17は、筐体にお
いて開閉自在に設けられる不図示の天井部材を開いた後
に、図示のように各処理液槽16中に個別に内臓さられ
ており、搬送ラック17の搬送ローラに付着した処理液
の固化成分等を定期的に除去する清掃作業を行うとき
に、上方に移動して、外部に取り出すことができるよう
に設けられている。また、各搬送ラック17は、共通の
駆動モータ20からウォームギアを用いた動力伝達機構
を介して動力伝達されることで、搬送ラック17の搬送
ローラが同期駆動されることで速度差無く搬送できるよ
うに構成されている。
【0025】この搬送ラック17による搬送動作によ
り、ペーパーPの先端が案内装置18により案内されて
矢印D4方向に向かう方向転換が行われて、漂白定着を
行う次の処理液層16に送られる。その後、図示のよう
に搬送されて、最後に安定処理を行う処理液槽16を出
てから矢印D5方向に方向転換するように案内されて、
乾燥装置22に送り込まれる。この乾燥装置22は、破
線図示のように搬送する途中で、ペーパーPの乳剤面へ
の温風吹き付けをノズルを介して行ない乾燥させた後
に、上方に向けて搬送する。
【0026】この乾燥装置22の上方には、分岐点に配
設されたセレクタ24によりサイズ毎に搬送するサイズ
分別装置23が設けられており、このサイズ分別装置2
3により、例えば4つ切りの大型サイズのペーパーPを
上方の固定トレー25に排出する一方で、8つ切りの大
サイズのペーパーPと小サイズのサービス版サイズのペ
ーパーPをベルトコンベア26上に排出する。
【0027】このベルトコンベア26上に排出されたペ
ーパーPは、紙面手前側に搬送されて、やがてベルトコ
ンベア26の落下位置から下方に落下し、下方に設けら
れた分別載置装置27の循環バケット28上に所定の顧
客単位で載置される。
【0028】この分別載置装置27は、図示のように紙
面前方に向けて展開するように回動軸支される多数の循
環バケット28を循環駆動するように構成されている。
【0029】以上の工程を経て、完成後のペーパーの乳
剤面を上にして最終的に装置1の外部に排出するように
構成されている。
【0030】一方、上記の各処理液槽16の下方部位に
は、着脱自在に設けられる容器内に上記の各処理液の濃
縮液を収納した容器29が設けられ、この下方の補充用
の補充タンク19に供給可能にするとともに水タンク2
1から水の供給を不図示のポンプ及び配管で行うことで
補充タンク19内の処理液の濃度を一定にできるように
構成されている。これらへのアクセスは、前面のカバー
(不図示)のみを開くことで、簡単にできるので日常必
要となる作業が全て前面からできるように配慮されてい
る。また、処理液の補充用の補充タンク29が下方側に
設けられており、これらのタンクに対して予め容器に貯
蔵された各種濃縮処理液を導入するために、開口部をシ
ール部材で密閉するとともに開口部を下にして図示のよ
うにセットされる。また、現像液と定着液と安定液を個
別に貯蔵した補充タンク29は、一つの箱体に収納され
ており、これを感光材料処理装置の前面から着脱するよ
うにして、不図示の開栓装置が上方に移動されて容器の
各開口部を覆うシールを穿孔して、開栓装置に連結され
たチューブからタンク19内に原液を供給するように構
成されている。
【0031】また、乾燥装置22の下方の空間を占める
筐体2内には電源部が設けられるとともに、この電源部
の上には上記の各処理液槽16及び後述する種々の制御
を行うためのプロセッサーの制御部100が配設されて
おり装置全体の制御を行うように構成されている。
【0032】そして、完成されたペーパーは、ベルトコ
ンベア26の落下位置から下方に落下されるので、落下
されたペーパーを、循環駆動される複数のバケット28
の最上位置に所定の分別単位である顧客毎に載置するよ
うに構成されている。
【0033】図2は、図1の感光材料分別装置27の要
部を示した右側面図である。本図おいて、既に説明済み
の構成部品については同様の符号を附して説明を割愛す
ると、図中のハッチングで示した基部上には、従動ロー
ラ35と駆動ローラ36とが回動自在に夫々軸支されて
おり、それらの間にベルト37を張架しており、駆動ロ
ーラ36がモータ39の駆動に伴い矢印方向に駆動され
ることで、ベルト37上に排出されたペーパーP、Pを
従動ローラ35側の落下位置へ送り出すように構成され
ている。
【0034】また、感光材料分別装置27は、装置1の
本体筐体に対して不図示のヒンジを用いて回動可能に固
定されている基部41に設けられている。また、ベルト
コンベア26と、バケット28の間には落差があること
から、その間にスロープ部材50が図示のようにバケッ
ト28をまたいで不図示のアームにより両支持状態で支
持されており、バケット28の動きに干渉しないように
して、かつまた実線と破線図示の位置の間で駆動可能に
設けられている。
【0035】一方、上記の基部41には側壁部38が固
定されており、ベルトコンベア26から送り出されて矢
印方向に落下したペーパーPの先端側を一旦受け止める
ことで、載置位置に停止しているバケット28中にペー
パーを載置する。
【0036】バケット28の循環機構は、基部41の上
方部位において不図示の左右一対の軸受で軸支された第
1の軸体42に固定された一対の第1のスプロケット4
3と、基部41の下方部位において不図示の左右一対の
軸受で軸支された第2の軸体45に固定された一対の第
2のスプロケット48と、この第2のスプロケット48
を駆動するために破線図示のギア47を介して動力伝達
するギアードモータ46と、第1のスプロケット43と
第2のスプロケット48に噛合する一対の無端チェーン
49と、この無端チェーン49に固定される複数のバケ
ット28とから構成されており、ギアードモータ46を
間欠駆動することで、バケット28を矢印方向に間欠的
に駆動するように構成されている。
【0037】複数のバケット28は、上記の一対の無端
チェーン49を構成する一対のチェーン駒49aの取付
部49bに対して固定される取付基部28aと、この取
付基部28aに対して付勢力を印加されて回動自在に軸
支されるとともに、図示のように水平面に対して上向き
の10度前後の所定角度θの位置で停止する中間バケッ
ト部28bと、この中間バケット部28bに対して付勢
力を印加されて回動自在に軸支され、上記の所定角度θ
の位置で停止する先端バケット部28cとから構成され
ており、先端バケット28cの先端部分が図中の二点鎖
線で示す軌跡となるように折り畳むように循環駆動され
る。
【0038】このようにして、特に図示の上方の矢印方
向に移動するときの専有面積を極力小さくできるように
している。また、ベルトコンベア26の従動ローラ35
の下方から二点鎖線で示す軌跡までの距離も小さくして
落差を極力少なく設定可能にしている。さらにまた、ベ
ルトコンベア26のベルト37面とバケット28の間に
は図示のように落差がある。この落差のために、スロー
プ部材50を固定式とした場合には、ペーパーPに発生
するカールによりスロープ部材50上を滑らかに滑るこ
とができなくり、バケット28上で反転してしまい、整
頓性が悪くなる。また、この状態から続いてペーパーP
を落下させるとバケット28上においてランダムに載置
されてしまうこととなる。
【0039】そこで、図示のようにバケット28に向け
て傾斜したスロープ部材50を実線図示の案内位置か
ら、ベルトコンベア30の下方の破線図示の待機位置に
複合軌跡を描いて駆動するようにして、バケット28上
の反転防止を行ない整頓性を確保するように構成されて
いる。上記のバケットを構成する、中間バケット部28
b上には大小サイズのペーパーの整頓を行うためのスト
ッパー部材60が固定されている。
【0040】図3は、バケット28の平面図である、本
図において、既に説明済みの構成部品については同様の
符号を附して説明を割愛すると、上記のように折り畳む
ように循環駆動するためにバケット28は、上記の一対
の無端チェーン49を構成する一対のチェーン駒49a
の取付部49bに対して固定される取付基部28aと、
この取付基部28aに対して付勢力を印加されて回動自
在に軸体61により軸支される中間バケット部28b
と、この中間バケット部28bに対して付勢力を印加さ
れて回動自在に軸体62により軸支される先端バケット
部28cとから構成されており、先端バケット28cの
先端には、ペーパーを把持して取り出すために指先が入
るようにした凹部28c−1、2が形成されている。
【0041】そして、中間バケット部28b上には、ス
トッパー部材60が一体または別部品として図示の位置
に固定されている。
【0042】図4(a)は、感光材料分別装置27の動作
説明図であり、図4(b)は、ストッパー部材60の拡大
図である。
【0043】先ず、図4(b)において、上記の中間バケ
ット部28bを含むバケット28は、樹脂材料から一体
射出成形することで形成されている。
【0044】そして、ストッパー部材60には、小サイ
ズのペーパーPの後端部側が当接することで後端を揃え
るために図示のような段差部を形成した形状部60aが
形成されている。
【0045】次に、図4(b)において、スロープ部材5
0は、載置位置に停止したバケット28上の落差部分に
最初に位置しており、ベルトコンベア26から落下され
るペーパーPを斜め下方に案内する。これに続き、不図
示のモータへの通電が行われて、スロープ部材50が二
点鎖線図示の位置に移動するが、このときペーパーPの
先端はバケット28上に位置しており、後端がスロープ
部材50上に位置しているので、スロープ部材50の移
動にともない滑りが発生するが、スロープ部材50は、
図示のように移動することから、ペーパーPを持ち上げ
る状態にはならないので反転を防止できる。
【0046】そして、スロープ部材50が待機位置に移
動することで、バケット28上にペーパーPが載置され
る。以上のようにして、スロープ部材50によりバケッ
ト28の近くまで確実に案内されたペーパーPは、側壁
部38とスロープ部材50により最初の段階で保持さ
れ、やがてペーパーと離れる方向に滑るように案内され
るが、小サイズのペーパーPSの場合には、ストッパー
部材60により後端が揃えられることになる。また、大
サイズのペーパーPLの場合には、ストッパー部材60
上に図示のように積み上げられる。このようにして、ペ
ーパーのサイズに対応して整頓状態を確保できるので、
オペレータは把持して外部に取り出すことができるよう
になる。
【0047】以上のようにして例えば所定顧客分のペー
パーがバケット上に載置されると、次のバケット28が
展開されるのを待ち、以降繰り返し実行する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感光材料処理装置で完成後のペーパーを落下地点まで搬
送し、循環駆動される複数のバケット上に落下するため
に、落下地点まで搬送する方向に沿うように複数のバケ
ットを間欠的に循環駆動する場合において、ペーパーサ
イズの大小如何にかかわらず、整頓性を確保して所定の
分別単位に分別して載置することのできる感光材料分別
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料分別装置の全体構成の要部を示す正面
図である。
【図2】図1の右側面図であり、感光材料分別装置27
の要部を示した図である。
【図3】バケット28の平面図である。
【図4】(a)は、感光材料分別装置27の動作説明図で
あり、(b)は、ストッパー部材60の拡大図である。
【符号の説明】
1 感光材料処理装置 2 筐体 3 ペーパーマガジン 4 カッターユニット 5 露光テーブル 6 露光部 7 暗室 10 搬送部 11 仕切り壁 12 振り分け装置 16 処理液槽 17 搬送ラック 18 案内装置 20 駆動モータ 22 乾燥装置 23 サイズ分別装置 25 固定トレー 26 ベルトコンベア 27 分別載置装置 28 バケット 28a 取付基部 28b 中間バケット部 28c 先端バケット部 60 ストッパー部材 P 印画紙(ペーパー)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料処理装置で完成後の印画紙を落
    下地点まで搬送し、循環駆動される複数のバケット上に
    落下することで、所定の分別単位に分別載置する感光材
    料分別装置であって、 前記落下地点まで搬送する方向に略沿うように前記複数
    のバケットを間欠的に循環駆動するとともに、水平位置
    に対して上向きの所定角度を有する載置位置において一
    時的にバケットを停止させるバケット循環駆動手段と、 前記落下される小サイズの印画紙の後端側を揃えるとと
    もに、大サイズの印画紙を載せるために所定量突出した
    ストッパ部材を、前記バケット上に配設することを特徴
    とする感光材料分別装置。
  2. 【請求項2】 前記バケットは、前記バケット循環駆動
    手段の循環機構部に対して固定される取付基部と、前記
    取付基部に対して軸支される中間部と、前記中間部に対
    して軸支される先端部とから折り畳み可能に構成され、 前記ストッパ部材を、前記中間部において一体的または
    別部品として配設することを特徴とする請求項1に記載
    の感光材料分別装置。
JP2000391438A 2000-12-22 2000-12-22 感光材料分別装置 Withdrawn JP2002196468A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012062126A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Komori Corp シート排出装置

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